概要 / ライセンス


ライセンスの種類
従量式ライセンスの考え方
ライセンスの分類
有償ライセンス
トライアルライセンス
90日間試用ライセンス
ライセンスの期限
使用開始
失効
ライセンスファイルの取得


AT-Vista Manager EXをお使いの際には、使用する機能に応じたライセンスが必要となります。

ライセンスの種類

AT-Vista Manager EXのライセンスは、使用する機能に応じて次のように分かれています。
ライセンス名の「x」には、ライセンス利用年数(1/5/7)が入ります。
表 1:ライセンスの種類
種類 ライセンス名 機能 備考
AT-Vista Manager EX ライセンス AT-VST-BASE-xY
AT-VST-BASE-xY 更新用
Vista Manager EX 基本パッケージ AMF管理を行わず拡張機能のみを使用する場合も必要となります。
AT-Vista Manager EX 拡張ライセンス AT-VST-AIO-xY
AT-VST-AIO-xY 更新用
インテントベースオーケストレーターライセンス お使いのネットワークのマスター/コントローラーに旧来のAMF(非AMF Plus)ライセンスが適用されている場合、AIO機能を使用するのに必要となります。
AWCプラグイン ライセンス AT-VST-WL-xY
AT-VST-WL-xY 更新用
無線LANコントローラーライセンス(10AP) 従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
AWCプラグイン 拡張ライセンス AT-VST-CB-xY
AT-VST-CB-xY 更新用
無線チャンネルブランケットライセンス(10AP) 従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
AT-VST-CB-xY-2022
AT-VST-CB-xY-2022 更新用
チャンネルブランケット・スマートコネクトの両機能を使用できます。
従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
AT-VST-SC-xY
AT-VST-SC-xY 更新用
無線スマートコネクトライセンス(10AP) 従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
SNMPプラグイン ライセンス AT-VST-SNMP-xY
AT-VST-SNMP-xY 更新用
SNMPマネージャーライセンス  

従量式ライセンスの考え方

AWCプラグインにてAWC-CB(AWC-チャンネルブランケット)機能、または、AWC-SC(AWC-スマートコネクト)機能を使用する場合は、以下のライセンスが必要となります。
上記のうち、※印で示した無線チャンネルブランケットライセンス、無線スマートコネクトライセンスは、それぞれチャンネルブランケットネットワーク、スマートコネクトネットワークに所属する無線APの台数に応じて、必要な口数が変化します。
無線チャンネルブランケットライセンス、無線スマートコネクトライセンスはそれぞれ1口で無線AP 10台まで対応し、それぞれのライセンスを追加購入することでチャンネルブランケットネットワークまたはスマートコネクトネットワークに所属可能な無線APの台数を拡張することができます。
ライセンス名が「AT-VST-CB-xY-2022」または「AT-VST-CB-xY-2022 更新用」(xは年数)の場合、無線チャンネルブランケットライセンスの対象となる無線APでAWC-CB、AWC-SCの両方の機能を使用できます。
以下の説明では、「AT-VST-CB-xY-2022」「AT-VST-CB-xY-2022 更新用」を「2022」、それ以前の「AT-VST-CB-xY」「AT-VST-CB-xY 更新用」、および「AT-VST-SC-xY」「AT-VST-SC-xY 更新用」を「2022以前」と分類しています。
例えば、セル型のみで運用する無線APが40台、チャンネルブランケットを構成する無線APが25台、いずれもスマートコネクトを使用しない場合、以下のライセンス数が必要です。
表 2:必要ライセンス数の例1
  セル型 チャンネル
ブランケット
合計 ライセンス数
無線AP台数 40台 25台 65台  
AT-Vista Manager EXライセンス 1口
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
40台 25台 65台 7口
(最大70AP)
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
25台 25台 3口
(最大30AP)
AWC-CBとAWC-SCを併用するネットワークを作成する場合は両方のライセンスを適用する必要があります。
これらすべてをAWC-SCを使用して運用する場合は、以下の「2022以前」または「2022」のいずれかの列に示すライセンス数が必要です。
表 3:必要ライセンス数の例2
  セル型 チャンネル
ブランケット
合計 ライセンス数
2022以前 2022以降
無線AP台数 40台 25台 65台    
AT-Vista Manager EXライセンス 1口 1口
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
40台 25台 65台 AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70台)
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
25台 25台 AT-VST-CB-xYまたは更新用 3口
(最大30AP)
AT-VST-CB-xY-2022または更新用 7口
(最大70AP)
無線スマートコネクトライセンス
(10AP)
40台 25台 65台 AT-VST-SC-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
AWC-SCを使用するAPと、AWC-SCを使用しない有線接続のAPで、それぞれセル型、チャンネルブランケットネットワークを混在して提供する場合は、以下のようになります。
表 4:必要ライセンス数の例3
  非AWC-SC AWC-SC 合計 ライセンス数
セル型 チャンネル
ブランケット
セル型 チャンネル
ブランケット
2022以前 2022以降
無線AP台数 15台 5台 25台 20台 65台    
AT-Vista Manager EXライセンス 1口 1口
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
15台 5台 25台 20台 65台 AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
5台 20台 25台 AT-VST-CB-xYまたは更新用 3口
(最大30AP)
AT-VST-CB-xY-2022または更新用 5口
(最大50AP)
無線スマートコネクトライセンス
(10AP)
25台 20台 45台 AT-VST-SC-xYまたは更新用 5口
(最大50AP)
Note
無線スマートコネクトライセンスの台数は、ルートAP、サテライトAPの両方を合わせたAP数分のライセンスをご用意ください。

ライセンスの分類

AT-Vista Manager EXのライセンスは、「有償ライセンス」、「トライアルライセンス」、「90日間試用ライセンス」に分類されます。

有償ライセンス

後述する特定の機能を使用するための利用期限付きの有償ライセンスです。
有効期限は、ライセンス購入の際、1年/5年/7年から選択できます。
ライセンスを購入後、AVM EXのインストールを行い、インストール時に自動生成されるシリアル番号を添えてライセンスキーの発行を受けます。
ライセンスキーの使用開始日は、発行の際に、購入から180日以内のいずれかの日に設定できます。
一度に発行を依頼した各機能のライセンスキーは、1つの同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。

トライアルライセンス

有償ライセンスを新規に購入した際、有償ライセンスの運用開始前に、構築中のシステムの動作確認を行うためのライセンスです。
有償ライセンスキーと併せて発行を申請でき、有償ライセンスの利用開始日より前に、最長で90日間、購入した有償ライセンスと同じ機能を使用できます。
トライアルライセンスのライセンスキーは、有償ライセンスのライセンスキーと同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。
通常、トライアルライセンスの適用期間は、有償ライセンスと連続して設定します。トライアルライセンスと有償ライセンスの適用期間が連続しない場合は、その間、AT-Vista Manager EXを使用することはできません。
なお、更新用の有償ライセンスを購入した際は、トライアルライセンスは申し込みいただけません。

90日間試用ライセンス

初めてAT-Vista Manager EXを使用する際に限り、購入前の90日間、AT-Vista Manager EXの全機能を利用可能な90日間試用ライセンスを適用できます。
90日間試用ライセンスを適用する場合は、後述の「初期設定」/「Vista Managerの初期設定」の手順にて選択します。
AlliedWare Plus機器側のライセンスは、別途必要となりますのでご了承ください。
90日間試用ライセンスには、正規ライセンス(トライアルライセンス、有償ライセンス)と異なり、有効期間満了後の猶予期間はありません。試用期間が満了すると、管理者アカウントの登録メールアドレスに対して、期間終了のメールが送信されます。本製品の管理画面へのログインはできなくなりますので、有効期限のある有償ライセンスをご購入ください。有償ライセンスをAVM EXの管理画面に登録することで、試用時点での設定は維持したまま、本運用に移行することができます。
なお、一度正規ライセンスを登録すると、試用開始から90日経過する前でも、90日間試用ライセンスは抹消されます。AT-Vista Manager EXに登録した正規ライセンスの使用開始日より前に管理画面にアクセスしてもログインできませんのでご注意ください。
また、90日間試用ライセンスで有効だった拡張機能、プラグイン機能のうち、購入した正規ライセンスに含まれていないものは、正規ライセンス登録の時点で試用できなくなります。これらの機能を継続して使用したい場合は、別途、該当する拡張ライセンス、プラグインライセンスを購入のうえ、AT-Vista Manager EXに登録してください。

ライセンスの期限

本製品のライセンスは、購入時に申告していただく使用開始日と有効期間(1年/5年/7年)の情報を含んでいます。

使用開始

ライセンスの使用開始日以降にAT-Vista Manager EXを使用できます。
前述の「90日間試用ライセンス」が有効な期間内に正規に購入ライセンスを購入し、トライアルライセンス、正規ライセンスを使用開始日以降に適用することで、試用から試験運用、本運用にスムーズに移行できます。

失効

有効期限は、使用開始日から、1年を365日とする有効期間に基づいて決定されます。
ライセンスの有効期限から28日前、21日前、14日前、7日前、1日前に、期限の警告メッセージがAT-Vista Manager EXの管理画面に表示されます。また、AVM EXに有効なSMTPサーバーを登録している場合、管理者アカウントの登録メールアドレスに対して警告メールが送信されます。
有効期限が切れたあとは、一定の猶予期間ののち、本製品の管理画面へのログインができなくなります。
また、拡張ライセンス、プラグインライセンスについては、有効期限が切れたあとは、一定の猶予期間ののち、該当機能が使用できなくなります。
使用できなくなった場合は、新たに使用開始日と有効期間を設定した有償ライセンスを別途ご購入ください。有償ライセンスを再登録すると、再び本製品または該当機能が使用できるようになります。

ライセンスファイルの取得

各種ライセンスは、ライセンスファイルとしてデータ提供されます。
ライセンスファイルの取得にあたっては、AVM EXをインストールしたあとの初期設定画面や、AVM EXの「システム管理」画面の「Vista Manager EX」に表示されるシリアル番号が必要となります。
ライセンスファイルの発行については、上記のシリアル番号をご確認のうえ、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
Note
ライセンスの発行には日数を要するため、本運用までの時期に余裕を持って準備してください。
同じシリアル番号用に同時に発行されたライセンスキーは、1つの同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。