
このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
AT-VST-VRT(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化した仮想化環境対応ソフトウェアです。
パッケージバージョン、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。
| パッケージバージョン | AT-VST-VRTの ファームウェアバージョン | Vista Manager アプリケーションの ソフトウェアバージョン | Wireless Controller アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AMF Security アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AMF Cloud アプリケーションの ソフトウェアバージョン | SNMP Plug-in アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AT-RADgate アプリケーションの ソフトウェアバージョン | AWC-SDF アプリケーションの ソフトウェアバージョン |
| 3.13.3 | 3.13.3 (VST-VRT-3.13.3.iso) | 3.15.2 | 3.15.2 | 2.6.1 | 5.5.5-1.3 | 2.14.2 | 1.1.1 | 1.1.0 |
パッケージバージョンごとに、サポートするAT-VST-VRTのファームウェア、各アプリケーションのバージョンが決まっています。アプリケーションご利用の有無によらず、正しい組み合わせでお使いください。
パッケージバージョン 3.13.3 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。
各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-VRTのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。
これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。
http://www.allied-telesis.co.jp/
| 製品 | ファームウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
| AT-VST-VRT | 3.13.3 | ||
| AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.13.3 | 613-002977 Rev.U | ||
| AT-VST-VRT リリースノート(本ドキュメント) | 613-002975 Rev.T | ||
| パッケージバージョン 3.13.3 がサポートするアプリケーション | |||
|---|---|---|---|
| アプリケーション | ソフトウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
| Vista Manager | 3.15.2 | AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.15.2
※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.15.2」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.14.2」をご参照ください | 613-002979 Rev.S |
| AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート (Wireless Controller、SNMPプラグインに関する記述を含みます) | 613-002981 Rev.V | ||
| Wireless Controller | 3.15.2 | AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.15.2 | 613-002980 Rev.S |
| ※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
| SNMP Plug-in | 2.14.2 | SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.14.2 | 613-002983 Rev.R |
| ※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
| AMF Security | 2.6.1 | AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.6.1 | 613-003022 Rev.G |
| AMF Security(AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-003023 Rev.G | ||
| AMF Cloud | 5.5.5-1.3 | AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.5 | 613-002974 Rev.P |
| AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-002973 Rev.Q | ||
| AT-RADgate | 1.1.1 | AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 1.1.1 | 613-003358 Rev.C |
| AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-003356 Rev.C | ||
| AWC-SDF | 1.1.0 | AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.15.2 | 613-002980 Rev.S |
| ※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)リリースノート」をご参照ください | |||
| 構成 | AT-VST-VRT上で動作 | 他の装置で動作 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Vista Manager | Wireless Controller | SNMP Plug-in | AMF Security | AMF Cloud | AT-RADgate | AWC-SDF | AMFマスター | |
| 1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 (AMFコントローラー) | 〇 | 〇 | 〇 (5.5.5-1.3) |
※ AT-VST-VRT上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-VRT バージョン 3.13.3 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。
パッケージバージョン 3.13.1(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.13.1)と同じ仮想化環境のままであれば、パッケージバージョン 3.13.3(AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.13.3)へのバージョンアップができます。
パッケージバージョンごとに、サポートしている仮想化環境とバージョンアップまたはバージョンダウンの可否を次の表に示します。
| バージョンアップ・バージョンダウン前の バージョンと仮想化環境の組み合わせ | バージョンアップ・バージョンダウン後のバージョンと仮想化環境の組み合わせ | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3.11.1 Hyper-V | 3.11.2 Hyper-V | 3.12.1 Hyper-V | 3.12.1 VMware ESXi | 3.12.1 Nutanix AHV | 3.13.1 Hyper-V | 3.13.1 VMware ESXi | 3.13.1 Nutanix AHV | 3.13.3 Hyper-V | 3.13.3 VMware ESXi | |
| 3.11.1 Hyper-V | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × | |
| 3.11.2 Hyper-V | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × | |
| 3.12.1 Hyper-V | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | |||
| 3.12.1 VMware ESXi | × | × | × | 〇 | × | × | 〇 | |||
| 3.12.1 Nutanix AHV | × | × | × | × | 〇 | × | × | |||
| 3.13.1 Hyper-V | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | |||
| 3.13.1 VMware ESXi | × | × | × | 〇 | × | × | 〇 | |||
| 3.13.1 Nutanix AHV | × | × | × | × | 〇 | × | × | |||
| 3.13.3 Hyper-V | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × | ||
| 3.13.3 VMware ESXi | × | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × | ||
パッケージバージョン 3.13.3に対応するPC(物理マシン)、仮想化環境、ホストOS、インストール方法についての詳細は、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.13.3」をご参照ください。
なお、旧バージョンでお使いの各アプリケーションのライセンスおよび設定については、アプリケーションごとのバックアップとリストアによって引き継ぎができます。
詳しくは、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.13.3」、お使いのアプリケーションのリファレンスマニュアルをご参照ください。
サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。
ストレージの一部をスワップ領域として設定できるようになりました。
スワップ領域は実メモリー(RAM)が不足したときに使用されるストレージ領域で、設定することによりアプリケーションのメモリー使用量が多くなった場合のシステムの安定性が向上します。
AT-VST-VRTを新規にインストールした場合はデフォルトで有効、スワップのサイズは24,576MBで設定されます。なお、AT-VST-VRTを旧バージョンからバージョンアップした場合はデフォルトで無効ですが、「システム」>「情報」の「Storage Information」欄の「鉛筆(設定)」ボタンから設定可能です。
ログに関連して以下の機能拡張を行いました。
上記機能拡張にともない、以下の画面が追加、変更されました。
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.13.3には、以下の制限事項があります。
大量のデータ受信で仮想マシンが一時的にビジー状態になると下記のようなログが出力されることがありますが、ログのみの問題で動作に影響ありません。
kern err kernel e1000 0000:00:03.0 eth0: Reset adapter kern warning kernel ------------[ cut here ]------------ kern warning kernel WARNING: CPU: 0 PID: 0 at net/sched/sch_generic.c:468 dev_watchdog+0x247/0x250 ...
アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際はファイル管理画面で不要なファイルを削除し、ストレージ使用量の空きがあることを確認してから行ってください。
ファイル管理画面のストレージ使用量の空きが少ない場合、アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際にアプリケーションの状態が「エラー」になるときがあります。
一度「エラー」の状態になったアプリケーションは使用できないため、いったん削除する必要がありますが、「削除」ボタンでは完全に削除できないため、以下の手順で削除してください。
「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。
/etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
※ bond1がbr1に所属している場合
ログの日付フォーマットをISO形式(YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD)に設定している場合でも、起動中のログをメールで送信する際には初期形式(YYYY MMM DD hh:mm:ss)で送信します。
本事象は起動中のログでのみ発生し、起動後に出力されるログには影響しません。
リモートログのログ出力先(Emailログ)を追加する際、誤ったメールアドレスを設定してメールが送信されると以下のようなエラーログが出力されます。
host=xxx tls=off auth=off from=xxx recipients=xxx smtpstatus=553 smtpmsg='553 xxx ... Relay operation rejected' errormsg='recipient address xxx not accepted by the server' exitcode=EX_DATAERR
Emailログのメールは5分おきに再送されるため、そのたびにエラーログが出力されます。
再送は誤ったメールアドレスのログ出力先(Emailログ)を削除しても継続されるため、その場合はAT-VST-VRTを再起動してください。
AT-VST-VRT、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。