サーバーの設定 / minimail


実行方法
実行パス
書式
コマンド例
パラメーター


minimailは、SNMPプラグイン付属の簡易メール送信クライアントです。「トラップ受信」などのイベント発生時のアクションとして指定しておけば、任意のメールアドレスに通知メールを送信することができます。スマートフォンや携帯電話などでメールを受信することで、どこにいてもネットワーク上でのイベント発生を知ることができます。
Note
minimailは、SNMPプラグインのインストール時にサーバーが動作するPCにインストールされます。サーバーとビューアーが別々のPCの場合は、ビューアー上では起動できません。
Note
minimailは、コマンドラインから起動する送信のみ可能な簡易的なメールクライアントソフトです。メールの受信機能は持っておりません。また、パラメーター書式以外のエラーチェック機能はありません。
Note
イベント発生時のアクションとしてminimailを指定する場合は、あらかじめ指定内容と同じコマンドをコマンドプロンプトから手入力して実行し、正常に送信が行われ、相手が受信できることを確認しておいてください。

実行方法

minimailはコマンドラインから実行して使用します。手動でコマンドを入力して使うこともできますが、SNMPプラグインにおいては、イベント発生時のアクションとして指定する方法が有効です。

実行パス

[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-SNMP\NetManager\bin

書式

minimail <SMTPServer> <Parameters...>

コマンド例

パラメーター

minimailに指定できるパラメーターを以下に示します。
説明欄に「(必須)」とあるものは、必ず指定しなくてはならなりません。
各パラメーターは、パラメーター名とその値を1個以上の空白で区切って指定します(SMTPサーバー名を除く)。
また、--mailfileパラメーターと--mailbodyパラメーターは、どちらか一方のみを指定してください。
表 1:minimail パラメーター
パラメーター名 説明
SMTPServer (必須)SMTPサーバーの名前を指定します。必ず第1パラメーターとして指定してください。
-p port
または
--port port
ポート番号を指定します。
-f addr
または
--from addr
メール送信者(自分)のメールアドレスを指定します。
-t addr [,addr .. ]
または
--to addr [,addr .. ]
(必須)メール受信者(相手)のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。
-c addr [,addr .. ]
または
--cc addr [,addr .. ]
カーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。
-b addr [,addr .. ]
または
--bcc addr [,addr ..]
ブラインドカーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。
-r addr
または
--replyto addr
メール受信者が返信する場合に使う返信先(自分)を指定します。
-s string
または
--subject string
(必須)メールのタイトルを指定します。
Note
メールのタイトルに「アクションコマンド」の「アクションコマンドの作成」画面と同じ「特殊変数」を使えます。
-m "content"
または
--mailbody "content"
(--mailfileパラメーターの指定がない場合のみ必須)
送信するメールの内容(本文)をダブルクォート(")で囲んで指定します。改行は「\n」で指定します。--mailfileパラメーターが指定されている場合は、指定できません。
Note
メール本文に「アクションコマンド」の「アクションコマンドの作成」画面と同じ「特殊変数」を使えます。
-i filename
または
--mailfile filename
(--mailbodyパラメーターの指定がない場合のみ必須)
送信するメールの内容(本文)が格納されているファイル(シフトJIS)の名前を指定します。
--mailbodyパラメーターが指定されている場合は、指定できません。
-a filename
または
--attach filename
添付ファイルの名前を指定します。
-e {Base64|UUENCODE}
または
--encode {Base64|UUENCODE}
添付ファイル送信時の変換コード体系をBase64またはUUENCODEのいずれかから指定します。省略時はBase64になります。
-@ {JIS7|UTF8}
または
--charset {JIS7|UTF8}
文字セットをJIS7またはUTF8のいずれかから指定します。
-B
または
--OP25B
OP25B(Outbound Port 25 Blocking)を使用する場合に指定します。
-p(または--port)を指定しない場合、-p 587が指定されます。
-S
または
--SMTPS
SMTPS(SMTP over SSL/TLS)を使用する場合に指定します。
-p(または--port)、-B(または--OP25B)を指定しない場合、-p 465が指定されます。
-T
または
--STARTTLS
STARTTLSを使用する場合に指定します。
このオプションを使う場合、-S(または--SMTPS)の指定が必要です。
-F
または
--no-check-certificate
証明書を検証しない場合に指定します。
-A
または
--SMTP-AUTH
SMTP認証(SMTP AUTH)を使用する場合に指定します。
-P
または
--PLAIN
SMTP認証でPLAINを使用する場合に指定します。
-L
または
--LOGIN
SMTP認証でLOGINを使用する場合に指定します。
-C
または
--CRAM-MD5
SMTP認証でCRAM-MD5を使用する場合に指定します。
-D
または
--DIGEST-MD5
SMTP認証でDIGEST-MD5を使用する場合に指定します。
-u username
または
--userid username
メール送信に用いるユーザー名を指定します。
-w password
または
--password password
メール送信に用いるユーザーのパスワードを指定します。