概要 / AWCプラグインについて




AWCプラグインでは、AMFネットワーク配下のゲストノードとして登録された無線アクセスポイント、または、同一のネットワーク配下の無線アクセスポイント(AP)を一括設定したり、視覚的に管理したりすることができます。
また、AWC(Autonomous Wave Control)機能により、複数の無線APのチャンネルや電波の送信出力を、周囲の環境変化に応じて自律的に調整できます。
AWCプラグインを使用することにより以下のことが行えます。
また、無線チャンネルブランケットライセンスを適用している場合は、ブランケット型無線ネットワーク「AWC-CB(AWC-Channel Blanket)」とセル型無線ネットワークを融合させたハイブリッド・ワイヤレスシステムを利用できます。
AWC-CBの詳細については、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「概要」をご覧ください。
AMFネットワーク内の無線APを管理する場合は、本ソフトウェアを使用する前に、お使いの環境でAMFネットワークが正しく構築されているかを確認してください。
AMFネットワーク機能については、お使いのスイッチのコマンドリファレンスをご覧ください。
Note
一部機能を除いて、AMFコントローラー/マスターが存在しないネットワークでもAWCプラグインをお使いいただくことができます。ただし、AWCプラグインをお使いの際には、AWCプラグインと合わせてAVM EX本体もインストールし、ライセンス認証が正常に行われている必要があります。AWCプラグイン単独でインストール、使用することはできません。

無線クライアントの接続履歴管理とクライアントパケット解析

AWCプラグインでは、管理している無線APに接続中、もしくは過去接続していた無線クライアントの接続・切断などの都度、ログを記録して、詳細なクライアントの挙動を監視し、接続履歴を保存することができます。

■ 設定方法
「画面リファレンス」/「システム設定」画面の履歴データ保存期間設定にて「無線クライアント」を「設定する」にすることで本機能が有効になります。
Note
本機能を有効にする場合は、AVM EXを含め、AWCプラグイン以外のデバイス管理機能は使用できません。
また、「画面リファレンス」/「システム設定」画面の「ネットワークマップ設定」の「無線機器トポロジー更新間隔」を「設定しない」に設定することをおすすめします。

AVM EXやSNMPプラグインなどを併用したい場合は、「無線クライアント」を設定しないでください。
また、「クライアントパケットの解析」を有効に設定することで、接続クライアントの通信を解析し、無線クライアントのホスト名や使用OSなどの情報を取得できます。
管理下のAMFネットワークを未設定にし、かつ、AWCプラグインを除く各種プラグインを登録しないで運用する必要があります。
クライアントパケットの解析を有効に使用するには、次の条件があります。
サポートする無線AP機種については、「各種操作」/「無線管理」/「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
Note
本機能を有効にすると、無線クライアントを接続した時にネットワーク接続についてのログが表示されるようになります。ログの詳細については、「画面リファレンス」/「無線モニター」/「ログ管理」をご覧ください。

対象無線AP

AWCプラグインで管理可能な無線APの具体的な機種は次の通りです。
Note
以下に記載するソフトウェアバージョンは、AWCプラグインのものを指します。
Note
AWCプラグインで無線APを管理する場合は、原則として無線APの初期化を行ってから管理するようにしてください。管理前に設定可能な項目については「各種操作」/「その他の設定」/「無線APのWeb設定画面からの変更」をご参照ください。

管理可能数

本バージョンのAWCプラグインで管理可能な無線APの数は以下の通りです。
Note
管理台数が多い程、各ページの表示に時間がかかる可能性があります。

アカウントの種類

AWCプラグインのアカウント情報は、AVM EXと共通したデータベースを使用します。
表 2:アカウントの種類
種類 概要
管理者アカウント すべてのワイヤレス管理機能を使用できます。
一般ユーザーアカウント ワイヤレス管理機能のうち、下記の設定または閲覧は行えません。
  • 管理グループの作成
  • AWC計算結果適用のログ
  • システムの初期化、バージョン情報の確認
一般ユーザーには、管理グループごとに、設定、閲覧の権限を割り当てることができます。
詳細は「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」に掲載の「ユーザー管理」をご覧ください。