各種操作 / AMFネットワークの管理 / AMFデバイスの追加、情報表示、検索
ここでは、ネットワークマップのデバイスの情報表示、検索、およびネットワークマップのカスタマイズ方法について説明します。
デバイス情報の表示
ネットワークマップには、AMFネットワークに所属するすべてのAMFデバイス、およびAWCプラグインやSNMPプラグイン(またはTrap Receiver)が認識したデバイスを自動的にトポロジー表示します。
- AMFエリア
- AMFエリア配下のAMFコントローラー/マスター
- AMFエリア配下のAMFデバイス
- AMFエリア配下のAMFゲストデバイス
- AWC管理グループ
- 管理グループの管理下AP
- 管理下APの接続クライアント
- SNMPサブネット
ネットワークマップ上のデバイスアイコンをクリックすると、ネットワークマップ左側のサイドパネルにデバイスの情報が表示されます。
- ネットワークマップを表示します。
- 該当のデバイスのデバイスアイコンをクリックします。
- ネットワークマップ左側のサイドパネルにデバイスの情報が表示されます。
サイドパネルにはデバイス名の他に、状態、IPアドレス、機種、シリアル番号、ファームウェアバージョン、最終バックアップ日時などの基本情報が表示されます。
管理外デバイス
管理外デバイスは、情報を表示しているデバイスの種別によって、次のものを指します。
- AMFデバイス:
AMFゲストデバイスとして接続中の無線APのうち、AWCプラグインの管理外のものを指します。
- AWC管理下AP:
接続中の無線クライアント
これらは、ネットワークマップの全景表示では表示されません。
該当デバイスが接続された上位デバイスのアイコンに管理外デバイス数のみを青色のバッジに表示します。
バッジのついた上位デバイス付近を拡大表示すると、個別の管理外デバイスのアイコンが表示されます。
トンネル接続された管理外デバイス
上記とは別に、管理下のAMFデバイスからWANトンネルを介して接続された管理外のリモートデバイスが存在する場合は、自動的に検出します。
これらはクラウドアイコンのカスタムデバイスとして自動的にネットワークマップに反映されます。
トンネルをクリックすると、ネットワークマップ左側のサイドパネルにトンネルの情報が表示されます。また、トラフィックマップでは、リンク使用率情報が表示されます。
リンク使用率の基準となる帯域幅は、トラフィックマップでトンネルを右クリックして表示される「リンク容量想定値を設定」メニューより設定できます。
また、クラウドアイコンは、手動で作成するカスタムデバイスアイコンと同様、ネットワークマップの編集モードにて表示・非表示を切り替えることができます。
なお、AVM EXは、以下のステータスは検知できません。
- リモートデバイス
- カスタムデバイス
- カスタムデバイス間のリンク
デバイスの検索
ネットワーク内にデバイスが多数存在する場合は、検索フォームから対象を絞り込むことができます。
- ネットワークマップを表示します。
- ネットワークマップ右上の検索フォームをクリックします。
- デバイス名またはIPアドレスの最初の2文字以上を入力します。
大文字小文字を区別しません。
- 検索フォームの下のドロップダウンリストに検索候補が表示されます。
ドロップダウンリストの検索候補から該当するデバイス名をクリックすると、ネットワークマップが該当のデバイスアイコンを中心に表示されます。
トポロジーレイアウトの設定
ネットワークマップ上のデバイスアイコンを移動したり、背景画像を設定したりして、ネットワークマップのトポロジーレイアウトを調整することができます。
コンテンツ欄左上のレイアウトメニューから、このレイアウトを保存、更新、削除したり、別のレイアウトと切り替えて表示したりできます。
アカウントタイプが「管理者」の場合、他のユーザーが作成したレイアウトを参照したり、それを基に配置を変更して、新規レイアウトとして保存したりできます。
また、アカウントタイプが「一般ユーザー」のユーザーに対して、レイアウトを1つだけ指定でき、一般ユーザーはそれを基に配置を変更して、新規レイアウトとして保存したりできます。
いずれの場合も、他のユーザーが作成したレイアウトを上書きしたり、削除したりすることはできません。
■ 保存される情報
レイアウトとして保存される情報は次の通りです。
- デバイスアイコンやサイトの位置関係
- 背景画像
- サイトやスタックの拡張/省略表示の状態
- ネットワークマップの拡大/縮小表示の状態
- 手動で配置したデバイス、検出されたデバイス
レイアウトの作成
- 「トポロジーレイアウトを自動生成」ボタンをクリックしたり、デバイスアイコンをドラッグアンドドロップしたりして、好みに合わせてデバイスアイコンを配置します。
また、「編集」モードで背景画像をアップロードすることもできます。
- コンテンツ欄左上のレイアウトメニューから、「新しいレイアウトとして保存」を選択します。
- ドロップダウンリストに表示されるレイアウト名欄に新しいレイアウトの名前を64文字以内で入力します。
以上で、トポロジーレイアウトが保存されます。
レイアウトの切り替え
コンテンツ欄左上のレイアウトメニューから、任意のレイアウト名を選択します。
他のユーザーが作成したレイアウトは、レイアウトメニューのレイアウト名の下に、作成したユーザーIDが表示されます。
レイアウトの編集
- 「トポロジーレイアウトを自動生成」ボタンをクリックしたり、デバイスアイコンをドラッグアンドドロップしたりして、好みに合わせてデバイスアイコンを配置します。
また、「編集」モードで背景画像をアップロードすることもできます。
レイアウトに変更があると、レイアウトメニューの右上に青丸が表示されます。
- レイアウトメニューをクリックします。
現在適用されているレイアウト名がドロップダウンリストの一番上に表示されます。
該当のレイアウトが閲覧中のユーザーによって作成されたものの場合、その右側に「取り消し」「保存」の2つのボタンが表示されます。
他のユーザーが作成したレイアウトは編集できません。
- 「保存」ボタンをクリックすると、適用中のレイアウトに変更が反映されます。
「取り消し」ボタンをクリックすると、レイアウトの変更が破棄されます。
レイアウトの削除
- コンテンツ欄左上のレイアウトメニューをクリックします。
登録されたレイアウトのうち、閲覧中のユーザーが作成したレイアウトの行の右側に削除ボタン(×アイコン)が表示されます。
他のユーザーが作成したレイアウトは削除できません。
- 削除ボタンをクリックすると、適用中のレイアウトに変更が反映されます。
「取り消し」ボタンをクリックすると、「レイアウトを削除」確認ダイアログが表示されます。
- 「レイアウトを削除」ダイアログにて「続行」ボタンをクリックすると、レイアウトは削除されます。
「キャンセル」ボタンをクリックすると、レイアウトの削除が中止されます。
レイアウトテンプレートの指定
アカウントタイプが「管理者」のユーザーは、登録済みのレイアウトを、他のユーザーのテンプレートとして使用することができます。
レイアウトテンプレートを指定されたユーザーは、該当のレイアウトを適用したり、これを基に新しいレイアウトを作成し、保存することができます。
また、レイアウトテンプレートを指定されたユーザーが初めてAVM EXにログインする場合は、指定されたレイアウトが適用されます。既にログイン履歴のあるユーザーにレイアウトテンプレートを指定した場合は、レイアウトは反映されず、前回のログインセッションにて使用されたレイアウト(未保存含む)が適用されます。
ログイン履歴のある他の管理者ユーザーや、管理者ユーザー自身のアカウントにレイアウトテンプレートを指定しても、操作上の変化はありません。
- アカウントタイプが「管理者」のアカウントでログインします。
- メインメニューから「ユーザー管理」をクリックします。
- 任意のユーザーアカウントを選択します。
- 右下の「編集」ボタンをクリックします。
- 「ネットワークトポロジーレイアウト」に、任意のレイアウトを指定します。
- 「保存」ボタンをクリックし、変更を保存します。
ネットワークマップのカスタマイズ
ネットワークマップに自動配置される各種デバイス(AMFデバイス、無線AP、無線クライアント、SNMPデバイス)の他に、IPアドレスおよびMACアドレスを指定して、AVM EXやプラグインのいずれにも所属しないデバイス(カスタムデバイス)を作成し、ネットワークマップに配置することもできます。
マップ編集モードの開始
- ネットワークマップを表示します。
- ネットワークマップ上部のモードメニューから「編集」を選択します。
画面がマップ編集モードに切り替わります。
ネットワークマップ左側のサイドパネルには、「資産管理」画面で登録されたデバイスの名前が一覧されます。
これらのデバイスの送信元(デバイスを登録したシステム)の種別は、サイドパネルのデバイス一覧にて、デバイス名の右側の▼アイコンをクリックして表示される詳細情報の「送信元」(検出デバイス、VISTA)で識別できます。
各種デバイスは、デバイスの種別にかかわらず、文字コード順に表示されます。
また、現在のネットワークマップに配置済みのデバイスや、管理外デバイスとして省略されているデバイスは一覧には表示されません。
多数のデバイスを管理している場合は、サイドパネル上部の「デバイスを検索」欄にて対象を絞り込むことができます。デバイス名の一部が入力した文字列と一致するデバイスのみがデバイス一覧に表示されます。
カスタムデバイスの作成
AVM EXのデータベースには、AVM EXおよびプラグインの管理下のデバイスのほかに、ネットワークマップに登録したいデバイスを独自に登録することができます。
カスタムデバイスの作成は「資産管理」画面で行います。
デバイス情報の表示
メインメニューから「資産管理」を選択します。
資産管理画面には、次のデバイスが自動的に表示されます。
- AVM EX管理下のAMFデバイス、AMFゲストデバイス
(AMFコントローラー/マスターを含む)
- AWCプラグイン管理下の無線AP、接続クライアント
- SNMPサブネット配下のSNMPデバイス
デバイス検出
上記のデバイス以外に、AMFスイッチに接続したネットワーク機器(コンピューター、プリンターなど)などをカスタムデバイスに登録するには、デバイス検出を行います。
- 資産管理画面にて、デバイスタブ右上の「デバイスを検出」ボタンをクリックします。
AVM EXは、AMFデバイスのARPキャッシュからの情報を収集して、AMFネットワークに接続されたIPv4デバイスを検出します。
AMFキャッシュの更新の間にパケットの送受信がないネットワーク機器(省電力機能を備えたオフィス複合機など)については、本機能では検出されない場合があります。
本機能はデバイスを検出するのみで、検出後のステータス監視は行いません。
カスタムデバイスの登録
デバイス検出を行わない場合や、ネットワークに接続していない検出されないデバイスを登録する場合は、手動でカスタムデバイスの追加を行います。
- 資産管理画面にて、デバイスタブ右上の「デバイスを追加」ボタンをクリックします。
「デバイスを追加」サイドパネルが表示されます。
- 新規登録するカスタムデバイスの名前(ネットワークマップでの表示名)、MACアドレス(xxxx.xxxx.xxxx形式)、IPv4アドレスを入力します。
- 表示に用いるアイコンを、機器のタイプに応じて「カスタムアイコンを選択」欄から選択します。
デフォルトでは、「無線AP」、「スイッチ」、「端末」、「ルーター」が登録されています。
+ボタンをクリックすると、カスタムアイコンとして使用する画像をアップロードできます。指定できる画像の形式は、JPEG、PNG、SVG形式です。
- 「デバイスを追加」サイドパネル右下の「保存」ボタンをクリックします。
カスタムデバイスの編集
- デバイス一覧から、デバイスの行の右端のアクションボタンをクリックします。
- 表示されるサブメニューから、「編集」をクリックします。
「デバイスを編集」サイドパネルが表示されます。
- 名前、MACアドレス、IPアドレス、アイコンのうち、必要な情報を修正します。
- 「デバイスを編集」サイドパネル右下の「保存」ボタンをクリックします。
AWC管理下APやSNMPデバイスは、アイコンの変更のみ可能です。AMFデバイスはアイコンの変更も含め登録情報を編集することはできません。
カスタムデバイスの削除
- デバイス一覧から、デバイスの行の右端のアクションボタンをクリックします。
- 表示されるサブメニューから、「削除」をクリックします。
「デバイス削除」ダイアログに確認メッセージが表示されます。
- 「削除」ボタンをクリックします。
該当のカスタムデバイスが削除されます。
AMFデバイス、AWC管理下AP、SNMPデバイスは削除できません。
デバイスの配置
- ネットワークマップのマップ編集モード画面にて、デバイス一覧から、ネットワークマップに配置するデバイスのデバイス名または行右側の三角(▼)をクリックします。
選択したデバイスの送信元(デバイスを登録したシステムの種別)、機種の種別、MACアドレス、IPアドレスが表示されます。
- 選択したデバイス情報が目的のデバイスに相違ない場合は、デバイス名の行をネットワークマップにドラッグ&ドロップし、配置します。
デバイスの非表示
- ネットワークマップのマップ編集モード画面にて、手動で配置されたアイコンにマウスポインターを当て、右マウスボタンをクリックします。
アイコンの近くにコンテキストメニューが表示されます。
- コンテキストメニューから「非表示」を選択すると、ネットワークマップから手動で配置されたアイコンが非表示になります。
非表示にしたデバイスは、デバイス一覧に表示されます。
カスタムリンクの追加
カスタムデバイスとの接続など、AMFリンク以外の機器の接続を表すカスタムリンクを手動で追加することができます。
- ネットワークマップのマップ編集モード画面にて、リンクの接続線を作成する2つのデバイスのうち、いずれかのデバイスアイコンをクリックします。
該当のデバイスアイコンが青丸で強調表示されます。
- もう一方のデバイスのデバイスアイコンをクリックします。
2つのデバイスの間にカスタムリンクの接続線が表示されます。
既にリンクが存在するデバイスの間にカスタムリンクを作成することはできません。
作成したカスタムリンクは、通常の物理リンクと同様に黒色で表示されます。
ネットワークマップ上でカスタムリンクの接続線にマウスカーソルを合わせると、「Custom」と表示されます。
マップ編集モードで描画したデバイスアイコンやカスタムリンクは、デバイスがダウンしても自動で削除されません。削除したい場合は、再度マップ編集モードで削除してください。
カスタムリンクのインターフェースの設定
ネットワークトラフィックの監視を行うにあたり、カスタムリンクには、それぞれのデバイスの接続インターフェースを設定することができます。
マップ編集モードにてカスタムリンクを示すデバイス間の接続線を右クリックすると、コンテキストメニューに「リンクのインターフェースを設定」が表示され、選択すると「リンク両端のインターフェースを設定」ダイアログが表示されます。

「リンク両端のインターフェースを設定」ダイアログでは、カスタムリンクが結ぶ2つのデバイスのインターフェースを設定できます。トラフィックの方向は「ルーターA → ルーターB」、「ルーターB → ルーターA」の様式で表示されます。
設定したインターフェースは帯域幅の想定に使用され、トラフィックマップのトンネルリンクを示す接続線の太さに反映されます。
デバイスの事前設定をサポートしているAMFデバイスが対象の場合、事前設定されているインターフェースも表示されます。
無線リンクの設定
作成したカスタムリンクが、WDSなどの無線による接続を表す場合、カスタムリンクの接続線を右クリックして、コンテキストメニューから「無線リンクに設定」を選択することで、無線リンクとして表示できます。
無線リンクは水色の接続線で表されます。また、接続線の中間に無線アイコンが表示されます。
なお、無線リンクとしての設定を解除する場合は、無線リンクの接続線を右クリックして、コンテキストメニューから「無線リンク設定を解除」を選択します。
カスタムリンクの削除
- ネットワークマップのマップ編集モード画面にて、カスタムリンクにマウスポインターを当て、右マウスボタンをクリックします。
カスタムリンクの近くにコンテキストメニューが表示されます。
- コンテキストメニューから「削除」を選択すると、2つのデバイス間のカスタムリンクを削除できます。
デフォルトでマップに自動作成されるリンクは削除できません。
デバイスアイコンの表示設定
多数のデバイスアイコンをネットワークマップに配置している場合、表示が複雑になったり、画面動作が重くなったりすることがあります。
このような場合、手動で配置したデバイスアイコンについて個別に表示を抑えたり、再び表示したりすることができます。
- ネットワークマップのマップ編集モード画面にて、サイドメニュー上部のタブから「表示設定」をクリックします。
- ネットワークマップに配置済みのデバイス名がサイドパネルに一覧表示されます。
各デバイス名の右側には、2つのチェックボックスが並びます。
チェックボックスには現在のログインセッション中のみ影響する「一時表示」と、次回以降のログインに影響する「固定表示」があります。
該当のデバイスアイコンを表示する場合は、チェックボックスにチェックを入れた状態にします。
- 固定表示:
次回以降のログインに影響するアイコン表示の初期設定です。
- 次回以降のログイン時、初期状態で該当のアイコンを表示しておきたい場合は、チェックを入れます。
- 次回以降のログイン時、初期状態ではアイコンを非表示にしておきたい場合は、チェックを外します。
デバイスアイコンの固定表示設定はすべてのアカウントで共通して適用されます。
固定表示の設定は、アカウントタイプが「管理者」のアカウントのみ行えます。「一般ユーザー」のアカウントでは表示されません。
- 一時表示:
現在のログインセッション中のみ有効な表示設定です。
- 現在のログインセッションで該当のアイコンを表示しておきたい場合は、チェックを入れます。
- 現在のログインセッションではアイコンを非表示にしておきたい場合は、チェックを外します。
デフォルトは、固定表示のチェック状態に準じます。
ログアウトすると、現在のログインセッションで設定した一時表示の有効/無効はリセットされます。
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