PN: 613-002975 Rev.R
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AT-VST-VRT リリースノート


このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

AT-VST-VRT(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化した仮想化環境対応ソフトウェアです。
パッケージバージョン、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。

パッケージバージョン AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AT-RADgate アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.12.1 3.12.1
(VST-VRT-3.12.1.iso)
3.14.0 3.14.0 2.6.0 5.5.5-0.2 2.13.0 1.1.0
対応アプリケーションバージョンとドキュメント

パッケージバージョン 3.12.1 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。

各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-VRTのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。

これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。

http://www.allied-telesis.co.jp/

製品 ファームウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
AT-VST-VRT 3.12.1
AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.12.1 613-002977 Rev.S
AT-VST-VRT リリースノート(本ドキュメント) 613-002975 Rev.R
パッケージバージョン 3.12.1 がサポートするアプリケーション
アプリケーション ソフトウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
Vista Manager 3.14.0 AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.14.0

※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.14.0」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.12.1」をご参照ください
613-002979 Rev.Q
AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート
(Wireless Controller、SNMPプラグインに関する記述を含みます)
613-002981 Rev.T
Wireless Controller 3.14.0 AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.14.0 613-002980 Rev.Q
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください
SNMP Plug-in 2.13.0 SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.13.0 613-002983 Rev.P
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください
AMF Security 2.6.0 AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.6.0 613-003022 Rev.F_1
AMF Security(AT-VST-VRT版)リリースノート 613-003023 Rev.F
AMF Cloud 5.5.5-0.2 AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.5 613-002974 Rev.N
AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リリースノート 613-002973 Rev.N
AT-RADgate 1.1.0 AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 1.1.0 613-003358 Rev.B
AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リリースノート 613-003356 Rev.B
確認済みアプリケーションの組み合わせ
パッケージバージョン 3.12.1 での確認済みアプリケーションの組み合わせは以下のとおりです。

構成 AT-VST-VRT上で動作 他の装置で動作
Vista Manager Wireless Controller SNMP Plug-in AMF Security AMF Cloud AT-RADgate AMFマスター
1
(AMFコントローラー)

(5.5.5-0.2)

※ AT-VST-VRT上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-VRT バージョン 3.12.1 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。

  • 2.1.1
    パッケージバージョン 3.12.1へのバージョンアップ時の注意

    パッケージバージョン 3.11.1/3.11.2(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.11.1/3.11.2)をHyper-V環境で使用している場合は、同じHyper-V環境のままであればパッケージバージョン 3.12.1(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.12.1)へのバージョンアップができます。

    パッケージバージョンごとに、サポートしている仮想環境とバージョンアップまたはバージョンダウンの可否を次の表に示します。

    バージョンアップ・バージョンダウン前の
    バージョンと仮想環境の組み合わせ
    バージョンアップ・バージョンダウン後のバージョンと仮想環境の組み合わせ
    3.10.2以前
    VirtualBOX
    3.11.1
    Hyper-V
    3.11.2
    Hyper-V
    3.12.1
    Hyper-V
    3.12.1
    VMware ESXi
    3.12.1
    Nutanix AHV
    3.10.2以前
    VirtualBOX
    × × × × ×
    3.11.1
    Hyper-V
    × × ×
    3.11.2
    Hyper-V
    × × ×
    3.12.1
    Hyper-V
    ×
    3.12.1
    VMware ESXi
    × ×
    3.12.1
    Nutanix AHV
    × ×
    ○:バージョンアップ・バージョンダウン可
    ×:バージョンアップ・バージョンダウン不可

    パッケージバージョン 3.12.1に対応するPC(物理マシン)、仮想化環境、ホストOS、インストール方法についての詳細は、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.12.1」をご参照ください。

    なお、旧バージョンでお使いの各アプリケーションのライセンスおよび設定については、アプリケーションごとのバックアップとリストアによって引き継ぎができます。
    詳しくは、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.12.1」、お使いのアプリケーションのリファレンスマニュアルをご参照ください。

  • 3.1.1
    AT-VST-VRTの仮想化環境として、新たにVMware ESXiとNutanix AHVが追加されました。
  • 3.2.1
    サポートするアプリケーション

    サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
    各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。

    • Vista Manager アプリケーションのサポート対象バージョンを 3.14.0 に変更しました。
    • Wireless Controller アプリケーションのサポート対象バージョンを 3.14.0 に変更しました。
    • AMF Cloud アプリケーションのサポート対象バージョンを 5.5.5-0.2 に変更しました。
    • SNMP Plug-inアプリケーションのサポート対象バージョンを 2.13.0 に変更しました。
    • AT-RADgate アプリケーションのサポート対象バージョンを 1.1.0 に変更しました。
  • 4.1.1
    インターフェース管理

    インターフェース管理画面にはAT-VST-VRT上でIPアドレスを設定可能なインターフェースだけが表示されるよう仕様変更しました。
    これにより本バージョン以降では、ブリッジやボンドに所属しているインターフェースは表示されません。
    なお、初期状態ではすべてのethインターフェースがブリッジ(br0)に所属しているため、br0のみが表示され、ethインターフェースは表示されません。

パッケージバージョン 3.11.2 から 3.12.1 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。

  • 5.1 [R305169]
    libxml2に関する脆弱性(CVE-2023-28484)への対策を行いました。
  • 5.2 [R362999]
    OpenSSLに関する脆弱性(CVE-2024-0727、CVE-2024-4741、CVE-2024-6119)への対策を行いました。
  • 5.3 [R365440]
    curlに関する脆弱性(CVE-2023-46218、CVE-2023-46219、CVE-2024-7264、CVE-2024-8096、CVE-2024-9681)への対策を行いました。
  • 5.4 [R369990]
    Tinyproxyに関する脆弱性(CVE-2023-49606)への対策を行いました。
  • 5.5 [R387466]
    OpenSSHに関する脆弱性(CVE-2023-51384、CVE-2023-51385、CVE-2023-51767、CVE-2024-39894、CVE-2025-26465、CVE-2025-26466)への対策を行いました。
  • 5.6 [R369771]
    Libxml2に関する脆弱性(CVE-2024-25062、CVE-2024-40896)への対策を行いました。
  • 5.7 [R357814]

    ブリッジング画面の表示やダイアログを以下のように修正しました。

    • 「br0」はVLAN対応ブリッジとして表示。編集する際は所属VLANとネイティブVLANの設定が必要
  • 5.8 [R388335]
    論理インターフェース(br0、bondX)に所属するethインターフェースには「802.1Qサブインターフェース」を追加できないよう修正しました。
  • 5.9 [R387544]
    ファイル管理画面の「フラッシュメモリー使用量」を「ストレージ使用量」に修正しました。
  • 5.10 [R383224]
    サービス管理画面でTelnetを無効にしたにも関わらずページの再読み込みで再度有効となっているように表示されていましたが、これを修正しました。

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.12.1には、以下の制限事項があります。

  • 6.1.1 [R226019]

    大量のデータ受信で仮想マシンが一時的にビジー状態になると下記のようなログが出力されることがありますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。

    kern err kernel e1000 0000:00:03.0 eth0: Reset adapter
    kern warning kernel ------------[ cut here ]------------
    kern warning kernel WARNING: CPU: 0 PID: 0 at net/sched/sch_generic.c:468 dev_watchdog+0x247/0x250
    ...
    
  • 6.1.2 [R310802]

    アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際はファイル管理画面で不要なファイルを削除し、ストレージ使用量の空きがあることを確認してから行ってください。
    ファイル管理画面のストレージ使用量の空きが少ない場合、アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際にアプリケーションの状態が「エラー」になるときがあります。
    一度「エラー」の状態になったアプリケーションは使用できないため、いったん削除する必要がありますが、「削除」ボタンでは完全に削除できないため、以下の手順で削除してください。

    1. 「削除」や「バージョン更新」はせずに、ファイル管理画面で他の不要なファイルを削除してストレージ使用量の空きを増やします。
    2. アプリケーションの「起動」ボタンを押し、「開く」ボタンが表示されてから「停止」し、その後に「削除」してください。
  • 6.2.1 [R205024]
    「スタティック経路の追加」および「スタティック経路の編集」ダイアログで、「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」の入力例として表示されるIPv6アドレスやvlanインターフェース名は未サポートです。
    「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」は、IPv4アドレスで指定してください。
  • 6.2.2 [R203406]

    「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。

    /etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
  • 6.2.3 [R217775]
    「ボンディング」画面で作成したbond1インターフェースは、次の場合に1回ダウン/アップします。
    • 新しいボンドを作成/削除した場合
    • br1に任意のポートを追加した場合
    • br1の下の任意のポートでVLANを変更した場合

    ※ bond1がbr1に所属している場合

  • 6.2.4 [R187968]
    「インターフェース管理」画面でインターフェースを削除しても、該当インターフェースが残っているように見えることがあります。この場合は、Webブラウザーの画面を再読み込みしてください。
  • 6.2.5 [R327123]
    DHCPサーバーより通知されたDNSサーバーは自動で登録されません。DNSサーバーを使用する場合は、「DNSクライアント」画面で登録してください。
  • 6.2.6 [R357766]
    ブリッジング画面でブリッジを追加する際、既存のブリッジ番号と重複しないようにしてください。
  • 6.3.1 [R227732]
    AT-VST-VRT起動時、「ログ」画面に多数のログメッセージが出力されますが、これは起動時のみ出力されるログメッセージで、動作には影響しません。
  • 6.3.2 [R327117]
    DHCPサーバーから通知されたルート情報はルートテーブルに登録されません。
  • 6.3.3 [R373822]
    ファイル管理画面でソートを行っている際、ファイル削除を行うとファイル名のソートに戻ってしまいます。
  • 6.3.4 [R390568]
    「監視」画面の「すべて非表示」ボタンは使用しないでください。
    同ボタンをクリックすると、ブラウザーの動作が遅くなったり、反応しなくなったりすることがあります。

AT-VST-VRT、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。

アライドテレシス株式会社