Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル

本マニュアルでは、AT-Vista Manager EX同梱の仮想化環境対応ソフトウェア AT-VST-VRT上で動作するAT-Vista Manager EXアプリケーションのプラグインの1つであり、SNMPを利用してネットワーク管理を行うアプリケーション「Trap Receiver」の設定画面について詳細に解説しています。Trap Receiverを活用するための参考資料としてご利用ください。

なお、設定を始める前に済ませておかなければならないこと、例えばAT-VST-VRTがコントロールする機器のネットワーク接続などについては説明しておりません。これらに関しては、弊社ホームページに掲載の各製品のユーザーマニュアルをご覧ください。

はじめに

対象製品とバージョン

本マニュアルは、以下の製品のソフトウェアバージョン「2.5.0」を対象に記述されています。ただし、執筆時には開発中のバージョンを用いたため、画面表示などが実際の製品とは異なる場合があります。また、旧バージョンから機能的な変更がない場合は、画面表示などに旧バージョンのものを使っている場合があります。あらかじめご了承ください。

製品のご使用に当たっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、製品のバージョンごとの注意事項や最新情報が記載されています。

サポート機能と制限事項

原則として、本マニュアルに記載されていない機能はサポート対象外です。また、本マニュアルに記載されている機能でも、サポート対象外となることがあります。各バージョンにおける新規機能や機能の変更点、制限事項については、弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類でご確認ください。

マニュアルの提供形態

本マニュアルは HTML(Hyper Text Markup Language)形式のオンラインマニュアルです。製品には同梱されておりません。弊社Webサイトにて最新バージョンを見ることができます。印刷物としては提供しておりませんので、印刷物が必要な場合はHTMLファイルをプリンターで出力してご使用ください。

本マニュアルをご覧になるには、Microsoft Edge/Google Chrome/Mozilla FirefoxなどのWebブラウザーが必要です。HTMLフレームを使用しているためフレーム対応のブラウザーが必要ですが、JavaScript、ActiveScriptなどのスクリプト言語、Javaアプレットなどは使用しておりませんので、これらの機能はオフでもかまいません。

本マニュアルは、ハイパーリンク機能を利用して、ある機能から関連する別の機能へジャンプしたり、設定例のページから設定画面のリファレンスへジャンプしたりできるように作成してあります。

マニュアルの構成

本マニュアルの構成について説明します。

章構成

本マニュアルの章は、「クイックツアー」「画面リファレンス」に分けられています。
画面上部のフレームに表示されている項目が各章へのリンクです。章名をクリックすると、画面左側のフレームに節(サブメニュー)が表示されます。節のリンクをクリックすると、画面右側のフレームに設定画面などの解説が表示されます。

章構成は次のとおりです。

クイックツアー
Trap Receiverを使用するための準備、サブネットの作成方法など、Trap Receiverの設定を行う際の作業の流れを紹介します。

画面リファレンス
各設定画面をひとつのページで詳細に説明しています。次に示す章にわかれています。
サブネットサブネットの登録と編集
システムバージョン情報

表記について

本マニュアルにおける各種表記について説明します。

Trap Receiver

本マニュアルでは、AT-VST-VRT上で動作するTrap Receiver アプリケーションを「Trap Receiver」と総称します。

AT-VST-VRT

本マニュアルでは、アライドテレシス 仮想化環境対応ソフトウェアAT-VST-VRTを「AT-VST-VRT」と総称します。

Vista Manager

本マニュアルでは、AT-VST-VRT上で動作するVista Manager アプリケーションを「Vista Manager」と総称します。

設定例では、IPアドレス、ドメイン名、ログイン名、パスワードなどに具体的な文字列や値を使用していますが、これらは例として挙げただけの架空の存在です。実際に運用を行う場合は、お客様の環境におけるものをご使用ください。

また、本書の設定例はあくまでも説明のためのサンプルです。お客様の環境に適した設定を行う際の参考としてください。

最新情報

製品の出荷後は、弊社Webサイトでマニュアルなどの正誤情報や改版されたマニュアル、アップデートされたソフトウェアなどの最新の情報を公開しています。


ご注意

本書に関する著作権等の知的財産権は、アライドテレシス株式会社(弊社)の親会社であるアライドテレシスホールディングス株式会社が所有しています。
アライドテレシスホールディングス株式会社の同意を得ることなく、本書の全体または一部をコピーまたは転載しないでください。
弊社は、予告なく本書の全体または一部を修正・改訂することがあります。
弊社は改良のため製品の仕様を予告なく変更することがあります。

(C) 2021-2023 アライドテレシスホールディングス株式会社

商標について


マニュアルバージョン

クイックツアー / Trap Receiverの概要

Trap Receiverで使用できる機能
管理可能数
Trap Receiverを使用するために必要な製品
AT-VST-VRT
製品名、参照するドキュメント
制限事項
Vista Manager
製品名、参照するドキュメント
制限事項


Trap Receiver アプリケーションは、AT-VST-VRTで動作するVista Manager アプリケーションと連携して、SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用してネットワーク管理を行うアプリケーションです。インテリジェントなネットワーク機器のほとんどはSNMPに対応しているため、Trap Receiverを使うことで、機器を効率よくネットワークを管理できます。
Trap Receiverを使用すると、Vista Managerで管理できるAMFネットワークに加えて、SNMPによるAMFネットワーク機器や非AMFネットワーク機器もネットワークマップに表示させ、管理できるようになります。

Note
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.1以降で表示される「テクニカルサポート情報の生成」ボタンは未サポートになります。

Trap Receiverで使用できる機能

Trap Receiverで使用できる機能は次のとおりです。
Note
Windows版のAT-Vista Manager EXで動作するSNMPプラグインとは、サポートする機能が異なります。
Note
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.1.1以降がサポートするSNMP Plug-in(SNMPプラグイン)アプリケーションとは、サポートする機能が異なります。
Note
SNMPv1およびSNMPv2cをサポートします。SNMPv3は未サポートです。
Note
SNMPネットワークの管理データのバックアップおよびリストアはできません。
設定を復元するには、「クイックツアー」/「サブネットの作成」/「SNMPサブネットを作成する」の手順に従って、管理対象のサブネットを再登録してください。

管理可能数

Trap Receiverで管理可能な監視デバイスの数は次のとおりです。
Note
管理可能数はTrap Receiverで管理可能な最大数を示したものです。お使いの環境によっては、監視デバイスを多数登録した場合、充分な性能を発揮できないことがあります。
Note
最大数はアプリケーションや機器の構成によって異なる場合がありますので、弊社ホームページに掲載のリリースノートをあわせてご確認ください。
Note
サブネットは22ビットマスク(255.255.252.0)よりも大きい値を設定してください(IPアドレス数は、1,024以下になるように設定してください)。

例:
22ビットマスク(255.255.252.0) IPアドレス数:1,024
23ビットマスク(255.255.254.0) IPアドレス数:512
24ビットマスク(255.255.255.0) IPアドレス数:256

Trap Receiverを使用するために必要な製品

Trap Receiverを使用するために必要なAT-VST-VRTおよび各アプリケーションの参照するドキュメント、制限事項などについて説明します。

AT-VST-VRT

製品名、参照するドキュメント

表 1:AT-VST-VRT
製品名 AT-VST-VRT
ドキュメント AT-VST-VRT リファレンスマニュアル
AT-VST-VRT リリースノート
Note
Trap Receiverを使用できるAT-VST-VRT ファームウェアバージョンおよびVista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョンとの組み合わせは、弊社ホームページに掲載されている「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」の「クイックツアー / AT-VST-VRTの概要 / AT-VST-VRTで使用できるアプリケーション」をご覧ください。

制限事項

Vista Manager

AT-VST-VRTで動作するTrap Receiverは、同じAT-VST-VRTで動作するVista Manager アプリケーションでのみ連携できます。Windows版のAT-Vista Manager EX(AVM EX)とは連携できません。

製品名、参照するドキュメント

表 2:Vista Manager
製品名 AT-Vista Manager EX
ドキュメント AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル
AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート
Note
Trap Receiverを使用できるAT-VST-VRT ファームウェアバージョンおよびVista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョンとの組み合わせは、弊社ホームページに掲載されている「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」の「クイックツアー / AT-VST-VRTの概要 / AT-VST-VRTで使用できるアプリケーション」をご覧ください。

制限事項

クイックツアー / 設定画面へのアクセス

Trap Receiverを使用するための準備
Trap Receiverクライアント要件
Trap Receiverの初期設定
Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを登録する
Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを起動する


Trap Receiverには、専用の設定画面やコマンドラインインターフェース(CLI)はありません。
AT-VST-VRTで動作するVista Manager アプリケーションのメニューにTrap Receiverを登録して、機能を連携して使用します。
そのため、Trap Receiverを使用するためには、AT-VST-VRTでの設定、Vista Manager アプリケーションでの設定が必要になります。
ここでは、AT-VST-VRTで動作するVista Manager アプリケーションで、Trap Receiverを使用できるようになるまでの手順を説明します。

Trap Receiverを使用するための準備

Trap Receiverを使用するには、AT-VST-VRTおよびVista Manager アプリケーションが使用できる状態になっている必要があります。次のドキュメントを参照してください。
表 1:参照ドキュメント
内容 ドキュメント
AT-VST-VRTの設定
Vista Manager アプリケーションの設定と起動
AT-VST-VRT リファレンスマニュアル

Trap Receiverクライアント要件

Trap Receiverに対する設定は、WebブラウザーからGUI(Graphical User Interface)にアクセスして行います。
Trap Receiverは、下記のWebブラウザーでご使用ください。
Note
リリース済みの最新のバージョンのみサポートします。

Trap Receiverの初期設定

AT-VST-VRTの初期状態では、Trap Receiverのアプリケーションインスタンスは設定されていません。AT-VST-VRTの設定画面にログインして、Trap Receiverのアプリケーションインスタンスを設定してください。次のドキュメントを参照してください。
表 2:参照ドキュメント
ドキュメント セクション
AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 「クイックツアー」 / 「アプリケーションの設定と起動」

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを登録する

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを登録する手順を説明します。
  1. 次に示すいずれかの方法で、Vista Managerの設定画面にログインします。
  2. Vista Managerのログイン画面が表示されますので、「ユーザーID」と「パスワード」を入力して、「ログイン」ボタンをクリックします。
    入力したパスワードは、「●」で表示されます。
    Note
    初期設定の「ユーザーID」は「manager」、「パスワード」は「friend」です。

  3. Vista Managerのダッシュボード画面で、左側のメニューの「システム管理」をクリックします。

  4. システム管理画面で、「プラグイン」タブをクリックします。

  5. プラグイン管理画面で、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。

  6. 「サーバーURL」に以下のURLを入力し、「接続を検証」ボタンをクリックします。
    (ここでは、Trap Receiverに設定されたIPアドレスを 192.168.1.11 と仮定しています)
    https://192.168.1.11:6443/NetManager
    

  7. Trap ReceiverのURLから応答があると、「プラグイン証明書フィンガープリント」欄にSHA1とSHA256の証明書フィンガープリントが表示されます。
    証明書のフィンガープリントが正しい場合は、「保存」ボタンをクリックしてプラグインの登録を保存します。

  8. プラグインが正常に登録されると、プラグイン名一覧に「SNMP プラグイン」が追加されます。
    また、メインメニューにTrap Receiver(SNMP プラグイン)のアイコンが追加されます。

これで、Trap Receiverの登録は完了です。

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを起動する

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを起動する手順を説明します。
  1. Vista Manager アプリケーションの左側メニューでTrap Receiver(SNMP プラグイン)のアイコンをクリックして、「サブネット」メニューをクリックします。

  2. Trap Receiverを初めて起動したときは、サブネット登録画面が表示されます。

このあとは、SNMPサブネットを作成します。

クイックツアー / サブネットの作成

SNMPサブネットを作成する


SNMPサブネットを作成する

ここでは、SNMPサブネットの作成方法を説明します。
  1. サブネット登録画面を表示します。

  2. 次の表に示す項目を設定して、「新規作成」ボタンをクリックしてサブネットを作成します。

    表 1:サブネットの設定項目
    名前 サブネットの名前を入力します(例:192.168.1.0)。任意の文字列を指定できます。
    ネットワークID サブネットのネットワークID(IPv4ネットワークアドレス、例:192.168.1.0)を入力します。
    サブネットマスク サブネットのサブネットマスク(例:255.255.255.0)を指定します。
    コミュニティ名 デバイス検出時に使用するSNMPコミュニティ名を入力します(例:public)。
    13文字以内で、いずれも半角の英字・数字・-(ハイフン)を指定できます。
    Note
    サブネット作成(自動探索)を行う際の注意点を示します。

    ・「新規作成」ボタンは1回だけクリックしてください。
    ・サブネット作成直後に自動探索が実行されますので、手動での自動探索は不要です。
    ・自動探索処理中は、同じサブネットの自動探索を行わないでください。
    ・時間を空けて(24ビットマスクの場合は約10分)Webブラウザーの再読み込みを行い、新規作成したサブネットの状態を確認してください。
    Note
    サブネットの名前は変更できません。変更する場合は、いったんサブネットおよび配下のノードを削除し、新規に作成し直す必要があります。
    Note
    サブネットは22ビットマスク(255.255.252.0)よりも大きい値を設定してください(IPアドレス数は、1,024以下になるように設定してください)。

    例:
    22ビットマスク(255.255.252.0) IPアドレス数:1,024
    23ビットマスク(255.255.254.0) IPアドレス数:512
    24ビットマスク(255.255.255.0) IPアドレス数:256
  3. サブネットが作成されるとSNMPデバイスの検索が始まり、完了すると検出デバイス数などを表示します(画面は例です)。

    Note
    サブネットを作成して検出されたすべてのノードに対して、Trap Receiverは10分間隔の周期監視を行ってステータスを管理します。
    そのため、監視対象となったノードのステータスは、周期監視のタイミングで更新されます。
    Note
    登録されたサブネットに対する変更(機器の追加や削除)を行う場合は、対象のサブネット上で実際に機器の追加や削除を行った上で、サブネットの自動探索を手動で実行してください。
    Note
    登録されたサブネット上でノードの機器交換が発生した場合、Vista Managerのネットワークマップ上では対象ノードのアイコンが重複して表示されます。
    そのため、機器交換を行った際は、対象ノードが所属しているサブネットの自動探索を手動で実行して、Trap Receiverの情報を更新してください。
    Note
    監視対象となったノードのIPアドレスが変更された場合、正常状態の対象ノードのステータスが、Vista Managerのネットワークマップ上ではダウン状態になります。
    そのため、IPアドレスの変更を行った際は、対象ノードが所属しているサブネットの自動探索を手動で実行して、Trap Receiverの情報を更新してください。
    Note
    Vista ManagerまたはAWCプラグインで管理されていて、かつSNMPの設定が有効にされていないノードがTrap Receiverに検出されると、Vista Managerのネットワークマップ上でアイコンが重複して表示されます。アイコンを統合するには、ノード側でTrap Receiverの設定を有効にしてください。
  4. 最大3つのサブネットを作成できます。右端の「+」アイコンをクリックして、手順2と同様に作成してください。

これで、SNMPサブネットの登録が完了し、Vista Managerで管理できるようになります。
弊社ホームページに掲載の「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル」をご覧ください。

クイックツアー / Trap Receiverの停止

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを削除する
AT-VST-VRTでTrap Receiverを停止する


Trap Receiverを使用しない場合は、次の手順でTrap Receiverを停止します。

Vista Manager アプリケーションでTrap Receiverを削除する

Note
SNMPネットワークの管理データをバックアップすることはできません。Trap Receiverを削除すると、SNMPサブネットの登録情報などすべての情報が削除されますのでご注意ください。
  1. Vista Manager アプリケーションで「プラグイン管理」画面を開き、「SNMPプラグイン」をクリックし、「削除」ボタンをクリックします。

  2. 確認画面が表示されますので、「削除」ボタンをクリックします。

  3. プラグインが正常に削除されると、プラグイン名一覧から「SNMP プラグイン」、メインメニューからTrap Receiver(SNMP プラグイン)のアイコンが削除されます。

これで、Vista Manager アプリケーションでの作業は完了です。

AT-VST-VRTでTrap Receiverを停止する

引き続き、AT-VST-VRTでTrap Receiverを停止する手順を説明します。
  1. AT-VST-VRTにログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Trap Receiver」をクリックして、Trap Receiver管理画面の「停止」ボタンをクリックします。

  3. 「状態」項目が「停止済み」になり、「削除」ボタンと「起動」ボタンが表示されたら、Trap Receiverの停止は完了です。

    Note
    「削除」ボタンは未サポートです。Trap Receiverを使用しない場合でも「削除」ボタンをクリックせずに、「停止済み」状態のままにしてください。
  4. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの停止状態を保存します。

これで、Trap Receiverの停止は完了です。

画面リファレンス / サブネット

サブネット登録
サブネット詳細


サブネットの一覧表示、作成、詳細の表示、設定の変更を行います。

サブネット登録

Trap Receiverを初めて起動したときは、サブネット登録画面を表示します。また、登録していない(「未使用」になっている)場合には、右端にある「+」アイコンをクリックすると、サブネット登録画面を表示します。
なお、サブネット登録済みの場合には、右端にある設定アイコンをクリックすると、設定内容を編集することができます。

表 1:サブネットの設定項目
名前 サブネットの名前を入力します(例:192.168.1.0)。任意の文字列を指定できます。
ネットワークID サブネットのネットワークID(IPv4ネットワークアドレス、例:192.168.1.0)を入力します。
サブネットマスク サブネットのサブネットマスク(例:255.255.255.0)を指定します。
コミュニティ名 デバイス検出時に使用するSNMPコミュニティ名を入力します(例:public)。
13文字以内で、いずれも半角の英字・数字・-(ハイフン)を指定できます。
「新規作成」ボタン サブネットを新しく登録します。
「削除」ボタン サブネットを削除します。クリックすると確認画面が表示されますので、「はい」ボタンをクリックするとサブネットを削除します。
Note
サブネット作成(自動探索)を行う際の注意点を示します。

・「新規作成」ボタンは1回だけクリックしてください。
・サブネット作成直後に自動探索が実行されますので、手動での自動探索は不要です。
・自動探索処理中は、同じサブネットの自動探索を行わないでください。
・時間を空けて(24ビットマスクの場合は約10分)Webブラウザーの再読み込みを行い、新規作成したサブネットの状態を確認してください。
Note
サブネットの名前は変更できません。変更する場合は、いったんサブネットおよび配下のノードを削除し、新規に作成し直す必要があります。
Note
サブネットは22ビットマスク(255.255.252.0)よりも大きい値を設定してください(IPアドレス数は、1,024以下になるように設定してください)。

例:
22ビットマスク(255.255.252.0) IPアドレス数:1,024
23ビットマスク(255.255.254.0) IPアドレス数:512
24ビットマスク(255.255.255.0) IPアドレス数:256

サブネット詳細

サブネットを登録してSNMPデバイスの検索が終了すると、該当サブネットのノード属性を表示します。
Note
サブネットを作成して検出されたすべてのノードに対して、Trap Receiverは10分間隔の周期監視を行ってステータスを管理します。
そのため、監視対象となったノードのステータスは、周期監視のタイミングで更新されます。
Note
登録されたサブネットに対する変更(機器の追加や削除)を行う場合は、対象のサブネット上で実際に機器の追加や削除を行った上で、サブネットの自動探索を手動で実行してください。
Note
登録されたサブネット上でノードの機器交換が発生した場合、Vista Managerのネットワークマップ上では対象ノードのアイコンが重複して表示されます。
そのため、機器交換を行った際は、対象ノードが所属しているサブネットの自動探索を手動で実行して、Trap Receiverの情報を更新してください。
Note
監視対象となったノードのIPアドレスが変更された場合、正常状態の対象ノードのステータスが、Vista Managerのネットワークマップ上ではダウン状態になります。
そのため、IPアドレスの変更を行った際は、対象ノードが所属しているサブネットの自動探索を手動で実行して、Trap Receiverの情報を更新してください。
Note
Vista ManagerまたはAWCプラグインで管理されていて、かつSNMPの設定が有効にされていないノードがTrap Receiverに検出されると、Vista Managerのネットワークマップ上でアイコンが重複して表示されます。アイコンを統合するには、ノード側でSNMPの設定を有効にしてください。

表 2:ノード属性
歯車アイコン 歯車アイコンをクリックすると、「自動探索」サブメニューが表示されます。
自動探索を実行すると、サブネット配下のノードを追加します。
名前 「サブネットの作成」で指定したユーザー定義のサブネット名
登録されていない場合は、「未使用」が表示されます。
ネットワークアドレス IPv4アドレスとプレフィックス長(xxx.xxx.xxx.xxx/xx形式)
検出デバイス数 サブネットの自動探索で検出されたデバイスの数(SNMPエージェントおよびIPノード)
監視デバイス数 サブネットの自動探索の結果、監視対象になったデバイスの数(SNMPエージェントおよびIPノード)
コミュニティ名 「サブネットの作成」で指定したユーザー定義のコミュニティ名
状態 サブネットの状態
検出デバイス数 / 監視デバイス数 検出デバイス数を背景が緑色の白抜き数字で、監視デバイス数を背景が青色の白抜き数字で表示します。
+アイコン 「サブネット登録」画面または「サブネット詳細」画面を非表示にします。
-アイコン 「サブネット登録」画面または「サブネット詳細」画面を表示します。
設定アイコン クリックするごとに、「サブネット登録」画面の表示または非表示を切り替えます。
Note
歯車アイコンをクリックして、「自動探索」サブメニューで自動探索を行う際の注意点を示します。

・「自動探索」サブメニューは1回だけクリックしてください。
・自動探索処理中は、同じサブネットの自動探索を行わないでください。
・時間を空けて(24ビットマスクの場合は約10分)Webブラウザーの再読み込みを行い、新規作成したサブネットの状態を確認してください。
Note
本バージョンでは、デバイス登録方法が自動探索の実行のみなので、検出デバイス数と監視デバイス数は必ず一致します。

画面リファレンス / バージョン情報

Trap Receiverのバージョン情報(バージョン、ビルド番号)を表示します。