AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 3.5.2

本マニュアルでは、AT-Vista Manager EX同梱の仮想化環境対応ソフトウェア AT-VST-VRTのインストール方法や、本製品の設定画面ついて詳細に解説しています。本製品を活用するための参考資料としてご利用ください。

なお、設定を始める前に済ませておかなければならないこと、例えばAT-VST-VRTがコントロールする機器のネットワーク接続などについては説明しておりません。これらに関しては、弊社ホームページに掲載の各製品のユーザーマニュアルをご覧ください。

はじめに

対象製品とバージョン

本マニュアルの対象となる AT-VST-VRTのバージョンは次のとおりです。
Note
マニュアル中では、機能的な変更がない場合に過去のバージョンの画面例を用いていることがあります。あらかじめご了承ください。

ソフトウェア

パッケージバージョン
AT-VST-VRT
ファームウェアバージョン
3.5.2
3.5.2

製品のご使用にあたっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、製品のバージョンごとの注意事項や最新情報が記載されています。

サポート機能と制限事項

原則として、本マニュアルに記載されていない機能はサポート対象外です。また、本マニュアルに記載されている機能でも、サポート対象外となることがあります。各バージョンにおける新規機能や機能の変更点、制限事項については、弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類でご確認ください。また、機能によってはライセンスを必要とするものもありますので、そちらもあわせてご確認ください。

マニュアルの提供形態

本マニュアルは HTML(Hyper Text Markup Language)形式のオンラインマニュアルです。製品には同梱されておりません。弊社Webサイトにて最新バージョンを見ることができます。印刷物としては提供しておりませんので、印刷物が必要な場合はHTMLファイルをプリンターで出力してご使用ください。

本マニュアルをご覧になるには、Microsoft Edge/Google Chrome/Mozilla FirefoxなどのWebブラウザーが必要です。HTMLフレームを使用しているためフレーム対応のブラウザーが必要ですが、JavaScript、ActiveScriptなどのスクリプト言語、Javaアプレットなどは使用しておりませんので、これらの機能はオフでもかまいません。

本マニュアルは、ハイパーリンク機能を利用して、ある機能から関連する別の機能へジャンプしたり、設定例のページから設定画面のリファレンスへジャンプしたりできるように作成してあります。

マニュアルの構成

本マニュアルの構成について説明します。

章構成

本マニュアルの章は、「インストール」「クイックツアー」「リファレンス編」「付録」にわけられています。
画面上部のフレームに表示されている項目が各章へのリンクです。章名をクリックすると、画面左側のフレームに節(サブメニュー)が表示されます。節のリンクをクリックすると、画面右側のフレームに設定画面などの解説が表示されます。

章構成は次のとおりです。

インストール
AT-VST-VRTの動作環境、AT-VST-VRTのセットアップ手順について説明しています。
クイックツアー
AT-VST-VRTの概要、設定画面へのログイン、アプリケーションの設定と起動方法、バックアップとリストア手順について説明しています。
リファレンス編
各設定画面をひとつのページで詳細に説明しています。
ダッシュボードAT-VST-VRTの設定画面です。基本的な使い方を説明しています。
ネットワーク基本設定インターフェースの設定など、AT-VST-VRTのネットワーク設定について説明しています。
ユーザー管理ユーザーの追加、パスワードの変更などについて説明しています。
システムファイル管理、ログの確認、日時の設定などについて説明しています。
付録
AT-VST-VRTのバックアップ手順などについて説明しています。

表記について

本マニュアルにおける各種表記について説明します。

AT-VST-VRT

本マニュアルでは、仮想化環境対応ソフトウェア AT-VST-VRTを「AT-VST-VRT」と総称します。

設定例では、IPアドレス、ログイン名、パスワードなどに具体的な文字列や値を使用していますが、これらは例として挙げただけの架空の存在です。実際に運用を行う場合は、お客様の環境におけるものをご使用ください。

また、本マニュアルの設定例はあくまでも説明のためのサンプルです。お客様の環境に適した設定を行う際の参考としてください。

画面例

本マニュアルの執筆時には開発中のバージョンを用いたため、画面表示やバージョンが実際の製品とは異なる場合があります。
あらかじめご了承ください。

最新情報

製品の出荷後は、弊社Webサイトでマニュアルなどの正誤情報や改版されたマニュアル、アップデートされたソフトウェアなどの最新の情報を公開しています。


ご注意

本書に関する著作権等の知的財産権は、アライドテレシス株式会社(弊社)の親会社であるアライドテレシスホールディングス株式会社が所有しています。
アライドテレシスホールディングス株式会社の同意を得ることなく、本書の全体または一部をコピーまたは転載しないでください。
弊社は、予告なく本書の全体または一部を修正・改訂することがあります。
弊社は改良のため製品の仕様を予告なく変更することがあります。

(C) 2021-2024 アライドテレシスホールディングス株式会社

商標について


マニュアルバージョン


インストール / AT-VST-VRTのインストール

AT-VST-VRTの動作環境
システム要件
仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件
実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件
仮想化環境
AT-VST-VRTのセットアップ
仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備
仮想マシンの作成
AT-VST-VRTの起動イメージの指定
AT-VST-VRTの起動


AT-VST-VRTの動作環境

AT-VST-VRTは、物理サーバーにインストールした仮想化環境上の仮想マシンで動作させることができます。

システム要件

次に示すシステム要件は、仮想マシン上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件となります。実際のPCのご購入にあたっては、ホストOS、仮想環境のシステム要件も含めたものを選択してください。
Note
本内容は、動作を保証するものではありません。

仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件

仮想環境(VirtualBox)上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件を次の表に示します。
表 1:仮想環境上のシステム要件
CPU Intel Core i5プロセッサー 4コア
※ Intel Core i5プロセッサーのベース動作周波数は、2.8GHz以上をご使用ください。
メモリー(RAM)容量 32,768MB
ストレージ(HDD/SSD)容量 630GB

実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件

実際のPC(物理マシン)に必要なシステム要件を次の表に示します。
表 2:物理マシンのシステム要件
CPU Intel Core i5プロセッサー 6コア 2.8GHz以上
メモリー(RAM)容量 ホストOS、仮想環境上で動作させるAT-VST-VRTのシステム要件を含めた充分な値
ストレージ(HDD/SSD)容量
IOPS(Input/Output Per Second) 350,000(SSD相当)
ネットワークインターフェース GbE×1
※ インターフェースのボンディング(冗長化)機能を使用するためには GbE×2 が必要です。
■ 弊社検証済PCの構成例
弊社検証済PCの構成例を示します。
表 3:弊社検証済PCの構成例
CPU Intel Core i5-8400 6コア 2.8GHz
メモリー(RAM)容量 64GB
ストレージ(HDD/SSD)容量 1TB
IOPS(Input/Output Per Second) 350,000(SSD相当)

仮想化環境

AT-VST-VRTがサポートする仮想化環境は次のとおりです。
VirtualBoxのホストOSとしては、以下のLinuxディストリビューションをサポートしています。
Note
ホストOSのサポートバージョンは、VirtualBox version 5.2 / 6.1がサポートするバージョンとなります。

AT-VST-VRTのセットアップ

AT-VST-VRTをVirtualBox上にセットアップする大まかな手順は次のとおりです。
Note
本マニュアルでは、ホストOSであるLinuxや、仮想化環境であるVirtualBox自体のセットアップには触れていません。

仮想アプライアンスのインポート用ファイル、起動用イメージファイルの準備

AT-VST-VRTのパッケージバージョン 3.5.2のDVD-ROMに収録されているファイルを次の表に示します。
表 4:パッケージバージョン 3.5.2
仮想アプライアンスのインポート用ファイル VirtualBox version 5.2用 AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-5.2.ova
VirtualBox version 6.1用 AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-6.1.ova
起動用イメージファイル VST-VRT-3.5.2.iso
仮想アプライアンスのインポート用ファイルと起動用イメージファイルを、サーバーの任意のフォルダにダウンロードしてください。

仮想マシンの作成

ここでは、仮想アプライアンスのインポート用ファイルを使用して、「AT-VST-VRT-3.5.2」という仮想マシンを作成する手順を示します。
Note
以下で説明している手順は、VirtualBoxの実際の画面と異なる場合があります。VirtualBoxの操作については、VirtualBoxのドキュメントを参照してください。
  1. VirtualBoxを起動します。
  2. 「ファイル」メニューから「仮想アプライアンスのインポート」を選択します。
    「インポートしたい仮想アプライアンス」画面が表示されます。
  3. 「ファイル」項目で、「AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-5.2.ova」または「AT-VST-VRT-3.5.2-Virtualbox-6.1.ova」ファイルを選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
    「仮想アプライアンスの設定」画面が表示されます。
  4. 「仮想アプライアンスの設定」画面に表示された内容を確認して、「インポート」ボタンをクリックします。
  5. 「ソフトウェア使用許諾契約」画面が表示されます。
    画面に表示されたソフトウェア使用許諾契約をお読みください。
    「同意する」ボタンをクリックすると、「AT-VST-VRT-3.5.2」という仮想マシンが作成されます。

AT-VST-VRTの起動イメージの指定

作成した仮想マシンに、起動用イメージファイルを指定する手順を示します。
  1. 左側のリストで「AT-VST-VRT-3.5.2」を選択して、「設定」ボタンをクリックします。
    「AT-VST-VRT-3.5.2 - 設定 -」画面が表示されます。
  2. 左側のメニューで「ストレージ」を選択して、「コントローラー:IDE」で光学ドライブの追加(ディスクの+アイコン)をクリックします。
  3. ファイルの選択画面で「VST-VRT-3.5.2.iso」ファイルを選択します。
  4. 「コントローラー:IDE」の配下に「VST-VRT-3.5.2.iso」が追加されたことを確認してください。
    引き続き、ネットワークの設定を行います。
  5. 左側のメニューで「ネットワーク」を選択して、ネットワークアダプターの割り当てを「ブリッジアダプター」に設定して、「OK」ボタンをクリックします。
    ネットワークアダプターの名前は環境に合わせて設定してください。
以上で、AT-VST-VRTの起動イメージの指定は完了です。

AT-VST-VRTの起動

  1. VirtualBoxを起動して、左側のリストで「VST-VRT-3.5.2.iso」を選択して、「起動」ボタンをクリックします。
  2. 「表示」ボタンをクリックします。起動メッセージに続いてログインプロンプトが表示されるまで、何も操作せずにお待ちください。
  3. 「Management URL:」のあとに表示されたURLを、ブラウザーのアドレスバーに入力してください。
  4. AT-VST-VRTのログイン画面が表示されます。
以上で、AT-VST-VRTの起動は完了です。このあとは、クイックツアーを参照してAT-VST-VRTを設定してください。

クイックツアー / AT-VST-VRTの概要

AT-VST-VRTで使用できるアプリケーション
Vista Manager
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとVista Managerの対応バージョンについて
制限事項
AMF Cloud
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとAMF Cloudの対応バージョンについて
制限事項
AMF Security
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとAMF Securityの対応バージョンについて
制限事項
Wireless Controller
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとWireless Controllerの対応バージョンについて
Vista ManagerとWireless Controllerの対応バージョンについて
制限事項
Trap Receiver
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとTrap Receiverの対応バージョンについて
Vista ManagerとTrap Receiverの対応バージョンについて
制限事項
SNMP Plug-in
製品名、バージョン、参照するマニュアル
AT-VST-VRTとSNMP Plug-inの対応バージョンについて
Vista ManagerとSNMP Plug-inの対応バージョンについて
制限事項
Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順
各アプリケーションに必要なライセンス
Vista Manager アプリケーションと連携アプリケーション
Vista Manager アプリケーションおよび連携アプリケーションのライセンスご購入について
AMF Cloud アプリケーション
AMF Cloud アプリケーションのライセンスご購入について
AMF Security アプリケーション
AMF Security アプリケーションのライセンスご購入について
各アプリケーションが使用するポート・プロトコル
Windows版アプリケーションとの差分について
Windowsメニューの未サポート
Wireless Controller 「システム設定」画面の追加機能


AT-VST-VRTで使用できるアプリケーション

AT-VST-VRTは、ネットワークの統合管理に必要な機能をパッケージ化したソフトウェアです。
次に示す機能を提供します。
また、拡張ライセンスをご購入いただくことで、次に示す機能を利用できます。
アプリケーションごとに、AT-VST-VRTで動作するバージョン、参照するマニュアル、制限事項などについて、説明します。

Vista Manager

基本機能はWindows版のAT-Vista Manager EX(AVM EX)と同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 1:Vista Manager
製品名 AT-Vista Manager EX
ソフトウェアバージョン 3.9.1
マニュアル名称 AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.9.1

AT-VST-VRTとVista Managerの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、Vista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1の組み合わせのみサポートします。

制限事項

AMF Cloud

基本機能はソフトウェア版のAMF Cloudと同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 2:AMF Cloud
製品名 AMF Cloud アプリケーション(AT-VST-VRT版)
ソフトウェアバージョン 5.5.2-0.1
マニュアル名称 AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2

AT-VST-VRTとAMF Cloudの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、AMF Cloud アプリケーションのソフトウェアバージョン 5.5.2-0.1の組み合わせのみサポートします。

制限事項

AMF Security

基本機能はソフトウェア版のAMF Security(旧:AT-SESC)と同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 3:AMF Security
製品名 AMF Security アプリケーション(AT-VST-VRT版)
ソフトウェアバージョン 2.3.2
マニュアル名称 AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.3.2

AT-VST-VRTとAMF Securityの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、AMF Security アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.3.2の組み合わせのみサポートします。

制限事項

Wireless Controller

基本機能はWindows版のAT-Vista Manager EX(AVM EX)の拡張ライセンスで使用できるAWCプラグインと同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 4:Wireless Controller
製品名 AT-Vista Manager EX
ソフトウェアバージョン 3.9.1
マニュアル名称 AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 3.9.1

AT-VST-VRTとWireless Controllerの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、Wireless Controller アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1の組み合わせのみサポートします。

Vista ManagerとWireless Controllerの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、Vista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1と、Wireless Controller アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1の組み合わせのみサポートします。

制限事項

Trap Receiver

AT-VST-VRTで動作するVista Manager アプリケーションと連携して、SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用してネットワーク管理を行うアプリケーションです。
AT-VST-VRTでは「Trap Receiver」、Vista Manager アプリケーションでは「SNMPプラグイン」と表示されます。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 5:Trap Receiver
製品名 Trap Receiver(AT-VST-VRT版)
ソフトウェアバージョン 2.5.0
マニュアル名称 Trap Receiver(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.5.0

AT-VST-VRTとTrap Receiverの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、Trap Receiver アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.5.0の組み合わせのみサポートします。

Vista ManagerとTrap Receiverの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、Vista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1と、Trap Receiver アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.5.0の組み合わせのみサポートします。

制限事項

SNMP Plug-in

基本機能はWindows版のAT-Vista Manager EX(AVM EX)の拡張ライセンスで使用できるSNMPプラグインと同等です。
AT-VST-VRTでは「SNMP Plug-in」、Vista Manager アプリケーションでは「SNMPプラグイン」と表示されます。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 6:SNMP Plug-in
製品名 SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)
ソフトウェアバージョン 2.8.1
マニュアル名称 SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.8.1

AT-VST-VRTとSNMP Plug-inの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、AT-VST-VRTのファームウェアバージョン 3.5.2と、SNMP Plug-in アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.8.1の組み合わせのみサポートします。

Vista ManagerとSNMP Plug-inの対応バージョンについて

パッケージバージョン 3.5.2では、Vista Manager アプリケーションのソフトウェアバージョン 3.9.1と、SNMP Plug-in アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.8.1の組み合わせのみサポートします。

制限事項

Trap ReceiverからSNMP Plug-inに切り替える手順

Trap Receiver アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションは同時に使用できません。Trap Receiver アプリケーションを使用中で、SNMP Plug-in アプリケーションに切り替える場合には、次の手順で設定してください。
(ここでは、Trap Receiver アプリケーションのIPアドレスを 192.168.1.100 と仮定しています)
  1. Trap Receiver アプリケーションを停止、削除します。
  2. SNMP Plug-in アプリケーションを有効化します。
    その際、IPアドレスを 192.168.1.100 に、ストレージサイズを 102,400 MB に設定します。
  3. Vista Manager アプリケーションにログインします。
  4. SNMPプラグインを再登録します。

各アプリケーションに必要なライセンス

ここでは、アプリケーションごとに必要なライセンスについて説明します。

Vista Manager アプリケーションと連携アプリケーション

Vista Manager アプリケーションおよび連携アプリケーションのライセンスご購入について

Vista Manager アプリケーションおよび連携アプリケーションのライセンスご購入には、Vista Manager アプリケーション起動後に「シリアル番号」を確認する必要があります。
下記はVista Manager アプリケーション画面の例です。

詳しくは、「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル 3.9.1」の「クイックツアー / ステップ2 / シリアル番号の確認まで」をご覧ください。

AMF Cloud アプリケーション

AMFコントローラー機能を使用するには「AMFコントローラーライセンス」、AMFマスター機能を使用するには「AMFマスターライセンス」のご購入、有効化の設定が必要です。
詳しくは、「AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2」をご覧ください。

AMF Cloud アプリケーションのライセンスご購入について

AMF Cloud アプリケーションのライセンスご購入は、AMF Cloud アプリケーション起動後に「シリアル番号」を確認する必要があります。
下記はAMF Cloud アプリケーションでshow system serialnumberコマンドを実行した例です。
AT-AMF-app> show system serialnumber ↓
XXXXXXXXXXXXXXXX
詳しくは、「AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2」をご覧ください。

AMF Security アプリケーション

ネットワーク運用管理の効率化とセキュリティー強化をSDN技術で実現する「AMF Security」を使用するには、「AMF-SECライセンス」のご購入、有効化の設定が必要です。
詳しくは、「AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.3.2」の「設定画面へのアクセス / 設定の開始 / ライセンスのインストール」をご覧ください。

AMF Security アプリケーションのライセンスご購入について

AMF Security アプリケーションのライセンスご購入は、AMF Security アプリケーション起動後に「シリアル番号」を確認する必要があります。
下記はAMF Security アプリケーション画面の例です。

詳しくは、「AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.3.2」の「設定画面へのアクセス / 設定の開始 / ライセンスのインストール」をご覧ください。

各アプリケーションが使用するポート・プロトコル

各アプリケーションが使用するポート・プロトコルは、次の表に示すマニュアルを参照してください。
表 7:参照するマニュアル
アプリケーション名 参照するマニュアル
AMF Cloud AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 5.5.2
※ お使いになる機能またはコマンドのページを参照してください。
AMF Security AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 2.3.2
付録 / AMF Security内部で使用しているポート番号
Vista Manager
Wireless Controller
Trap Receiver
SNMP Plug-in
AT-Vista Manager EX(Windows版)インストールガイド 3.9.1
ライセンス・動作環境 / 動作環境

Windows版アプリケーションとの差分について

AT-VST-VRTで使用できるアプリケーションは、Windows版として提供しているアプリケーションとは操作方法などが一部異なります。
ここでは、次に示すアプリケーションについて、主な変更点や、参照するマニュアルの読み替えについて説明します。

Windowsメニューの未サポート

AT-VST-VRTで使用するアプリケーションでは、Windowsメニューを使用しません。そのため、次に示すWindowsメニューでの操作は未サポートです。
上記の各操作と、AT-VST-VRTでの操作の対応を次の表に示します。
表 8:操作の対応
Windowsメニューでの操作 AT-VST-VRTでの操作
AT-AWC - サーバー起動
AT-AWC - サーバー停止
AT-SNMP - サーバー起動
AT-SNMP - サーバー停止
AT-Vista ManagerEX - サーバー起動
AT-Vista ManagerEX - サーバー停止
各アプリケーションを起動または停止してください。
詳しくは、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」を参照してください。
AT-Vista ManagerEX - ビューアー起動 Vista Manager アプリケーションを起動後、「開く」ボタンをクリックしてください。
AT-AWC - バックアップ リストア Vista Manager アプリケーションを起動後、AWCプラグインメニューの「システム設定」画面で「バックアップ」または「復元」を実行してください。
AT-SNMP - バックアップ
AT-SNMP - リストア
Trap Receiver アプリケーションでは未サポートです。
SNMP Plug-in アプリケーションでは、Vista Manager アプリケーションを起動後、SNMPプラグインメニューの「システム設定」画面で「バックアップ」または「復元」を実行してください。
AT-Vista ManagerEX - アンインストール 各アプリケーションを停止後、「削除」ボタンをクリックしてください。

Wireless Controller 「システム設定」画面の追加機能

Wireless Controller(AWCプラグイン)「システム設定」画面のシステム設定項目に、以下の機能が追加されました。

クイックツアー / 設定画面へのアクセス

AT-VST-VRTクライアント要件
AT-VST-VRTの初期設定
設定画面へのログイン
設定画面の使い方
ダッシュボード
ナビゲーションバー
メニュー欄
コンテンツ欄
設定の保存
ログアウト


AT-VST-VRTクライアント要件

AT-VST-VRTに対する設定は、WebブラウザーからGUI(Graphical User Interface)にアクセスして行います。
AT-VST-VRTは、下記のWebブラウザーでご使用ください。
Note
リリース済みの最新のバージョンのみサポートします。
Note
Vista Manager アプリケーションの通信は、プロキシーサーバーを経由しないでください。
AMFデバイスや無線AP、閲覧環境のコンピューターとの通信がプロキシーサーバーを経由すると、Vista Manager アプリケーションの動作に影響を与える場合があります。

(例)
・AMFデバイスや無線APが正常にもかかわらず、重大(赤色)で表示される
・デバイスWeb GUIが表示されない(白紙のページが表示される)
・Wireless Controller アプリケーション(AWCプラグイン)、Trap ReceiverまたはSNMP Plug-in アプリケーション(SNMPプラグイン)が登録できない

なお、Vista Manager アプリケーションの通信の詳細は、「AT-Vista Manager EX(Windows版)インストールガイド 3.9.1」の「ライセンス・動作環境 / 動作環境」をご参照ください。

AT-VST-VRTの初期設定

AT-VST-VRTのご購入時には、次のように設定されています。
表 1:AT-VST-VRTの初期設定
IPアドレス ネットワークにDHCPサーバーがある場合は、DHCPサーバーから取得したIPアドレスが設定されます。
ネットワークにDHCPサーバーがない場合は、「192.168.1.1/24」が設定されます。
VLAN 全ポートがブリッジして、デフォルトVLAN「vlan1」に所属しています。
ユーザー名 manager
パスワード friend

設定画面へのログイン

ここでは、AT-VST-VRTのIPアドレスが「192.168.1.1」に設定されている場合を例を説明します。
  1. Webブラウザーを起動し、 https://192.168.1.1 を入力します。
    https://192.168.1.1
    
    Note
    WebブラウザーとAT-VST-VRTの間の通信は HTTPS で行われます。
    Note
    Webブラウザーでアクセスした際、フォントを外部サイトよりダウンロードするため、ページが正しく表示されるまでに時間がかかることがあります。
  2. アクセスに成功するとログイン画面が表示されますので、ユーザー名とパスワードを入力して、「Sign in」ボタンをクリックします。
    入力したパスワードは、「●」で表示されます。

    Note
    初期設定のユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。
  3. 初期設定のユーザー名「manager」、パスワード「friend」でログインしたときは、次のセキュリティー警告が表示されます。ログインを続行するには「Save and Continue」ボタンをクリックします。
    「Please remind me next time」のチェックを外してからログインすると、次回以降のログイン時にはセキュリティー警告が表示されなくなります。ただし、ブラウザーのキャッシュを削除すると再度表示されるようになります。

  4. ログイン直後は、AT-VST-VRTの設定画面であるダッシュボード画面が表示されます。

Note
各画面で何も操作しない状態が5分続くと自動的にログアウトされ、ログイン画面に戻ります。
ただし、「システム」/「監視」画面からモニタリングしている場合はログアウトしません。
設定画面へのログインは以上です。AT-VST-VRTの設定ができるようになります。

設定画面の使い方

設定画面の基本的な使い方を説明します。

ダッシュボード

AT-VST-VRTにログインした直後に表示される設定画面です。基本的な画面構成は次のとおりです(下記はダッシュボード画面の例です)。

Note
設定画面、メニュー構成、機能などは、製品機種やソフトウェア、GUIファイルのバージョンによって異なる可能性があります。

ナビゲーションバー

画面上部には、各画面共通のナビゲーションバーが表示されます。
各部分の表示や機能は次のとおりです。

メニュー欄

画面左側には、各画面に移動するためのメニューが表示されます。
メニュー項目には、大項目単体でページ移動するものと、大項目で下位の小項目(サブ項目)を開閉し、小項目で各ページに移動するものがあります。
各大項目の機能は次のとおりです。

コンテンツ欄

画面中央右下には、各画面の内容(コンテンツ)が表示されます。表示される内容は画面によって異なります(下記はダッシュボード画面の例です)。

各画面の概要については、これ以降のセクションで説明します。

設定の保存

AT-VST-VRTの設定を変更したり、アプリケーションを起動状態にした場合には、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンがオレンジ色に変わります。クリックすることで、設定が保存されます。

Note
「保存」ボタンをクリックすると、「システム」/「ファイル管理」画面に「default.cfg」というファイルが作成されます(すでに存在していた場合は上書きされます)。
このファイルには、「保存」ボタンをクリックした時点のAT-VST-VRTの設定内容が保存されますので、AT-VST-VRTのバックアップファイルとして使用できます。

ログアウト

AT-VST-VRTの設定画面からログアウトするには、画面上部のナビゲーションバーにある「Admin」ボタンをクリックしたあと、「ログアウト」をクリックします。
設定画面からログアウトし、ログイン画面が表示されます。

クイックツアー / アプリケーションの設定と起動

設定項目
インターフェースタイプにVirtualを使用してアプリケーションのセグメントを分ける場合
アプリケーションの設定と起動
アプリケーションの停止
アプリケーションの削除


ここでは、AT-VST-VRTで使用できるアプリケーションの設定と起動方法、停止方法を説明します。

設定項目

アプリケーションごとに、次の表に示す項目を設定します。
表 1:アプリケーションの設定項目
ストレージサイズ (MB) アプリケーションごとに下記に示す値を設定してください。
・Vista Manager:204800(MB)
・AMF Cloud:32768(MB)
・AMF Security:81920(MB)
・Wireless Controller:204800(MB)
・Trap Receiver:40960(MB)
・SNMP Plug-in:102400(MB)
詳細設定
メモリー制限 (MB) 通常は設定不要です。無制限(初期値)のままお使いください。
CPUコア制限 (コアインデックス) 通常は設定不要です。無制限(初期値)のままお使いください。
ネットワーク
インターフェースタイプ 通常は「Virtual」をお使いください。

Virtual:外部ネットワークのVLAN ID(必須項目)と、MACアドレス(オプション)を指定します。この場合は、複数のアプリケーションを、同じVLAN IDに所属するネットワークポートで使うことができます。

Physical:アプリケーションをネットワークポートに割り当てます。ホストインターフェースで接続するネットワークポート番号を選択します。
例えば、Vista Manager アプリケーションは「eth2」に接続したネットワークで、AMF Cloud アプリケーションは「eth3」に接続したネットワークで使うなど、セグメントを分けることができます。
DHCPを使用 チェックを付けるとDHCPサーバーが払い出すIPアドレスを使用します。チェックを外すと、IPv4アドレス、ゲートウェイアドレスを固定設定します。
DHCPを使用する場合は、DHCPサーバーからIPアドレスが取得できる環境であることを確認してください。
DNSサーバー 名前解決に使用するDNSサーバーを指定します。固定設定が必要な場合は、右側の下向き矢印をクリックして「+ DNSサーバー追加」をクリックし、疎通可能なDNSサーバーのアドレスを入力してください。
Note
設定したDNSサーバーにアクセスできない場合は、SNMPプラグインの自動探索に1時間以上かかる、MIB取得ができないなどの事象が発生します。DNSサーバーアドレスを設定した場合は、疎通可能な状態であることを確認してください。
Note
Vista Manager、AMF Security、Wireless Controller、Trap Receiver、SNMP Plug-inにおいて、複数のネットワークインターフェースを作成することは未サポートです。1つのネットワークインターフェースでお使いください。
Note
インターフェースタイプにVirtualを使用し、DHCPを使用しない場合は、アプリケーション設定時にAT-VST-VRT本体のブリッジ(br0)に設定したIPアドレスと同一サブネット内のIPアドレスで、重複しないように設定してください。

例えば、2つのアプリケーション(Vista Manager, Wireless Controller)を使用する場合は、次のように設定します。
・インターフェースタイプ:Virtual
・ネットワークアドレス:192.168.1.0/24
・AT-VST-VRT本体(br0):192.168.1.10/24
・Vista Manager アプリケーション:192.168.1.11/24
・Wireless Controller アプリケーション:192.168.1.12/24

なお、ブリッジ(br0)や各アプリケーションに設定したネットワークとは別に、管理用のネットワークでAT-VST-VRT本体の管理を行いたい場合は、使用していないEthernetインターフェース(eth)をブリッジ(br0)から外し、IPアドレスを設定してください。

例:
・管理用ネットワークアドレス:192.168.2.0/24
・AT-VST-VRT本体(eth1):192.168.2.10/24
 (「ネットワーク基本設定」/「ブリッジング」画面で、「br0」から「eth1」を削除しておく)

以上の設定により、br0(eth2~eth10)は、AT-VST-VRT本体(192.168.1.10)と各アプリケーションにアクセスできます。
また、eth1は、AT-VST-VRT本体(192.168.2.10)だけにアクセスできます。
Note
「イメージ更新チェック間隔」は未サポートです。「無効」のまま変更しないでください。
Note
アプリケーションインスタンスの作成やバージョン更新を行う際は、あらかじめ不要なファイルを削除し、「システム」/「ファイル管理」画面の「フラッシュメモリー使用量」でストレージに空きがあることを確認してください。

インターフェースタイプにVirtualを使用してアプリケーションのセグメントを分ける場合

ここでは、eth1ポートを使用して、AMF Cloud アプリケーションを別セグメントで使用する場合を例として、設定方法を簡潔に説明します。
表 2:設定例
AT-VST-VRT本体、Vista Manager、Wireless Controller VLAN1
IPアドレス:192.168.1.0/24
AMF Cloud VLAN2
IPアドレス:192.168.2.0/24
  1. 「ネットワーク基本設定」/「ブリッジング」画面で、所属VLAN、ネイティブVLANを以下のとおり設定します。
    表 3:ブリッジの設定
    AT-VST-VRT
    Interface br0 (eth1~eth10)
    IP Address 192.168.1.1/24
    eth1
    所属VLAN 2
    ネイティブVLAN 2
    eth2~eth10
    所属VLAN 1
    ネイティブVLAN 1
  2. アプリケーションの設定で外部ネットワークVLAN IDを以下のとおり設定します。
    表 4:アプリケーションの設定
    AMF Cloud
    Interface type Virtual
    外部ネットワークVLAN ID 2
    IP Address 192.168.2.13/24
    Vista Manager
    Interface type Virtual
    外部ネットワークVLAN ID 1
    IP Address 192.168.1.11/24
    Wireless Controller
    Interface type Virtual
    外部ネットワークVLAN ID 1
    IP Address 192.168.1.12/24
    以上の設定により、eth1はVLAN2の通信となり、AMF Cloudにアクセスできます。
    また、eth2~eth10はVLAN1の通信となり、AT-VST-VRT本体、Vista Manager、Wireless Controllerにアクセスできます。

アプリケーションの設定と起動

ここでは、Vista Manager アプリケーションを例に、アプリケーションを設定して起動するまでの手順を説明します。
  1. 画面左側メニュー欄で、「Vista Manager」をクリックします。

  2. Vista Managerの管理画面が表示されますので、「設定」ボタンをクリックします。

  3. 前述の「設定項目」を例に設定して、「適用」ボタンをクリックします。

    Note
    Vista Manager、AMF Security、Wireless Controller、Trap Receiver、SNMP Plug-inにおいて、複数のネットワークインターフェースを作成することは未サポートです。1つのネットワークインターフェースでお使いください。
  4. Vista Managerの管理画面に戻ります。「起動」ボタンをクリックします。

  5. 「状態」項目が「実行中」になり、「開く」ボタンと「停止」ボタンが表示されたら、アプリケーションの起動は完了です。
    SNMP Plug-in アプリケーション、Trap Receiver アプリケーションには「開く」ボタンが表示されません。
  6. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。

アプリケーションの設定と起動は以上です。使用するすべてのアプリケーションに、同じ手順で設定を行ってください。
このあとは、お使いのアプリケーションのマニュアルを参照して、設定を行ってください。

アプリケーションの停止

アプリケーションの設定を変更するときや、使用しないアプリケーションがあるときは、アプリケーションを停止します。
ここでは、AMF Security アプリケーションの停止を例に説明します。
  1. 画面左側メニュー欄で、「AMF Security」をクリックします。

  2. AMF Securityの管理画面が表示されますので、「停止」ボタンをクリックします。

  3. 「状態」項目が「停止中」になります。手順4の画面が表示されるまで、しばらくお待ちください。

  4. 「状態」項目が「停止済み」になり、「削除」ボタンと「起動」ボタンが表示されたら、アプリケーションの停止は完了です。

  5. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの停止状態を保存します。

アプリケーションの削除

Note
アプリケーションを削除した場合、ライセンスや設定情報が削除されます。操作には十分ご注意ください。
復元予定がない場合やトラブルシューティングで必要な場合を除き、削除しないことをおすすめします。
各アプリケーションの管理画面「デプロイ済みアプリケーション一覧」で「削除」ボタンをクリックすると、AT-VST-VRTから削除されます。

Note
Trap Receiver アプリケーションでは、「削除」ボタンは未サポートです。Trap Receiverを使用しない場合でも「削除」ボタンをクリックせずに、「停止済み」状態のままにしてください。
削除したアプリケーションを再度使用するには、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」を参照して設定してください。
設定内容をリストアするには、付録「AT-VST-VRTのバックアップとリストア」を参照して設定してください。
Note
AMF Cloud アプリケーション、AMF Security アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、新しくインストールしたAMF Securityの「システム設定」/「システム情報」画面に表示されるシリアル番号を控えて弊社窓口までお問い合わせください。

クイックツアー / バックアップとリストア

設定内容のバックアップ
設定内容のリストア


ここでは、AT-VST-VRTの設定内容のバックアップと、リストアの手順について説明します。

設定内容のバックアップ

IPアドレスなどのインターフェース設定、追加したスタティック経路、コンテナサービスなどの設定内容をファイルに保存して、設定用コンピューターにダウンロードすることができます。
Note
アプリケーションによって、バックアップ作成時のライセンスの扱いが異なります。詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバックアップとリストア」を参照してください。
設定内容のバックアップは、次の手順で行います。
  1. AT-VST-VRTにログインして、必要な設定を行います。
  2. 設定が完了したら、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンをクリックします。

  3. 「システム」/「ファイル管理」画面を開いて、「default.cfg」ファイルを確認します。

  4. 「default.cfg」ファイルの横にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。

  5. Webブラウザーの表示に従って、「default.cfg」ファイルを保存します。
設定内容のバックアップは以上です。

設定内容のリストア

運用中のAT-VST-VRTを、以前に作成したバックアップの状態に復元します。
設定内容のリストアは、次の手順で行います。
Note
リストアするためには、AT-VST-VRTを再起動する必要があります。
Note
AT-VST-VRTの再起動が完了するまで、「保存」ボタンをクリックしないでください。「保存」ボタンをクリックした時点の設定内容で「default.cfg」ファイルが作成されるため、以前に作成したバックアップの状態に復元できません。
  1. AT-VST-VRTにログインして、「システム」/「ファイル管理」画面を表示します。
  2. 「default.cfg」ファイルの横にある「削除」ボタンをクリックします。

  3. 確認画面が表示されますので、「削除」ボタンをクリックします。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。「保存」ボタンをクリックすると、「default.cfg」ファイルが作成されます。
  4. 「アップロード」ボタンをクリックします。

  5. 以前に保存した「default.cfg」ファイルを選択して、「開く」ボタンをクリックします。
    「default.cfg」ファイルが削除されていない場合は確認画面が表示されますので、「適用」ボタンをクリックしてください。

  6. 「default.cfg」ファイルを確認します。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。上記手順でアップロードした「default.cfg」ファイルの設定内容が、「保存」ボタンをクリックした時点の設定内容に上書きされます。
  7. 「再起動」ボタンをクリックして、AT-VST-VRTを再起動します。

設定内容のリストアは以上です。

クイックツアー / アップデート

必要なファイルを準備する
アップデート対象のアプリケーションを停止する
AT-VST-VRTをシャットダウンする
AT-VST-VRTをアップデートする
アプリケーションをアップデートする


ここでは、AT-VST-VRTおよびアプリケーションのアップデートの手順について説明します。
Note
運用中のAT-VST-VRTの設定や各アプリケーション設定をバックアップする方法と、リストアする方法については、付録「AT-VST-VRTのバックアップとリストア」を参照してください。
Note
AT-VST-VRTファームウェアバージョンごとのアップデートの注意事項や手順については、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。

必要なファイルを準備する

アップデートに必要なファイルについて説明します。
 
■ AT-VST-VRTのファームウェアファイル
AT-VST-VRTのファームウェアファイルは、弊社ホームページ内の保守契約者向けページからダウンロードしてください。
AT-VST-VRTのファームウェアは、拡張子.isoを持つイメージファイルとして提供されます。
Note
仮想アプライアンスのインポート用ファイル(ovaファイル)は、前バージョンをインストールしたときに使用しているため、アップデートする際は不要です。
詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。
 
■ アプリケーションのバックアップファイル
Vista Manager アプリケーション、Wireless Controller アプリケーション、AMF Cloud アプリケーション、SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップファイルを取得します。
Trap Receiver アプリケーションのバックアップおよびリストアはできません。
詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバックアップとリストア」を参照してください。アプリケーションごとに参照するマニュアルと、補足事項を説明しています。

アップデート対象のアプリケーションを停止する

アップデート対象のアプリケーションを停止して、「保存」ボタンをクリックします。
停止の手順は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」を参照してください。
アプリケーションによっては、停止後に削除する必要があります。
詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。アプリケーションごとに、アップデート手順を説明しています。

AT-VST-VRTをシャットダウンする

AT-VST-VRTをシャットダウンします。
「ファイル管理」画面で、「シャットダウン」ボタンをクリックします。

AT-VST-VRTをアップデートする

ここでは、AT-VST-VRTファームウェアバージョン 3.5.1から、ファームウェアバージョン 3.5.2にアップデートする手順を例に説明します。
  1. VirtualBoxを起動します。
  2. 左側のリストで「AT-VST-VRT-3.5.1」を選択して、「設定」ボタンをクリックします。
    「AT-VST-VRT-3.5.1 - 設定 -」画面が表示されます。
  3. 左側のメニューで「一般」を選択して、「名前」を変更します。
    ここでは、「AT-VST-VRT-3.5.1」を「AT-VST-VRT-3.5.2」に変更します。
  4. 左側のメニューで「ストレージ」を選択し、光学ドライブのディスクアイコンをクリックして、仮想光学ディスクの選択/作成をクリックします。
  5. ファイルの選択画面で「VST-VRT-3.5.2.iso」ファイルを選択します。
  6. 「OK」ボタンをクリックして、設定を完了します。
  7. 左側のリストで「AT-VST-VRT-3.5.2」を選択して、「起動」ボタンをクリックします。
以上で、AT-VST-VRTのアップデートは完了です。

アプリケーションをアップデートする

引き続き、アプリケーションをアップデートする手順を説明します。
AT-VST-VRTをアップデートしたあとに設定画面にログインすると、「デプロイ済みアプリケーション一覧」にメッセージが表示されますが、アプリケーションをアップデートすると表示は消えます。
■ ダッシュボード画面の例

■ AMF Cloudの管理画面の例

表 1:アイコン
時計のアイコン 更新が可能であることを示します。
! のアイコン 使用している.appファイルがないことを示します。
鍵に斜線のアイコン .appファイルの署名が確認できないことを示します。

Trap Receiver アプリケーションなど以前のパッケージとバージョンが変わらない場合は、旧パッケージのアプリケーションと判定されてしまい、表示されたままになることがあります。この状態でもアプリケーションの動作には影響しません。
表示を消すためには、アプリケーションを削除、再作成してください。
Note
Wireless Controller アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションは、アップデートする前に旧バージョンを削除する必要があります。Wireless Controllerの管理画面、SNMP Plug-inの管理画面で、「削除」ボタンをクリックして、アプリケーションを削除してください。

Wireless Controller アプリケーションとSNMP Plug-in アプリケーションのアップデート手順について詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。
Note
アプリケーションインスタンスの作成やバージョン更新を行う際は、あらかじめ不要なファイルを削除し、「システム」/「ファイル管理」画面の「フラッシュメモリー使用量」でストレージに空きがあることを確認してください。
ここでは、AMF Cloud アプリケーションのファームウェアファイルが提供された場合を例に説明します。
  1. 画面左側メニュー欄で、「AMF Cloud」をクリックします。
  2. AMF Cloudの管理画面が表示されますので、「バージョン更新」ボタンをクリックします。

  3. 新しいバージョンのファームウェアファイルを選択して、「適用」ボタンをクリックします。

    Note
    AT-VST-VRTのファームウェアバージョンに対応したバージョンのみ選択できます。
    詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。
  4. AMF Cloudの管理画面に戻りますので、「起動」ボタンをクリックします。

  5. 「開く」ボタンが表示されたら、アプリケーションのアップデートおよび起動は完了です。画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの起動状態を保存します。
アップデート対象のアプリケーションをすべて、上記手順でアップデートしてください。
以上で、アプリケーションのアップデートは完了です。

リファレンス編 / ダッシュボード

システム情報
デプロイ済みアプリケーション一覧


ダッシュボード画面は、AT-VST-VRTにログイン直後に表示されます。AT-VST-VRTのシステム情報や、使用できるアプリケーションを一覧表示します(下記はダッシュボード画面の例です)。

システム情報

AT-VST-VRTのシステム情報を表示します。

表 1:システム情報
CPU CPUの使用率を表示します。
メモリー メモリーの使用率を表示します。
動作環境 AT-VST-VRTの状態を表示します。
ローカル時刻 AT-VST-VRTの時刻を表示します。

デプロイ済みアプリケーション一覧

AT-VST-VRTで使用できるアプリケーションを一覧表示します。また、アプリケーションごとのCPU使用率などを表示します。

表 2:デプロイ済みアプリケーション一覧
名称 次のアプリケーションを表示します。
・AMF-Sec-app(AMF Security)
・AT-AMF-app(AMF Cloud)
・AT-AWC-app(Wireless Controller)
・AT-FULLSNMP-app(SNMP Plug-in)
・AT-SNMP-app(Trap Receiver)
・AT-Vista-app(Vista Manager)
イメージ アプリケーションのファイルが正しいかどうかを表示します。
CPU使用率 (%) CPUの使用率を表示します。
メモリー (MB) メモリーの使用状況を表示します。
ストレージ (MB) ストレージの使用状況を表示します。
状態 アプリケーションの状態を表示します。
「インスタンスを更新」ボタン アプリケーションをアップデートする「インスタンスを更新」ダイアログが表示されます。
アップデート方法については、付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」をご覧ください。
「開く」ボタン クリックすると、アプリケーションを起動します。
「状態」が「停止済み」のアプリケーション、SNMP Plug-in アプリケーション、Trap Receiver アプリケーションには表示されません。

リファレンス編 / ネットワーク基本設定

インターフェース管理
インターフェース追加
インターフェース編集
DHCP
固定IP
スタティック経路
スタティック経路の追加
スタティック経路の編集
ブリッジング
ポート追加
ポート編集
ボンディング
ボンド追加
インターフェースを追加
インターフェースのボンディング手順について
bondxをブリッジに所属させる手順(その1)
bondxをブリッジに所属させる手順(その2)
bondxをブリッジに所属させない手順
DNSクライアント
新規サーバー


「ネットワーク基本設定」メニューで設定できる項目を説明します。

インターフェース管理

インターフェースの状態確認と設定変更ができます。
AT-VST-VRTのインターフェースは、インストール「AT-VST-VRTのインストール」の手順で作成した、仮想マシンのネットワークインターフェースを指します。

表 1:インターフェース管理
名称 インターフェース名が表示されます。
IPアドレス インターフェースに設定されているIPv4アドレスの一覧が表示されます。セカンダリーIPアドレスは「(セカンダリー)」という文字列付きで表示されます。
ステータス インターフェースの管理状態が表示されます。
プロトコル インターフェースのリンク状態が表示されます。
「インターフェース追加」ボタン 新規インターフェースを追加するための「インターフェース追加」ダイアログが開きます。
「編集」ボタン インターフェースの設定を変更するための「インターフェース編集」ダイアログが開きます。

インターフェース追加

インターフェース上に、「VLAN ID」で指定したVIDを持つタグ付きパケットの送受信を行う「802.1Q Ethernetサブインターフェース」を追加することができます。

表 2:インターフェース追加
インターフェース種別 dot1qが表示されます。
インターフェース名 タグなしポートとして使用するインターフェースを選択してください。
VLAN ID VLAN IDを入力してください。
「キャンセル」ボタン インターフェースを追加せずに「インターフェース管理」画面に戻ります。
「適用」ボタン インターフェースを追加して「インターフェース管理」画面に戻ります。

インターフェース編集

指定したインターフェースの設定を変更するためのダイアログです。
「インターフェース編集」ダイアログが表示されたら、最初にアドレスの設定方式を選択してください。
選択した設定方式に応じた設定項目が表示されますので、必要な項目を入力、選択して「適用」ボタンをクリックすると、インターフェースの設定が変更されます。
「キャンセル」ボタンをクリックした場合は、設定を変更せずに「インターフェース管理」画面に戻ります。
以下、各方式の入力・選択項目について説明します。

DHCP

インターフェースのIPv4アドレスをDHCPで取得する場合は、この方式を選択します。

表 3:インターフェース編集 - DHCP
DHCP DHCPサーバーからIPv4アドレスを取得する場合はこれを選択してください。
「キャンセル」ボタン 設定を変更せずに「インターフェース管理」画面に戻ります。
「適用」ボタン 設定を変更して「インターフェース管理」画面に戻ります。

固定IP

インターフェースのIPv4アドレスを手動設定する場合は、この方式を選択します。

表 4:インターフェース編集 - 固定IP
固定IP IPv4アドレスを手動設定する場合はこれを選択してください。
IPアドレス 対象インターフェースに設定するIPv4アドレスを「192.168.101.1/24」の形式で入力してください。空欄(未定義)の状態で「適用」ボタンを押した場合は、該当インターフェースのIPv4アドレスが削除されます。
セカンダリーIPアドレス セカンダリー(副)アドレスを設定する場合は、「セカンダリーIPアドレスを追加」をクリックして、IPアドレスを入力してください。
「キャンセル」ボタン 設定を変更せずに「インターフェース管理」画面に戻ります。
「適用」ボタン 設定を変更して「インターフェース管理」画面に戻ります。

スタティック経路


表 5:スタティック経路
宛先ネットワーク 経路の宛先ネットワークアドレスが表示されます。
ゲートウェイ/インターフェース 該当経路宛てパケットの転送先(ネクストホップ)アドレスまたは送出インターフェースが表示されます。
管理距離 経路エントリーの管理距離が表示されます。
ステータス 経路エントリーの状態が表示されます。
「スタティック経路の追加」ボタン スタティック経路を追加するための「スタティック経路の追加」ダイアログが開きます。
「編集」ボタン スタティック経路を変更するための「スタティック経路の編集」ダイアログが開きます。
「削除」ボタン スタティック経路を削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。

スタティック経路の追加


表 6:スタティック経路の追加
宛先ネットワーク 経路の宛先ネットワークアドレスを「192.168.2.0/24」(IPv4の場合)、「2001:db8:2::/48」(IPv6の場合)の形式で入力してください。
ゲートウェイ/インターフェース 該当経路宛てパケットの転送先(ネクストホップ)アドレスを「192.168.1.254」(IPv4の場合)、「2001:db8:1:1::fe」(IPv6の場合)の形式で、あるいは送出インターフェース名を入力してください。
管理距離(オプション) 経路エントリーの管理距離を入力してください。省略時はスタティック経路のデフォルト値である1となります。
「キャンセル」ボタン 経路エントリーを追加せずに「スタティック経路」画面に戻ります。
「適用」ボタン 経路エントリーを追加して「スタティック経路」画面に戻ります。

スタティック経路の編集


表 7:スタティック経路の編集
宛先ネットワーク 経路の宛先ネットワークアドレスを「192.168.2.0/24」(IPv4の場合)、「2001:db8:2::/48」(IPv6の場合)の形式で入力してください。
ゲートウェイ/インターフェース 該当経路宛てパケットの転送先(ネクストホップ)アドレスを「192.168.1.254」(IPv4の場合)、「2001:db8:1:1::fe」(IPv6の場合)の形式で、あるいは送出インターフェース名を入力してください。
管理距離(オプション) 経路エントリーの管理距離を入力してください。省略時はスタティック経路のデフォルト値である1となります。
「キャンセル」ボタン 経路エントリーを変更せずに「スタティック経路」画面に戻ります。
「適用」ボタン 経路エントリーを変更して「スタティック経路」画面に戻ります。

ブリッジング

初期設定ではすべてのポートがブリッジ(「br0」に所属)して、デフォルトVLAN「vlan1」に所属しています。
Note
すべてのインターフェース(ポート)を削除すると、ログインできなくなります。設定は即時反映されるため、管理画面にアクセスしているインターフェースを削除すると、管理画面へのアクセスができなくなります。
タグなしポートを残しておくなど、管理には十分ご注意ください。
なお、管理画面にアクセスできなくなった場合には、弊社での初期化(有償)が必要になります。
Note
ブリッジのIPアドレスがDHCPに設定されている場合、ブリッジのネットワークポートを削除、追加、または編集すると、IPアドレスが再取得されます。
Note
次に示す設定をした場合、AT-VST-VRTのブリッジインターフェースに対しての通信が、一時的に遅れることがあります。
・既存のブリッジメンバーから最下位ポートを削除した場合
・既存のブリッジメンバーより下位のポートがブリッジに追加された場合

表 8:ブリッジング
ポート ブリッジしているすべてのネットワークポートが表示されます。
所属VLAN ネットワークポートが所属するVLAN IDが表示されます。
ネイティブVLAN タグなしポートとして使用されるVLAN IDが表示されます。
「編集」ボタン 「ポート編集」ダイアログが表示されます。
「ゴミ箱(削除)」ボタン ブリッジからネットワークポートを削除します。
「インターフェース追加」ボタン 「ポート追加」ダイアログを表示します。

ポート追加

ネットワークポートをブリッジに追加します。

表 9:ブリッジング
名称 br0を表示します。
ポート 追加するネットワークポートを選択します。
所属VLAN ネットワークポートが所属するVLAN IDを入力します。1~4094の範囲から単一値(例:1)または範囲(例:1-4094)で指定してください。
ネイティブVLAN タグなしポートとして使用されるVLAN IDを入力します。所属VLANの範囲から単一値(例:1)で指定してください。
「キャンセル」ボタン ポートを追加せずに「ブリッジング」画面に戻ります。
「適用」ボタン ポートを追加して「ブリッジング」画面に戻ります。

ポート編集

ネットワークポートを編集します。

表 10:ポート編集
ポート ネットワークポートが表示されます。
所属VLAN ネットワークポートが所属するVLAN IDを入力します。1~4094の範囲から単一値(例:1)または範囲(例:1-4094)で指定してください。
ネイティブVLAN タグなしポートとして使用されるVLAN IDを入力します。所属VLANの範囲から単一値(例:1)で指定してください。
「キャンセル」ボタン ポートを変更せずに「ブリッジング」画面に戻ります。
「適用」ボタン ポートを変更して「ブリッジング」画面に戻ります。

ボンディング

インターフェースのボンディング(冗長化)ができます。
Note
ボンディングできるインターフェースは、2ポートまでサポートしています。

表 11:ボンディング
Status インターフェースの管理状態が表示されます。
ボンド種別 「スタティック」または「LACP」が表示されます。
Members ボンドに所属するインターフェースが表示されます。
「インターフェースを追加」ボタン ボンドにインターフェースを追加するための「インターフェースを追加」ダイアログが開きます。
「削除」ボタン ボンドを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。
「ゴミ箱(削除)」ボタン ボンドからネットワークポートを削除します。
「ボンド追加」ボタン ボンドを作成するための「ボンド追加」ダイアログが開きます。

ボンド追加

ボンドを作成します。

表 12:ボンド追加
番号 ボンド番号を入力してください。
ボンド種別 「スタティック」または「LACP」を選択します。
「キャンセル」ボタン 設定を変更せずに「ボンディング」画面に戻ります。
「適用」ボタン ボンドを追加して「ボンディング」画面に戻ります。

インターフェースを追加

冗長化するインターフェースを設定します。

表 13:インターフェースを追加
ボンド ボンド番号が表示されます。
インターフェース ボンドにインターフェースを追加します。
「キャンセル」ボタン 設定を変更せずに「ボンディング」画面に戻ります。
「適用」ボタン ボンドにインターフェースを追加して「ボンディング」画面に戻ります。

インターフェースのボンディング手順について

ここでは、インターフェースのボンディング手順を簡潔に示します。
設定によっては、AT-VST-VRTの設定画面にアクセスできなくなる場合がありますのでご注意ください。
表 14:表示例
bondx 作成したbondxポートを示します
(xはボンド番号を表します)
ethポート(br0に所属) ethポートがブリッジ(「br0」に所属)していることを示します

bondxをブリッジに所属させる手順(その1)

この手順では、AT-VST-VRTを接続しているethポート(br0に所属)を追加しても問題ありません。
  1. 「ボンディング」画面でbondxを作成します。
  2. 「ブリッジング」画面でブリッジにbondxを割り当てます。
  3. 「ボンディング」画面でbondxにethインターフェースを割り当ます。
    Note
    ボンディングのインターフェースを追加する際、AT-VST-VRTの設定画面にアクセスするために接続しているethポートを追加した場合、設定が反映されるまで約10秒かかります。設定が反映されてから、次の操作を行ってください。
  4. ケーブルを接続します。

bondxをブリッジに所属させる手順(その2)

この手順では、AT-VST-VRTを接続しているethポート(br0に所属)を追加すると、AT-VST-VRTの設定画面にアクセスできなくなりますので、ご注意ください。
  1. 「ボンディング」画面でbondxを作成します。
  2. 「ボンディング」画面でbondxにethインターフェースを割り当てます。
    Note
    AT-VST-VRTを接続しているethポート(br0に所属)を追加するとブリッジから外れ、AT-VST-VRTの設定画面にアクセスできなくなります。
    そのため、ボンディングのインターフェースを追加する際、設定画面にアクセスするために接続しているethポートは含めないでください。
  3. 「ブリッジング」画面でブリッジにbondxを割り当てます。
  4. ケーブルを接続します。

bondxをブリッジに所属させない手順

  1. 「ボンディング」画面でbondxを作成します。
  2. 「ボンディング」画面でbondxにethインターフェースを割り当てます。
  3. 「インターフェース管理」画面でbondxにIPアドレスを設定します。
  4. ケーブルを接続します。

DNSクライアント

DNSサーバーの一覧表示や追加、削除ができます。
Note
初期状態では、インターネット上のパブリックDNSサーバー8.8.8.8、9.9.9.10、1.1.1.1が登録されていますが、これらを使用するためにはインターネットへの経路が必要です。

表 15:DNSクライアント
IPアドレス DNSサーバーのIPアドレスが表示されます。
種類 Static(静的IPアドレス)が表示されます。
「サーバー追加」ボタン 「新規サーバー」ダイアログが開きます。
「削除」ボタン DNSサーバーを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。

新規サーバー

DNSサーバーを新規追加するためのダイアログです。

表 16:新規サーバー
IPアドレス DNSサーバーのIPアドレスを入力します。
「キャンセル」ボタン DNSサーバーを追加せずに「DNSクライアント」画面に戻ります。
「適用」ボタン DNSサーバーを追加して「DNSクライアント」画面に戻ります。

リファレンス編 / ユーザー管理

ユーザー管理
新規ユーザー追加
パスワード編集


ユーザー管理

AT-VST-VRTにログインするユーザーの一覧表示や追加、削除、変更ができます。
Note
すべてのユーザーを削除すると、ログインできなくなります。初期設定のユーザー名「manager」を必ず残す、またはバックアップ用のユーザーを作成しておくなど、管理には十分ご注意ください。

表 1:ユーザー管理
ユーザー名 ユーザー名が表示されます。
「パスワード編集」ボタン ユーザーのパスワードを変更するための「パスワード編集」ダイアログが開きます。
「削除」ボタン ユーザーを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。
「ユーザー追加」ボタン 「新規ユーザー追加」ダイアログが開きます。
Note
重複したユーザー名は登録できません。

新規ユーザー追加

ユーザーを新規追加するためのダイアログです。
Note
初期設定のユーザー名「manager」を削除すると、ログインできなくなります。バックアップ用のユーザーを作成しておくことをおすすめします。

表 2:新規ユーザー追加
ユーザー名 新規ユーザーのユーザー名を入力してください。
入力可能なユーザー名:長さ 1~64文字。半角英数字と半角記号(- _)のみ使用可能(ただし、1文字目は英字、記号のみ使用可)。大文字小文字を区別。ユーザー名「root」、「daemon」、「nobody」、「sshd」、「httpd」は予約済みのため使用できない。
パスワード 新規ユーザーのパスワードを入力してください。
入力可能なパスワード:長さ 1~31文字。半角英数字と半角記号(! " # $ % ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { } ~ )のみ使用可能。大文字小文字を区別。
パスワード(確認用) 確認のため新規ユーザーのパスワードをもう一度入力してください。
「キャンセル」ボタン 新規ユーザーを追加せずに「ユーザー管理」画面に戻ります。
「保存」ボタン 新規ユーザーを追加して「ユーザー管理」画面に戻ります。

パスワード編集

既存ユーザーのパスワードを変更するためのダイアログです。
Note
すべてのユーザーのパスワードを忘れると、ログインできなくなります。パスワードの管理には十分ご注意ください。

表 3:パスワード編集
ユーザー名(変更不可) 編集対象のユーザー名が表示されます。
新パスワード 変更後のパスワードを入力してください。
入力可能なパスワード:長さ 1~31文字。半角英数字と半角記号(! " # $ % ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { } ~ )のみ使用可能。大文字小文字を区別。
新パスワード(確認用) 確認のため変更後のパスワードをもう一度入力してください。
「キャンセル」ボタン パスワードを変更せずに「ユーザー管理」画面に戻ります。
「保存」ボタン パスワードを変更し「ユーザー管理」画面に戻ります。

リファレンス編 / システム

ファイル管理
コンテナサービス
ログ
監視
日付と時刻
NTPの同期先を追加
単体NTPサーバー動作時の階層レベル設定
情報


「システム」メニュー配下の各画面では、AT-VST-VRTの基本的な情報を確認できます。また、ファイル管理へのアクセスも可能です。

ファイル管理

ファイル一覧の参照やファイルの操作などが可能です。
Note
AT-VST-VRTやアプリケーションに必要なファイルを削除したり、変更したりすると、起動できなくなるおそれがあります。

表 1:ファイル管理
「再起動」ボタン AT-VST-VRTを再起動します。再起動が完了すると、ログイン画面が表示されます。
「シャットダウン」ボタン AT-VST-VRTをシャットダウンします。
「アップロード」ボタン ファイルをアップロードします。
「テクニカルサポート情報の生成」ボタン テクニカルサポート用のファイルが出力されます。
トラブルシューティング時など、内部情報の確認が必要な場合を想定したものですので、ご使用に際しては弊社技術担当にご相談ください。
「ダウンロード」ボタン ファイルをダウンロードします。
「削除」ボタン ファイルを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。

コンテナサービス

AT-VST-VRTの状態と、使用できるアプリケーションを表示します。
Note
本ページからの同じアプリケーションの複数設定や起動は、トラブルシューティング時を想定したものです。
通常運用時は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」の手順に従ってください。
Note
CPU使用率、メモリー、ストレージのバーが赤色になった場合は、アプリケーションを削除してください。
Note
「イメージ更新チェック間隔」は未サポートです。「無効」のまま変更しないでください。

ログ

ローカルログの確認が可能です。
BufferedログとPermanentログの表示を切り替えること、検索、絞り込み、「更新」ボタンで最新情報に更新できます。

監視

メモリーとCPUの詳細な使用状況を確認できます。

日付と時刻

システム時計の手動設定およびNTPの設定が可能です。
ローカル時刻で日付と時間を設定し、「適用」ボタンをクリックすると、システム時計に反映されます。
時刻の同期を行う外部NTPサーバーを使用する場合は、「+ NTPの同期先を追加」ボタンをクリックして、「NTPの同期先を追加」ダイアログで設定します。
また、本製品単体でNTPサーバーとして動作させるには、「単体NTPサーバーとしての設定」ボタンをクリックして、「単体NTPサーバー動作時の階層レベル設定」ダイアログで階層レベルを設定します。

NTPの同期先を追加

NTPの同期先を新規追加するためのダイアログです。
Note
NTPの同期先を追加した場合、NTPサーバーとの時刻同期に成功すると本製品自身もNTPサーバーとして動作するようになります。そのため、悪意のある第三者から攻撃を受ける可能性のあるロケーションでNTPクライアント機能を有効にする場合は、ネットワーク機器等のフィルター機能を利用して必要なNTP通信だけを許可する設定を推奨します。

表 2:NTPの同期先を追加
アドレス (IPv4/IPv6/ホスト名) IPv4アドレス、IPv6アドレス、またはホスト名を入力します。
種類 Server(NTPサーバー)、Peer(ピアを設定)、Pool(プールサーバー)から選択します。
バージョン プロトコルのバージョンを、1、2、3、4から選択します。
優先 複数のNTPサーバーを登録した場合に、このNTPサーバーを優先的に使用しないときは「いいえ」を、優先的に使用するときは「はい」を選択します。
「キャンセル」ボタン NTPサーバーを追加せずに「日付と時刻」画面に戻ります。
「適用」ボタン NTPサーバーを追加して「日付と時刻」画面に戻ります。

単体NTPサーバー動作時の階層レベル設定

「日付と時刻」画面右上の「単体NTPサーバーとしての設定」ボタンをクリックすると表示されるダイアログです。
ほかのNTPサーバーに同期していない場合であっても、本製品単体で権威のあるNTPサーバーとして動作するよう設定することができます(階層1~15として動作します)。

表 3:単体NTPサーバー動作時の階層レベル設定
NTP階層レベル 0~15の値で入力します。1が最上位でもっとも時刻の精度が高いサーバーであることを示します。
0を入力すると設定を削除します。
「キャンセル」ボタン NTP階層レベルを設定せずに「日付と時刻」画面に戻ります。
「適用」ボタン NTP階層レベルを設定して「日付と時刻」画面に戻ります。

情報

AT-VST-VRTの基本的な情報を確認できます。

表 4:情報
名称 本体のシリアル番号が表示されます。
モデル 製品名が表示されます。
MACアドレス 本体のMACアドレスが表示されます。
シリアル番号 本体のシリアル番号が表示されます。
動作環境 動作環境の全体ステータスが表示されます。下向き矢印をクリックすると、「AT-VST-VRT」が表示されます。
ファームウェアファイル 現在使用中のファームウェアイメージファイルが表示されます。
ファームウェアバージョン 現在使用中のファームウェアバージョンが表示されます。
ブートローダー ブートローダーのバージョンが表示されます。
GUIバージョン 現在使用中のGUIバージョンが表示されます。
GUIビルド 現在使用中のGUIビルドが表示されます。

付録 / AT-VST-VRTのバックアップとリストア

アプリケーションのライセンスについて
AT-VST-VRT
Vista Manager アプリケーション
AMF Cloud アプリケーション
AMF Security アプリケーション
Wireless Controller アプリケーション
Trap Receiver アプリケーション
SNMP Plug-in アプリケーション


ここでは、運用中のAT-VST-VRTの設定や各アプリケーション設定をバックアップする方法と、リストアする方法について、参照するマニュアルを示します。

アプリケーションのライセンスについて

アプリケーションによって、バックアップ作成時のライセンスの扱いが異なりますのでご注意ください。
表 1:バックアップ作成時のライセンスの扱い
アプリケーション ライセンスの扱い
AMF Cloud 既存ライセンスを使用できないため、再発行が必要です。
AMF Security 既存ライセンスを使用できないため、再発行が必要です。
Vista Manager Vista Managerのバックアップファイルを取得してリストアすることで、既存ライセンスの復旧が可能です。バックアップファイルがない場合は、ライセンスの再発行が必要です。
Wireless Controller
SNMP Plug-in
Trap Receiver ライセンスはありません。また、バックアップおよびリストアはできません。
Note
ライセンスの再発行が必要になった場合は、アプリケーションの再インストール後に内部シリアルを控えて、弊社窓口までお問い合わせください。

AT-VST-VRT

Vista Manager アプリケーション

Vista Manager アプリケーションのバックアップとリストアは、「AT-Vista Manager EX(AT-VST-VRT版)ベースリファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「バックアップとリストア」を参照してください。

AMF Cloud アプリケーション

AMF Cloud アプリケーションのバックアップとリストアは、「AMF Cloud(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「運用・管理」/「コンフィグレーション」/「スタートアップコンフィグのバックアップと復元」を参照してください。
なお、バックアップしたコンフィグファイルやその他必要なファイルは、copyコマンドやTFTPサーバーなどを使用して、AMF Cloud(AT-VST-VRT)から別のコンピューターなどにダウンロードする必要があります。
この別のコンピューターなどにダウンロードしたファイルをAMF Cloud(AT-VST-VRT)にアップロードすることで、リストアが可能となります。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。

AMF Security アプリケーション

AMF Security アプリケーションのバックアップとリストアは、「AMF Security(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「クイックツアー」/「AMF Securityのバックアップとリストア」を参照してください。
Note
AMF Security アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、新しくインストールしたAMF Securityの「システム設定」/「システム情報」画面に表示されるシリアル番号を控えて弊社窓口までお問い合わせください。

Wireless Controller アプリケーション

Wireless Controller アプリケーションのバックアップとリストアは、「AWCプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「各種操作」/「システムデータの管理」/「AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」を参照してください。

Trap Receiver アプリケーション

Trap Receiver アプリケーションのバックアップおよびリストアはできません。

SNMP Plug-in アプリケーション

SNMP Plug-in アプリケーションのバックアップとリストアは、「SNMPプラグイン(AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル」の「画面リファレンス」/「システム」/「システム設定」/「システム管理」を参照してください。

付録 / AT-VST-VRTのバージョンアップ

バージョンアップの流れ
ファームウェアファイルを準備する
AT-VST-VRT、アプリケーションのバックアップファイルを取得する
アプリケーションの状態を確認する
AT-VST-VRTをシャットダウンする
AT-VST-VRTをアップデートする
アプリケーションをアップデートする
AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーション
Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーション
Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する
新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する
AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する
AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する
AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする


ここでは、運用中のAT-VST-VRTをバージョンアップする手順を説明します。
Note
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2へのバージョンアップは、AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.2.1以降から可能です。
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.1.1をお使いの場合、AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 1.2.1にバージョンアップしてから、AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2にバージョンアップしてください。
バージョンアップ手順については、「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル 1.1.1」を参照してください。

バージョンアップの流れ

バージョンアップの流れを次に示します。
  1. ファームウェアファイルを準備する
  2. AT-VST-VRT、アプリケーションのバックアップファイルを取得する
  3. アプリケーションの状態を確認する
  4. AT-VST-VRTをシャットダウンする
  5. AT-VST-VRTをアップデートする
  6. アプリケーションをアップデートする

ファームウェアファイルを準備する

まず、弊社ホームページからAT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2のファイル(VST-VRT-3.5.2.iso)をダウンロードします。
AT-VST-VRT ファームウェアと各アプリケーションのバージョンを、次の表に示します。
表 1:バージョン一覧
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.1.1
(VST_VRT-1.1.1.iso)
3.5.0 3.5.0 5.5.0-2.3 2.5.0 2.6.0
1.2.1
(VST_VRT-1.2.1.iso)
3.6.0 3.6.0 5.5.1-0.1 2.5.0 2.6.1
3.3.1
(VST_VRT-3.3.1.iso)
3.7.0 3.7.0 2.3.0 5.5.1-1.1 2.5.0 2.6.1
3.4.1
(VST_VRT-3.4.1.iso)
3.8.0 3.8.0 2.3.0 5.5.1-2.1 2.5.0 2.8.0
3.5.1
(VST_VRT-3.5.1.iso)
3.9.0 3.9.0 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
3.5.2
(VST-VRT-3.5.2.iso)
3.9.1 3.9.1 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
Note
AT-VST-VRTのファームウェアバージョンごとに、対応する各アプリケーションのバージョンの組み合わせが決まっています。アプリケーションご利用の有無によらず、正しい組み合わせでお使いください。

AT-VST-VRT、アプリケーションのバックアップファイルを取得する

設定内容のリストアや、バージョンダウンする場合に必要なバックアップファイルを取得します。
詳しくは、付録「AT-VST-VRTのバックアップとリストア」を参照してください。

アプリケーションの状態を確認する

AT-VST-VRTをアップデートする前のアプリケーションの状態は、停止済み、実行中のどちらでも問題ありません。
ただし、Wireless Controller アプリケーションおよびSNMP Plug-in アプリケーションはアップデート時に削除するため、ここで停止しておくことをおすすめします。
アプリケーションの停止方法は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」をご覧ください。

AT-VST-VRTをシャットダウンする

AT-VST-VRTをシャットダウンします。
「ファイル管理」画面で、「シャットダウン」ボタンをクリックします。

AT-VST-VRTをアップデートする

「VST-VRT-3.5.2.iso」ファイルを使用して、AT-VST-VRTをファームウェアバージョン 3.5.2にアップデートします。
AT-VST-VRTのアップデートの手順は、クイックツアー「アップデート」/「AT-VST-VRTをアップデートする」を参照してください。

アプリケーションをアップデートする

アプリケーションごとにアップデートの手順を説明します。
Note
使用していないアプリケーションを含め、更新可能なすべてのアプリケーションをアップデートしてください。
Note
アプリケーションインスタンスの作成やバージョン更新を行う際は、あらかじめ不要なファイルを削除し、「システム」/「ファイル管理」画面の「フラッシュメモリー使用量」でストレージに空きがあることを確認してください。

AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーション

  1. 「ダッシュボード」画面を開き、「インスタンスを更新」ボタンが追加されていることを確認します。

    また、アプリケーションのアップデートができる場合は以下のような表示が出ます(AMF CloudとVista Manager アプリケーションのみ)。

  2. 「ダッシュボード」画面で「インスタンスを更新」ボタンをクリックします。
    「インスタンスを更新」ダイアログが表示されますので、アップデートするアプリケーションのバージョンを確認します。
    アップデートできるアプリケーションには「アクション」項目にチェックボックスが表示され、チェックを付けるとアプリケーションを更新できます。

    Note
    アプリケーションが「実行中」または「停止済み」の場合に更新できます。
    また、Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションは更新ができないようになっています。
  3. 「インスタンスを更新」ダイアログで、「選択したものを更新」ボタンをクリックします。
    アップデートが開始され、「状態」項目に「更新中。」と表示されます。

  4. 「状態」項目に「このインスタンスは最新の状態です」と表示されたら、アップデートが完了です。
    画面右上の「X」ボタンをクリックして、「インスタンスを更新」ダイアログを閉じます。

  5. 「ダッシュボード」画面を開きます。
    各アプリケーションの「開く」ボタンが表示されたら起動完了です。
    アプリケーションが「実行中」のまま更新を行った場合は、自動でアプリケーションが起動されます。
    アプリケーションが「停止済み」のまま更新を行った場合は、手動でアプリケーションを起動してください。
    Note
    Vista Manager アプリケーションのアップデート後、はじめてVista Manager アプリケーションにアクセスすると、データベースのマイグレーションを促すダイアログが表示される場合があります。画面に従ってバックアップをダウンロード後、マイグレーションを実行してください。なお、マイグレーションには数分~数十分かかることがあります。

Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーション

ほかのアプリケーションのアップデートが終わったあとで、アップデートを行います。
アップデートの流れを次に示します。
  1. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する
  2. 新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する
  3. AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する
  4. AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する
  5. AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする

Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する

  1. AT-VST-VRTにログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)」をクリックします。
  3. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)の管理画面が表示されますので、「停止」ボタンをクリックします。
  4. 「状態」の項目が「停止中」から「停止済み」になるまで待ちます。
  5. 状態が「停止済み」になりましたら、表示された「削除」ボタンをクリックして、Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)を削除します。

新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する

  1. AT-VST-VRTにログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)」をクリックします。
  3. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)の管理画面が表示されますので、右端にある「有効化」ボタンをクリックします。
  4. アプリケーション設定画面における「イメージバージョン」右にある矢印をクリックし、新しい Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)のバージョンを選択します。
  5. クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「設定項目」を参照して設定し、「適用」ボタンをクリックします。
  6. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。

AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する

  1. Vista Managerアプリケーションにログインし、「システム管理」/「プラグイン」画面を開きます。
  2. 「AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)」をクリックし、表示される「プラグインを削除」ボタンでAWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)の登録を削除します。
  3. 「プラグイン」画面の「プラグイン追加」ボタンをクリックし、下記のアドレスを入力します。
    https://(AWCプラグインサーバーのIPアドレス):5443/wireless_plugin
    https://(SNMPプラグインサーバーのIPアドレス):6443/NetManager
    
  4. 「接続を検証」→「保存」の順にクリックします。

AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する

  1. AWCプラグインメニューから「システム設定」を選択し、「システム設定」画面を開きます。
  2. 「IPアドレス設定」の「AWCプラグインの外部IPアドレス」欄にて、ドロップダウンリストから、AT-VST-VRT上のWireless Controllerアプリケーション(AWCプラグイン)のIPアドレスを選択します。
  3. 「IPアドレス設定」右側の「保存」ボタンをクリックします。

AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする

  1. Vista Manager アプリケーションにログインし、「プラグイン」/「システム設定」画面を開きます。
  2. 「システム管理」の「復元」ボタンをクリックします。
  3. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして、バックアップファイルを選択します。
  4. 「実行」ボタンをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されますので、「OK」をクリックします。
  6. リストア完了のダイアログが表示されますので、「OK」をクリックします。
Note
AWCプラグインを以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。

付録 / AT-VST-VRTのバージョンダウン

バージョンダウンの流れ
必要なファイルを準備する
ファームウェアファイルを準備する
バックアップとリストアに必要なファイル
バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する
AT-VST-VRTのバージョンを戻す
アプリケーションを起動する
アプリケーションをリストアする


ここでは、AT-VST-VRTのファームウェアをバージョンアップ後に、元のファームウェアバージョンに戻す手順を説明します。
Note
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン 3.5.2からバージョンダウン可能なバージョンは、3.5.1、3.4.1、3.3.1、1.2.1です。
Note
AT-VST-VRTの設定画面で「バージョン更新」ボタンを使用したバージョンダウンは未サポートとなります。
Note
旧バージョンのバックアップをリストア、設定のやり直し、ライセンスの再発行などが必要となる場合があります。

バージョンダウンの流れ

バージョンダウンの流れを次に示します。
  1. 必要なファイルを準備する
  2. バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する
  3. AT-VST-VRTのバージョンを戻す
  4. アプリケーションを起動する
  5. アプリケーションをリストアする

必要なファイルを準備する

バージョンダウンに必要なファイルを準備します。

ファームウェアファイルを準備する

弊社ホームページからAT-VST-VRTのファームウェアファイル(拡張子 .iso)をダウンロードします。
AT-VST-VRTのファームウェアバージョンごとに、対応する各アプリケーションのバージョンの組み合わせが決まっています。
AT-VST-VRTのファームウェアおよび各アプリケーションのバージョン、必要なファイルを次の表に示します。カッコ内はファイル名を示します。
表 1:バージョン一覧
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.2.1
(VST_VRT-1.2.1.iso)
3.6.0 3.6.0 5.5.1-0.1 2.5.0 2.6.1
3.3.1
(VST_VRT-3.3.1.iso)
3.7.0 3.7.0 2.3.0 5.5.1-1.1 2.5.0 2.6.1
3.4.1
(VST_VRT-3.4.1.iso)
3.8.0 3.8.0 2.3.0 5.5.1-2.1 2.5.0 2.8.0
3.5.1
(VST_VRT-3.5.1.iso)
3.9.0 3.9.0 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
3.5.2
(VST-VRT-3.5.2.iso)
3.9.1 3.9.1 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1

バックアップとリストアに必要なファイル

バージョンダウン後に設定をリストアするためには、次のファイルが必要になります。
運用中のAT-VST-VRT(ファームウェアバージョンが上)で取得するファイルではありませんので、ご注意ください。
Note
AT-VST-VRTの設定ファイルは、同一バージョンでのみバックアップおよびリストアができます。そのため、バージョンアップ前に使用していたAT-VST-VRT(ファームウェアバージョンが下)で、AT-VST-VRTの設定ファイルを取得していなかった場合には、設定のリストアはできません。再度設定が必要になります。
Note
AMF Security アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、新しくインストールしたAMF Securityの「システム設定」/「システム情報」画面に表示されるシリアル番号を控えて弊社窓口までお問い合わせください。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。
Note
Trap Receiver アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.5.0は、バックアップとリストアができません。

バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除する

バージョンダウン対象のアプリケーションを停止・削除します。
停止・削除の手順は、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの停止」を参照してください。
Note
アプリケーションのバージョンが、AT-VST-VRTのバージョンダウン後も同一の場合には、アプリケーションを停止・削除する必要はありません。AT-VST-VRTのバージョンダウン後も、そのまま使用可能です。

AT-VST-VRTのバージョンを戻す

クイックツアー「バックアップとリストア」/「設定内容のリストア」を参照して、バージョンアップ前に使用していたAT-VST-VRTで取得したAT-VST-VRTの設定ファイルをリストアし、シャットダウンします。
クイックツアー「アップデート」/「AT-VST-VRTをアップデートする」を参照して、戻すバージョンのファームウェアファイルを選択し、起動してください。

アプリケーションを起動する

使用するアプリケーションを、新規に設定して起動します。
クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」/「アプリケーションの設定と起動」を参照してください。
Note
各アプリケーションを有効化する際、「ファームウェアファイルを準備する」の表を参照して、AT-VST-VRTのファームウェアバージョンに対応するアプリケーションのバージョンを選択してください。

アプリケーションをリストアする

アプリケーションごとにリストア手順が異なります。
AT-VST-VRTのバージョンダウンは以上です。
AT-VST-VRTおよび各アプリケーションが正常に動作することを確認してください。
また、バージョンダウン後のAT-VST-VRTの設定ファイル、各アプリケーションのバックアップファイルを取得しておくことをおすすめします。

付録 / 別の仮想環境のAT-VST-VRTへのリストア

AT-VST-VRT(仮想環境B)のバージョンが同じ場合
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「1.1.1」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「1.2.1」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.3.1」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.4.1」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.5.1」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.5.2」
バックアップとリストア
AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが異なる場合
AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが上の場合
AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが下の場合


ここでは、運用中のAT-VST-VRTから、別の仮想環境のAT-VST-VRTにリストアする方法を説明します。
本説明では、以下のように区別して記載します。

AT-VST-VRT(仮想環境B)のバージョンが同じ場合

AT-VST-VRT(仮想環境A)から同じバージョンのAT-VST-VRT(仮想環境B)にリストアする手順を説明します。

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「1.1.1」

表 1:ファームウェアバージョン「1.1.1」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.1.1 3.5.0 3.5.0 5.5.0-2.3 2.5.0 2.6.0

バックアップとリストア

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「1.2.1」

表 2:ファームウェアバージョン「1.2.1」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
1.2.1 3.6.0 3.6.0 5.5.1-0.1 2.5.0 2.6.1

バックアップとリストア

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.3.1」

表 3:ファームウェアバージョン「3.3.1」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.3.1 3.7.0 3.7.0 2.3.0 5.5.1-1.1 2.5.0 2.6.1

バックアップとリストア

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.4.1」

表 4:ファームウェアバージョン「3.4.1」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.4.1 3.8.0 3.8.0 2.3.0 5.5.1-2.1 2.5.0 2.8.0

バックアップとリストア

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.5.1」

表 5:ファームウェアバージョン「3.5.1」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.5.1 3.9.0 3.9.0 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1

バックアップとリストア

AT-VST-VRT ファームウェアバージョン「3.5.2」

表 6:ファームウェアバージョン「3.5.2」
AT-VST-VRTの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Wireless Controller アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Security アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
AMF Cloud アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
Trap Receiver アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
SNMP Plug-in アプリケーションの
ソフトウェアバージョン
3.5.2 3.9.1 3.9.1 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1

バックアップとリストア

AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが異なる場合

AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが上の場合

AT-VST-VRT(仮想環境A)よりファームウェアバージョンが上のAT-VST-VRT(仮想環境B)にリストアする手順を説明します。
まずAT-VST-VRT(仮想環境A)のファームウェアバージョンを、AT-VST-VRT(仮想環境B)と同じバージョンにするため、AT-VST-VRT(仮想環境A)をバージョンアップします。
付録「AT-VST-VRTのバージョンアップ」を参照してください。
その後、付録「別の仮想環境のAT-VST-VRTへのリストア」を参照してリストアしてください。

AT-VST-VRT(仮想環境B)のファームウェアバージョンが下の場合

AT-VST-VRT(仮想環境A)よりファームウェアバージョンが下のAT-VST-VRT(仮想環境B)にリストアする手順を説明します。
まずAT-VST-VRT(仮想環境A)のファームウェアバージョンを、AT-VST-VRT(仮想環境B)と同じバージョンにするため、AT-VST-VRT(仮想環境A)をバージョンダウンします。
付録「AT-VST-VRTのバージョンダウン」を参照してください。
その後、付録「別の仮想環境のAT-VST-VRTへのリストア」を参照してリストアしてください。