クイックツアー / AWC-SCの設定 / アカウントの作成


作成した管理グループの管理を行うアカウントを作成します。
AVM EXとAWCプラグインで共通のアカウント情報を使用します。
ここでは、「3F Group」を管理するためのユーザーを作成します。

Note
管理者アカウントですべての機器を管理する場合には、個別のアカウントの作成は必要ありません。
  1. AVM EXのメインメニューから「ユーザー管理」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「新規ユーザー」画面が表示されます。

  3. ユーザー名、ユーザーID、メールアドレスを入力します。
    今回は、以下のように設定します。
    表 1:アカウント設定 1
    項目名 設定値 説明
    ユーザーID 3f_manager ログインに使用するユーザーIDを指定します。入力文字数に制限はなくいずれも半角の英字・数字・記号を使用できます。
    Note
    一度登録したユーザーIDは変更できません。
    Note
    一度登録したことのあるユーザーIDは、その後該当アカウントを削除しても、別のアカウントとして再度使用することはできません。
    アカウントの作成前に、作成ポリシーなどを慎重にご検討ください。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    ユーザー名 3f_manager フルネームなど、ユーザーの表示名を指定します。1~25文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)で入力します。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    メール 3f_manager@example.com ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用する、有効なメールアドレスを指定します。
    Note
    メールアドレスを登録したアカウントを削除した場合、別のアカウントのメールアドレスとして再度登録することはできません。

  4. パスワードを入力します。
    また、確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
    表 2:アカウント設定 2
    項目名 設定値 説明
    パスワード t0psecret! ユーザー「3F管理者」のパスワードを設定します。
    パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
    パスワード(確認) パスワードと同じ文字列を入力します。

  5. アカウントタイプを選択します。
    ここでは、一部の管理グループのみに限り設定を許可するため、「一般ユーザー」を選択します。
    表 3:アカウント設定 3
    項目名 設定値 説明
    アカウントタイプ 一般ユーザー アカウントの種類を表示します。
    • 管理者
      ユーザー設定やシステム設定を含む、AVM EXの全機能を使用できます。
    • 一般ユーザー
      別途権限を与えられたAVM EX管理グループ(AMFエリア、AWCプラグインの管理グループ、SNMPプラグインのサブネット)に対して、状態や設定の変更または確認のみができます。

  6. アカウントタイプを「一般ユーザー」に設定した場合、該当のユーザーに操作を許可する各種機能の権限を設定します。
    また、AWCプラグインを登録している場合は、AWCプラグインの管理グループに対するアクセス権限の設定を併せて行います。
    管理グループは、管理者アカウントにて事前に作成されたものが表示されます。ここでは、「管理グループの作成」の手順にて作成された「3F Group」が表示されています。
    サイトやグループの作成はAWCプラグインによる管理には影響しないため、今回は無視します。
    表 4:アカウント設定 4
    項目名 設定値 説明
    CLI権限 オフ アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AMFデバイスへのCLI接続の権限を指定します。デフォルトは「オフ」です。
    • オン
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対して、CLI接続できるようになります。
      Note
      CLI上の操作には、AVM EX上の権限制御は適用されません。
    • オフ
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対しても、CLI接続できなくなります。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのAMFエリアのAMFデバイスに対してCLI接続できます。
    AWC 管理グループ 3F Group:チェックあり AWCプラグインが登録されている場合、アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントの利用者に対し管理を許可する管理グループのチェックボックスにチェックを付けます。
    • チェックあり:
      選択した管理グループに対して、次の操作ができるようになります。
      • 管理グループの設定(AWC管理グループ名、ネットワーク名、AMFエリア名)の閲覧
      • 所属する管理下APの閲覧、追加、編集、削除
      • 所属するフロアマップの閲覧、作成、編集、削除
      • 各種共通設定の作成、編集、削除
    • チェックなし:
      このアカウントによるログインセッションでは、該当の管理グループに所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APは表示されません。
      なお、管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面には、管理の許可の有無にかかわらず、AWCプラグインに登録されたすべての管理グループ名が表示されます。

    管理グループは、事前にアカウントタイプが「管理者」のアカウントで作成しておく必要があります。
    Note
    アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントに対し、所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APの閲覧のみを許可することはできません。
    Note
    アカウントタイプが「管理者」の場合、本項目は表示されません。すべての管理グループの編集や所属するフロアマップ、無線AP、各種共通設定の管理を行えます。
    機能別権限 読み取り専用 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AVM EXの一部の機能について、権限を指定します。
    • 読み取り専用
      該当機能の結果の閲覧のみ可能です。
    • 読み取り/書き込み
      該当機能の閲覧、設定変更、削除が可能です。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。「読み取り/書き込み」と同等の権限を持ちます。
    サイトとグループ 選択なし サイトとグループに対して、個別に管理グループ権限を設定できます。デフォルトでは個別の設定はありません。
    グループには、自動的に登録されたAMFネットワークの各AMFエリアが含まれ、これらのグループ名の横には「ネットワーク」のバッジが表示されます。
    各種管理グループはタイプに関わりなく文字コード順に表示されます。
    アカウントには、各サイト、グループに対する次のいずれかの権限を付与できます。
    • 読み取り/書き込み
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧または設定を変更できます。
      設定には、デバイスのAMFバックアップの実施、AMFデバイスへのCLI接続、デバイスやイベントのメモの編集、AMFマスター上のバックアップ設定の変更などが含まれます。
    • 読み取り専用
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧のみできます。
      管理グループおよびデバイスのトポロジーマップ、デバイス情報、デバイスやイベントのメモ、Abnormal(軽微なイベント)またはNormal(正常)のイベントのログを閲覧できます。
    いずれの権限にもチェックがない場合は、管理グループの情報は表示されません。
    Note
    管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面にはいずれの権限もないサイトやグループ名は表示されません。
    デバイスが複数のサイトやグループに所属する場合、その中でより強い権限の設定に従います。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのサイトおよびグループに対して設定の確認および変更が可能です。

  7. AWCプラグインの各種管理項目にて、情報を更新する間隔を設定します。
    表 5:アカウント設定 5
    項目名 設定値 説明
    更新間隔 (デフォルト) AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインの以下の管理項目にて画面の更新を自動で行う間隔(単位:秒)を指定します。
    • 管理下AP(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線ステータス)(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線クライアント)(デフォルト:5(秒))
    • フロアマップ詳細(スマートコネクト)(デフォルト:5(秒))

  8. AP共通設定を作成する際に初期値として選択される国コードを指定します。
    表 6:アカウント設定 6
    項目名 設定値 説明
    国コード JP - 日本 AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインでAP共通設定を作成する際に選択される国コード(無線周波数帯の規制区域)の初期設定を指定します。デフォルトは「なし」です。

  9. Web管理画面の言語とセッションタイムアウトを設定します。
    表 7:アカウント設定 7
    項目名 設定値 説明
    言語 日本語 Web管理画面の表示言語を設定します。
    自動検出(デフォルト)、英語、日本語から選択できます。「自動検出」に設定すると、Webブラウザーの表示言語設定に従って自動的に決定されます。
    タイムアウト 10分 セッションタイムアウトを指定します。
    無操作状態でタイムアウトに設定した時間が経過した場合に、自動的にログインセッションを終了し、ログイン画面に戻ります。
    タイムアウトは5分、10分、20分、30分、1時間、制限なしから選択でき、制限なしに設定した場合は無操作状態が続いても自動的にログアウトしません。
    デフォルトは5分です。

  10. AVM EXのイベント/Syslogルールのメール通知、ネットワークトポロジーレイアウトを設定します。
    このアカウントはAWCプラグインでの管理用に使用するため、これらの機能を使用しません。
    表 8:アカウント設定 9
    項目名 設定値 説明
    イベント/Syslogルール メール通知を受信 無効 イベントルール、Syslogルールにてメール通知を行うよう設定されている際、該当のアカウントへのメール受信を行うか否かを指定します。
    ネットワークトポロジーレイアウト -(空欄) 初回ログイン時にネットワークマップに適用する、またはそれ以降に適用を許可するレイアウトを選択します。

  11. 「保存」ボタンをクリックします。
    作成したユーザー「3F管理者」が一覧に追加されます。