インストール / AT-VST-VRTのインストール


AT-VST-VRTの動作環境
システム要件
仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件
実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件
仮想化環境
AT-VST-VRTのセットアップ
仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備
仮想マシンの作成
AT-VST-VRTの起動イメージの指定
AT-VST-VRTの起動


AT-VST-VRTの動作環境

AT-VST-VRTは、物理サーバーにインストールした仮想化環境上の仮想マシンで動作させることができます。

システム要件

次に示すシステム要件は、仮想マシン上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件となります。実際のPCのご購入にあたっては、ホストOS、仮想環境のシステム要件も含めたものを選択してください。
Note
本内容は、動作を保証するものではありません。

仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件

仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件を次の表に示します。
表 1:仮想環境上のシステム要件
CPU Intel Core i5プロセッサー 4コア
※ Intel Core i5プロセッサーのベース動作周波数は、2.8GHz以上をご使用ください。
メモリー(RAM)容量 32,768MB
ストレージ(HDD/SSD)容量 630GB

実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件

実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件を次の表に示します。
表 2:物理マシンのシステム要件
CPU Intel Core i5プロセッサー 6コア 2.8GHz以上
メモリー(RAM)容量 ホストOS、仮想環境上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件を含めた充分な値
ストレージ(HDD/SSD)容量
IOPS(Input/Output Per Second) 350,000(SSD相当)
ネットワークインターフェース GbE×1
※ インターフェースのボンディング(冗長化)機能を使用するためには GbE×2 が必要です。
■ 弊社検証済PCの構成例
弊社検証済PCの構成例を示します。
表 3:弊社検証済PCの構成例
CPU Intel Core i5-8400 6コア 2.8GHz
メモリー(RAM)容量 64GB
ストレージ(HDD/SSD)容量 1TB
IOPS(Input/Output Per Second) 350,000(SSD相当)

仮想化環境

AT-VST-VRTがサポートする仮想化環境は次のとおりです。
VirtualBoxのホストOSとしては、以下のLinuxディストリビューションをサポートしています。
Note
ホストOSのサポートバージョンは、VirtualBox version 5.2 / 6.1がサポートするバージョンとなります。

AT-VST-VRTのセットアップ

AT-VST-VRTをVirtualBox上にセットアップする大まかな手順は次のとおりです。
Note
本マニュアルでは、ホストOSであるLinuxや、仮想化環境であるVirtualBox自体のセットアップには触れていません。

仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備

AT-VST-VRTのパッケージバージョン 3.5.2のDVD-ROMに収録されているファイルを次の表に示します。
表 4:パッケージバージョン 3.5.2
仮想アプライアンスのインポート用ファイル VirtualBox version 5.2用 AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-5.2.ova
VirtualBox version 6.1用 AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-6.1.ova
起動用イメージファイル VST-VRT-3.5.2.iso
仮想アプライアンスのインポート用ファイルと起動用イメージファイルを、サーバーの任意のフォルダにダウンロードしてください。

仮想マシンの作成

ここでは、仮想アプライアンスのインポート用ファイルを使用して、「AT-VST-VRT-3.5.2」という仮想マシンを作成する手順を示します。
Note
以下で説明している手順は、VirtualBoxの実際の画面と異なる場合があります。VirtualBoxの操作については、VirtualBoxのドキュメントを参照してください。
  1. VirtualBoxを起動します。
  2. 「ファイル」メニューから「仮想アプライアンスのインポート」を選択します。
    「インポートしたい仮想アプライアンス」画面が表示されます。
  3. 「ファイル」項目で、「AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-5.2.ova」または「AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-6.1.ova」ファイルを選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
    「仮想アプライアンスの設定」画面が表示されます。
  4. 「仮想アプライアンスの設定」画面に表示された内容を確認して、「インポート」ボタンをクリックします。
  5. 「ソフトウェア使用許諾契約」画面が表示されます。
    画面に表示されたソフトウェア使用許諾契約をお読みください。
    「同意する」ボタンをクリックすると、「AT-VST-VRT-3.5.2」という仮想マシンが作成されます。

AT-VST-VRTの起動イメージの指定

作成した仮想マシンに、起動用イメージファイルを指定する手順を示します。
  1. 左側のリストで「AT-VST-VRT-3.5.2」を選択して、「設定」ボタンをクリックします。
    「AT-VST-VRT-3.5.2 - 設定 -」画面が表示されます。
  2. 左側のメニューで「ストレージ」を選択して、「コントローラー:IDE」で光学ドライブの追加(ディスクの+アイコン)をクリックします。
  3. ファイルの選択画面で「VST-VRT-3.5.2.iso」ファイルを選択します。
  4. 「コントローラー:IDE」の配下に「VST-VRT-3.5.2.iso」が追加されたことを確認してください。
    引き続き、ネットワークの設定を行います。
  5. 左側のメニューで「ネットワーク」を選択して、ネットワークアダプターの割り当てを「ブリッジアダプター」に設定して、「OK」ボタンをクリックします。
    ネットワークアダプターの名前は環境に合わせて設定してください。
以上で、AT-VST-VRTの起動イメージの指定は完了です。

AT-VST-VRTの起動

  1. VirtualBoxを起動して、左側のリストで「VST-VRT-3.5.2.iso」を選択して、「起動」ボタンをクリックします。
  2. 「表示」ボタンをクリックします。起動メッセージに続いてログインプロンプトが表示されるまで、何も操作せずにお待ちください。
  3. 「Management URL:」のあとに表示されたURLを、ブラウザーのアドレスバーに入力してください。
  4. AT-VST-VRTのログイン画面が表示されます。
以上で、AT-VST-VRTの起動は完了です。このあとは、クイックツアーを参照してAT-VST-VRTを設定してください。