AWCプラグイン編 / 各種操作 / AWC機能 / AWC設定の編集
ここでは、管理下APのAWC(Autonomous Wave Control)機能によるチャンネル・送信出力の最適化について説明します。
AWC機能の設定は管理グループごとに行います。
- AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AWC設定」を選択します。

- コンテンツ欄の一覧から、対象の管理グループの「編集」(鉛筆アイコン)ボタンをクリックします。
- 「AWC設定編集」ダイアログが表示されます。

表 1:「AWC設定編集」ダイアログ
項目名 |
説明 |
管理グループ名 |
設定対象の管理グループ名を表示します。 |
AWC計算設定
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AWC機能による計算の強度・感度をスライダーで調整できます。
- 送信出力
- カバーエリア:
スライダーを右に移動すると、管理グループ内の無線APが出力する電波のカバー範囲が広くなるよう送信出力が計算されます。
スライダーを左に移動すると、管理グループ内の無線AP同士の干渉がより少なくなるよう送信出力が計算されます。
- チャンネル
- 管理外AP影響度:
管理外の無線APの使用チャンネルに敏感に反応し、管理外の無線APに対しより干渉の少ないチャンネルを選択するようになります。
スライダーを左に移動すると、管理グループ内の無線AP同士の干渉がより少なくなるチャンネルを選択するようになります。
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AWC動作設定
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AWC計算・適用を行うタイミングを設定します。
- 即時適用:
有効にすると、AWC機能によるチャンネル・送信出力の計算後、直ちに計算結果を適用します。無効にすると、AWC計算結果適用の実行タイミングをスケジュールにて設定できます。
- イベントトリガー
- AP離脱:
有効にすると、AWC機能による計算結果を使用して運用中の無線APが管理下から離脱した場合に、AWC機能による送信出力のみの再計算が行われ、管理グループ内の無線APに適用されます。チャンネルの変更は行われません。
AT-TQ5403/AT-TQm5403以外の無線APでは、送信出力のみが変更される場合は、無線APに接続している無線クライアントは切断されません。AT-TQ5403/AT-TQm5403では、無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
- AP復旧:
有効にすると、AWC機能による計算結果を使用して運用中だった無線APが離脱後、再度管理下に復旧した場合に、AWC機能による送信出力のみの再計算が行われ、管理グループ内の無線APに適用されます。チャンネルの変更は行われません。
AT-TQ5403/AT-TQm5403以外の無線APでは、送信出力のみが変更される場合は、無線APに接続している無線クライアントは切断されません。AT-TQ5403/AT-TQm5403では、無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
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- AWC設定を編集します。
- 「保存」ボタンをクリックし、「AWC設定編集」ダイアログを閉じます。
以上で、AWC設定の編集が完了しました。
次回以降、AWC機能によるチャンネル・送信出力の計算が行われる際に適用されます。また、対象の管理グループに対してAWC計算結果適用のスケジュールが設定されている場合は、スケジュールに設定された実行タイミングにAWC計算結果の適用が行われます。
■ AWC計算の即時適用
変更されたAWC設定を使用して直ちにAWC計算と適用を行う場合は、次の手順を行います。
- 「AWC設定」画面のコンテンツ欄の一覧から、対象の管理グループのチェックボックスをクリックし、AWC計算と結果の適用を行う管理グループを選択します。

- コンテンツ欄右上の「計算・適用」ボタンをクリックします。
- 「確認」ダイアログが表示されます。
無線APに新しいチャンネルが適用された場合、接続している無線クライアントは接続解除されます。
自動計算と結果の適用を行う場合には、「実行」ボタンをクリックします。

- 自動計算と結果の適用が開始されます。
計算・適用の実行状態は、「AWC設定」画面の「状態」欄に表示されます。
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