サーバーの設定 / SNMPプラグインシステムのバックアップ・リストア


システムデータのバックアップ
システムデータのリストア
SNMPプラグインの登録解除
リストアの実行
SNMPプラグインの再登録
旧データのリストア時のアカウント引き継ぎ


SNMPプラグインのバックアップ、リストアの手順について説明します。
システムデータには、SNMPプラグインによるSNMPノードの管理設定、アカウント設定などのデータ情報が含まれます。
バックアップされる情報は以下の通りです。

Note
SNMPプラグインのデータベースは初期化できません。必要に応じて、インストール直後の状態でバックアップを作成しておくことで、データベースを初期状態にリストアすることができます。
Note
以下の設定は環境に依存する設定のため、バックアップされる情報の中に含まれません。環境に合わせて手動にて設定をお願い致します。

  ・ サーバーPCのIPアドレス
Note
SNMPプラグインのバックアップには、AVM EXによるAMF機器情報やライセンス情報、AWCプラグインによる無線APの管理データは含まれません。
AVM EXによるAMF機器情報の管理データ、AWCプラグインによる無線APの管理データのバックアップおよびリストアは、AVM EX、AWCプラグインにてそれぞれ独立して行う必要があります。
SNMPプラグインのバックアップ作成時には、別途、AVM EX、AWCプラグインでもバックアップの作成を行っておくことをお勧めします。
Note
バックアップはこまめに取得していただくことをお勧めします。

システムデータのバックアップ

  1. 最新の状態を保存するためには、SNMPプラグインサーバーを停止することをお勧めします。
    サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。

  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - バックアップ」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  3. 「バックアップユーティリティ」ダイアログが表示されます。

  4. ファイル名、コメント(任意)を入力します。
    デフォルトのファイル名は「smbackup.cab」です。

  5. 「実行」ボタンをクリックします。
    ダイアログにバックアップの実行状況が表示されます。
    Note
    SNMPプラグインで管理するデバイス数が多い場合、バックアップファイルの取得に時間が掛かります。

  6. バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

システムデータのリストア

SNMPプラグインのシステムデータをリストアする際には、AVM EXにて一旦SNMPプラグインの登録を解除した上で、SNMPプラグインのバックアップファイルをリストアし、その後再びAVM EXにSNMPプラグインを登録する必要があります。
Note
ソフトウェアバージョン2.2.0以前のバックアップファイルをソフトウェアバージョン2.3.0以降にリストアする際に、最新のMIB情報を使用する場合は、SNMPプラグインの「リストアユーティリティ」ダイアログにおいて、「MIB 情報をリストアする」のチェックを外してください。

SNMPプラグインの登録解除

AVM EXのプラグイン管理画面にSNMPプラグインを登録している場合は、これを一旦解除します。
  1. メインメニューから「システム管理」を選択します。

  2. 「概要」タブの「Vista Manager EX」から「プラグインを管理」ボタンをクリックします。

  3. プラグイン管理画面の左側に表示されたプラグイン一覧から、「SNMPプラグイン」をクリックします。

  4. 画面右側に表示されたプラグイン情報の下部から、「削除」ボタンをクリックします。

  5. 「プラグインを削除」ダイアログに確認メッセージが表示されます。
    再度、「削除」ボタンをクリックします。

リストアの実行

  1. サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー停止」をクリックしてください。

  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

  3. 「リストアユーティリティ」ダイアログが表示されます。

  4. 「ファイル名」に、バックアップしておいた.cabファイルを指定して「OK」ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。

  5. オプション項目を確認してから「実行」をクリックすると、データファイルのリストア(復元)が行われます。処理が完了すると、結果ダイアログが表示されます。

  6. サーバーを再起動するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-SNMP - サーバー起動」をクリックしてください。

SNMPプラグインの再登録

  1. メインメニューから「システム管理」を選択します。

  2. 「概要」タブの「Vista Manager EX」から「プラグインを管理」ボタンをクリックします。

  3. プラグイン管理画面右上の、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。

  4. サーバー URLに、SNMPプラグインに対応したURLを入力します。


  5. 「接続を検証」ボタンをクリックします。

  6. SNMPプラグインのURLから応答があると、「プラグイン証明書フィンガープリント」欄にSHA1とSHA256の証明書フィンガープリントが表示されます。
    証明書のフィンガープリントが正しい場合は「保存」ボタンをクリックしてプラグインの登録を保存します。

  7. プラグインが正常に登録されると、プラグイン名一覧に「SNMP プラグイン」が追加されます。
    また、AVM EXのメインメニューに、SNMPプラグインメニューアイコンが追加されます。

旧データのリストア時のアカウント引き継ぎ

以前のバージョンのSNMPプラグインでは、アカウント情報はAVM EXとは異なるデータベースに保管されています。
以前のバージョンのSNMPプラグインのバックアップファイルをリストアした場合、本バージョンのAVM EXと統合されたデータベースにアカウント情報を変換します。
一部のアカウント情報は、次のように、所定の設定値にリセットされます。

表 1:新旧アカウントデータの対応
旧形式
SNMPプラグインのアカウント情報

新形式
AVM EXの統合アカウント情報
備考
ユーザーID ユーザーID  
ユーザー名 ユーザー名  
    メール 「Please.Update.This.Email.<ユーザーID>@example.com」形式で仮設定されます。
パスワード パスワード 「friend」に初期化されます。
権限

アカウントタイプ
次の通り引き継がれます。
  • 管理者権限 → 管理者
  • ユーザー権限 → 一般ユーザー
    権限 「読み取り専用」に仮設定されます。
言語

言語
「英語」または「日本語」が引き継がれます。
未設定の場合は「自動検出」に設定されます。
    タイムアウト 「5」(分)に初期化されます。




(C) 2017-2022 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002907 Rev.C_2