製品仕様に関する質問
Q.1
  どのようなネットワークポートを持っていますか?  
A.1
  MR415T/MR815Tは、10BASE-T ポート を 4/8ポート装備しています。
MR415Tには4番ポート隣に、MR815Tには8番ポート隣に、カスケードポート(MDI/MDI-X 切替ポート)を用意してあります。

MR415Tは、4番ポートをカスケードポート(MDI)として、 他のハブとカスケード接続する際にストレートのツイストペアケーブルを使用することができます。

MR815Tは、8番ポートをカスケードポート(MDI)として、他のハブとカスケード接続する際にストレートのツイストペアケーブルを使用することができます。

パソコンなど、端末へ接続する場合はスイッチを「MDI-X」 にして、ストレートのツイストペアケーブルを使用して接続ください。
他のハブや、接続先のポートが MDI-X なら設定スイッチを 「MDI」にして、ストレートのツイストペアケーブルを使用して接続してください。 MDI/MDI-X 切り替えスイッチは 出荷時は、「 MDI-X 」になっています。
 
Q.2
  どのような LED を持っているのですか?  
A.2
  本体のフロントパネルにLINK OK 、ACTIVITTY 、COLLISION 、POWER の4つの LED を持っています。

これらの LED は、ネットワークの状態などをモニターすることができます。
 
Q.3
  LINK OK は、どんなことが分かるのですか?  
A.3
  LINK OK は、各 10BASE-Tのポート毎に用意されています。
ツイストペアケーブルが正常に接続され、ポートの自動切り離し/再接続機能でポートが接続状態の時や、相互に通信可能な状態にある場合点灯します。

ポートにツイストペアケーブルが接続されている状態で、 LINK OK が点灯しない場合は、ツイストペアケーブルの接続不良等の可能性や、接続先である機器の電源が入っていないことなどが考えられます。
 
Q.4
  ACTIVITY は、どんなことが分かるのですか?  
A.4
  ACTIVITY は、本製品に1つ用意されています。
ACTIVITY は、リピータが正常な動作状態にあり、任意のポートでパケットの送受信が行なわれた時に点灯します。
 
Q.5
  COLLISION は、どんなことが分かるのですか?  
A.5
  COLLISION は、本製品に1つ用意されています。
COLLISION は、セグメント上でコリジョン(パケットの衝突)が発生した場合に点灯します。

コリジョンはネットワーク上で時折発生します。
COLLISION ランプが長く点灯している時は、トランシーバー又は、ケーブルに問題がある可能性があります。
 
Q.6
  POWER は、どんなことが分かるのですか?  
A.6
  POWER は、本製品に1つ用意されています。
POWER は、電源が正常に供給されると点灯します。

POWER が点灯しない場合は、電源アダプタが正常に接続されているかご確認ください。
 
Q.7
  MDI/MDI-X 切り替えスイッチの機能と使い方 はどうするのですか?  
A.7
  MDI/MDI-X 切り替えスイッチは、 MR415Tでは、4番ポートの隣に、MR815Tでは、8番ポートの隣にあります。
このスイッチは、ポートをカスケードポートとしてHUB などの機器を接続する(MDI)か、あるいは PC などの端末を接続(MDI-X)するか選択する時に使用します。
(出荷時は、MDI-Xをになっています。)

ストレートのツイストペアケーブルを使用した場合には、スイッチを次のように選択して使用します。
  • MDI(左):[ HUB などの機器を接続時 ]カスケード接続を行なう、カスケードポートとして使用します。
  • MDI-X(右):[ PC などの端末を接続時 ]通常のハブの、 UTP ポートとして使用します。
 
Q.8
  電源について教えて下さい。  
A.8
  付属のACアダプターは、MR415T、MR815Tは同じものを使用しております。
電源は、必ず本製品に付属の AC アダプタをご使用ください。 定格入力周波数 :50/60Hz
定格電圧 :100VAC
最大消費電力 :10VA MAX
入力電圧範囲 :90 〜 110 V
定格入力電流 :0.1A
* 付属の AC アダプターは、MR415T/MR815 専用のものです。
 
Q.9
  対応しているネットワークの規格はなんですか?  
A.9
  Ethernet Ver.2.0 及び IEEE802.3 に準拠 しています。  
Q.10
  取得しているノイズ規格はなんですか?  
A.10
  EMI 規格/ VCCI-Class 1を取得しています。  
 HUBの機能について教えて下さい。
Q.11
  データ、コリジョンのハンドリング機能とはなんですか?  
A.11
  データ、コリジョンのハンドリング機能とは、1つのポートがキャリアを検出した場合、 HUB は受信データの全てをそのポートから他のポートへリピートします。
いずれかのポートの受信時にコリジョンが検出された場合、 HUB は接続されている全てのポートにジャム信号を送出します。
(ジャム信号とは、最初の 62bits が「1」で始まり、「1」と「0」を順次繰り返すパターン信号のこと)
96bit 送出してもまだ1ポートだけコリジョン状態が継続している場合は、そのポートにはジャム信号は流しません。
HUB が送信状態でない時にコリジョンが検出された場合、コリジョンが発生しているポート以外のポートにジャム信号を送出します。
 
Q.12
  プリアンブル再生機能とはなんですか?  
A.12
  リピータユニットの受信回路の同期作用として、パケットの最初の部分に付属してくる「1」と「0」の繰り返しパターンが、56bits(plus SFD)より少なかった場合、64bits に再生し他のポートへ送り出します。
(最大値は、受信 bits + 6bits)
 
Q.13
  フラグメント機能とはなんですか?  
A.13
  受信されたパケット長がプリアンブル と SFD を合計して96bitsに満たない場合、ジャム信号で 96bits に拡張して受信ポート以外のポートに送信します。  
Q.14
  MAU ジャバーロックアップ保護機能とはなんですか?  
A.14
  何等かの原因により本装置、または本装置につながっているききに障害が発生し送受信状態のまま固定してしまった様な場合に、AUI ポートに接続されている外部トランシーバがジャバー状態のままロックしてしまう事を防ぐため、5ms -20% +50% の時間送信が継続した場合、送信を強制的に 9.6〜10.6μs間禁止する。ジャバー状態から復旧するためには、0.5〜1.5秒間無信号(アイドル)状態が継続する必要がある。  
Q.15
  自動セグメント切り離し/再接続機能とはなんですか?  
A.15
  リピータに接続されている1つのポートにおいて障害が発生した場合 (原因としてケーブルの切断、コネクターの外れ、ターミネーターの故障または外れなど)、これらの障害がネットワーク全体へ影響を及ぼすことから保護するため、以下の2種類の状態の時、ポートの自動切り離しを行なう。
  • 同一のポート上でコリジョンが連続して31回以上発生した場合
  • 1回のコリジョン状態が 100μs〜3ms時間を越えた場合
また、切り離されたポート上でコリジョンが発生する事なく 45〜56 μs以上の長さの正常なパケットを検出した時に、そのポートの切り離しは解除され再接続される。
 
Q.16
  リンクテスト機能とはなんでずか?  
A.16
  10BASE-T 準拠の TPMAU (ツイストペアケーブルトランシーバ)はツイストペアリンクに対して、リンクテストパルスを相互に送出し合います。
このパルスを受信することにより、ツイストペアリンクが正しく形成されていることを確認して、送受信機能をアクティブにします。
この機能により、ツイストペアケーブルの断線や開放時のノイズによるHUBの誤作動を防止しています。
 
 トラブルシューティング
Q.17
  突然、通信できなくなった。  
A.17
  通信ができなくなる原因として、次のような事が考えられます。
  1. 電源は入っていますか?

    本体前面にある POWER ランプが 点灯しているか確認してください。 点灯していない場合は、電源ケーブルが正しく接続されていないことが考えられます。

  2. LINK OK ランプは点灯していますか?

    本体前面にある LINK OK ランプが、接続先の機器と接続された時に点灯します。 点灯していない場合は、次のようなことが考えられます。 ツイストペアケーブルの断線、接続先の機器の電源が入っていない、などが考えられます。

 
Q.18
  新規に導入したら、通信が遅くなった、あるいはできなくなってしまった。  
A.18
  上記の「突然、通信ができなくなった。」を参照してください。
その他に、次のようなことが考えられます。
HUB のカスケード接続に問題があるように思われます。
カスケード接続が正常に行なわれているか確認してください。
ケーブルは何を使っているのか確認してください。
また、カスケード接続は全経路において HUB 4台以内で構成されているかを併せて確認下さい。
既在のネットワークにハブを増設する際には、ネットワーク管理者へお尋ね下さい。

お客様のネットワーク環境において、HUBなどのネットワーク機器を増設する際にカスケード接続4台を越えてしまうような場合などは、スイッチイング HUB、ブリッジ などをお使い下さい。これらの製品は、セグメントを分けることができます。導入する事で、ネットワークのコリジョンを減らすことにつながります。
 
Q.19
  故障と思われる症状があります。どうしたらいいですか?  
A.19
  こちらのページでは、お客様から寄せられたご質問を元に作成してあります。
まずは、こちらのページでお客様の抱えている問題が解決できるかご確認ください。

それでも改善されない場合は、こちらのページから調査依頼書を記入できます
 
 ネットワーク構築に関する質問
Q.20
  どのようなネットワーク環境に対応していますか?  
A.20
  MR415T/MR815T は、10BASE-Tのポートを4/8ポート持ったアンマネージメント HUB です。
10BASE-Tの環境でご利用になれます。
 
Q.21
  既に 10BASE-T のネットワーク環境があります。そこに 設置することは可能ですか?  
A.21
  MR415T/MR815T は10BASE-Tのポートを4/8ポート所有しておりますので、既在の HUB の 10BASE-T のポートからツイストペアケーブルを使用して、ネットワークに接続することが可能です。

MR415T では4番ポートを 、MR815T では8番ポートに、MDI/MDI-X切り替えポートを用意しております。
ポートの隣にあるスライドスイッチを MDI へ変更することで、概存の他の HUB からストレートのツイストペアケーブルを利用して設置することができます。

また、クロスケーブルを使うことでPC(端末)に接続する MDI-X ポートで、他の既在の HUB と接続することが可能です。
ただし、HUB と HUB を接続する為だけにクロスケーブルを使用することは、ネットワークの拡張時や移動時において、他のケーブルとの見分けができるようにしておかないと思わぬトラブルが発生することになります。
ストレートケーブルとクロスケーブルを混在してご利用になることはお奨めすることはできません。

リピータ(ハブ)のカスケード接続による構築の場合、リピータ(ハブ)の最大接続台数は4台になりますので、ご注意ください。
 
Q.22
  既に 10BASE2 のネットワーク環境があります。そこに 設置することは可能ですか?  
A.22
  10BASE-T のポートしか持っていないため、既に設置してある 10BASE2のネットワークへ直接接続することはできません。

ただし、ネットワークに10BASE2と10BASE-Tのインターフェース変換可能な当社リピータ製品CentreCOM MR122Tを介して10BASE2のネットワークに接続することができます。
リピータ(ハブ)のカスケード接続による構築の場合、リピータ(ハブ)の最大接続台数は4台になりますので、ご注意ください。

あるいは、バックボーンポートに10BASE2 のインターフェースを持ったCentreCOM MR820TRなどを使用することで、10BASE2 と 10BASE-T のネットワークを使用することができます。
 
Q.23
  既に 10BASE5 のネットワーク環境があります。そこに 設置することは可能ですか?  
A.23
  10BASE-T のポートしか持っていないため、既に設置してある 10BASE5のネットワークへ直接接続することはできません。

ただし、ネットワークに10BASE5と10BASE-Tのインターフェース変換可能な当社リピータ製品CentreCOM MR121Tを介して10BASE5のネットワークに接続することができます。
リピータ(ハブ)のカスケード接続による構築の場合、リピータ(ハブ)の最大接続台数は4台になりますので、ご注意ください。

あるいは、バックボーンポートに10BASE5のインターフェースを持ったCentreCOM MR820TRなどを使用することで、10BASE5 と 10BASE-T のネットワークを使用することができます。
 
Q.24
  既に 100BASE-TX の環境があります。そこに 設置することは可能ですか?  
A.24
  100BASE-TX のインターフェースを装備していないため、 既に設置してある 100BASE-TXのネットワークへ直接接続することはできません。
ただし、ネットワークに100BASE-TXと10BASE-Tのインターフェース変換可能な当社スイッチ製品 CentreCOM FS121TX などを導入し、その装置を介して100BASE-TXのネットワークに接続することができます。FS121TX は、スイッチなのでコリジョン・ドメインを分けることができます。

あるいは、10/100BASE-TX のインターフェースや 100BASE-TX と10BASE-T のインターフェースを持ったスイッチを導入することで100BASE-TXと10BASE-Tのネットワークを使用することができます。

たとえば、 CentreCOM RS710TXCentreCOM RS718TX などのスイッチ製品を導入することで、100BASE-TXと10BASE-T のネットワークを利用することができます。

100BASE-TXと10BASE-Tのネットワークを混在してご利用になる場合には、誤配線を防ぐ目的で、カテゴリー5のツイストペアケーブルのご使用をお奨めします。
(100BASE-TX では、 カテゴリー3のツイストペアケーブルはご利用になれません。)
 
Q.25
  どのようなケーブルを使えばいいのですか?  
A.25
  通常 HUBから PC(端末)への接続は、HUB の MDI-X ポートにストレートのツイストペアケーブルを使って接続を行ないます。
MR415T/MR815T は、 10BASE-T のインターフェースをのみを持った製品ですのでカテゴリー3以上のツイストペアケーブルを使って接続を行うことができます。

また、ツイストペアケーブルには、カテゴリー3、カテゴリー5といったもの があります。
カテゴリー5のツイストペアケーブルは、100BASE-TX、10BASE-T 双方でご利用になれます。
( 100BASE-TX では、カテゴリー3のツイストペアケーブルはご利用になれません。)
 
Q.26
  ハブと端末(接続する機器)の間に距離の制限はあるのですか?  
A.26
  IEEE802.3 の 規格で、ツイストペアケーブルによる HUB と端末の最長間隔は 100m となっています。
 
Q.27
  カスケード接続をする際にはどのようにすればいいのですか?  
A.27
  ツイストペアケーブルを使用して HUB と HUB を接続します。

MR415T には4番ポート、MR815T には8番ポートが、スライドスイッチによりカスケード用ポートに設定することができますので、ストレートケーブルによるカスケード接続をすることができます。

カスケードポートがない HUB 同士のカスケード接続は、クロスケーブルを使用することで行うことができますが、ストレートケーブルとクロスケーブルという違ったケーブルを同一ネットワークに使用すると、ケーブルの誤配線を招く恐れがありますので注意が必要となります。
 
Q.28
  カスケード接続は何台までできますか?  
A.28
  IEEE802.3の規格で コリジョンドメイン中のカスケード接続の台数は4台までとなっています。 HUB をカスケード接続した場合 コリジョン・ドメインでは、どの端末からも HUB (リピータを含む)を5台以上経由したネットワークを構築しないようにご注意ください。

図のように、幹線からHUBを接続させる場合、最大2台までにすると、どの端末 でもこの制限を越えることなく管理が容易となります。
 
Q.29
  置き方や、置く環境に注意することはなにかありますか?  
A.29
  通気口が異物などによってふさがらないようにしてください。
付属の「ゴム足」や「マジックテープ」を使用して設置する事ができます。

また、オプション製品として、ミニ HUB 専用スタンド Kitマグネット Kit Sなども用意しております。

ディスクサイドやスチールパテーションなどには、マグネット Kit S で簡単に取り付けできます。
 
 その他
Q.30
  外部電源と電源内蔵の製品とありますがなにか違いはありますか?  
A.30
  製品に電源部を持っているかの違いがあります。
外部電源の製品の方が電源部が外部にあるため、本体がコンパクトになります。
 
Q.31
  ACアダプタのみの購入はできますか?  
A.31
  ACアダプタ単体での販売は行なっておりません。御了承ください。  
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