各種操作 / AMFネットワークの管理 / VLANの設定
ここでは、各AMFデバイスに設定されたVLANをグラフィカルに表示する、VLANマップについて説明します。
VLANの表示
- メインメニューから「ネットワークマップ」を選択して、「ネットワークマップ」画面を表示します。
- コンテンツ欄上部のモードメニューから「VLAN」を選択し、「ネットワークマップ」画面の(非表示)「VLANマップ」画面を表示します。
AMFネットワークのトポロジーマップの左側のサイドパネルにVLANリストが表示されます。

VLANリストには、トポロジーマップ上のデバイスに設定されたVLANが表示されます。
リストの上部にある検索フィールドにVLAN ID(完全一致)、またはVLAN名(部分一致)を入力すると、条件に一致するVLANのみが一覧に表示されます。
例として、検索フィールドに「10」を入力した場合、VLAN ID 10やVLAN名「building10」は一致しますが、VLAN ID 100などは一致しません。
また、この際、検索結果は、VLAN ID、VLAN名の順でリスト表示されます。
- VLAN IDに所属するAMFデバイス、リンクを見る
VLANリストから、所属するAMFデバイスやAMFリンクを確認したいVLAN ID・VLAN名の右側のチェックボタンをクリックして選択します。
トポロジーマップにて、該当のVLAN IDの設定があるAMFデバイスのデバイスアイコン、および、デバイスの接続線が、VLANごとに色付きで強調表示されます。
- VLAN IDを選択すると、VLANリストにてマウスポインターを置いたVLAN IDに所属しているAMFデバイスのデバイスアイコンを色付きで強調表示します。
- デバイス間のAMFリンクが選択したVLANに所属している場合、デバイス間の接続線を色付きで強調表示します。
デバイスアイコンのみが色付きで強調表示され、接続するAMFリンクがすべて薄いグレーで表示されるAMFデバイスは、以下の状態のいずれかを示します。
- 該当のVLANが、異なるAMFエリアと接続しているポートや非AMFデバイスと接続しているポートにのみ設定されている
- 該当のVLAN IDの設定のみがコンフィグに存在するが、いずれのポートも該当のVLANに所属していない
- AMFデバイスに設定されたVLAN IDを確認する
VLANマップにてデバイスアイコンをクリックすると、AMFデバイスに設定されたVLAN IDがサイドパネルに表示されます。

VLANの作成
- メインメニューから「ネットワークマップ」を選択して、「ネットワークマップ」画面を表示します。
- コンテンツ欄上部のモードメニューから「VLAN」を選択し、「ネットワークマップ」画面の「VLAN」モードを表示します。
- 対象のAMFデバイスを選択して、「VLANを作成」画面を表示します。
- 対象のAMFデバイスのデバイスアイコンをクリックし、AMFデバイスに現在設定されているVLANをサイドパネルに表示します。
複数のAMFデバイスを選択する場合は、Shiftキーを押したまま次のAMFデバイスをクリックします。
- サイドパネル右上の「VLANを作成」ボタンをクリックし、「VLANを作成」画面を開きます。

- 「VLAN ID」欄に、設定するVLAN IDを入力します。
AMFネットワーク内で既に登録されているVLAN IDは指定できません。
- 「VLAN名」欄に、設定するVLAN名を入力します。
作成するVLANの名前を32文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~)で入力します。VLAN名は大文字・小文字を区別します。既に登録済みのVLANにVLAN名が存在しない場合は、自動的に「VLANXXXX」(XXXXは4桁のVLAN ID)となります。
AMF機器では、大文字・小文字が異なるだけのVLAN名を重複して設定することはできません(例:Japanとjapanなど)。登録済みのVLANと大文字・小文字が異なるだけのVLAN名は使用しないでください。
- VLANマップ上でのVLANの表示色を選択します。
「色」欄に表示されたスウォッチ、または、右端の色選択ツールで任意の色を選択することができます。
VLANの作成後は、表示色は変更できません。後で表示色を変更したい場合は、VLANをいったん削除し、作成しなおす必要があります。
- 手順3で選択したAMFデバイスの前面図から、該当のVLANに所属させるポートを選択します。
ポートをクリックすると、タグなしポート、タグ付きポート、非所属の順で切り替えることができます。
また、ポートにマウスポインターを置くと、ポートが所属するVLANがポップアップ表示されます。
EPSRポートおよびVCSのスタックポート、レジリエンシーリンクとして設定したスイッチポートにはVLANを作成、または編集できません。これらのポートは灰色で表示され、マウスポインターを置くと、マウスポインターが禁止アイコンに変化します。また、該当のポートが所属するVLAN名と合わせて、ポートの種別が表示されます。
該当のポートに既に設定済みのVLANを編集する場合は、CLIから行ってください。
- VLAN ID、VLAN名、色、所属ポートの設定が完了したら、画面上部の「保存」ボタンをクリックします。
AMFデバイスに設定が反映され、VLANマップが表示されます。
手順3にて複数のAMFデバイスを選択した際、設定適用時に通信できないAMFデバイスが存在すると、該当のAMFデバイスにポートが割り当てられていないVLANが作成されたように表示されます。実際には、該当のAMFデバイスにはVLANは作成されません。VLAN表示は、次のトポロジー更新の際に消去されます。
VLANの編集
既に該当のVLAN IDの設定を持つAMFデバイスについて、所属するポートを変更します。
いずれかのAMFデバイスに設定済みのVLAN IDをほかのAMFデバイスにも設定する場合は、「VLANの作成」を行います。なお、その際、VLAN名は既存のものと同じ文字列を設定してください。
- メインメニューから「ネットワークマップ」を選択して、「ネットワークマップ」画面を表示します。
- コンテンツ欄上部のモードメニューから「VLAN」を選択し、「ネットワークマップ」画面の「VLAN」モードを表示します。
- VLANリストから、所属ポートの変更を行うVLANの行をクリックして、色付き表示します。
該当のVLAN名の右側に、「VLANを削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)と、「VLANを編集」ボタン(鉛筆アイコン)が表示されます。
複数のVLANを同時に編集することはできません。
- 「VLANを編集」ボタンをクリックします。
「VLANを編集」画面が表示されます。

- 対象のAMFデバイスの前面図から、該当のVLANに所属させるポートを選択します。
ポートをクリックすると、該当のVLANへの所属/非所属を切り替えることができます。
- 「VLAN 1(default)」以外のVLANを選択しているとき:
- 該当ポートがほかのVLANに所属していない場合:
タグなしポート、タグ付きポート、非所属の順で切り替わります。

- ポートがほかのVLANのタグなしポートとして設定されている場合:
何も起こりません。

- ポートがほかのVLANのタグ付きポートとして設定されている場合:
ポートに該当VLANのタグを追加、または、ポートから該当VLANのタグを削除します。

該当VLANがポートのネイティブVLANに指定されていた場合は、ポートをクリックすることでネイティブVLANの設定を解除できます。解除した場合、該当のポートはネイティブVLAN指定のないタグ付きポートとなり、タグなしパケットは破棄されます。

また、ポートに付与された唯一のVLANタグを削除した場合は、VLAN 1(default)に所属するタグなしポートに戻ります。

- 「VLAN 1(default)」を選択しているとき
- 該当ポートがほかのVLANに所属していない場合:
タグなしポート⇔ポートにVLAN 1のタグを追加(ネイティブVLAN(所属先タグ無しVLAN)なし)に変化します。

- ポートがほかのVLANのタグなしポートとして設定されている場合:
何も起こりません。

- ポートがほかのVLANのタグ付きポートとして設定されている場合:
ポートにVLAN 1のタグを追加(ネイティブVLAN指定なし)⇔ポートからVLAN 1のタグを削除(ネイティブVLAN指定なし)に変化します。

ネイティブVLAN指定がない場合は、タグなしパケットは破棄されます。元の受信したタグなしパケットをVLAN 1に転送する状態に戻すには、一旦タグ付きポートに追加されたVLANを除去してタグなしポートに戻したうえで再度VLAN 1以外のVLANのタグ付きポートに指定するか、デバイスのCLIで該当のポートインターフェースに「no switchport trunk native vlan」コマンドを実行してください。
ポートにマウスポインターを置くと、ポートの所属VLANがポップアップ表示されます。タグ付きポートの場合は、ポートに付加されたVLANタグがポップアップ表示に一覧されます。
- タグなしポート:

- タグ付きポート:

タグ付きポートでは、ネイティブVLAN(所属先タグなしVLAN)を選択することができます。
- 「タグなしVLAN」チェックボックス:
チェックボックスにチェックをつけ、一覧に表示された各VLAN行の右側のラジオボタンをオンにすると、該当のVLANがネイティブVLANに設定されます。
このタグ付きポートで受信したタグなしパケットは該当のVLANに転送されます。
チェックボックスのチェックを外すと、ネイティブVLAN設定が消去されます。この場合、受信したタグなしパケットは破棄されます。
EPSRポートおよびVCSのスタックポートにはVLANを作成、または編集できません。これらのポートは灰色で表示され、マウスポインターを置くと、マウスポインターが禁止アイコンに変化します。また、該当のポートが所属するVLAN名と合わせて、ポートの種別(EPSRポート、スタックポート)が表示されます。
EPSRポート、スタックポートに既に設定済みのVLANを編集する場合は、CLIから行ってください。
- 所属ポートの設定が完了したら、画面上部の「保存」ボタンをクリックします。
AMFデバイスに設定が反映され、VLANマップが表示されます。
VLANの削除
- メインメニューから「ネットワークマップ」を選択して、「ネットワークマップ」画面を表示します。
- コンテンツ欄上部のモードメニューから「VLAN」を選択し、「ネットワークマップ」画面の「VLAN」モードを表示します。
- VLANリストから、削除するVLANの行をクリックして、色付き表示します。
該当のVLAN名の右側に、「VLANを削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)と、「VLANを編集」ボタン(鉛筆アイコン)が表示されます。
複数のVLANを同時に削除することはできません。
- 「VLANを削除」ボタンをクリックします。
確認ダイアログが表示されます。
VLANの削除を行うと、該当のVLAN IDが設定されたすべてのAMFデバイスから削除されます。特定のAMFデバイスからのみVLAN IDを削除したい場合は、CLIから行ってください。
- 確認ダイアログにて、「削除」ボタンをクリックします。