概要 / AVM EXについて
AT-Vista Manager EXの基本機能(以下AVM EX)は、AMFネットワークの情報、配置などの管理を行います。
AVM EXを使用することにより、AMFネットワークの視覚的、直感的なグラフィカル表示、AMFネットワークのステータス情報の表示、AMF機能で自動リカバリーなどイベントが発生した際のダイレクトな確認、機器の検索などが行えます。
AVM EXを使用することにより以下のことが行えます。
- AMFネットワークの直感的なグラフィカル表示
- AMFネットワークのステータス情報の表示
- AMF機能で自動リカバリーなどイベントが発生した際の即時性のある通知
- 機器の検索、管理
AVM EXに追加ライセンス「インテントベースオーケストレーターライセンス」を登録している場合は、意図(インテント)に合わせてネットワークの自動管理を行う「Allied Intent-based Orchestrator(AIO)」を使用できます。
AIOの管理機能はダイナミックVPN、インターネットブレークアウト、WANトラフィックシェーピング、アプリケーションQoS、UTMセキュリティーの5項目からなります。
本ライセンスと合わせて、これら機能の中心となるAT-ARルーターに適切なライセンスを適用する必要があります。
また、無線LANコントローラー「AWCプラグイン」、SNMPマネージャー「SNMPプラグイン」をインストールしている場合は、以下のことが行えるようになります。
- AWCプラグイン
AT-TQシリーズ無線LANアクセスポイントの管理
- SNMPプラグイン
SNMPによるAMFネットワーク機器、非AMFネットワーク機器の監視
本ガイドは、AMFネットワーク機能が正しく設定、動作していることを前提に説明しています。
本ソフトウェアを使用する前に、お使いの環境でAMFネットワークが正しく構築されているかを確認してください。
AMFネットワーク機能については、お使いのスイッチのコマンドリファレンスをご覧ください。
管理可能数
管理可能なAMFネットワークやエリアの数は以下の通りです。
管理可能数はAVM EXで管理可能な最大数を示したものです。実際の管理可能なデバイス数は、ご購入いただいたAMFマスターライセンスによって異なります。AMFマスターライセンスの詳細につきましては、機器のコマンドリファレンスをご参照ください。
- AMFネットワーク数:1ネットワーク
AMFネットワークの識別のため、AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のIPアドレスを1つ登録します。
- ネットワークあたりの管理対象数:最大8,000アイコン
上記は、ネットワークマップ表示上の上限です。
アイコン数は以下のように換算します。
- 1 AMFマスターにつき1または2アイコン
- 1 エリアメンバーにつき1アイコン
エリアメンバーには以下を含みます。
- AT-Vista Manager EX基本機能
- AMFコントローラー/マスター
- AMFデバイス
- AMFゲストデバイス
※AMFゲストデバイスのうち、AWCプラグイン非管理下のものは、上位デバイス付近を拡大表示したときのみアイコン表示します。
- 手動登録したデバイス
- AWCプラグイン(登録時)
- 無線AP
- 無線クライアント
※接続無線AP付近を拡大表示したときのみアイコン表示します。
- SNMPプラグイン(登録時)
AMFネットワークの登録後やバックアップファイルのリストア直後は、AMFネットワークの学習のため、AVM EXの応答に時間がかかることがあります。
大規模なネットワークを管理する場合は、登録またはリストア後に1時間程度間を空けてください。
多数のデバイスを管理している環境では、ネットワークマップおよびダッシュボードの表示に時間がかかる場合があります。管理対象数が最大の場合、10~15分程度かかります。
- 管理AMFデバイス数:最大3,000デバイス(AMFデバイス数とAMFゲストデバイス数の合計)
最大数はプラグインや機器の構成によって異なる場合がありますので、「AT-Vista Manager EX インストールガイド」に記載の「サーバー環境」と、弊社ホームページに掲載のリリースノートをあわせてご確認ください。
無線AP、無線クライアント、SNMPデバイスの管理可能数は、「AWCプラグイン リファレンスマニュアル」、「SNMPプラグイン リファレンスマニュアル」をご覧ください。
アカウントの種類
AVM EXには、管理者アカウントと一般ユーザーアカウントの2つのユーザーアカウントがあります。
表 1:AVM EXのアカウントの種類
種類 |
概要 |
管理者アカウント |
すべてのAMF管理機能を使用できます。 |
一般ユーザーアカウント
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一般ユーザーでのAMF管理については、管理者アカウントから以下の項目が設定可能です。
- AMFエリアに対する権限(読み取り専用、または、読み取り/書き込み)
- 情報を閲覧または変更可能なAMFエリア
権限を与えられたAMFエリアに対してのみ情報の閲覧または各機能の設定が可能です。
また、一般ユーザーアカウントでは以下の画面は利用できませんのでご注意ください。
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同時ログイン数
AVM EXに同時にログインできる数は、10セッションまでです。
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