PN: 613-002884 Rev.F_1
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AT-VST-APL リリースノート


このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

このリリースノートに記載してある内容についての問い合わせ先は下記になりますので、お間違いのないようにお願いいたします。

保守サービス加入済みの方
契約締結時にご案内した保守サービス窓口までご連絡ください。
保守サービス未加入の方
販売店または弊社担当営業までご連絡ください。

AT-VST-APL(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化したアプライアンスボックスです。
パッケージバージョン、AT-VST-APLのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。

- パッケージバージョン AT-VST-APLファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.4.1 1.5.1 3.8.0 3.8.0 2.3.0 5.5.1-2.1 2.5.0 2.8.0
ファイル名 VST-APL-3.4.1.zip ATVSTAPL-1.5.1.iso VST-APL-3.4.1.bundle
対応アプリケーションバージョンとドキュメント

パッケージバージョン 3.4.1 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。

パッケージバージョン 3.4.1 へのアップデート時は、AT-VST-APLのファームウェア、すべてのアプリケーションのバージョンを、下記のサポート対象バージョンにアップデートしてください。アップデート手順は「AT-VST-APL バックアップマニュアル」に記載されています。

また、 各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-APLのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。

これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。

http://www.allied-telesis.co.jp/

アプライアンスボックス本体
製品 ファームウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
AT-VST-APL 1.5.1 AT-VST-APLシリーズ ユーザーマニュアル 613-002871 Rev.C
AT-VST-APL リファレンスマニュアル 3.4.1 613-002872 Rev.J_2
AT-VST-APL バックアップマニュアル 613-003148 Rev.A
AT-VST-APL リリースノート(本ドキュメント) 613-002884 Rev.F_1
パッケージバージョン 3.4.1がサポートするアプリケーション
アプリケーション ソフトウェアバージョン ドキュメント パーツ番号
Vista Manager 3.8.0 AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)ベースリファレンスマニュアル 3.8.0

※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 3.8.0」を、Trap Receiverについては「Trap Receiver(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.5.0」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.8.0」をご参照ください
613-002908 Rev.G_1
AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート
(Wireless Controller、Trap Receiver、SNMPプラグインに関する記述を含みます)
613-002882 Rev.J_1
Wireless Controller 3.8.0 AWCプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 3.8.0 613-002909 Rev.G_2
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート」をご参照ください
Trap Receiver 2.5.0 Trap Receiver(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.5.0 613-002896 Rev.G
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート」をご参照ください
SNMP Plug-in 2.8.0 SNMPプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.8.0 613-002954 Rev.D_1
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート」をご参照ください
AMF Security 2.3.0 AMF Security(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.3.0 613-002874 Rev.C_3
AMF Security(AT-VST-APL版)リリースノート 613-002880 Rev.C_1
AMF Cloud 5.5.1-2.1 AMF Cloud(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 5.5.1 613-002878 Rev.F
AMF Cloud(AT-VST-APL版)リリースノート 613-002881 Rev.E
確認済みアプリケーションの組み合わせ
パッケージバージョン 3.4.1 での確認済みアプリケーションの組み合わせは以下のとおりです。

構成 AT-VST-APL上で動作 他の装置で動作
Vista Manager Wireless Controller Trap Receiver SNMP Plug-in AMF Security AMF Cloud AMFマスター AT-Vista Manager EX
1 - - -
2 - - -
3 - -
(5.5.0-0.3)
-
4 - - - - - -
(3.3.1)
5 -
(AMFコントローラー)

(5.5.1-1.1)
-
6 -
(AMFコントローラー)

(5.5.1-2.1)
-
7 -
(AMFコントローラー)

(5.5.1-2.1)
-

※ AT-VST-APL上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-APL バージョン 3.4.1 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。

  • 3.1.1
    初めてAT-VST-APLにアクセスする場合の注意事項

    AT-VST-APL ファームウェアバージョン1.1.1がインストールされている製品(梱包箱のF/Wバージョンラベルにv1.1と印字されている製品)において、ご購入時の状態で不要な default.cfg ファイルが保存されている場合があります。

    バージョン1.1.1がインストールされている製品への初回アクセス時には、以下の手順で同ファイルが保存されているかどうかを確認し、保存されていた場合は削除してください。

    ※ ご使用の製品にインストールされているバージョンが1.1.1でない場合(梱包箱のF/Wバージョンラベルにv1.1と印字されていない場合)は、以下の手順は実施不要です。

    1. Webブラウザーから https://192.168.1.1 または https://192.168.1.2 で AT-VST-APL の設定画面にアクセスしてください。
    2. 設定画面へのログイン後、「システム」 > 「ファイル管理」ページを開いてください。
    3. default.cfg の有無を確認し、存在していた場合は削除してください。
      ※ 存在しない場合は、4.以降の手順は実施不要です。
    4. 削除後、いったん AT-VST-APL の電源をオフにしてください。
    5. DHCPサーバーからAT-VST-APLにIPアドレスを割り当てる場合は、使用するDHCPサーバーを準備してから次の手順に進んでください。
      DHCPサーバーからAT-VST-APLにIPアドレスを割り当てない場合は、そのまま次の手順へ進んでください。
    6. AT-VST-APLの電源をオンにしてください。
    7. AT-VST-APLの起動後、以下のアドレスで AT-VST-APL の設定画面にアクセスできるようになります。
      • DHCPサーバーからAT-VST-APLにIPアドレスを割り当てる場合: https://割り当てたIPアドレス
      • DHCPサーバーからAT-VST-APLにIPアドレスを割り当てない場合: https://192.168.1.1
  • 3.1.2
    パッケージバージョン 3.4.1へのバージョンアップ時の注意

    パッケージバージョン 3.4.1(AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.5.1)へのバージョンアップは、パッケージバージョン 3.1.1(AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.2.1)以降からのみ可能です。

    詳しくは、「AT-VST-APL バックアップマニュアル」の「バージョンアップ・バージョンダウン編」をご参照ください。

    なお、各アプリケーションのバージョンアップについての制限事項は、「AT-VST-APL バックアップマニュアル」に加え、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートにも掲載されておりますので、あわせてご参照ください。

  • 4.1.1
    ファイルシステムエラー検出時の動作変更

    これまではファイルシステムでエラーを検出してもシステムの稼働を優先する仕様でしたが、同エラー検出時はただちに修復を試みる動作に 変更しました。

    • AT-VST-APLのファイルシステムでエラーを検出した場合は、AT-VST-APL本体を再起動して修復を試みます。
    • アプリケーションのファイルシステムでエラーを検出した場合は、 エラーを検出した該当アプリケーションだけを再起動して修復を試みます(AT-VST-APL本体は再起動しません)。
  • 4.2.1
    サポートするアプリケーション

    サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
    各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」 記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。

    • Vista Managerアプリケーションのサポート対象バージョンを 3.8.0 に変更しました。
    • Wireless Controllerアプリケーションのサポート対象バージョンを 3.8.0 に変更しました。
    • SNMP Plug-inアプリケーションのサポート対象バージョンを 2.8.0 に変更しました。
    • AMF Cloudアプリケーションのサポート対象バージョンを 5.5.1-2.1 に変更しました。
  • 4.2.2
    バージョン更新時のバージョン選択画面の改善

    アプリケーションのバージョン更新において、更新後のバージョンを選択する際、更新前のバージョンより古いバージョンや、AT-VST-APL本体のファームウェアバージョンでサポートしないバージョンなど、未サポートのバージョンが選択できないように改善しました。

  • 4.2.3
    アプリケーションイメージファイルの管理改善

    無効なアプリケーションイメージ(他のプラットフォーム向けのイメージなど)をアップロードした場合、これまでは自動的に除外され、内部に原因説明のログが残るだけでしたが、本バージョンからは無効なファイルも保持され、イメージバージョンのリストにも選択不可の形式で表示されるようになりました。
    また、アプリケーションを有効化した後で該当アプリケーションのイメージファイルを削除した場合、イメージファイルの署名確認ができなくなり「署名なし」のアイコンが表示されていましたが、署名済みのまま表示されるよう改善しました。

  • 4.2.4
    バージョンアップ手順の改善

    AT-VST-APLをバージョンアップするときに、アプリケーションごとにバージョンアップ用のファイルが必要でしたが、各アプリケーションが含まれた1つのファイルだけでバージョンアップできるようになりました。

    詳しくは、「AT-VST-APL バックアップマニュアル」の「バージョンアップ・バージョンダウン編 / バージョンアップ」をご参照ください。

  • 4.3.1
    USBメモリーを使用したバックアップとリストア

    USBメモリーを使用したバックアップとリストア(復元)をサポートしました。
    これにともない、本バージョンから製品前面のUSBポートをサポートします(バックアップ・リストア機能での使用のみがサポート対象です)。

    バックアップ・リストアの対象は以下のとおりです。

    • 本製品の設定(default.cfg)
    • アプリケーションイメージ(*.app)
    • アプリケーションの設定(アプリケーションインスタンス内での設定内容。ライセンスの情報やインスタンスのシリアル番号を含む)

    本機能は新しく追加された「システム」>「バックアップと復元」画面から操作します。
    詳細は「AT-VST-APL バックアップマニュアル」の「バックアップ・リストア編 / USBメモリーを使用したバックアップとリストア」をご参照ください。

  • 4.3.2
    アップロードサイズの上限拡張
    「ファイル管理」画面で、1GBより大きいファイルをアップロードできるようになりました。

パッケージバージョン 1.5.1 から 3.4.1 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。

  • 5.1 [R237649]
    Wireless Controllerアプリケーションで複数(5個以上)のフロアマップの詳細画面をブラウザーのタブで開いていると、httpd-unknown_application-ATVSTAPL-0.0.0-xxx.tgzというコアファイルが生成される場合がありましたが、これを修正しました。
  • 5.2 [R245240]
    OpenSSLに関する脆弱性(CVE-2021-3712)への対策を行いました。
  • 5.3 [R240143]

    AT-VST-APL起動後、Bufferedログに下記のようなエラーログが出力されることがありましたが、これを修正しました。

    exFAT-fs (sr0): invalid fs_name
    exFAT-fs (sr0): failed to read boot sector
    exFAT-fs (sr0): failed to recognize exfat type

パッケージバージョン 3.4.1がサポートするAT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.5.1には、以下の制限事項があります。

  • 6.1.1 [R205024]
    「スタティック経路の追加」および「スタティック経路の編集」ダイアログで、「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」の入力例として表示されるIPv6アドレスやvlanインターフェース名は未サポートです。
    「宛先ネットワーク」と「ゲートウェイ/インターフェース」は、IPv4アドレスで指定してください。
  • 6.1.2 [R203406]

    「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。

    /etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
  • 6.1.3 [R217775]
    「ボンディング」画面で作成したbond1インターフェースは、次の場合に1回ダウン/アップします。
    • 新しいボンドを作成/削除した場合
    • br1に任意のポートを追加した場合
    • br1の下の任意のポートでVLANを変更した場合

    ※ bond1がbr1に所属している場合

  • 6.1.4 [R218093]
    「ボンド追加」画面でボンディングを新規作成する場合、既存のボンド番号を使用してボンディングを作成してもエラーが表示されません。番号が重複しないように作成してください。
    なお、既存のボンド番号を使用した際、ボンド種別(スタティックまたはLACP)を設定すると、既存のボンディングに上書きされますのでご注意ください。
  • 6.1.5 [R187968]
    「インターフェース管理」画面でインターフェースを削除しても、該当インターフェースが残っているように見えることがあります。この場合は、Webブラウザーの画面を再読み込みしてください。
  • 6.2.1 [R227732]
    AT-VST-APL起動時、「ログ」画面に多数のログメッセージが出力されますが、これは起動時のみ出力されるログメッセージで、動作には影響しません。
  • 6.2.2 [R248672]

    バックアップ実行中に、「ログ」画面に下記のようなログメッセージが出力されることがありますが、動作には影響しません。

    dm-7: Failed to process device, ignoring: No such file or directory
    Last message 'dm-7: Failed to proc' repeated 1 times, suppressed by syslog-ng on [APLのシリアル番号]

AT-VST-APL本体、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。

アライドテレシス株式会社