付録/AT-VST-VRTのバージョンダウン


バージョンダウンの流れ
必要なファイルを準備する
ファームウェアファイルを準備する
バックアップとリストアに必要なファイル
バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する
AT-VST-VRTのバージョンを戻す
アプリケーションを起動する
アプリケーションをリストアする


ここでは、AT-VST-VRTのファームウェアをバージョンアップ後に、元のファームウェアバージョンに戻す手順を説明します。

Note
AT-VST-VRTの設定画面で「バージョン更新」ボタンを使用したバージョンダウンは未サポートとなります。
Note
旧バージョンのバックアップをリストア、設定のやり直し、ライセンスの再発行などが必要となる場合があります。


バージョンダウンの流れ

バージョンダウンの流れを次に示します。
  1. 必要なファイルを準備する

  2. バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する

  3. AT-VST-VRTのバージョンを戻す

  4. アプリケーションを起動する

  5. アプリケーションをリストアする


必要なファイルを準備する

バージョンダウンに必要なファイルを準備します。

ファームウェアファイルを準備する

弊社ホームページからAT-VST-VRTのファームウェアファイル(VST_VRT-x.x.x.iso)をダウンロードします。

AT-VST-VRTのファームウェアバージョンごとに、対応する各アプリケーションのバージョンの組み合わせが決まっています。
AT-VST-VRTのファームウェアおよび各アプリケーションのバージョン、必要なファイルを次の表に示します。カッコ内はファイル名を示します。

表 1:バージョン一覧
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.1.1
(VST_VRT-1.1.1.iso)
3.5.0
3.5.0
5.5.0-2.3
2.5.0
2.6.0
1.2.1
(VST_VRT-1.2.1.iso)
3.6.0
3.6.0
5.5.1-0.1
2.5.0
2.6.1
3.3.1
(VST_VRT-3.3.1.iso)
3.7.0
3.7.0
2.3.0
5.5.1-1.1
2.5.0
2.6.1



バックアップとリストアに必要なファイル

バージョンダウン後に設定をリストアするためには、次のファイルが必要になります。
運用中のAT-VST-VRT(ファームウェアバージョンが上)で取得するファイルではありませんので、ご注意ください。


Note
AT-VST-VRTの設定ファイルは、同一バージョンでのみバックアップおよびリストアができます。そのため、バージョンアップ前に使用していたAT-VST-VRT(ファームウェアバージョンが下)で、AT-VST-VRTの設定ファイルを取得していなかった場合には、設定のリストアはできません。再度設定が必要になります。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。
Note
Trap Receiver アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.5.0は、バックアップとリストアができません。


バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する

バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除します。

停止・削除の手順は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」を参照してください。

Note
アプリケーションのバージョンが、AT-VST-VRTのバージョンダウン後も同一の場合には、アプリケーションを停止・削除する必要はありません。AT-VST-VRTのバージョンダウン後も、そのまま使用可能です。


AT-VST-VRTのバージョンを戻す

クイックツアー「バックアップとリストア」/「設定内容のリストア」を参照して、バージョンアップ前に使用していたAT-VST-VRTで取得したAT-VST-VRTの設定ファイルをリストアし、シャットダウンします。

クイックツアー「アップデート」/「AT-VST-VRTをアップデートする」を参照して、戻すバージョンのファームウェアファイルを選択し、起動してください。


アプリケーションを起動する

使用するアプリケーションを、新規に設定して起動します。

クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」を参照してください。

Note
各アプリケーションを有効化する際、「ファームウェアファイルを準備する」の表を参照して、AT-VST-VRTのファームウェアバージョンに対応するアプリケーションのバージョンを選択してください。


アプリケーションをリストアする

アプリケーションごとにリストア手順が異なります。


AT-VST-VRTのバージョンダウンは以上です。

AT-VST-VRTおよび各アプリケーションが正常に動作することを確認してください。
また、バージョンダウン後のAT-VST-VRTの設定ファイル、各アプリケーションのバックアップファイルを取得しておくことをおすすめします。



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