クイックツアー / デバイスルックアップ




ここでは、「システム設定」/「トラップ監視設定」画面で設定するデバイスルックアップについて説明します。

デバイスルックアップとは

通常はアクションを適用する際は端末のMACアドレス、もしくはIPアドレスが対象です。AW+のAMFアプリケーションプロキシー機能ではIPフィルターのアクションが適用することができ、このアクションを適用する際には端末のIPアドレスが使用されますが、以下のアクションは端末のMACアドレスをもとに適用されます。なお、デバイスルックアップはAMFアプリケーションプロキシーのIPフィルターのアクションでは使用できません。
デバイスルックアップはアクションが適用されたMACアドレスが設定されているAMF Securityの「デバイス ID」、またはデバイス IDの「タグ」と関連して動作します。
「システム設定」/「トラップ監視設定」画面のデバイスルックアップで設定する各項目は以下です。
AMF Securityのデバイス IDにはタグが登録でき、このタグは別のデバイス IDにも同じものが登録できます。デバイス IDに登録されているMACアドレスにアクションが適用されると、同じタグが登録されたデバイス IDに登録されているMACアドレスにもアクションが適用されます。

デバイスルックアップの動作について

「システム設定」/「トラップ監視設定」画面のデバイスルックアップで「デバイス」、もしくは「タグ」を設定した際の動作例は以下です。
 
■ デバイス
例として以下のデバイス ID「Person-A」に3つのMACアドレスが設定されているケースの動作を示します。
表 1:デバイス認証データ
デバイス ID:Person-A
MACアドレス 00:00:00:00:00:01
00:00:00:00:00:02
00:00:00:00:00:03
MACアドレス「00:00:00:00:00:01」にアクションが適用されると、他の2つのMACアドレス「00:00:00:00:00:02」と「00:00:00:00:00:03」にもアクションが適用されます。
 
上記の設定ではPerson-Aが3台の端末を使用しており、その人が使用しているMACアドレス「00:00:00:00:00:01」の端末にアクションが適用されると、残りのMACアドレス「00:00:00:00:00:02」と「00:00:00:00:00:03」の端末にもアクションが適用されます。
 
■ タグ
例として以下のデバイス ID「Person-A」と「Person-B」に同じタグが設定されているケースの動作を示します。
表 2:デバイス認証データ
デバイス ID:Person-A
タグ Department-1
MACアドレス 00:00:00:00:00:01
デバイス ID:Person-B
タグ Department-1
MACアドレス 00:00:00:00:00:02
MACアドレス「00:00:00:00:00:01」の端末にアクションが適用されると、同じタグが設定されているデバイス ID「Person-B」のMACアドレス「00:00:00:00:00:02」の端末にもアクションが適用されます。
 
上記の設定ではPerson-AとPerson-Bのそれぞれが1台の端末を使用しており、同じ部署「Department-1」に所属しているとしています。Person-Aが使用しているMACアドレス「00:00:00:00:00:01」の端末にアクションが適用されると、同じ部署「Department-1」に所属している(同じタグが設定されている)Person-Bが使用しているMACアドレス「00:00:00:00:00:02」の端末にもアクションが適用されます。