インストール/AT-VST-VRTのインストール


AT-VST-VRTの動作環境
システム要件
仮想化環境
AT-VST-VRTのセットアップ
仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備
仮想マシンの作成
AT-VST-VRTの起動イメージの指定
AT-VST-VRTの起動



AT-VST-VRTの動作環境

AT-VST-VRTは、物理サーバーにインストールした仮想化環境上の仮想マシンで動作させることができます。


システム要件

物理サーバーのシステム要件を次の表に示します。

表 1:システム要件
CPU Intel Core i5プロセッサー 6コア以上 2.8GHz以上
メモリー(RAM)容量 32GB以上
ストレージ(HDD/SSD)容量 630GB以上
IOPS(Input/Output Per Second) 350,000(SSD相当)
ネットワークインターフェース GbE×1
※ インターフェースのボンディング(冗長化)機能を使用するためには GbE×2 が必要



仮想化環境

AT-VST-VRTがサポートする仮想化環境は次のとおりです。

VirtualBoxのホストOSとしては、以下のLinuxディストリビューションをサポートしています。
Note
ホストOSのサポートバージョンは、VirtualBox version 5.2 / 6.1がサポートするバージョンとなります。


AT-VST-VRTのセットアップ

AT-VST-VRTをVirtualBox上にセットアップする大まかな手順は次のとおりです。

Note
本マニュアルでは、ホストOSであるLinuxや、仮想化環境であるVirtualBox自体のセットアップには触れていません。


仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備

AT-VST-VRTのパッケージバージョン1.2.1のDVD-ROMに収録されているファイルを次の表に示します。

表 2:パッケージバージョン1.2.1
仮想アプライアンスのインポート用ファイル VirtualBox version 5.2用 AT-VST-VRT-1.2.1-Virtualbox-5.2.ova
VirtualBox version 6.1用 AT-VST-VRT-1.2.1-Virtualbox-6.1.ova
起動用イメージファイル VST_VRT-1.2.1.iso

仮想アプライアンスのインポート用ファイルと起動用イメージファイルを、サーバーの任意のフォルダにダウンロードしてください。


仮想マシンの作成

ここでは、仮想アプライアンスのインポート用ファイルを使用して、「AT-VST-VRT-1.2.1」という仮想マシンを作成する手順を示します。
Note
以下で説明している手順は、VirtualBoxの実際の画面と異なる場合があります。VirtualBoxの操作については、VirtualBoxのドキュメントを参照してください。
  1. VirtualBoxを起動します。

  2. 「ファイル」メニューから「仮想アプライアンスのインポート」を選択します。
    「インポートしたい仮想アプライアンス」画面が表示されます。

  3. 「ファイル」項目で、「AT-VST-VRT-1.2.1-Virtualbox-5.2.ova」または「AT-VST-VRT-1.2.1-Virtualbox-6.1.ova」ファイルを選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
    「仮想アプライアンスの設定」画面が表示されます。

  4. 「仮想アプライアンスの設定」画面に表示された内容を確認して、「インポート」ボタンをクリックします。

  5. 「ソフトウェア使用許諾契約」画面が表示されます。
    画面に表示されたソフトウェア使用許諾契約をお読みください。
    「同意する」ボタンをクリックすると、「AT-VST-VRT-1.2.1」という仮想マシンが作成されます。


AT-VST-VRTの起動イメージの指定

作成した仮想マシンに、起動用イメージファイルを指定する手順を示します。
  1. 左側のリストで「AT-VST-VRT-1.2.1」を選択して、「設定」ボタンをクリックします。
    「AT-VST-VRT-1.2.1 - 設定 -」画面が表示されます。

  2. 左側のメニューで「ストレージ」を選択して、「コントローラー:IDE」で光学ドライブの追加(ディスクの+アイコン)をクリックします。

  3. ファイルの選択画面で「VST_VRT-1.2.1.iso」ファイルを選択します。

  4. 「コントローラー:IDE」の配下に「VST_VRT-1.2.1.iso」が追加されたことを確認してください。

    引き続き、ネットワークの設定を行います。

  5. 左側のメニューで「ネットワーク」を選択して、ネットワークアダプターの割り当てを「ブリッジアダプター」に設定して、「OK」ボタンをクリックします。
    ネットワークアダプターの名前は環境に合わせて設定してください。

以上で、AT-VST-VRTの起動イメージの指定は完了です。


AT-VST-VRTの起動

  1. VirtualBoxを起動して、左側のリストで「AT-VST-VRT-1.2.1」を選択して、「起動」ボタンをクリックします。

  2. 「表示」ボタンをクリックします。起動メッセージに続いてログインプロンプトが表示されるまで、何も操作せずにお待ちください。

  3. 「Management URL:」の後に表示されたURLを、ブラウザーのアドレスバーに入力してください。

  4. AT-VST-VRTのログイン画面が表示されます。
以上で、AT-VST-VRTの起動は完了です。このあとは、クイックツアーを参照してAT-VST-VRTを設定してください。


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