AT-Vista Manager EX 2.3.0: SNMPプラグイン ユーザーガイド
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5.3 アクションコマンド設定ユーティリティ

「アクションコマンド設定ユーティリティ」では、イベント発生時に実行させるアクションを定義するためのユーティリティです。

Note
イベント発生時にどのアクションを実行するかはイベントフィルター設定ユーティリティで設定します。

Note
ユーティリティ起動時に既に設定されているアクションのプロパティと説明は、「-1」として表示されます。

5.3.1 起動方法

[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-SNMP\NetManager\bin32\ANMActionConfig.exeを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

項目 内容
アクションコマンド

現在、定義されているアクションコマンドの一覧が表示されます。デフォルトでは、アクションコマンドは定義されていません。

追加

アクションコマンドを新規に追加します。「アクションコマンドのプロパティ」ダイアログが表示されるので、必要項目を入力して「OK」ボタンをクリックしてください。

編集

「アクションコマンド」リスト上で選択したコマンドの設定内容を変更します。「アクションコマンドのプロパティ」ダイアログが表示されるので、必要な項目を修正して「OK」ボタンをクリックしてください。

削除

「アクションコマンド」リスト上で選択したコマンドを削除します。

OK

アクションコマンドの編集を保存し、「アクションコマンド設定ユーティリティ」を終了します。

キャンセル

「アクションコマンド設定ユーティリティ」を終了します。「確認」ダイアログが表示されるので、編集を保存して終了する場合は「はい」ボタンを、編集を保存せずに終了する場合は「いいえ」ボタンをクリックしてください。

閉じる

「アクションコマンド設定ユーティリティ」を終了します。

適用

アクションコマンドの編集を保存し、作業を継続します。

5.3.2 アクションコマンドのプロパティ

アクションコマンドの追加および変更を行います。

項目 内容
アクションコマンド

SNMPプラグインにデフォルトで用意されているアクションコマンドの一覧が表示されます。追加したいコマンドをドロップダウンリストから選択してください。コマンドにパラメーターが必要な場合は、「パラメーター」テキストフィールドが入力可能な状態になるので、各コマンドに対応したパラメーターを設定してください。

Note
「メール送信」を選択した場合は、SNMPプラグイン付属の簡易メールクライアント「minimail」が使用されます。minimailは、コマンドラインから起動する簡易的なメール送信クライアントです。このクライアントは、メールの送信のみ可能で受信はできません。また、パラメーター形式以外のエラーチェック機能はありません。イベント発生時のアクションとして「メール送信」を指定する場合は、事前にコマンドプロンプトからminimailを実行し、設定通りにメールが配送されることを確認してください。

Note
「経路テストコマンド実行」は未サポートとなります。

カスタムコマンド

サーバー上で任意のプログラムを実行させたい場合は、「アクションコマンド」ドロップダウンリストから「カスタムコマンド」を選択してください。「カスタムコマンド」テキストフィールドが入力可能な状態になるので、実行したいコマンドの名前をフルパスで指定します。コマンドパスは、「参照」ボタンをクリックして、ファイル選択ダイアログから指定することもできます。なお、コマンドに渡すパラメーターは、「パラメーター」テキストフィールドで指定します。

パラメーター

アクションコマンドリストからパラメーターが必要なコマンドを選択すると、このフィールドが入力可能な状態になるので、適切なパラメーターを入力してください。イベント発生時には、コマンド名のあとにここで指定したパラメーターを付け加えた形でコマンドが起動されます。パラメーターには、固定の文字列だけでなく、イベント発生源のアドレスや時刻といった情報を表す特殊な変数を指定することもできます。詳細は以下の「パラメーター」、「特殊変数」の説明をご覧ください。

実行サイド

アクションコマンドを実行する場所を選択します。

Note
「ビューアー」は未サポートとなります。

説明

参考のため、コマンドの説明を入力できます。最初はデフォルトの説明が入力されています。

5.3.2.1 パラメーター

アクションコマンドにメール送信を指定した場合のパラメーターは、以下のように指定します。

5.3.2.2 特殊変数

アクションコマンドの「パラメーター」には、以下の特殊変数を指定できます。

特殊変数はパーセント記号(%)で始まる文字列です。パラメーター中にこれらの変数を記述した場合、アクションコマンドの実行時に、パラメーター内の各変数が具体的な値に展開された上でコマンドに引き渡されます。

変数名 説明
%name

ログイベント発生源の名前(ノードの名前など)

%adr

アドレス。IPアドレスとMACアドレスの両方がある場合は、IPアドレスが使われます。

%ip

IPアドレス。対象となる機器ノードにIPv4とIPv6のアドレスが指定されている場合は、IPv4のアドレスが優先されます。

%ipv4

IPv4アドレス

%ipv6

IPv6アドレス

%mac

MACアドレス。対象となる機器ノードにIPv4、IPv6アドレス、MACアドレスが指定されている場合の優先順位は、IPv4→IPv6→MACアドレスとなります。

%msg

メッセージ(ログイベントの詳細)

%type

ログ種別

%subt

イベント

%level

ログレベル(「ユーザー」「経過表示」「デバッグ」のいずれか)

%time

ログイベントの発生日時

%aid

アクションコマンドID番号

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613-002428 Rev.D