[index] AT-Vista Manager EX(AT-VST-APL版) ベースリファレンスマニュアル 3.12.1
管理対象のAMFマスター/コントローラーにAMF Plusマスター/コントローラーライセンスが適用されている場合は、AMF PlusのSTOAT(Standardized Topology Organizer and Transport)によるデバイスディスカバリー機能を設定することで、AMF Plusデバイスに接続された非AMF/AMF Plusデバイスを検出することができます。
検出されたデバイスは「資産管理」画面に表示されます。
「ネットワークマップ」では、AMF/AMF Plus接続やAWC・SNMPプラグインなど各種プラグインによる検出デバイスの情報と総合して、トポロジーマップに反映することができます。検出デバイスのサイドパネルには、AMF情報や各種プラグインによる情報と合わせて、AMF Plusデバイスディスカバリー情報として、STOATにより検出されたデバイス情報を表示します。
また、802.1X MACベース認証を対象としたデバイス検出をローカルRADIUSサーバーと組み合わせることにより、未確認の接続デバイスの通信を個別に許可/拒否する「インテリジェント・エッジ・セキュリティー」機能を利用できます。
NoteSTOATにおけるAMF Plusデバイスには、次の役割があります。STOATによるデバイスディスカバリーでAT-VST-APL、AT-VST-VRT、AT-NFV-APLを検出させる場合は、AT-VST-APL・AT-VST-VRTファームウェアバージョン3.9.1以降、AT-NFV-APLファームウェアバージョン1.9.1以降を使用してください。
Noteデバイス検出に利用する機能として無線LANコントローラー機能(Vista Manager mini)およびAT-TQ6702 GEN2-Rの無線AP機能を指定した場合、これらによって検出されたデバイスは、デバイス情報サイドパネルのAMF Plusデバイスディスカバリー情報欄には何も表示されません。
NoteSTOATによるデバイスディスカバリーの実施には、管理対象のAMFマスター/コントローラーにAMF Plusマスター/コントローラーライセンスが適用されている必要があります。
AMF Plusライセンスが失効した場合、STOATにより検出されたすべてのデバイスとリンクは、AVM EXから削除されます。
service stoat ! stoat collector enable stoat collector key ******** stoat destination (上階層のSTOATコレクターのIPアドレス) ※ルートSTOATコレクターには不要 key ********* !
service stoat ! stoat discovery dhcp-snooping stoat destination (上階層のSTOATコレクターのIPアドレス) key ********* ! interface vlanX ip dhcp snooping !
NoteDHCP Snoopingによるフィルタリングが不要、または、DHCPサーバーが接続されているポートにはip dhcp snooping trustコマンドを設定してください。
service stoat ! stoat discovery lldp stoat destination (上階層のSTOATコレクターのIPアドレス) key ********* ! interface port1.0.X lldp tlv-select all !
service stoat ! stoat discovery dot1x stoat destination (上階層のSTOATコレクターのIPアドレス) key ********* ! interface port1.0.X auth-mac enable !
service stoat ! stoat discovery wireless stoat destination (上階層のSTOATコレクターのIPアドレス) key ********* !
NoteAT-TQRシリーズでMACベース認証によるデバイス検出を行う場合は、さらに設定が必要となります。詳しくは、「インテリジェント・エッジ・セキュリティー」をご参照ください。
Note検出されるデバイスには、接続先のSTOATソースの検出方法に応じて、DHCPクライアントやLLDPの設定を有効にしてください。
Noteデバイスディスカバリー(STOAT)機能を使用している機器を交換する、または取り外す際、取り外した機器の設定を変更して別のデバイスとして再利用するときは、設定変更時に「unique-id」コマンドを実行してからAVM EXの管理下に加えてください。
交換前後のデバイスでは同じUUID(機器固有のID)が引き継がれるため、「unique-id」コマンドを実行せずに機器を再利用すると、UUIDの重複によりAVM EX上で同一デバイスとして認識されてしまうことがあります。
Note無線LANコントローラーによるデバイスディスカバリーを有効にした際、ネットワークマップにて、無線LANコントローラー管理下の無線APとその無線クライアント間のリンクを選択したときにサイドパネルに次の項目が表示されますが、これらはサポート対象外となります。
これらの項目は、AT-TQ6702 GEN2-Rとその無線クライアント間のリンクでのみサポートします。
- RSSI
- 受信レート
- 送信レート