インストール編 / アップデート / 手順


システムデータのバックアップ作成
AVM EXのバックアップ
AWCプラグインのバックアップ
SNMPプラグインのバックアップ
旧バージョンのアンインストール
新バージョンのインストール
システムデータのリストア
AVM EXのリストア
AWCプラグインのリストア
SNMPプラグインのリストア
ライセンスの適用


本製品を以前のバージョンからアップデートを行う場合は、下記の手順に従ってアップデートしてください。

AT-Vista Manager EXセットアッププログラムによるアップデートインストールはできません。
アップデートを行う場合は、事前に設定のバックアップを作成後、AT-Vista Manager EXをアンインストール、再インストールし、設定のリストアを行います。
次の手順に従ってアップデートしてください。
なお、この節では、AT-Vista Manager EX バージョン2.1~2.4.0を「旧バージョン」、AT-Vista Manager EX バージョン2.4.1を「新バージョン」と表記します。

Note
以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。
Note
アップデートはAT-Vista Manager EX バージョン 2.1以降からのみサポートとなります。
AT-Vista Manager 1.X.X(EX V2.0以前)からのアップグレードはできません。
Note
アップデートに伴い、AWCプラグイン、AWC-CB(AWC-チャンネルブランケット)、SNMPプラグインを使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の Vista Manager EX についてに表示されるシリアル番号が必要となりますので、事前にシリアル番号をご確認のうえ、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
Note
アップデートに伴いSNMPプラグインを初めて使用する場合は、バージョン2.4.1のインストールの前に、動作環境の確認、および、Microsoft .NET FrameworkおよびIISのインストールが必要となります。詳細な手順は、「インストールの準備」の「.NET FrameworkおよびIISのインストール」をご覧ください。
また、インストール後は、「インストール後の推奨設定」に従って、SNMPプラグインのWebサービスをご確認ください。

システムデータのバックアップ作成


AVM EXのバックアップ

  1. AVM EXに管理者アカウントでログインします。

  2. メインメニューから「システム管理」を選択します。

  3. 「バックアップ」ボタンをクリックします。

  4. 「Vista Manager のバックアップ」ダイアログが表示されます。「バックアップ」ボタンをクリックします。

  5. バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
    Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
    ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.tar」です。

AWCプラグインのバックアップ

Note
以下の設定は環境に依存する設定のため、バックアップされる情報の中に含まれません。環境に合わせて手動にて設定をお願い致します。

  ・ サーバーPCのIPアドレス
  ・ サーバーPCのプロトコル(http/https)
  ・ サーバー証明書
  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  2. 「AT-AWC Plug-in Backup and Restore Utility」ダイアログが表示されます。

  3. 「バックアップ」タブを選択し、ファイル保存先、パスワード(任意)、コメント(任意)を入力します。

  4. ログをファイルに保存するかどうかを選択します。
    ログはバックアップファイルには保存されません。追ってログを参照する必要がある場合は、「ログを別ファイルとして保存する」チェックボックスにチェックを入れると、ログをCSV形式の独立したファイルに書き出すことができます。
    デフォルトはチェックなしです。

  5. 「実行」ボタンをクリックします。

  6. バックアップの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。

  7. バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
    ファイル名は「config_atawc-X.X.X_BXX-YYYYMMDDhhmmss.zip」です。
    手順4にて「ログを別ファイルとして保存する」チェックボックスにチェックを入れた場合、ログファイルは「log_atawc-X.X.X_BXX-YYYYMMDDhhmmss.zip」として保存されます。

SNMPプラグインのバックアップ

Note
以下の設定は環境に依存する設定のため、バックアップされる情報の中に含まれません。環境に合わせて手動にて設定をお願い致します。

  ・ サーバーPCのIPアドレス
最新の状態を保存するためには、SNMPプラグインサーバーを停止することをお勧めします。
  1. サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。

  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - バックアップ」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  3. 「バックアップユーティリティ」ダイアログが表示されます。

  4. ファイル名、コメント(任意)を入力します。
    デフォルトのファイル名は「smbackup.cab」です。

  5. 「実行」ボタンをクリックします。
    ダイアログにバックアップの実行状況が表示されます。

  6. バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

旧バージョンのアンインストール

Note
Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2016ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AVM EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
Note
アンインストールは、SNMPプラグインサーバーを停止してから行ってください。
SNMPプラグインサーバーを停止せずにアンインストールを実行すると、「更新が必要なファイルが現在使用中になっています。」といった内容のメッセージが表示される場合があります。この場合は、「自動的に閉じて、アプリケーションの再起動を試みる。」を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
  1. インストール時と同じユーザーでログオンします。

  2. サーバーを停止させます。
    Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「サーバー停止」を選択します。

  3. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「アンインストール」を選択します。

  4. AT-Vista Manager EXのアンインストーラーが起動します。

  5. 「アンインストール」ボタンをクリックするとアンインストールが行われます。

  6. システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。

  7. インストールフォルダーを削除します。
    デフォルトのインストールフォルダー(Cドライブにインストールした場合)は以下となります。

    C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX

  8. システムを再起動します。

新バージョンのインストール

本書の「ライセンス・動作環境」から「AT-TQシリーズファームウェアアップデート」までの手順に従って、新バージョンのAT-Vista Manager EXをインストールします。

なお、新バージョンにてAWCプラグイン、SNMPプラグインを使用する場合は、メモリー(RAM)容量、ハードディスク容量が旧バージョンより多く必要になる場合があります。また、事前に別途ソフトウェアのインストールが必要な場合があります。使用環境をご確認のうえ、適切にインストールを行ってください。
Note
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。
Note
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。
Note
AVM EXと併せてAWCプラグイン、SNMPプラグインをインストールする場合は、AVM EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe)、AT-SNMPインストーラー(atsnmpXXXw.exe)を保管してください。この際、同じ種類でバージョンが異なるプラグインのインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。(atawc100w.exeとatawc110w.exeなど)

  1. Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
    Note
    Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。

  3. 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。


  4. インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。


  5. 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。


  6. 使用許諾契約のダイアログが表示されます。
    ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。


  7. インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
    インストール先フォルダーを指定し、「次へ」をクリックします。
    Note
    インストール先に日本語を含むパスを指定しないでください。日本語を含むパスへのインストールは未サポートです。
    Note
    ファイルの存在しないフォルダーをインストール先として指定してください。


  8. インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
    AVM EX本体とAWCプラグイン、SNMPプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
    一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックを付けて「次へ」をクリックします。


  9. サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
    AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
    表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
    変更しない場合は、「次へ」をクリックします。
    Note
    AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスを変更した場合は、AWCプラグイン編「各種操作」/「システムデータの管理」/「サーバーIPアドレス、ポート番号の変更」をご覧のうえ、IPアドレスの変更をAVM EXのシステムに反映してください。


  10. インストール前の要約ダイアログが表示されます。
    インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
    変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
    変更しない場合は、「インストール」をクリックします。


  11. インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。


  12. インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
    「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

Note
AWCプラグインとSNMPプラグインの両方を有効に設定する場合は、AWCプラグインのWebサーバーのポート番号を、使用していないポート番号に変更する必要があります。詳細はインストール編「インストール後の推奨設定」/「プラグインのポート番号設定」をご覧ください。


システムデータのリストア


AVM EXのリストア

  1. AVM EXに初期アカウントでログインします。
    ユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

  2. 「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面下部の「バックアップから復元」をクリックします。

  3. 「基本設定の復元」画面が表示されます。
    Webブラウザーの表示に従って、以前に作成したバックアップファイルを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

  4. 復元が完了すると、ログイン画面が表示されます。

AWCプラグインのリストア

Note
以前のバージョンのバックアップファイルをリストアした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。
Note
AWCプラグインのバックアップファイルをリストアする際に、バックアップファイルを保存しているディスクに充分な空き領域がない場合、リストアに失敗します。
ディスク上の不要なファイルを削除し、充分な空き領域を確保してから再度リストアを実行してください。
Note
AWCプラグインのリストアを行うと、リストアの実施中はSNMPプラグインのサービスが停止します。
SNMPプラグインサービスは、AWCプラグインのリストア完了後に自動的に再開します。
  1. サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - サーバー停止」をクリックしてください。

  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  3. 「リストア」タブを選択し、バックアップファイルとパスワードを入力します。

  4. 「実行」ボタンをクリックします。

  5. リストアの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。

  6. リストアが完了すると、リストア完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
必要に応じて、サーバーPCのIPアドレス、ポート番号、プロトコル(http/https)の変更を行ってください。

SNMPプラグインのリストア

  1. サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。

  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  3. 「リストアユーティリティ」ダイアログが表示されます。

  4. 「ファイル名」に、バックアップしておいた.cabファイルを指定して「OK」ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。

  5. オプション項目を確認してから「実行」をクリックすると、データファイルのリストア(復元)が行われます。処理が完了すると、結果ダイアログが表示されます。
必要に応じて、「サーバーIPアドレス変更ツール」を使用して、IPアドレスを変更してください。

ライセンスの適用

アップデートに伴いAWCプラグイン、AWC-CB、SNMPプラグインを初めて使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。
  1. AVM EXにログインします。

  2. メインメニューからシステム管理を選択します。

  3. コンテンツ欄左上のVista Manager EX についてに表示されている「ライセンスを管理」ボタンをクリックします。

  4. ライセンス管理画面が表示されるので、右上の「ライセンスを更新」ボタンをクリックします。

  5. 「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効なライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。
    Note
    ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
    なお、ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の Vista Manager EX についてに表示されるシリアル番号が必要となります。
有効なライセンスファイルが読み込まれると、管理欄のシステムメッセージに「ライセンスの更新が完了しました。」のメッセージが表示され、新規機能を使用できるようになります。



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