[index] AWCプラグイン(AT-VST-APL版) リファレンスマニュアル 3.12.0
NoteMACアドレスリストに基づくMACアクセス制御は、通常ファームウェアのAT-TQ4600、AT-TQ1402/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm1402/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2でのみ有効です。SDN/OpenFlow対応版ファームウェアのAT-TQ4400/4600では未サポートとなります。
NoteMACアクセス制御を使用する場合は、「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧のうえ、VAPのMACアクセス制御を指定してください。MACアクセス制御は、無線クライアントが妥当かどうかを確認する機能であり、通信そのもののセキュリティーを向上する機能ではありません。別途、WPAパーソナルまたはWPAエンタープライズによる暗号化を行うことをお勧めします。
なお、MACアクセス制御とWPAエンタープライズを併用する場合、かつ、ダイナミックVLANを使用する場合は、WPAエンタープライズで参照するRADIUSサーバーの認証情報に所属VLANを指定するようにしてください。
Note1つのAP共通設定で複数のVAPに対してそれぞれ異なるMACアドレスリストを指定することはできません。異なるMACアドレス情報を参照する必要がある場合は、外部RADIUSサーバーによるMACアクセス制御を併用する必要があります。
Note認証サーバーの詳細な設定方法については、ご使用のサーバー製品のマニュアルをご参照ください。
項目名 | 説明 |
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User-Name Format 区切り文字 | RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の区切り文字を、「ハイフン」、「コロン」、「なし」から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。 |
User-Name Format 大文字/小文字 | RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の大文字、小文字を選択します。デフォルトは「小文字」です。 |
User-Password Format 形式 | RADIUSサーバーに問い合わせるパスワードの形式を「固定値」または「ユーザー名」から選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。 「固定値」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせるMACアドレスにかかわらず、「User-Password Format パスワード」にて設定した文字列をパスワードに使用します。 「ユーザー名」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせる際、ユーザー名と同じフォーマットのMACアドレスをパスワードとして使用します。 |
User-Password Format パスワード | 「User-Password Format 形式」を「固定値」に設定した場合に、RADIUSサーバーに送信する際のパスワードを設定します。 |
属性名 | 属性値 | 備考 |
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User-Name | ユーザー名 | MACアドレス。英数小文字、2桁ハイフン区切り(例:ab-cd-ef-12-34-56) |
User-Password | パスワード | ユーザー名と同じ(例:ab-cd-ef-12-34-56) |
項目名 | 説明 |
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RADIUSクライアントのIPアドレス | 無線APのIPアドレス (例)192.168.1.230 |
シークレット | 無線APがRADIUSサーバーを認証するためのパスワード (例)"himitsu" |
Note認証処理は無線APが行いますので、RADIUSサーバーに対して、認証を行うすべての無線APをRADIUSクライアントとして登録する必要があります。
項目名 | 説明 |
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Web認証との2ステップ認証 | Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
Note本項目は、設定タイプに「Dual[11ax] GEN2」「Tri[11ac Wave2]」「Tri[11ac Wave2] with External Antenna」を選択した場合に表示されます。 |
NoteAT-TQ4600以外の無線APでは、MACアクセス制御とダイナミックVLANの併用は未サポートです。
NoteWeb認証またはMACアクセス制御とWPAエンタープライズ認証を併用した場合は、「MACアクセス制御」→「WPAエンタープライズ認証」→「Web認証」の順で認証処理が行われます。