各種操作 / AMFネットワークの管理 / AMFエリアのトラフィックマップの表示


トラフィックマップの表示
ネットワークトラフィックの履歴表示
トラフィックのフィルター表示
リンク使用率グラフの表示
アドバンストトラフィックモニタリング
トラフィックマップ上のノード状態の確認
AMFノードのモニター情報の閲覧
サンプリング対象の選択
プロトコルマップ


ここでは、AMFネットワーク内のトラフィックをグラフィカルに表示する、トラフィックマップについて説明します。

トラフィックマップの表示

AMFネットワークのノード間のトラフィックを概要表示します。
Note
ポーリングの際、AMFノードのコンフィグには、AMF接続ポートのインターフェースに1つ「rmon collection history」が設定されます。
本設定はトラフィック情報を収集するためのものですので、無効にしないでください。
Note
トラフィックマップはRMONによりAMFネットワーク全体の情報を収集してマップ上に表示しているのに対し、アドバンストトラフィックモニタリングはsFlowを設定したポート上の情報のみを収集/統計しています。
そのため、アドバンストトラフィックモニタリングとトラフィックマップの情報が一致していないように見えることがあります。
  1. メインメニューから「ネットワークマップ」をクリックして、ネットワークマップを表示します。

  2. コンテンツ欄上部のモードメニューから「トラフィック」を選択し、トラフィックマップを表示します。


    AMFノード間のトラフィックの速度・使用率をトポロジーマップ上の接続線の太さ・色で示します。また、トラフィックマップではトランクグループの状態も表されます。


    また、コンテンツ欄左側にサイドパネルが表示され、履歴表示期間の設定、トラフィックの使用率によるフィルター表示、RMONによるリンク使用率監視や、sFlowによるポート単位の詳細なアドバンストトラフィックモニタリングが行えます。


ネットワークトラフィックの履歴表示

サイドパネル上部のネットワークトラフィック履歴欄の、指定した期間のトラフィック状況の推移をトポロジーマップに反映して確認できます。
期間は10分前、1時間前、12時間前、24時間前から現在まで、または、カスタムを選択して1週間前から任意の時点までを指定できます。
再生ボタンでトラフィックの変化を自動で反映できるほか、スライダーで指定期間の途中の時点でのトラフィック状況を閲覧することもできます。

トラフィックのフィルター表示

トラフィックの使用率によって、トラフィックマップの表示をフィルタリングすることができます。
ネットワークトラフィックモニターのサイドパネルにて、水色(0~25%)、緑色(25~50%)、黄色(50~75%)、赤色(75~100%)の凡例の下のチェックをクリックすると、該当の使用率帯の接続線の表示・非表示が切り替わります。

リンク使用率グラフの表示

ノードの接続線をクリックすると、サイドパネルのトラフィックモニタリング欄にノード間のリンク使用率グラフが小さく表示されます。グラフをクリックすると、画面中央にリンク使用率グラフを拡大したダイアログが表示されます。
グラフには、それぞれのAMFノードからの送信トラフィックの使用率が上下に表示されます。
また、ダイアログ上のグラフ内にマウスポインターを置くと、該当時点での各AMFノードからの送信トラフィックのリンク使用率をポップアップ表示します。


アドバンストトラフィックモニタリング

AMF機器に対してsFlowの設定を行ったり、sFlowに基づいたデバイスのポートごとのトラフィック使用率を表示したりすることができます。
Note
トラフィックマップはRMONによりAMFネットワーク全体の情報を収集してマップ上に表示しているのに対し、アドバンストトラフィックモニタリングはsFlowを設定したポート上の情報のみを収集/統計しています。
そのため、アドバンストトラフィックモニタリングとトラフィックマップの情報が一致していないように見えることがあります。
Note
sFlowポートの有効化/無効化の設定を変更した場合は、別途、該当のAMFノードのCLI接続画面、または、「資産管理」画面から、起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)への保存が必要です。
Note
sFlowを有効にするとCPU使用率が高くなります。本製品でお使いの機能、ネットワークのトラフィック量などの条件により、CPU使用率が100%となる場合があります。本機能をご使用の際は、必要に応じて、CPUリソースを増やすか、または、AMFノード側のsFlowのサンプリングレートを下げてください。
「AT-Vista Manager EX インストールガイド」の「動作環境」に記載の最低限のシステムで本機能を使用した場合、同時監視可能ポート数のおおよその目安は1Gbpsポート×4ポート程度(AWCプラグインをご使用の場合は2ポート程度)までとなります。
Note
sFlow設定、および、sFlowにより取得されたトラフィック使用率の履歴はバックアップファイルに保存されません。
Note
AT-ARルーターシリーズ製品でアドバンストトラフィックモニタリングを有効にすると、DPI(ディープパケットインスペクション)機能が有効になります。ルーター側で以下の機能をご使用の場合、ルーター側の設定変更、追加が必要な場合があります。
詳細についてはルーター製品のコマンドリファレンスをご参照ください。
・UTM / アプリケーションコントロール(DPI)
・UTM / ファイアウォール
・UTM / NAT
・トラフィック制御 / Quality of Service
・トラフィック制御 / ポリシーベースルーティング
Note
AT-AR2010V、AT-AR2050Vでアドバンストトラフィックモニタリングを有効にする場合は該当機器のファームウェアバージョンを5.4.9-1.x以前にしてください。
AT-AR2010V、AT-AR2050Vにおいてファームウェアバージョン 5.4.9-2.x以降でアドバンストトラフィックモニタリングを有効にすることは未サポートとなります。

トラフィックマップ上のノード状態の確認

トラフィックマップのAMFノードアイコンの右上には、sFlowエージェントの設定状況を示すアイコンが表示されます。

AMFノードのモニター情報の閲覧

  1. トラフィックマップから、対象AMFノードのノードアイコンをクリックします。
    該当のAMFノードに関するサンプルが存在する場合は、サイドパネルには「直近1時間のトップ5プロトコル」、「使用率」、「トップ5トーカー」のグラフが表示されます。
    Note
    sFlowエージェントから収集したサンプルに基づきます。sFlowによるモニター対象として設定されていないポートは表示されません。


  2. いずれかのグラフをクリックすると、該当の情報がダイアログに拡大表示されます。

サンプリング対象の選択

AMFノードのsFlowエージェントを設定します。
Web設定画面から、個別のAMFノードに対して、sFlowによるモニター対象とするポートを選択することができます。
Note
sFlowを有効にするとCPU使用率が高くなります。本製品でお使いの機能、ネットワークのトラフィック量などの条件により、CPU使用率が100%となる場合があります。本機能をご使用の際は、必要に応じて、CPUリソースを増やすか、または、AMFノード側のsFlowのサンプリングレートを下げてください。
「AT-Vista Manager EX インストールガイド」の「動作環境」に記載の最低限のシステムで本機能を使用した場合、同時監視可能ポート数のおおよその目安は1Gbpsポート×4ポート程度(AWCプラグインをご使用の場合は2ポート程度)までとなります。

  1. トラフィックマップから、対象AMFノードのノードアイコンをクリックします。

  2. サイドパネル左上の「構成」ボタンをクリックします。
    「sFlowポートの有効化/無効化」サイドパネルが表示されます。
    sFlowによるサンプリング設定の状態が、ポートごとのアイコンの色で表示されます。緑色は有効、灰色は無効を意味します。

  3. サイドパネルのポート一覧から、sFlowによるモニター対象とするポートのアイコンをクリックし、緑色(有効)にします。
    Note
    同じトランクグループに所属するポートはすべて有効、またはすべて無効に設定してください。

  4. サイドパネル上部の「更新」ボタンをクリックします。
    「更新」ボタンをクリックすると、直ちにAMFノードのランタイムメモリー上の設定(ランニングコンフィグ)に反映されます。
    Note
    別途、該当のAMFノードのCLI接続画面、または、「資産管理」画面から、起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)への保存が必要です。
    各ポートのsFlow設定(サンプリングレート、ポーリング間隔)は自動的に設定されます。
    sFlow関連の機能が未設定のAMFノードの場合、AMFノードのsFlowエージェントのIPアドレスにはAMFノードの管理用IPアドレスが、sFlowコレクターのIPアドレスにはAVM EXのIPアドレスが設定されます。
    また、既にほかのsFlowコレクターによるサンプリングが設定されている場合は、AVM EXのIPアドレスでsFlowコレクターのIPアドレス設定を上書きします。

    すべてのポートのサンプリングを無効(灰色)にして「更新」ボタンをクリックすると、AMFノード上のsFlow設定が消去されます。

プロトコルマップ

トラフィックマップ サイドパネル上部の「プロトコル」タブをクリックすると、プロトコルマップ表示に切り替えることができます。

サイドパネルに一覧表示されたプロトコルからいずれかを選択すると、該当プロトコルのトラフィックがトラフィックマップに表示されます。
AMFノードの接続線は間で2つに分かれており、矢印の方向がトラフィックの向きを表します。接続線の上にマウスポインターを合わせると、該当プロトコルのトラフィック量が表示されます。
また、AMFノードから接続された非AMFノードに送信されるトラフィック量は、AMFノードアイコンのノード名の下に表示されます。

サイドパネル上部のプロトコルトラフィック履歴欄では、ネットワークトラフィック表示と同様、該当プロトコルの過去の一定期間内のトラフィック状況を表示できます。過去のトラフィックは1週間前までさかのぼることができます。



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