このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
このリリースノートに記載してある内容についての問い合わせ先は下記になりますので、お間違いのないようにお願いいたします。
AT-VST-APL(本製品)は、ネットワークの統合管理に必要な各種アプリケーションをパッケージ化したアプライアンスボックスです。
パッケージバージョン、AT-VST-APLのファームウェアバージョン、各種アプリケーションのソフトウェアバージョンを、次の表に示します。
- | パッケージバージョン | AT-VST-APLファームウェア | Vista Manager アプリケーション | Wireless Controller アプリケーション | AMF Security アプリケーション | AMF Cloud アプリケーション | SNMP Plug-in アプリケーション | AT-RADgate アプリケーション |
バージョン | 3.11.1 | 1.9.4 | 3.13.1 | 3.13.1 | 2.6.0 | 5.5.4-2.3 | 2.12.0 | 1.0.0 |
ファイル名 | VST-APL-3.11.1.zip | ATVSTAPL-1.9.4.iso | VST-APL-3.11.1.bundle |
パッケージバージョンごとに、サポートするAT-VST-APLのファームウェア、各アプリケーションのバージョンが決まっています。アプリケーションご利用の有無によらず、正しい組み合わせでお使いください。
パッケージバージョン 3.11.1 がサポートする各アプリケーションのバージョンと、各バージョンに対応するドキュメント(マニュアル、リリースノート)は以下のとおりです。
パッケージバージョン 3.11.1 へのアップデート時は、AT-VST-APLのファームウェア、すべてのアプリケーションのバージョンを、下記のサポート対象バージョンにアップデートしてください。アップデート手順は「AT-VST-APL バックアップマニュアル」に記載されています。
また、 各アプリケーションの使用方法、変更点や制限事項は、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートに掲載されておりますので、本製品のご使用にあたっては、AT-VST-APLのドキュメントに加え、使用するアプリケーションのマニュアル、リリースノートもあわせてご参照ください。
これらのドキュメントは弊社ホームページに掲載されています。
http://www.allied-telesis.co.jp/
アプライアンスボックス本体 | |||
---|---|---|---|
製品 | ファームウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
AT-VST-APL | 1.9.4 | AT-VST-APLシリーズ ユーザーマニュアル | 613-002871 Rev.C |
AT-VST-APL リファレンスマニュアル 3.11.1 | 613-002872 Rev.U | ||
AT-VST-APL バックアップマニュアル | 613-003148 Rev.G | AT-VST-APL リリースノート(本ドキュメント) | 613-002884 Rev.R |
パッケージバージョン 3.11.1 がサポートするアプリケーション | |||
アプリケーション | ソフトウェアバージョン | ドキュメント | パーツ番号 |
Vista Manager | 3.13.1 | AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)ベースリファレンスマニュアル 3.13.1
※Wireless Controllerについては「AWCプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 3.13.1」を、SNMPプラグインについては「SNMPプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.12.0」をご参照ください | 613-002908 Rev.R |
AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート (Wireless Controller、SNMPプラグインに関する記述を含みます) | 613-002882 Rev.U | ||
Wireless Controller | 3.13.1 | AWCプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 3.13.1 | 613-002909 Rev.R |
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート」をご参照ください | |||
SNMP Plug-in | 2.12.0 | SNMPプラグイン(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.12.0 | 613-002954 Rev.M |
※制限事項等は「AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版)リリースノート」をご参照ください | |||
AMF Security | 2.6.0 | AMF Security(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 2.6.0 | 613-002874 Rev.H_1 |
AMF Security(AT-VST-APL版)リリースノート | 613-002880 Rev.H | ||
AMF Cloud | 5.5.4-2.3 | AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル 5.5.4 | 613-002878 Rev.P |
AMF Plus Cloud/AMF Cloud(AT-VST-APL版)リリースノート | 613-002881 Rev.N | ||
AT-RADgate | 1.0.0 | AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リファレンスマニュアル 1.0.0 | 613-003358 Rev.A |
AT-RADgate(AT-VST-APL/AT-VST-VRT版)リリースノート | 613-003356 Rev.A |
構成 | AT-VST-APL上で動作 | 他の装置で動作 | |||||
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Vista Manager | Wireless Controller | SNMP Plug-in | AMF Security | AMF Cloud | AT-RADgate | AMFマスター | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 (AMFコントローラー) | 〇 | 〇 (5.5.4-2.3) |
※ AT-VST-APL上で動作する各アプリケーションのバージョンは、前記「AT-VST-APL バージョン 3.11.1 がサポートするアプリケーション」に記載しているバージョンです。
AT-VST-APL ファームウェアバージョン1.1.1がインストールされている製品(梱包箱のF/Wバージョンラベルにv1.1と印字されている製品)において、ご購入時の状態で不要な default.cfg ファイルが保存されている場合があります。
バージョン1.1.1がインストールされている製品への初回アクセス時には、以下の手順で同ファイルが保存されているかどうかを確認し、保存されていた場合は削除してください。
※ ご使用の製品にインストールされているバージョンが1.1.1でない場合(梱包箱のF/Wバージョンラベルにv1.1と印字されていない場合)は、以下の手順は実施不要です。
https://192.168.1.1
または https://192.168.1.2
で AT-VST-APL の設定画面にアクセスしてください。
https://割り当てたIPアドレス
https://192.168.1.1
パッケージバージョン 3.11.1(AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.9.4)へのバージョンアップは、パッケージバージョン 3.9.1(AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.9.1)以降からのみ可能です。
詳しくは、「AT-VST-APL バックアップマニュアル」の「バージョンアップ・バージョンダウン編」をご参照ください。
なお、各アプリケーションのバージョンアップについての制限事項は、「AT-VST-APL バックアップマニュアル」に加え、該当アプリケーションのマニュアル、リリースノートにも掲載されておりますので、あわせてご参照ください。
AT-VST-APL パッケージバージョン 3.10.2/3.10.1/3.9.1/3.8.1(AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.9.2/1.9.1/1.8.3)のAMF Security ソフトウェアバージョン 2.6.0では、パッケージバージョン 3.6.1以前と比較すると以下のAMF Securityの処理で時間が掛かることがありますが、各処理は正常に行われます。
サポートするアプリケーションに関して、下記の変更が行われました。
各アプリケーションの使用方法、旧バージョンからの変更点や現バージョンでの制限事項については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」記載のマニュアル、リリースノートをご参照ください。
アプリケーションインスタンスの作成時にクリックするボタンのラベルが「有効化」から「設定」に変更されました。
インスタンス作成後、本ボタンはグレーアウトされ使用できなくなりますので、インスタンスの設定変更を行う場合は「停止」ボタンの横に表示される「設定」ボタンを使用してください。
パッケージバージョン 3.10.2 から 3.11.1 へのバージョンアップにおいて、以下の項目が修正されました。
パッケージバージョン 3.11.1がサポートするAT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.9.4には、以下の制限事項があります。
アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際はファイル管理画面で不要なファイルを削除し、フラッシュメモリー使用量の空きがあることを確認してから行ってください。
ファイル管理画面のフラッシュメモリー使用量の空きが少ない場合、アプリケーションの有効化やバージョン更新をする際にアプリケーションの状態が「エラー」になるときがあります。
一度「エラー」の状態になったアプリケーションは使用できないため、いったん削除する必要がありますが、「削除」ボタンでは完全に削除できないため、以下の手順で削除してください。
ブリッジング画面でbr0にインターフェースを追加するときは、所属VLANとネイティブVLANを空欄にせず、値を指定してください。
「インターフェース管理」画面でインターフェースを作成したとき、「ログ」画面に下記のようなerrレベルのログメッセージが出力されますが、動作には影響しません。
/etc/systemd/network/eth4.4.network:4: Not a valid MAC address, ignoring assignment:
※ bond1がbr1に所属している場合
バックアップ実行中に、「ログ」画面に下記のようなログメッセージが出力されることがありますが、動作には影響しません。
dm-7: Failed to process device, ignoring: No such file or directory Last message 'dm-7: Failed to proc' repeated 1 times, suppressed by syslog-ng on [APLのシリアル番号]
AT-VST-APL起動時、下記のwarningログが出力されますが、動作に影響はなく問題ありません。
kernel MDS CPU bug present and SMT on, data leak possible. See https://www.kernel.org/doc/html/latest/admin-guide/hw-vuln/mds.html for more details. kernel MMIO Stale Data CPU bug present and SMT on, data leak possible. See https://www.kernel.org/doc/html/latest/admin-guide/hw-vuln/processor_mmio_stale_data.html for more details. kernel #7 #8 #9 #10 #11 kernel ENERGY_PERF_BIAS: Set to 'normal', was 'performance' kernel platform regulatory.0: Direct firmware load for regulatory.db failed with error -2
AT-VST-APL起動時、下記のようなerrorログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
apteryxd Failed to notify refresher for path "/system/storage/" apteryxd No response from provider for path "/v1/system/uptime/uptime" apteryxd No response from provider for path "/system/cpu-load" apteryxd Failed to notify refresher for path "/system/ram/" apteryxd No response from provider for path "/v1/time/clock" apteryxd Failed to notify refresher for path "/v1/platform/environment/environment_resources/Base/sensors/"
AT-VST-APLでスケジュールバックアップを取得中に下記のwarningログが複数出力されますが、動作に影響はありません。
systemd-udevd dm-6: Failed to process device, ignoring: No such file or directory
AT-VST-APL本体、および、各アプリケーションのリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外です。
最新マニュアルの入手先については、「対応アプリケーションバージョンとドキュメント」をご覧ください。