AT-Vista Manager EX 2.2.0: AVM EXユーザーガイド
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3 クイックツアー

ここでは、AMFネットワークを本製品の管理下に登録する手順を説明します。

AMFネットワークの登録は、AVM EXをコンピューターにインストール後、初めてログインする際に行う、初期設定画面で行います。

簡便のため、次の構成を例にします。

構成図
機器名ノード名説明
AMFマスター AT-VAA IPアドレス: 192.168.1.254
AMF Cloudをインストール
特権ユーザーのユーザーID:manager
特権ユーザーのパスワード:friend
AMFノード x230 IPアドレス: 192.168.1.1
コンピューター
AVM EXをインストール

AMFネットワーク自体は、事前に構築が済んでいるものとします。

3.1 アカウントの作成からシリアル番号の確認まで

AVM EXにログインするにあたり、有効なライセンスを取得する必要があります。
また、アカウントの作成も、この時点で行います。

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。

    ログイン画面

  2. 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
    初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

    ログイン画面入力

  3. 管理者アカウントの登録を行います。
    「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。

    Note
    この手順の実行後は、初期アカウント/パスワードは使用できなくなります。

    Note
    メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。SMTPサーバーの設定を行わないまま全ての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。

    管理者アカウントの登録

  4. シリアル番号を確認します。

    ライセンスファイルの発行には、AVM EXをインストールしたコンピューターごとのシリアル番号が必要となります。 「Step 2: ライセンスファイルのアップロード」画面の「シリアル番号」に、AVM EXに生成されたシリアル番号(8桁-4桁-4桁-4桁-12桁のハイフン区切りの16進数)が表示されますので、テキストエディターまたはメモに控えます。

    シリアル番号の確認

    Note
    AVM EXを再インストール、または、初期化すると、シリアル番号は新たに生成されます。この場合、以前のライセンスファイルは無効になります。

  5. ライセンスファイルを発行します。
    前の手順で控えたシリアル番号を添え、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口にライセンスファイルの発行をご依頼ください。

3.2 ライセンスの登録から初期設定の完了まで

ライセンスファイルのアップロード、AMFネットワークの設定など、AVM EXの初期設定を行います。

  1. 上記で作成した管理者アカウントを使用して、AVM EXにログインします。

  2. ライセンスファイルをアップロードします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
    「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。

    ログイン画面入力

  3. 管理するAMFネットワークの情報を登録します。
    「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「Next」ボタンをクリックします。

    今回は、次の内容を入力します。

    AMFネットワークの設定

  4. AMFコントローラーとの通信の確認、情報の取得が行われます。

    AMFネットワークとの通信

  5. SMTP設定を行います。
    「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
    今回は、「あとで」をクリックし、SMTPサーバーの設定を省略します。

    Note
    この時点でSMTP設定を行わず、追ってSMTP設定が必要となった場合は、「システム管理」画面の「SMTP設定」から設定を行うことができます。詳しくは、「SMTP設定」をご覧ください。

    SMTPの設定

  6. 以上で設定は完了です。
    AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXの「ダッシュボード」画面が表示されます。

    ダッシュボード画面

3.3 AWCプラグインの登録

AVM EXのプラグイン管理画面にてAWCプラグインを登録することで、AVM EXのメインメニューからAWCプラグインのWeb設定画面を容易に呼び出すことができるようになります。
また、無線APをゲストノードとしてAMFネットワークの管理下に加えている場合は、AVM EXのノードマップにて管理下のゲストノードの情報を参照したり、ゲストノード一覧画面からAWCプラグインの無線APステータス詳細画面を開いたりすることができます。

  1. メインメニューから「システム管理」を選択します。
  2. 「Vista Manager について」から「プラグインを管理」ボタンをクリックします。
  3. プラグイン管理画面右上の、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。
  4. サーバー URLに「http://localhost/wireless_plugin/api」を入力します。

    Note
    AWCプラグインサービスにHTTPSを使用する場合は「http://」を「https://」に変更してください。
    また、AWCプラグインサービスのポート番号を変更した場合は、「localhost:8080」のように、ホスト名のあとにポート番号をコロン区切りで指定してください。

  5. AWCプラグインの管理者アカウントのユーザーID、パスワードを入力します。
    デフォルトでは、管理者アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」に設定されています。

    Note
    AVM EX(AMFマネージャー)のアカウントとAWCプラグインのアカウントは異なるデータベースに記録されます。いずれか一方で行った初期アカウント(manager)のパスワードやセッションタイムアウトの変更、アカウントの追加、削除などは、もう一方に反映されません。

  6. 「保存」ボタンをクリックします。
  7. AWCプラグインが正常に登録されると、AVM EXのメインメニューに「AWC」が追加されます。
    以後、メインメニューから「AWC」を選択すると、AWCプラグインのログイン画面が表示されます。
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