AT-Vista Manager EX(Windows版) インストールガイド 3.10.5
AT-Vista Manager EXは、弊社スイッチやルーター/UTMなどのAMF(Allied Telesis Management Framework)/AMF Plus(Allied Telesis Management Framework Plus)対応製品で構成されるAMFネットワークを自動認識し、Webブラウザー上でグラフィカルに管理するためのネットワークマネージメントソフトウェアです。
また、オプション(別売)のライセンスを登録することで、無線アクセスポイントの一括管理やSNMPマネージャーによる非AMF/AMF Plus機器の状態監視などのプラグインを使用できます。
本マニュアルでは、AT-Vista Manager EXをMicrosoft WindowsまたはWindows Serverの動作するサーバーPCにインストールするための手順、および、事前準備、事後設定について詳細に解説しています。本製品を活用するための参考資料としてご利用ください。
また、本製品の管理対象となる機器のマニュアル類も、弊社ホームページに掲載しておりますので、併せてご覧ください。
はじめに
対象機種とバージョン
本マニュアルは、以下の製品のソフトウェアを対象に記述されています。ただし、執筆時には開発中のバージョンを用いたため、画面表示などが実際の製品とは異なる場合があります。また、旧バージョンから機能的な変更がない場合は、画面表示などに旧バージョンのものを使っている場合があります。あらかじめご了承ください。
- AT-Vista Manager EX(Windows版) バージョン 3.10.5
- AWCプラグイン(Windows版) バージョン 3.10.3
- AWC-Sky Defender(Windows版) バージョン 1.0.4
- SNMPプラグイン(Windows版) バージョン 2.9.1
製品のご使用に当たっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、機種やバージョンごとの注意事項や最新情報が記載されています。
サポート機能と制限事項
原則として、本マニュアルに記載されていない機能はサポート対象外です。また、本マニュアルに記載されている機能でも、サポート対象外となることがあります。各バージョンにおける新規機能や機能の変更点、制限事項については、弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類でご確認ください。
マニュアルの提供形態
本マニュアルは HTML(Hyper Text Markup Language)形式のオンラインマニュアルです。製品には同梱されておりません。弊社Webサイトにて最新バージョンを見ることができます。印刷物としては提供しておりませんので、印刷物が必要な場合はHTMLファイルをプリンターで出力してご使用ください。
本マニュアルをご覧になるには、Microsoft Edge/Google ChromeなどのWebブラウザーが必要です。HTMLフレームを使用しているためフレーム対応のブラウザーが必要ですが、JavaScript、ActiveScriptなどのスクリプト言語、Javaアプレットなどは使用しておりませんので、これらの機能はオフでもかまいません(製品本体の設定画面は、JavaScriptを使用します)。
本マニュアルは、ハイパーリンク機能を利用して、ある機能から関連する別の機能へジャンプしたり、設定例のページから設定画面のリファレンスへジャンプしたりできるように作成してあります。
マニュアルの構成
本マニュアルの構成について説明します。
構成
本マニュアルは、インストール、基本機能、対応の各種プラグインのリファレンスに分けられており、本書ではインストール関連の設定手順のみを説明しています。
画面上部のフレームに表示されている項目が各章へのリンクです。章のリンクをクリックすると、画面左側のフレームに、対応する各ページの目次が表示されます。目次のリンクをクリックすると、画面右側のフレームに設定画面などの解説が表示されます。
表記について
本マニュアルにおける各種表記について説明します。
本製品
AT-Vista Manager EX、および、AT-Vista Manager EXと組み合わせて運用する各種プラグインを含めて「本製品」と総称します。
製品ごとに説明が異なる場合は、各システム、プラグイン名を明記します。
AVM EX
本マニュアルでは、簡便のためにAT-Vista Manager EXのプラグインを除く基本機能を「AVM EX」と表記することがあります。
AMF
本マニュアルでは、「AMFネットワーク」「AMFマスター/コントローラー」など「AMF」と表記する場合、特記のない限りAMF Plus、および、旧来のAMFの両方を指します。
アクセスポイント
本マニュアルでは、管理対象の無線LANアクセスポイントを単に「無線AP」と総称します。
製品ごとに説明が異なる場合は、製品名を明記します。
管理対象となる具体的な製品名については、「AWCプラグイン(Windows版) リファレンスマニュアル」の概要をご覧ください。
他の構成ドキュメント
本マニュアルは、インストール、基本機能、対応の各種プラグインのリファレンスに分けられています。
- AT-Vista Manager EX(Windows版) インストールガイド
- AT-Vista Manager EX(Windows版) ベースリファレンスマニュアル
- AWCプラグイン(Windows版) リファレンスマニュアル
- SNMPプラグイン(Windows版) リファレンスマニュアル
本文中では、それぞれ「インストール編」、「AVM EX編」、「AWCプラグイン編」、「SNMPプラグイン編」のように簡略表記することがあります。
例
設定例では、IPアドレス、ドメイン名、ログイン名、パスワードなどに具体的な文字列や値を使用していますが、これらは例として挙げただけの架空の存在です。実際に運用を行う場合は、お客様の環境におけるものをご使用ください。
また、本書の設定例はあくまでも説明のためのサンプルです。お客様の環境に適した設定を行う際の参考としてください。
最新情報
製品の出荷後は、弊社Webサイトでマニュアルなどの正誤情報や改版されたマニュアル、アップデートされたソフトウェアなどの最新の情報を公開しています。
ユーザーサポート
機能に関するご質問や、障害回避などのユーザーサポートは、ユーザーマニュアル記載の「サポートに必要な情報」をご確認のうえ、弊社サポートセンターへご連絡ください。
アライドテレシス株式会社 サポートセンター
http://www.allied-telesis.co.jp/support/info/
フリーダイヤル: 0120-860772
携帯電話/PHS からは: 045-476-6203
月~金(祝・祭日を除く) 9:00 ~ 12:00
13:00 ~ 17:00
ご注意
- 本書に関する著作権等の知的財産権は、アライドテレシス株式会社(弊社)の親会社であるアライドテレシスホールディングス株式会社が所有しています。
- アライドテレシスホールディングス株式会社の同意を得ることなく、本書の全体または一部をコピーまたは転載しないでください。
- 弊社は、予告なく本書の全体または一部を修正・改訂することがあります。
- 弊社は改良のため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
(C) 2017-2023 アライドテレシスホールディングス株式会社
商標について
- CentreCOM、CentreNET、SwitchBlade、TELESYN、AlliedView、VCStackロゴ、EPSRingロゴ、LoopGuardロゴ、PoE plusロゴ、AT-UWC、Allied Telesis Unified Wireless Controller、SecureEnterpriseSDNロゴ、AT-VA、AT-Vista Managerはアライドテレシスホールディングス(株)の登録商標です。
- Windows、MS-DOS、Windows Server、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- その他、この文書に記載されているソフトウェアおよび周辺機器の名称は各メーカーの商標または登録商標です。
マニュアルバージョン
- 2020年 11月 613-002904 Rev.C(Ver.3.2.1、分冊化)
- 2020年 11月 Rev.D(Ver.3.3.1)
- 2020年 12月 Rev.E(Ver.3.3.4)
- 2021年 1月 Rev.F(Ver.3.5.0)
- 2021年 2月 Rev.F_1(Ver.3.5.0)
- 2021年 6月 Rev.G(Ver.3.6.0)
- 2021年 8月 Rev.H(Ver.3.7.0)
- 2021年 12月 Rev.J(Ver.3.8.0)
- 2022年 4月 Rev.K(Ver.3.9.0)
- 2022年 7月 Rev.K_1(Ver.3.9.0)
- 2022年 7月 Rev.L(Ver.3.9.1)
- 2022年 8月 Rev.L_1(Ver.3.9.1)
- 2023年 1月 Rev.M(Ver.3.10.1)
- 2023年 3月 Rev.N(Ver.3.10.2)
- 2023年 6月 Rev.P(Ver.3.10.3)
- 2023年 8月 Rev.Q(Ver.3.10.4)
- 2023年 11月 613-003257 Rev.A(Ver.3.10.5)
概要 / AT-Vista Manager EXについて
AT-Vista Manager EXは、有線・無線ネットワーク機器や様々なIoTデバイスをグラフィカルに集約して一元管理可能な、ネットワークの統合管理ソフトウェアです。
弊社スイッチ、ルーター/UTMなどのAMF(Allied Telesis Management Framework)/AMF Plus(Allied Telesis Management Framework Plus)対応製品からなるAMFネットワークを管理する標準機能(ベース)に加え、別途プラグインを追加で適用することで、無線アクセスポイント(AP)、SNMPクライアントの管理など、多様な拡張機能を提供します。
本書では、「AMFネットワーク」「AMFマスター/コントローラー」など「AMF」と表記する場合、特記のない限りAMF Plus、および、旧来のAMFの両方を指します。
標準機能、および、拡張機能には、別途、個別の有償ライセンスの適用が必要となるものと、その拡張機能を内包するシステムのライセンスで使用可能なものがあります。ライセンスの種別については、「概要」/「ライセンス」をご覧ください。

標準機能(ベース)
弊社スイッチ、ルーター/UTMなどからなるAMFネットワークの接続とそれぞれのデバイスの状態を自動的に可視化し、トポロジーマップにグラフィカルに表示します。
また、後述する拡張機能、プラグイン機能に対する設定も、ベースのWeb設定画面を介して行います。
お使いのネットワークのマスターおよびコントローラーにAMF Plusマスター/コントローラーライセンスが適用されている場合は、AMF Plusオーケストレーター機能が利用できます。
ルーター間のVPN接続の簡便化や、複数拠点から輻輳するトラフィックの調停、不審なWebサーバーへのアクセスからの保護など、弊社VPNアクセスルーターに対して、複雑な操作を必要とせず、意図(インテント)に基づいて容易に設定・管理できます。
また、状態監視、スマートACL、インテントベースQoSといったAlliedWare Plusスイッチに対するインテントベース管理機能により、信頼性の高い通信環境の構築を支援します。
標準機能の一部として使用できます。この場合、インテントベースオーケストレーターライセンスは不要です。
AIO(Allied Intent-based Orchestrator)
AIO(Allied Intent-based Orchestrator)は、お使いのAlliedWare Plus機器にてAMF Plusコントローラー/マスターを使用していない場合、標準機能に追加して動作する、旧AMF(非AMF Plus)ネットワークの自律的な統合管理を実現するインテントベースマネージメントソリューションです。
ルーター間のVPN接続の簡便化や、複数拠点から輻輳するトラフィックの調停、不審なWebサーバーへのアクセスからの保護など、弊社VPNアクセスルーターに対して、複雑な操作を必要とせず、意図(インテント)に基づいて容易に設定・管理できます。
基本ライセンスに加え、別途インテントベースオーケストレーターライセンスが必要です。
AWCプラグイン
AWCプラグインは、無線アクセスポイント(AP)の一括管理を行う無線LANコントローラーとして振る舞います。AMFネットワーク配下のゲストノードとして登録された無線AP、または、同一のネットワーク配下の無線APを一括設定したり、視覚的に管理したりすることができます。
別途ライセンスを追加することで、後述のAWC-CB(AWC-Channel Blanket)、AWC-SC(AWC-Smart Connect)といった先進的な無線ネットワーク機能を利用できます。
AMFスイッチ、ルーターに搭載された無線LANコントローラー「Vista Manager mini」にて設定した無線APや無線クライアントの情報を集約的に管理可能なリモートモニター機能を備えており、別途、無線資産アドバンスド・コントロールAWC-SDF(AWC-Sky Defender)をインストールすることで、これらのリモートモニター配下の無線APに対する持ち込み無線端末の情報を収集し、例えば学校ネットワークにおける学級担任など、AWCプラグインへのアクセス権限のない準管理者に、限定した無線ネットワークへの接続管理を委任することもできます。
設定は標準機能のWeb設定画面を介して行い、標準機能のメニュー項目の1つとして表示されます。
AWC-CB(AWC-Channel Blanket)
AWC-CB(AWC-Channel Blanket)は、セル型ネットワークと併用可能な、かつ、特許技術でより効率的に運用可能な、アライドテレシス独自のチャンネルブランケット型無線ネットワークです。
従来のセル型無線ネットワークと、複数の無線APを単一チャンネルで運用し仮想的に巨大な1つのAPとしてネットワークアクセスを提供するブランケット型ネットワークを併用することで、双方の利点を組み合わせた効率的なネットワークの構築を実現します。
AWC-SC(AWC-Smart Connect)
AWC-SC(AWC-Smart Connect)は、AP間の自律的な無線接続により、無線ネットワークの導入や拡張を効率化する弊社独自のソリューションです。
AWC-SCを利用した無線ネットワーク(スマートコネクトネットワーク)では、AP間を無線で接続するため、最上位のルートAPを除き、LANケーブルの敷設は不要で、電源さえ確保できれば、簡単に無線ネットワークサービスの隙間を埋めたり範囲を拡張したりできます。
この際、新規に設置する無線APには事前設定は不要で、AWCプラグインの画面と、接続するIPサブネットのDHCPサーバーに対して事前にMACアドレスを登録するだけで、既設のAWC-SCネットワークの無線APを介してIPアドレスを取得し、AWCプラグイン管理下への加入と共通設定の適用が行われます。
SNMPプラグイン
SNMPプラグインは、Vista Manager EXのプラグインの1つで、SNMPを利用してネットワーク管理を行います。
インテリジェントなネットワーク機器のほとんどはSNMPに対応しているため、SNMPプラグインを使うことで、機器を効率よくネットワークを管理できます。
ネットワークの状態を視覚的に管理できるよう、視認性に富んだWeb管理画面を提供しています。自動探索機能によって発見されたデバイスは、ツリー形式で表示できます。
設定は標準機能のWeb設定画面を介して行い、標準機能のメニュー項目の1つとして表示されます。
概要 / ライセンス
AT-Vista Manager EXをお使いの際には、使用する機能に応じたライセンスが必要となります。
ライセンスの種類
AT-Vista Manager EXのライセンスは、使用する機能に応じて次のように分かれています。
ライセンス名の「x」には、ライセンス利用年数(1/5/7)が入ります。
表 1:ライセンスの種類
種類
|
ライセンス名
|
機能
|
備考
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AT-Vista Manager EX ライセンス
|
AT-VST-BASE-xY
AT-VST-BASE-xY 更新用
|
Vista Manager EX 基本パッケージ
|
AMF管理を行わず拡張機能のみを使用する場合も必要となります。
|
AT-Vista Manager EX 拡張ライセンス
|
AT-VST-AIO-xY
AT-VST-AIO-xY 更新用
|
インテントベースオーケストレーターライセンス
|
お使いのネットワークのマスター/コントローラーに旧来のAMF(非AMF Plus)ライセンスが適用されている場合、AIO機能を使用するのに必要となります。
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AWCプラグイン ライセンス
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AT-VST-WL-xY
AT-VST-WL-xY 更新用
|
無線LANコントローラーライセンス(10AP)
|
従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
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AWCプラグイン 拡張ライセンス
|
AT-VST-CB-xY
AT-VST-CB-xY 更新用
|
無線チャンネルブランケットライセンス(10AP)
|
従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
|
AT-VST-CB-xY-2022
AT-VST-CB-xY-2022 更新用
|
チャンネルブランケット・スマートコネクトの両機能を使用できます。
従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
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AT-VST-SC-xY
AT-VST-SC-xY 更新用
|
無線スマートコネクトライセンス(10AP)
|
従量制(無線AP 10台/1ライセンス)
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SNMPプラグイン ライセンス
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AT-VST-SNMP-xY
AT-VST-SNMP-xY 更新用
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SNMPマネージャーライセンス
|
|
- AT-Vista Manager EXライセンス
- AT-Vista Manager EX 基本パッケージ(AMFノードマネージメント)
AT-Vista Manager EXの各種システムを利用するために必要なライセンスです。
AMFネットワークの管理機能を利用するために必要となります。
AMFコントローラー/マスターが存在しないネットワークで、AWCプラグインによる無線APの管理機能、SNMPプラグインによるSNMPマネージャー機能のみを使用することもできます。ただし、プラグインと合わせてAVM EXもインストールし、使用するプラグインのライセンスと合わせて基本パッケージライセンスの認証が正常に行われている必要があります。基本パッケージライセンスの期限が切れた状態で使用したり、プラグイン単独でインストールして使用したりすることはできません。
AT-Vista Manager 1.X.X(EX V2.0以前)とはライセンスが異なります。これらのソフトウェアからの移行の際は、別途AT-Vista Manager EX基本パッケージと、用途に応じた拡張ライセンス、プラグインライセンスをご購入ください。
- 拡張ライセンス
- インテントベースオーケストレーターライセンス
お使いのネットワークのマスター/コントローラーに旧来のAMF(非AMF Plus)ライセンスが適用されている場合、インテント(運用目的)に合わせてネットワークの自動管理を行うAllied Intent-based Orchestrator(AIO)を使用するために必要となります。
AIOの管理機能はダイナミックVPN、インターネットブレークアウト、WANトラフィックシェーピング、アプリケーションQoS、UTMセキュリティーの5項目からなります。
本ライセンスと合わせて、これら機能の中心となるAT-ARルーターに適切なライセンスを適用する必要があります。
お使いのネットワークのマスター/コントローラーにAMF Plusライセンスが正しく適用されている場合、メインメニューにAMF Plusメニューが追加されます。
AMF Plusメニューでは、AIOのすべての機能が使用できます。この場合は、AVM EXにインテントベースオーケストレーターライセンスをインストールする必要はありません。
- プラグインライセンス
- 無線LANコントローラーライセンス(10AP)
無線APの管理を行う「AWCプラグイン」を使用するために必要となります。
無線LANコントローラーライセンスは、AWCプラグインにて管理する無線APの数に応じて必要な口数が変化します。無線LANコントローラーライセンス 1口で無線AP 10台まで対応し、ライセンスを追加購入することで管理可能な無線APの台数を拡張することができます。
また、AWCプラグインにて先進的な無線管理機能であるAWC-チャンネルブランケット(AWC-CB)、AWC-スマートコネクト(AWC-SC)を使用する際には、それぞれの機能を使用する無線APの数に応じて、次の各ライセンスが必要となります。
- 無線チャンネルブランケットライセンス(10AP)
- 無線スマートコネクトライセンス(10AP)
無線スマートコネクトライセンスは、無線チャンネルブランケットライセンスに内包されている場合もあります。
無線チャンネルブランケットライセンスのうち、ライセンス名が「AT-VST-CB-xY」または「AT-VST-CB-xY 更新用」(xは年数)の場合、無線スマートコネクトの使用権は含まれていません。別途、必要な台数に対応する無線スマートコネクトライセンスを購入する必要があります。
ライセンス名が「AT-VST-CB-xY-2022」または「AT-VST-CB-xY-2022 更新用」(xは年数)の場合、無線チャンネルブランケットライセンスと同数の無線APで無線スマートコネクトを使用できます。該当ライセンスをAVM EXに適用した場合、「システム管理」画面の「ライセンス」に表示されるライセンス名は「AWC チャンネルブランケット」「AWC スマートコネクト」とそれぞれ別の機能として表示されます。
- SNMPマネージャーライセンス
SNMPネットワークの管理を行う「SNMPプラグイン」を使用するために必要となります。
従量式ライセンスの考え方
AWCプラグインにてAWC-CB(AWC-チャンネルブランケット)機能、または、AWC-SC(AWC-スマートコネクト)機能を使用する場合は、以下のライセンスが必要となります。
- AWC-CB機能使用時
- AT-Vista Manager EXライセンス
- 無線LANコントローラーライセンス ※
- 無線チャンネルブランケットライセンス ※
- AWC-SC機能使用時
- AT-Vista Manager EXライセンス
- 無線LANコントローラーライセンス ※
- 無線スマートコネクトライセンス ※
- AWC-CB機能・AWC-SC機能併用時
- AT-Vista Manager EXライセンス
- 無線LANコントローラーライセンス ※
- 無線チャンネルブランケットライセンス ※
- 無線スマートコネクトライセンス ※
上記のうち、※印で示した無線チャンネルブランケットライセンス、無線スマートコネクトライセンスは、それぞれチャンネルブランケットネットワーク、スマートコネクトネットワークに所属する無線APの台数に応じて、必要な口数が変化します。
無線チャンネルブランケットライセンス、無線スマートコネクトライセンスはそれぞれ1口で無線AP 10台まで対応し、それぞれのライセンスを追加購入することでチャンネルブランケットネットワークまたはスマートコネクトネットワークに所属可能な無線APの台数を拡張することができます。
ライセンス名が「AT-VST-CB-xY-2022」または「AT-VST-CB-xY-2022 更新用」(xは年数)の場合、無線チャンネルブランケットライセンスの対象となる無線APでAWC-CB、AWC-SCの両方の機能を使用できます。
以下の説明では、「AT-VST-CB-xY-2022」「AT-VST-CB-xY-2022 更新用」を「2022」、それ以前の「AT-VST-CB-xY」「AT-VST-CB-xY 更新用」、および「AT-VST-SC-xY」「AT-VST-SC-xY 更新用」を「2022以前」と分類しています。
例えば、セル型のみで運用する無線APが40台、チャンネルブランケットを構成する無線APが25台、いずれもスマートコネクトを使用しない場合、以下のライセンス数が必要です。
表 2:必要ライセンス数の例1
|
セル型
|
チャンネル
ブランケット
|
合計
|
ライセンス数
|
無線AP台数
|
40台
|
25台
|
65台
|
|
AT-Vista Manager EXライセンス
|
-
|
1口
|
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
|
40台
|
25台
|
65台
|
7口
(最大70AP)
|
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
|
-
|
25台
|
25台
|
3口
(最大30AP)
|
AWC-CBとAWC-SCを併用するネットワークを作成する場合は両方のライセンスを適用する必要があります。
これらすべてをAWC-SCを使用して運用する場合は、以下の「2022以前」または「2022」のいずれかの列に示すライセンス数が必要です。
表 3:必要ライセンス数の例2
|
セル型
|
チャンネル
ブランケット
|
合計
|
ライセンス数
|
2022以前
|
2022以降
|
無線AP台数
|
40台
|
25台
|
65台
|
|
|
AT-Vista Manager EXライセンス
|
-
|
1口
|
1口
|
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
|
40台
|
25台
|
65台
|
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70台)
|
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
|
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
|
-
|
25台
|
25台
|
AT-VST-CB-xYまたは更新用 3口
(最大30AP)
|
AT-VST-CB-xY-2022または更新用 7口
(最大70AP)
|
無線スマートコネクトライセンス
(10AP)
|
40台
|
25台
|
65台
|
AT-VST-SC-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
|
AWC-SCを使用するAPと、AWC-SCを使用しない有線接続のAPで、それぞれセル型、チャンネルブランケットネットワークを混在して提供する場合は、以下のようになります。
表 4:必要ライセンス数の例3
|
非AWC-SC
|
AWC-SC
|
合計
|
ライセンス数
|
セル型
|
チャンネル
ブランケット
|
セル型
|
チャンネル
ブランケット
|
2022以前
|
2022以降
|
無線AP台数
|
15台
|
5台
|
25台
|
20台
|
65台
|
|
|
AT-Vista Manager EXライセンス
|
-
|
1口
|
1口
|
無線LANコントローラーライセンス
(10AP)
|
15台
|
5台
|
25台
|
20台
|
65台
|
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
|
AT-VST-WL-xYまたは更新用 7口
(最大70AP)
|
無線チャンネルブランケットライセンス
(10AP)
|
-
|
5台
|
-
|
20台
|
25台
|
AT-VST-CB-xYまたは更新用 3口
(最大30AP)
|
AT-VST-CB-xY-2022または更新用 5口
(最大50AP)
|
無線スマートコネクトライセンス
(10AP)
|
-
|
25台
|
20台
|
45台
|
AT-VST-SC-xYまたは更新用 5口
(最大50AP)
|
無線スマートコネクトライセンスの台数は、ルートAP、サテライトAPの両方を合わせたAP数分のライセンスをご用意ください。
ライセンスの分類
AT-Vista Manager EXのライセンスは、「有償ライセンス」、「トライアルライセンス」、「90日間試用ライセンス」に分類されます。
有償ライセンス
後述する特定の機能を使用するための利用期限付きの有償ライセンスです。
有効期限は、ライセンス購入の際、1年/5年/7年から選択できます。
ライセンスを購入後、AVM EXのインストールを行い、インストール時に自動生成されるシリアル番号を添えてライセンスキーの発行を受けます。
ライセンスキーの使用開始日は、発行の際に、購入から180日以内のいずれかの日に設定できます。
一度に発行を依頼した各機能のライセンスキーは、1つの同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。
トライアルライセンス
有償ライセンスを新規に購入した際、有償ライセンスの運用開始前に、構築中のシステムの動作確認を行うためのライセンスです。
有償ライセンスキーと併せて発行を申請でき、有償ライセンスの利用開始日より前に、最長で90日間、購入した有償ライセンスと同じ機能を使用できます。
トライアルライセンスのライセンスキーは、有償ライセンスのライセンスキーと同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。
通常、トライアルライセンスの適用期間は、有償ライセンスと連続して設定します。トライアルライセンスと有償ライセンスの適用期間が連続しない場合は、その間、AT-Vista Manager EXを使用することはできません。
なお、更新用の有償ライセンスを購入した際は、トライアルライセンスは申し込みいただけません。
90日間試用ライセンス
初めてAT-Vista Manager EXを使用する際に限り、購入前の90日間、AT-Vista Manager EXの全機能を利用可能な90日間試用ライセンスを適用できます。
90日間試用ライセンスを適用する場合は、後述の「初期設定」/「Vista Managerの初期設定」の手順にて選択します。
AlliedWare Plus機器側のライセンスは、別途必要となりますのでご了承ください。
90日間試用ライセンスには、正規ライセンス(トライアルライセンス、有償ライセンス)と異なり、有効期間満了後の猶予期間はありません。試用期間が満了すると、管理者アカウントの登録メールアドレスに対して、期間終了のメールが送信されます。本製品の管理画面へのログインはできなくなりますので、有効期限のある有償ライセンスをご購入ください。有償ライセンスをAVM EXの管理画面に登録することで、試用時点での設定は維持したまま、本運用に移行することができます。
なお、一度正規ライセンスを登録すると、試用開始から90日経過する前でも、90日間試用ライセンスは抹消されます。AT-Vista Manager EXに登録した正規ライセンスの使用開始日より前に管理画面にアクセスしてもログインできませんのでご注意ください。
また、90日間試用ライセンスで有効だった拡張機能、プラグイン機能のうち、購入した正規ライセンスに含まれていないものは、正規ライセンス登録の時点で試用できなくなります。これらの機能を継続して使用したい場合は、別途、該当する拡張ライセンス、プラグインライセンスを購入のうえ、AT-Vista Manager EXに登録してください。
ライセンスの期限
本製品のライセンスは、購入時に申告していただく使用開始日と有効期間(1年/5年/7年)の情報を含んでいます。
使用開始
ライセンスの使用開始日以降にAT-Vista Manager EXを使用できます。
前述の「90日間試用ライセンス」が有効な期間内に正規に購入ライセンスを購入し、トライアルライセンス、正規ライセンスを使用開始日以降に適用することで、試用から試験運用、本運用にスムーズに移行できます。
失効
有効期限は、使用開始日から、1年を365日とする有効期間に基づいて決定されます。
ライセンスの有効期限から28日前、21日前、14日前、7日前、1日前に、期限の警告メッセージがAT-Vista Manager EXの管理画面に表示されます。また、AVM EXに有効なSMTPサーバーを登録している場合、管理者アカウントの登録メールアドレスに対して警告メールが送信されます。
有効期限が切れたあとは、一定の猶予期間ののち、本製品の管理画面へのログインができなくなります。
また、拡張ライセンス、プラグインライセンスについては、有効期限が切れたあとは、一定の猶予期間ののち、該当機能が使用できなくなります。
使用できなくなった場合は、新たに使用開始日と有効期間を設定した有償ライセンスを別途ご購入ください。有償ライセンスを再登録すると、再び本製品または該当機能が使用できるようになります。
ライセンスファイルの取得
各種ライセンスは、ライセンスファイルとしてデータ提供されます。
ライセンスファイルの取得にあたっては、AVM EXをインストールしたあとの初期設定画面や、AVM EXの「システム管理」画面の「Vista Manager EX」に表示されるシリアル番号が必要となります。
ライセンスファイルの発行については、上記のシリアル番号をご確認のうえ、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
ライセンスの発行には日数を要するため、本運用までの時期に余裕を持って準備してください。
同じシリアル番号用に同時に発行されたライセンスキーは、1つの同じライセンスファイルに記録され、ライセンス購入者に配布されます。
概要 / 動作環境
サーバー環境
以下のシステムでの動作をサポートします。
動作に必要なサーバー環境は、使用するプラグインの組み合わせ、ネットワークの規模、使用する機能によって異なります。
なお、条件として記載している各デバイスの管理可能数は目安であり、動作を保証するものではありません。利用機能やネットワーク環境によって差異が生じる場合があります。
表 1:サーバー環境
ハードウェア
|
DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ
|
|
AMFデバイス:3,000ノード以下
|
AMFデバイス:1,500ノード以下
|
AMFデバイス:3,000ノード以下
|
AMFデバイス:1,500ノード以下
|
AMFデバイス:3,000ノード以下
|
AMFデバイス:3,000ノード以下
|
無線AP:600台以下
|
無線AP:600台以下
|
無線AP:600台以下
|
無線AP:600台以下
|
無線AP:601~3,000台 ※1
|
無線AP:601~3,000台 ※1
|
無線クライアント:最大3,000台 ※2
|
無線クライアント:最大3,000台 ※2
|
無線クライアント:最大3,000台 ※2
|
無線クライアント:最大3,000台 ※2
|
無線クライアント:最大18,000台 ※3
|
無線クライアント:最大18,000台※3
|
SNMPプラグイン未使用時
|
SNMPエージェント500台以下 ※4
|
SNMPプラグイン未使用時
|
SNMPエージェント500台以下 ※4
|
SNMPプラグイン未使用時
|
SNMPエージェント2,000台以下 ※5
|
CPU
|
Intel Xeon Silverプロセッサー 1.8GHz以上 ※6 4仮想CPU以上
|
Intel Core i5プロセッサー 4コア 2.5 GHz以上 ※6
|
Intel Xeon Goldプロセッサー 12コア 2.6 GHz以上 ※6
|
メモリー(RAM)容量
|
8GB以上
|
16GB以上
|
8GB以上
|
16GB以上
|
16GB以上
|
32GB以上
|
ストレージ(HDD/SSD)容量
|
200GB以上
|
300GB以上
|
200GB以上
|
300GB以上
|
600GB以上
|
1.5TB以上
|
IOPS(Input/Output Per Second)
|
2,000以上 ※7
|
2,000以上 ※7
|
210以上 ※7
|
210以上 ※7
|
2,000以上 ※7
|
2,000以上 ※7
|
ネットワークインターフェース
|
GbE×1
|
対応OS
|
- Windows 10 Pro(64ビット版)
- Windows 10 Pro Education(64ビット版)
- Windows Server 2016
(Standard、Datacenterエディションのみサポート)
- Windows Server 2019
(Essentials、Standard、Datacenterエディション)
- Windows Server 2022
(Standardエディションのみ)
いずれのOSも日本語版のみサポートします
WOW64サブシステム(32ビットエミュレーター)上で動作します。
|
- Windows Server 2016
(Standard、Datacenterエディション)
- Windows Server 2019
(Essentials、Standard、Datacenterエディション)
- Windows Server 2022
(Standardエディションのみ)
いずれのOSも日本語版のみサポートします
WOW64サブシステム(32ビットエミュレーター)上で動作します。
|
動作検証済み仮想化環境
|
本内容は、動作を保証するものではありません。また、記載以外の仮想化環境をご利用の場合は、本製品のシステム要件を満たした環境下で事前に充分な検証を行ってください。
- VMware vSphere Hypervisor(ESXi)6.7
- VMware vSphere Hypervisor(ESXi)7.0
- Windows Server 2016 Hyper-V
- Windows Server 2019 Hyper-V
|
※1 本環境下では、AWCプラグインの無線クライアント更新間隔を10分にしてご使用ください。
※2 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、1,500台までとなります。
※3 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、3,000台までとなります。
※4 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、500台までとなります。
※5 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、2,000台までとなります。
※6 記載のCPUクロック数はベース動作周波数であり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数ではありませんのでご注意ください。
※7 履歴機能、または、クライアント位置推定機能(エリア認証を含む)を使用する場合は、監視対象機器の規模にかかわらずIOPS 20,000以上のストレージ(SSDなど)をお使いください。
上記のメモリー(RAM)容量、ストレージ(HDD/SSD)容量は、AWCプラグインの履歴管理機能無効時の値です。履歴管理機能を有効にする場合は、別表「AWCプラグイン履歴管理機能有効時の動作環境」で動作環境をご確認ください。
上記のCPUコア数は物理コア数を示します。スレッド数とは異なりますので、ご注意ください。同時マルチスレッディングに対応したCPUおよび仮想化環境で動作させる場合は、該当の物理コアで動作可能なスレッド数に相当する仮想CPU数を割り当ててください。
例えばハイパースレッディング・テクノロジーに対応したIntel Core i7 8コア/16スレッド CPUを使用する場合、仮想化環境の仮想CPU数は、上表に記載の4物理コア(8スレッド)に相当する8以上に設定する必要があります。
なお、Intel Xeon Silver環境では、同時マルチスレッディングに対応したCPUおよび仮想化環境でも、上記のIOPSおよび論理CPU数の条件を満たす場合に限り使用できます。
sFlowを有効にするとCPU使用率が高くなります。本製品でお使いの機能、ネットワークのトラフィック量などの条件により、CPU使用率が100%となる場合があります。本機能をご使用の際は、必要に応じて、CPUリソースを増やすか、または、AMFデバイス側のsFlowのサンプリングレートを下げてください。
上記の「動作環境」に記載の最低限のシステムで本機能を使用した場合、同時監視可能ポート数のおおよその目安は1Gbpsポート×4ポート程度(AWCプラグインをご使用の場合は2ポート程度)までとなります。
管理台数が「サーバー環境」に記載の上限に近いほど、各ページの表示に時間がかかる可能性があります。
Vista Manager EXをインストール後にサーバーの構成(メモリー(RAM)容量など)を変更した場合は、Vista Manager EXを再インストールする必要があります。
内部で使用するリソースは、インストール時点でサーバーに実装された、または仮想化環境に割り当てたメモリー容量に基づいて決定されます。
再インストール前にバックアップファイルを取得しておくことで、再インストール後に該当のバックアップファイルを使用して、以前の環境を復元することができます。
ただし、再インストール前の時点で上記のサーバー環境を満たさない状態で取得したバックアップファイルは、リストアに必要な情報が完全でない可能性があるため、使用できません。この場合は、バックアップファイルを使用せず、新たな環境として設定し直してください。
また、SNMPプラグインを使用する場合は、以下のソフトウェアをサーバーにインストールしておく必要があります。
表 2:サーバー環境:ソフトウェア
ソフトウェア
|
SNMPプラグイン使用時
|
以下のソフトウェアがインストールされていること
- .NET Framework:.NET Framework 4.8.0以降
「Client Profile」ではなくフルセットのものをインストールしてください。
.NET Frameworkにおけるセキュリティ プロトコルの既定値を、デフォルトの「TLS 1.1 / 1.2」から変更しないでください。
- Webサーバー:Internet Information Services(IIS)(OSに付属)
64ビット版Windowsでは32ビット(WOW64)モードでのみ動作します。
IISのインストールは.NET Frameworkをインストールしたあとに実施してください。
ASP.NETモジュールと.NET 拡張機能モジュールを有効に設定してください。モジュール有効時に「~ に必要な機能を追加しますか?」と表示された場合は、他に必要な役割サービスまたは機能も併せて有効に設定してください。
|
■ AWCプラグイン履歴管理機能有効時の動作環境
侵入検知レポート履歴、接続クライアント履歴を使用する場合、「表2: サーバー環境」に記載の動作仕様に加えて、メモリー容量、ストレージ容量の追加が必要です。管理下APの規模と履歴データの保存期間によって、追加が必要となるメモリー容量、ストレージ容量は変化します。
また、このメモリー容量に応じて、AWCプラグインの「システム設定」画面において、「データベース設定」の「最大メモリ使用量」を設定する必要があります。
下記に必要な動作環境の一例を示します。
表 3:AWCプラグイン履歴管理機能有効時の動作環境
動作要件
|
必要動作環境
|
AWCプラグイン
システム設定
|
管理AP数
|
プラグイン
|
履歴機能
|
追加メモリー(RAM)容量
|
追加ストレージ
(HDD/SSD)
容量
|
データベース設定 >
最大メモリ使用量
|
AWC
|
SNMP
|
侵入検知レポート
|
接続クライアント
|
100台以下
|
有効
|
無効
|
1日
|
1日
|
9GB 以上
|
272GB以上
|
4GB
|
有効
|
有効
|
1日
|
1日
|
17GB 以上
|
372GB 以上
|
4GB
|
101~3,000台
|
有効
|
無効
|
無効
|
14日
|
38GB以上
|
1.1TB 以上
|
25GB
|
有効
|
無効
|
14日
|
無効
|
171GB以上
|
1.1TB 以上
|
158GB
|
有効
|
無効
|
1日
|
1日
|
29GB 以上
|
672GB 以上
|
16GB
|
有効
|
無効
|
14日
|
14日
|
190GB 以上
|
1.6TB以上
|
177GB
|
有効
|
有効
|
1日
|
1日
|
45GB 以上
|
672GB 以上
|
16GB
|
有効
|
有効
|
14日
|
14日
|
206GB 以上
|
1.6TB以上
|
177GB
|
履歴機能、または、クライアント位置推定機能(エリア認証を含む)を使用する場合は、監視対象機器の規模にかかわらずIOPS 20,000以上のストレージ(SSDなど)をお使いください。
上記は目安となります。お客様のログの出力状況などによっては、以下に記載する値以上のハードディスク容量が必要になる場合もあります。
データ保存期間設定は、画面上では31日まで設定できますが、14日まででの運用をサポートします。
使用するポート・プロトコル
本製品は以下のポート、プロトコルを使用しています。
Vista Manager EXから発信する通信ポート・プロトコル
表 4:Vista Manager EXから発信する通信ポート・プロトコル
送信元
|
宛先
|
プロトコル
|
サービス
|
送信元ポート
|
宛先ポート
|
備考
|
AVM EX基本機能関連
|
AVM EX
|
SMTPサーバー
|
TCP
|
SMTP
|
any
|
25
|
|
AVM EX
|
AMFマスター/コントローラー
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
443
12943
12945
12946
|
コントローラーが存在する場合はコントローラーが通信を行う。
コントローラーが存在しない場合はマスターが通信を行う。
|
AWCプラグイン関連
|
AWCプラグイン
|
無線AP
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
65438
|
管理下APが使用
|
AWCプラグイン
|
無線AP
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
65439
|
管理下APが使用
|
AT-AWC Plug-in TQ Firmware Update Utility
|
無線AP
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
80
|
|
AT-AWC Plug-in TQ Firmware Update Utility
|
無線AP
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
443
|
|
AWC-SkyDefender関連
|
AWCプラグイン
|
Vista Manager mini
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
443
|
|
Vista Appliance Storage関連
|
AWCプラグイン
|
VAS
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
443
|
|
AWCプラグイン
|
VAS
|
TCP
|
データベース
|
any
|
27017
|
|
SNMPプラグイン関連
|
SNMPプラグイン
|
サブネット内のデバイス
|
ICMP
|
|
|
|
ユーザー指定の監視サブネットに対するダイレクトブロードキャストPing
|
SNMPプラグイン
|
サブネット内のデバイス
|
ICMP
|
|
|
|
ユーザー指定の監視サブネットに対するユニキャストPing
|
SNMPプラグイン
|
サブネット内のデバイス
|
ICMP
|
|
|
|
シードファイルに基づくユニキャストPing
|
SNMPプラグイン
|
SNMPエージェント
|
UDP
|
SNMP
|
any
|
161
(デフォルト)
|
ユーザー指定のSNMPプラグインポート設定に依存
|
SNMPプラグイン
|
SMTPサーバー
|
TCP
|
SMTP
|
any
|
25
|
アクションコマンド機能でメールを送信する場合
|
SNMPプラグイン
|
HTTPサーバー
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
80
|
自動探索の際、対象機器がHTTPポートを開いているかをチェックするのに使用
|
SNMPプラグイン
|
Telnetサーバー
|
TCP
|
telnet
|
any
|
23
|
自動探索の際、対象機器がTelnetポートを開いているかをチェックするのに使用
|
Vista Manager EXが受信する通信ポート・プロトコル
表 5:Vista Manager EXが受信する通信ポート・プロトコル
送信元
|
宛先
|
プロトコル
|
サービス
|
送信元ポート
|
宛先ポート
|
備考
|
AVM EX基本機能関連
|
クライアントPC
|
AVM EX
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
5000
|
|
クライアントPC
|
AVM EX
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
443
|
|
任意のデバイス
|
AVM EX
|
UDP
|
syslog
|
any
|
514
|
|
外部プラグイン
|
AVM EX
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
4443
|
|
任意のデバイス
|
AVM EX
|
UDP
|
sFlow
|
any
|
6343
|
sFlowによるトラフィックモニタリング
|
AWCプラグイン関連
|
クライアントPC
|
AWCプラグイン
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
5443
|
通常は内部通信用
スタンドアローンモード有効時はユーザーアクセスポートとして使用
|
無線AP
|
AWCプラグイン
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
65437
|
|
Vista Manager mini
|
AWCプラグイン
|
TCP
|
|
any
|
65438
|
|
無線AP
|
AWCプラグイン
|
TCP
|
RADIUS
|
any
|
61812
|
エリア認証用簡易RADIUSサーバー
|
AWC-SkyDefender関連
|
クライアントデバイス
|
AWC-SDF
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
9443
|
|
SNMPプラグイン関連
|
クライアントPC
|
SNMPプラグイン
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
6443
|
通常は内部通信用
スタンドアローンモード有効時はユーザーアクセスポートとして使用
|
SNMPエージェント
|
SNMPプラグイン
|
UDP
|
SNMP
|
any
|
162
(デフォルト)
|
ユーザー指定のSNMPプラグインポート設定に依存
|
|
IIS
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
80
|
※IISによる自動設定
|
TCPポート80番は、AVM EXおよびプラグインが使用することはありませんが、IISによって自動的に設定されるため、使用できません。
Vista Manager EXが内部的に使用するポート・プロトコル
表 6:Vista Manager EXが内部的に使用するポート
送信元
|
宛先
|
プロトコル
|
サービス
|
送信元ポート
|
宛先ポート
|
備考
|
AVM EX基本機能関連
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
27017
|
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
5002
|
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
5003
|
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
5601
|
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
9200
|
|
AVM EX
|
内部
|
TCP
|
|
|
4443
|
|
AVM EX
|
AWCプラグイン(WebSocket Server)
|
TCP
|
WebSocket
|
any
|
65440
|
|
AVM EX
|
SNMPプラグイン(WebSocket Server)
|
TCP
|
WebSocket
|
any
|
65441
|
|
AVM EX
|
SD-WAN関連
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
7443
|
|
AVM EX
|
syslog関連
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
8443
|
|
AVM EX
|
状態監視関連
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
10443
|
|
AVM EX
|
Forescout
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
11443
|
|
AVM EX
|
QoS関連
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
12443
|
|
AVM EX
|
内部
|
|
|
|
32209
|
AT-VST-APL/AT-VST-VRTのみ使用
|
AWCプラグイン関連
|
AWCプラグイン
|
AWCプラグイン(WebSocket Server)
|
TCP
|
WebSocket
|
any
|
65440
|
|
AWCプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
|
65432
|
|
AWCプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
|
65433
|
|
AWCプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
|
65435
|
|
AWCプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
|
65436
|
|
AWCプラグイン
|
AWC-SDF
|
TCP
|
HTTP
|
any
|
9443
|
|
AWC-SkyDefender関連
|
AWC-SDF
|
AWC-SDF
|
TCP
|
|
any
|
6555
|
|
AWC-SDF
|
AWCプラグイン
|
TCP
|
HTTPS
|
any
|
5443
|
|
SNMPプラグイン関連
|
SNMP
|
SNMPプラグイン(WebSocket Server)
|
TCP
|
WebSocket
|
any
|
65441
|
|
SNMPプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
any
|
65432
|
|
SNMPプラグイン
|
WMI
|
TCP
|
|
any
|
135他
|
DCOMポートマッパーがTCPポート135番を使用するほか、DCOMが任意のポートを使用
|
SNMPプラグイン
|
内部
|
TCP
|
|
any
|
8888
|
内部システムとの通信に使用
|
SNMPプラグイン
|
ATKK Network Monitor Service
|
TCP
|
|
any
|
777
|
内部的なコマンドの待ち受けに使用
|
同一環境で使用できないシステム
以下のソフトウェアをお使いのサーバーでの動作は未サポートとなります。
■ 弊社製品
- AT-Vista Manager(EX V2.0以前)
- AlliedView NMS Standard Edition
- AlliedView NMS Enterprise Edition
- Allied Telesis Unified Wireless Controller
■ 弊社以外の製品
- Windows IIS Web Serverを使用するソフトウェア
- Apache Web Serverを使用するソフトウェア
- RDBMSを使用するソフトウェア
- PHPバージョン5.3以前を使用するソフトウェア
- その他、本製品が使用する上記ソフトウェアと同じポートを使用するソフトウェア
- パケットキャプチャー用ライブラリーとしてNpcapを使用するソフトウェア
内部プロセスの高負荷によって生じる事象と改善策
サーバーPCが上記の要求仕様を満たす場合でも、管理対象機器との通信状態やユーザー端末の接続状況によっては内部プロセスに高い負荷がかかり、次のような事象が発生することがあります。
- AWCプラグインの各画面において、画面の遷移や表示に時間がかかる
- ストレージへの負荷が高くなる
この場合、次の設定を確認し、不要な機能を無効に設定したり、更新時間を長く設定したりすることで、負荷の低減を図ることができます。
- AWCプラグインの画面更新間隔の変更
「ユーザー管理」画面において、AWCプラグインを操作するすべてのユーザーで「更新間隔」を次のように設定します。
- フロアマップ(無線ステータス) 60秒 → 300秒
- フロアマップ(接続クライアント) 5秒 → 300秒

- 無線侵入検知/不正AP検出の無効化
AWCプラグインメニューの「無線設定」→「侵入検知/防御設定」画面において、AWCプラグインの全ての管理グループに対し、次のように設定します。

- 無線クライアント更新間隔の変更
AWCプラグインメニューの「システム設定」画面において、「ネットワークマップ設定」の「無線クライアント更新間隔」の更新間隔を次のように設定します。

閲覧環境
表 7:閲覧環境
対応OS
|
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022(Standardエディションのみ)
|
Webブラウザー
|
Microsoft Edgeまたは上記対応OSで動作可能なGoogle Chrome
リリース済みの最新のバージョンのみサポートします。
|
CPU
|
Intel Core i3プロセッサー1.7 GHz以上※
|
メモリー(RAM)容量
|
3GB以上(1GB以上の空きが必要)
|
ディスプレイ
|
1,280×768以上必須
|
※ 記載のCPUクロック数はベース動作周波数であり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数ではありませんのでご注意ください。
閲覧環境のコンピューターとAT-Vista Manager EXサーバーの時計は同じ時刻に設定してください。異なる時刻を設定すると、無線クライアントの接続時間が正しく表示されないことがあります。
AVM EXの通信は、プロキシーサーバーを経由しないでください。
AMFデバイスや無線AP、閲覧環境のコンピューターとの通信がプロキシーサーバーを経由すると、AVM EXの動作に影響を与える場合があります。
(例)
- AMFデバイスや無線APが正常にもかかわらず、重大(赤色)で表示される
- デバイスWeb GUIが表示されない(白紙のページが表示される)
- AWCプラグイン、SNMPプラグインが登録できない
通信の詳細は、「概要」/「動作環境」の「使用するポート・プロトコル」をご覧ください。
管理可能な弊社製品
AVM EXで管理可能な弊社製品とファームウェアのバージョンについては弊社Webページをご覧ください。
その他
■ 管理用メールサービス
AVM EXにてユーザーを管理する際、ユーザーがログイン情報を忘れた場合、ユーザーが登録したメールアドレスに対して、復旧のためのメールを送信します。
また、ライセンス有効期限が近づいた場合、このメールアドレスにライセンスの期限を予告するメールを送信します。
メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、次のものが必要となります。
- 本製品が使う送信元メールアドレス
- 送信用メールサーバー(SMTPサーバー)
※SMTP認証を使用する場合はCRAM-MD5に対応している必要があります。
■ SNMPプラグイン使用時のTLS暗号スイート
SNMPプラグインを使用する場合は、Windowsの設定、または、Active Directoryの設定で次のTLS暗号スイートを無効にしないでください。
これらはAVM EXとSNMPプラグインの間の通信で使用します。
- TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
- TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
インストールの準備 / インストールの準備
本製品で管理するすべてのデバイスと、本製品をインストールするサーバーの時刻が一致するように設定してください。
本製品をインストールする前にNTPサーバーなどで時刻を同期してください。
本製品をインストール後に時刻が大幅にずれている状態から時刻の同期を行うと、ログが正しく表示できない、内部DBが正しく動作しなくなるなど、本製品が正しく動作しないことがあります。
閲覧環境のWebブラウザーにて、AT-Vista Manager EXのIPアドレスもしくはドメイン名からのJavaScriptが実行できるように設定を行ってください。
AVM EXの通信は、プロキシーサーバーを経由しないでください。
AMFデバイスや無線AP、閲覧環境のコンピューターとの通信がプロキシーサーバーを経由すると、AVM EXの動作に影響を与える場合があります。
(例)
・AMFデバイスや無線APが正常にもかかわらず、重大(赤色)で表示される
・デバイスWeb GUIが表示されない(白紙のページが表示される)
・AWCプラグイン、SNMPプラグインが登録できない
通信の詳細は、「概要」/「動作環境」の「使用するポート・プロトコル」をご覧ください。
サーバーPCの準備
タイムゾーンの設定
OSのタイムゾーンを「(UTC09:00) 大阪、札幌、東京」に設定します。
- Windowsのスタートメニューから「設定」を開きます。
- 「時刻と言語」を開きます。
- 「タイムゾーン」を「(UTC09:00) 大阪、札幌、東京」に設定します。
ディスクのクリーンアップタスクの無効化
Windows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019にインストールする場合は、WindowsのSilentCleanupタスクにより一時ファイルが削除されないよう、以下の設定を行ってください。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを実行し、クリーンアップ設定を行います。
※/sageset はクリーンアップ設定を行うオプションで、0~65535の保存番号を指定します(上記の例では2番)。
- 手順2の後、「ディスク クリーンアップの設定」画面が表示されたら、削除されるファイルから「一時ファイル」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
- Windowsのアプリメニューから「Windows システムツール」→「管理ツール」→「タスク スケジューラー」を開きます。
- 「タスク スケジューラー」ウィンドウの左ペインの「タスク スケジューラ ライブラリ」から、「Microsoft」→「Windows」→「DiskCleanup」の順に選択します。
- 画面中央のペインに表示される「SilentCleanup タスク」を選択し、右クリックします。
- ポップアップメニューから「プロパティ」をクリックします。
- 「SilentCleanup のプロパティ」ダイアログの「操作」タブを選択し、「編集」ボタンをクリックします。
- 「引数の追加」欄に、手順1で用意したクリーンアップ設定を以下のように指定し、「OK」ボタンをクリックします。
/autoclean /sagerun:2 /d %systemdrive% ↓
※/sagerun は指定した設定番号(上記の例では2番)を使用してcleanmgrを実行するオプションです。
本設定はWindows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019のFeature Update(大型アップデート)が実施されると設定内容が消去される場合がありますので、Feature Update実施後は本設定を再度行ってください。
省電力設定の無効化
AMF機器や無線AP、SNMPエージェントなどからの情報を収集するため、自動スリープなどの省電力設定は無効にする必要があります。
手動でのスリープ状態や休止状態などの省電力状態への移行も未サポートとなりますので、実施しないでください。
- Windowsのスタートメニューから「設定」を開きます。
- 「システム」を開きます。
- 「電源とスリープ」を選択し、「関連設定」の「電源の追加設定」をクリックします。
「電源オプション」ダイアログが表示されます。
- 現在適用されているプランの「プラン設定の変更」をクリックします。
- 「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
- 「ハードディスク」の「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」を「0(分)」に設定します。
- 「スリープ」以下に次の設定項目がある場合は、両方とも「なし」に設定します。
- 次の時間が経過後スリープする
- 次の時間が経過後休止状態にする
ストレージセンサー機能の無効化
Windows 10にインストールする場合は、ストレージセンサー機能によりAVM EXのシステムが使用する一時ファイルが削除されないように、以下の設定を行ってください。
- Windowsのスタートメニューから「設定」を開きます。
- 「システム」を開きます。
- 「記憶域」を選択し、「ストレージセンサー」をオフにします。
.NET Frameworkのインストール
AWCプラグインまたはSNMPプラグインを使用する場合は.NET Framework 4.8(またはそれ以降のバージョン)のインストールを行ってください。
- Microsoft社のWebサイト(https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/framework/install/)を開きます。
- 「サポートされているWindowsバージョン」から、サーバーPCで使用しているOSに当てはまるものリンクをクリックします。
- 「.NET Framework 4.8のダウンロード」をクリックします。
- 「Download .NET Framework 4.8」ページにて、RuntimeまたはDeveloper Packをダウンロードします。
- ダウンロードしたインストーラーを起動し、画面の手順に従ってインストールしてください。
■ 確認
.NET Frameworkのバージョンを確認する際は、以下のサイト(https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/framework/migration-guide/how-to-determine-which-versions-are-installed)をご参照ください。
代表として、コマンドプロンプトを使用して、必要なバージョンの.NET Frameworkがインストールされているか確認する方法を次に記します。
- コマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを実行し、インストールされている.NET FrameworkのRelease値を確認します。
reg query "HKLM\SOFTWARE\MICROSOFT\NET Framework Setup\NDP\v4\Full" /v Release ↓
- 表示される16進数の戻り値を確認します。戻り値の一例を次に示します。
Release REG_DWORD 0x80eb1
16進数の5桁目が「8」以上の場合は、.NET Frameworkのバージョンが4.8またはそれ以降であることを表します。
16進数の5桁目が「7」以下の場合、または、「エラー: 指定されたレジストリ キーまたは値が見つかりませんでした」と表示される場合は必要なバージョンの.NET Frameworkがインストールされていません。上記に従ってインストールしてください。
IISのインストール
SNMPプラグインを使用する場合は、下記の手順でIISのインストールを行ってください。
以下の手順ではWindows Server、Windows 10にIISをインストールする場合を示します。
SNMPプラグインを使用しない場合は、以下の手順は不要です。「AMF機器の準備」に進んでください。
Windows Serverへのインストール
- Windowsのスタートメニューから「サーバー マネージャー」を開きます。

- 「役割と機能の追加」をクリックし、「役割と機能の追加ウィザード」を開きます。

- 「次へ」を数回クリックし、「サーバーの役割の選択」の画面に移動します。

- 「Web サーバー (IIS)」のチェックボックスを有効にします。
- 「Web サーバー (IIS) に必要な機能を追加しますか?」のウィンドウが表示されます。
「管理ツールを含める (存在する場合)」のチェックボックスが有効であることを確認し、「機能の追加」をクリックします。
- 「Webサーバー (IIS)」のチェックボックスが有効になったことを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「機能の選択」画面が表示されたら「.NET Framework 4.X Features」をクリックしてツリーを展開し、「ASP.NET 4.X」のチェックボックスを有効にし、「次へ」をクリックします。
- 「次へ」を数回クリックし、「役割サービス」画面を表示します。
- 「アプリケーション開発」の三角マークをクリックしてツリーを展開し、「.NET 拡張機能 4.X」と「ASP.NET 4.X」のチェックボックスを有効にします。
- 「ASP.NET 4.X」のチェックボックスを有効にすると「ASP.NET 4.X に必要な機能を追加しますか?」のウィンドウが表示されます。
「管理ツールを含める (存在する場合)」のチェックボックスが有効であることを確認し、「機能の追加」をクリックします。
- 「次へ」をクリックし、「インストール オプションの確認」画面を表示します。
「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」のチェックボックスを有効にします。
- 「自動的に再起動しますか?」の確認メッセージが表示されますので「はい」をクリックします。
- 「インストール」をクリックします。

- 「インストール進行状況」画面が表示され、インストールが完了したら「閉じる」をクリックします。

■ 確認
- Webサーバー(IIS)のインストールが完了したら、インストールと同じ手順で「役割と機能の追加ウィザード」を開きます。

- 「次へ」を数回クリックし、「サーバーの役割の選択」の画面に移動します。

- 「Webサーバー (IIS)」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

- 「次へ」をクリックし、「機能の選択」の画面に移動します。

- 「.NET Framework 4.X Features」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

- 「キャンセル」をクリックし、「サーバーの役割の選択」の画面を閉じます。
Windows 10へのインストール
- コントロール パネルから「Windows の機能の有効化または無効化」を開きます。
(コントロール パネル > プログラム > Windows の機能の有効化または無効化)

- 「.NET Framework 4.X Advanced Services」の「+」をクリックしてツリーを展開し、「ASP.NET 4.X」のチェックボックスにチェックをつけます(4.Xはインストールした.NET Frameworkのバージョン)。

- 「インターネット インフォメーション サービス」のチェックボックスをクリックし、「+」をクリックしてツリーを展開します。

- 「インターネット インフォメーション サービス」配下の「World Wide Web サービス」、その下の「アプリケーション開発機能」の「+」を順次クリックしてツリーを展開します。
- 「ASP.NET 4.X」のチェックボックスにチェックをつけます(4.Xはインストールした.NET Frameworkのバージョン)。
「ASP.NET 4.X」のチェックをつけると、付随するいくつかの機能にもチェックボックスにチェックがつきます。

- 「ISAPI 拡張」のチェックボックスにチェックがついていることを確認します。
- 「OK」をクリックします。
「必要なファイルを確認しています」というメッセージと進行状況が表示されます。

- 「必要な変更が完了しました」と表示されたら、IISのインストールは完了です。
「閉じる」ボタンをクリックして画面を閉じます。

■ 確認
- Webサーバー(IIS)のインストールが完了したら、インストールと同じ手順で「Windows の機能の有効化または無効化」を開きます。

- 「.NET Framework 4.X Features」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

- 「Webサーバー (IIS)」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

- 「キャンセル」をクリックし、「Windows の機能の有効化または無効化」の画面を閉じます。
AMF機器の準備
AMFネットワークの監視を行う場合は、AVM EXによる管理を受け付けるよう、AMF機器に次の設定を行ってください。
- AMFコントローラー(存在する場合)とすべてのAMFマスターで「atmf topology-gui enable」コマンドを有効にします。
AMFコントローラーでは自動的に「atmf topology-gui enable」コマンドが有効になります。
- すべてのAMFノードで「service http」コマンドを有効にします。
この設定は、スイッチではデフォルトで有効、ルーターではデフォルトで無効となっています。
AMF Cloud(AT-VST-APL版)、AMF Cloud(AT-VST-VRT版)では、スタートアップコンフィグなしで起動した場合に自動で「atmf topology-gui enable」コマンドと「service http」コマンドが有効になります。
- AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)で、「log event-host atmf-topology-event」コマンドを有効にします。
- AMFコントローラー(存在する場合)とすべてのAMFマスターがAVM EXをインストールしたPCと通信できるようにIPの設定を行います。
- すべてのAMFノードに共通の、権限レベル15(特権レベル)のユーザーアカウントを設定します。
このアカウントはAVM EXからのアクセスに使用されます。
AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)にて、事前にAVM EXからの管理用の権限レベル15のユーザーアカウントを作成し、AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントと分けることをお勧めします。
AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントをAVM EXからの管理に共用する場合は、AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間(aaa local authentication attempts lockout-timeコマンド)を5分未満、またはロックアウトを使用しないように設定してください。
AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間が5分以上に設定されており、かつ、AMFコントローラーまたはマスターのCLI接続用アカウントをAVM EXからの管理に共用すると、AMFコントローラーまたはマスターへのログインに連続して失敗しアカウントがロックアウトされた場合に、AVM EXからAMFネットワークの状態が取得できないうえ、AVM EXからのトポロジー更新により継続的にロックアウトのタイマーが更新され、該当のユーザーがログインできないままになります。
AlliedWare Plus ファームウェアバージョン 5.4.7-2.x以降では、AVM EXの認証に電子証明書を用いたTLSクライアント証明書認証を使用することで、AMFデバイス側でのユーザー名、パスワード一本化が不要になります。詳しくはAVM EX編「クイックツアー / 概要 / AMF機器の準備 / TLSクライアント証明書認証」をご覧ください。
AVM EXで登録するユーザー名とパスワードを変更する場合は、AVM EXの初期化が必要です。
- AMFノードからのSyslogメッセージをAVM EXのSyslogサーバーで受信する場合は、AMFデバイス側で「log」コマンドのhostパラメーターを使用してSyslogサーバーを指定します。
また、「log date-format」コマンドでログの日時フォーマットを iso(ISO 8601形式)に設定します。
なお「log event-host atmf-topology-event」コマンドと「log」コマンドのhostパラメーターは併用できません。
AMF機器側での準備は以上です。
AVM EXによりAMFネットワークを管理されることで、次のように設定が自動で追加されることがあります。
インストール / 本体のインストール
用意するもの
- AVM EXインストーラー(atvmexXXXw.exe、XXXはバージョン番号)
AWCプラグイン、SNMPプラグインを使用する場合は、必要に応じて以下を用意します。
- AWCプラグイン インストーラー(atawcXXXw.exe、XXXはバージョン番号)
- SNMPプラグイン インストーラー(atsnmpXXXw.exe、XXXはバージョン番号)
インストーラーは、AT-Vista Manager EX基本パッケージ ライセンス証書に同梱のDVDに収載されています。
また、弊社Webページには最新バージョンのインストーラーのダウンロードページが用意されています。既にライセンス発行が済んでいる場合は、ライセンスファイルと併せて発行されているサポートIDを入力すると、インストーラーをダウンロードできます。
弊社Webページに掲載されている「お試し版インストーラー」は、上記の最新版と同じ内容であり、本運用にも使用できます。本運用に移行する際は、弊社担当営業より購入した正規ライセンスが必要となります。
AVM EXと併せてAWCプラグイン、SNMPプラグインをインストールする場合は、AVM EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe、XXXはバージョン番号)、AT-SNMPインストーラー(atsnmpXXXw.exe、XXXはバージョン番号)を保管してください。
この際、同じ種類でバージョンが異なるプラグインのインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。(atawc100w.exeとatawc110w.exeなど)
インストール手順
インストールを行う場合は、次の手順に従ってインストールしてください。
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。
AT-Vista Manager EXをインストールするディレクトリーおよびバックアップファイルを保管するディレクトリーには、WindowsのEFS暗号化機能を適用しないでください。
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。
- Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。
- インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。
- 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

- インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。

- 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。

- 使用許諾契約のダイアログが表示されます。
ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

- インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダーは変更できません。デフォルト以外のフォルダーへのインストールは未サポートです。
インストール先フォルダーにファイルが存在する場合は事前にファイルを削除してください。

- インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
AVM EXとAWCプラグイン、SNMPプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックを付けて「次へ」をクリックします。

- プラグインの設定ダイアログが表示されます。
AWCプラグイン、SNMPプラグインとの通信にはHTTPS接続を使用します。
AVM EXが動作しない場合などに、プラグインのWeb管理画面に直接アクセスできるようにする場合は、「公開鍵を作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
プラグインのWeb管理画面に直接アクセスできるようにしない場合は、「公開鍵を作成しない」を選択し、「次へ」をクリックします。
デフォルトは「公開鍵を作成しない」です。

「公開鍵を作成する」を選択した場合、インストール後、次のフォルダーに「public-key.pem」が作成されます。
C:\Users\ [ユーザー名] \Documents\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX\certs\public-key.pem
この公開鍵ファイルを使用すると、管理者アカウントのパスワードを持たなくともAWCプラグイン、SNMPプラグインの全機能を操作できます。公開鍵ファイルはアクセス権限が制限された場所にて適切に保管してください。
- サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
変更しない場合は、「次へ」をクリックします。
AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスを変更した場合は、「AWCプラグイン リファレンスマニュアル」をご覧のうえ、IPアドレスの変更をAVM EXのシステムに反映してください。

- インストール前の要約ダイアログが表示されます。
インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
変更しない場合は、「インストール」をクリックします。

- インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。

- インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

インストール / AWC-Sky Defenderのインストール
無線資産アドバンスド・コントロール AWC-SDF(AWC-Sky Defender)は、Vista Manager mini管理下の無線APに接続する無線クライアントのMACアドレスを効率的に収集するための拡張ユーティリティーです。
AWC-SDFを使用するためには、AVM_EX、AWCプラグインとは別に、インストーラーを使用してインストールを行う必要があります。
実際の使用方法については、AWCプラグイン リファレンスマニュアルをご覧ください。
用意するもの
- AWC-Sky Defenderインストーラー(awcsdfXXXw.exe、XXXはバージョン番号)
インストーラーは、弊社Webページよりダウンロードいただくか、AT-Vista Manager EX基本パッケージ ライセンス証書に同梱のDVDに収載されたものをお使いください。
インストール手順
- Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。
- AWC-Sky Defenderインストーラー(awcsdfXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。
- AWC-Sky Defenderのインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

- インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。

- 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。

- インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダーは変更できません。デフォルト以外のフォルダーへのインストールは未サポートです。
インストール先フォルダーにファイルが存在する場合は事前にファイルを削除してください。

- ショートカットフォルダーの選択ダイアログが表示されます。
適宜ショートカットフォルダーを作成します。
デフォルトでは、プログラムグループ「AT-Vista Manager EX」以下に「AWC-Sky Defender」が作成されます。本書および関連のリファレンスマニュアルでは、デフォルト設定に従って説明します。

- インストール前の要約ダイアログが表示されます。
インストールフォルダー、ショートカットフォルダーが正しいかを確認します。
変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
変更しない場合は、「インストール」をクリックします。

- インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。

- インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

インストール後の推奨設定 / AWCプラグインのポート番号設定
AWCプラグインとSNMPプラグインのWebサーバーのHTTPSポート番号は、デフォルトではAWCプラグインは5443、SNMPプラグインは6443、AWC-SDFは9443に設定されています。
AWCプラグインのHTTPSポート番号を変更する場合は、次の手順で行います。
通常は変更の必要はありません。
AVM EXサーバーのポート番号(5000/443)、SNMPプラグインのHTTPSポート番号(6443)は変更できません。
AWCプラグイン、SNMPプラグインの管理画面にHTTP接続することはできません。
また、AVM EXの管理画面にHTTPS接続を行う場合は、初期設定完了後、「システム管理」画面にて設定します。
AWCプラグインサーバーのポート番号を、AVM EXサーバーやSNMPプラグインサーバー、AWC-SDFプロセス、AT-Vista Manager EXがインストールされたPCサーバー上で実行しているその他のサービスと重複させないでください。
- [AVM EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\tools\change_port\change_port.batを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「Please input the port number : 」と聞かれるので、変更したいポート番号を入力します。
- バッチ処理が完了したら完了です。
■ 確認方法
手順2でポート番号を「8443」と入力した場合は、Webブラウザーでhttps://localhost:8443/にアクセスを試みます。
設定変更が正しく行われている場合、AWCプラグインのログイン画面が表示されます。
インストール後の推奨設定 / SNMPプラグインのWebサービスの確認
IISの設定
- Windowsのアプリメニューから「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。
- 左側の「接続」ペインのツリーを「コンピューター名」⇒「サイト」⇒「NetManager Site」⇒「NetManager」の順に展開します。
- 「接続」ペインから「api」をクリックし、右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。

- 「アプリケーションの編集」ウィンドウが表示されたら「選択」をクリックします。

- 「アプリケーション プールの選択」ウィンドウが表示されたら「プロパティ:」の設定が以下の内容であることを確認し、設定が異なる場合は「アプリケーション プール設定の変更」を行います。
- .Net CLR バージョン: 4.0
- パイプライン モード: 統合

- 「キャンセル」をクリックし、「アプリケーション プールの選択」ウィンドウと「アプリケーションの編集」ウィンドウを閉じます。
- 「接続」ペインのツリーから「web2」をクリックし、右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。
- 「アプリケーションの編集」ウィンドウが表示されたら「選択」をクリックします。
- 「アプリケーション プールの選択」ウィンドウが表示されたら「プロパティ:」の設定が以下の内容であることを確認し、設定が異なる場合は「アプリケーション プール設定の変更」を行います。
- .Net CLR バージョン: 4.0
- パイプライン モード: 統合
- 「キャンセル」をクリックし、「アプリケーション プールの選択」ウィンドウと「アプリケーションの編集」ウィンドウを閉じます。
- 右上の「×」ボタンをクリックし、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を閉じます。
アプリケーション プール設定の変更
- 左側の「接続」ペインのツリーから「アプリケーション プール」をクリックします。
- 「アプリケーション プール」の一覧が表示されたら「NetManagerAppPool」をクリックします。

- 右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。
- 「アプリケーション プールの編集」ウィンドウが表示されたら各ドロップダウンリストを以下の設定に変更します。
- 「.Net CLR バージョン」ドロップダウンリスト:「.Net CLR バージョン v4.0.xxx」
(※ xxxのバージョンは環境により異なります)
- 「マネージ パイプライン モード」ドロップダウンリスト:「統合」

- 「アプリケーション プールを直ちに開始する」のチェックボックスが有効であることを確認し、「OK」をクリックします。
- 再度「SNMPプラグインのWebサービスの確認」を実施し、設定が反映されていることを確認します。
TLS 1.0/TLS 1.1の無効化
TLS 1.0/TLS 1.1プロトコルは最新の暗号化アルゴリズムをサポートしておらず、セキュリティー上の脆弱性があるため、これらのプロトコルを無効に設定することを推奨します。
- Windowsのアプリメニューから「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー」を起動します。
- 左側の「接続」ペインのツリーを「コンピューター名」⇒「サイト」⇒「NetManager Site」の順に展開します。
- 右側の「操作」ペインの「バインド」を選択し「サイトバインド」を表示します。
- 「サイト バインド」内に登録されている「https」を選択して「編集」ボタンを押します。
- 「サイト バインドの編集」画面で、「レガシ TLS を無効にする」にチェックが入っていることを確認します。
- 「キャンセル」をクリックし、「サイト バインドの編集」と「サイト バインド」を閉じます。
- 右上の「×」ボタンをクリックし、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を閉じます。
Windowsのビルドによっては、AT-Vista Manager EX バージョン3.10.1以降をインストールしても無効化できない場合があります。
AT-Vista Manager EX バージョン3.10.1以降をお使いにもかかわらず、本設定にチェックが入っていない場合は、専用のバッチファイルによりTLS 1.0/TLS 1.1を無効化してください。
本操作により、IISで運用しているすべてのサイトでTLS 1.0およびTLS 1.1は使用されなくなります。同じPCで運用しているIISのサイトすべてに影響があります。TLS 1.0またはTLS1.1に依存するサイトがある場合、正常に動作しなくなりますのでご注意ください。
- Windowsのスタートメニューから「コマンドプロンプト」を管理者権限で選択します。
- バッチファイルのあるディレクトリーに移動します。
cd [AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-SNMP\NetManager\tools\support ↓
- バッチファイルを実行します。
- コンピューターを再起動します。
インストール後の推奨設定 / Windows ファイアウォール経由通信の許可設定
AT-Vista Manager EXをインストールしたサーバーPCのファイアウォールが有効になっている場合、必要なパケットの受信を許可します。
SNMPプラグインを使用する場合、Trap受信やダイレクトブロードキャストアドレスを使用したサブネットの自動探索を行うための設定を行います。
また、AVM EXにてアドバンストトラフィックモニタリングを使用する場合は、サーバーPCをsFlowコレクターとして使用するため、sFlowパケットの受信を許可します。
- コントロール パネルからWindowsファイアウォールを開きます。
(コントロール パネル > システムとセキュリティ > Windowsファイアウォール)
- ダイアログ左側から、「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
- SNMPプラグインを使用するため、SNMPパケットの受信を許可します。SNMPプラグインを使用しない場合は、手順3~14は省略してください。
まず、「許可されたアプリ」ダイアログ上部の「設定の変更」をクリックしダイアログ内のリストから、以下の項目を探してチェックを入れます。
この際、使用環境に合わせて、プライベート/パブリックにもチェックを入れてください。
- 「許可されたアプリ」ダイアログ下部の「OK」をクリックします。
続く手順では、サブネットの自動探索にダイレクトブロードキャストアドレスを使用するため、任意のICMP Echo Replyを受信するよう設定を行います。サブネットの自動探索にダイレクトブロードキャストアドレスを使用しない場合は、手順5~14は省略してください。
- スタートメニューの「コントロール パネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を起動します。
- 「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」にて、「受信の規則」を選択し、「操作」の「新規の規則...」を選択します。
- 「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「プログラム」ステップで「すべてのプログラム」が選択されていることを確認します。
- 「サービス」の「カスタマイズ」をクリックし、「このサービスに適用する」を選択し、「ATKK Network Monitor AutoDiscovery Manager Service」を指定します。「OK」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「プロトコルおよびポート」ステップにおいて、「プロトコルの種類」に「ICMPv4」を指定し、「カスタマイズ」をクリックします。
- 「ICMP 設定のカスタマイズ」ダイアログで、「特定の種類の ICMP」を選択し、「この種類の ICMP」の「種類」に「0」、コードに「任意」を選択し、「追加」をクリックします。追加された種類がチェックされているのを確認して「OK」をクリックし、「プロトコルおよびポート」に戻り、「次へ」をクリックします。
- 「操作」ステップで、「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(SNMPプラグイン以外で必要がない場合は「ドメイン」、「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。
「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。
- 「名前」ステップで、任意の名前(例:ICMP自動探索)を入力します。「完了」をクリックすると、「新規の受信の規則ウィザード」の設定が完了します。
続く手順では、AVM EXにてアドバンストトラフィックモニタリングを使用するため、sFlowパケットの受信を許可します。アドバンストトラフィックモニタリングを使用しない場合は、手順15~21は省略してください。
- サブネットの自動探索にダイレクトブロードキャストアドレスを使用する設定を省略した場合は、スタートメニューの「コントロール パネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を起動します。
- 「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」にて、「受信の規則」を選択し、「操作」の「新規の規則...」を選択します。
- 「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「ポート」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「プロトコルおよびポート」ステップで、「TCP と UDP のどちらにこの規則を適用しますか?」の選択肢に「UDP」、「すべてのローカル ポートと特定のローカル ポートのどちらを対象にこの規則を適用するかを選択してください。」の選択肢に「特定のローカル ポート」を選択し、ポート番号として「6343」を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「操作」ステップで「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(アドバンストトラフィックモニタリング以外で必要がない場合は「ドメイン」、「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。
「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。
- 「名前」ステップで、任意の名前(例:sFlowパケット)を入力します。「完了」をクリックすると、「新規の受信の規則ウィザード」の設定が完了します。
インストール後の推奨設定 / ウィルススキャンソフト対象外設定
ウィルスチェックソフトによる必要ファイルの誤検知や隔離、削除を防ぐため、AT-Vista Manager EXで使用する以下のディレクトリーに対して、ウィルスチェックソフトの検知対象から除外することをお勧めします。
詳細な手順は、お使いのウィルスチェックソフトのマニュアルを参照してください。
- AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー
C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX
- AT-Vista Manager EXが使用する Windowsシステムディレクトリー
C:\Windows\system32\config\systemprofile\.vista-manager\
- Npcap
C:\Program Files\Npcap
AT-TQシリーズファームウェアアップデート / 手順
ここでは、付属のTQ Firmware Updateツールを使用して、AT-TQ4600無線APのファームウェアをアップデートする方法について説明します。
本ツールはAT-TQ1402/5403/5403e/6602/6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm1402/5403/6602 GEN2/6702 GEN2には対応しません。
AT-TQ4600 SDN/OpenFlow対応ファームウェアのアップデートについては、弊社Webページに掲載の「AT-TQ4600/4400 AT-SecureEnterpriseSDN Controller対応 セットアップガイド」を併せてご覧ください。
用意するもの
- TQ Firmware Updateツール
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\tq_firmware_update.exe
- 設定ファイル(CSV形式)
1台の無線APの情報を、IPアドレス、ユーザー名、パスワード、プロトコル、ポート番号の順にカンマ区切りで1行に記述します。
■ 例: tq_firmware_update.csv
192.168.1.230,manager,friend,http,80
192.168.1.231,manager,friend,http,80
表 1
IPアドレス
|
無線APのIPアドレス
|
ユーザー名
|
無線APのログインユーザー名
|
パスワード
|
無線APのログインパスワード
|
プロトコル
|
ログインに使用するサーバーのプロトコル(httpまたはhttps)
|
ポート番号
|
ログインに使用するサーバーのポート番号(プロトコルがhttpsの場合は443)
|
- AT-TQシリーズ ファームウェア(IMG形式)
例: AT-TQ4600-4.3.2.bxx.img、AT-TQ4600-4.1.1.sxx.img
注意事項
- 1回のファームウェアの更新では、1つのファームウェアしか選択できません。
- ファームウェアの更新は設定ファイルに書かれた順に1台ずつ実行されます。
- ファームウェアのファイル名は変更しないでください。
- 通常版ファームウェアはプライマリー/セカンダリーが保存されています。両方をアップデートするためアップデート作業を2回実施してください。
SDN/OpenFlow対応ファームウェアはプライマリーのみが保存されます。
- 通常版ファームウェアがインストールされたAT-TQ4600にSDN/OpenFlow対応ファームウェアをインストールする場合は、該当バージョンに対応した中間ファームウェアをインストール後、一旦TQ Firmware Updateツールを閉じ、再度、SDN/OpenFlow対応ファームウェアをインストールする必要があります。
SDN/OpenFlow対応ファームウェアを新しいバージョンにアップデートする場合は、直接新しいバージョンのSDN/OpenFlow対応ファームウェアをインストールできます。
本ツールでは、SDN/OpenFlow対応ファームウェア バージョン1.2.0以前からバージョン4.1.1Sへのアップデートは未サポートとなります。別途、AT-TQシリーズのWeb設定画面から個別にアップデートを行ってください。
設定手順
TQ Firmware Updateツールは、AT-Vista Manager EXインストール後、下記ディレクトリーに保存されます。
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\tq_firmware_update.exe
- TQ Firmware Updateツールの実行ファイル(tq_firmware_update.exe)を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 設定画面が表示されます。
用意した設定ファイルとファームウェアを選択して「開く」ボタンをクリックします。

表 2:TQ Firmware Updateツール 初期画面
項目名
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説明
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設定ファイル
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「参照」ボタン
|
用意した設定ファイルを指定します。
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ファームウェア
|
「参照」ボタン
|
用意したファームウェアファイルを指定します。
|
バージョン番号
|
ファームウェアのバージョンが表示されます。
|
ビルド番号
|
ファームウェアのビルド番号が表示されます。
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その他
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「開く」ボタン
|
実行画面が開きます。
|
「終了」ボタン
|
アップデートを止めます。
|
- 実行画面が開きます。

表 3:TQ Firmware Updateツール 実行画面
項目名
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説明
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IPアドレス
|
無線APのIPアドレスが表示されます。
|
プライマリー
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無線APのプライマリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。
|
セカンダリー
|
無線APのセカンダリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。
|
実行状態
|
「実行」ボタンをクリックした結果が表示されます。
また、「確認」ボタンをクリックした場合、インストールされたファームウェアバージョンの確認を行っている無線APの実行状態欄に「確認中」が表示されます。
|
ログ
|
ログが表示されます。
|
「ログ表示」ボタン
|
ログ画面が開きます。
|
「確認」ボタン
|
無線APの情報を取得します。情報取得の可否は確認結果欄に表示されます。
|
「実行」ボタン
|
ファームウェアの更新を行います。更新の可否は実行状態欄に表示されます。
|
「閉じる」ボタン
|
実行画面を閉じます。
|
- 「確認」ボタンをクリックします。
アップデート前の時点で無線APにインストールされているファームウェアバージョンが、プライマリー、セカンダリーに表示されます。
- 「実行」ボタンをクリックします。
実行状態欄に「成功」と表示され、プライマリーまたはセカンダリーにアップデート後のファームウェアバージョンが表示されれば、アップデートは終了です。
以下の場合は「失敗」になります。
- 無線APの応答がない場合
- ファームウェアと無線APの機種名が異なる場合
- ファームウェアの更新に失敗した場合
- その他エラーになった場合
- 詳細はログ画面に表示されます。

表 4:TQ Firmware Updateツール ログ画面
項目名
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説明
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フィルター
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ログの重要度(INFO、NOTICE、WARN)で絞り込みを行えます。ログ一覧に表示させたい重要度のチェックボックスにチェックを入れると、その重要度に関連したログが表示されます。
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ログ一覧
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ログが表示されます。
|
「更新」ボタン
|
情報の更新を行います。
|
「閉じる」ボタン
|
ログ画面を閉じます。
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ログの履歴は上記ログ画面、またはログファイルに表示されます。
ログファイルは実行ファイルと同じ下記に保存されます。
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\log_xxxxxxxxxxxxxx.txt
※ xxxxxxxxxxxxxxはログファイルの作成日時です。
- 通常版ファームウェアの場合は、セカンダリーファームウェアもアップデートするため、TQ Firmware Updateツールを閉じ、再度1~5の手順を実施してください。
SDN/OpenFlow対応ファームウェアの場合は、以上で終了です。
補足:実行画面のボタンの挙動
- 「確認」ボタンをクリックして無線APの情報を取得するまで「実行」ボタンはクリックできません。
- ファームウェアの更新後は「実行」ボタンが「再実行」ボタンに変わります。
初期設定 / Vista Managerの初期設定
AVM EXに初めてログインする際、初期アカウントのパスワードの変更、ライセンスファイルのアップロードなど、AVM EXの初期設定を行います。
AMFネットワークの設定や、アカウント復旧/ライセンス期限通知用SMTPサーバーの設定についてもここで行います。
AMFネットワークの設定にあたっては、管理対象となるAMFネットワークのAMFコントローラー/マスターと通信可能である必要があります。また、管理に使用する権限レベル15(特権レベル)のユーザーアカウントのユーザーID/パスワードが必要となります。
手順
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。

- 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

- 管理者アカウントの登録を行います。
「Step 1: Vista Manager EX アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。
- ユーザーIDは、初期設定では「manager」が設定されています。
- パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
- メールアドレスは、ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知メールの宛先として使用します。有効なメールアドレスを設定してください。
この手順の実行後は、初期アカウントのユーザーID、パスワードは使用できなくなります。
メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。
SMTPサーバーの設定を行わないまますべての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AT-Vista Manager EXを再インストールする必要があります。
この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
なお、ログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を必要としない場合も、いずれかのメールアドレスを設定してください。

- ライセンスファイルをアップロードします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本パッケージ ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。
アップロードするライセンスファイルは、利用期間中のものを使用してください。
ライセンスファイルの利用開始日より前に先行して適用したり、利用期限の切れたライセンスファイルを適用することはできません。
ライセンスファイルを入手済みでない場合は、ライセンスファイルの発行を受けたうえで改めて初期設定を行う必要があります。
ライセンスファイルの発行には、AVM EXをインストールしたコンピューターごとのシリアル番号が必要となります。
本画面の「シリアル番号」に、AVM EXに生成されたシリアル番号(8桁-4桁-4桁-4桁-12桁のハイフン区切りの16進数)が表示されますので、テキストエディターまたはメモに控えます。
このシリアル番号を添え、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。

初めてインストールした場合に限り、90日間試用ライセンスを適用することができます。
試用ライセンスの適用については、後述の「試用ライセンスの適用」をご覧ください。
- 管理するAMFネットワークの情報を登録し、ネットワーク情報を収集します。
AMFネットワークのAMFマスターまたはコントローラーと通信可能な状態であることを確認し、「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のIPアドレスを入力して、「Next」ボタンをクリックします。
以後、管理対象となるAMFネットワークのAMFマスターまたはコントローラーと通信可能な状態で行ってください。
AMFコントローラーが存在するAMFネットワークではAMFコントローラーのIPアドレスのみを設定し、AMFマスターのIPアドレスは設定しないでください。

AMFコントローラー/マスターの存在しない環境で無線管理機能のみを使用する場合は、左下の「AMF ネットワーク設定を省略」をクリックし、手順9に進みます。
また、AMFネットワーク設定を一旦省略し、あとで設定する場合にも、「AMFネットワーク設定を省略」をクリックし、手順9に進みます。
AMFネットワーク設定を省略し、あとからAMFネットワークの管理機能を使用する場合、AMFネットワークの再設定の際に現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。
- AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のサーバー証明書のフィンガープリントが表示されます。
該当のAMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のCLIにてshow httpコマンドを実行し、表示される証明書のフィンガープリントと照合し、正しい場合には「フィンガープリントの一致を確認」にチェックを入れて「Next」ボタンをクリックします。
該当のAMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)で使用しているAlliedWare Plusファームウェアのバージョンがshow httpコマンドでのフィンガープリントの表示をサポートしていない場合などは、CLIからフィンガープリントを照合できませんので、そのまま「フィンガープリントの一致を確認」にチェックを入れて「Next」ボタンをクリックしてください。

- 管理するAMFネットワークの情報を登録します。
「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「Next」ボタンをクリックします。
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのユーザーID
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのパスワード

AMFネットワークを管理するための、AMFコントローラー(またはAMFマスター)の管理用アカウントを変更する場合は、AVM EXシステムを初期化する必要があります。
AMFネットワーク設定を省略し、あとからAMFネットワークの管理機能を使用する場合、AMFネットワークの再設定の際に現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。登録済みのライセンスを紛失した場合、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)にて、事前にAVM EXからの管理用の権限レベル15のユーザーアカウントを作成し、AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントと分けることをお勧めします。
AMFコントローラーまたはマスターのCLI接続用アカウントをAVM EXからの管理に共用すると、AMFコントローラーまたはマスターへのログインに連続して失敗しアカウントがロックアウトされた場合に、AVM EXからAMFネットワークの状態が取得できないうえ、AVM EXからのポーリングにより継続的にロックアウトのタイマーが更新され、該当のユーザーがログインできないままになります。
- AMFコントローラー(またはAMFマスター)との通信の確認、情報の取得が行われます。

- SMTP設定を行います。
「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AT-Vista Manager EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
ライセンス期限予告やアカウント復元など、AVM EXサーバーからユーザーに対して通知を行う場合は、ここで設定した送信元アドレスから各ユーザーのメールアドレスに対してメールが送信されます。
SMTP認証を使用する場合は、上記に加えて、SMTPサーバーの有効なユーザーIDとパスワードを入力します。
上記の入力後、「完了」ボタンをクリックします。
ユーザーIDとパスワードは、SMTP認証を使用する場合にのみ入力してください。
この時点でSMTP設定を行わない場合、または、メールによるログイン情報の復旧を行わない場合は、「あとで設定」をクリックします。

- 以上で設定は完了です。
AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXのダッシュボード画面が表示されます。

AMFネットワーク設定を省略した場合は、AVM EXのシステム管理画面が表示されます。

初期状態のバックアップ
初期設定が済んだ時点で、AT-Vista Manager EXのバックアップを作成しておくことをお勧めします。
AT-Vista Manager EXのライセンスは、インストールの際に自動生成される内部シリアル番号と関連付けられており、初期設定後の環境構築をやり直す場合など、AT-Vista Manager EXを再インストールすると、再インストール後の新しい内部シリアルでライセンスを再発行する必要があります。
バックアップファイルが存在する場合は、以前の内部シリアルが復元され、ライセンスはそのまま使用できます。
- AVM EXに管理者アカウントでログインします。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「データベース管理」を選択します。
- 「バックアップ」ボタンをクリックします。
- 「Vista Manager EX 設定のバックアップ」ダイアログが表示されます。「バックアップ」ボタンをクリックします。
- バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.tar」です。
試用ライセンスの適用
初回インストール時、90日間試用ライセンスを適用する場合は、以下の手順で行います。
- 「手順」の手順1~3に従い、管理者アカウントの登録を行います。
- 「Step 2: ライセンスのアップロード」画面左下の、「90日間試用ライセンスを適用」ボタンをクリックします。

- 「ソフトウェア使用権許諾」画面が表示されます。
画面に表示されたソフトウェア使用権許諾契約をお読みください。
「承諾」ボタンをクリックすると、「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面が表示されます。

- 「手順」の手順5以降に従い、AMFネットワーク設定、SMTP設定を必要に応じて行います。
- 以上で設定は完了です。
設定の日付から90日間有効な試用ライセンスが適用されます。
「システム管理」画面から「ライセンス管理」を表示すると、試用ライセンス適用開始日と、それに応じたライセンス期間のグラフが表示されます。

実際に管理・運用可能な無線APの数は、「AWCプラグイン リファレンスマニュアル」の「管理可能数」をご覧ください。
正規ライセンスに移行する際には、「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」の手順に従って、正規ライセンスを適用してください。
正規ライセンス(有償ライセンス、トライアルライセンス)を適用すると、その時点で90日間試用ライセンスは削除されます。
90日間試用ライセンスから正規ライセンスに移行する際、正規ライセンスのご利用開始日以前に適用手順を行うと、ご利用開始日までの期間は90日間試用ライセンスが無効となり、AT-Vista Manager EXを使用できなくなります。正規ライセンスへの移行は、使用開始日に行うことをお勧めします。
また、90日間試用ライセンスが有効な間は各種プラグインやAIO、AWC-CB、AWC-SCなどすべての機能が使用できますが、正規ライセンスを適用後は、90日間試用ライセンスによる有効期限が残っていた場合でも、適用した正規ライセンスに含まれていない機能は使用できなくなります。該当の機能の使用を継続する場合は、正規の基本ライセンスとともにプラグインライセンス、拡張ライセンスを購入するか、別途個別にプラグインライセンス、拡張ライセンスをご購入ください。
初期設定 / プラグインの登録
AVM EXのプラグイン管理画面にてAWCプラグイン、SNMPプラグインを登録することで、AVM EXのメインメニューからプラグインの機能を使用できるようになります。
プラグインの登録は、インストール時に登録したサーバーIPアドレスのネットワークインターフェースがリンクアップしていることを確認したうえで実施してください。
プラグインの登録
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。
- 管理者アカウントのユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「プラグイン」を選択します。
- プラグイン管理画面右側の、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。
- サーバーURLに、登録するプラグインに対応したURLを入力します。
- AWCプラグイン:https://localhost:5443/wireless_plugin
- SNMPプラグイン:https://localhost:6443/NetManager
AWCプラグインサービスのポート番号を変更した場合は、「localhost:8443」のように、ホスト名のあとに正しいポート番号をコロン区切りで指定してください。
適切なURLを入力すると、接続の検証が自動的に行われます。
- 指定したプラグインのURLから応答があると、「プラグイン証明書フィンガープリント」欄にSHA1とSHA256の証明書フィンガープリントが表示されます。
証明書のフィンガープリントが正しい場合は「フィンガープリントの一致を確認」ボタンをクリックしてプラグインの登録を保存します。
AT-Vista Manager EXのインストール直後にSNMPプラグインを登録しようとした場合、エラーが表示されることがあります。この場合は、数分間待ってから再度登録をお試しください。
- プラグインが正常に登録されると、プラグイン名一覧に「AWC プラグイン」または「SNMP プラグイン」が追加されます。
また、AVM EXのメインメニューに、プラグインの機能に対応するアイコンが追加されます。
- 必要に応じて、手順5からの手順を行って、もう1つのプラグインを登録します。
以後、メインメニューの「AWCプラグイン」メニュー、「SNMPプラグイン」メニュー配下の各種項目を選択すると対応するプラグインの画面が表示されます。
リモートの閲覧環境からAVM EXにアクセスした際に、AWCプラグインのWeb設定画面が表示されないことがあります。
その場合は、AVM EXサーバーのコンピューター名を名前解決できるようにDNSサーバーに設定するか、リモート閲覧用コンピューターのhostsファイル(C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts)にAVM EXサーバーのコンピューター名とIPアドレスを半角スペースまたはタブで区切って追記してください。
証明書アドレスの不一致の警告の抑止
AWCプラグイン、SNMPプラグインのWeb管理画面にログインするときに、証明書のアドレスが実際のサーバーアドレスと一致しない旨の警告が表示されることがあります。
Microsoft Edgeをお使いの場合、次の手順で、証明書のアドレスの不一致についての警告を抑制することができます。
- コントロール パネルから「インターネット オプション」を開きます。
(コントロール パネル > ネットワークとインターネット > インターネット オプション)
- 「インターネット オプション」ダイアログの「詳細設定」タブをクリックします。
- 「設定」を下にスクロールして、「セキュリティ」の「証明書のアドレスの不一致について警告する」のチェックを外します。
- 「OK」ボタンをクリックし、「インターネット オプション」ダイアログを閉じます。
- コンピューターを再起動します。
証明書フィンガープリントの確認
登録しているプラグインの証明書のフィンガープリントは、次の方法で確認できます。
AWCプラグイン
- エクスプローラーで[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\apache\keyフォルダーを開きます。
- fingerprint.txtをテキストエディターで開きます。
SNMPプラグイン
- Windowsのアプリメニューから「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。

- 左側の「接続」ペインのツリーを「コンピューター名」⇒「サイト」の順に展開し、「NetManager Site」をクリックします。

- 右側の「操作」ペインの「バインド」をクリックします。

「サイト バインド」ダイアログが表示されます。

- 「サイト バインド」ダイアログの「https」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。

「サイト バインドの編集」ダイアログが表示されます。

- 「SSL 証明書」にて「netman」が選択されていることを確認し、「表示」ボタンをクリックします。

「証明書」ダイアログが表示されます。

- 「詳細」タブにて「拇印」フィールドの値を確認します。

AWC-Sky DefenderのAWCプラグイン連携
AWC-SDFを使用する場合は、AWCプラグインのユーティリティーとしてAWC-SDFを登録し、連携する必要があります。
- Windowsのスタートメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AWC-SDF - AWC連携」を選択します。
- 「ユーザー アカウント制御」ダイアログにて「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と確認が表示された場合は、「はい」をクリックします。
手順は以上です。
正常にAWCプラグインとAWC-SDFが連携している場合、AVM EXログイン後の画面のAWCプラグインメニューに「ユーティリティ」グループと「Sky Defender」メニュー、「ユーティリティ設定」が追加されます。また、「ユーティリティ」画面には、「Sky Defender」が登録され、接続状況が「接続済み」と表示されます。
アンインストール / 手順
アンインストールを行う場合は、次の手順に従ってアンインストールしてください。
本体のアンインストール
AVM EX、および、インストールされている場合はAWCプラグイン、SNMPプラグイン、AWC-SDFをアンインストールします。
AT-Vista Manager EXのライセンスは、インストールの際に自動生成される内部シリアル番号と関連付けられています。バックアップを行わずにAT-Vista Manager EXをアンインストールし、あとで再度インストールして使用する場合は、再インストール後の新しい内部シリアルでライセンスを再発行する必要があります。バックアップファイルが存在する場合は、以前の内部シリアルが復元され、ライセンスはそのまま使用できます。
Windows 10、Windows Server 2016ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AT-Vista Manager EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
アンインストールは、SNMPプラグインサーバーを停止してから行ってください。
SNMPプラグインサーバーを停止せずにアンインストールを実行すると、「更新が必要なファイルが現在使用中になっています。」といった内容のメッセージが表示される場合があります。この場合は、「自動的に閉じて、アプリケーションの再起動を試みる。」を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
AT-Vista Manager EX バージョン 3.5.0、3.5.1でAWCプラグインを使用していた場合は、アンインストール前に以下のフォルダーを削除してください。
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\amf_gui\var\cache\prod
また、AT-Vista Manager EX バージョン 3.3.xでAWCプラグインを使用していた場合は、アンインストール前に、弊社サポートページのAT-Vista Manager EX バージョン3.3.xのダウンロードページにて配布されている「clear_some_cache.bat」を使用して、キャッシュファイルを削除してください。
AWC-SDFをインストールした際に、「Vista Manager EX - アンインストール」のショートカットが消えてしまう場合があります。この状態でAT-Vista Manager EXをアンインストールする場合は、AT-Vista Manager EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
- インストール時と同じユーザーでログオンします。
- サーバーを停止させます。
Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「サーバー停止」を選択します。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「アンインストール」を選択します。
- AT-Vista Manager EXのアンインストーラーが起動します。
- 「アンインストール」ボタンをクリックするとアンインストールが行われます。
- システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。
「システムを再起動する」を選択しても、完了後に再起動されない場合があります。その場合は、手動でシステムを再起動してください。
弊社旧ソフトウェア製品(Swimシリーズ、AlliedView NMSシリーズ)をデフォルトのインストールフォルダーにインストールしている場合、「C:\Program Files (x86)\Allied Telesis」フォルダーは削除されないため、手動で削除した後に再起動してください。
- システムを再起動します。
AWC-Sky Defenderのみのアンインストール
AWC-SDFをインストールしている際、AVM EX本体は残したまま、AWC-SDFをアンインストールしたい場合は、次の手順で行います。
- インストール時と同じユーザーでログオンします。
- サーバーを停止させます。
Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AWC-SDF サーバー停止」を選択します。
- アンインストーラーを実行します。
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\Utilities\AWC-Sky Defender にある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
- AWC-SDFのアンインストーラーが起動します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完全アンインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
アンインストールが行われます。
- システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。
「システムを再起動する」を選択しても、完了後に再起動されない場合があります。その場合は、手動でシステムを再起動してください。
- システムを再起動します。
アップデート / 手順
本製品を以前のバージョンからアップデートを行う場合は、下記の手順に従ってアップデートしてください。
AT-Vista Manager EXセットアッププログラムによるアップデートインストールはできません。
アップデートを行う場合は、事前に設定のバックアップを作成後、AT-Vista Manager EXをアンインストール、再インストールし、設定のリストアを行います。
以下に典型的なアップデートの手順を記しますが、各種リファレンスをご確認のうえ、実際の環境に合わせて適切に行ってください。
なお、この節では、AT-Vista Manager EX バージョン3.10.5を「新バージョン」、それ以前のバージョンを「旧バージョン」と表記します。
リストア可能なバックアップファイルは、リリースノートをご参照ください。
以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。
AT-Vista Manager 1.X.X(EX V2.0以前)とはライセンスが異なります。これらのソフトウェアからの移行の際は、別途AT-Vista Manager EX 基本パッケージと、用途に応じた拡張ライセンス、プラグインライセンスをご購入ください。
AT-Vista Manager EXのライセンスは、インストールの際に自動生成される内部シリアル番号と関連付けられています。バックアップを行わずにAT-Vista Manager EXをアンインストールし、あとで再度インストールして使用する場合は、再インストール後の新しい内部シリアルでライセンスを再発行する必要があります。バックアップファイルが存在する場合は、以前の内部シリアルが復元され、ライセンスはそのまま使用できます。
アップデートに伴い、AWCプラグイン、AWC-CB(AWC-チャンネルブランケット)、AWC-SC(AWC-スマートコネクト)、SNMPプラグインを新たに追加して使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の概要に表示されるシリアル番号が必要となりますので、事前にシリアル番号をご確認のうえ、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
アップデートに伴いSNMPプラグインを初めて使用する場合は、新バージョンのインストールの前に、動作環境の確認、および、Microsoft .NET FrameworkおよびIISのインストールが必要となります。詳細な手順は、「インストールの準備」の「.NET FrameworkおよびIISのインストール」をご覧ください。
また、インストール後は、「インストール後の推奨設定」に従って、SNMPプラグインのWebサービスをご確認ください。
システムデータのバックアップ作成
AT-Vista Manager EX基本機能のバックアップ
AVM EX編「各種操作 / システムデータの管理 / バックアップとリストア」の「システムデータのバックアップ」を併せてご参照ください。
- AVM EXに管理者アカウントでログインします。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「データベース管理」を選択します。
- 「バックアップ」ボタンをクリックします。
- 「Vista Manager EX 設定のバックアップ」ダイアログが表示されます。「バックアップ」ボタンをクリックします。
- バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.tar」です。
AWCプラグインのバックアップ
AWCプラグイン編「各種操作 / システムデータの管理 / AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」の「システムデータのバックアップ」を併せてご参照ください。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「AT-AWC Plug-in Backup and Restore Utility」ダイアログが表示されます。
- 「バックアップ」タブを選択し、ファイル保存先、パスワード(任意)、コメント(任意)を入力します。
- ログをファイルに保存するかどうかを選択します。
ログはバックアップファイルには保存されません。追ってログを参照する必要がある場合は、「ログを別ファイルとして保存する」チェックボックスにチェックを入れると、ログをCSV形式の独立したファイルに書き出すことができます。
デフォルトはチェックなしです。
- 「実行」ボタンをクリックします。
- バックアップの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
- バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
ファイル名は「config_atawc-X.X.X_BXX-YYYYMMDDhhmmss.zip」です。
手順4にて「ログを別ファイルとして保存する」チェックボックスにチェックを入れた場合、ログファイルは「log_atawc-X.X.X_BXX-YYYYMMDDhhmmss.zip」として保存されます。
AWC-Sky Defenderのバックアップ
AWC-Sky Defender(AWC-SDF)を使用している場合、AWCプラグインのバックアップにはAWC-SDF関連データのうち、AWC-SDFサーバーの登録情報のみが含まれます。このため、AWC-SDFの管理情報は、別途ユーティリティ設定画面からバックアップする必要があります。
- AWCプラグインメニューからユーティリティ設定画面を開きます。
- ユーティリティ設定画面に登録された「Sky Defender」の「バックアップ」ボタンをクリックし、バックアップファイルをダウンロードします。
SNMPプラグインのバックアップ
SNMPプラグイン編「サーバーの設定 / SNMPプラグインシステムのバックアップ・リストア」の「システムデータのバックアップ」を併せてご参照ください。
以下の設定は環境に依存する設定のため、バックアップされる情報の中に含まれません。環境に合わせて手動にて設定をお願い致します。
・ サーバーPCのIPアドレス
最新の状態を保存するためには、SNMPプラグインサーバーを停止することをお勧めします。
- サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - バックアップ」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「バックアップユーティリティ」ダイアログが表示されます。
- ファイル名、コメント(任意)を入力します。
デフォルトのファイル名は「smbackup.cab」です。
- 「実行」ボタンをクリックします。
ダイアログにバックアップの実行状況が表示されます。
- バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
旧バージョンのアンインストール
「アンインストール」/「手順」の「本体のアンインストール」を併せてご参照ください。
Windows 10、Windows Server 2016ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AT-Vista Manager EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
アンインストールは、SNMPプラグインサーバーを停止してから行ってください。
SNMPプラグインサーバーを停止せずにアンインストールを実行すると、「更新が必要なファイルが現在使用中になっています。」といった内容のメッセージが表示される場合があります。この場合は、「自動的に閉じて、アプリケーションの再起動を試みる。」を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
AT-Vista Manager EX バージョン 3.5.0、3.5.1でAWCプラグインを使用していた場合は、アンインストール前に以下のフォルダーを削除してください。
[AT-Vista Manager EXのインストールフォルダー]\Plugins\AT-AWC\amf_gui\var\cache\prod
また、AT-Vista Manager EX バージョン 3.3.xでAWCプラグインを使用していた場合は、アンインストール前に、弊社サポートページのAT-Vista Manager EX バージョン3.3.xのダウンロードページにて配布されている「clear_some_cache.bat」を使用して、キャッシュファイルを削除してください。
AWC-SDFをインストールした際に、「Vista Manager EX - アンインストール」のショートカットが消えてしまう場合があります。この状態でAT-Vista Manager EXをアンインストールする場合は、AT-Vista Manager EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
- インストール時と同じユーザーでログオンします。
- サーバーを停止させます。
Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「サーバー停止」を選択します。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「アンインストール」を選択します。
- AT-Vista Manager EXのアンインストーラーが起動します。
- 「アンインストール」ボタンをクリックするとアンインストールが行われます。
- システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。
インストールフォルダーの削除と再起動
- インストールフォルダーを削除します。
デフォルトのインストールフォルダー(Cドライブにインストールした場合)は以下となります。
C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX
- サーバーPCを再起動します。
新バージョンのインストール
本書の「概要」から「AT-TQシリーズファームウェアアップデート」までの手順に従って、新バージョンのAT-Vista Manager EXをインストールします。
なお、新バージョンにてAWCプラグイン、SNMPプラグインを使用する場合は、メモリー(RAM)容量、ストレージ(ハードディスク・SSD)容量が旧バージョンより多く必要になる場合があります。また、事前に別途ソフトウェアのインストールが必要な場合があります。使用環境をご確認のうえ、適切にインストールを行ってください。
「インストール」/「本体のインストール」を併せてご参照ください。
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。
AVM EXと併せてAWCプラグイン、SNMPプラグインをインストールする場合は、AT-Vista Manager EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe、XXXはバージョン番号)、AT-SNMPインストーラー(atsnmpXXXw.exe、XXXはバージョン番号)を保管してください。この際、同じ種類でバージョンが異なるプラグインのインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。(atawc100w.exeとatawc110w.exeなど)
- Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。
- インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。
- 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

- インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。

- 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。

- 使用許諾契約のダイアログが表示されます。
ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

- インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダーは変更できません。デフォルト以外のフォルダーへのインストールは未サポートです。
インストール先フォルダーにファイルが存在する場合は事前にファイルを削除してください。

- インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
AVM EXとAWCプラグイン、SNMPプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックを付けて「次へ」をクリックします。

- プラグインの設定ダイアログが表示されます。
AWCプラグイン、SNMPプラグインとの通信にはHTTPS接続を使用します。
AVM EXが動作しない場合などに、プラグインのWeb管理画面に直接アクセスできるようにする場合は、「公開鍵を作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
プラグインのWeb管理画面に直接アクセスできるようにしない場合は、「公開鍵を作成しない」を選択し、「次へ」をクリックします。
デフォルトは「公開鍵を作成しない」です。

- サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
変更しない場合は、「次へ」をクリックします。
AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスを変更した場合は、「AWCプラグイン リファレンスマニュアル」をご覧のうえ、IPアドレスの変更をAVM EXのシステムに反映してください。

- インストール前の要約ダイアログが表示されます。
インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
変更しない場合は、「インストール」をクリックします。

- インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。

- インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

AWC-Sky Defenderのインストール
AWC-Sky Defender(AWC-SDF)を使用する場合は、上記の手順に続けて、別途、新バージョンのAWC-SDFをインストールします。
「インストール」/「AWC-Sky Defenderのインストール」を併せてご参照ください。
- AWC-Sky Defenderインストーラー(awcsdfXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。
- AWC-Sky Defenderのインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。
- インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。
- 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。
- インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダーは変更できません。デフォルト以外のフォルダーへのインストールは未サポートです。
インストール先フォルダーにファイルが存在する場合は事前にファイルを削除してください。
- ショートカットフォルダーの選択ダイアログが表示されます。
適宜ショートカットフォルダーを作成します。
デフォルトでは、プログラムグループ「AT-Vista Manager EX」以下に「AWC-Sky Defender」が作成されます。本書および関連のリファレンスマニュアルでは、デフォルト設定に従って説明します。
- インストール前の要約ダイアログが表示されます。
インストールフォルダー、ショートカットフォルダーが正しいかを確認します。
変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
変更しない場合は、「インストール」をクリックします。
- インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。
- インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
「完了」をクリックしダイアログを閉じます。
Webブラウザーのキャッシュの消去
新バージョンをインストール後は、Webブラウザーのキャッシュに旧バージョンの内容が残っていると、Webブラウザーの表示が正しく行われない場合があるため、これを消去します。
■ Microsoft Edgeの場合
- Microsoft Edgeの画面右上の設定ボタン(三点アイコン)をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「設定」を選択します。
- 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択し、「閲覧データをクリア」項の「今すぐ閲覧データをクリア」の欄から「クリアするデータの選択」ボタンをクリックします。
「閲覧データをクリア」ダイアログが表示されます。
- 「閲覧データをクリア」ダイアログ上部の「時間の範囲」ドロップダウンリストから「すべての期間」を選択します。
- 「Cookie およびその他のサイト データ」および「キャッシュされた画像とファイル」のチェックボックスにチェックがついていることを確認します。
- 「今すぐクリア」ボタンをクリックします。
- Microsoft Edgeを終了します。
■ Google Chromeの場合
- Google Chromeの画面右上の「Google Chrome の設定」ボタンをクリックします。
- ドロップダウンメニューから「その他のツール」/「閲覧履歴を消去」を選択します。
Google Chromeの「設定」タブに「閲覧履歴データの削除」ダイアログが表示されます。
- 「閲覧履歴データの削除」ダイアログ上部の「期間」で「全期間」を選択します。
- 「Cookie と他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」のチェックボックスにチェックをつけます。
- 「データを削除」ボタンをクリックします。
- Google Chromeを終了します。
システムデータのリストア
AVM EXとAWCプラグイン、SNMPプラグインのバックアップファイルをリストアします。
リストア可能なバックアップファイルは、リリースノートをご参照ください。
AWCプラグイン、SNMPプラグインのリストア後、各種プラグインメニューの画面を使用するには、AVM EXにプラグインを再登録する必要がありますが、この際、一般ユーザーに設定したプラグイン由来のエリア(AWC管理グループ、SNMPサブネット)に対するアクセス権限は消去されます。
このため、AWCプラグイン、SNMPプラグインのバックアップファイルをリストア後にAVM EXのバックアップファイルをリストアしたあと、ユーザーごとのアクセス権限をメモなどに控えたうえで、プラグインの再登録を行い、再度アクセス権限の設定を行います。
AWCプラグインのリストア
AWCプラグイン編「各種操作 / システムデータの管理 / AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」の「システムデータのリストア」を併せてご参照ください。
以前のバージョンのバックアップファイルをリストアした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。
AWCプラグインのバックアップファイルをリストアする際に、バックアップファイルを保存しているディスクに充分な空き領域がない場合、リストアに失敗します。
ディスク上の不要なファイルを削除し、充分な空き領域を確保してから再度リストアを実行してください。
AWCプラグインのリストアを行うと、リストアの実施中はSNMPプラグインのサービスが停止します。
SNMPプラグインサービスは、AWCプラグインのリストア完了後に自動的に再開します。
- サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - サーバー停止」をクリックしてください。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「リストア」タブを選択し、バックアップファイルとパスワードを入力します。
- 「実行」ボタンをクリックします。
- リストアの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
- リストアが完了すると、リストア完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
必要に応じて、サーバーPCのIPアドレス、ポート番号、プロトコル(http/https)の変更を行ってください。
SNMPプラグインのリストア
SNMPプラグイン編「サーバーの設定 / SNMPプラグインシステムのバックアップ・リストア」の「システムデータのリストア」を併せてご参照ください。
- サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「リストアユーティリティ」ダイアログが表示されます。
- 「ファイル名」に、バックアップしておいた.cabファイルを指定して「OK」ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。
- オプション項目を確認してから「実行」をクリックすると、データファイルのリストア(復元)が行われます。処理が完了すると、結果ダイアログが表示されます。
必要に応じて、SNMPプラグインに付属の「サーバーIPアドレス変更ツール」を使用して、IPアドレスを変更してください。
SNMPプラグインサービスの再起動
SNMPプラグインサービスは、停止後、手動で再起動する必要があります。
- サーバーを起動するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー起動」をクリックしてください。
AT-Vista Manager EX基本機能のリストア
AVM EX編「各種操作 / システムデータの管理 / バックアップとリストア」の「システムデータのリストア」を併せてご参照ください。
- AVM EXに初期アカウントでログインします。
ユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。
- 「Step 1: Vista Manager EX アカウントの設定」画面下部の「バックアップから復元」をクリックします。
- 「基本設定の復元」画面が表示されます。
Webブラウザーの表示に従って、以前に作成したバックアップファイルを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
- 復元が完了すると、ログイン画面が表示されます。
アカウントごとのアクセス権限の確認
AVM EX編「画面リファレンス / ユーザー管理」を併せてご参照ください。
- メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
- アカウントタイプが「一般ユーザー」のユーザーアカウントごとに、各種プラグイン由来の管理グループ(AWC管理グループ、SNMPサブネット)の管理グループ権限の設定をメモなどに控えます。
アカウントタイプが「管理者」の場合は、すべての管理グループに対してアクセス権限を持つため、メモは不要です。
プラグイン登録の解除
AVM EX編「画面リファレンス / システム管理」の「プラグイン」を併せてご参照ください。
以前のバージョンでAWCプラグイン、または、SNMPプラグインを使用しており、AVM EXのプラグイン管理画面に登録している場合は、これを一旦解除します。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「プラグイン」を選択します。
- プラグイン管理画面の右下に表示されたプラグイン名をクリックします。
- プラグイン情報の右上の、「プラグインを削除」ボタンをクリックします。
- 「プラグインを削除」ダイアログに確認メッセージが表示されます。
再度、「削除」ボタンをクリックします。
複数のプラグインを登録している場合は、手順3~手順5を繰り返します。
アカウントごとのアクセス権限の再設定
AVM EX編「画面リファレンス / ユーザー管理」を併せてご参照ください。
- メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
- 「アカウントごとのアクセス権限の確認」にて控えたメモを基に、アカウントタイプが「一般ユーザー」のユーザーアカウントごとに、各種プラグイン由来の管理グループ(AWC管理グループ、SNMPサブネット)の管理グループ権限を再度設定します。
アカウントタイプが「管理者」の場合は、すべての管理グループに対してアクセス権限を持つため、再設定は不要です。
ライセンスの適用
AVM EX編「画面リファレンス / システム管理」の「ライセンス」を併せてご参照ください。
アップデートに伴いAWCプラグイン、AWC-CB、AWC-SC、SNMPプラグインを新たに追加して使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。
- AVM EXにログインします。
- メインメニューからシステム管理を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「ライセンス」を選択します。
- ライセンス管理画面が表示されるので、右上の「ライセンスを更新」ボタンをクリックします。
- 「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効なライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。
ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
なお、ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の概要に表示されるシリアル番号が必要となります。
有効なライセンスファイルが読み込まれると、管理欄のシステムメッセージに「ライセンスの更新が完了しました。」のメッセージが表示され、新規機能を使用できるようになります。
登録の確認
プラグインの再登録
「初期設定」/「プラグインの登録」を併せてご参照ください。
- Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。
- 管理者アカウントのユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。
- コンテンツ欄左側の一覧から「プラグイン」を選択します。
- プラグイン管理画面右側の、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。
- サーバー URLに、登録するプラグインに対応したURLを入力します。
- AWCプラグイン:https://localhost:5443/wireless_plugin
- SNMPプラグイン:https://localhost:6443/NetManager
AWCプラグインサービスのポート番号を変更した場合は、「localhost:8443」のように、ホスト名のあとに正しいポート番号をコロン区切りで指定してください。
適切なURLを入力すると、接続の検証が自動的に行われます。
- 指定したプラグインのURLから応答があると、「プラグイン証明書フィンガープリント」欄にSHA1とSHA256の証明書フィンガープリントが表示されます。
証明書のフィンガープリントが正しい場合は「フィンガープリントの一致を確認」ボタンをクリックしてプラグインの登録を保存します。
AT-Vista Manager EXのインストール直後にSNMPプラグインを登録しようとした場合、エラーが表示されることがあります。この場合は、数分間待ってから再度登録をお試しください。
- プラグインが正常に登録されると、プラグイン名一覧に「AWC プラグイン」または「SNMP プラグイン」が追加されます。
また、AVM EXのメインメニューに、プラグインの機能に対応するアイコンが追加されます。
プラグインの再登録を行うと、ネットワークマップにおいて各プラグイン由来のデバイスアイコンの配置が初期化されます。
プラグインの再登録を行った際は、必要に応じてアイコンの再配置を実施してください。
- 必要に応じて、手順5からの手順を行って、もう1つのプラグインを登録します。
以後、メインメニューの「AWCプラグイン」メニュー、「SNMPプラグイン」メニュー配下の各種項目を選択すると対応するプラグインの画面が表示されます。
AWC-Sky Defenderのリストア
AWC-SDFをアップデートした場合は、AWCプラグインのユーティリティーとしてAWC-SDFを登録し、連携したうえで、バックアップファイルからリストアを行います。
- AWCプラグインメニューからユーティリティ設定画面を開きます。
- ユーティリティ設定画面に登録された「Sky Defender」の「リストア」ボタンをクリックし、バックアップファイルを指定して、AWC-SDFの管理情報をリストアします。
- 「初期設定」/「プラグインの登録」の「AWC-Sky DefenderのAWCプラグイン連携」を参照して、AWC-SDFをAWCプラグインに連携します。