付録 / リダイレクトURLアクション用サイトのカスタマイズ
AMFアプリケーションプロキシー機能のリダイレクトURLアクション用サイト内の文章やロゴはカスタマイズできます。
カスタマイズするには、任意のサイトのコンテンツを作成し、AMF Securityにアップロードします。
作成したサイトのコンテンツはAMF Securityのシステム設定のバックアップファイルには含まれませんので、個別に管理、保存してください。
サイトのコンテンツは「AMF」/「リダイレクトURL設定」画面でアップロード、ダウンロードができます。また、初期状態でもコンテンツは用意されておりダウンロードすることができます。初期状態のコンテンツを編集することにより、新規で作成するよりも容易にカスタマイズを行うことができます。
サイトのコンテンツは以下を満たす必要があります。
- 文字エンコードは「BOMなしUTF-8」で保存してください。それ以外の文字エンコードで保存した場合、サイトが正常に表示されない場合があります。
- ファイル名は英数字とハイフン、アンダースコアのみを使用してください。
- アップロードするサイトのコンテンツは後述するファイル構成に従って配置し、ZIP形式で圧縮してください。
- ZIPファイルのファイル名は英数字とハイフン、アンダースコアのみを使用してください。
リダイレクトURLアクション用サイトコンテンツ
初期状態のリダイレクトURLアクション用サイトコンテンツの内容は以下のとおりです。
- index.html(サイトのHTMLファイル)[必須]
- i18n.json(多言語対応用の辞書ファイル)
- index.css
- img(画像ファイルが含まれるフォルダ)
- at-logo.svg
- favicon.png
初期状態のリダイレクトURLアクション用サイトコンテンツは、「AMF」/「リダイレクトURL設定」画面の「デバイス隔離用サイトを有効にします。」のチェックボックスにチェックが入っていると、「サイトコンテンツのカスタマイズ」の「ダウンロード」ボタンで取得可能です。
リダイレクトURLアクションが適用された端末のWebアクセスは、リダイレクトURLアクションに対応した製品からAMF Securityに転送されます。その際、端末のWebブラウザーにはindex.htmlファイルの内容が表示されます。そのため、index.htmlファイルはサイトコンテンツの中に必ず含めてください。また、サイトコンテンツを多言語対応させる場合は、辞書ファイルi18n.jsonが必要です。
HTMLファイルの内容
index.htmlなどのHTMLファイルは一般的なWebサイトと同様にHTML言語で記述しますが、端末の情報などを表示するための下記の特殊キーワードが用意されています。
表 1:キーワード
キーワード
|
表示内容
|
{{mac}}
|
端末のMACアドレス
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{{status}}
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端末の状態
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{{reason}}
|
端末の隔離理由
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{{i18n['<keyword>']}}
|
多言語対応用の辞書の項目
|
上記のキーワードをHTMLファイル内の任意の場所に記述することにより、AMF SecurityはリダイレクトURLアクションが適用された端末からのアクセスを受けた際に、キーワードを該当する端末の情報に差し替えて表示します。
多言語対応用の辞書ファイル
サイトを多言語対応させるためには、i18n.jsonに下記の形式で辞書データを記述してください。
以下は英語と日本語の記述例です。
{
"en": {
"mac": "MAC Address",
"reason": "Reason for quarantine"
},
"ja": {
"mac": "MACアドレス",
"reason": "隔離理由"
},
}
この記述は、上記のとおり言語("en"と"ja")ごとにブロックが分かれており、各ブロックに辞書の項目が並ぶ構成です。
また、i18nキーワードをindex.html内の任意の場所に記述することにより、AMF Securityはキーワードに該当する辞書項目を埋め込んで表示します。
■ 例
<div>
<p>{{i18n['reason']}}: {{i18n['msgAuthFailed']}}</p>
</div>
サイトのカスタマイズ例
初期状態のサイトコンテンツを編集して、メッセージとロゴを変更する手順です。
以下の手順で編集を行うファイル(i18n.jsonとindex.html)は、「BOMなしUTF-8」文字エンコードで保存してください。
- 「AMF」/「リダイレクトURL設定」画面に移動します。
- 「デバイス隔離用サイトを有効にします。」のチェックボックスにチェックを入れて、「登録」ボタンをクリックします。
サイトが有効になると、「サイトコンテンツのカスタマイズ」の項目が操作可能になります。
- 「サイトコンテンツのカスタマイズ」の「ダウンロード」ボタンをクリックし、初期状態のサイトコンテンツをダウンロードします。
- ダウンロードしたサイトコンテンツを任意のフォルダに解凍します。
- サイト内のメッセージを変更します。
i18n.jsonを開き、"ja"のブロックと"en"のブロックの"message"の項目を任意の文章に書き換え、保存します。
- 次にサイト内のロゴを変更します。
画像ファイルをimgフォルダの下に保存します。ファイル名は英数字とハイフン、アンダースコアのみを使用してください。
- index.htmlを開き、以下の箇所を保存した画像ファイル名に変更し、保存します。
<div class="title">
<img class="logo" src="/img/<logo_file_name>"><span class="product">AMF Security</span>
</div>
- カスタマイズしたサイトコンテンツをアップロードします。
カスタマイズしたサイトコンテンツの中にindex.htmlが含まれることを確認します。
サイトコンテンツの階層が「リダイレクトURLアクション用サイトコンテンツ」に記載した構造と同じになるようにZIP形式で圧縮します。
ファイル名は英数字とハイフン、アンダースコアのみを使用してください。
- 「AMF」/「リダイレクトURL設定」画面の「アップロード」ボタンをクリックすると、「カスタマイズされたWebページのアップロード」ダイアログが表示されます。
「ファイルを選択」ボタンをクリックしてサイトコンテンツのファイルを選択し、「登録」ボタンをクリックします。
- 画面下部の「サイトのサンプルページ」をクリックし、カスタマイズしたサイトコンテンツが正常に表示されることを確認します。
サイトのカスタマイズは以上です。