ソフトウェアバージョン 3.13.1におけるサーバー環境および閲覧環境の要求仕様は以下の通りです。
本バージョンでは、AMFデバイスの管理可能台数が変更されております。デバイス種別 | 最大管理可能数 |
---|---|
AMFデバイス | 1,500台 (AMFデバイス+AMFゲストデバイスの合計 3,000台) |
無線AP | 3,000台 |
無線クライアント | 18,000台(クライアント位置推定機能無効) 3,000台(クライアント位置推定機能有効) |
SNMPエージェント | 2,000台(うち、状態監視対象の他社製デバイスは200台) |
デバイスディスカバリー(STOAT)検出デバイス | 4,000台 |
上記の上限を超えると、一部のページが表示されない、または、ステータスが正しく取得できないなどの事象が発生する場合があります。なお、上記の「SNMPエージェント」のうち、「状態監視対象の他社製デバイス」としてカウントされる条件は次の通りです。
「状態監視対象の他社製デバイス」の台数の確認方法
状態監視画面の「デバイスグループ」フィルターで、SNMPプラグインに設定したサブネットごとにフィルターが可能です。このフィルターによりサブネットに所属するすべてのSNMPエージェントが表示されます。
AMFデバイスにてSNMPエージェント機能を有効にしている場合は、サブネットごとのデバイス数の合計からAMFデバイス数を引いた値が「状態監視対象の他社製デバイス」の数となります。AMFデバイス数はネットワークマップ左上にて確認してください。
上限を超えた場合の対処方法
「状態監視対象の他社製デバイス」の台数が上限である200台を超えてしまっていた場合は、次の手順に従って、上限を超えた分のSNMPエージェントをSNMPプラグインの管理下から外す必要があります。
また、本バージョンでのサーバー環境および閲覧環境の要求仕様は以下のようになります。
なお、条件として記載している各デバイスの管理可能数は目安であり、動作を保証するものではありません。利用機能やネットワーク環境によって差異が生じる場合があります。
サーバー環境
物理サーバーで運用する場合
管理構成 | AMFデバイス | 最大1,500ノード | 最大750ノード | 最大1,500ノード | 最大1,500ノード | |
---|---|---|---|---|---|---|
AMFデバイスとAMFゲストデバイスの合計 | 最大3,000ノード ※1 | 最大1,500ノード ※1 | 最大3,000ノード ※1 | 最大3,000ノード ※1 | ||
無線AP | 最大600台 | 最大600台 | 最大3,000台 ※2 | 最大3,000台 ※2 | ||
無線クライアント | 最大3,000台 ※3 | 最大3,000台 ※3 | 最大18,000台 ※4 | 最大18,000台 ※4 | ||
SNMPエージェント | プラグイン未使用 | 最大500台 ※5 うち他社製デバイス:最大200台 |
プラグイン未使用 | 最大2,000台 ※6 うち他社製デバイス:最大200台 |
||
デバイスディスカバリー(STOAT)検出端末 | 最大2,000台 | 最大2,000台 | 最大4,000台 ※7 | 最大4,000台 ※7 | ||
CPU ※8 | Intel Core i5プロセッサー 4コア 2.5 GHz以上 ※9 ※10 | Intel Xeon Goldプロセッサー 12コア 2.6 GHz以上 ※9 ※11 | ||||
メモリー(RAM)容量 | 8GB以上 | 16GB以上 | 16GB以上 | 32GB以上 | ||
ストレージ(HDD/SSD)容量 | 200GB以上 | 300GB以上 | 600GB以上 | 1.5TB以上 | ||
IOPS(Input/Output Per Second) | 210以上 ※12 | 210以上 ※12 | 2,000以上 ※12 | 2,000以上 ※12 | ||
ネットワークインターフェース | GbE × 1 | |||||
対応OS |
|
|
※1 AMFデバイス数が最大AMFデバイス数を超えない範囲であれば、「AMFデバイス数とAMFゲストデバイス数の合計」の台数までAMFゲストデバイスを使用可能です。
※2 本環境下では、AWCプラグインの無線クライアント更新間隔を10分にしてご使用ください。
※3 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、1,500台までとなります。
※4 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、3,000台までとなります。
※5 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、500台までとなります。
※6 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、2,000台までとなります。
※7 上記の管理可能数にかかわらず、ネットワークマップに表示可能なアイコン数は最大8,000です。例えばAMFデバイス 2,000台、無線AP 2,000台、SNMPエージェント 1,000台、デバイスディスカバリー検出端末 3,000台のように、AMF、各種プラグイン、デバイスディスカバリーによる検出端末の合計が8,000を超えないようにする必要があります。
※8 AVXをサポートしているCPUが搭載されている必要があります。
※9 記載のCPUクロック数はベース動作周波数であり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数ではありませんのでご注意ください。
※10 第9世代以降推奨
※11 第1世代以降推奨
※12 履歴機能、または、クライアント位置推定機能(エリア認証を含む)を使用する場合は、監視対象機器の規模にかかわらずIOPS 20,000以上のストレージ(SSDなど)をお使いください。
仮想サーバーで運用する場合
管理構成 | AMFデバイス | 最大1,500ノード | 最大750ノード | なし | 最大1,500ノード | 最大1,500ノード | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AMFデバイスとAMFゲストデバイスの合計 | 最大3,000ノード ※1 | 最大1,500ノード ※1 | なし | 最大3,000ノード ※1 | 最大3,000ノード ※1 | ||
無線AP | 最大600台 | 最大600台 | 最大3,000台 ※2 | 最大3,000台 ※2 | 最大3,000台 ※2 | ||
無線クライアント | 最大3,000台 ※3 | 最大3,000台 ※3 | 最大36,000台 ※4 | 最大18,000台 ※5 | 最大18,000台 ※5 | ||
SNMPエージェント | プラグイン未使用 | 最大500台 ※6 うち他社製デバイス:最大200台 |
プラグイン未使用 | プラグイン未使用 | 最大2,000台 ※7 うち他社製デバイス:最大200台 |
||
デバイスディスカバリー(STOAT)検出端末 | 最大2,000台 | 最大2,000台 | なし | 最大4,000台 ※8 | 最大4,000台 ※8 | ||
ネットワークインターフェース | GbE × 1 | ||||||
CPU ※9 | Intel Xeon Silverプロセッサー 1.8 GHz以上 ※10 ※11 4仮想CPU以上 | Intel Xeon Goldプロセッサー 2.6 GHz以上 ※10 ※12 6仮想CPU以上 | Intel Xeon Goldプロセッサー 2.6 GHz以上 ※10 ※12 24仮想CPU以上 | ||||
メモリー(RAM)容量 | 8GB以上 | 16GB以上 | 16GB以上 | 16GB以上 | 32GB以上 | ||
ストレージ(HDD/SSD)容量 | 200GB以上 | 300GB以上 | 550GB以上 | 600GB以上 | 1.5TB以上 | ||
IOPS(Input/Output Per Second) | 2,000以上 ※13 | 2,000以上 ※13 | 2,000以上 ※13 | 2,000以上 ※13 | 2,000以上 ※13 | ||
ネットワークインターフェース | GbE × 1 | ||||||
対応OS |
|
|
|||||
動作検証済み仮想化環境 |
本内容は、動作を保証するものではありません。また、記載以外の仮想化環境をご利用の場合は、本製品のシステム要件を満たした環境下で事前に充分な検証を行ってください。
|
※1 AMFデバイス数が最大AMFデバイス数を超えない範囲であれば、「AMFデバイス数とAMFゲストデバイス数の合計」の台数までAMFゲストデバイスを使用可能です。
※2 本環境下では、AWCプラグインの無線クライアント更新間隔を10分にしてご使用ください。
※3 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、1,500台までとなります。
※4 AWC-CB/AWC-SC未使用、位置推定、接続クライアント履歴未使用、侵入検知レポート履歴は最新のみ保存の場合。
※5 クライアント位置推定機能使用時の、本バージョンにおける無線クライアントの管理可能数は、3,000台までとなります。
※6 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、500台までとなります。
※7 上記の構成でAVM EX+SNMPプラグインのみ使用時(AWCプラグイン未使用時)の、本バージョンにおけるSNMPエージェントの管理可能数は、2,000台までとなります。
※8 上記の管理可能数にかかわらず、ネットワークマップに表示可能なアイコン数は最大8,000です。例えばAMFデバイス 2,000台、無線AP 2,000台、SNMPエージェント 1,000台、デバイスディスカバリー検出端末 3,000台のように、AMF、各種プラグイン、デバイスディスカバリーによる検出端末の合計が8,000を超えないようにする必要があります。
※9 AVXをサポートしているCPUが搭載されている必要があります。
※10 記載のCPUクロック数はベース動作周波数であり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数ではありませんのでご注意ください。
※11 第1世代以降推奨
※12 第1世代以降推奨
※13 履歴機能、または、クライアント位置推定機能(エリア認証を含む)を使用する場合は、監視対象機器の規模にかかわらずIOPS 20,000以上のストレージ(SSDなど)をお使いください。
対応OS |
|
---|---|
Webブラウザー |
Microsoft Edge または 上記対応OSで動作可能なGoogle Chrome
Note リリース済みの最新のバージョンのみサポートします。
|
CPU |
Intel Core i3プロセッサー1.7 GHz以上※
|
メモリー(RAM)容量 |
3GB以上(1GB以上の空きが必要)
|
ディスプレイ |
1,280×768以上必須
|
※ 記載のCPUクロック数はベース動作周波数であり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数ではありませんのでご注意ください。
no boot system backup
atmf working-set {NODELIST | group GROUPLIST} no boot system backup
AT-Vista Manager EX基本ライセンス(AT-VST-BASE)が有効の状態で、無線LANコントローラーライセンス(AT-VST-WL)またはSNMPマネージャーライセンス(AT-VST-SNMP)が失効した場合、ネットワークマップでは各プラグインに由来するノードの状態が更新されず、ライセンス失効前の状態が維持されます。
プラグインライセンスが失効した際は、システム管理のプラグイン登録から解除してください。
プラグインをプラグイン登録から解除すると、ネットワークマップ上の各プラグインに由来するノードの表示が削除されます。
ソフトウェアバージョン3.13.1では、次に記すソフトウェアバージョンで取得したバックアップファイルのリストアをサポートします。
なお、リストアの際は、事前に制限事項も併せてご確認ください。
無線1は周囲の電波状況により、無線クライアントの接続ができなくなることがあります。
弊社検証環境において、無線1の有効VAP数と本製品から見える周囲のAP数を変化させて挙動の発生を確認した検証結果は以下となります。
※AP数とはBSSIDの数を示しています。例えば1台の無線APが5つのVAPを有効にしていた場合、AP数は5個となります。
※弊社検証環境での検証結果となります。実際の環境では、この条件に満たなくても本挙動になる場合があります。
※周囲の電波状況にて、低レートのパケットにより無線空間が圧迫された環境だと本挙動になりやすくなります。
無線が混雑している環境において無線1に接続できなくなった場合は次の対処法をお試しください。
一部のファームウェアを使用した無線APをAWCプラグインで管理するにあたり、特定の文字を含んだパスワードを設定できません。
上記の文字を含むパスワードを設定してしまった場合は、AWCプラグインから、上記の文字を除く、設定可能な文字列でパスワードを再設定してください。
AT-TQRシリーズとAWCプラグインは以下の組み合わせのバージョンでのみ管理可能です。
ソフトウェアバージョン 3.9.0にて、内部のデータベースのバージョンアップを行いました。このため、AVM EXにてバックアップファイルをリストアする場合、ソフトウェアバージョン 3.9.0より古いAVM EXでリストアした時よりも30%程時間が長くかかります。
本バージョンより下記の製品をサポートします。
AVM EXと連携した他社製システムで検出した機器に対して、他社製システム側で設定されたセキュリティーレベルに基づいてアラーム通知をしたり、AVM EXからインテリジェント・エッジ・セキュリティー機能によりその端末を遮断したりできるようになりました。
本バージョンでは、他社製システムとしてNozomi Networks社の産業制御システムセキュリティソリューション Nozomi Guardianをサポートします。
本機能を有効にするには、他社製システムにおいてAVM EXに対しセキュリティー通知をsyslogメッセージとして送信するよう設定してください。
また、AVM EXのシステム管理画面の設定にて「syslog セキュリティーメッセージ変換」機能を有効にしてください。
オフラインデバイス管理機能に以下の更新を行いました。
オフラインデバイス一覧の列に「デバイス種別」「状態」「最終認証状態」「通信成功」「通信失敗」が追加されました。
デバイス一覧で状態が重大(Critical)となったデバイスは、オフラインデバイス一覧にも状態が重大として表示されます。
状態が重大となったデバイスは、オフラインデバイス管理機能が無効でもオフラインデバイス一覧に表示されます。
また、ネットワークから外れるなどしてデバイス一覧から削除されたデバイスは、オフラインデバイス一覧では状態が離脱(Removed)として表示されます。
オフラインデバイス管理機能の有効または無効を切り替えるトグルスイッチを表設定ボタンに変更し、最大保存期間を変更できるようにしました。
デフォルトは550日で、1日~731日(2年間)の間で設定することができます。
「CSV出力」ボタンを「ファイルに出力」ボタンに変更し、CSV形式かPDF形式のファイルに出力できるようになりました。
最終接続終了時刻でフィルターできるようになりました。
システム管理画面の設定よりオプション機能「ランダム MAC アドレスを記録する」を有効にすると、携帯電話など、ランダムMACアドレスを使用するデバイスがネットワークマップ、資産管理に表示されるようになります。
この機能を有効にすると、ネットワークマップに表示されるデバイスの数が増大し、パフォーマンスが低下することがあります。
デフォルトは無効で、ランダムMACアドレスを使用するデバイスはネットワークマップ、資産管理画面に表示されません。
ソフトウェアバージョン3.13.1より古いAVM EXのバックアップファイルをリストアした場合もデフォルトは無効です。
資産管理画面で作成したカスタムデバイスは監視対象から除外されました。
なお、オフラインデバイスのデータはAVM EX ソフトウェアバージョン 3.12.xからソフトウェアバージョン 3.13.1以降に移行できません。
必要な場合、ソフトウェアバージョン 3.13.1以降にアップデートする前にCSVファイルに出力してください。
資産管理画面のエンドポイントタブにおいて、エンドポイントデバイスの最終通信時刻や通信の成功/失敗回数を確認できるようになりました。
エンドポイントタブには、現在ネットワーク上に存在するエンドポイントデバイスに加え、RADIUSサーバーが過去に認識したエンドポイントデバイスも履歴データとして表示されます。
このため、エンドポイントデバイスの合計数はネットワークマップと資産管理のエンドポイントタブで異なる場合があります。対応する履歴データを削除する場合はRADIUSサーバーを再起動してください。
資産管理画面のレポートタブにおいて、複数の探索元から検出された機器をまとめて、ベンダー別、機器タイプ別、ソフトウェアバージョン別にグラフ表示できるようになりました。
機器として検出されたものの情報が取得できなかった場合は、各グラフ内で「不明」としてカウントされます。
サイトの表示方法を以下のように変更し、ネットワークマップの簡略化を行いました。
この変更に伴って、レイアウトの仕様にも変更が行われました。
レイアウトは自動作成サイトに基づいて自動的に登録されるものと、手動で作成したものが利用できます。
いずれも読み取り専用で、レイアウトはユーザー間で共有されないため、各ユーザーはレイアウトに独自の変更を加えることができます。
自動作成サイトのレイアウトを選択すると、選択したサイト内のデバイスサイトと子サイトのみがマップに表示されます。
ネットワークマップ全体を表示する場合は、「ネットワーク全体」を選択します。
また、レイアウトの仕様の変更に伴い、全てのユーザーのデフォルトレイアウトが「ネットワーク全体」になりました。それによりシステム管理画面にて、トポロジーレイアウトを設定できるマップ項目が削除されました。各ユーザーごとのトポロジーレイアウトの設定は、ユーザー管理画面で引き続き可能です。
トラフィックマップでアプリケーションコントロール(DPI:ディープパケットインスペクション)が有効に設定されたルーターを複数選択すると、選択したルーターのトラフィック量を合算してサイドパネルのトップ5アプリケーショングラフ、Top10アプリケーションリストに集計表示するようになりました。
sFlow対応スイッチは従来通り単独での表示のみをサポートします。
トポロジー表示の改善を行いました。
上記に伴い、運用中にデータ形式の移行(マイグレーション)を行う、ライブマイグレーション機能が実装されました。
ライブマイグレーションはバックアップファイルをマイグレーション中にもユーザーがAVM EXを使用できる新機能です。
バックアップファイルに含まれるイベントログや履歴等の量によっては、リストアに数時間かかってしまう場合があり、この間操作ができませんでしたが、これによりマイグレーション中もAVM EXを操作できます。
これまではVCSに関して、デバイスのステータス変更を受動的に検知する仕組みがなく、能動的にポーリングすることで検知していましたが、受動的に検知できる仕組みを実装することで、パフォーマンスの改善をしました。
また、マップの読み込み時間とマップレイアウトの切り替え時間を改善しました。
Microsoft Intuneは、デバイスに関するセキュリティー警告など、追加の有用な情報を提供できるツールです。
本バージョンより、Intuneから提供される情報を使用して、セキュリティー警告が通知された際に、イベントログを出力したり、ネットワークマップにアラームバッジを表示したりできるようになりました。
Intuneデバイスの監視を行う場合は、システム管理のプラグインにてIntuneプラグインを連携する必要があります。
プラグイン連携後、トポロジー更新の実行が必要です。
AVM EXに既に表示されているデバイスに関する情報をIntuneが認識すると、デバイスのMACアドレスをキーにして既存のデバイスとマージして表示されます。
セキュリティー警告やデバイスに関するその他の新しい情報の更新は5分間隔で行われます。
ネットワーク上のアプライアンスボックス AT-VST-APLまたは仮想化環境対応ソフトウェア AT-VST-VRT上で動作するRADIUSサーバー「AT-RADgate」を、外部 RADIUS サーバーとして管理できるようになりました。
これによりインテリジェント・エッジ・セキュリティー(IES)の認証サーバーとしてAT-RADgateを使用することができます。
外部RADIUSサーバーとして登録可能なAT-RADgateの台数は5台までです。
「状態監視」ページに「ネットワーク状態」タブが追加されました。
ネットワーク状態タブでは、多種のウィジェットを追加して、ネットワーク全体の状態を確認できます。デフォルトでは次のウィジェットが表示されます。
追加可能なウィジェットは従来の「デバイス状態」タブや「トラフィック状態」タブのウィジェットに加え、多岐にわたります。ウィジェットは自由に追加、削除、配置変更、サイズ変更でき、このレイアウトはユーザーごとにシステムに保存されます。
画面表示やウィジェットの計算のパフォーマンスの観点から、「ネットワーク状態」タブに表示可能なウィジェットは最大50個までです。スマートACLの機能が拡張されました。
これまで、ACLの終点として設定できるのはVistaが収集したネットワーク(サブネット)のみでしたが、本バージョンより任意のネットワークAny(0.0.0.0/0)を対象にできるようになりました。
ポリシー割り当ての画面で「ACL 数が限られたエッジデバイスを除外」のトグルスイッチが追加されました。
これにより、ACLエントリー登録数が512個より少ないデバイスへの適用を除外できるようになりました。
なお、本設定は「エッジデバイスに適用」(該当VLANにIPアドレスが設定されていないデバイスにも適用)のトグルスイッチが有効になっている時のみ有効にできます。
ただし、ACLエントリー登録数が512以下のデバイスでも、該当VLANにIPアドレスが割り振られている場合は、「ACL 数が限られたエッジデバイスを除外」が有効でもACLが適用されます。
ポリシー作成時、フィルター種別のプロトコルにIPを選択した際、IPプロトコル番号は何らかの値を指定する必要がありましたが、「任意」が設定できるようになりました。
なお、各デバイスのACLエントリー登録可能数は、デバイスのCLIから以下のコマンドで確認できます。
show platform classifier statistics utilization brief
AMF Plusデバイスの状態監視のCPU使用率グラフ、およびCPU使用率履歴グラフの表示を改善しました。
また、CPU使用率の推移をリアルタイム(10秒間隔)で表示するライブCPU使用率グラフを追加しました。
追加されたライブ CPU 使用率グラフは次の3つです。
いずれも、AlliedWare Plusの「show cpu history」コマンドで表示されるCLI上のグラフと同じ値を示します。
SD-WANのWANマップにおいてPDF出力をサポートしました。
システム管理画面の設定に、サーバー設定が追加されました。
サーバー設定では、Vista Manager EXサーバーIPアドレスを設定できます。
本項目には、AVM EXインストール時の「サーバーIPアドレスの登録」画面にて設定したIPアドレスが初期設定として登録されます。
本項目に設定されたIPアドレスは、トラフィックマップにてsFlow設定を行う際、sFlowコレクターのIPアドレスに使用されます。本機能によりAVM EXサーバーが複数のネットワークインターフェースを持っている場合でも、管理下デバイスに意図したsFlowコレクターのIPアドレスを適用することができます。
また、本設定を変更する場合、次の機能に影響があります。これらの機能を使用している場合は、本設定の変更後に再設定を行ってください。
AWCプラグインの次の機能を見直しました。
AWCプラグインでAT-TQ7403-Rがサポートされました。
既存のAPモデル同様の方法で管理することができるほか、AT-TQ6702 GEN2-Rとほぼ同じ設定を適用することができます。
AWCプラグインからの管理にあたっては、次の注意点があります。
AWCプラグインのAWC-DCN機能のサポート環境を追加しました。
サーバー要求仕様は次の通りです。
CPU | Intel Core i5プロセッサー 4コア 2.5 GHz以上 |
---|---|
メモリー(RAM)容量 | 16GB以上 |
ストレージ(HDD/SSD)容量 | 300GB以上 |
動作確認済みの構成は次の通りです。
AT-TQ6702 GEN2-RのAP共通設定において、無線設定のモードとして次の選択肢をサポートしました。
※太字が新たに追加されたモード
AT-TQ6702 GEN2-R AlliedWare Plus 5.5.4-1.1以降
AT-TQ6702 GEN2-Rにおいて近隣管理AP検出(Sync Scan)機能をサポートしました。
また、本バージョンからサポートとなるAT-TQ7403-Rでも同機能はサポートされます。
AT-TQ6403 GEN2においてチャンネルブランケット機能に対応しました。
同一チャンネルブランケットに他の無線APモデルと混在させることはできません。
AP共通設定、および、CB共通設定(AT-TQmシリーズを除く)のVAP(マルチSSID)設定において、Web認証でクリックスルーを選択した場合、利用規約として表示する文章を設定できる項目が追加されました。
最長で1,024文字まで登録可能です。
AT-TQ6702 GEN2-Rはこれまで登録のみをサポートしていましたが、本バージョンよりAWCプラグインからの設定適用・管理ができるようになりました。
AT-TQ6702 GEN2-RはAMFデバイスとして動作します。AMFゲストデバイスとして動作することはできません。
AWCプラグインからの管理にあたっては、次の注意点があります。
AT-TQ6702 GEN2-R AlliedWare Plus ファームウェアバージョン 5.5.4-2.3以降
近隣AP検出において、無線バンドごとにスキャン方法を設定・適用できるようになりました。 スキャン方法は全チャンネル、1チャンネルから選択できます。
スキャン方法および付随するオプションを設定する場合は、近隣AP検出を有効にしてください。
AP共通設定の既存の設定タイプにおいて、次の機能が追加されました。
AP共通設定、および、CB共通設定(AT-TQmシリーズを除く)において、VAP(マルチSSID)設定のRADIUS認証関連機能として次の項目が設定できるようになりました。
CB共通設定の既存のAPモデルの設定項目において、次の機能が追加されました。
AP共通設定、および、CB共通設定(AT-TQmシリーズを除く)において、WPAパーソナルでのMACアクセス制御とダイナミックVLANの併用をサポートします。
本機能を使用する場合は、MACアクセス制御にて「外部RADIUS」または「MACアドレスリスト+外部RADIUS」を選択する必要があります。
AT-TQ5403/5403eのCB共通設定において「RX ADDBAリクエストの拒否」を設定できるようになりました。
AP共通設定にて、無線設定のレガシーレートセットから、IEEE 802.11bレートを無効にできるようになりました。 ベーシックレート(1、2、5.5、11)が未選択の場合に「レガシーレートセットでベーシックレート(1、2、5.5、11)がすべて未選択の場合、IEEE 802.11bクライアントは接続できません」という警告が表示されますが、そのまま設定は可能です。
同じくAP共通設定にて、無線設定のマルチキャスト送信レートは一部のレートしか選択できませんでしたが、全てのレートから選択できるようになりました。
AT-TQ6702 GEN2、AT-TQm6702 GEN2の無線2において、ストリーム数の設定をサポートします。
4ストリームもしくは8ストリームを選択可能です。デフォルトは8ストリームです。
AP共通設定、CB共通設定、DCN共通設定のVAP(マルチSSID)設定において、セキュリティーにWPAエンタープライズ、WPAバージョンにWPA3を選択した場合、暗号化プロトコルにCCMPが設定できるようになりました。
SNMPプラグインのシステムメニューから、SNMPテクニカルサポートファイルを取得することができるようになりました。
SNMPプラグインのシステムメニューからバックアップファイルの取得やリストアが行えるようになりました。
また、ソフトウェアバージョン 3.13.1以降は、SNMPプラグインのバックアップファイルのファイル名が次の形式になります。
backup_snmp-[プラグインバージョン]_[実行環境]_[日時(yyyymmddhhmmss)].zip
backup_snmp-2.12.0_win_20241226151930.zip
本バージョンより、次の製品がSNMPプラグインでもサポートされました。
また、メモリーに関する次のトラップがサポートされました。
ソフトウェアバージョン 3.12.2 から 3.13.1 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。
次の2つの条件に両方合致したバックアップファイルをVAP設定ごとの「無線クライアント間の通信遮断」をサポートしているバージョンへリストアすると、本機能が「有効」に設定されることがありましたが、これを修正しました。
ソフトウェアバージョン 3.13.1 には、以下の制限事項があります。
20XX-XX-XXTXX:XX:XX+XX:00 user.err s1-core atmffsd: ATMF backup API (/atmf/backups/enabled/areas) not available 20XX-XX-XXTXX:XX:XX+XX:00 local0.notice s1-core appweb: API: __websvrusr@s1-core.atmf POST /api/atmf/backups returned:200
AVM EXの「資産管理」にて「デバイスを検出」を実行すると、次の事象が発生することがあります。
AWCプラグイン管理下の無線APに接続した無線クライアントが正常な状態として資産管理に登録され、更に該当の無線クライアントが接続先APと実線で接続した状態でネットワークマップに表示される
この状態が好ましくない場合は、ネットワークマップから該当の無線端末を削除してください。
作成されたカスタムデバイスがネットワークマップに自動的に表示される
この状態が好ましくない場合は、ネットワークマップの編集モードにて、該当のカスタムデバイスを非表示にしてください。
また、「資産管理」にて「デバイスを作成」を実行するとカスタムデバイスがネットワークマップに自動的に表示されることがあります。この状態が好ましくない場合も同様に、ネットワークマップの編集モードにて、該当のカスタムデバイスを非表示にしてください。
対応ファミリーが検出できません。または、拡張子が正しくありません。: [選択したファイル名]
資産管理画面のエンドポイントタブで、通信を許可されたいずれかのエンドポイントに対して「デバイスを拒否」を行った際のエラーメッセージの内容が適切ではありません。
Plugin 'XXXXX' did not provide the correct certificate. Communication abortedAWCプラグイン、SNMPプラグインは、一度プラグインの登録解除をすることで、エラーログは止まります。 SD-WANについては、1~2回でエラーログは止まります。 また、実動作には問題ありません。
2021 Jul 29 15:08:00 user.err awplus apteryxd: No response from provider for path "/system/configuration/state"
Syslog データの読み込みに失敗しました: Network error: Http failure response for http://[Vista IPアドレス]/pluginApiProxy/syslog/api/graphql: 500 Internal Server ErrorSyslogタブを選択したら、Syslog一覧の表示が完了するまでお待ちください。
Polling Error _ Error : Device did not accept a certificate request and basic auth fallback is disabled. Details: Error: socket hang up
ポーリングエラー - target local.●● task ●● failed: Cannot read properties of undefined (reading 'statusCode')
ポーリングエラー - target local.●● task ●● failed: 対象のデバイスに到達できません。HTTP サービスが有効であることを確認してください。
サービスモニタリング画面にて、サービスの「今すぐ確認」を実行後、モニターが完了していない状態で画面遷移を行った場合、再度、モニター完了後のサービスモニタリング画面を開くまで、実行結果のアラームバッジがネットワークマップに表示されません。サービスモニタリング画面にて「今すぐ確認」を実行した際は、モニターが完了してから画面遷移を行うか、再度サービスモニタリング画面を開いてモニターが完了していることを確認してネットワークマップにアラームバッジを表示させてください。
<ホストネーム>のVLANにネットワークポリシーマトリックス行<ネットワーク名>を設定しました。
1 to ? of XXXXページの切り替えは読み込み完了後に行ってください。なお、その状態でもページ送りやネットワークのエントリー自体の表示は問題ありませんが、Webブラウザーの画面の再読み込みを実行することで正しく表示できるようになります。
ユーザーアカウントの登録および削除については、次の点にご注意ください。
ユーザーIDは変更できません。
ユーザーIDを変更したい場合は、別途ユーザーアカウントを作成し直してください。
ユーザーアカウントを削除した場合、削除時点で登録されていたメールアドレスは再登録できません。
上記に伴い、ユーザーIDを変更するためにユーザーアカウントを作成し直す場合は、次の手順で行ってください。
侵入検知/防御レポートにおいて、管理下APがある隣接無線APを「SSID偽装」と判定した場合、その管理下APとは異なるSSIDが設定されている別の管理下APが同一の近隣APを検出すると、本来は不正判定理由を「管理外」と表示するべきですが、「SSID偽装」と表示してしまいます。
無線APのSNMPエージェントのバージョンを「v3」で設定した場合、無線APからのトラップをSNMPプラグインが受信できないことがあります。そのためトラップおよびトラップを対象としたイベントフィルターを利用する場合は、SNMPエージェントのバージョンを「v1/v2c」で設定してください。
本事象は、無線APに起因して発生しますので、次の無線APのバージョン以降を使用している場合は発生しません。
各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。
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本バージョンの内容を掲載した「AT-Vista Manager EX インストールガイド (613-002904 Rev.W)」「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル (613-002905 Rev.W)」「AWCプラグイン リファレンスマニュアル (613-002906 Rev.W)」「SNMPプラグイン リファレンスマニュアル (613-002907 Rev.W)」は、弊社ホームページに掲載されています。
本リリースノートは、上記のドキュメントに対応した内容になっていますので、お手持ちのドキュメントが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
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