スタートガイド / 利用開始
本製品を使用するには、仮想化環境対応ソフトウェアAT-VST-VRT上でAMF Cloudアプリケーションが利用可能な状態になっている必要があります。
利用開始までの流れ
本製品の使用を開始するまでのおおまかな流れは次のとおりです。
AT-VST-VRTをインストールします。
→ 「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」参照
WebブラウザーでAT-VST-VRTの設定画面にアクセスします。
→ 「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」参照
AT-VST-VRTの設定画面から、本製品(AMF Cloudアプリケーション)にIPアドレスを設定して起動します。
→ 「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」参照
Webブラウザーで本製品のコマンドラインインターフェース(CLI)にアクセスします。
→ 本ページの「WebブラウザーによるCLIへのアクセス」 参照
必要なライセンスをインストールします。
→ 本ページの「ライセンスのインストールと確認」 参照
以下では、AT-VST-VRT上でAMF Cloudアプリケーションの初期設定(IPアドレスの設定など)が完了していることを前提に、Webブラウザーを使って本製品の管理機構であるコマンドラインインターフェース(CLI)にアクセスする方法と、CLI上からライセンスをインストール(有効化)する方法を説明します。
AT-VST-VRT自体のセットアップや操作方法、および、AT-VST-VRT上における本製品のセットアップ手順や詳細な操作方法については、弊社ホームページに掲載されている「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」をご参照ください。
WebブラウザーによるCLIへのアクセス
Webブラウザーを使って本製品のコマンドラインインターフェース(CLI)にアクセスするには、本製品とWebブラウザーを実行するPCの両方に適切なIPアドレスが設定されており、互いにIPで通信できる必要があります。
本製品のIPアドレスは、AT-VST-VRTのWeb GUI管理画面から設定します。詳しくは、弊社ホームページに掲載されている「AT-VST-VRT リファレンスマニュアル」をご参照ください。
GUI設定画面、メニュー構成、機能などは、AT-VST-VRTのファームウェアバージョンによって異なる可能性があります。
対応ブラウザーは次のとおりです。
以下、Webブラウザーを使って本製品のCLIにアクセスする手順を説明します。
次に示すいずれかの方法で、本製品にアクセスします。
Webブラウザーを起動し、AMF Cloudアプリケーションインスタンスに設定されたIPアドレスを入力する
(ここでは 192.168.1.10 と仮定しています)
https://192.168.1.10
WebブラウザーとAMF Cloudとの間の通信は、HTTPSで行われます。
AT-VST-VRTのダッシュボード画面で、「AT-AMF-app」の「開く」ボタンをクリックする
AT-VST-VRTのAMF Cloud画面で、「開く」ボタンをクリックする
アクセスに成功すると次のログイン画面が表示されますので、デフォルトのmanagerユーザーでログインしてください。
初期設定の「アカウント名」は「manager」、「パスワード」は「friend」です。
セキュリティーの警告画面が表示された場合は、画面の指示に従ってサイトの閲覧を続行してください。
デフォルトのユーザー名「manager」、パスワード「friend」でログインしたときは、次のセキュリティ警告が表示されます。ログインを続行するには「保存して次へ」をクリックしてください。
「次回ログイン時に表示する」のチェックを外してからログインすると、次回以降のログイン時にはセキュリティ警告が表示されなくなります。ただし、ブラウザーのキャッシュを削除すると再度表示されるようになります。
新規ユーザーの追加や既存ユーザーのパスワード変更はCLIへのログイン後にusername コマンドで行えます。
Webブラウザー上にコマンドラインインターフェース(CLI)の画面が表示されます。
初回ログイン時には、初期パスワードの変更を求める下記のメッセージが表示されますので、新しいパスワードを2回入力してパスワードを変更してください。
% Default password needs to be changed.
Enter new password: XXXXXXXX (実際には表示されません) ↓
Re-Enter new password: XXXXXXXX (実際には表示されません) ↓
Password changed successfully
The running configuration may need to be saved now
AT-AMF-app>
AMF Cloudアプリケーションの初回起動時だけでなく、コンフィグを削除して再起動した場合など、スタートアップコンフィグが存在しない状態(managerユーザーが初期パスワードの状態)で起動した後の最初のログイン時には毎回パスワード変更が求められます。
スタートアップコンフィグなしで起動した場合 、security-password lifetime コマンドとsecurity-password forced-change コマンドが自動設定されます。
これにより、パスワードの有効期間が設定され、有効期限切れのパスワードはログイン時に変更するよう求められます。
これ以降、本マニュアルに掲載されているコマンドを使用して本製品の設定や管理を行うことができます。
本製品のCLIには、SSHやTelnetでアクセスすることもできます。
これらについては、「運用・管理」/「システム」の「管理機構へのアクセス」 をご覧ください。
ライセンスのインストールと確認
AMFライセンスのインストール
本製品のAMFマスター機能やAMFコントローラー機能を使用するには、ライセンスが必要です。
CLIへのログインが完了したら、以下の手順にしたがって必要なライセンスをインストールしてください。
AMFライセンスファイルは、バイナリー形式のファイルです。
ライセンスファイルを本製品にインストールするためには、ファイルを本製品に転送し、以下の手順でインストールします(ファイルの転送方法については、copy コマンドや「運用・管理 / ファイル操作」 などを参照して、Flashに保存してください)。
本製品のCLIでdir コマンドを入力し、ライセンスキー(バイナリー形式ファイル)が、ディレクトリーに存在することを確認します。
AT-AMF-app# dir ↓
907 -rw- Nov 5 2015 15:20:47 Mast20-response.bin
826 -rw- Nov 5 2015 15:18:16 default.cfg
270 -rw- Nov 5 2015 13:42:35 reboot.log
4096 drwx Oct 30 2015 03:00:00 atmf/
license update file コマンドを入力し、パラメーターにライセンスキーを指定します。
バイナリー形式ファイル名が「Mast20-response.bin」の例
AT-AMF-app# license update file Mast20-response.bin ↓
15:21:15 awplus ATMF[667]: The number of nodes allowed on this ATMF network is 20
show license external コマンドで、ライセンスが適用されていることを確認します。
AT-AMF-app# show license external ↓
Licensed features:
AMF Master
Start date : 05-Nov-2015 12:00AM
Expiry date : 03-Nov-2016 11:59PM
Total Nodes Allowed : 20
AMFライセンスの有効期間
本製品のAMFライセンスには有効期間があります。
ライセンスの期限日から28日前、21日前、14日前、7日と1日前に、期限の警告メッセージがログに表示されます。
また、これらのメッセージを見つけるために、syslogを監視する設定が可能です。
(ログについては、本マニュアルの「運用・管理 / ログ」 をご参照ください)
期限が切れた後は、show running-config 上にはAMF関連のconfigが残っていますが、機能が無効になります。
また、このまま運用し続けると、警告メッセージが1時間毎に出るため、追加ライセンスを購入ください。
ライセンスを再入力すると、自動的に機能が有効になります。
(C) 2021 - 2025 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002974 Rev.M