ここでは、AMFネットワークを本製品の管理下に登録する手順を説明します。
AMFネットワークの登録は、AVM EXをコンピューターにインストール後、初めてログインする際に行う、初期設定画面で行います。
簡便のため、次の構成を例にします。
機器名 | ノード名 | 説明 |
---|---|---|
AMFマスター | AT-VAA | IPアドレス: 192.168.1.254 AMF Cloudをインストール 特権ユーザーのユーザーID:manager 特権ユーザーのパスワード:friend |
AMFノード | x230 | IPアドレス: 192.168.1.1 |
コンピューター | AVM EXをインストール |
AMFネットワーク自体は、事前に構築が済んでいるものとします。
AVM EXにログインするにあたり、有効なライセンスを取得する必要があります。
また、アカウントの作成も、この時点で行います。
初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。
管理者アカウントの登録を行います。
「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。
ユーザーIDは、初期設定では「manager」が設定されています。
ここでは、デフォルトの「manager」を使用します。
パスワードは8文字以上で、いずれかの半角数字、英字、記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) )を最低1文字ずつ含む必要があります。
ここでは、「TopSecret0!」を入力します。
誤入力防止の確認のため、パスワード(確認)に同じパスワードを入力します。
メールアドレスは、ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用します。有効なメールアドレスを設定してください。
Note
この手順の実行後は、初期アカウント/パスワードは使用できなくなります。
Note
メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。SMTPサーバーの設定を行わないまま全ての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
シリアル番号を確認します。
ライセンスファイルの発行には、AVM EXをインストールしたコンピューターごとのシリアル番号が必要となります。 「Step 2: ライセンスファイルのアップロード」画面の「シリアル番号」に、AVM EXに生成されたシリアル番号(8桁-4桁-4桁-4桁-12桁のハイフン区切りの16進数)が表示されますので、テキストエディターまたはメモに控えます。
Note
AVM EXを再インストール、または、初期化すると、シリアル番号は新たに生成されます。この場合、以前のライセンスファイルは無効になります。
ライセンスファイルを発行します。
前の手順で控えたシリアル番号を添え、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口にライセンスファイルの発行をご依頼ください。
ライセンスファイルのアップロード、AMFネットワークの設定など、AVM EXの初期設定を行います。
上記で作成した管理者アカウントを使用して、AVM EXにログインします。
ライセンスファイルをアップロードします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。
管理するAMFネットワークの情報を登録します。
「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「Next」ボタンをクリックします。
IPv4/v6アドレス、またはドメイン名
特権ユーザーのユーザーID
特権ユーザーのパスワード
IPアドレス:192.168.1.254
特権ユーザーのユーザーID:manager
特権ユーザーのパスワード:friend
AMFコントローラーとの通信の確認、情報の取得が行われます。
SMTP設定を行います。
「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
今回は、「あとで」をクリックし、SMTPサーバーの設定を省略します。
Note
この時点でSMTP設定を行わず、追ってSMTP設定が必要となった場合は、「システム管理」画面の「SMTP設定」から設定を行うことができます。詳しくは、「SMTP設定」をご覧ください。
以上で設定は完了です。
AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXの「ダッシュボード」画面が表示されます。
AVM EXのプラグイン管理画面にてAWCプラグインを登録することで、AVM EXのメインメニューからAWCプラグインのWeb設定画面を容易に呼び出すことができるようになります。
また、無線APをゲストノードとしてAMFネットワークの管理下に加えている場合は、AVM EXのノードマップにて管理下のゲストノードの情報を参照したり、ゲストノード一覧画面からAWCプラグインの無線APステータス詳細画面を開いたりすることができます。
Note
AWCプラグインサービスにHTTPSを使用する場合は「http://」を「https://」に変更してください。
また、AWCプラグインサービスのポート番号を変更した場合は、「localhost:8080」のように、ホスト名のあとにポート番号をコロン区切りで指定してください。
Note
AVM EX(AMFマネージャー)のアカウントとAWCプラグインのアカウントは異なるデータベースに記録されます。いずれか一方で行った初期アカウント(manager)のパスワードやセッションタイムアウトの変更、アカウントの追加、削除などは、もう一方に反映されません。