サポート
ITサービス
お知らせ
サポート情報検索
FAQ・マニュアル・ファームウェア/ドライバー
検索
製品カテゴリー一覧
スイッチ
ルーター
メディアコンバーター / WDM
VDSL / HomePNA
無線LAN
Voice/Video
HUB
ネットワークマネージメント・ソフトウェア
SDN/OpenFlowコントローラー
LANアダプター
トランシーバー
ソフトウェア
アクセサリー
Juniper Networks
エクストリコム
Soliton Systems
アイビーソリューション
Meru Networks
LANアダプター・ドライバーダウンロード
サポートセンター受付窓口
販売終了製品一覧
アライド光
5年間保証開始
過去のお問い合わせ実例/Q&A

  Q.a0053

 AT-Vista Manager EX(AWCプラグイン)専用で利用しているサーバーのメモリー使用率が
 100%近くになり、AWCプラグインが正しく動作していません。


  A.a0053

 AT-Vista Manager EX(AWCプラグイン)が管理する無線AP(AT-TQ5403)が、WAN 回線や
 VPNネットワークを経由して管理されている環境では、下記記載の原因によりメモリー使用率が
 高騰する可能性があります。
 経路上のゲートウェイ機器(ルーター)の設定をご確認いただき、対処についてご検討ください。

 (説明)
 WAN 回線や VPNネットワークに設置されるゲートウェイ機器(ルーター)には、
 MSSクランプ機能(※)が搭載されていることが多いですが、この機能を搭載していない場合、
 AT-TQ5403 が AWCプラグイン宛に開始する TCP ネゴシエーションにおいて、TCP MSS 値 が
 適切な値に変更されないため、AT-TQ5403 が送信した TCP データが、AWCプラグインまで届かず、
 正常な通信ができないことがあります。

 この場合、AT-TQ5403 は、AWCプラグインと TCPデータ通信ができないと判断し、AT-TQ5403 は、
 AWCプラグインに再接続を試みるTCP セッションを新たに開始します。

 その結果、AT-TQ5403 から繰り返し開始される TCP セッションが、AWC プラグインに蓄積され
 続けることで、AWC プラグインが高負荷となり、CPU・メモリ使用率が高騰する事象が発生します。

 このような場合には、対策としては、以下のいずれかの方法を実施してください。

 ・回線上のルーターにおいて、MSSクランプ 機能を有効化します。

 ・AWC プラグインが搭載されているサーバー機器のネットワークインターフェースの MTU 値を
  WAN回線の MTU 値以下に変更します。


 ※MSSクランプ機能
  TCP ネゴシエーション時の TCP MSS 値を、WAN回線上の MTU 値を元に適切な値に書き換える
  機能になります。

  TCP MSS 値は、TCP セッションにおいて TCPヘッダを含めない TCP データの最大サイズを
  示します。一般的な LANネットワークの最大フレームサイズ(MTU値)は、1500 バイトとなり、
  IP、TCPヘッダのサイズを含めない TCP データの最大サイズ(MSS)は、1460 バイトになります。

  WAN 回線や VPNネットワークなどでは、一般的な LAN ネットワークの MTU 値(1500バイト)
  よりも短くなることが多く、このような場合、TCP MSS 値が 1460 バイトの TCP 通信は、
  WAN 回線を超えることができない場合があります。


 製品:
 AT-TQ5403e、AT-TQ5403、AT-TQm5403、AT-Vista Manager EX

 ※ 製品名、機能仕様は掲載時点の情報であり、最新の状態でない場合があります。



更新日:2021/12/27
2112-00387068


PAGE TOP