クイックツアー/AT-VST-APLの概要

Vista Manager アプリケーション
統合ネットワーク・マネージメントソフトウェアAT-Vista Manager EXと同様に、LAN/WANの統合管理ができます。
Trap Receiver アプリケーション
Vista Managerと連携してSNMPプラグインによるネットワーク管理機能を使用することができます。
AMF Security アプリケーション
ネットワーク運用管理の効率化とセキュリティー強化をSDN技術で実現します。

また、拡張ライセンスをご購入いただくことで、次に示す機能を利用できます。

AMF Cloud アプリケーション
AMFコントローラーまたはAMFマスター機能を使用することができます。
Wireless Controller アプリケーション
Vista Managerと連携してAWCプラグインによる無線APの管理機能を使用することができます。

アプリケーションごとに、AT-VST-APLで動作するバージョン、参照するマニュアル、制限事項などについて、説明します。

Vista Manager

基本機能はソフトウェア版のAT-Vista Manager EX（AVM EX）と同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 1：Vista Manager

製品名	AT-Vista Manager EX
ソフトウェアバージョン	3.2.2
マニュアル名称	AT-Vista Manager EX（AT-VST-APL版）ベースリファレンスマニュアル

制限事項

基本機能はソフトウェア版のAT-Vista Manager EX（AVM EX）と同等であり、Web管理画面にも「Vista Manager EX」と表示されます。
ご使用に際して、弊社ホームページに掲載されている「AT-Vista Manager EX（AT-VST-APL版）ベースリファレンスマニュアル」をあわせてご覧ください。
アプリケーション登録直後のVista Managerの初期設定については、「AT-Vista Manager EX（AT-VST-APL版）ベースリファレンスマニュアル」の「クイックツアー」/「ステップ1」/「アカウントの作成からAMFネットワークの登録まで」をご覧ください。
AT-VST-APLでは、無期限に使用可能なVista Manager EX基本ライセンスが有効になります。
無線コントローラー機能（AWCプラグイン）を使用する際は、別途、AWCプラグイン、AWCチャンネルブランケット、AWCスマートコネクトの各種ライセンスが必要です。
ライセンスの購入には、Vista Managerアプリケーションに割り当てられるVista Managerのシリアル番号が必要となります。
Vista Managerの初期設定の際、90日間試用ライセンスを適用すると、AWCプラグイン、AWCチャンネルブランケット（3000AP）、AWCスマートコネクト（3000AP）の各種ライセンスが初回登録から90日間のみ適用されます。なお、これらのライセンスとともに、SNMPプラグイン試用ライセンスが適用されますが、本製品ではライセンス不要で使用できます。

AMF Cloud

基本機能はソフトウェア版のAMF Cloudと同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 2：AMF Cloud

製品名	AMF Cloudアプリケーション（AT-VST-APL版）
ソフトウェアバージョン	5.5.0-0.4
マニュアル名称	AMF Cloud（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル

制限事項

基本機能はソフトウェア版のAMF Cloudと同等ですが、一部動作や仕様が異なる点があります。
ご使用に際しては、弊社ホームページに掲載されている「AMF Cloud（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル」をあわせてご覧ください。
特にご留意いただきたい事項については、同リファレンスマニュアル「スタートガイド」/「はじめに」の「ご使用にあたっての留意事項」をご覧ください。
AMFマスター機能、AMFコントローラー機能を使用するには、ライセンスが必要です。

AMF Security

基本機能はソフトウェア版のAMF Security（旧：AT-SESC）と同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 3：AMF Security

製品名	AMF Securityアプリケーション（AT-VST-APL版）
ソフトウェアバージョン	1.8.1
マニュアル名称	AMF Security（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル

Wireless Controller

基本機能はソフトウェア版のAT-Vista Manager EX（AVM EX）の拡張ライセンスで使用できるAWCプラグインと同等です。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 4：Wireless Controller

製品名	AT-Vista Manager EX
ソフトウェアバージョン	3.2.2
マニュアル名称	AWCプラグイン（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル

制限事項

無線コントローラー機能（AWCプラグイン）を使用するには、Vista Managerの初期設定のあと、AWCプラグインを登録する必要があります。プラグインの登録については、「AT-Vista Manager EX（AT-VST-APL版）ベースリファレンスマニュアル」の「クイックツアー」/「ステップ3」/「プラグインライセンスの登録とプラグインの登録」をご覧ください。
なお、登録の際の「サーバーURL」は、「localhost」からAWCプラグインのコンテナインスタンスのIPアドレスに読み替えてください。例えば、無線コントローラーのコンテナインスタンスのIPアドレスが「192.168.1.65」の場合、サーバーURLには「https://192.168.1.65:5443/wireless_plugin」を指定します。
以後、Vista Managerの「AWCプラグイン」メニューから無線コントローラー機能が使用できるようになります。
AWCプラグインの管理データのバックアップおよびリストアは、AWCプラグインメニューの「システム設定」画面より行います。
- 「バックアップ」ボタン：現在の設定をバックアップファイルとして外部ファイルに保存します。
- 「復元」ボタン：外部ファイルとして保存したバックアップファイルから設定を復元します。
独立したアプリケーションによるバックアップ/リストア、および、バックアップファイルのパスワード保護は未サポートとなります。
AWCプラグインのスタンドアローンモードは未サポートとなります。
Wireless Controller画面の「デプロイ済みアプリケーション一覧」では、「開く」ボタンによるAWCプラグイン管理画面の起動はできません。
履歴管理機能（接続クライアント履歴、クライアント位置推定履歴、侵入検知レポート履歴）、および、エリア認証機能は、本バージョンでは未サポートとなります。
AWCプラグインで無線APを管理する場合は、次の手順で設定してください。
1. Vista ManagerにAWCプラグインを登録します。
2. AWCプラグインメニューの「システム設定」画面に移動します。
3. IPアドレス設定の「AWCプラグインの外部IPアドレス」で、Wireless Controllerアプリケーションに設定したIPアドレスを選択します。
4. Wireless Controllerアプリケーションを再起動（アプリケーションの停止、起動）します。
各種設定値で2バイト文字の使用は未サポートになります。

Trap Receiver

AT-VST-APLで動作するVista Manager アプリケーションと連携して、SNMP（Simple Network Management Protocol）を利用してネットワーク管理を行うアプリケーションです。
AT-VST-APLでは「Trap Receiver」、Vista Manager アプリケーションでは「SNMPプラグイン」と表示されます。

製品名、バージョン、参照するマニュアル

表 5：Trap Receiver

製品名	SNMPプラグイン（AT-VST-APL版）
ソフトウェアバージョン	2.5.0
マニュアル名称	SNMPプラグイン（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル

制限事項

ソフトウェア版のAT-Vista Manager EX（AVM EX）の拡張ライセンスで使用できる「SNMPプラグイン」とは機能が異なります。
Trap Receiver（SNMPプラグイン）には、専用の設定画面やコマンドラインインターフェース（CLI）はありません。Vista Manager アプリケーションのメニューにSNMPプラグインを登録して、機能を連携して使用します。
ご使用に際しては、弊社ホームページに掲載されている「SNMPプラグイン（AT-VST-APL版）リファレンスマニュアル」をあわせてご覧ください。
各種設定値で2バイト文字の使用は未サポートになります。

ソフトウェア版アプリケーションとの差分について

AT-VST-APLで使用できるアプリケーションは、ソフトウェア版として提供しているアプリケーションとは操作方法などが一部異なります。
ここでは、次に示すアプリケーションについて、主な変更点や、参照するマニュアルの読み替えについて説明します。

Vista Manager（AT-Vista Manager EX）
Wireless Controller（AWCプラグイン）
Trap Receiver （SNMPプラグイン）

Windowsメニューの未サポート

AT-VST-APLで使用するアプリケーションでは、Windowsメニューを使用しません。そのため、次に示すWindowsメニューでの操作は未サポートです。

AT-AWC - サーバー起動
AT-AWC - サーバー停止
AT-AWC - バックアップリストア
AT-SNMP - サーバー起動
AT-SNMP - サーバー停止
AT-SNMP - バックアップ
AT-SNMP - リストア
AT-Vista ManagerEX - アンインストール
AT-Vista ManagerEX - サーバー起動
AT-Vista ManagerEX - サーバー停止
AT-Vista ManagerEX - ビューアー起動

上記の各操作と、AT-VST-APLでの操作の対応を次の表に示します。

表 6：操作の対応

Windowsメニューでの操作	AT-VST-APLでの操作
AT-AWC - サーバー起動 AT-AWC - サーバー停止 AT-SNMP - サーバー起動 AT-SNMP - サーバー停止 AT-Vista ManagerEX - サーバー起動 AT-Vista ManagerEX - サーバー停止	各アプリケーションを起動または停止してください。詳しくは、クイックツアー「アプリケーションの設定と起動」を参照してください。
AT-Vista ManagerEX - ビューアー起動	Vista Managerアプリケーションを起動後、「開く」ボタンをクリックしてください。
AT-AWC - バックアップリストア	Vista Managerアプリケーションを起動後、AWCプラグインメニューの「システム設定」画面で「バックアップ」または「復元」を実行してください。
AT-SNMP - バックアップ AT-SNMP - リストア	本バージョンでは未サポートです。
AT-Vista ManagerEX - アンインストール	各アプリケーションを停止後、「削除」ボタンをクリックしてください。

Wireless Controller 「システム設定」画面の追加機能

Wireless Controller（AWCプラグイン）「システム設定」画面のシステム設定項目に、以下の機能が追加されました。

IPアドレス設定
本設定項目は、AWCプラグインが無線APを管理するための内部プロセスが使用するIPアドレスを指定します。
デフォルトでは、「その他」「127.0.0.1」になっています。
AWCプラグインから無線APを管理する場合は、アプリケーションで使用しているIPを選択してください。
IPアドレス設定の変更を行った場合は、アプリケーションの再起動を実施してください。
キャッシュ削除
キャッシュ削除を実行すると、AWCプラグインをバージョンアップした際に残る、前バージョンのキャッシュを削除します。
テクニカルサポート
テクニカルサポートを実行すると、AWCプラグインのテクニカルサポート情報を生成して、設定用コンピューターにダウンロードされます。トラブルシューティング時など、内部情報の確認が必要な場合を想定したものですので、ご使用に際しては弊社技術担当にご相談ください。
バックアップ
バックアップを実行すると、AWCプラグインのバックアップファイルを生成して、設定用コンピューターにダウンロードされます。
復元
復元を実行すると、AWCプラグインのバックアップファイルをアップロードして、設定内容をリストアします。

PN: 613-002872 Rev.E