ソフトウェアバージョン 3.0.0より、トポロジーマップへのプラグイン管理機器情報の融合(インテグレーテッドマップ)が実装されたことに伴い、サーバー環境の要求仕様が以下のように改訂されました。
AMFデバイス:3,000ノード以下 | AMFデバイス:1,500ノード以下 | AMFデバイス:3,000ノード以下 | AMFデバイス:1,500ノード以下 | |
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無線AP:100台以下 | 無線AP:100台以下 | 無線AP:101~3,000台 | 無線AP:101~1,500台 | |
SNMPプラグイン未使用時 | SNMPエージェント200台以下 | SNMPプラグイン未使用時 | SNMPエージェント200台以下 | |
CPU | Intel Core i5プロセッサー 4コア 2.5 GHz以上 | Intel Xeon Goldプロセッサー 8コア 2.6 GHz以上 | ||
メモリー(RAM)容量 | 8GB以上 | 16GB以上 | 16GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ(HDD/SSD)容量 | 200GB以上 | 300GB以上 | 600GB以上 | 1.5TB以上 |
ネットワークインターフェース | GbE × 1 | |||
対応OS |
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なお、AWCプラグイン未使用時のSNMPエージェントの管理可能数は、800台までとなります。
AVM EXの各種トポロジーマップあたりの表示可能アイコン数は300です。
AVM EX ソフトウェアバージョン 3.0.0でのトポロジーマップ機能拡張により、トポロジーマップにAWCプラグイン、SNMPプラグイン由来のエリア、ノードを表示できるようになったことに伴い、以下の注意点があります。
AT-Vista Manager EX基本ライセンス(AT-VST-BASE)が有効の状態で、無線LANコントローラーライセンス(AT-VST-WL)またはSNMPマネージャーライセンス(AT-VST-SNMP)が失効した場合、ネットワークマップでは各プラグインに由来するエリアおよびノードの状態が更新されず、ライセンス失効前の状態が維持されます。
プラグインライセンスが失効した際は、システム管理のプラグイン登録から解除してください。
プラグインをプラグイン登録から解除すると、ネットワークマップ上の各プラグインに由来するエリアおよびノードの表示が削除されます。
AT-TQ1402、AT-TQm1402がサポートされました。
AP共通設定は「TQ Series Dual[11ac Wave2]」が適用可能です。
また、本追加に伴い、既存のAT-TQ5403およびAT-TQm5403用、AT-TQ5403e用のAP共通設定の設定タイプ名が「TQ Series Tri[11ac Wave2]」、「TQ Series Tri[11ac Wave2] with External Antenna」に変更になります。
AP共通設定にて、WPAバージョンとしてWPA3をサポートしました。
サポートする無線APはAT-TQ1402、AT-TQm1402、AP共通設定タイプは「TQ Series Dual[11ac Wave2]」です。
L3サポート関連の設定項目を追加しました。
サポートする無線APはAT-TQ1402/5403/5403e、AT-TQm1402/5403、AP共通設定タイプは「TQ Series Tri[11ac Wave2]」、「TQ Series Tri[11ac Wave2] with External Antenna」、「TQ Series Dual[11ac Wave2]」です。
追加された設定項目は次のとおりです。
ソフトウェアバージョン 3.0.1 から 3.0.2 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。
AVM EXのトポロジーマップで管理可能な無線AP数は500台までとなっていましたが、この制限が解除されました。
AMFネットワーク上で使用していた機器を、同じAMFネットワーク内のほかの場所に移し替えた際、ネットワークマップのトポロジーの更新が行われず、ログに「EventWatch.checkFeatures: xxxxx link timeout」と表示されることがありましたが、これを修正しました。
ゲストノード無線APを別のAMFスイッチに接続し直した場合、AVM EXのAMFエリアマップでは、移動前のAMFスイッチにも無線APの接続状態が残って表示される問題がありましたが、これを修正しました。
AWCプラグイン管理下のゲストノード無線APをオートリカバリーで交換すると、AVM EXにて、交換前の無線APが管理状態「管理外」の無線APとしてノード数表示に計上されたり、AVM EXのデバイス検索画面に表示されたりしていましたが、これを修正しました。
AWC計算履歴の「隣接/管理下AP影響度」グラフ表示にて、チャンネルが不規則な順序で表示されていましたが、これをチャンネル番号の昇順で表示されるように修正しました。
フロアマップの接続クライアント履歴表示にて、フロアマップ上に無線クライアントおよび接続履歴が正しく表示されなくなることがありましたが、これを修正しました。
AWCプラグインサービス起動時に登録している無線APが管理下に入らず、管理状態が「探索中」のままになる場合がありましたが、これを修正しました。
まれに、AWC計算プロセスがメモリーアクセス異常により再起動する場合がありましたが、これを修正しました。
侵入検知/防御レポートの検知結果画面下部の新規イベント通知アイコンにて、未読の通知件数が10000件程度を超えると、一括で既読にできなくなっていましたが、これを修正しました。
侵入検知/防御レポート画面において、最初に画面を開いた際に管理下APが検知したSSIDがソートされずに表示されておりましたが、これを修正しました。
バックアップファイルのリストアが完了しても、登録している無線APが管理下に入らず、管理状態が「探索中」のままになる場合がありましたが、これを修正しました。
AP登録・設定画面の「ゲストノードから登録」ダイアログにて、一覧からAT-TQ4400eを選んで、設定タイプに「Dual[11ac] with External Antenna」を、設置場所に「屋内」を選択して登録すると、ログに「管理対象外の機器の接続を検出しました。」と表示されていましたが、これを修正しました。
CB共通設定作成時に、セキュリティに「WPA Enterprise」を選択した場合、IPアドレスの入力欄に不適切なIPアドレスを入力できてしまいましたが、これを修正しました。
AP共通設定作成時に、高速ローミングを「有効」に設定したのちセキュリティを「None」に設定し直した場合、エラー表示を引き継いでしまい設定が保存できないことがありましたが、これを修正しました。
AWCプラグインのバックアップデータをリストアした際、AWC計算結果履歴が復元されない場合がありましたが、これを修正しました。
「デバイスの更新」画面を開き「保存」ボタンを押すと、何も変更がないにもかかわらず、イベントログに項目の変更を表すメッセージが出力されましたが、これを修正しました。
デバイスの周期監視において、Downイベントまたは Upイベントが繰り返し検知されることがありましたが、これを修正しました。
SNMPプラグインに登録されているデバイスが約60台以上存在している場合、SNMPプラグインのデバイス検索画面上での操作(例:ページ操作、デバイス表示数の変更、各項目のソート、検索欄での検索)が行えない場合がありましたが、128台程度まで動作するよう改善しました。
ソフトウェアバージョン 3.0.2 には、以下の制限事項があります。
ネットワークツリーメニューにてノード検索を行った際、検索結果はエリア名ごとに折りたたまれて表示されます。確認する際は、検索結果の各エリアを展開して確認してください。
AVM EXのトポロジーマップにおいて、マップの更新のタイミングによって、無線APの表示名がAMFゲストノードの登録名になるときと、SNMP プラグインの登録名になるときがあります。
エリアマップに新しいノードを追加する際、表示範囲外にノードアイコンが配置される場合があります。その場合は手動でアイコンを移動してください。
AVM EXとAMFコントローラー/マスターとの通信が途切れた際、エリアマップ上の詳細表示での状態がOFFLINE(灰色)になりません。マップ上のアイコンなどはオフライン状態となります。
無線APがAMFゲストノードとして認識されており、かつ、AWCプラグインの管理下に登録されている環境下で、無線APが再起動した場合、エリアマップとノードマップのステータス表示が一致しない場合があります。この場合は、ノードマップ画面にて手動または自動ポーリングにより情報を更新することで、正しいステータスがノードマップに表示されます。
エリアマップにて新規ノードを手動登録する際、既にマップ上に存在しているAMFノードと同じMACアドレスを設定した場合でも作成できてしまいます。新規ノードを登録する際は、MACアドレスに重複がないか確認して作成してください。また、MACアドレスが重複設定された場合でも、作成またはマップ配置時に警告メッセージが出力されますので、その際は、該当の設定を削除してください。
トポロジーマップでポーリングボタンをクリックした際、画面右上に表示される更新開始メッセージが、ポーリング完了時に表示されます。
ポーリングボタンクリック後、アイコンの回転が止まったタイミングで、画面右上に「トポロジーを更新しています」というメッセージが表示されますが、ポーリング自体はボタンをクリックしたタイミングで開始され、このメッセージが表示されるタイミングには完了しています。
ノードマップのノード情報画面において、「AMFネットワーク名」が表示されません。AMFネットワーク名の確認は、画面上部のナビゲート欄にて行えます。
AWC管理グループのエリアマップをPDF形式でエクスポートした際、無線AP間のリンクを表す接続線がない状態のマップがPDFに出力されます。
ネットワークマップ、エリアマップに背景画像をアップロードした際、画像が左上基準に配置されないことがあります。その場合は、画像をアップロード後、配置された背景画像に合わせてノードを配置してください。
また、背景画像の削除を行った際、マップに反映されず、背景画像が消えないことがありますが、その場合は、Webブラウザーにて画面の再読み込みを行ってください。
サービスモニタリング画面にて、サービスの「今すぐ確認」を実行後、モニターが完了していない状態で画面遷移を行った場合、再度、モニター完了後のサービスモニタリング画面を開くまで、実行結果のアラームバッジがネットワークマップに表示されません。サービスモニタリング画面にて「今すぐ確認」を実行した際は、モニターが完了してから画面遷移を行うか、再度サービスモニタリング画面を開いてモニターが完了していることを確認してネットワークマップにアラームバッジを表示させてください。
ユーザーアカウントの登録および削除については、次の点にご注意ください。
ユーザーIDは変更できません。
ユーザーIDを変更したい場合は、別途ユーザーアカウントを作成し直してください。
ユーザーアカウントを削除した場合、削除時点で登録されていたメールアドレスは再登録できません。
上記に伴い、ユーザーIDを変更するためにユーザーアカウントを作成し直す場合は、次の手順で行ってください。
AWCプラグインの管理AP数が1000台を越える場合、SNMPプラグインを併用することはできません。
また、管理AP数が1000台以下の場合とは動作環境が異なります。詳しくは、AT-Vista Manager EX リファレンスマニュアルをご確認ください。
プラグイン管理画面において、プラグイン登録を削除する際に表示される確認ダイアログの「削除」ボタンを押してもプラグイン削除が実行されないときがあります。この場合は、再度「削除」ボタンを押してください。
デバイス検索画面では表示する項目を選択できますが、CSV出力機能により生成されたCSVファイルにはすべての情報(表示中の項目と非表示状態の項目)が含まれます。
AVM EX 2.5.1以前のバックアップファイルをリストアした際、AMFノードのステータスが正常に反映されない場合があります。AVM EX 2.5.1以前のバックアップファイルをリストアした際は、一度手動でポーリングを実施してください。
一度管理下においたAMFコントローラー/マスターのホスト名を変更すると、ポーリングに失敗します。
AMFコントローラー/マスターのホスト名を元の名前に戻すと再び管理できるようになります。
AMFコントローラー/マスターのホスト名を変更したいは場合、Vista Managerを初期化して再登録することで可能になります。
フロアマップに無線APを配置した直後は、配置済み無線AP一覧に機器種別とAP共通設定の項目が表示がされません。
侵入検知/防御レポートにおいて、管理下APがある隣接無線APを「SSID偽装」と判定した場合、その管理下APとは異なるSSIDが設定されている別の管理下APが同一の近隣APを検出すると、本来は不正判定理由を「管理外」と表示するべきですが、「SSID偽装」と表示してしまいます。
フロアマップにおいて、配置済みの無線APをフロアマップから配置解除した場合、配置可能APの一覧に即座に無線APが表示されません。該当の無線APを表示するには、一度AP閲覧画面に切り替えるなど、画面遷移を行ってください。
AVM EXがインストールされたPCに、一度でもDNSサーバーの設定が入力された場合、DNSによる名前解決が正常に完了しないとアドバンストトラフィックモニタリングのリアルタイム表示機能が正しく動作しないことがあります。
この場合、AVM EXがインストールされたPCに、名前解決が正常にできるDNSサーバーアドレスを設定してください。
AVM EXを別のPCにリストアする場合、バックアップファイルを用いてリストアしたあと、プラグイン管理画面で各種プラグインを登録し直す必要があります。
プラグイン管理画面で登録されているプラグインを選択します。
※プラグインの表示名は、登録時のバージョンによって異なります。
「編集」ボタンをクリックします。
サーバーURLに、プラグインの正しいURLを入力し直します。
「接続を検証」ボタンをクリックします。
プラグインの証明書フィンガープリントを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
AT-Vista Manager EXをデフォルト以外のディレクトリーにインストールした場合、以下の現象が発生するため、 AT-Vista Manager EXをインストールする際は、デフォルトのディレクトリーをご使用ください。
AVM EXをインストールする際、環境によっては、「Nmap Project Network Service」のインストールを確認するダイアログが表示されます。このダイアログが表示された場合は、「インストール」を選択してください。
各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。
出力方法 | 絞り込み件数 | 所要時間 |
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クリップボードにコピー | 20,000件 | 5~10分 |
CSVファイルにエクスポート | 40,000件 | 10~20分 |
Excelファイルにエクスポート | 10,000件 | 5~10分 |
印刷 | 20,000件 | 5~10分 |
本バージョンに準拠の「AT-Vista Manager EX リファレンスマニュアル (613-002428 Rev.R)」は、弊社ホームページに掲載されています。
本リリースノートは、上記の最新ドキュメントに対応した内容になっていますので、お手持ちのドキュメントが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
http://www.allied-telesis.co.jp/