付録/AT-VST-VRTのバージョンアップ


ファームウェアバージョン「1.1.1」から「1.2.1」にバージョンアップする
Vista ManagerとWireless Controllerのバックアップファイルを取得する
AMF Cloud アプリケーションのバックアップファイルを取得する
SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップファイルを取得する
アプリケーションを停止する
AT-VST-VRTをシャットダウンする
AT-VST-VRTをアップデートする
AMF Cloud アプリケーションをアップデートする
Vista Manager アプリケーションをアップデートする
Wireless Controller アプリケーションをアップデートする
SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする
Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順
ファームウェアバージョン「1.2.1」から「3.3.1」にバージョンアップする
Vista ManagerとWireless Controllerのバックアップファイルを取得する
AMF Cloud アプリケーションのバックアップファイルを取得する
SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップファイルを取得する
アプリケーションを停止する
AT-VST-VRTをシャットダウンする
AT-VST-VRTをアップデートする
AMF Cloud アプリケーションをアップデートする
Vista Manager アプリケーションをアップデートする
Wireless Controller アプリケーションをアップデートする
AMF Security アプリケーションを設定して起動する
Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順


ここでは、運用中のAT-VST-VRTをバージョンアップする手順を、AT-VST-VRTファームウェアバージョンごとに説明します。

Note
AT-VST-VRT ファームウェアのバージョンアップは、現在運用しているバージョンから、1つ新しいバージョンへのバージョンアップのみサポートしています。例えば、ファームウェアバージョン 1.2.1へのバージョンアップは、ファームウェアバージョン 1.1.1からのみサポートしています。
Note
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン3.4.1へのバージョンアップは、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.4.1」の「付録 / AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。

ファームウェアバージョン「1.1.1」から「1.2.1」にバージョンアップする

まず、弊社ホームページからAT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.2.1のファイル(VST_VRT-1.2.1.iso)をダウンロードします。
AT-VST-VRT ファームウェアと各アプリケーションのバージョンを、次の表に示します。

表 1:バージョンアップに必要なファイル
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.1.1
(VST_VRT-1.1.1.iso)
3.5.0
3.5.0
5.5.0-2.3
2.5.0
2.6.0
1.2.1
(VST_VRT-1.2.1.iso)
3.6.0
3.6.0
5.5.1-0.1
2.5.0
2.6.1

Note
仮想アプライアンスのインポート用ファイル(ovaファイル)は、前バージョンをインストールしたときに使用しているため、アップデートする際は不要です。


Vista ManagerとWireless Controllerのバックアップファイルを取得する

Vista Manager ソフトウェアバージョン 3.5.0 およびWireless Controller ソフトウェアバージョン 3.5.0 を使用中で、ソフトウェアバージョン 3.6.0 にバージョンアップする場合には、Vista ManagerおよびWireless Controllerのバックアップファイルを取得してください。
バージョンアップ後に、バックアップファイルを使用してリストアすることができます。

Vista Manager アプリケーションのバックアップ手順は、「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版) ベースリファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「バックアップとリストア」を参照してください。

Wireless Controller アプリケーションのバックアップ手順は、「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」を参照してください。


AMF Cloud アプリケーションのバックアップファイルを取得する

AMF Cloud ソフトウェアバージョン 5.5.0-2.3 を使用中で、ソフトウェアバージョン 5.5.1-0.1 にバージョンアップする場合には、AMF Cloudのコンフィグファイルやその他必要なファイルを取得してください。
バックアップしたコンフィグファイルやその他必要なファイルは、copyコマンドやTFTPサーバーなどを使用して、AMF Cloud(AT-VST-VRT)から別のコンピューターなどにダウンロードする必要があります。
この別のコンピューターなどにダウンロードしたファイルをAMF Cloud(AT-VST-VRT)にアップロードすることで、リストアが可能となります。

AMF Cloud アプリケーションのバックアップとリストアは、「AMF Cloud(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「運用・管理」/「コンフィグレーション」/「スタートアップコンフィグのバックアップと復元」を参照してください。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。


SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップファイルを取得する

SNMP Plug-in ソフトウェアバージョン 2.6.0 を使用中で、ソフトウェアバージョン 2.6.1 にバージョンアップする場合には、SNMP Plug-inのバックアップファイルを取得してください。
バージョンアップ後に、バックアップファイルを使用してリストアすることができます。

SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップとリストアは、「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「画面リファレンス」/「システム」/「システム設定」/「システム管理」を参照してください。


アプリケーションを停止する

アップデート対象のアプリケーション(AMF Cloud、Vista Manager、Wireless Controller、SNMP Plug-in)を停止して、「保存」ボタンをクリックします。
停止の手順は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」を参照してください。

Note
Wireless Controller アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションは、アップデートする前に旧バージョンを削除する必要があります。Wireless Controllerの管理画面、SNMP Plug-inの管理画面で、「削除」ボタンをクリックして、アプリケーションを削除してください。


AT-VST-VRTをシャットダウンする

AT-VST-VRTをシャットダウンします。
「ファイル管理」画面で、「シャットダウン」ボタンをクリックします。


AT-VST-VRTをアップデートする

AT-VST-VRTのアップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「AT-VST-VRTをアップデートする」を参照してください。


AMF Cloud アプリケーションをアップデートする

AMF Cloud アプリケーションの管理画面でバージョンを更新して、起動します。
アップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「アプリケーションをアップデートする」を参照してください。


Vista Manager アプリケーションをアップデートする

Vista Manager アプリケーションの管理画面でバージョンを更新して、起動します。
アップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「アプリケーションをアップデートする」を参照してください。


Wireless Controller アプリケーションをアップデートする

  1. Wireless Controller アプリケーションを削除します。

  2. Wireless Controller アプリケーション有効化の際に、新しいバージョンのファームウェアファイルを選択します。

  3. Vista Managerにログインして、AWCプラグインを再登録します。

  4. AWCプラグインの「システム設定」画面の「IPアドレス設定」項目で、Wireless ControllerのIPアドレスを設定します。

  5. バックアップファイルをリストアします。
なお、管理グループに対するユーザーのネットワーク権限を設定している場合は、AWCプラグインのバックアップファイルをリストア後、再度ユーザーのネットワーク権限の設定を行ってください。
Note
AWCプラグインを以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。


SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする

  1. SNMP Plug-in アプリケーションを削除します。

  2. SNMP Plug-in アプリケーション有効化の際に、新しいバージョンのファームウェアファイルを選択します。

  3. Vista Managerにログインして、SNMPプラグインを再登録します。

  4. バックアップファイルをリストアします。


Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順

Trap Receiver アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションは同時に使用できません。Trap Receiver アプリケーションを使用中で、SNMP Plug-in アプリケーションに切り替える場合には、次の手順で設定してください。
(ここでは、Trap Receiver アプリケーションのIPアドレスを 192.168.1.100 と仮定しています)
  1. Trap Receiver アプリケーションを停止します。

  2. Trap Receiver アプリケーションのIPアドレスを 192.168.1.101 に変更します。
    Trap Receiver アプリケーションは停止したままにします。

  3. SNMP Plug-in アプリケーションを有効化します。
    その際、IPアドレスを 192.168.1.100 に、ストレージサイズを 102,400 MB に設定します。

  4. Vista Manager アプリケーションにログインします。

  5. SNMPプラグインを再登録します。

Trap Receiver アプリケーションはバックアップができないため、SNMP Plug-in アプリケーションで新しく設定し直す必要があります。
「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「各種操作」/「初回ログイン時の作業」を参照してください。


ファームウェアバージョン「1.2.1」から「3.3.1」にバージョンアップする

まず、弊社ホームページからAT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.3.1のファイル(VST_VRT-3.3.1.iso)をダウンロードします。
AT-VST-VRT ファームウェアと各アプリケーションのバージョンを、次の表に示します。

表 2:バージョンアップに必要なファイル
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.2.1
(VST_VRT-1.2.1.iso)
3.6.0
3.6.0
5.5.1-0.1
2.5.0
2.6.1
3.3.1
(VST_VRT-3.3.1.iso)
3.7.0
3.7.0
2.3.0
5.5.1-1.1
2.5.0
2.6.1

Note
仮想アプライアンスのインポート用ファイル(ovaファイル)は、前バージョンをインストールしたときに使用しているため、アップデートする際は不要です。


Vista ManagerとWireless Controllerのバックアップファイルを取得する

Vista Manager ソフトウェアバージョン 3.6.0 およびWireless Controller ソフトウェアバージョン 3.6.0 を使用中で、ソフトウェアバージョン 3.7.0 にバージョンアップする場合には、Vista ManagerおよびWireless Controllerのバックアップファイルを取得してください。
バージョンアップ後に、バックアップファイルを使用してリストアすることができます。

Vista Manager アプリケーションのバックアップ手順は、「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版) ベースリファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「バックアップとリストア」を参照してください。

Wireless Controller アプリケーションのバックアップ手順は、「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」を参照してください。


AMF Cloud アプリケーションのバックアップファイルを取得する

AMF Cloud ソフトウェアバージョン 5.5.1-0.1 を使用中で、ソフトウェアバージョン 5.5.1-1.1 にバージョンアップする場合には、AMF Cloudのコンフィグファイルやその他必要なファイルを取得してください。
バックアップしたコンフィグファイルやその他必要なファイルは、copyコマンドやTFTPサーバーなどを使用して、AMF Cloud(AT-VST-VRT)から別のコンピューターなどにダウンロードする必要があります。
この別のコンピューターなどにダウンロードしたファイルをAMF Cloud(AT-VST-VRT)にアップロードすることで、リストアが可能となります。

AMF Cloud アプリケーションのバックアップとリストアは、「AMF Cloud(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「運用・管理」/「コンフィグレーション」/「スタートアップコンフィグのバックアップと復元」を参照してください。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。


SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップファイルを取得する

SNMP Plug-in アプリケーションのバージョンアップは必要ありませんが、念のためSNMP Plug-inのバックアップファイルを取得することをおすすめします。

SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップとリストアは、「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版) リファレンスマニュアル」の「画面リファレンス」/「システム」/「システム設定」/「システム管理」を参照してください。


アプリケーションを停止する

アップデート対象のアプリケーション(AMF Cloud、Vista Manager、Wireless Controller)を停止して、「保存」ボタンをクリックします。
停止の手順は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」を参照してください。

Note
Wireless Controller アプリケーションは、アップデートする前に旧バージョンを削除する必要があります。Wireless Controllerの管理画面で「削除」ボタンをクリックして、アプリケーションを削除してください。


AT-VST-VRTをシャットダウンする

AT-VST-VRTをシャットダウンします。
「ファイル管理」画面で、「シャットダウン」ボタンをクリックします。


AT-VST-VRTをアップデートする

AT-VST-VRTのアップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「AT-VST-VRTをアップデートする」を参照してください。


AMF Cloud アプリケーションをアップデートする

AMF Cloud アプリケーションの管理画面でバージョンを更新して、起動します。
アップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「アプリケーションをアップデートする」を参照してください。


Vista Manager アプリケーションをアップデートする

Vista Manager アプリケーションの管理画面でバージョンを更新して、起動します。
アップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「アプリケーションをアップデートする」を参照してください。


Wireless Controller アプリケーションをアップデートする

  1. Wireless Controller アプリケーションを削除します。

  2. Wireless Controller アプリケーション有効化の際に、新しいバージョンのファームウェアファイルを選択します。

  3. Vista Managerにログインして、AWCプラグインを再登録します。

  4. AWCプラグインの「システム設定」画面の「IPアドレス設定」項目で、Wireless ControllerのIPアドレスを設定します。

  5. バックアップファイルをリストアします。
なお、管理グループに対するユーザーのネットワーク権限を設定している場合は、AWCプラグインのバックアップファイルをリストア後、再度ユーザーのネットワーク権限の設定を行ってください。
Note
AWCプラグインを以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。


AMF Security アプリケーションを設定して起動する

  1. AMF Security アプリケーション有効化の際に、新しいバージョンのファームウェアファイルを選択します。

  2. クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」を参照して、AMF Security アプリケーションを設定、起動します。


Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順

Trap Receiver アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションは同時に使用できません。Trap Receiver アプリケーションを使用中で、SNMP Plug-in アプリケーションに切り替える場合には、次の手順で設定してください。
(ここでは、Trap Receiver アプリケーションのIPアドレスを 192.168.1.100 と仮定しています)
  1. Trap Receiver アプリケーションを停止します。

  2. Trap Receiver アプリケーションのIPアドレスを 192.168.1.101 に変更します。
    Trap Receiver アプリケーションは停止したままにします。

  3. SNMP Plug-in アプリケーションを有効化します。
    その際、IPアドレスを 192.168.1.100 に、ストレージサイズを 102,400 MB に設定します。

  4. Vista Manager アプリケーションにログインします。

  5. SNMPプラグインを再登録します。

Trap Receiver アプリケーションはバックアップができないため、SNMP Plug-in アプリケーションで新しく設定し直す必要があります。
「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「各種操作」/「初回ログイン時の作業」を参照してください。


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