インストール / AT-VST-VRTのインストール
インストールの前に「仮想環境上のシステム要件」で次の設定値を確認してください。
・仮想CPUの設定値
・メモリー(RAM)容量の設定値
・ストレージ(HDD/SSD)容量の設定値
Hyper-V編
AT-VST-VRTをHyper-V上にセットアップする大まかな手順は次のとおりです。
本マニュアルでは、サポートOSであるWindows Serverや、仮想化環境であるHyper-V自体のセットアップには触れていません。
本マニュアルで説明している作業の大部分は、Hyper-VのGUI管理ツールであるHyper-V マネージャーを使って行います。Hyper-V マネージャーからHyper-Vホストに接続する方法、Hyper-V マネージャーの全般的な使用方法などについては、各製品のマニュアル等をご参照ください。
インストール用イメージファイルの準備
AT-VST-VRTのパッケージバージョン 3.14.1のDVD-ROMに収録されているファイルは次のとおりです。
インストール用イメージファイルを、サーバーの任意のフォルダにダウンロードしてください。
サーバーへの接続と仮想マシンの作成
- スタートメニューなどから「Hyper-V マネージャー」を起動します。
- 「Hyper-V マネージャー」ウィンドウの左ペインに作業中のHyper-Vホスト名(ローカルサーバー名)が表示されていない場合は、次の手順で追加してください。
ローカルサーバー名が表示されている場合は手順3に進んでください。
2-1. 左ペインの「Hyper-Vマネージャー」を右クリックし、コンテキストメニューから「サーバーに接続」を選択します。

2-2. 「コンピューターの選択」ダイアログで「ローカル コンピューター」を選択し「OK」をクリックします。

- 左ペインに表示されているローカルサーバー名を右クリックし、コンテキストメニューから「新規」>「仮想マシン」の順に選択します。

- 「仮想マシンの新規作成ウィザード」の「開始する前に」画面が表示されますので、「次へ」をクリックします。

- 「名前と場所の指定」画面では、「名前」欄に仮想マシンの名前を入力して「次へ」をクリックします。
仮想マシンの格納場所はデフォルトのままで構いません。

- 「世代の指定」画面では、「第 1 世代」を選択して「次へ」をクリックします。

- 「メモリの割り当て」画面では、「起動メモリ」欄に「仮想環境上のシステム要件」で確認した設定値を入力して「次へ」をクリックします。
「この仮想マシンに動的メモリを使用します。」はチェックしないでください。

- 「ネットワークの構成」画面では、「接続」欄を「接続しない」にしたまま「次へ」をクリックします。
ネットワークの設定は後ほど行います。

- 「仮想ハード ディスクの接続」画面では、「仮想ハード ディスクを作成する」を選択して「名前」を指定し、「サイズ」欄に「仮想環境上のシステム要件」で確認した設定値を入力して「次へ」をクリックします。
「場所」はデフォルトのままにしてください。

- 「インストール オプション」画面では、「ブートCD/DVD-ROM からオペレーティング システムをインストールする」を選択し、「イメージ ファイル (.iso)」欄でAT-VST-VRTのインストール用ISOイメージファイルを指定して「次へ」をクリックします。

- 「仮想マシンの新規作成ウィザードの完了」画面で要約された内容を確認し、問題がなければ「完了」をクリックしてウィザード画面を閉じます。

以上で仮想マシンの作成は完了です。
作成した仮想マシンが「Hyper-Vマネージャー」の「仮想マシン」ペインに表示されるようになります。

仮想スイッチの作成
次に、仮想スイッチの設定を行います。
- 「Hyper-V マネージャー」の左ペインに表示されているHyper-Vホスト名(ローカルサーバー名)を右クリックし、コンテキストメニューから「仮想スイッチ マネージャー」を選択します。

- AT-VST-VRTで使用するネットワークアダプターの名前を含む仮想スイッチが左ペインの「仮想スイッチ」に表示されている場合はそれを選択し、下記の設定を変更します。
そうでない場合は「新しい仮想ネットワーク スイッチ」を選択して新しい仮想スイッチを作成し、下記の設定を行ってください。

- 「名前」には適切な仮想スイッチ名を入力します。
- 「接続の種類」では仮想スイッチの接続先として適切なものを選択します。
- 「外部ネットワーク」を選択した場合は、AT-VST-VRTの仮想マシンを接続するネットワークアダプターをドロップダウンリストから選択してください。
必要な数だけ仮想スイッチの設定が完了したら「OK」をクリックして、「仮想スイッチ マネージャー」画面を閉じます。
仮想マシンの設定
作成した仮想マシンの設定をAT-VST-VRT向けに変更します。
- 「仮想マシン」ペインの仮想マシンを右クリックし、コンテキストメニューから「設定」を選択します。

- Hyper-Vの仮想マシンはデフォルトでHyper-Vホストの時刻に自動同期しますが、AT-VST-VRTの仮想マシンが独自に時刻合わせできるよう、自動同期を無効にします。
これには、左ペインの「管理」>「統合サービス」を選択すると表示される「サービス」で「時刻の同期」のチェックを外し、「適用」をクリックしてください。

- 左ペインの「ハードウェア」>「BIOS」を選択すると表示される「スタートアップ順序」で「CD」が一番上になっていることを確認します。
「CD」が一番上でない場合は右側のボタンで順序を変更し、「適用」をクリックしてください。

- 左ペインの「ハードウェア」>「プロセッサ」を選択すると表示される「仮想プロセッサの数」を「仮想環境上のシステム要件」で確認した設定値を入力し、「適用」をクリックしてください。

- 左ペインの「ネットワーク アダプター」を選択すると「ネットワーク アダプター」画面が表示されます。
最初、「仮想スイッチ」は「接続されていません」になっていますが、ドロップダウンリストから、 仮想スイッチの設定で作成した仮想スイッチ名を選択し、「適用」をクリックしてください。

- 左ペインの「ネットワークアダプター」>「高度な機能」で表示される「MACアドレス」の「MACアドレスのスプーフィングを有効にする」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックします。
これは、仮想マシンのMACアドレスとは異なるMACアドレスを持つ各アプリケーションからのパケットがHyper-Vによって破棄されないようにするための設定です。

以上で仮想マシンの設定は完了です。
AT-VST-VRTの起動
- Hyper-V マネージャーの「仮想マシン」ペインで本製品の仮想マシンを右クリックし、コンテキストメニューから「起動」を選択します。
- 再度、Hyper-V マネージャーの「仮想マシン」ペインで本製品の仮想マシンを右クリックし、コンテキストメニューから「接続」を選択します。すると、本製品の仮想マシンウィンドウが開いてコンソール画面が表示され、IPアドレスが表示されれば、AT-VST-VRTの起動は完了です。ログインは不要です。

以上でAT-VST-VRTの起動は完了です。
VMware編
AT-VST-VRTをVMware上にセットアップする大まかな手順は次のとおりです。
本マニュアルでは、サポートOSや仮想化環境であるVMware自体のセットアップには触れていません。
本マニュアルで説明している作業の大部分は、VMware ESXiの管理ページを使って行います。VMware ESXiの全般的な使用方法などについては、製品のマニュアル等をご参照ください。
インストール用イメージファイルの準備
AT-VST-VRTのパッケージバージョン 3.14.1のDVD-ROMに収録されているファイルは次のとおりです。
インストール用イメージファイルを、データストアに保存してください。
ポートグループの作成
AT-VST-VRT用にポートグループを作成し、セキュリティの設定を行います。
- VMware ESXiの管理ページ内のネットワークを右クリックし、「ポートグループの追加」をクリックします。

- 下記のとおり設定して、「追加」をクリックします。
- 名前: 任意の名前を入力
- 仮想スイッチ: 事前に作成したVST-VRTを接続する仮想スイッチを選択
- セキュリティ
- 無差別モード: 承諾
- MACアドレス変更: 承諾
- 偽装転送: 承諾

仮想マシンの作成
AT-VST-VRTをインストール・実行するために必要な仮想マシンをVMwareホスト上に作成します。
- VMware ESXiの管理ページ内の仮想マシンを右クリックし、「仮想マシンの作成/登録」をクリックします。

- 作成タイプの選択画面で、「新規仮想マシンの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

- 仮想マシンの名前とOSを以下のように設定し、「次へ」をクリックします。
- 名前: 任意の名前
- 互換性: 「ESXi 7.0 U2 仮想マシン」または「ESXi 8.0 U2 仮想マシン」を選択
「ESXi 8.0 仮想マシン」は起動できなくなるため、選択しないでください。
- ゲストOSファミリ: 「Linux」を選択
- ゲストOSのバージョン: 「Ubuntu Linux(64ビット)」を選択

- ストレージの選択画面で、適切なストレージを選択し、「次へ」をクリックします。

- 設定のカスタマイズ画面の「仮想ハードウェア」タブで以下のように設定します。
- CPU: 「仮想環境上のシステム要件」で確認した仮想CPUの設定
- メモリ: 「仮想環境上のシステム要件」で確認したメモリー(RAM)容量の設定値
- ハードディスク: 「仮想環境上のシステム要件」で確認したストレージ(HDD/SSD)容量の設定値
- SCSIコントローラ: VMware Paravirtualを選択
- ネットワークアダプタ: 「ポートグループの作成」で設定したポートグループを選択
- CD/DVD ドライブ: 「データストアISOファイル」を選択

- 続いて「仮想マシン オプション」タブを選択し、以下のように設定して「次へ」をクリックします。

- ここまでの設定値が表示されますので、内容を確認して「完了」をクリックします。
- 正常に作成されると、仮想マシンのリストに追加されます。

AT-VST-VRTの起動
仮想マシンをはじめて起動する際は、BIOSのブート順序を変更してCD-ROMを優先させる必要があります。「ブート」ページの指示に従い、CD-ROMを選択後、F10キーを押して、設定を保存・終了してください。
- 管理画面の仮想マシンのリストから起動したい仮想マシンを選択します。
- リスト上部の「パワーオン」をクリックします。
これにより、本製品のインストール用ISOイメージから仮想マシンが起動します。
- その状態で「コンソール」をクリックすると、本製品のコンソール画面が表示され、起動メッセージの後、IPアドレスが表示されれば、AT-VST-VRTの起動は完了です。ログインは不要です。

以上でAT-VST-VRTの起動は完了です。