各種操作 / システムデータの管理 / バックアップとリストア
AVM EXのバックアップ、リストアの手順について説明します。
システムデータのバックアップ
システムデータには、AVM EXのコンフィグレーションやAMFマスター、AMFコントローラーのデータ情報、AVM EXのシリアル番号やライセンス情報が含まれます。
デバイスのコンフィグレーション、リリース、ライセンスファイル、AWCプラグインによる無線APの管理データ、SNMPプラグインによるSNMPネットワークの管理データは含まれません。
AWCプラグインによる無線APの管理データ、SNMPプラグインによるSNMPネットワークの管理データのバックアップおよびリストアは、AWCプラグイン、SNMPプラグインにてそれぞれ独立して行う必要があります。
AVM EXのバックアップ作成時には、別途、AWCプラグイン、SNMPプラグインでもバックアップの作成を行っておくことをお勧めします。
AVM EXのバックアップは、管理者アカウントでのみ行えます。
バックアップはこまめに取得していただくことをお勧めします。
バックアップの取得とテクニカルサポート情報の取得は同時に行えません。両方取得したい場合は、片方のファイルのダウンロードが完全に終了していることを確認してから、もう一方の情報を取得するようにしてください。
- AVM EXに管理者アカウントでログインします。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。

- コンテンツ欄左側の一覧から「データベース管理」をクリックします。

- 「バックアップ」ボタンをクリックします。

- 「Vista Manager EX 設定のバックアップ」ダイアログが表示されます。「バックアップ」ボタンをクリックします。

- バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.mongodump.tar.gz」です。
Webブラウザーにてダウンロードをキャンセルし、再度ダウンロードを行う場合は、10秒以上間を空けて実施してください。
システムデータのリストア
運用中のAVM EXを、以前に作成したバックアップの状態に復元します。
リストア可能なバックアップファイルは、Vista Manager EXのソフトウェアバージョン3.5.1~3.9.0までのバージョンで取得したバックアップファイルです。
なお、バックアップデータにはAVM EXのシリアル番号やライセンス情報が含まれます。
このため、以前のバックアップデータをリストアした場合は、バックアップ作成時に使用していたライセンスに基づいてAVM EX、AWCプラグイン、SNMPプラグインの使用可否を判断します。
- バックアップを作成した時点で登録されていたライセンスの有効期限が、リストアの時点で超過していない場合
そのままリストア後のシステムをお使いいただけます。
- バックアップを作成した時点で登録されていたライセンスの有効期限が、リストアの時点で超過している場合
弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、リストア後のシステムのシリアル番号に基づいて、ライセンスを新規に購入する必要があります。
AVM EXのリストアは、管理者アカウントでのみ行えます。
異なるプラットフォームで取得したバックアップファイルのリストアは未サポートです。
システムデータのリストアは、次の手順で行います。
- AVM EXに管理者アカウントでログインします。
- メインメニューから「システム管理」を選択します。

- コンテンツ欄左側の一覧から「データベース管理」をクリックします。

- 「復元」ボタンをクリックします。

- 「Vista Manager EX 設定の復元」ダイアログが表示されます。「ファイル選択」ボタンをクリックします。

- Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを選択します。
ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.mongodump.tar.gz」または「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.tar」(旧形式)です。
- 「Vista Manager EX 設定の復元」ダイアログに「復元」ボタンが表示されます。「復元」ボタンをクリックします。

- 「Vista Manager EX システム初期化/復元中」ダイアログが表示されます。
復元が完了すると、ログイン画面が表示されます。

初期化したAVM EXを、以前に作成したバックアップの状態に復元する場合は、次の手順で行います。
- AVM EXに初期アカウントでログインします。
ユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

- 「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面下部の「バックアップから復元」をクリックします。

- 「基本設定の復元」画面が表示されます。
Webブラウザーの表示に従って、以前に作成したバックアップファイルを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

- 復元が完了すると、ログイン画面が表示されます。

AMFネットワークの登録後やバックアップファイルのリストア直後は、AMFネットワークの学習のため、AVM EXの応答に時間がかかることがあります。
大規模なネットワークを管理する場合は、登録またはリストア後に1時間程度間を空けてください。
AVM EXのバックアップをリストアした際、AWCプラグイン、SNMPプラグインが登録されている場合は、一旦サーバーURLを削除し、再度入力して、プラグイン証明書フィンガープリントを更新してください。
古いバージョンで取得したバックアップファイルを復元した場合、データベースのマイグレーションが行われることがあります。マイグレーションが完了するまではAVM EXは使用できません。なお、マイグレーションには数分~数十分程度かかることがあります。