AWCプラグイン(AT-VST-APL版) リファレンスマニュアル 3.14.0

本マニュアルでは、AT-VST-APL上で動作するAT-Vista Manager EXアプリケーションのプラグインの1つであり、無線アクセスポイントの一括管理を行うワイヤレスコントローラーアプリケーション「AWCプラグイン」の設定画面について詳細に解説しています。本製品を活用するための参考資料としてご利用ください。

また、本製品の管理対象となる機器のマニュアル類も、弊社ホームページに掲載に掲載しておりますので、あわせてご覧ください。

はじめに

対象機種とバージョン

本マニュアルは、以下の製品のソフトウェアバージョン「3.14.0」を対象に記述されています。ただし、執筆時には開発中のバージョンを用いたため、画面表示などが実際の製品とは異なる場合があります。また、旧バージョンから機能的な変更がない場合は、画面表示などに旧バージョンのものを使っている場合があります。あらかじめご了承ください。
製品のご使用に当たっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、機種やバージョンごとの注意事項や最新情報が記載されています。

サポート機能と制限事項

原則として、本マニュアルに記載されていない機能はサポート対象外です。また、本マニュアルに記載されている機能でも、サポート対象外となることがあります。各バージョンにおける新規機能や機能の変更点、制限事項については、弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類でご確認ください。

マニュアルの提供形態

本マニュアルは HTML(Hyper Text Markup Language)形式のオンラインマニュアルです。製品には同梱されておりません。弊社Webサイトにて最新バージョンを見ることができます。印刷物としては提供しておりませんので、印刷物が必要な場合はHTMLファイルをプリンターで出力してご使用ください。

本マニュアルをご覧になるには、Microsoft Edge/Google ChromeなどのWebブラウザーが必要です。HTMLフレームを使用しているためフレーム対応のブラウザーが必要ですが、JavaScript、ActiveScriptなどのスクリプト言語、Javaアプレットなどは使用しておりませんので、これらの機能はオフでもかまいません(製品本体の設定画面は、JavaScriptを使用します)。

本マニュアルは、ハイパーリンク機能を利用して、ある機能から関連する別の機能へジャンプしたり、設定例のページから設定画面のリファレンスへジャンプしたりできるように作成してあります。

マニュアルの構成

本マニュアルの構成について説明します。

構成

本マニュアルは、インストール、基本機能、対応の各種プラグインのリファレンスに分けられており、本書ではAWCプラグイン機能のみを説明しています。
画面上部のフレームに表示されている項目が各章へのリンクです。章のリンクをクリックすると、画面左側のフレームに、対応する各ページの目次が表示されます。目次のリンクをクリックすると、画面右側のフレームに設定画面などの解説が表示されます。

章構成は次のとおりです。
無線LANコントローラー「AWCプラグイン」の機能の各設定画面をそれぞれひとつのページで詳細に説明しています。大きく次の5つの章にわかれています。
クイックツアー 簡単な機器構成を例に、AWCプラグインにて最初に行う設定を手順ごとに説明します。
AP別サポート項目一覧 無線APごとに、AWCプラグインにて設定可能な項目を比較します。
ウィンドウ構成 AWCプラグインの大まかな画面構成を説明します。
各種操作 AWCプラグインで行う無線AP管理機能を、設定の優先度の高いものから、AWC設定やAWC-CB(AWC-Channel Blanket)、AWC-SC(AWC-Smart Connect)などのより高度な設定まで解説します。
画面リファレンス Web管理画面のメニューから表示される各ページの項目を説明します。

表記について

本マニュアルにおける各種表記について説明します。

本製品

AT-Vista Manager EX、AT-VST-APL、および、AT-Vista Manager EXと組み合わせて運用する各種プラグインを含めて「本製品」と総称します。
製品ごとに説明が異なる場合は、各システム、プラグイン名を明記します。

AVM EX

本マニュアルでは、簡便のためにAT-Vista Manager EXのプラグインを除く基本機能を「AVM EX」と表記することがあります。

AMF

本マニュアルでは、「AMFネットワーク」「AMFマスター/コントローラー」など「AMF」と表記する場合、特記のない限りAMF Plus、および、旧来のAMFの両方を指します。

アクセスポイント

本マニュアルでは、管理対象の無線LANアクセスポイントを単に「無線AP」と総称します。
製品ごとに説明が異なる場合は、製品名を明記します。

他の構成ドキュメント

本マニュアルは、基本機能、対応の各種プラグインのリファレンスに分けられています。
本文中では、それぞれ「AVM EX編」、「AWCプラグイン編」、「SNMPプラグイン編」のように簡略表記することがあります。

設定例では、IPアドレス、ドメイン名、ログイン名、パスワードなどに具体的な文字列や値を使用していますが、これらは例として挙げただけの架空の存在です。実際に運用を行う場合は、お客様の環境におけるものをご使用ください。

また、本書の設定例はあくまでも説明のためのサンプルです。お客様の環境に適した設定を行う際の参考としてください。

最新情報

製品の出荷後は、弊社Webサイトでマニュアルなどの正誤情報や改版されたマニュアル、アップデートされたソフトウェアなどの最新の情報を公開しています。

ご注意

(C) 2010-2025 アライドテレシスホールディングス株式会社

商標について

マニュアルバージョン

概要 / AWCプラグインについて



AWCプラグインでは、AMFネットワーク配下のゲストノードとして登録された無線アクセスポイント、または、同一のネットワーク配下の無線アクセスポイント(AP)を一括設定したり、視覚的に管理したりすることができます。
また、AWC(Autonomous Wave Control)機能により、複数の無線APのチャンネルや電波の送信出力を、周囲の環境変化に応じて自律的に調整できます。
AWCプラグインを使用することにより以下のことが行えます。
また、無線チャンネルブランケットライセンスを適用している場合は、ブランケット型無線ネットワーク「AWC-CB(AWC-Channel Blanket)」とセル型無線ネットワークを融合させたハイブリッド・ワイヤレスシステムを利用できます。
AWC-CBの詳細については、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「概要」をご覧ください。
AMFネットワーク内の無線APを管理する場合は、本ソフトウェアを使用する前に、お使いの環境でAMFネットワークが正しく構築されているかを確認してください。
AMFネットワーク機能については、お使いのスイッチのコマンドリファレンスをご覧ください。
Note
一部機能を除いて、AMFコントローラー/マスターが存在しないネットワークでもAWCプラグインをお使いいただくことができます。ただし、AWCプラグインをお使いの際には、AWCプラグインと合わせてAVM EX本体もインストールし、ライセンス認証が正常に行われている必要があります。AWCプラグイン単独でインストール、使用することはできません。

無線クライアントの接続履歴管理とクライアントパケット解析

AWCプラグインでは、管理している無線APに接続中、もしくは過去接続していた無線クライアントの接続・切断などの都度、ログを記録して、詳細なクライアントの挙動を監視し、接続履歴を保存することができます。

■ 設定方法
「画面リファレンス」/「システム設定」画面の履歴データ保存期間設定にて「無線クライアント」を「設定する」にすることで本機能が有効になります。
Note
本機能を有効にする場合は、AVM EXを含め、AWCプラグイン以外のデバイス管理機能は使用できません。
また、「画面リファレンス」/「システム設定」画面の「ネットワークマップ設定」の「無線機器トポロジー更新間隔」を「設定しない」に設定することをおすすめします。

AVM EXやSNMPプラグインなどを併用したい場合は、「無線クライアント」を設定しないでください。
また、「クライアントパケットの解析」を有効に設定することで、接続クライアントの通信を解析し、無線クライアントのホスト名や使用OSなどの情報を取得できます。
管理下のAMFネットワークを未設定にし、かつ、AWCプラグインを除く各種プラグインを登録しないで運用する必要があります。
クライアントパケットの解析を有効に使用するには、次の条件があります。
サポートする無線AP機種については、「各種操作」/「無線管理」/「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
Note
本機能を有効にすると、無線クライアントを接続した時にネットワーク接続についてのログが表示されるようになります。ログの詳細については、「画面リファレンス」/「無線モニター」/「ログ管理」をご覧ください。

対象無線AP

AWCプラグインで管理可能な無線APの具体的な機種は次の通りです。
Note
以下に記載するソフトウェアバージョンは、AWCプラグインのものを指します。
Note
AWCプラグインで無線APを管理する場合は、原則として無線APの初期化を行ってから管理するようにしてください。管理前に設定可能な項目については「各種操作」/「その他の設定」/「無線APのWeb設定画面からの変更」をご参照ください。

管理可能数

本バージョンのAWCプラグインで管理可能な無線APの数は以下の通りです。
Note
管理台数が多い程、各ページの表示に時間がかかる可能性があります。

アカウントの種類

AWCプラグインのアカウント情報は、AVM EXと共通したデータベースを使用します。
表 2:アカウントの種類
種類 概要
管理者アカウント すべてのワイヤレス管理機能を使用できます。
一般ユーザーアカウント ワイヤレス管理機能のうち、下記の設定または閲覧は行えません。
  • 管理グループの作成
  • AWC計算結果適用のログ
  • システムの初期化、バージョン情報の確認
一般ユーザーには、管理グループごとに、設定、閲覧の権限を割り当てることができます。
詳細は「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」に掲載の「ユーザー管理」をご覧ください。

概要 / 管理画面へのアクセス



閲覧環境

AWCプラグインに対する設定は、WebブラウザーからAVM EXのGUI(Graphical User Interface)にアクセスして行います。
AVM EXは、下記のWebブラウザーでご使用ください。
Note
リリース済みの最新のバージョンのみサポートします。
Note
閲覧環境のコンピューターとAT-Vista Manager EXサーバーの時計は同じ時刻に設定してください。異なる時刻を設定すると、無線クライアントの接続時間が正しく表示されないことがあります。
AT-VST-APLを使用している場合は、AWCプラグインの起動と停止はAT-VST-APLの管理画面にて行います。
詳しくは、「AT-VST-APL リファレンスマニュアル」をご覧ください。

サーバーの起動と停止

AWCプラグインサーバーの起動・停止の方法の変更方法について説明します。

サーバーの起動

  1. AT-VST-APLの設定画面にログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller」をクリックします。
  3. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の右端にある「起動」ボタンをクリックします。
  4. 「状態」項目が「実行中」になり、「起動」ボタンが「停止」ボタンに変わります。

サーバーの停止

  1. AT-VST-APLの設定画面にログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller」をクリックします。
  3. Wireless Controllerの管理画面が表示されますので、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の右端にある「停止」ボタンをクリックします。
  4. 「状態」項目が「停止中」になります。「状態」項目が「停止済み」になるまで、しばらく待ちます。

ログインとログアウト

AWCプラグインはAVM EXの「プラグイン管理」画面にて登録し、機能を連携して使用します。
AVM EXへのログイン方法については、「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」に掲載の「管理画面へのアクセス」をご覧ください。
AVM EXにAWCプラグインを登録すると、AVM EXのメインメニューにAWCプラグインメニューが表示されます。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / 概要

ここでは、無線APの登録からフロアマップへの配置、AWC(Autonomous Wave Control)機能のスケジュール設定までの、セル型無線ネットワークの構築の流れを、具体的な設定手順とともに記します。
簡便のため、次の構成を例にします。

表 1:構成例
機器名 ノード名 説明
AMFマスター AT-VAA AMF Cloudをインストール
AlliedWare Plus レイヤー3スイッチ   IPアドレス: 192.168.1.1
DHCP・NTPサーバーとして動作
PoE+対応AlliedWare Plusスイッチ   PoE+給電用
無線AP接続ポートにはネイティブVLANとしてVLAN 1を設定、VLAN 100の通信を許可
AT-TQ6602 TQ6602-6F-1 IPアドレス: 192.168.1.100
MACアドレス: 00:00:5E:00:53:00
AMFネットワークには不参加
AT-TQ6602 TQ6602-6F-2 IPアドレス: 192.168.1.200(DHCPサーバーから静的割り当て)
MACアドレス: 00:00:5E:00:53:20
AMFゲストノードとしてAMFネットワークに参加済み
AT-TQ6602 TQ6602-6F-3 IPアドレス: 192.168.1.201(DHCPサーバーから動的割り当て)
MACアドレス: 00:00:5E:00:53:40
AMFゲストノードとしてAMFネットワークに参加済み
Wireless Controllerアプリケーションコンテナー   AWCプラグイン
以下の項目については、事前に設定が済んでいるものとします。
また、フロアマップのマップ画像として、事前に次の画像を用意したものとします。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / 管理グループの作成

はじめに、管理グループを作成します。
管理グループは、ユーザーが管理・設定を行える機器のグループです。
複数のアカウントを作成した場合、アカウントの利用者ごとに閲覧可能な管理グループを選択することができます。
例えば、ビル全体を収容するAMFネットワークを作成し、階ごとにフロア管理者を指名しているような場合には、フロア管理者ごとに管理グループを作成することで、担当の階への機器の追加、管理、削除などを自由に行え、また、他の階に設置された機器の情報は閲覧できないように設定し、複数のテナントに対応することができます。
ここでは、「6Fネットワーク」に所属する無線APを管理するための管理グループを作成します。

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「管理グループ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 管理グループ名を入力します。
    今回は、「6F Group」と入力します。

  4. 管理の対象とするAMFネットワーク名を選択することができます。
    AMFネットワーク、AMFエリアを選択することで、後述の無線APの登録の際に、AMFゲストノードを容易に検出することができるようになります。
    今回は、「AMF001」を選択します。

  5. AMFネットワークを選択すると、AMFネットワーク配下のAMFエリアが「エリア名」に表示されます。
    管理の対象とするAMFエリアを選択します。管理グループに所属させるAMFエリアは、複数選択できます。
    今回は、「area1」を選択します。

  6. 「追加」ボタンをクリックします。
    作成した管理グループ「6F Group」が一覧に追加されます。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / アカウントの作成

作成した管理グループの管理を行うアカウントを作成します。
AVM EXとAWCプラグインで共通のアカウント情報を使用します。
ここでは、「6Fネットワーク」を管理するためのユーザーを作成します。

Note
管理者アカウントですべての機器を管理する場合には、個別のアカウントの作成は必要ありません。
  1. AVM EXのメインメニューから「ユーザー管理」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「新規ユーザー」画面が表示されます。

  3. ユーザー名、ユーザーID、メールアドレスを入力します。
    今回は、以下のように設定します。
    表 1:アカウント設定 1
    項目名 設定値 説明
    ユーザーID 6f_manager ログインに使用するユーザーIDを指定します。入力文字数に制限はなくいずれも半角の英字・数字・記号を使用できます。
    Note
    一度登録したユーザーIDは変更できません。
    Note
    一度登録したことのあるユーザーIDは、その後該当アカウントを削除しても、別のアカウントとして再度使用することはできません。
    アカウントの作成前に、作成ポリシーなどを慎重にご検討ください。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    ユーザー名 6f_manager フルネームなど、ユーザーの表示名を指定します。1~25文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)で入力します。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    メール 6f_manager@example.com ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用する、有効なメールアドレスを指定します。
    Note
    メールアドレスを登録したアカウントを削除した場合、別のアカウントのメールアドレスとして再度登録することはできません。

  4. パスワードを入力します。
    また、確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
    表 2:アカウント設定 2
    項目名 設定値 説明
    パスワード t0psecret! ユーザー「6F管理者」のパスワードを設定します。
    パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
    パスワード(確認) パスワードと同じ文字列を入力します。

  5. アカウントタイプを選択します。
    ここでは、一部の管理グループのみに限り設定を許可するため、「一般ユーザー」を選択します。
    表 3:アカウント設定 3
    項目名 設定値 説明
    アカウントタイプ 一般ユーザー アカウントの種類を表示します。
    • 管理者
      ユーザー設定やシステム設定を含む、AVM EXの全機能を使用できます。
    • 一般ユーザー
      別途権限を与えられたAVM EX管理グループ(AMFエリア、AWCプラグインの管理グループ、SNMPプラグインのサブネット)に対して、状態や設定の変更または確認のみができます。

  6. アカウントタイプを「一般ユーザー」に設定した場合、該当のユーザーに操作を許可する各種機能の権限を設定します。
    また、AWCプラグインを登録している場合は、AWCプラグインの管理グループに対するアクセス権限の設定を併せて行います。
    管理グループは、管理者アカウントにて事前に作成されたものが表示されます。ここでは、「管理グループの作成」の手順にて作成された「6F Group」が表示されています。
    サイトやグループの作成はAWCプラグインによる管理には影響しないため、今回は無視します。
    表 4:アカウント設定 4
    項目名 設定値 説明
    CLI権限 オフ アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AMFデバイスへのCLI接続の権限を指定します。デフォルトは「オフ」です。
    • オン
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対して、CLI接続できるようになります。
      Note
      CLI上の操作には、AVM EX上の権限制御は適用されません。
    • オフ
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対しても、CLI接続できなくなります。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのAMFエリアのAMFデバイスに対してCLI接続できます。
    AWC 管理グループ 6F Group:チェックあり AWCプラグインが登録されている場合、アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントの利用者に対し管理を許可する管理グループのチェックボックスにチェックを付けます。
    • チェックあり:
      選択した管理グループに対して、次の操作ができるようになります。
      • 管理グループの設定(管理グループ名)の閲覧
      • 所属する管理下APの閲覧、追加、編集、削除
      • 所属するフロアマップの閲覧、作成、編集、削除
      • 各種共通設定の作成、編集、削除
    • チェックなし:
      このアカウントによるログインセッションでは、該当の管理グループに所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APは表示されません。
      なお、管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面には、管理の許可の有無にかかわらず、AWCプラグインに登録されたすべての管理グループ名が表示されます。

    管理グループは、事前にアカウントタイプが「管理者」のアカウントで作成しておく必要があります。
    Note
    アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントに対し、所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APの閲覧のみを許可することはできません。
    Note
    アカウントタイプが「管理者」の場合、本項目は表示されません。すべての管理グループの編集や所属するフロアマップ、無線AP、各種共通設定の管理を行えます。
    機能別権限 読み取り専用 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AVM EXの一部の機能について、権限を指定します。
    • 読み取り専用
      該当機能の結果の閲覧のみ可能です。
    • 読み取り/書き込み
      該当機能の閲覧、設定変更、削除が可能です。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。「読み取り/書き込み」と同等の権限を持ちます。
    サイトとグループ 選択なし サイトとグループに対して、個別に管理グループ権限を設定できます。デフォルトでは個別の設定はありません。
    グループには、自動的に登録されたAMFネットワークの各AMFエリアが含まれ、これらのグループ名の横には「ネットワーク」のバッジが表示されます。
    各種管理グループはタイプに関わりなく文字コード順に表示されます。
    アカウントには、各サイト、グループに対する次のいずれかの権限を付与できます。
    • 読み取り/書き込み
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧または設定を変更できます。
      設定には、デバイスのAMFバックアップの実施、AMFデバイスへのCLI接続、デバイスやイベントのメモの編集、AMFマスター上のバックアップ設定の変更などが含まれます。
    • 読み取り専用
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧のみできます。
      管理グループおよびデバイスのトポロジーマップ、デバイス情報、デバイスやイベントのメモ、Abnormal(軽微なイベント)またはNormal(正常)のイベントのログを閲覧できます。
    いずれの権限にもチェックがない場合は、管理グループの情報は表示されません。
    Note
    管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面にはいずれの権限もないサイトやグループ名は表示されません。
    デバイスが複数のサイトやグループに所属する場合、その中でより強い権限の設定に従います。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのサイトおよびグループに対して設定の確認および変更が可能です。

  7. AWCプラグインの各種管理項目にて、情報を更新する間隔を設定します。
    表 5:アカウント設定 5
    項目名 設定値 説明
    更新間隔 (デフォルト) AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインの以下の管理項目にて画面の更新を自動で行う間隔(単位:秒)を指定します。
    • 管理下AP(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線ステータス)(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線クライアント)(デフォルト:5(秒))
    • フロアマップ詳細(スマートコネクト)(デフォルト:5(秒))

  8. AP共通設定を作成する際に初期値として選択される国コードを指定します。
    表 6:アカウント設定 6
    項目名 設定値 説明
    国コード JP - 日本 AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインでAP共通設定を作成する際に選択される国コード(無線周波数帯の規制区域)の初期設定を指定します。デフォルトは「なし」です。

  9. Web管理画面の言語とセッションタイムアウトを設定します。
    表 7:アカウント設定 7
    項目名 設定値 説明
    言語 日本語 Web管理画面の表示言語を設定します。
    自動検出(デフォルト)、英語、日本語から選択できます。「自動検出」に設定すると、Webブラウザーの表示言語設定に従って自動的に決定されます。
    タイムアウト 10分 セッションタイムアウトを指定します。
    無操作状態でタイムアウトに設定した時間が経過した場合に、自動的にログインセッションを終了し、ログイン画面に戻ります。
    タイムアウトは5分、10分、20分、30分、1時間、制限なしから選択でき、制限なしに設定した場合は無操作状態が続いても自動的にログアウトしません。
    デフォルトは5分です。

  10. AVM EXのイベント/Syslogルールのメール通知、ネットワークトポロジーレイアウトを設定します。
    今回は、このアカウントをAWCプラグインでの管理用に使用するため、これらの機能を使用しません。
    表 8:アカウント設定 8
    項目名 設定値 説明
    イベント/Syslogルール メール通知を受信 無効 イベントルール、Syslogルールにてメール通知を行うよう設定されている際、該当のアカウントへのメール受信を行うか否かを指定します。
    ネットワークトポロジーレイアウト -(空欄) 初回ログイン時にネットワークマップに適用する、またはそれ以降に適用を許可するレイアウトを選択します。

  11. 「保存」ボタンをクリックします。
    作成したユーザー「6F管理者」が一覧に追加されます。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / AP共通設定の作成



AP共通設定を作成します。
AP共通設定は、無線APの動作を決定する初期設定です。無線APの設置場所や運用などに合わせてAP共通設定を作成し、それを無線APに適用することにより無線APの設定管理の手間を省くことができます。
無線APのシリーズ、サポート機能によって、それぞれ異なるAP共通設定を用意します。管理する無線APのうち、該当する機種が1台しかない場合でも、AP共通設定を作成する必要があります。
今回は、複数のAT-TQ6602にAP共通設定を1つだけ作成、適用します。

AT-TQ6602のAP共通設定

まず、AT-TQ6602で使用するAP共通設定を作成します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」をクリックします。
    「設定機能/AP共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  3. 「カントリーコード」を「JP - Japan」に設定します。
    現在ログインしているユーザーアカウントの「国コード」が「JP - 日本」に設定されている場合は、本ダイアログのカントリーコードがデフォルトで「JP - Japan」となります。
  4. 「シリーズ」を「TQ Series」に設定します。
  5. 「モデル」を選択します。
    AP共通設定は、無線APのサポート機能によって分かれています。
    ここでは、AP共通設定の対象とするモデルとして「AT-TQ6602」を選択します。

  6. 「OK」ボタンをクリックします。
    「AP共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、AP共通設定の概要を設定します。

  8. 「AP本体」にて、無線APの動作機能を設定します。
    AP共通設定のモデルが「AT-TQ7403」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」の場合、AP共通設定を適用する無線APのログインユーザー名とパスワードを一括して設定することができます。
    AWCプラグインの管理下にあっても、従来通りに無線APのWeb設定画面にアクセスすることは可能です。
    初期アカウントを使用していると、悪意のある無線クライアントが無線APのWeb設定画面に侵入し、設定を変更できてしまいますので、使用前に必ず無線APの管理用アカウントのユーザー名、パスワードを変更します。
    Note
    事前に無線APのWeb設定画面から管理用アカウントの設定を変更したうえでAWCプラグインの管理下に登録することもできます。
    Note
    管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
    Note
    AMFノードにて無線APのゲストクラスにユーザー名とパスワードを指定している場合は、無線APをゲストノードとして認識させるため、事前に、無線AP個別のWeb設定画面でユーザー名とパスワードをゲストクラスに指定したものと同じに設定してください。
    また、ゲストノードとして認識された無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AMFノードのゲストクラスに設定、および、無線AP個別のWeb設定画面で設定したユーザー名、パスワードを指定してください。
    無線APごとに異なるユーザー名、パスワードを設定する場合は、AMFノードにてゲストクラスを複数作成します。
    今回は、AP共通設定で管理用アカウントを一括して変更したうえで、あとで改めて、個別設定により無線APごとに異なる管理用アカウントを設定することにします。
    これにより、無線APを追加した段階でのカジュアルハッキング(初期アカウントなどを使用した、軽い気持ちでの不正アクセス)を防ぎつつ、さらに個別に異なるパスワードを使用して無線APのWeb設定画面のセキュリティーを高めることができます。一方で、多数の無線APを使用する場合はパスワード管理が煩雑になるため、お使いの規模に適した管理方法を別途ご検討ください。
    まず、ユーザー設定を「有効」にします。
    追加表示された「ログインユーザー名」と、「ログインパスワード」を入力し、「ログインパスワード(確認)」に「ログインパスワード」と同じ文字列をもう一度入力します。
    また、「個別APユーザー設定」にて「無効」のチェックを入れると、個別設定にてログインユーザー名とログインパスワードを変更することを禁止できますが、今回はチェックを入れず、個別設定できるままにします。
  9. 「タイムゾーン」にて、APに設定するタイムゾーンを選択します。
    今回は時刻表示をJST(日本標準時)に設定するため、ドロップダウンリストから「(UTC+0900) Asia/Tokyo」を選択します。
    ドロップダウンリスト上部の検索フィールドに、「0900」「japan」など、上記のタイムゾーンの文字列の一部を入力して、ドロップダウンリストの表示候補を絞り込むこともできます。
    また、いずれかのタイムゾーンを選択すると、追加で「夏時間」の項目が表示されます。今回はデフォルトの「無効」のままにします。
  10. 「NTPクライアント」にて、NTPクライアント機能の有効、無効を選択します。
    後述のAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用するためには、NTPクライアント機能が有効に設定されている必要があります。
    今回は、追ってAWC機能を有効に設定する際に必要となるため、「NTPクライアント」を「有効」に設定します。
    追加で「NTPサーバー IPアドレス/ホスト名」が表示されますので、今回NTPサーバーとして動作させるPoE+スイッチのIPアドレス「192.168.1.1」を入力します。
    また、今回はNTP同期間隔はデフォルトの「10」(分)のままにします。
  11. 「Syslogクライアント」にて、Syslogクライアント機能の有効、無効を選択します。
    無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信する場合は、この項目を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。
  12. 「SNMPエージェント」にて、SNMPエージェント機能の有効、無効を選択します。
    SNMPマネージャーによる遠隔監視、設定を行う場合には、SNMPエージェント機能を有効に設定します。
    今回は、SNMPプラグインによる遠隔監視を行うため、「SNMPエージェント」を「有効」に設定します。
    追加で以下の項目が表示されます。今回は、以下のように設定します。
    表 1:AT-TQ6602 SNMPエージェント設定
    項目名 設定値 説明
    バージョン v1/v2c SNMPのバージョンを選択できます。
    読み取り専用のコミュニティー名 public 読み取り専用のSNMPコミュニティー名を1~256文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . / : ; = ? @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)で入力します。
    ポート番号 161 SNMPエージェントのリスニングポート番号を入力します。
    SNMPリクエストの送信元を制限 無効 SNMPエージェントに対しSNMPリクエストを送信可能なSNMPマネージャーを制限するか否かの設定を行います。
    トラップのコミュニティー名 public SNMP通知メッセージ(トラップ)の通知先コミュニティー名を1~256文字の半角英数記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . / : ; = ? @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)で入力します。
    生成トラップ Cold Start
    Link Up/Down
    Authentication
    生成するSNMP通知メッセージを選択します。
    トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名 192.168.1.249 トラップホストのホスト名(FQDN)またはIPアドレスを指定します。
    ホストは、3つまで登録できます。

  13. 「+詳細設定」をクリックすると、「MACアドレスリスト」、「LED」、「Web認証用仮想IPアドレス」の項目が表示されます。

  14. 「無線設定」にて、無線APの無線電波の出力に関する設定を行います。
    「モデル」で選択した機器に応じて、無線1(2.4GHz帯)、無線2(5GHz帯 W52/W53/W56)を設定します。無線1、無線2の設定は画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタンで切り替えることができます。
    今回は、以下のように設定します。
    表 2:AT-TQ6602 無線設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 無線2
    無線送信 有効 有効 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否かを設定します。
    モード b/g/n/ax a/n/ac/ax サポートするモード(通信プロトコル)です。
    使用帯域幅 20MHz 20MHz 使用する帯域幅です。IEEE 802.11ax、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11nでは、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
    使用条件 常時 常時 無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効のときのみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。
    緊急モードについては、「緊急モードの有効化」をご覧ください。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    エアタイムフェアネス 無効 無効 通信スピードにかかわらず接続されているすべてのクライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。
    自動チャンネル選択 すべて すべて 無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。
    最大クライアント接続数 200 200 接続可能なクライアント数を設定します。
    レガシーレートセット すべて すべて 通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のレート(通信速度)を設定します。
    マルチキャスト送信レート 11 Mbps 6 Mbps IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。
    RTSしきい値 2347 2347 IEEE 802.11b、g、aによる通信において、RTS(送信要求)パケットを送信するか否かを指定します。
    バンドステアリング 無効 無効 2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑緩和を試みる、バンドステアリングの有効、無効を選択します。
    この項目は「無線1」だけにあります。この機能を使う場合は、無線1、無線2それぞれのVAPでSSIDとセキュリティーを同一に設定してください。
    Wi-Fiマルチメディア
    (WMM)
    有効 有効 Wi-Fiマルチメディア(WMM)の有効、無効を選択します。
    Wi-Fiマルチメディアを有効にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報を含めます。これにより、映像、音声などのストリーミングやVoIP通信のフレーム送信間隔を短くし、通信品質を保つことができます。
    APSD 有効 有効 APSD(Automatic Power Save Delivery)の有効、無効を選択します。
    APSDを有効にすると、モバイル端末(VoIP)の消費電力を抑え、通話時間を延ばすことができます。モバイル端末側でもAPSD(U-APSD)に対応している必要があります。
    近隣AP検出 有効 有効 該当の無線バンドにおける近隣APの検出の有効、無効を選択します。
    近隣AP検出を有効にすると、近くで同じ無線バンドを使用しているAWCプラグイン管理下/管理外の無線APの電波を検出し、AWC計算に反映します。
    無効に設定すると、AWC計算機能が正常に動作しない場合があります。
    MU-MIMO 無効 無効 MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)の有効、無効を選択します。
    MU-MIMOは複数の無線クライアントの同時通信(上下方向)が可能になるため通信速度が向上します。
    Note
    本設定は、無線設定のモードに「ac」「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。
    OFDMA 無効 無効 OFDMA(直交周波数分割多元接続)の有効、無効を選択します。
    OFDMAはチャンネルを複数のRU(リソースユニット)に分割することで、複数の無線クライアントの同時通信を可能にします。
    Note
    本設定は、無線設定のモードに「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。

    ■ 無線1


    ■ 無線2

  15. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、バーチャルアクセスポイント(VAP)の設定を行います。
    「モデル」で選択した機器に応じて、無線1、無線2のVAPを設定します。
    今回は、以下のように設定します。
    表 3:AT-TQ6602 VAP設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 VAP 1 無線2 VAP 1
    VAP ステータス 有効 有効 VAPの有効、無効、緊急を設定します。VAP1のVAP ステータスは、「無線設定」の「使用条件」が常時の場合は常に有効となります。
    VLAN ID 100 100 該当するVAPが使用するVLAN IDです。
    Note
    本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
    SSID Test_WLAN Test_WLAN 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 有効 該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー WPAパーソナル WPAパーソナル 該当するVAPのセキュリティーです。
    セキュリティーキー(WPA-PSK) CoNFiDeNTiaL CoNFiDeNTiaL 暗号キーを設定します。
    WPAバージョン WPA2 WPA2 使用するWPAのバージョンです。
    暗号化プロトコル CCMP CCMP 使用する暗号化プロトコルです。
    管理フレーム保護 有効 有効 管理フレームを保護するか否かを指定します。
    ブロードキャストキー更新間隔 0 0 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔です。「0」はキーを更新しません。
    Web認証 無効 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かです。
    MACアクセス制御 無効 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    高速ローミング 無効 無効 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
    無応答端末切断タイマー 300 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    ローミング通知 無効 無効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を設定します。
    プロキシーARP 無効 無効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。

    ■ 無線1


    ■ 無線2

  16. 画面右上の「追加」ボタンをクリックします。
    AP共通設定「TQ6602」の設定内容が表示されます。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / 無線APの登録



無線APをAWCプラグインの管理下に登録します。

機器の登録

AT-TQ6602の登録(IP手動設定)

AT-TQ6602をAWCプラグインの管理下に登録します。
今回は、「AP登録・設定」画面から「手動で登録」を実行して、AT-TQ6602のIPアドレス、MACアドレスを指定します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。

    「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「機器名」にAWCプラグインの管理下に登録する無線APの管理上の名前を入力します。
    今回は、「TQ6602-6F-1」と入力します。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    今回は、先ほど作成した「6F Group」を選択します。
    AP事前設定用のAMF設定の選択肢として「有効」が表示されるようになります。
  5. 「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効を選択します。
    今回は、IPアドレスが事前に設定されているものとして、「無効」を選択します。
  6. 「TQ6602-6F-1」として登録する無線APのIPアドレスを指定します。
    今回は、「TQ6602-6F-1」に割り当てられたIPアドレスは「192.168.1.100(固定)」と確認済みですので、「STATIC」をクリックして、表示される入力欄に「192.168.1.100」を入力します。
  7. 「TQ6602-6F-1」として登録する無線APのMACアドレスを入力します。
    今回は、MACアドレス「00:00:5e:00:53:00」を入力します。

  8. 「追加」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。

    「無線AP詳細」画面では、選択した無線AP「TQ6602-6F-1」が追加されます。この段階では、「管理状態」には「未管理」、「AP共通設定」には「未設定」と表示されます。
    今回は、もう2台のAT-TQ6602の登録後に、まとめてAP共通設定を適用するため、このままにします。

AT-TQ6602の登録(ゲストノードから選択)

2台目のAT-TQ6602をAWCプラグインの管理下に登録します。
AMFネットワーク側で適切に設定されている場合、ゲストノードとして登録されたAT-TQシリーズ無線APの一覧から、簡単にAWCプラグインの管理下に登録することができます。
ゲストノードから登録を行うには、以下の条件を満たしている必要があります。

■ AMFネットワーク側
■ AVM EX側
■ 無線AP側
手順は以下の通りです。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「ゲストノードから登録」をクリックします。

    「ゲストノードから登録」ダイアログが表示されます。
    管理グループを選択すると、管理グループの作成の際に指定したAMFネットワーク機器に接続されているゲストノード無線APが一覧に表示されます。
    ここでは、先ほど作成した「6F Group」を選択します。

  3. 「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効を選択します。
    今回は、IPアドレスが事前に設定されているものとして、「無効」を選択します。
  4. ゲストノード一覧にて、AWCプラグインの管理下に登録する無線APの行をクリックし、左端のチェックボックスにチェックを付けます。
    今回は、ゲストノード「TQ6602-6F-2」を選択します。

  5. 「追加」ボタンをクリックします。
    無線AP一覧に、選択した無線AP「TQ6602-6F-2」が追加されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。

    「TQ6602-6F-2」を使用できるようにするため、AP共通設定の適用が必要です。
    Note
    この時点ではAP共通設定を適用せず、あとで他の無線APと合わせて設定することもできます。
    複数の無線APに異なるAP共通設定を適用する場合は、すべての無線APを登録後、「複数の機器への異なるAP共通設定の適用」を実施してください。
    今回は、もう1台のAT-TQ6602の登録後に、まとめてAP共通設定を適用するため、このままにします。

AT-TQ6602の登録(ゼロタッチコンフィグ)

もう1台、AT-TQ6602をAWCプラグインの管理下に登録します。
AMFネットワーク側で適切に設定されている場合、AT-TQシリーズ無線APをゲストノードとして登録する際、無線APのIPアドレスの代わりに、ゲストノードを接続しているAMFノードのポート名を指定して、簡単にAWCプラグインの管理下に登録することができます(ゼロタッチコンフィグ)。
この場合、IPアドレスやMACアドレスが変化しても、同一の管理下APとして認識されます。このため、無線APをネットワークに接続する前にAWCプラグインに管理情報を事前設定したり、該当の無線APに障害が発生した際も同一機種に交換するだけで速やかに設定を適用し運用を継続することができます。
ゼロタッチコンフィグを行うには、以下の条件を満たしている必要があります。

■ AMFネットワーク側
■ AVM EX側
■ 無線AP側
AMFゲストノード、DHCP Snoopingの設定については、AlliedWare Plus機器のコマンドリファレンスをご参照ください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「ゲストノードから登録」をクリックします。

    「ゲストノードから登録」ダイアログが表示されます。
    管理グループを選択すると、管理グループの作成の際に指定したAMFネットワーク機器に接続されているゲストノード無線APが一覧に表示されます。
    ここでは、先ほど作成した「6F Group」を選択します。

  3. 「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効を選択します。
    今回は、「有効」を選択します。

  4. ゲストノード一覧にて、AWCプラグインの管理下に登録する無線APの行をクリックし、左端のチェックボックスにチェックを付けます。
    今回は、ゲストノード「TQ6602-6F-3」を選択します。

  5. 「追加」ボタンをクリックします。
    無線AP一覧に、選択した無線AP「TQ6602-6F-3」が追加されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。

    「TQ6602-6F-3」を使用できるようにするため、AP共通設定の適用が必要です。
    Note
    この時点ではAP共通設定を適用せず、あとで他の無線APと合わせて設定することもできます。
    複数の無線APに異なるAP共通設定を適用する場合は、本項の手順6以降を省略して、すべての無線APを登録後、「複数の機器への異なるAP共通設定の適用」を実施してください。
  6. 先ほど登録した「TQ6602-6F-1」「TQ6602-6F-2」と合わせて、AP共通設定を適用します。
    無線AP一覧にて、「TQ6602-6F-1」「TQ6602-6F-2」「TQ6602-6F-3」の行の左端のチェックボックスにチェックを付けます。

  7. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「AP共通設定の割当」をクリックします。

    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  8. 左側の設定名リストから、AT-TQ6602用のAP共通設定「TQ6602」をクリックし、「保存」ボタンをクリックします。
  9. 無線AP一覧の「TQ6602-6F-1」「TQ6602-6F-2」「TQ6602-6F-3」の行のAP共通設定に「TQ6602」が表示されます。
    同時に、無線AP「TQ6602-6F-1」「TQ6602-6F-2」「TQ6602-6F-3」の管理状態が「適用中」に変化し、AP共通設定の適用が行われます。
    通常、このまましばらく待つか、別の機器の設定を行ったあと、画面を更新すると、「TQ6602-6F-1」「TQ6602-6F-2」「TQ6602-6F-3」の管理状態が「管理中」に変化し、AWCプラグインの管理下APとして動作中であることを示します。

登録方法による違い

AMFゲストノードをAWCプラグインの管理下に登録する操作は、ゼロタッチコンフィグを行った場合と、ゼロタッチコンフィグでない場合で、大きな違いはありません。
AWCプラグインのデータベース上では、IPアドレス/MACアドレスに基づいて登録するか、接続されたAMFノードのスイッチポートに基づいて登録するかが異なります。
無線AP一覧画面の編集ボタンをクリックすると、「無線AP編集」ダイアログが表示されます。
なお、無線APをゲストノードとして登録後、AMFネットワーク上にてゲストノードの所属するAMFノードのノード名が変更された場合は、AWCプラグイン上の情報にも反映する必要があります。
「無線APの編集」画面から、「ノード名」(親ノード名)を変更後のノード名に更新してください。

また、AWCプラグインに登録された無線APや、該当の無線APに接続された無線クライアントは、AVM EXのネットワークマップにも表示されます。
この際、AMFゲストノード機能を介してAWCプラグインに登録された無線APは、AVM EXのネットワークマップでは、自動的に上位機種の近くにアイコンが表示されます。

複数の機器への異なるAP共通設定の適用

複数の無線APのタイプごとに異なるAP共通設定を適用し、必要に応じた個別設定を行います。
先の「AT-TQ6602の登録(ゼロタッチコンフィグ)」の手順6以降にて、既に無線APにAP共通設定を設定している場合は、本項の設定は不要です。
  1. 「AP登録・設定」画面にて、画面右上の「無線設定」ボタンをクリックします。
    「無線設定中」画面に切り替わり、無線AP一覧画面が設定できるようになります。

  2. TQ6602-6F-1の行の「AP共通設定」列をクリックします。
    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  3. 「AP共通設定選択」ダイアログの左側から、適用するAP共通設定名を選択します。
    ここでは、「TQ6602」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
    「無線設定中」画面のTQ6602-6F-1のAP共通設定に、選択した「TQ6602」が表示され、管理状態が「適用中」に変化します。通常、このまましばらく待つと、管理状態が「管理中」に変化します。
    Note
    これらの管理状態は「無線設定中」画面上には表示されません。「基本項目表示」をクリックするか再びAWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し「設定機能/無線AP一覧」画面を表示すると、管理状態が確認できます。
  4. 同様に、TQ6602-6F-2の行の「AP共通設定」列をクリックします。
    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
  5. 「AP共通設定選択」ダイアログの左側から、適用するAP共通設定名を選択します。
    ここでは、「TQ6602」をクリックし「保存」ボタンをクリックします。
    「無線設定中」画面のTQ6602-6F-2のAP共通設定に、選択した「TQ6602」が表示され、管理状態が「適用中」に変化します。通常、このまましばらく待つと、管理状態が「管理中」に変化します。
    Note
    これらの管理状態は「無線設定中」画面上には表示されません。「基本項目表示」をクリックするか再びAWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し「設定機能/無線AP一覧」画面を表示すると、管理状態が確認できます。
  6. 同様に、TQ6602-6F-3の行の「AP共通設定」列をクリックします。
    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
  7. 「AP共通設定選択」ダイアログの左側から、適用するAP共通設定名を選択します。
    ここでは、「TQ6602」をクリックし「保存」ボタンをクリックします。
    「無線設定中」画面のTQ6602-6F-3のAP共通設定に、選択した「TQ6602」が表示され、管理状態が「適用中」に変化します。通常、このまましばらく待つと、管理状態が「管理中」に変化します。
    Note
    これらの管理状態は「無線設定中」画面上には表示されません。「基本項目表示」をクリックするか再びAWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し「設定機能/無線AP一覧」画面を表示すると、管理状態が確認できます。
  8. 「無線設定中」画面には「チャンネル(無線1)」~「チャンネル(無線3)」、「送信出力(無線1)」~「送信出力(無線3)」の列があります。
    登録した無線APが対応する無線バンドの数によって、それぞれの列に設定可能な選択肢がポップアップ表示されます。

    今回登録したAT-TQ6602は無線1、無線2の列に選択肢がポップアップ表示されます。追ってAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用するため、すべて「自動」のままとします。
    Note
    チャンネル設定、送信出力を個別で設定する場合は、「各種操作」/「無線管理」/「無線AP個別設定」をご覧ください。「管理状態」が「適用中」となっているときの設定変更は無線APに適用されない場合があります。「管理状態」が「管理中」になっても「設定状態」が「変更有」となっている場合は設定適用を実行してください。
  9. 設定の適用は以上です。
    AP共通設定で作成したVAPの情報が無線APに反映され、無線LANネットワークの運用が開始されます。

無線APのアカウント設定の変更

ここまでの手順で、無線APをAWCプラグインの管理下に登録することができました。
AWCプラグインの管理下にあっても、従来通りに無線APのWeb設定画面にアクセスすることは可能です。
初期アカウントを使用している場合、無線APのWeb設定画面に侵入されないよう、無線APのパスワードを変更しておきます。
AP共通設定から適用する無線APすべてのパスワードを一括して変更することもできますが、今回は、無線APの個別設定を行い、無線APの管理用アカウントのユーザー名、パスワードを個別に変更します。
Note
事前に無線APのWeb設定画面から管理用アカウントの設定を変更したうえでAWCプラグインの管理下に登録することもできます。
Note
管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
Note
AMFノードにて無線APのゲストクラスにユーザー名とパスワードを指定している場合は、無線APをゲストノードとして認識させるため、事前に、無線AP個別のWeb設定画面でユーザー名とパスワードをゲストクラスに指定したものと同じに設定してください。
また、ゲストノードとして認識された無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AMFノードのゲストクラスに設定、および、無線AP個別のWeb設定画面で設定したユーザー名、パスワードを指定してください。
無線APごとに異なるユーザー名、パスワードを設定する場合は、AMFノードにてゲストクラスを複数作成します。

個別設定

  1. AWCプラグインメニューから「無線管理」→「AP登録・設定」をクリックし、「設定機能/無線AP一覧」画面を表示します。

  2. ユーザー名、パスワードの設定を行う無線APの行の一番右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
    ここでは、「TQ6602-6F-1」の「詳細」をクリックします。
    TQ6602-6F-1の「無線AP詳細」画面が表示されます。

  3. 「設定情報」の「編集」ボタンをクリックします。
    TQ6602-6F-1の「無線AP個別設定」画面が表示されます。

  4. 「AP本体」の「ユーザー設定」を「有効」にします。
    「ログインユーザー名」、「ログインパスワード」、「ログインパスワード(確認)」欄が表示されます。

  5. 「ログインユーザー名」と「ログインパスワード」を入力し、「ログインパスワード(確認)」に「ログインパスワード」と同じ文字列をもう一度入力します。
    使用できる文字は、次の通りです。

  6. 「保存」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面に戻ります。
以上の手順を、各無線APに対して繰り返します。
この時点では、無線APに対する個別設定の変更は反映されていません。続いて、変更の適用を行います。

変更の適用

  1. AWCプラグインメニューから「無線管理」→「AP登録・設定」をクリックし、「設定機能/無線AP一覧」画面を表示します。

  2. リストのタイトル行左端のチェックボックスにチェックを入れ、すべての無線APを選択します。

  3. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるサブメニューから「設定適用」をクリックします。

  4. 「設定適用」ダイアログが表示されます。
    対象の無線APを確認し、「OK」ボタンをクリックします。

  5. 「無線APの設定を適用中です。」のメッセージとともに、各無線APへの設定適用の進行度が表示されます。
    すべての無線APに設定適用が終わると、「無線APの設定を適用しました。」のメッセージが表示されます。
  6. 「閉じる」ボタンをクリックして、「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ります。
無線APのアカウント設定の変更は以上です。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / フロアマップの作成



次に、無線APの配置を視覚的に管理するため、フロアマップを登録し、無線APをフロアマップ上に配置します。

フロアマップの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示します。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「フロアマップ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 「マップ名」に「6F Map」を入力します。
  4. 「マップ画像」の「ファイルを選択」をクリックし、フロアマップに使用する画像を選択します。
    Note
    マップ画像に余白が付いていると、フロアサイズが正しく計算されません。マップ画像に余白がある場合は、画像編集ツールを使用して、実際に設置するフロア部分のみを切り抜いておくことをお勧めします。
  5. 「フロアサイズ(横)」、「フロアサイズ(縦)」に、実際の設置場所の大きさをメートル単位で入力します。
    縦横のいずれかの値を入力すると、マップ画像の縦横比に基づいてもう一方の値が自動的に決定されます。
    フロアサイズは、無線電波のヒートマップ表示に影響します。
    ここでは、横26m×縦22mとして、各欄に入力します。
  6. 「管理グループ」ドロップダウンリストから、「クイックツアー」/「セル型無線ネットワークの設定」/「管理グループの作成」にて作成した管理グループ「6F Group」を選択します。

    今回は「タグ」「コメント」は空欄のままとし、「追加」ボタンをクリックします。
  7. 「フロアマップ」画面に、フロアマップ「6F Map」が追加されました。

フロアマップへの無線APの配置

フロアマップに、AT-TQ6602を配置します。
  1. 作成したフロアマップ「6F Map」をクリックします。
    「6F Map」の無線ステータス表示画面が表示されます。

  2. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。画面右側に同じ管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。

  3. 無線APの一覧から、TQ6602-6F-1の行をクリックします。
    マウスカーソルが無線APアイコンに変化します。
  4. マップ上のTQ6602-6F-1を配置したい所をクリックし、無線APアイコンを配置します。

    無線APアイコンの位置を変更したい場合は、無線APアイコンをクリックしたまま移動したい場所にマウスを動かし、マウスボタンを離します。
  5. 同様に、無線APの一覧から、TQ6602-6F-2、TQ6602-6F-3を配置します。
  6. フロアマップへの無線APの配置は以上です。

クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / AWC機能の設定

ここでは、管理グループに対してAWC(Autonomous Wave Control)機能によるチャンネル・送信出力の自動調整を定期的に実行するように設定する手順について説明します。
AWCの計算は、AWCプラグインの起動直後から1時間後に行われ、2回目以降の計算はその前の計算が完了してから1時間後に開始されます。
AWC機能に関する詳細については、「各種操作」/「AWC機能」/「AWC機能の使用」をご覧ください。

Note
AWCの計算および適用は管理グループ単位で行われます。管理下APが他の管理グループで管理されている無線APを検知した場合も、電波干渉として計算されます。
Note
AWC計算結果の適用により無線APのチャンネルが変更される場合、また、無線APの送信出力が変更される場合(一部の機種を除く)は、無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
AWC計算結果は自動的には適用されず、AWC計算結果を定期的に適用する設定を行う必要があります。設定方法には「スケジュールの登録」と「即時適用設定」の2通りの方法があります。今回は、スケジュールによる定期的な計算結果反映を行います。
Note
AWC計算結果の「即時適用」を有効にすると、計算結果が算出されたタイミング(約1時間間隔)で無線APにその結果が即時適用されるようになります。
AWC計算結果の「即時適用」の設定については「各種操作」/「AWC機能」/「AWC設定の編集」をご覧ください。
なお、「AWC計算結果の即時適用」を有効にする場合、最新の計算結果が適用されたあとに過去の計算結果が再度適用されることを防ぐため、管理グループに対する「AWC計算結果適用」のスケジュールを「無効」に設定することを推奨します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「スケジュール登録」をクリックし、スケジュール一覧を表示します。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「オペレーションのスケジュール登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「オペレーション名」を入力します。
    今回は、「6F AWC Apply」と入力します。
  4. 「コメント」を入力します。
    今回は、空欄のままにします。
  5. 「コメント」の下の「有効」「無効」から、「有効」を選択します。
    これにより、本スケジュールの実行・適用を行うかどうかを切り替えることができます。
  6. 「実行タイミング」を選択します。
    実行タイミングは、「1回」、「毎日」、「毎週」、「毎月」から選択できます。
    今回は、「毎日」を選択します。
  7. 「開始」をクリックし、スケジュールの開始日時を設定します。
    今回は、「2022-11-24 15:00」に設定します。
  8. 「オペレーションのタイプ」を選択します。
    オペレーションのタイプは、「設定適用」、「ファームウェア更新」、「AWC計算結果適用」から選択できます。
    今回は、「AWC計算結果適用」を選択します。
  9. 「管理グループ」を選択します。
    今回は、「6F Group」を選択します。
  10. 「オペレーションのタイプ」に応じた追加項目を設定します。
    追加項目の詳細については、「各種操作」/「その他の設定」/「スケジュールの登録、編集、削除」をご覧ください。
    今回は、「AWC計算結果適用」の追加項目、「使用するAWC計算結果の算出時刻」を「03:00」に設定します。

  11. 「追加」ボタンをクリックします。
    作成したスケジュール「6F AWC Apply」がスケジュール一覧に追加されます。

スケジュールを登録すると、「実行タイミング」で指定したタイミングにおいて無線APに適用されるようになり、AWCプラグインは管理グループに所属する無線APに設定したタイミングで最適なチャンネル・送信出力を適用するようになります。適用される計算結果は「使用するAWC計算結果の算出時刻」で指定した時刻付近で計算されたものになります。
Note
AWCプラグインが適用するAWC計算結果は、スケジュールの実行日時から遡って24時間以内の算出時刻と合致する日時を起点に決定します。
算出時刻と合致する日時から、その2時間前までに存在するAWC計算結果のうち、一番算出時刻に近い日時のAWC計算結果を適用します。
(例)
以下の設定でAWC計算結果適用のスケジュール登録を行ったものとします。
この場合、2017/4/1 3:00のスケジュール実行時は、
 2017/3/31 13:00 ~ 2017/3/31 15:00
の範囲内で算出時刻(15:00)に一番近い日時のAWC計算結果が適用されます。
もし、2017/3/31のAWC計算結果が以下のように存在する場合は、
 ・・・ 13:40, 14:40, 15:40, ・・・
2017/3/31 14:40のAWC計算結果が適用されます。
適用結果は無線APの現在のチャンネル・送信出力とログにより確認ができます。

■ 注意事項
AWC計算結果の適用時、下記の場合において、AWC計算の適用は正しく行われません。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / 概要

ここでは、AWC-CB(AWC-チャンネルブランケット)無線ネットワークの構築の流れを、具体的な設定手順とともに記します。
次の構成を例にします。


表 1:構成例
  機器名 ノード名 IPアドレス MACアドレス 役割
  AMFマスター AT-VAA     AMF Cloud
Wireless Controllerアプリケーションコンテナー       AWCプラグイン
AlliedWare Plus レイヤー3スイッチ   192.168.1.1   DHCP・NTPサーバー
1F PoE+対応AlliedWare Plusスイッチ x230-1F     PoE+給電用
AT-TQ6702 GEN2 TQ6702G2-1F-1 192.168.1.100 00:00:5E:00:53:00 AMFゲストノード
TQ6702G2-1F-2 192.168.1.101 00:00:5E:00:53:20
TQ6702G2-1F-3 192.168.1.102 00:00:5E:00:53:40
2F PoE+対応AlliedWare Plusスイッチ x230-2F     PoE+給電用
AT-TQ6702 GEN2 TQ6702G2-2F-1 192.168.1.103 00:00:5E:00:53:60 AMFゲストノード
TQ6702G2-2F-2 192.168.1.104 00:00:5E:00:53:80
TQ6702G2-2F-3 192.168.1.105 00:00:5E:00:53:A0
以下の項目については、AMFネットワーク機器側にて事前に設定が済んでいるものとします。
また、無線APの管理を簡便化し、障害発生時に迅速な障害対応を行うため、ゼロタッチコンフィグ、オートリカバリーを利用できるよう、以下の設定を行います。
なお、フロアマップのマップ画像は別途適切な画像を用意するものとします。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / セル型/ブランケット型の検討

無線APごとに異なるチャンネルを使用するセル型無線ネットワークと、複数の無線APで共通のチャンネルを使用するブランケット型無線ネットワーク AWC-CBを混在させ、両者の利点を活かすことができます。
セル型無線ネットワーク、ブランケット型無線ネットワークは、それぞれバーチャルアクセスポイント(VAP)として運用します。
上記の構成を実現するために、それぞれの無線ネットワークをセル型VAP、ブランケット型VAP(CB VAP)のどちらの形態で提供するかを検討します。
セル型とブランケット型の無線ネットワークには以下の違いがあります。

表 1:セル型とブランケット型の比較
  セル型(従来型) ブランケット型
ローミング ×
端末に依存

ゼロ時間
設置
煩雑なチャンネル設計が必要

同一チャンネルを利用するため
チャンネル設計不要
スループット
複数セルを運用しセルあたりの端末数を抑えることで
高スループットを実現可能
×
同一チャンネルを利用するため
端末数増加時のスループットは低下
一般に、頻繁な移動が必要、かつ、同時に使用することが少ない携帯端末などは、ローミングレス・低スループットのブランケット型のCB VAPが向きます。
移動が少なく、同時接続が多いPC端末などは、ローミングによる遅延が伴うものの、無線APごとのクライアント数を分散して高スループットを実現しやすい、従来型のセル型のVAPが適します。
同じ無線モード(無線1、無線2)にセル型のVAPとブランケット型のCB VAPを混在させることも可能です。
ただし、チャンネルブランケットに所属する無線AP同士は同一の無線チャンネルを使用するため、CB VAPを設定している無線バンドにセル型VAPを設定すると、セル型VAPでは隣接する無線AP間で電波が干渉する状態となります。これらを併用する場合は事前に充分な検証を行う必要があります。
今回は、セル型VAPをより広帯域な5GHz帯の無線2に、ブランケット型のCB VAPを2.4GHzの無線1に設定することとします。
また、セルごとの従業員用のPC端末の収容数に影響を与えないよう、来客用無線ネットワークはブランケット型にすることにします。
表 2:提供する無線ネットワーク
  無線バンド TQ6702G2-xF-1 TQ6702G2-xF-2 TQ6702G2-xF-3 概要
2F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
1F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
ForGuest 来客者用AWC-CB

クイックツアー / AWC-CBの設定 / 管理グループの作成

はじめに、管理グループを作成します。
管理グループは、ユーザーが管理・設定を行える機器のグループです。
複数のアカウントを作成した場合、アカウントの利用者ごとに閲覧可能な管理グループを選択することができます。
例えば、ビル全体を収容するAMFネットワークを作成し、階ごとにフロア管理者を指名しているような場合には、フロア管理者ごとに管理グループを作成することで、担当の階への機器の追加、管理、削除などを自由に行え、また、他の階に設置された機器の情報は閲覧できないように設定し、複数のテナントに対応することができます。
ここでは、1階、2階に所属する無線APを分割して管理する必要はありませんので、管理グループ「1-2F Group」を作成します。

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「管理グループ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 管理グループ名を入力します。
    今回は、「1-2F Group」と入力します。

  4. 管理の対象とするAMFネットワーク名を選択することができます。
    AMFネットワーク、AMFエリアを選択することで、後述の無線APの登録の際に、AMFゲストノードを容易に検出することができるようになります。
    今回は、「AMF001」を選択します。

  5. AMFネットワークを選択すると、AMFネットワーク配下のAMFエリアが「エリア名」に表示されます。
    管理の対象とするAMFエリアを選択します。管理グループに所属させるAMFエリアは、複数選択できます。
    今回は、「area1」を選択します。

  6. 「追加」ボタンをクリックします。
    作成した管理グループ「1-2F Group」が一覧に追加されます。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / アカウントの作成

作成した管理グループの管理を行うアカウントを作成します。
AVM EXとAWCプラグインで共通のアカウント情報を使用します。
ここでは、「1-2F Group」を管理するためのユーザーを作成します。

Note
管理者アカウントですべての機器を管理する場合には、個別のアカウントの作成は必要ありません。
  1. AVM EXのメインメニューから「ユーザー管理」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「新規ユーザー」画面が表示されます。

  3. ユーザー名、ユーザーID、メールアドレスを入力します。
    今回は、以下のように設定します。
    表 1:アカウント設定 1
    項目名 設定値 説明
    ユーザーID 1-2f_manager ログインに使用するユーザーIDを指定します。入力文字数に制限はなくいずれも半角の英字・数字・記号を使用できます。
    Note
    一度登録したユーザーIDは変更できません。
    Note
    一度登録したことのあるユーザーIDは、その後該当アカウントを削除しても、別のアカウントとして再度使用することはできません。
    アカウントの作成前に、作成ポリシーなどを慎重にご検討ください。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    ユーザー名 1-2f_manager フルネームなど、ユーザーの表示名を指定します。1~25文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)で入力します。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    メール 1-2f_manager@example.com ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用する、有効なメールアドレスを指定します。
    Note
    メールアドレスを登録したアカウントを削除した場合、別のアカウントのメールアドレスとして再度登録することはできません。

  4. パスワードを入力します。
    また、確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
    表 2:アカウント設定 2
    項目名 設定値 説明
    パスワード t0psecret! ユーザー「1-2F管理者」のパスワードを設定します。
    パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
    パスワード(確認) パスワードと同じ文字列を入力します。

  5. アカウントタイプを選択します。
    ここでは、一部の管理グループのみに限り設定を許可するため、「一般ユーザー」を選択します。
    表 3:アカウント設定 3
    項目名 設定値 説明
    アカウントタイプ 一般ユーザー アカウントの種類を表示します。
    • 管理者
      ユーザー設定やシステム設定を含む、AVM EXの全機能を使用できます。
    • 一般ユーザー
      別途権限を与えられたAVM EX管理グループ(AMFエリア、AWCプラグインの管理グループ、SNMPプラグインのサブネット)に対して、状態や設定の変更または確認のみができます。

  6. アカウントタイプを「一般ユーザー」に設定した場合、該当のユーザーに操作を許可する各種機能の権限を設定します。
    また、AWCプラグインを登録している場合は、AWCプラグインの管理グループに対するアクセス権限の設定を併せて行います。
    管理グループは、管理者アカウントにて事前に作成されたものが表示されます。ここでは、「管理グループの作成」の手順にて作成された「1-2F Group」が表示されています。
    表 4:アカウント設定 4
    項目名 設定値 説明
    CLI権限 オフ アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AMFデバイスへのCLI接続の権限を指定します。デフォルトは「オフ」です。
    • オン
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対して、CLI接続できるようになります。
      Note
      CLI上の操作には、AVM EX上の権限制御は適用されません。
    • オフ
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対しても、CLI接続できなくなります。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのAMFエリアのAMFデバイスに対してCLI接続できます。
    AWC 管理グループ 1-2F Group:チェックあり AWCプラグインが登録されている場合、アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントの利用者に対し管理を許可する管理グループのチェックボックスにチェックを付けます。
    • チェックあり:
      選択した管理グループに対して、次の操作ができるようになります。
      • 管理グループの設定(管理グループ名、ネットワーク名、エリア名)の閲覧
      • 所属する管理下APの閲覧、追加、編集、削除
      • 所属するフロアマップの閲覧、作成、編集、削除
      • 各種共通設定の作成、編集、削除
    • チェックなし:
      このアカウントによるログインセッションでは、該当の管理グループに所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APは表示されません。
      なお、管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面には、管理の許可の有無にかかわらず、AWCプラグインに登録されたすべての管理グループ名が表示されます。

    管理グループは、事前にアカウントタイプが「管理者」のアカウントで作成しておく必要があります。
    Note
    アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントに対し、所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APの閲覧のみを許可することはできません。
    Note
    アカウントタイプが「管理者」の場合、本項目は表示されません。すべての管理グループの編集や所属するフロアマップ、無線AP、各種共通設定の管理を行えます。
    機能別権限 読み取り専用 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AVM EXの一部の機能について、権限を指定します。
    • 読み取り専用
      該当機能の結果の閲覧のみ可能です。
    • 読み取り/書き込み
      該当機能の閲覧、設定変更、削除が可能です。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。「読み取り/書き込み」と同等の権限を持ちます。
    サイトとグループ 選択なし サイトとグループに対して、個別に管理グループ権限を設定できます。デフォルトでは個別の設定はありません。
    グループには、自動的に登録されたAMFネットワークの各AMFエリアが含まれ、これらのグループ名の横には「ネットワーク」のバッジが表示されます。
    各種管理グループはタイプに関わりなく文字コード順に表示されます。
    アカウントには、各サイト、グループに対する次のいずれかの権限を付与できます。
    • 読み取り/書き込み
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧または設定を変更できます。
      設定には、デバイスのAMFバックアップの実施、AMFデバイスへのCLI接続、デバイスやイベントのメモの編集、AMFマスター上のバックアップ設定の変更などが含まれます。
    • 読み取り専用
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧のみできます。
      管理グループおよびデバイスのトポロジーマップ、デバイス情報、デバイスやイベントのメモ、Abnormal(軽微なイベント)またはNormal(正常)のイベントのログを閲覧できます。
    いずれの権限にもチェックがない場合は、管理グループの情報は表示されません。
    Note
    管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面にはいずれの権限もないサイトやグループ名は表示されません。
    デバイスが複数のサイトやグループに所属する場合、その中でより強い権限の設定に従います。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのサイトおよびグループに対して設定の確認および変更が可能です。

  7. AWCプラグインの各種管理項目にて、情報を更新する間隔を設定します。
    表 5:アカウント設定 5
    項目名 設定値 説明
    更新間隔 (デフォルト) AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインの以下の管理項目にて画面の更新を自動で行う間隔(単位:秒)を指定します。
    • 管理下AP(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線ステータス)(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線クライアント)(デフォルト:5(秒))
    • フロアマップ詳細(スマートコネクト)(デフォルト:5(秒))

  8. AP共通設定を作成する際に初期値として選択される国コードを指定します。
    表 6:アカウント設定 6
    項目名 設定値 説明
    国コード JP - 日本 AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインでAP共通設定を作成する際に選択される国コード(無線周波数帯の規制区域)の初期設定を指定します。デフォルトは「なし」です。

  9. Web管理画面の言語とセッションタイムアウトを設定します。
    表 7:アカウント設定 7
    項目名 設定値 説明
    言語 日本語 Web管理画面の表示言語を設定します。
    自動検出(デフォルト)、英語、日本語から選択できます。「自動検出」に設定すると、Webブラウザーの表示言語設定に従って自動的に決定されます。
    タイムアウト 10分 セッションタイムアウトを指定します。
    無操作状態でタイムアウトに設定した時間が経過した場合に、自動的にログインセッションを終了し、ログイン画面に戻ります。
    タイムアウトは5分、10分、20分、30分、1時間、制限なしから選択でき、制限なしに設定した場合は無操作状態が続いても自動的にログアウトしません。
    デフォルトは5分です。

  10. AVM EXのイベント/Syslogルールのメール通知、ネットワークトポロジーレイアウトを設定します。
    このアカウントはAWCプラグインでの管理用に使用するため、これらの機能を使用しません。
    表 8:アカウント設定 8
    項目名 設定値 説明
    イベント/Syslogルール メール通知を受信 無効 イベントルール、Syslogルールにてメール通知を行うよう設定されている際、該当のアカウントへのメール受信を行うか否かを指定します。
    ネットワークトポロジーレイアウト -(空欄) 初回ログイン時にネットワークマップに適用する、またはそれ以降に適用を許可するレイアウトを選択します。

  11. 「保存」ボタンをクリックします。
    作成したユーザー「1-2F管理者」が一覧に追加されます。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / 無線APの登録



無線APをAWCプラグインの管理下に登録します。
今回登録するAT-TQ6702 GEN2はすべてAMFゲストノードとしてAMFネットワークに参加済み、かつ、IPアドレスはL3スイッチからDHCPにて割り当てているため、ゼロタッチコンフィグによる登録が可能です。
IP手動設定、AMFゲストノードからの選択による登録を行う場合には、「クイックツアー」/「セル型無線ネットワークの設定」/「無線APの登録」を参考に登録を行ってください。

AT-TQ6702 GEN2の登録(ゼロタッチコンフィグ)

AT-TQ6702 GEN2をAWCプラグインの管理下に登録します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「ゲストノードから登録」をクリックします。

    「ゲストノードから登録」ダイアログが表示されます。
    管理グループを選択すると、管理グループの作成の際に指定したAMFネットワーク機器に接続されているゲストノード無線APが一覧に表示されます。
    ここでは、先ほど作成した「1-2F Group」を選択します。

  3. 「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効を選択します。
    今回は、「有効」を選択します。

  4. ゲストノード一覧にて、AWCプラグインの管理下に登録する無線APの行をクリックし、左端のチェックボックスにチェックを付けます。
    今回は、「TQ6702G2-1F-1」~「TQ6702G2-1F-3」、「TQ6702G2-2F-1」~「TQ6702G2-2F-3」の6台をすべて選択します。

  5. 「追加」ボタンをクリックします。
    無線AP一覧に、選択した無線AP「TQ6702G2-1F-1」~「TQ6702G2-1F-3」、「TQ6702G2-2F-1」~「TQ6702G2-2F-3」が追加されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。

    これらの無線APを使用できるようにするためには、AP共通設定の適用が必要です。
    AP共通設定の適用を行うと、AP共通設定に構成されたセル型VAPの運用が始まるため、今回は、この時点ではAP共通設定を適用せず、あとでCB共通設定と合わせて設定します。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / フロアマップの作成



次に、無線APの配置を視覚的に管理するため、フロアマップを登録し、無線APをフロアマップ上に配置します。

フロアマップの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示します。

  2. まず1階のフロアマップを作成するため、画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「フロアマップ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 「マップ名」に「1F Map」を入力します。
  4. 「マップ画像」の「ファイルを選択」をクリックし、フロアマップに使用する画像を選択します。
    Note
    マップ画像に余白が付いていると、フロアサイズが正しく計算されません。マップ画像に余白がある場合は、画像編集ツールを使用して、実際に設置するフロア部分のみを切り抜いておくことをお勧めします。
  5. 「フロアサイズ(横)」、「フロアサイズ(縦)」に、実際の設置場所の大きさをメートル単位で入力します。
    縦横のいずれかの値を入力すると、マップ画像の縦横比に基づいてもう一方の値が自動的に決定されます。
    フロアサイズは、無線電波のヒートマップ表示に影響します。
    ここでは、横26m×縦22mとして、各欄に入力します。
  6. 「管理グループ」ドロップダウンリストから、「クイックツアー」/「AWC-CBの設定」/「管理グループの作成」にて作成した管理グループ「1-2F Group」を選択します。

    今回は「タグ」「コメント」は空欄のままとし、「追加」ボタンをクリックします。
  7. 「フロアマップ」画面に、フロアマップ「1F Map」が追加されました。

  8. 続いてまず2階のフロアマップを作成するため、再び画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「フロアマップ作成」ダイアログが表示されます。

  9. 「マップ名」に「2F Map」を入力します。
  10. 「マップ画像」の「ファイルを選択」をクリックし、フロアマップに使用する画像を選択します。
  11. 「フロアサイズ(横)」、「フロアサイズ(縦)」に、実際の設置場所の大きさをメートル単位で入力します。
  12. 「管理グループ」ドロップダウンリストから、管理グループ「1-2F Group」を選択します。

    「タグ」「コメント」は空欄のままとし、「追加」ボタンをクリックします。
  13. 「フロアマップ」画面に、フロアマップ「2F Map」が追加されました。

フロアマップへの無線APの配置

フロアマップに、AT-TQ6702 GEN2を配置します。
  1. まず、1階のAT-TQ6702 GEN2を配置します。
    作成したフロアマップ「1F Map」をクリックします。
    「1F Map」無線ステータス表示画面が表示されます。

  2. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。画面右側に同じ管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。
    この時点ではAP共通設定が適用されていないため、管理状態は未管理と表示されます。

  3. 無線APの一覧から、TQ6702G2-1F-1の行をクリックします。
    マウスカーソルが無線APアイコンに変化します。
  4. マップ上のTQ6702G2-1F-1を配置したい所をクリックし、無線APアイコンを配置します。

    無線APアイコンの位置を変更したい場合は、無線APアイコンをクリックしたまま移動したい場所にマウスを動かし、マウスボタンを離します。
  5. 同様に、無線APの一覧から、TQ6702G2-1F-2、TQ6702G2-1F-3を配置します。

  6. 次に、2階の無線APを配置します。
    AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示します。フロアマップ「1F Map」に3台の無線APが配置されていることが確認できます。

  7. フロアマップ「2F Map」をクリックします。
    「2F Map」無線ステータス表示画面が表示されます。

  8. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。画面右側に同じ管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。

  9. 無線APの一覧から、TQ6702G2-2F-1の行をクリックします。
    マウスカーソルが無線APアイコンに変化します。
  10. マップ上のTQ6702G2-2F-1を配置したい所をクリックし、無線APアイコンを配置します。

    無線APアイコンの位置を変更したい場合は、無線APアイコンをクリックしたまま移動したい場所にマウスを動かし、マウスボタンを離します。
  11. 同様に、無線APの一覧から、TQ6702G2-2F-2、TQ6702G2-2F-3を配置します。

フロアマップへの無線APの配置は以上です。
AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示すると、2つのフロアマップにそれぞれ3台の無線APが配置されていることが確認できます。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / AP共通設定の作成



セル型無線ネットワークを構成するAP共通設定を作成します。
チャンネルブランケットでは、AP共通設定にて無線APの全般的な設定を構成し、CB共通設定で指定したチャンネルブランケットに関する設定のみを構成します。無線APを管理する際は、必ずAP共通設定の適用が必要となります。
AP共通設定とCB共通設定を適用する際、双方に重複する設定項目は、CB共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグを上書きします。AP共通設定にのみ含まれる設定項目は、AP共通設定の設定内容がそのまま反映されます。
今回のネットワークでは、次の表の赤い部分に示すように、1階と2階では同じセル型無線ネットワークを構成するため、同じAP共通設定を使用します。
表 1:提供する無線ネットワーク
  無線バンド TQ6702G2-xF-1 TQ6702G2-xF-2 TQ6702G2-xF-3 概要
2F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
1F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
ForGuest 来客者用AWC-CB

AT-TQ6702 GEN2のAP共通設定

AT-TQ6702 GEN2で使用するAP共通設定を作成します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」をクリックします。
    「設定機能/AP共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  3. 「カントリーコード」を「JP - Japan」に設定します。
    現在ログインしているユーザーアカウントの「国コード」が「JP - 日本」に設定されている場合は、本ダイアログのカントリーコードがデフォルトで「JP - Japan」となります。
  4. 「シリーズ」を「TQ Series」に設定します。
  5. 「モデル」を選択します。
    AP共通設定は、無線APのサポート機能によって分かれています。
    ここでは、AP共通設定の対象とするモデルとして「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択します。

  6. 「OK」ボタンをクリックします。
    「AP共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、AP共通設定の概要を設定します。

  8. 「AP本体」にて、無線APの動作機能を設定します。
    AP共通設定のモデルが「AT-TQ7403」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」の場合、AP共通設定を適用する無線APのログインユーザー名とパスワードを一括して設定することができます。
    AWCプラグインの管理下にあっても、従来通りに無線APのWeb設定画面にアクセスすることは可能です。
    初期アカウントを使用している場合、無線APのWeb設定画面に侵入されないよう、無線APの管理用アカウントのユーザー名、パスワードを変更します。
    Note
    事前に無線APのWeb設定画面から管理用アカウントの設定を変更したうえでAWCプラグインの管理下に登録することもできます。
    Note
    管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
    Note
    AMFノードにて無線APのゲストクラスにユーザー名とパスワードを指定している場合は、無線APをゲストノードとして認識させるため、事前に、無線AP個別のWeb設定画面でユーザー名とパスワードをゲストクラスに指定したものと同じに設定してください。
    また、ゲストノードとして認識された無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AMFノードのゲストクラスに設定、および、無線AP個別のWeb設定画面で設定したユーザー名、パスワードを指定してください。
    無線APごとに異なるユーザー名、パスワードを設定する場合は、AMFノードにてゲストクラスを複数作成します。
    ユーザー設定を「有効」にします。「ログインユーザー名」と「ログインパスワード」を入力し、「ログインパスワード(確認)」に「ログインパスワード」と同じ文字列をもう一度入力します。
    使用できる文字は、機種によって異なります。
    「個別APユーザー設定」にて「無効」のチェックを入れると、個別設定にてログインユーザー名とログインパスワードを変更することを禁止することができますが、今回はチェックは入れず、個別設定できるままにします。
  9. 「タイムゾーン」にて、APに設定するタイムゾーンを選択します。
    今回は時刻表示をJST(日本標準時)に設定するため、ドロップダウンリストから「(UTC+09:00) Asia/Tokyo」を選択します。
    ドロップダウンリスト上部の検索フィールドに、「tokyo」など、上記のタイムゾーンの文字列の一部を入力して、ドロップダウンリストの表示候補を絞り込むこともできます。
    また、いずれかのタイムゾーンを選択すると、追加で「夏時間」の項目が表示されます。今回はデフォルトの「無効」のままにします。
  10. 「NTPクライアント」にて、NTPクライアント機能の有効、無効を選択します。
    後述のAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用するためには、NTPクライアント機能が有効に設定されている必要があります。
    今回は、「NTPクライアント」を「有効」に設定します。
    追加で「NTPサーバー IPアドレス/ホスト名」が表示されますので、今回NTPサーバーとして動作させるPoE+スイッチのIPアドレス「192.168.1.1」を入力します。
    また、今回はNTP同期間隔はデフォルトの「10」(分)のままにします。
  11. 「Syslogクライアント」にて、Syslogクライアント機能の有効、無効を選択します。
    無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信する場合は、この項目を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。
  12. 「SNMPエージェント」にて、SNMPエージェント機能の有効、無効を選択します。
    SNMPマネージャーによる遠隔監視、設定を行う場合には、SNMPエージェント機能を有効に設定します。
    今回は、SNMPプラグインによる遠隔監視を行うため、「SNMPエージェント」を「有効」に設定します。
    追加で以下の項目が表示されます。今回は、以下のように設定します。
    表 2:AT-TQ6702 GEN2 SNMPエージェント設定
    項目名 設定値 説明
    バージョン v1/v2c SNMPのバージョンを選択できます。
    読み取り専用のコミュニティー名 public 読み取り専用のSNMPコミュニティー名を1~256文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . / : ; = ? @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)で入力します。
    ポート番号 161 SNMPエージェントのリスニングポート番号を入力します。
    SNMPリクエストの送信元を制限 無効 SNMPエージェントに対しSNMPリクエストを送信可能なSNMPマネージャーを制限するか否かの設定を行います。
    次に示すホストまたはサブネットのみを許可する SNMPマネージャーのIPアドレスまたはホスト名(FQDN)を入力します。
    本項目は「SNMPリクエストの送信元を制限」が有効に設定されている場合のみ表示されます。
    トラップのコミュニティー名 public SNMP通知メッセージ(トラップ)の通知先コミュニティー名を1~256文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . / : ; = ? @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)で入力します。
    生成トラップ Cold Start
    Link Up/Down
    Authentication
    生成するSNMP通知メッセージを選択します。
    トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名 192.168.1.249 トラップホストのホスト名(FQDN)またはIPアドレスを指定します。
    ホストは、3つまで登録できます。

  13. 「+詳細設定」をクリックすると、「NTPクライアント」の設定項目の下に「NTP同期間隔」が、また項目下部に「MACアドレスリスト」、「LED」、「Web認証用仮想IPアドレス」の項目が表示されます。

  14. 「有線設定」にて、無線APの有線接続に関する設定を行います。
    AT-TQ6702 GEN2にはLANポートが2系統備わっており、上位のスイッチと適切に設定することで、リンクアグリゲーション機能によりトランクグループを作成し、有線のアップリンクを増強することができます。
    表 3:AT-TQ6702 GEN2 有線設定
    項目名 設定値 説明
    LAN 2 ポート 無効 AT-TQ6702 GEN2/AT-TQm6702 GEN2のLAN1/PoEポート、LAN2ポートのリンクアグリゲーションまたはカスケード設定を行います。

    • スタティックLAG:
      AT-TQ6702 GEN2/AT-TQm6702 GEN2のリンクアグリゲーション機能が有効になります。接続先のスイッチでは手動設定のトランクグループを設定する必要があります。

    • カスケード:
      カスケード機能が有効になり、LAN2ポートがカスケードポートとして使用できます。

    • 無効:
      リンクアグリゲーションまたはカスケード機能を使用しません。LAN2ポートは無効となり、LAN1/PoEポートのみでの接続を行います。
    今回はリンクアグリゲーションまたはカスケード機能を使用しません。「無効」が選択されていることを確認します。

  15. 「無線設定」にて、無線APの無線電波の出力に関する設定を行います。
    「モデル」で選択した機器に応じて、無線1(2.4GHz帯)、無線2(5GHz帯 W52/W53/W56)を設定します。無線1、無線2の設定は画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタンで切り替えることができます。
    CB VAPを使用する場合も、無線バンドごとにここで設定を行います。
    今回は、来客用、従業員モバイル端末用のブランケット型無線ネットワークを無線1で、従業員用のセル型無線ネットワークを無線2で提供するため、以下のように設定します。
    Note
    無線クライアント間の通信遮断を有効にした場合も、異なるVAPに接続したクライアント同士、異なる無線APに接続したクライアント同士の通信は遮断されません。来客者と従業員が接続するVAPには異なるVLANを割り当てるなど、適切な対策を講じてください。
    Note
    AT-TQ5403/5403e/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403では、チャンネルブランケット使用時はAP共通設定のセル型VAP単位での無線クライアント間の通信遮断は未サポートとなります。AP共通設定の「VAP(マルチSSID)設定」では、「無線クライアント間の通信遮断」はデフォルトのままにしてください。
    CB共通設定の「VAP(マルチSSID)設定」における「無線クライアント間の通信遮断」は指定通り機能します。
    Note
    それぞれ異なるAP共通設定で設定された無線APに対して同じCB共通設定を適用するとき、チャンネルブランケットを作成する無線バンドでは、各AP共通設定の次に示す無線設定を同じ設定にしておく必要があります。
    • モード
    • 使用帯域幅
    • 最大クライアント接続数
    • 固定レート
    • 近隣AP検出
    表 4:AT-TQ6702 GEN2 無線設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 無線2
    無線送信 有効 有効 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否かを設定します。
    モード b/g/n/ax a/n/ac/ax サポートするモード(通信プロトコル)です。
    使用帯域幅 20MHz 20MHz 使用する帯域幅です。IEEE 802.11ax、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11nでは、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
    使用条件 常時 常時 無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効のときのみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。
    緊急モードについては、「緊急モードの有効化」をご覧ください。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 無効 該当無線バンド内のすべてのセル型VAPにおいて、同一VAPに接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    エアタイムフェアネス 無効 無効 通信スピードにかかわらず接続されているすべてのクライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。
    自動チャンネル選択 すべて すべて 無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。
    最大クライアント接続数 200 200 接続可能なクライアント数を設定します。
    レガシーレートセット 1/2Mbps以外すべて 1/2Mbps以外すべて 通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のサポートさせたいレートを選択します。
    マルチキャスト送信レート 11Mbps 6Mbps IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。
    RTSしきい値 2347(無効) 2347(無効) IEEE 802.11b、g、aによる通信において、RTS(送信要求)パケットを送信するか否かを指定します。「2347」を設定すると、RTSパケットを送信しません。
    バンドステアリング 無効 無効 2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑緩和を試みる、バンドステアリングの有効、無効を選択します。
    Note
    チャンネルブランケットを使用する場合は、バンドステアリングは併用できません。
    Wi-Fiマルチメディア
    (WMM)
    有効 有効 Wi-Fiマルチメディア(WMM)の有効、無効を選択します。
    Wi-Fiマルチメディアを有効にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報を含めます。これにより、映像、音声などのストリーミングやVoIP通信のフレーム送信間隔を短くし、通信品質を保つことができます。
    APSD 無効 無効 APSD(Automatic Power Save Delivery)の有効、無効を選択します。
    APSDを有効にすると、モバイル端末(VoIP)の消費電力を抑え、通話時間を延ばすことができます。モバイル端末側でもAPSD(U-APSD)に対応している必要があります。
    近隣AP検出 無効 無効 該当の無線バンドにおける近隣APの検出の有効、無効を選択します。
    近隣AP検出を有効にすると、近くで同じ無線バンドを使用しているAWCプラグイン管理下/管理外の無線APの電波を検出し、AWC計算に反映します。
    無効に設定すると、AWC計算機能が正常に動作しない場合があります。
    MU-MIMO 無効 無効 MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)の有効、無効を選択します。
    MU-MIMOは複数の無線クライアントの同時通信(上下方向)が可能になるため通信速度が向上します。
    Note
    本項目は、無線設定のモードに「ac」「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。
    OFDMA 無効 無効 OFDMA(直交周波数分割多元接続)の有効、無効を選択します。
    OFDMAはチャンネルを複数のRU(リソースユニット)に分割することで、複数のクライアントの同時通信を可能にします。
    Note
    本項目は、無線設定のモードに「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。
    Zero wait DFS 無効 Zero wait DFSの有効、無効を選択します。
    Zero Wait DFS機能を「有効」にすると、気象レーダーと見なされる波形を検知した際に変更するチャンネル候補のチャンネルを常時監視しレーダー検知時に即座にチャンネル候補のチャンネルへと切り替えます。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に、「無線2」にのみ表示されます。
    ストリーム数 8ストリーム 使用するストリーム数を、4ストリームまたは8ストリームから選択します。デフォルトは8ストリームです。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択した場合に、「無線2」にのみ表示されます。他のモデルでは本設定は表示されません。

    ■ 無線1


    ■ 無線2

  16. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、VAPの設定を行います。
    今回は、無線2でのみセル型無線ネットワークを提供します。無線1のVAP 1については使用しません。
    今回の設定例ではWPAエンタープライズを使用していませんが、チャンネルブランケット機能を使用する場合、事前認証、ダイナミックVLANは未サポートとなります。
    表 5:AT-TQ6702 GEN2 VAP設定
    項目名 無線2 VAP 1 説明
    VAP ステータス 有効 VAPの有効、無効、緊急を設定します。VAP1のVAP ステータスは、「無線設定」の「使用条件」が常時の場合は常に有効となります。
    VLAN ID 100 該当するVAPが使用するVLAN IDです。
    Note
    本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
    SSID ForStaff-PC 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー WPAパーソナル 該当するVAPのセキュリティーです。
    セキュリティーキー(WPA-PSK) 5+@f/=0N1y 暗号キーを設定します。
    WPAバージョン WPA2 使用するWPAのバージョンです。
    暗号化プロトコル CCMP 使用する暗号化プロトコルです。
    管理フレーム保護 無効 管理フレームを保護するか否かを指定します。
    ブロードキャストキー更新間隔 0 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔です。「0」はキーを更新しません。
    Web認証 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かです。
    MACアクセス制御 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    高速ローミング 無効 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    Note
    チャンネルブランケット機能とVAP別の無線クライアント間の通信遮断の併用は未サポートのため、AT-TQ5403/5403e/6602 GEN2/6702 GEN2ではAP共通設定のVAPごとの「無線クライアント間の通信遮断」はデフォルトのままにしてください。
    無応答端末切断タイマー 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    多重接続要求 無視する 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
    ローミング通知 有効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を設定します。
    プロキシーARP 無効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
    マルチキャストをユニキャストに変換 無効 マルチキャストパケットをユニキャストパケットに変換するか否かを指定します。
    Passpoint 無効 Passpoint(Hotspot 2.0)機能を使用するか否かを選択します。

    ■ 無線2


    AP共通設定上のVAP 1のVAP ステータスは「無効」に設定することはできませんので、通常はこのままAP共通設定を管理下APに適用してしまうと、デフォルトのSSID「Default-1」がセキュリティー設定なしで公開されてしまいます。
    AP共通設定とともにCB共通設定を適用する際、AP共通設定のみ、または、CB共通設定のみに存在する設定項目は、それぞれそのまま本体のコンフィグに反映されます。AP共通設定とCB共通設定に重複する設定項目は、CB共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグに反映されます。
    今回の構成では、追って設定するCB共通設定で無線1のVAP 1を使用し、無線AP本体のコンフィグに反映しますので、このままで構いません。
    Note
    本クイックツアーではチャンネルブランケットを構築後にAP共通設定の適用を行っていますが、先に管理下APにAP共通設定を適用してからチャンネルブランケットに加入させる場合は、一時的にAP共通設定にて設定途上の無線バンドのVAPが適用されることがあります。この場合は、使用しない無線バンドに対して、セキュリティーを適用したダミーのVAPを作成しておくことをお勧めします。
  17. 画面右上の「追加」ボタンをクリックします。
    AP共通設定「TQ6702 GEN2」の設定内容が表示されます。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / CB共通設定の作成



ブランケット型無線ネットワークを構成するCB共通設定を作成します。
CB共通設定は、チャンネルブランケット用のVAPであるCB VAPの設定を中心に、チャンネルブランケットに特化した設定項目を集めた共通設定です。
無線APの一般的な動作設定としてのAP共通設定に上書きする形で、チャンネルブランケットに特化した設定項目を補完します。
AP共通設定とCB共通設定を適用する際、双方に重複する設定項目は、CB共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグを上書きします。AP共通設定にのみ含まれる設定項目は、AP共通設定の設定内容がそのまま反映されます。
したがって、今回のネットワークでは、1階の無線APと2階の無線APでCB共通設定を分ける必要があります。
次の表の緑部分、青部分に示すように、2つのCB共通設定を構成します。
表 1:提供する無線ネットワーク
  無線バンド TQ6702G2-xF-1 TQ6702G2-xF-2 TQ6702G2-xF-3 概要
2F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
1F 無線2 ForStaff-PC ForStaff-PC ForStaff-PC 従業員 PC端末用セル型VAP
無線1 ForStaff-Mobile 従業員 モバイル端末用AWC-CB
ForGuest 来客者用AWC-CB

1階のCB共通設定の作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  4. 無線APの機種を選択します。
    今回は、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択します。
    Note
    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2とAT-TQ6702e GEN2を混在させる場合は次のファームウェアを適用する必要があります。
    • AT-TQ6602 GEN2・AT-TQ6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.5-0.1以降
    • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.5-0.1以降
  5. 「OK」ボタンをクリックします。
  6. 「CB共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、CB共通設定名と適用可能な管理グループを設定します。

  8. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、VAPの設定を行います。
    まず、CB VAP 1に、従業員のモバイル端末用CB VAP「ForStaff-Mobile」を作成します。
    表 2:CB VAP「ForStaff-Mobile」設定
    項目名 設定値 説明
    無線 無線1 CB VAPで使用する無線バンドを、無線1(2.4GHz)または無線2(5GHz W52)から選択します。
    VAP 1 CB VAPの設定を保存するVAP番号を1~8の数値で指定します。
    チャンネル 1 CB VAPで使用する無線チャンネルを選択します。
    本設定は同じ無線バンドのすべてのVAP(セル型VAP、CB VAP含む)で共通となります。
    VAP ステータス 有効 CB VAPの有効、無効を設定します。
    VLAN ID 100 該当のCB VAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    Note
    本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
    SSID ForStaff-Mobile 該当のCB VAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 該当のCB VAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー WPAパーソナル 該当するVAPのセキュリティーです。
    セキュリティーキー(WPA-PSK) 5+@f/=0N1y 暗号キーを設定します。
    WPAバージョン WPA2 使用するWPAのバージョンです。
    暗号化プロトコル CCMP 使用する暗号化プロトコルです。
    管理フレーム保護 無効 管理フレームを保護するか否かを表示します。
    Web認証 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。
    MACアクセス制御 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    無応答端末切断タイマー 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    再送超過時切断 有効 無線APからのパケットに対して無線クライアントからの応答がない場合に、その無線クライアントを切断するか否かを設定します。
    多重接続要求 無視する 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
    ローミング通知 有効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を設定します。
    RSSIしきい値 30 CB VAPのビーコン制御に関わるパラメーターを0~91の数値で指定します。
    本パラメーターを調整することでチャンネルブランケット環境下における接続・通信状況が向上することがあります。
    Note
    サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
    送信出力 最大 電波出力強度を選択します。
    プロキシーARP 有効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
    パワーセーブの強制解除 無効 無線クライアントの無線省電力設定を強制的に解除するか否かを設定します。

  9. 続いて、来客用CB VAPを作成するため、「VAP(マルチSSID)設定」のCB VAP一覧にて「+ VAP追加」をクリックします。
  10. CB VAP 2に、来客用CB VAP「ForGuest」を作成します。
    来客用CB VAPでは認証は行いません。
    また、AP共通設定の作成の際に考慮したように、来客者のコンピューターが相互に見えないよう、「無線クライアント間の通信遮断」を有効にします。
    表 3:CB VAP「ForGuest」設定
    項目名 設定値 説明
    無線 無線1 CB VAPで使用する無線バンドを、無線1(2.4GHz)または無線2(5GHz W52)から選択します。
    VAP 2 CB VAPの設定を保存するVAP番号を1~8の数値で指定します。
    チャンネル 1 CB VAPで使用する無線チャンネルを選択します。
    本設定は同じ無線バンドのすべてのVAP(セル型VAP、CB VAP含む)で共通となります。
    VAP ステータス 有効 CB VAPの有効、無効を設定します。
    VLAN ID 200 該当のCB VAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    Note
    本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
    SSID ForGuest 該当のCB VAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 該当のCB VAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー 無し 該当するVAPのセキュリティーです。
    Web認証 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。
    MACアクセス制御 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    高速ローミング 無効 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
    無線クライアント間の通信遮断 有効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    無応答端末切断タイマー 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    再送超過時切断 有効 無線APからのパケットに対して無線クライアントからの応答がない場合に、その無線クライアントを切断するか否かを設定します。
    多重接続要求 無視する 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
    ローミング通知 有効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を設定します。
    RSSIしきい値 30 CB VAPのビーコン制御に関わるパラメーターを0~91の数値で指定します。
    本パラメーターを調整することでチャンネルブランケット環境下における接続・通信状況が向上することがあります。
    Note
    サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
    送信出力 最大 電波出力強度を選択します。
    プロキシーARP 有効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
    パワーセーブの強制解除 無効 無線クライアントの無線省電力設定を強制的に解除するか否かを設定します。

  11. ここまで設定したCB共通設定を適用するチャンネルブランケットを作成します。
    コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、右上の設定メニュー(歯車アイコン)から「新規作成」を選択します。

    「チャンネルブランケット新規作成」ダイアログが表示されます。

  12. 「チャンネルブランケット名」に「1F Blanket」を入力します。
  13. 「CB管理VLAN」を設定します。
    チャンネルブランケットの管理VLANは無線APの管理用VLAN ID、無線クライアントに割り当てるVAPのVLAN IDとは異なるVLAN IDを設定します。
    ここでは、「101」を入力します。
  14. 「管理グループ」に、このチャンネルブランケットに所属させたい無線APの管理グループを設定します。
    ここでは、「1-2F Group」を入力します。

  15. 「追加」ボタンをクリックして、チャンネルブランケット「1F Blanket」を登録します。
    チャンネルブランケット一覧に「1F Blanket」が表示されます。

  16. 続いてチャンネルブランケット「1F Blanket」に所属する無線APを選択します。
    チャンネルブランケット一覧にて、「1F Blanket」の行の「AP一覧」ボタンをクリックします。
    「所属AP一覧」ダイアログが表示されます。
    ダイアログのタイトルには「チャンネルブランケット名:1F Blanket」のようにチャンネルブランケット名が表示されます。

  17. 「所属AP編集」ボタンをクリックします。
    「無線APを追加/解除」ダイアログが表示されます。

    「無線APを追加/解除」ダイアログでは、無線APを管理グループ内のフロアマップから、または管理グループ内の無線AP一覧から選択できます。
    デフォルトでは管理グループ内の無線AP一覧が表示されています。
  18. 右上の「フロアマップ」ボタンをクリックして、フロアマップのパネル表示に切り替えます。

  19. フロアマップのパネル表示から「1F Map」をクリックします。
    「1F Map」に配置された無線APがマップ上にアイコン表示されます。

  20. マップ上の無線APアイコンをクリックして、チャンネルブランケットに所属する無線APを選択します。
    ここでは、3台表示された無線APをすべて選択します。

  21. 「無線APを追加/解除」ダイアログの「保存」ボタンをクリックして、選択を保存します。
    「所属AP一覧」ダイアログに選択した無線APの情報が表示されます。

    選択された無線APが正しいことを確認し、「閉じる」ボタンをクリックして、「所属AP一覧」ダイアログを閉じます。
    「CB共通設定新規作成」画面の「チャンネルブランケット一覧」に戻ります。
    「1F Blanket」の「割当AP数」の欄が「3」に更新されます。

  22. ここまでの設定を保存するため、コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。

2階のCB共通設定の作成

続いて2階のCB共通設定を作成します。
1階のCB共通設定で作成したのと同じ従業員のモバイル端末用CB VAPを作成します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択し、「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面に戻ります。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  4. 無線APの機種を選択します。
    今回は、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択します。
    Note
    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2とAT-TQ6702e GEN2を混在させる場合は次のファームウェアを適用する必要があります。
    • AT-TQ6602 GEN2・AT-TQ6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.5-0.1以降
    • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.5-0.1以降
  5. 「OK」ボタンをクリックします。
  6. 「CB共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、CB共通設定名と適用可能な管理グループを設定します。

  8. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、VAPの設定を行います。
    CB VAP 1に、従業員のモバイル端末用CB VAP「ForStaff-Mobile」を作成します。
    表 4:CB VAP「ForStaff-Mobile」設定
    項目名 設定値 説明
    無線 無線1 CB VAPで使用する無線バンドを、無線1(2.4GHz)または無線2(5GHz W52)から選択します。
    VAP 1 CB VAPの設定を保存するVAP番号を1~8の数値で指定します。
    チャンネル 1 CB VAPで使用する無線チャンネルを選択します。
    本設定は同じ無線バンドのすべてのVAP(セル型VAP、CB VAP含む)で共通となります。
    VAP ステータス 有効 CB VAPの有効、無効を設定します。
    VLAN ID 100 該当のCB VAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    Note
    本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
    SSID ForStaff-Mobile 該当のCB VAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 該当のCB VAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー WPAパーソナル 該当するVAPのセキュリティーです
    セキュリティーキー(WPA-PSK) 5+@f/=0N1y 暗号キーを設定します。
    WPAバージョン WPA2 使用するWPAのバージョンです。
    暗号化プロトコル CCMP 使用する暗号化プロトコルです。
    管理フレーム保護 無効 管理フレームを保護するか否かを表示します。
    Web認証 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。
    MACアクセス制御 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    無応答端末切断タイマー 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    再送超過時切断 有効 無線APからのパケットに対して無線クライアントからの応答がない場合に、その無線クライアントを切断するか否かを設定します。
    多重接続要求 無視する 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
    ローミング通知 有効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を設定します。
    RSSIしきい値 30 CB VAPのビーコン制御に関わるパラメーターを0~91の数値で指定します。
    本パラメーターを調整することでチャンネルブランケット環境下における接続・通信状況が向上することがあります。
    Note
    サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
    送信出力 最大 電波出力強度を選択します。
    プロキシーARP 有効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
    パワーセーブの強制解除 無効 無線クライアントの無線省電力設定を強制的に解除するか否かを設定します。

  9. ここまで設定したCB共通設定を適用するチャンネルブランケットを作成します。
    コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、右上の設定メニュー(歯車アイコン)から「新規作成」を選択します。

    「チャンネルブランケット新規作成」ダイアログが表示されます。

  10. 「チャンネルブランケット名」に「2F Blanket」を入力します。
  11. 「CB管理VLAN」を設定します。
    チャンネルブランケットの管理VLANは無線APの管理用VLAN ID、無線クライアントに割り当てるVAPのVLAN IDとは異なるVLAN IDを設定します。
    ここでは、「201」を入力します。
  12. 「管理グループ」に、このチャンネルブランケットに所属させたい無線APの管理グループを設定します。
    ここでは、「1-2F Group」を入力します。

  13. 「追加」ボタンをクリックして、チャンネルブランケット「2F Blanket」を登録します。
    チャンネルブランケット一覧に「2F Blanket」が表示されます。

  14. 続いてチャンネルブランケット「2F Blanket」に所属する無線APを選択します。
    チャンネルブランケット一覧にて、「2F Blanket」の行の「AP一覧」ボタンをクリックします。
    「所属AP一覧」ダイアログが表示されます。
    ダイアログのタイトルには「チャンネルブランケット名:2F Blanket」のようにチャンネルブランケット名が表示されます。

  15. 「所属AP編集」ボタンをクリックします。
    「無線APを追加/解除」ダイアログが表示されます。

    「無線APを追加/解除」ダイアログでは、無線APを管理グループ内のフロアマップから、または管理グループ内の無線AP一覧から選択できます。
    デフォルトでは管理グループ内の無線AP一覧が表示されています。
  16. 右上の「フロアマップ」ボタンをクリックして、フロアマップのパネル表示に切り替えます。

  17. フロアマップのパネル表示から「2F Map」をクリックします。
    「2F Map」に配置された無線APがマップ上にアイコン表示されます。

  18. マップ上の無線APアイコンをクリックして、チャンネルブランケットに所属する無線APを選択します。
    3台表示された無線APをすべて選択します。

  19. 「無線APを追加/解除」ダイアログの「保存」ボタンをクリックして、選択を保存します。
    「所属AP一覧」ダイアログに選択した無線APの情報が表示されます。

    選択された無線APが正しいことを確認し、「閉じる」ボタンをクリックして、「所属AP一覧」ダイアログを閉じます。
    「CB共通設定新規作成」画面の「チャンネルブランケット一覧」に戻ります。
    「2F Blanket」の「割当AP数」の欄が「3」に更新されます。

  20. ここまでの設定を保存するため、コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。

クイックツアー / AWC-CBの設定 / 共通設定の割り当て

作成したAP共通設定、CB共通設定を無線APに適用します。
「無線APの登録」にて登録した無線APにはまだAP共通設定が適用されておらず、管理状態は「未管理」となっています。
未管理の無線APにAP共通設定を割り当てると、自動的に無線APにAP共通設定が適用されます。
また、チャンネルブランケットに所属している場合は該当するCB共通設定が、個別設定がある場合には個別設定が、同時に無線APに適用されます。
既にAP共通設定が適用され、AWCプラグインの管理下にある無線APをチャンネルブランケットに所属させる場合は、「設定適用」を行うことで、最新のAP共通設定、CB共通設定、個別設定が無線APに適用されます。詳しくは、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「チャンネルブランケットの作成」の「運用中の無線APに適用する場合」をご覧ください。

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. AP共通設定を適用する無線APを選択します。
    今回は、すべての無線APに同じAP共通設定を適用するように構成しています。無線AP一覧の見出し行のチェックボックスにチェックを付けます。

  3. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「AP共通設定の割当」をクリックします。

    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  4. 「AP共通設定選択」ダイアログのAP共通設定一覧から、「AP共通設定の作成」で作成したAP共通設定「TQ6702 GEN2」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
  5. 「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「探索中」に、「設定状態」が「変更有」に変化します。

設定は以上です。
順次、無線APに各種設定が適用され、VAPの運用が開始されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 概要

ここでは、AWC-SC(AWC-スマートコネクト)を利用した無線ネットワークの構築の流れを、具体的な設定手順とともに記します。

Note
AWC-SCは、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2ファームウェアバージョン8.0.3-0.x以降にてサポートします。
なお、SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。
簡便のため次の構成を例にします。

表 1:構成例
機器名 ノード名 IPアドレス MACアドレス 役割
Wireless Controllerアプリケーションコンテナー 192.168.1.250   AWCプラグイン
AlliedWare Plus レイヤー3スイッチ 192.168.1.1   PoE+給電、DHCP・NTPサーバー
AT-TQ5403 TQ5403-SC-1 192.168.1.230 00:00:5E:00:53:00 ルートAP(有線接続)
電源はPoE+給電
TQ5403-SC-2 192.168.1.231 00:00:5E:00:53:20 サテライトAP(有線接続)
電源はACアダプター使用
TQ5403-SC-3 192.168.1.232 00:00:5E:00:53:40 サテライトAP(無線接続)
電源はACアダプター使用
TQ5403-SC-4 192.168.1.233 00:00:5E:00:53:60
TQ5403-SC-5 192.168.1.234 00:00:5E:00:53:80
これに基づき、次のような無線ネットワークを作成するものとします。
表 2:提供する無線ネットワーク
無線バンド VAP AP共通設定 SC共通設定 概要
無線1 VAP1 ForStaff 従業員用ネットワーク
無線2 VAP1 Default-1
(デフォルト)
SC-Default-cVVGG(末尾5文字はランダム) SC管理用
VAP2 sc-initial-provisioning
(デフォルト)
工場出荷状態AP接続用(自動設定)
AP共通設定とともにSC共通設定を適用する際、AP共通設定のみ、または、SC共通設定のみに存在する設定項目は、それぞれそのまま本体のコンフィグに反映されます。AP共通設定とSC共通設定に重複する設定項目は、SC共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグに反映されます。
このため、AP共通設定にデフォルトで登録されているVAP「Default-1」は使用されず、SC共通設定で定義した「SC-Default-cVVGG」が優先されます。
また、SC共通設定で使用を宣言した無線バンドのVAP2には、初期状態で定義されている工場出荷状態AP接続用SSID「sc-initial-provisioning」が定義されます。
これは、工場出荷状態の無線APの各無線バンドに定義されているものと同じで、工場出荷状態の無線APのビーコンの待ち受けに使用します。
Note
AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 準備

工場出荷状態の無線APに対しOTA(Over The Air:AP間無線接続)で設定・管理を行うには、ルートAPが接続されたサブネットで通信可能なDHCPサーバーが必要になります。
またこの際、IPアドレスとともに、AWCプラグインのIPアドレスおよび監視ポート番号をDHCPオプション43(ベンダー個別情報)によって通知するよう、DHCPサーバー側で事前の設定が必要となります。
ここでは、AMFスイッチ上のDHCPサーバーにて、管理用VLANに割り当てるDHCPプール「pool1」が作成してあるとします。次はその設定の一例です。

このDHCP設定に対して、OTAでの管理を行う無線APを登録し、AWCサーバー情報を付与するよう、設定を追加します。
  1. DHCPオプションを定義します。
    オプションコード43のオプション名を「awcserver」、設定するオプションタイプを16進数にします。

  2. DHCPプール「pool1」に対し、静的IPアドレスを設定します。
    今回は、ルートAPとして登録する無線AP(MACアドレス:00:00:5e:00:53:00)に対して静的なIPアドレス「192.168.1.230」を設定します。
    サテライトAP(ターミネーターAP)として運用する無線AP(MACアドレス:00:00:5e:00:53:20)には、別途、無線APのWeb設定画面からIPアドレス「192.168.1.231」を手動設定してください。

  3. 作成したオプション「awcserver」の値を設定します。
    オプションの設定値として渡されるAWCサーバー情報のフォーマットは次の通りです。
    次の設定例では、AWCプラグインのIPアドレスを「192.168.1.250」に設定する場合の例を示します。
    表 1:DHCPオプション43フォーマット
    フィールド名 フィールド長 説明 可変/固定 設定例
    内容 16進値
    ヘッダー 1オクテット ベンダー個別情報として渡す情報のヘッダーです。 固定 207 CF
    オプション1 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインのIPアドレスであることを示します。 固定 1 01
    オプション1 値 4オクテット AWCプラグインのIPv4アドレスを指定します。 可変 192.168.1.250 C0A801FA
    オプション2 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインの監視ポート番号であることを示します。 固定 2 02
    オプション2 値 2オクテット AWCプラグインの監視ポート番号を指定します。 固定 65437 FF9D
    したがって、設定値は「CF01C0A801FA02FF9D」となります。

以上で、DHCPプール「pool1」から割り当てられるIPアドレスには、DHCPオプション43によりAWCプラグインのIPアドレスと監視ポート番号が通知されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 管理グループの作成

スマートコネクトネットワーク構築のはじめに、管理グループを作成します。
管理グループはユーザーが管理・設定を行える機器のグループです。
スマートコネクトネットワークは、管理グループに対して1つ作成できます。
ここではビルの3階に所属する無線APをスマートコネクトネットワークのメンバーとして管理するため、管理グループ「3F Group」を作成します。

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」をクリックします。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「管理グループ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 管理グループ名を入力します。
    今回は、「3F Group」と入力します。
  4. 管理の対象とするAMFネットワーク名を選択することができます。
    AWC-SCでは、AMFゲストノード機能の併用は未サポートです。このため、AMFネットワークの選択については、AWC-SCを構成する上で必要はありません。
    スイッチや、スマートコネクトネットワークに所属しない無線APを管理する目的での併用は可能です。AMFネットワーク、AMFエリアを選択することで、非スマートコネクトの無線APの登録の際に、AMFゲストノードを容易に検出することができるようになります。
    これらを使用しない場合は、ネットワーク名を選択しないままでも構いません。
    今回は、「AMF001」を選択します。
  5. AMFネットワークを選択すると、AMFネットワーク配下のAMFエリアが「エリア名」に表示されます。
    管理の対象とするAMFエリアを選択します。管理グループに所属させるAMFエリアは、複数選択できます。
    今回は、「area1」を選択します。

  6. 「追加」ボタンをクリックします。
    作成した管理グループ「3F Group」が一覧に追加されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / アカウントの作成

作成した管理グループの管理を行うアカウントを作成します。
AVM EXとAWCプラグインで共通のアカウント情報を使用します。
ここでは、「3F Group」を管理するためのユーザーを作成します。

Note
管理者アカウントですべての機器を管理する場合には、個別のアカウントの作成は必要ありません。
  1. AVM EXのメインメニューから「ユーザー管理」をクリックします。
  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「新規ユーザー」画面が表示されます。

  3. ユーザー名、ユーザーID、メールアドレスを入力します。
    今回は、以下のように設定します。
    表 1:アカウント設定 1
    項目名 設定値 説明
    ユーザーID 3f_manager ログインに使用するユーザーIDを指定します。入力文字数に制限はなくいずれも半角の英字・数字・記号を使用できます。
    Note
    一度登録したユーザーIDは変更できません。
    Note
    一度登録したことのあるユーザーIDは、その後該当アカウントを削除しても、別のアカウントとして再度使用することはできません。
    アカウントの作成前に、作成ポリシーなどを慎重にご検討ください。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    ユーザー名 3f_manager フルネームなど、ユーザーの表示名を指定します。1~25文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)で入力します。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    メール 3f_manager@example.com ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用する、有効なメールアドレスを指定します。
    Note
    メールアドレスを登録したアカウントを削除した場合、別のアカウントのメールアドレスとして再度登録することはできません。

  4. パスワードを入力します。
    また、確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
    表 2:アカウント設定 2
    項目名 設定値 説明
    パスワード t0psecret! ユーザー「3F管理者」のパスワードを設定します。
    パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
    パスワード(確認) パスワードと同じ文字列を入力します。

  5. アカウントタイプを選択します。
    ここでは、一部の管理グループのみに限り設定を許可するため、「一般ユーザー」を選択します。
    表 3:アカウント設定 3
    項目名 設定値 説明
    アカウントタイプ 一般ユーザー アカウントの種類を表示します。
    • 管理者
      ユーザー設定やシステム設定を含む、AVM EXの全機能を使用できます。
    • 一般ユーザー
      別途権限を与えられたAVM EX管理グループ(AMFエリア、AWCプラグインの管理グループ、SNMPプラグインのサブネット)に対して、状態や設定の変更または確認のみができます。

  6. アカウントタイプを「一般ユーザー」に設定した場合、該当のユーザーに操作を許可する各種機能の権限を設定します。
    また、AWCプラグインを登録している場合は、AWCプラグインの管理グループに対するアクセス権限の設定を併せて行います。
    管理グループは、管理者アカウントにて事前に作成されたものが表示されます。ここでは、「管理グループの作成」の手順にて作成された「3F Group」が表示されています。
    サイトやグループの作成はAWCプラグインによる管理には影響しないため、今回は無視します。
    表 4:アカウント設定 4
    項目名 設定値 説明
    CLI権限 オフ アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AMFデバイスへのCLI接続の権限を指定します。デフォルトは「オフ」です。
    • オン
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対して、CLI接続できるようになります。
      Note
      CLI上の操作には、AVM EX上の権限制御は適用されません。
    • オフ
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対しても、CLI接続できなくなります。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのAMFエリアのAMFデバイスに対してCLI接続できます。
    AWC 管理グループ 3F Group:チェックあり AWCプラグインが登録されている場合、アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントの利用者に対し管理を許可する管理グループのチェックボックスにチェックを付けます。
    • チェックあり:
      選択した管理グループに対して、次の操作ができるようになります。
      • 管理グループの設定(AWC管理グループ名、ネットワーク名、AMFエリア名)の閲覧
      • 所属する管理下APの閲覧、追加、編集、削除
      • 所属するフロアマップの閲覧、作成、編集、削除
      • 各種共通設定の作成、編集、削除
    • チェックなし:
      このアカウントによるログインセッションでは、該当の管理グループに所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APは表示されません。
      なお、管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面には、管理の許可の有無にかかわらず、AWCプラグインに登録されたすべての管理グループ名が表示されます。

    管理グループは、事前にアカウントタイプが「管理者」のアカウントで作成しておく必要があります。
    Note
    アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントに対し、所属するフロアマップ、各種共通設定、管理下APの閲覧のみを許可することはできません。
    Note
    アカウントタイプが「管理者」の場合、本項目は表示されません。すべての管理グループの編集や所属するフロアマップ、無線AP、各種共通設定の管理を行えます。
    機能別権限 読み取り専用 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AVM EXの一部の機能について、権限を指定します。
    • 読み取り専用
      該当機能の結果の閲覧のみ可能です。
    • 読み取り/書き込み
      該当機能の閲覧、設定変更、削除が可能です。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。「読み取り/書き込み」と同等の権限を持ちます。
    サイトとグループ 選択なし サイトとグループに対して、個別に管理グループ権限を設定できます。デフォルトでは個別の設定はありません。
    グループには、自動的に登録されたAMFネットワークの各AMFエリアが含まれ、これらのグループ名の横には「ネットワーク」のバッジが表示されます。
    各種管理グループはタイプに関わりなく文字コード順に表示されます。
    アカウントには、各サイト、グループに対する次のいずれかの権限を付与できます。
    • 読み取り/書き込み
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧または設定を変更できます。
      設定には、デバイスのAMFバックアップの実施、AMFデバイスへのCLI接続、デバイスやイベントのメモの編集、AMFマスター上のバックアップ設定の変更などが含まれます。
    • 読み取り専用
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧のみできます。
      管理グループおよびデバイスのトポロジーマップ、デバイス情報、デバイスやイベントのメモ、Abnormal(軽微なイベント)またはNormal(正常)のイベントのログを閲覧できます。
    いずれの権限にもチェックがない場合は、管理グループの情報は表示されません。
    Note
    管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面にはいずれの権限もないサイトやグループ名は表示されません。
    デバイスが複数のサイトやグループに所属する場合、その中でより強い権限の設定に従います。
    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのサイトおよびグループに対して設定の確認および変更が可能です。

  7. AWCプラグインの各種管理項目にて、情報を更新する間隔を設定します。
    表 5:アカウント設定 5
    項目名 設定値 説明
    更新間隔 (デフォルト) AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインの以下の管理項目にて画面の更新を自動で行う間隔(単位:秒)を指定します。
    • 管理下AP(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線ステータス)(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ詳細(無線クライアント)(デフォルト:5(秒))
    • フロアマップ詳細(スマートコネクト)(デフォルト:5(秒))

  8. AP共通設定を作成する際に初期値として選択される国コードを指定します。
    表 6:アカウント設定 6
    項目名 設定値 説明
    国コード JP - 日本 AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインでAP共通設定を作成する際に選択される国コード(無線周波数帯の規制区域)の初期設定を指定します。デフォルトは「なし」です。

  9. Web管理画面の言語とセッションタイムアウトを設定します。
    表 7:アカウント設定 7
    項目名 設定値 説明
    言語 日本語 Web管理画面の表示言語を設定します。
    自動検出(デフォルト)、英語、日本語から選択できます。「自動検出」に設定すると、Webブラウザーの表示言語設定に従って自動的に決定されます。
    タイムアウト 10分 セッションタイムアウトを指定します。
    無操作状態でタイムアウトに設定した時間が経過した場合に、自動的にログインセッションを終了し、ログイン画面に戻ります。
    タイムアウトは5分、10分、20分、30分、1時間、制限なしから選択でき、制限なしに設定した場合は無操作状態が続いても自動的にログアウトしません。
    デフォルトは5分です。

  10. AVM EXのイベント/Syslogルールのメール通知、ネットワークトポロジーレイアウトを設定します。
    このアカウントはAWCプラグインでの管理用に使用するため、これらの機能を使用しません。
    表 8:アカウント設定 9
    項目名 設定値 説明
    イベント/Syslogルール メール通知を受信 無効 イベントルール、Syslogルールにてメール通知を行うよう設定されている際、該当のアカウントへのメール受信を行うか否かを指定します。
    ネットワークトポロジーレイアウト -(空欄) 初回ログイン時にネットワークマップに適用する、またはそれ以降に適用を許可するレイアウトを選択します。

  11. 「保存」ボタンをクリックします。
    作成したユーザー「3F管理者」が一覧に追加されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 無線APの登録



無線APをAWCプラグインの管理下に登録します。
ここでは、IP手動設定による登録を行います。多数の無線APを一度に登録する場合は、CSVによる登録も可能です。

AT-TQ5403の登録(IP手動設定)

ルートAPの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。
    「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「機器名」にAWCプラグインの管理下に登録する無線APの管理上の名前を入力します。
    今回は、「TQ5403-SC-1」と入力します。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    今回は、先ほど作成した「3F Group」を選択します。
    AP事前設定用のAMF設定の選択肢として「有効」が表示されるようになります。
  5. 「AP事前設定用のAMF設定」を「無効」に設定します。
    固定のIPアドレスを事前に無線APのWeb設定画面で指定するか、DHCPサーバーから静的IPアドレスを割り当てる必要があります。
  6. 「TQ5403-SC-1」として登録する無線APのIPアドレスを設定します。
    IPアドレス欄には、「DHCP」「STATIC」の2つのオプションがあります。
    今回のルートAPの登録では「STATIC」を選択します。
    また、表示される入力フィールドには、今回は「192.168.1.230」を入力します。
  7. 「TQ5403-SC-1」として登録する無線APのMACアドレス「00:00:5e:00:53:00」を入力します。

  8. 「追加」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。

    「無線AP詳細」画面では、選択した無線AP「TQ5403-SC-1」の情報が表示されます。この段階では、「管理状態」には「未管理」、「AP共通設定」には「未設定」と表示されます。
    SC共通設定を先に作成してから、AP共通設定を適用するため、このままにします。

サテライトAPの登録

もう1台、サテライトAP(コネクターAP/ターミネーターAP)として運用する無線APを登録します。
今回は、サテライトAPの初期設定をUTPケーブルによる有線接続を介して行います。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。
    「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「機器名」にAWCプラグインの管理下に登録する無線APの管理上の名前を入力します。
    今回は、「TQ5403-SC-2」と入力します。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    今回は、先ほど作成した「3F Group」を選択します。
    AP事前設定用のAMF設定の選択肢として「有効」が表示されるようになります。
  5. 「AP事前設定用のAMF設定」を「無効」に設定します。
  6. 「TQ5403-SC-2」として登録する無線APのIPアドレスを設定します。
    今回のサテライトAPの登録では「STATIC」を選択し、入力フィールドに「192.168.1.231」を入力します。
  7. 「TQ5403-SC-2」として登録する無線APのMACアドレス「00:00:5e:00:53:20」を入力します。

  8. 「追加」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。

    「無線AP詳細」画面では、選択した無線AP「TQ5403-SC-2」が追加されます。この段階では、「管理状態」には「未管理」、「AP共通設定」には「未設定」と表示されます。
    SC共通設定を先に作成してから、AP共通設定を適用するため、このままにします。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / フロアマップの作成



次に、無線APの配置を視覚的に管理するため、フロアマップを登録し、無線APをフロアマップ上に配置します。
フロアマップへの登録は、無線APを管理下に追加してから行っても構いませんが、多数の無線APを管理する場合は、SC共通設定にて無線APを選択する際に判別がつきやすくなります。

フロアマップの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示します。

  2. 3階のフロアマップを作成するため、画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「フロアマップ作成」ダイアログが表示されます。

  3. 「マップ名」に「3F Map」を入力します。
  4. 「マップ画像」の「ファイルを選択」をクリックし、フロアマップに使用する画像を選択します。
    Note
    マップ画像に余白が付いていると、フロアサイズが正しく計算されません。マップ画像に余白がある場合は、画像編集ツールを使用して、実際に設置するフロア部分のみを切り抜いておくことをお勧めします。
  5. 「フロアサイズ(横)」、「フロアサイズ(縦)」に、実際の設置場所の大きさをメートル単位で入力します。
    縦横のいずれかの値を入力すると、マップ画像の縦横比に基づいてもう一方の値が自動的に決定されます。
    フロアサイズは、無線電波のヒートマップ表示に影響します。
    ここでは、横24m×縦20mとして、各欄に入力します。
  6. 「管理グループ」ドロップダウンリストから、「クイックツアー」/「AWC-SCの設定」/「管理グループの作成」にて作成した管理グループ「3F Group」を選択します。

    今回は「タグ」「コメント」は空欄のままとし、「追加」ボタンをクリックします。
  7. 「フロアマップ」画面に、フロアマップ「3F Map」が追加されました。

フロアマップへの無線APの配置

フロアマップに、AT-TQ5403を配置します。
  1. 作成したフロアマップ「3F Map」をクリックします。
    「3F Map」の無線ステータス表示画面が表示されます。

  2. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。画面右側に同じ管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。
    この時点ではAP共通設定が適用されていないため、管理状態は未管理と表示されます。

  3. 無線APの一覧から、TQ5403-SC-1の行をクリックします。
    マウスカーソルが無線APアイコンに変化します。
  4. マップ上のTQ5403-SC-1を配置したい所をクリックし、無線APアイコンを配置します。
    無線APアイコンの位置を変更したい場合は、無線APアイコンをクリックしたまま移動したい場所にマウスを動かし、マウスボタンを離します。
  5. 同様に、無線APの一覧から、TQ5403-SC-2を配置します。

フロアマップへの無線APの配置は以上です。
AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示すると、フロアマップに2台の無線APが配置されていることが確認できます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / SC共通設定の作成

スマートコネクトネットワークを構成するSC共通設定を作成します。
SC共通設定は、SC管理用SSIDの設定を中心に、スマートコネクトに特化した設定項目を集めた共通設定です。
無線APの一般的な動作設定としてのAP共通設定に上書きする形で、スマートコネクトに関する設定項目を補完します。
AP共通設定とSC共通設定を適用する際、双方に重複する設定項目は、SC共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグを上書きします。AP共通設定にのみ含まれる設定項目は、AP共通設定の設定内容がそのまま反映されます。
SC共通設定は、次の項目から成り立ちます。

なお、AWC-SCとAWC-CBを併用可能な場合は、SC共通設定、CB共通設定、AP共通設定の順に優先されます。すなわち、無線APにはSC管理用SSIDが最優先に作成され、空いたVAP番号にCB VAPが作成され、さらに空いたVAP番号にAP共通設定によるセル型VAPが作成されます。また、VAP以外の通信に必要なAP共通設定の設定項目のうちSC共通設定、CB共通設定と重複しないものは、そのまま適用されます。なお、今回はAWC-CBは併用しません。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
    「SC共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「SC共通設定新規作成」画面が表示されます。

  3. 「SC共通設定」にて、SC共通設定名を指定します。
    今回は「TQ5403SC」を入力します。
  4. 「国」にて、無線のカントリーコードとして「JP - Japan」を選択します。
    現在ログインしているユーザーアカウントの「国コード」が「JP - 日本」に設定されている場合は、本ダイアログのカントリーコードがデフォルトで「JP - Japan」となります。
  5. 「モデル」にて、スマートコネクトを使用する無線APの機種を選択します。
    今回は、「AT-TQ5403」のみを選択します。選択された機種名は青色で表示されます。
    Note
    SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。
    Note
    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2と、AT-TQ5403/5403eやAT-TQm5403を同一のスマートコネクトネットワークに共存させることはできません。
  6. SC共通設定を適用する管理グループを選択します。
    SC共通設定は、1つの管理グループに対して1つ作成できます。
    今回は、「3F Group」を選択します。

  7. 必要に応じて、「SC基本設定」にて、「SC管理用SSID」を設定します。
    デフォルトで、「SC-Default-*****」の形で自動的に設定されています。「*****」はランダムに生成された5文字の英数字(大文字小文字交じり)です。
    このSSIDはブロードキャストを行いません。AWCプラグインを介して設定された無線AP同士でのみ使用するため、同じ空間で使用されるセル型VAPやCB VAP、他のSC管理用SSIDと重複しない限り、特に考慮する必要はありません。
    ただし、SSIDの設定全般に共通する注意点として、無線APがブロードキャストするビーコンにSSIDを含まない場合でも、無線ネットワークの区別のため、通信するパケットにはSSIDが含まれることが挙げられます。無線ネットワーク監視ツールなどを使用した場合、通信されているパケットから隠匿されたSSIDを表示することもできますので、悪意あるユーザーに攻撃の対象とされないよう、極端にネットワークの帰属が分かりやすい文字列などは避けることをお勧めします。
    今回は、デフォルトで設定された「SC-Default-cVVGG」を使用することにします。
    また、必要に応じて、「セキュリティキー(WPA-PSK)」の右側のアイコンをクリックして、設定された文字列を確認できます。
    セキュリティキーはSC管理用SSIDで使用される事前共有鍵です。ランダムに生成された63文字の英数字(大文字小文字交じり)が自動的に設定され、変更はできません。
    作成したSSIDは、SC無線設定にて選択する使用帯域のVAP 1の設定を上書きします。
    また、次項で「自動認識」を有効にすると、工場出荷状態の無線APをスマートコネクトネットワークに接続するためのSSID「sc-initial-provisioning」が同じ帯域のVAP 2を占有します。
    「自動認識」を無効にした場合、VAP2に「sc-initial-provisioning」は設定されません。
    AP共通設定で同じ無線バンドに作成するVAP設定は無視されます。
  8. 「自動認識」の有効、無効を選択します。
    今回は「有効」にしておきます。

  9. 「SC無線設定」の「チャンネル設定」にて、スマートコネクトを使用するチャンネルを自動で行うか、固定設定するかを選択します。
    デフォルトは「自動」です。
    今回は「固定」に設定します。
  10. 「使用帯域」を「2.4 GHz」(無線1)、「5 GHz Low」(無線2 W52)から選択します。
    今回は、SC管理用SSIDおよび工場出荷状態APの待機用SSID「sc-initial-provisioning」は無線バンド「無線2」に作成しますので、「5 GHz Low」を選択します。
    Note
    AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。
  11. 「使用帯域幅」を選択します。
    今回は「40MHz」を選択します。
  12. 「チャンネル選択」を設定します。
    「チャンネル設定」にて「固定」を選択した場合、AP間無線通信に使用するチャンネルを指定します。
    今回は、「36ch」を選択します。

  13. 「無線AP一覧」から、スマートコネクトを使用する無線APを選択します。
    「無線AP一覧」には、選択した管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。
    デフォルトでは、管理グループに所属する無線APはすべてスマートコネクトが有効に設定されています。
    スマートコネクトを使用しない無線APが管理グループに所属している場合は、該当の無線APの行にて、「スマートコネクト」の「有効」(青色)をクリックして、「無効」(灰色)に切り替えてください。
    今回は、登録済みの無線APはすべてスマートコネクトを使用するため、そのままにします。
    Note
    「無線AP一覧」には、AWC-SC非対応の無線APも含め、同じ管理グループに所属する無線APはすべて表示されます。
    AWC-SC非対応の無線AP「スマートコネクト」を「有効」にしても、スマートコネクトネットワークには接続できません。
    また、同じ管理グループに所属するAWC-SC非対応の無線APは、スマートコネクトを「無効」に設定する必要があります。AWC-SC非対応の無線APのスマートコネクトが「有効」に設定されている場合、使用チャンネルなど、SC共通設定と重複する一部の無線設定が無視されます。
  14. ルートAPとして使用する無線APを選択します。
    今回は、「TQ5403-SC-1」の「ルート」のチェックを入れます。

    ルートAPは、フロアマップ表示から選択することもできます。
    「無線AP一覧」右上の「フロアマップ」ボタンをクリックすると、管理グループに所属するフロアマップがパネル表示されます。該当のフロアマップのパネルをクリックしてフロアマップダイアログを表示すると、配置された無線APがグラフィカルに確認できます。
    無線APアイコンにマウスポインターを当てると、無線APのIPアドレス、MACアドレス、登録された機器名がポップアップ表示されます。無線APアイコンをクリックすると、無線APアイコンの右上にルートアイコンが表示されます。選択が完了したら「OK」ボタンをクリックして、フロアマップダイアログを閉じます。

  15. コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。
    SC共通設定「TQ5403SC」が登録されます。
SC共通設定の作成手順は以上です。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / AP共通設定の作成

セル型無線ネットワークを構成するAP共通設定を作成します。
スマートコネクトでは、AP共通設定にて無線APの全般的な設定を構成し、SC共通設定でSC管理用SSIDに関する設定のみを構成します。無線APを管理する際は、必ずAP共通設定の適用が必要となります。
AP共通設定とSC共通設定を適用する場合は、SC共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグを上書きします。AP共通設定にのみ含まれる設定項目は、AP共通設定の設定内容がそのまま反映されます。
AWC-SCを設定した無線バンドでは、クライアントサービス用VAPは作成できません。
今回のネットワークでは、無線2でスマートコネクトに不可欠なVAP(SC管理用SSID、工場出荷状態AP待機用SSID)を、無線1で一般のクライアントサービスのためのセル型VAPを運用するため、AP共通設定にて、無線APの基本設定とともに、無線1の無線設定やセル型VAPに関する設定を定義します。
また、無線2に関しても、SC共通設定で定義されない無線設定の各項目(特にAWC-SCとの併用ができないバンドステアリング、近隣AP検出など)を、AP共通設定にて定義します。
実際に、AT-TQ5403で使用するAP共通設定を作成します。

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」をクリックします。
    「設定機能/AP共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  3. 「カントリーコード」を「JP - Japan」に設定します。
    現在ログインしているユーザーアカウントの「国コード」が「JP - 日本」に設定されている場合は、本ダイアログのカントリーコードがデフォルトで「JP - Japan」となります。
  4. 「シリーズ」を「TQ Series」に設定します。
  5. 「モデル」を選択します。
    AP共通設定は、無線APのサポート機能によって分かれています。
    ここでは、AP共通設定の対象とするモデルとして「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」を選択します。

    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2を使用してスマートコネクトネットワークを構成する場合は、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2に適合する「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択します。「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択した場合の詳細な設定項目は、「各種操作」/「無線管理」/「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
  6. 「OK」ボタンをクリックします。
    「AP共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、AP共通設定の概要を設定します。

  8. 「AP本体」にて、無線APの動作機能を設定します。
    AP共通設定のモデルが「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」の場合、AP共通設定を適用する無線APのログインユーザー名とパスワードを一括して設定することができます。
    AWCプラグインの管理下にあっても、従来通りに無線APのWeb設定画面にアクセスすることは可能です。
    初期アカウントを使用している場合、無線APのWeb設定画面に侵入されないよう、無線APの管理用アカウントのユーザー名、パスワードを変更します。
    Note
    事前に無線APのWeb設定画面から管理用アカウントの設定を変更したうえでAWCプラグインの管理下に登録することもできます。
    Note
    管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
    ユーザー設定を「有効」にします。「ログインユーザー名」と「ログインパスワード」を入力し、「ログインパスワード(確認)」に「ログインパスワード」と同じ文字列をもう一度入力します。
    使用できる文字は、機種によって異なります。
    「個別APユーザー設定」にて「無効」のチェックを入れると、個別設定にてログインユーザー名とログインパスワードを変更することを禁止することができますが、今回はチェックは入れず、個別設定できるままにします。
  9. 「タイムゾーン」にて、APに設定するタイムゾーンを選択します。
    今回は時刻表示をJST(日本標準時)に設定するため、ドロップダウンリストから「(UTC+09:00) Asia/Tokyo」を選択します。
    ドロップダウンリスト上部の検索フィールドに、「tokyo」など、上記のタイムゾーンの文字列の一部を入力して、ドロップダウンリストの表示候補を絞り込むこともできます。
    また、いずれかのタイムゾーンを選択すると、追加で「夏時間」の項目が表示されます。今回はデフォルトの「無効」のままにします。
  10. 「NTPクライアント」にて、NTPクライアント機能の有効、無効を選択します。
    後述のAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用するためには、NTPクライアント機能が有効に設定されている必要があります。
    今回は、「NTPクライアント」を「有効」に設定します。
    追加で「NTPサーバー IPアドレス/ホスト名」が表示されますので、今回NTPサーバーとして動作させるPoE+スイッチのIPアドレス「192.168.1.1」を入力します。
  11. 「Syslogクライアント」にて、Syslogクライアント機能の有効、無効を選択します。
    無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信する場合は、この項目を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。
  12. 「SNMPエージェント」にて、SNMPエージェント機能の有効、無効を選択します。
    SNMPマネージャーによる遠隔監視、設定を行う場合には、SNMPエージェント機能を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。

  13. 「+詳細設定」をクリックすると、「MACアドレスリスト」、「LED」、「Web認証用仮想IPアドレス」の項目が表示されます。

  14. 「有線設定」にて、無線APの有線接続に関する設定を行います。
    AT-TQ5403にはLANポートが2系統備わっており、上位のスイッチと適切に設定することで、リンクアグリゲーション機能によりトランクグループを作成し、有線のアップリンクを増強することができます。
    表 1:AT-TQ5403 有線設定
    項目名 設定値 説明
    LAN 2 ポート 無効 AT-TQ5403/AT-TQm5403のLAN1/PoEポート、LAN2ポートのリンクアグリゲーションまたはカスケード設定を行います。

    • スタティックLAG:
      AT-TQ5403/AT-TQm5403のリンクアグリゲーション機能が有効になります。接続先のスイッチでは手動設定のトランクグループを設定する必要があります。

    • カスケード:
      カスケード機能が有効になり、LAN2ポートがカスケードポートとして使用できます。

    • 無効:
      リンクアグリゲーションまたはカスケード機能を使用しません。LAN2ポートは無効となり、LAN1/PoEポートのみでの接続を行います。
    Note
    AWC-SCでは、リンクアグリゲーションとの併用は未サポートです。
    今回はリンクアグリゲーションまたはカスケード機能を使用しません。「無効」が選択されていることを確認します。

  15. 「無線設定」にて、無線APの無線電波の出力に関する設定を行います。
    「モデル」で選択した機器に応じて、無線1(2.4GHz帯)、無線2(5GHz帯 W52/W53)、無線3(5GHz帯 W56)を設定します。無線1、無線2、無線3の設定は画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタン、「無線3」ボタンで切り替えることができます。
    今回は、従業員用のセル型無線ネットワークを無線1で、スマートコネクトネットワークを無線2で提供するため、以下のように設定します。
    表 2:AT-TQ5403 無線設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 無線2 無線3
    無線送信 有効 有効 無効 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否かを設定します。
    モード b/g/n a/n/ac   サポートするモード(通信プロトコル)です。
    使用帯域幅 40MHz 40MHz   使用する帯域幅です。IEEE 802.11ac、IEEE 802.11nでは、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
    無線2の使用帯域幅設定はSC共通設定で指定された値で上書きされるためデフォルトの「20MHz」のままでも構いません。
    使用条件 常時 常時   無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効のときのみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。
    緊急モードについては、「緊急モードの有効化」をご覧ください。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 無効   同一の無線バンドに接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    エアタイムフェアネス 無効 無効   通信スピードにかかわらず接続されているすべてのクライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。
    自動チャンネル選択 すべて すべて   無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。
    最大クライアント接続数 200 200   接続可能なクライアント数を設定します。
    レガシーレートセット すべて すべて   通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のサポートさせたいレートを選択します。
    マルチキャスト送信レート 11 Mbps 6 Mbps   IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャストの固定送信レート(通信速度)を指定します。
    RTSしきい値 2347 2347   IEEE 802.11b、g、aによる通信において、送信しようとしているパケットがこのサイズよりも大きな場合に、パケットの送信前にRTS(送信要求)パケットを送信します。
    デフォルトの「2347」に設定すると、RTSパケットを送信しません。
    バンドステアリング 無効 無効   2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑緩和を試みる、バンドステアリングの有効、無効を選択します。
    Note
    チャンネルブランケットまたはスマートコネクトを使用する場合は、バンドステアリングは併用できません。
    Wi-Fiマルチメディア
    (WMM)
    有効 有効   Wi-Fiマルチメディア(WMM)の有効、無効を選択します。
    Wi-Fiマルチメディアを有効にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報を含めます。これにより、映像、音声などのストリーミングやVoIP通信のフレーム送信間隔を短くし、通信品質を保つことができます。
    APSD 無効 無効   APSD(Automatic Power Save Delivery)の有効、無効を選択します。
    APSDを有効にすると、モバイル端末(VoIP)の消費電力を抑え、通話時間を延ばすことができます。モバイル端末側でもAPSD(U-APSD)に対応している必要があります。
    近隣AP検出 無効 無効   該当の無線バンドにおける近隣APの検出の有効、無効を選択します。
    近隣AP検出を有効にすると、近くで同じ無線バンドを使用しているAWCプラグイン管理下/管理外の無線APの電波を検出し、AWC計算に反映します。
    無効に設定すると、AWC計算機能が正常に動作しない場合があります。
    また、AWC-SCを使用する無線バンドでは、近隣AP検出を無効に設定します。

    ■ 無線1


    ■ 無線2


    ■ 無線3

  16. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、VAPの設定を行います。
    AP共通設定とともにSC共通設定を適用する際、AP共通設定のみ、または、SC共通設定のみに存在する設定項目は、それぞれそのまま本体のコンフィグに反映されます。AP共通設定とSC共通設定に重複する設定項目は、SC共通設定による構成が優先され、本体のコンフィグに反映されます。
    今回の構成では、無線1のVAP 1にセル型ネットワーク「ForStaff」の設定を行います。
    Note
    AP共通設定上のVAP1のVAPステータスは「無効」に設定することはできませんので、通常はこのままAP共通設定を管理下APに適用してしまうと、デフォルトのSSID「Default-1」がセキュリティー設定なしで公開されてしまいます。
    セル型VAPを構築して、スマートコネクトを使用しない無線APと共通のAP共通設定を適用しようとしている場合は、SC共通設定によって上書きされるVAPに対して、セキュリティーを適用したダミーのVAPを作成しておくことをお勧めします。
    Note
    AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。
    表 3:AT-TQ5403 VAP設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 VAP1
    VAPステータス 有効 VAPの有効、無効を設定します。
    VLAN ID 100 該当のVAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    SSID ForStaff 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)です。
    ブロードキャスト 有効 該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否かです。
    セキュリティー WPAパーソナル 該当するVAPのセキュリティーです。
    セキュリティーキー(WPA-PSK) 5+@f/=0N1y 暗号キーを設定します。
    WPAバージョン WPA2 使用するWPA のバージョンです。
    暗号化プロトコル CCMP 使用する暗号化プロトコルです。
    管理フレーム保護 無効 管理フレームを保護するか否かを指定します。
    ブロードキャストキー更新間隔 0 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔です。「0」はキーを更新しません。
    Web認証 無効 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かです。
    MACアクセス制御 無効 該当のVAPに対してMACアクセス制御を適用する際の方式、または無効を指定します。
    高速ローミング 無効 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    無応答端末切断タイマー 300 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。
    多重接続要求 無視する 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
    ローミング通知 有効 ローミング通知を行うか否かを設定します。
    DTIM間隔 1 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Information Map)を挿入する割合を設定します。
    プロキシーARP 有効 プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
    Passpoint 無効 Passpoint(Hotspot 2.0)機能を使用するか否かを選択します。

    ■ 無線1

  17. 画面右上の「追加」ボタンをクリックします。
    AP共通設定「TQ5403AP」の設定内容が表示されます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 無線APの接続



先ほど登録した無線APをAWC-SCの管理下に追加します。

AP共通設定の適用

無線APに適用するAP共通設定を指定します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 無線AP「TQ5403-SC-1」「TQ5403-SC-2」の両方のチェックボックスにチェックを入れます。

  3. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「AP共通設定の割当」をクリックします。

    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  4. 「AP共通設定選択」ダイアログのAP共通設定一覧から、「AP共通設定の作成」で作成したAP共通設定「TQ5403AP」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
  5. 「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「探索中」に変化します。

ルートAPの追加

続いて、ルートAPを追加します。
  1. ルートAPとして運用する「TQ5403-SC-1」を、AWCプラグインの管理下のネットワークにUTPケーブルで接続します。
  2. AWCプラグインのポーリングによって「TQ5403-SC-1」の接続を認識すると、割り当てられたAP共通設定、CB共通設定、SC共通設定が適用されます。
    設定適用後に「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「適用中」→「管理中」に変化します。

「TQ5403-SC-1」は有線ネットワークとのブリッジを行うため、UTPケーブルは接続したままにします。

サテライトAPの追加(有線設定)

続いて、サテライトAPを追加します。
  1. サテライトAPとして運用する「TQ5403-SC-2」を、AWCプラグインの管理下のネットワークにUTPケーブルで接続します。
  2. AWCプラグインのポーリングによって「TQ5403-SC-2」の接続を認識すると、割り当てられたAP共通設定、CB共通設定、SC共通設定が適用されます。
    設定適用後に「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「適用中」→「管理中」に変化します。

  3. 「TQ5403-SC-2」の「管理状態」が「管理中」であることを確認し、「TQ5403-SC-2」からUTPケーブルを抜きます。
AWC-SCの構成が正常に行われると、「フロアマップ」メニュー以下の「フロアマップ詳細 [スマートコネクト表示]」画面では、AWC-SCによる無線AP同士の無線接続の状況がグラフィカルに確認できます。

クイックツアー / AWC-SCの設定 / 無線APの追加



既にここまでの手順で作成済みの各種の共通設定を使用し、構築済みのスマートコネクトネットワークにサテライトAPを追加する場合の例を説明します。
今回は、無線APにOTA(Over The Air:AP間無線通信)で各種設定を行います。
Note
OTA(Over The Air:AP間無線通信)でサテライトAPを追加するには、工場出荷状態かつAT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.1以降の無線APであることが条件となります。
また、ファームウェアアップグレード後にOTAでサテライトAPとして追加する場合は、無線APにログイン後、初期化を行ってください。
初期化の手順は対象ファームウェアバージョンのリファレンスマニュアルをご参照ください。
なお、SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。

無線APの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。
    「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「機器名」にAWCプラグインの管理下に登録する無線APの管理上の名前を入力します。
    今回は、「TQ5403-SC-3」と入力します。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    今回は、先ほど作成した「3F Group」を選択します。
    AP事前設定用のAMF設定の選択肢として「有効」が表示されるようになります。
  5. 「AP事前設定用のAMF設定」を「無効」に設定します。
    固定のIPアドレスを事前に無線APのWeb設定画面で指定するか、DHCPサーバーからIPアドレスを割り当てる必要があります。
  6. 「TQ5403-SC-3」として登録する無線APのIPアドレスを設定します。
    IPアドレス欄には、「DHCP」「STATIC」の2つのオプションがあります。
    今回は、「TQ5403-SC-3」をAWC-SCの「自動認識」機能によって管理するため、「DHCP」を選択します。
  7. 「TQ5403-SC-3」として登録する無線APのMACアドレス「00:00:5e:00:53:40」を入力します。

  8. 「追加」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。

    「無線AP詳細」画面では、選択した無線AP「TQ5403-SC-3」が追加されます。この段階では、「管理状態」には「未管理」、「AP共通設定」には「未設定」と表示されます。
    無線APの管理にはAP共通設定が必要ですが、AP共通設定を割り当てる際には、その他の設定(CB共通設定、SC共通設定)が併せて適用されます。
    SC共通設定を先に適用してから、AP共通設定を適用するため、このままにします。
    サテライトAPの追加の時点では管理グループ「3F Group」に対応するSC共通設定「TQ5403SC」が作成済みなので、自動的に無線APは該当するSC共通設定の適用対象となります。「無線AP詳細」画面の下部、「設定情報」の「SC共通設定」欄には、「TQ5403SC」が表示されます。

フロアマップへの配置

新規に追加する無線APをフロアマップに追加します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示します。

  2. 「3F Map」のパネルをクリックします。
    フロアマップ「3F Map」の無線ステータス表示が表示されます。

  3. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。画面右側に同じ管理グループに所属する無線APが一覧表示されます。
    この時点ではAP共通設定が適用されていないため、管理状態は未管理と表示されます。

  4. 無線APの一覧から、TQ5403-SC-3の行をクリックします。
    マウスカーソルが無線APアイコンに変化します。
  5. マップ上のTQ5403-SC-3を配置したい所をクリックし、無線APアイコンを配置します。
    無線APアイコンの位置を変更したい場合は、無線APアイコンをクリックしたまま移動したい場所にマウスを動かし、マウスボタンを離します。

フロアマップへの無線APの配置は以上です。
AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」をクリックし、「フロアマップ」画面を表示すると、フロアマップに3台の無線APが配置されていることが確認できます。

SC共通設定の確認

新しく追加する無線AP「TQ5403-SC-3」にSC共通設定が適用されることを確認します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
    「SC共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. 「SC共通設定の作成」にて作成したSC共通設定「TQ5403SC」の現在の「割当AP数」が「3」となっていることを確認します。
    今回は、「割当AP数」が「3」となっている状態で確認は完了です。
通常、管理グループにSC共通設定が作成されている場合は、管理グループに新しい無線APが登録された時点で、該当のSC共通設定が割り当てられます。
スマートコネクトのメンバーとして新規にルートAPを追加したい場合などは、「SC共通設定編集」画面の「無線AP一覧」にて、該当の無線APをルートに設定します。
ルートとしての設定方法は、「SC共通設定の作成」の手順14をご覧ください。
また、仮にスマートコネクトを使用しない無線APを登録した場合などは、「SC共通設定編集」画面の「無線AP一覧」にて、該当の無線APのスマートコネクトを「無効」に設定します。

AP共通設定の適用

無線AP「TQ5403-SC-3」にAP共通設定「TQ5403AP」を適用します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 無線AP「TQ5403-SC-3」のチェックボックスにチェックを入れます。

  3. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「AP共通設定の割当」をクリックします。

    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  4. 「AP共通設定選択」ダイアログのAP共通設定一覧から、「AP共通設定の作成」で作成したAP共通設定「TQ5403AP」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
  5. 「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「接続待機」に、IPアドレスが「取得中」に変化します。

サテライトAPの追加(無線設定)

最後に、工場出荷時設定の無線APをサテライトAPとしてOTA(Over The Air:AP間無線通信)で追加します。
工場出荷時設定の無線APをサテライトAPとして運用するには、これまでの設定をすべて済ませたうえで、「TQ5403-SC-3」に電源アダプターのDCプラグを接続します。
起動プロセスが完了すると、以下の処理が自動で行われます。
  1. 「TQ5403-SC-3」は、チャンネルを切り替えながら、初期設定用SSID「sc-initial-provisioning」を使用している周囲の無線APのビーコンを探索し、接続します。
    この際、無線APでは、ビーコン送出に使用している無線バンドに対応するWIRELESS LAN LED(2.4GHz、5GHz 1、5GHz 2)が遅く点滅します(1回/秒程度)。
  2. ルートAP「TQ5403-SC-1」または配下のサテライトAP「TQ5403-SC-2」が、「TQ5403-SC-3」に仮のIPアドレスを割り当てます。
    このときに管理候補の無線APのMACアドレスリストと「TQ5403-SC-3」のMACアドレス「00:00:5e:00:53:40」を照合します。
    AWCプラグインが加入を許可すると、ルートAP「TQ5403-SC-1」または配下のサテライトAP「TQ5403-SC-2」から「TQ5403-SC-3」に対して、SC共通設定に定義されたSC管理用SSID「SC-Default-cVVGG」が送られ、スマートコネクトネットワークに接続します。
  3. AWC-SCの接続が確立後、正規のDHCPサーバーからIPアドレスとDHCPオプション43(ベンダー個別設定)の情報を取得します。DHCPオプション情報を参照してAWCサーバーの管理下への加入要求を送信します。
  4. AWCプラグインは、「TQ5403-SC-3」の加入の際に、登録してあるMACアドレス「00:00:5e:00:53:40」とIPアドレスを関連付けし、割り当てられたAP共通設定、SC共通設定を「TQ5403-SC-3」に転送します。
    手順2~4の間、AWC-SCで使用している無線バンドに対応するWIRELESS LAN LED(2.4GHz、5GHz 1)が速く点滅します(4回/秒程度)。
  5. 転送後、「TQ5403-SC-3」から、無線クライアントの接続のためのセル型VAP「ForStaff」が無線1のチャンネルで展開されます。
これらの設定適用後に「設定機能/無線AP一覧」画面に戻ると、対象の無線APの「管理状態」が「適用中」→「管理中」に変化します。
AWC-SCの構成が正常に行われると、「フロアマップ」メニュー以下の「フロアマップ詳細 [スマートコネクト表示]」画面では、AWC-SCによる無線AP同士の無線接続の状況がグラフィカルに確認できます。

他のAP(TQ5403-SC-4、TQ5403-SC-5)も同様にAWCプラグインの管理下に追加していきます。AWC-SCにおいて、ルートAPにはサテライトAPは最大4台まで接続できます。
以上で先に提示した構成例のような状態が、「フロアマップ」の「フロアマップ詳細[スマートコネクト表示]」画面で確認できます。

クイックツアー / AT-TQRシリーズの登録 / 概要



AT-TQRシリーズ 無線LANルーター AT-TQ6702 GEN2-R、ATーTQ7403-Rは、弊社スイッチ製品、ルーター製品と同様のコマンドラインインターフェース(CLI)を備えたAlliedWare Plus ファームウェアをサポートしています。
ルーターとしての経路やファイアウォールの設定と同様に、VAPやセキュリティーなどの無線機能の設定も、無線AP本体のCLIまたはWeb管理画面で行い、AWCプラグインからは無線やVAPの設定確認、フロアマップによる無線APや接続クライアントの監視のみを行います。

このクイックツアーでは、AT-TQ6702 GEN2-Rを設定し、AWCプラグインの管理下に登録するまでの流れをご紹介します。

構成

ここでは、AVM EXの管理ネットワーク上の別の機器にインターネットへの接続がある場合を例に説明します。
この例では、管理ネットワーク上のIPアドレスを1個固定で割り当てられる端末型接続の基本設定となります。


無線セキュリティーにはWPAパーソナルを使用します。
本構成では、社内向け無線LANを想定し、3つの同じSSIDのVAPを2.4GHz帯と5GHz帯にそれぞれ作成します。
各VAPからは、ブリッジインターフェースを介して有線ネットワーク側と通信します。この際、VAPからの通信を異なるVLANタグ付きパケットとして送受信するため、eth1インターフェース上に802.1Q Ethernetサブインターフェースを作成します。
同一のSSIDのVAP間ではバンドステアリングを有効にして、混雑していない帯域への接続を促します。
本構成では、AT-TQRシリーズ自身のDHCPサーバー機能を使用しません。別途、上流機器にてVLANごとにDHCPサーバーが設定されていることを前提とします。
また、AVM EXにSTOAT(Standardized Topology Organizer and Transport)による無線クライアントのトポロジー情報を送信するため、AMF PlusマスターにはSTOATコレクターとしての設定が済んでいるものとします。詳しくは、「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」をご覧ください。
Note
AMFマスターにAMF Plus未対応のライセンスが適用されている場合はSTOATによるデバイスディスカバリーは使用できません。
Note
AT-TQRシリーズをAWCプラグインの管理下に登録するときは、AMF Plusネットワークとの接続にeth1のみを使用してください。eth2を経由してAMF Plusネットワークに接続しようとした場合、AWCプラグインの管理下に登録することはできません。
Note
AT-TQRシリーズのAWC計算結果を使用したい場合、AP共通設定での設定内容を、無線AP本体のCLIまたはWeb管理画面での設定内容と合わせてください。計算結果を使用しない場合は、デフォルトの状態でAP共通設定を保存してください。
表 1:無線の基本設定
VAPインターフェース SSID セキュリティー方式 セキュリティーキー WPAバージョン
vap1.0 無線1 (2.4GHz) VAP0 Sales WPAパーソナル passphrase1 WPA2 WPA3
vap1.1 無線1 (2.4GHz) VAP1 Engineer WPAパーソナル passphrase2 WPA2 WPA3
vap1.2 無線1 (2.4GHz) VAP2 Management WPAパーソナル passphrase3 WPA2 WPA3
vap2.0 無線2 (5GHz) VAP0 Sales WPAパーソナル passphrase1 WPA2 WPA3
vap2.1 無線2 (5GHz) VAP1 Engineer WPAパーソナル passphrase2 WPA2 WPA3
vap2.2 無線2 (5GHz) VAP2 Management WPAパーソナル passphrase3 WPA2 WPA3

表 2
管理ネットワークから管理者提供された情報
IPアドレス/ネットマスク 192.168.1.200/24
デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1
AMF Plusの設定
AMF Plusネットワーク名 AMF001
AMF PlusマスターのIPアドレス 192.168.1.254
有線側の基本設定
有線LAN側物理インターフェース eth1
有線LAN側(eth1)IPアドレス 192.168.1.200/24
802.1QサブインターフェースのVLAN ID 10 20 100
DHCPサーバー機能 無効
ブリッジの設定
ブリッジ メンバー
br1 vap1.0 vap2.0 eth1.10
br2 vap1.1 vap2.1 eth1.20
br3 vap1.2 vap2.2 eth1.100

設定開始前に

自動設定の確認と削除

本クイックツアーに掲載されているコマンドは、設定がまったく行われていないAT-TQRシリーズの初期状態(スタートアップコンフィグなしで起動した状態)から入力することを前提としています。

そのため、通常は erase startup-config を実行し、スタートアップコンフィグが存在しない状態で起動してから、設定を始めてください。
awplus# erase startup-config

ただし、AT-TQRシリーズはスタートアップコンフィグなしで起動した場合でも、特定の条件を満たすと自動的な設定を行うことがあるため、その場合は設定例にしたがってコマンドを入力しても、コマンドがエラーになったり、全体として意図した動作にならない可能性があります。

これを避けるため、設定開始にあたっては次のいずれかの方法をとることをおすすめします。
自動設定が行われる条件などの詳細については、「AT-TQRシリーズ コマンドリファレンス」をご参照ください。

注意事項

クイックツアー / AT-TQRシリーズの登録 / TQRの設定



ユーザーアカウントやブリッジの作成、AMF Plusの設定など、AT-TQRシリーズ側の設定を、CLIを使用して行います。
AWCプラグインに登録後は、AT-TQRシリーズ個別のWeb設定画面、CLIからの設定変更は未サポートとなります。

ログイン

  1. AT-TQRシリーズのCLIに、特権ユーザー(権限レベル15のユーザー)のアカウントでログインします。
  2. 特権EXECモードに移行します。
    awplus> enable
    awplus# 
    
  3. 特権EXECモードからグローバルコンフィグモードに移行します。
    awplus# configure  terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    awplus(config)# 
    
    ※以後、プロンプトおよびコマンドの応答は省略します。

基本設定

ホスト名の設定、AWCプラグインで使用するAT-TQRシリーズのユーザーアカウントの作成を行います。
  1. ノード名(ホスト名)を設定します。これにはhostnameコマンドを使います。
    この時、ノード間で名前が重複しないようご注意ください(重複時はどちらかのノード名が強制的に変更されます)。また、ノード名は大文字小文字を区別しないため、その点にもご注意ください。
    hostname TQ6702_GEN2-R-1
    

  2. AWCプラグインからの管理に使用する権限レベル15のユーザーを作成します。これにはusernameコマンドを使います。
    username awcadmin privilege 15 password naisho!
    

ブリッジ機能の設定

  1. ソフトウェアブリッジ「1」「2」「3」を作成します。これにはbridgeコマンドを使います。
    bridge 1
    bridge 2
    bridge 3
    

  2. 上位ネットワークの管理者から通知されたIPアドレスとネットマスクをWANポートeth1に設定します。
    Note
    AT-TQRシリーズをAWCプラグインの管理下に登録するときは、AMF Plusネットワークとの接続にeth1のみを使用してください。eth2を経由してAMF Plusネットワークに接続しようとした場合、AWCプラグインの管理下に登録することはできません。
    併せて、VLAN ID 10、20、100のVLANタグ付きパケットを通過させるための802.1Q Ethernetサブインターフェースを作成します。
    これにはip address、encapsulation dot1qコマンドを使用します。
    interface eth1
     ip address 192.168.1.200/24
     encapsulation dot1q 10
     encapsulation dot1q 20
     encapsulation dot1q 100
    
    3つの802.1Q Ethernetサブインターフェースeth1.10、eth1.20、eth1.100が作成されます。

  3. 802.1Q Ethernetサブインターフェースそれぞれをブリッジに割り当てます。
    interface eth1.10
     bridge-group 1
     
    interface eth1.20
     bridge-group 2
     
    interface eth1.100
     bridge-group 3
    

  4. デフォルト経路をISPから通知されたデフォルトゲートウェイに向けます。これにはip routeコマンドを使います。
    ip route 0.0.0.0/0 192.168.1.1
    

AMF Plus設定

  1. AMF Plusネットワーク名「AMF001」を指定します。
    atmf network-name AMF001
    

  2. AMF Plusマスターに接続するためのAMFリンクをeth1インターフェースに作成します。
    interface eth1
     atmf-link
    
    AMF Plusマスターと正しくAMFリンクを疎通すると、AMF Plusネットワーク参加のログが表示されます。

  3. 以上でAT-TQRルーターの設定は完了です。
    end
    

設定の保存

設定が完了したら、現在の設定内容を起動時コンフィグとして保存してください。これには、copyコマンドを「copy running-config startup-config」の書式で実行します。
awplus# copy running-config startup-config
Building configuration...
[OK]
また、write fileコマンド、write memoryコマンドでも同じことができます。
awplus# write memory
Building configuration...
[OK]

TQRのコンフィグ例

本クイックツアーで設定したコンフィグの例を次に示します。
!
hostname TQ6702_GEN2-R-1
!
username awcadmin privilege 15 password naisho!
!
bridge 1
bridge 2
bridge 3
!
interface eth1
 encapsulation dot1q 10
 encapsulation dot1q 20
 encapsulation dot1q 100
 ip address 192.168.1.200/24
 atmf-link
!
interface eth1.10
 bridge-group 1
!
interface eth1.20
 bridge-group 2
!
interface eth1.100
 bridge-group 3
!
ip route 0.0.0.0/0 192.168.1.1
!
atmf network-name AMF001
!
end

クイックツアー / AT-TQRシリーズの登録 / AWCプラグインの設定



無線LANルーターとして設定の完了したAT-TQRシリーズ AT-TQ6702 GEN2-RをAWCプラグインに登録します。
なお、AP共通設定を作成し、特定のユーザーアカウントに閲覧権限を割り当てるには、事前に管理グループの作成、アカウントの作成が必要となります。「クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / 管理グループの作成」「クイックツアー / セル型無線ネットワークの設定 / アカウントの作成」を参考にして、お使いの環境にあわせて管理グループおよびアカウントを作成してください。

AP共通設定の作成

まず、AT-TQ6702 GEN2-Rで使用するAP共通設定を作成します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」をクリックします。
    「設定機能/AP共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが表示されます。

  3. 「カントリーコード」を「JP - Japan」に設定します。
    現在ログインしているユーザーアカウントの「国コード」が「JP - 日本」に設定されている場合は、本ダイアログのカントリーコードがデフォルトで「JP - Japan」となります。
  4. 「シリーズ」を「TQ Series」に設定します。
  5. 「モデル」を選択します。
    AP共通設定は、無線APのサポート機能によって分かれています。
    ここでは、AP共通設定の対象とするモデルとして「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択します。

  6. 「OK」ボタンをクリックします。
    「AP共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」にて、AP共通設定の概要を設定します。
    「設定名」に「TQ6702 GEN2-R」を入力します。
    「モデル」、「カントリーコード」、「シリーズ」には、先の「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログで選択した項目が表示されます。
    「管理グループ」にて、このAP共通設定が属する管理グループを選択します。
    複数の管理グループが存在する環境では、それぞれの管理グループのチェックボックスにチェックを付けることで、異なる管理グループをまたいで同じAP共通設定を使用することもできます。
    また、「Default Group」のチェックを外すことはできません。

  8. 「AP本体」にて、無線APの動作機能を設定します。
    AP共通設定のモデルが「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」の場合、AP共通設定を適用するための無線APのログインユーザー名とパスワードを設定する必要があります。
    AWCプラグインの管理下にあっても、従来通りに無線APのWeb設定画面にアクセスすることは可能です。
    初期アカウントを使用していると、悪意のある無線クライアントが無線APのWeb設定画面に侵入し、設定を変更できてしまいますので、使用前に必ず無線APの管理用アカウントのユーザー名、パスワードを変更、または新規に作成します。
    Note
    事前に無線APのWeb設定画面から管理用アカウントの設定を変更したうえでAWCプラグインの管理下に登録することもできます。
    Note
    管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
    Note
    AMF Plusノードにて無線APのゲストクラスにユーザー名とパスワードを指定している場合は、無線APをゲストノードとして認識させるため、事前に、無線AP個別のWeb設定画面でユーザー名とパスワードをゲストクラスに指定したものと同じに設定してください。
    また、ゲストノードとして認識された無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AMF Plusノードのゲストクラスに設定、および、無線AP個別のWeb設定画面で設定したユーザー名、パスワードを指定してください。
    無線APごとに異なるユーザー名、パスワードを設定する場合は、AMF Plusノードにてゲストクラスを複数作成します。
    今回は、事前に作成した管理用アカウントを適用することにします。
    複数の無線APを管理する場合、それぞれに異なるユーザー情報を設定することもできます。この場合は、ダミーのユーザー情報をAP共通設定に設定し、これを無線APに割り当て後、無線AP個別設定画面にて個別の無線APに該当するユーザー情報を設定して、設定適用を実行します。
    このクイックツアーでは無線AP 1台のみを設定する例を扱うため、AP共通設定に直接正しいユーザー情報を設定します。
    まず、ユーザー情報欄に表示された「ログインユーザー名」と、「ログインパスワード」を入力し、「ログインパスワード(確認)」に「ログインパスワード」と同じ文字列をもう一度入力します。
    また、「個別APユーザー情報」にて「無効」のチェックを入れると、無線AP個別設定にてログインユーザー名とログインパスワードを個別に設定することを禁止できますが、今回は1台だけのため、デフォルトのままにします。
  9. 「タイムゾーン」にて、無線APに設定するタイムゾーンを選択します。
    今回は時刻表示をJST(日本標準時)に設定するため、ドロップダウンリストから「(UTC+0900) Asia/Tokyo」を選択します。
    ドロップダウンリスト上部の検索フィールドに、「0900」「japan」など、上記のタイムゾーンの文字列の一部を入力して、ドロップダウンリストの表示候補を絞り込むこともできます。
    上記の時間帯の選択とは別に、タイムゾーン名欄に「JST」を入力します。
    また、いずれかのタイムゾーンを選択すると、追加で「夏時間」の項目が表示されます。今回はデフォルトの「無効」のままにします。
  10. 「NTPクライアント」にて、NTPクライアント機能の有効、無効を選択します。
    後述のAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用するためには、NTPクライアント機能が有効に設定されている必要があります。
    AMF Plusネットワークに参加する場合、AMF Plusコントローラー(存在しない場合はマスター)から自動的に時刻を同期しますが、今回は明示的に「NTPクライアント」を「有効」に設定し、AMF Plusマスター(192.168.1.254)をNTPサーバーに指定します。
    追加で「NTPサーバー IPアドレス/ホスト名」が表示されますので、今回NTPサーバーとして動作させるAMF PlusマスターのIPアドレス「192.168.1.254」を入力します。
  11. 「Syslogクライアント」にて、Syslogクライアント機能の有効、無効を選択します。
    無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信する場合は、この項目を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。
  12. 「SNMPエージェント」にて、SNMPエージェント機能の有効、無効を選択します。
    SNMPマネージャーによる遠隔監視、設定を行う場合には、SNMPエージェント機能を有効に設定します。
    今回は「無効」を選択します。

  13. 「+詳細設定」をクリックすると、「MACアドレスリスト」、「LED」の項目が表示されます。

  14. 「無線設定」にて、無線APの無線電波の出力に関する設定を行います。
    「モデル」で選択した機器に応じて、無線1(2.4GHz帯)、無線2(5GHz帯 W52/W53/W56)を設定します。無線1、無線2の設定は画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタンで切り替えることができます。
    今回は、以下のように設定します。
    表 1:AT-TQ6702 GEN2-R 無線設定
    項目名 設定値 説明
    無線1 無線2
    無線送信 有効 有効 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否かを設定します。
    モード b/g/n/ax a/n/ac/ax サポートするモード(通信プロトコル)です。
    使用帯域幅 40MHz 40MHz 使用する帯域幅です。IEEE 802.11ax、IEEE 802.11ac、IEEE 802nでは、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
    使用条件 常時 常時 無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効のときのみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。
    緊急モードについては、「緊急モードの有効化」をご覧ください。
    無線クライアント間の通信遮断 無効 無効 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
    エアタイムフェアネス 無効 無効 通信スピードにかかわらず接続されているすべてのクライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。
    自動チャンネル選択 すべて すべて 無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。
    最大クライアント接続数 500 500 接続可能なクライアント数を設定します。
    レガシーレートセット すべて すべて 通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のレート(通信速度)を設定します。
    マルチキャスト送信レート 11 Mbps 6 Mbps IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。
    RTSしきい値 2347 2347 IEEE 802.11b、g、aによる通信において、RTS(送信要求)パケットを送信するか否かを指定します。
    バンドステアリング 無効 無効 2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑緩和を試みる、バンドステアリングの有効、無効を選択します。
    この項目の設定は「無線1」「無線2」の両方に共通した値が設定されます。また、この機能を使う場合は、無線1、無線2それぞれのVAPでSSIDとセキュリティーを同一に設定してください。
    近隣AP検出 有効 有効 該当の無線バンドにおける近隣APの検出の有効、無効を選択します。
    近隣AP検出を有効にすると、近くで同じ無線バンドを使用しているAWCプラグイン管理下/管理外の無線APの電波を検出し、AWC計算に反映します。
    無効に設定すると、AWC計算機能が正常に動作しない場合があります。
    MU-MIMO 無効 無効 MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)の有効、無効を選択します。
    MU-MIMOは複数の無線クライアントの同時通信(上下方向)が可能になるため通信速度が向上します。
    Note
    本項目は、無線設定のモードに「ac」「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。
    OFDMA 無効 無効 OFDMA(直交周波数分割多元接続)の有効、無効を選択します。
    OFDMAはチャンネルを複数のRU(リソースユニット)に分割することで、複数の無線クライアントの同時通信を可能にします。
    Note
    本項目は、無線設定のモードに「ax」が含まれるものを選択した場合に表示されます。
    Zero wait DFS 有効 Zero wait DFSの有効、無効を選択します。
    Zero Wait DFS機能を「有効」にすると、気象レーダーと見なされる波形を検知した際に変更するチャンネル候補のチャンネルを常時監視しレーダー検知時に即座にチャンネル候補のチャンネルへと切り替えます。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に、「無線2」にのみ表示されます。

    ■ 無線1


    ■ 無線2


  15. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、バーチャルアクセスポイント(VAP)の設定を行います。
    ここでは、SSID「Sales」、「Engineer」、「Management」を各無線バンドに作成します。
    いずれもセキュリティーはWPAパーソナル、バージョンはWPA2/WPA3を設定します。
    今回は、その他の機能については特に使用しないため、デフォルトを使用します。

  16. ネットワーク設定のブリッジ設定にて、CLIからAT-TQRシリーズに設定した内容に沿ってブリッジbr1、br2、br3を作成します。

    ■ br1
    はじめに、br1と、無線バンド1/2のVAP1に対応するVAPインターフェースを設定します。
    1. まず、ブリッジ一覧の「ブリッジ追加」をクリックしてブリッジの設定欄を追加します。
    2. 「ブリッジID」に「1」を入力します。ブリッジ名の表示が「br1」更新されます。
    3. 「VAPインターフェース追加」をクリックしてVAPインターフェースの設定欄を追加します。
    4. 「無線」に「無線1」を、「VAP」に「1」を指定します。
    5. 再び「VAPインターフェース追加」をクリックしてVAPインターフェースの設定欄を追加します。
    6. こちらは「無線」に「無線2」を、「VAP」に「1」を指定します。
    以上で、ブリッジbr1配下のブリッジグループ1に無線1/2のVAP1が割り当てられます。


    追ってこのAP共通設定をAT-TQRシリーズに適用すると、既にCLIからブリッジグループ1に割り当て済みの802.1Q Ethernetサブインターフェースeth1.10と無線1/2のVAP「Sales」が疎通できるようになります。
    VAPインターフェース上のタグなしパケットは、eth1.10に転送される際にVLAN ID 10のタグを付与されます。外部からeth1に対して届いたVLAN ID 10のタグを持つパケットは、VAPインターフェース上のVAP「Sales」にタグなしパケットとして転送されます。

    ■ br2、br3
    同様にして、ブリッジbr2に無線1/2のVAP2を、ブリッジbr3に無線1/2のVAP3を割り当てます。
    追ってこのAP共通設定をAT-TQRシリーズに適用すると、既にCLIからブリッジグループ2に割り当て済みの802.1Q Ethernetサブインターフェースeth1.20と無線1/2のVAP「Engineer」、ブリッジグループ3に割り当て済みの802.1Q Ethernetサブインターフェースeth1.100と無線1/2のVAP「Management」が疎通できるようになります。
    無線1/2のVAP「Engineer」上のタグなしパケットはVLAN ID 20のタグを付与して、VAP「Management」上のタグなしパケットはVLAN ID 100のタグを付与してeth1から送信されます。また、外部からeth1に対して届いたVLAN ID 20、100のタグを持つパケットはそれぞれVAP「Engineer」、「Management」にタグなしパケットとして転送されます。
  17. 画面右上の「追加」ボタンをクリックします。
    AP共通設定「TQ6702 GEN2-R」の設定内容が表示されます。

無線APの登録

AT-TQRシリーズをAWCプラグインの管理下に登録します。
AT-TQRシリーズをAWCプラグインに登録する際は、IP手動設定のみをサポートします。DHCPからの自動追加は未サポートです。
また、AT-TQRシリーズをAMF PlusゲストノードとしてAMF Plusネットワークに加入させることはできません。
Note
AT-TQRシリーズをAWCプラグインの管理下に登録するときは、AMF Plusネットワークとの接続にeth1のみを使用してください。eth2を経由してAMF Plusネットワークに接続しようとした場合、AWCプラグインの管理下に登録することはできません。

「AP登録・設定」画面から「手動で登録」を実行して、AT-TQ6702-GEN2-RのIPアドレス、MACアドレスを指定します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。

  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。


    「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

  3. 「機器名」にAWCプラグインの管理下に登録する無線APの管理上の名前を入力します。
    今回は、「TQR-3F-1」と入力します。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    事前に作成した管理グループにて「ネットワーク名」「エリア名」が選択されている場合は、AP事前設定用のAMF設定の選択肢として「有効」が表示されるようになります。
  5. 「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効を選択します。
    従って、事前に設定したIPアドレスを設定されているものとして、「無効」を選択します。
  6. 「TQR-3F-1」として登録する無線APのIPアドレスを指定します。
    事前に無線APにIPアドレスを手動設定している場合や、DHCPサーバーにて無線APのMACアドレスに静的なIPアドレスを設定している場合は、「STATIC」を選択して、表示される入力欄に該当のIPアドレスを入力します。
    AWCプラグインを介して動的なIPアドレスの割り当てを行う場合は、「DHCP」を選択します。
    ここでは、「TQR-3F-1」に割り当てられたIPアドレスは「192.168.1.200(固定)」と確認済みですので、「STATIC」をクリックして、表示される入力欄に「192.168.1.200」を入力します。
  7. 「TQR-3F-1」として登録する無線APのMACアドレスを入力します。
    ここでは、MACアドレス「00:00:5e:00:53:00」を入力します。

  8. 「追加」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。

  9. 「無線AP詳細」画面では、選択した無線AP「TQR-3F-1」が追加されます。この段階では、「管理状態」には「未管理」、「AP共通設定」には「未設定」と表示されます。
AP共通設定の作成手順は以上です。
「無線AP詳細」画面を開いたまま、次の「AP共通設定の適用」に移ります。

AP共通設定の適用

  1. 「無線AP詳細」にて、「設定情報」タブをクリックし、設定情報を表示します。
  2. 「無線AP個別設定」右上の「編集」ボタンをクリックします。

    「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
  3. 「AP共通設定選択」ダイアログの左側から、適用するAP共通設定名を選択します。
    ここでは、「TQ6702 GEN2-R」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。

    「無線AP個別設定」画面が表示されます。
    「無線AP個別設定」画面では、AP共通設定の選択のほか、AP本体のユーザー設定、インターフェース設定、無線設定、WDS設定などが行えます。
    今回は、無線APを1台のみ設定するため、AP本体のユーザー設定は変更していません。
    また、その他の設定に関しても今回は行いません。

  4. 「保存」ボタンを押します。
    「無線AP詳細」画面が表示されます。「管理状態」には「探索中」、「AP共通設定」には上記手順で選択した「TQ6702 GEN2-R」と表示されます。

    通常、このまましばらく待つと、また「AP登録・設定」画面に戻った際に管理状態が「適用中」または「管理中」になります。
登録手順は以上です。
Note
AWCプラグイン管理下のAT-TQRシリーズ無線APのチャンネルを「自動」に設定している場合に、AWC計算と計算結果の適用が行われ、チャンネル/送信出力に変更が生じると、該当の無線APのランニングコンフィグ/スタートアップコンフィグのチャンネル/送信出力には「自動」ではなく適用されたチャンネル/送信出力が表示されます。
設定は毎時0分、15分、30分、45分に行われるAWCの自動ポーリングが実行されるタイミングでランニングコンフィグ/スタートアップコンフィグに反映されます。

AP別サポート項目一覧 / 無線モニター



フロアマップ

無線ステータス表示

表 1
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
アイコン上の表示 チャンネル  
送信出力  
詳細表示 システム情報 機器名  
管理状態  
IPアドレス  
機器種別  
バージョン  
MACアドレス  
AP共通設定  
タグ  
無線情報 機器名  
チャンネル  
送信出力  
接続クライアント情報 機器名  
接続数  

無線クライアント表示

表 2
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
アイコン上の表示 クライアント数  
詳細表示 システム情報 MACアドレス  
IPアドレス  
ホスト名 (NetBIOS名)  
ユーザー名 (WPAエンタープライズ) × × × ×  
接続時間  
クライアント名  
コメント  
切断  
アイコン  
無線情報 MACアドレス  
SSID  
接続先無線AP  
受信信号強度  
ノイズ強度 × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
S/N比 × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
統計 MACアドレス  
送信パケット ×  
送信バイト ×  
送信破棄パケット × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
送信破棄バイト × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
受信パケット ×  
受信バイト ×  
受信破棄パケット × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
受信破棄バイト × × × × × × × × × × × 本機能は未サポートとなります。
接続無線クライアント一覧  

スマートコネクト表示

表 3
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
アイコン上の表示 ルートAP × × × × × × × ルートAPはAT-TQm5403では未サポートとなります。
AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
サテライトAP × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
詳細表示 機器名 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
SC状態 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
MACアドレス × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
バージョン × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
アクセプター送信 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
アクセプター受信 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
コネクター送信 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
コネクター受信 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。

不正AP表示

表 4
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
アイコン上の表示 検出不正AP数  
検出されたBSSID  
受信信号強度  
検出時刻  
詳細表示 不正判定理由  
検出されたBSSID  
SSID  
チャンネル  
受信信号強度  
検出した無線AP  
検出時刻  
タグ  

AP配置

表 5
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
管理状態  
機器名  
IPアドレス  

壁編集

Note
壁編集機能については、無線APの機種によるサポート可否の違いはありません。

管理下AP

管理下AP

表 6
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
クライアント接続数の出力  
システム情報 機器名  
管理状態  
設定状態  
IPアドレス  
MACアドレス  
接続数  
稼働時間  
無線情報 機器名  
無線1  
無線2  
無線3 × × × × ×  
接続数(無線1)  
接続数(無線2)  
接続数(無線3) × × × × ×  

管理下AP詳細

表 7
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
基本情報 管理状態  
設定状態  
AP共通設定  
IPアドレス  
MACアドレス  
管理グループ  
割当ファームウェア  
AP事前設定用のAMF設定  
  ネットワーク名  
エリア名  
ノード名  
ポート番号  
機器種別  
現在のファームウェア  
シリアル番号 × × × × × × × × × × ×  
稼働時間  
フロアマップ  
無線情報 無線ステータス 使用チャンネル  
送信出力  
レーダー検出チャンネル 検出チャンネル  
使用可能までの時間  
無線クライアント数 VAP  
SSID  
無線クライアント数  
統計情報 有線受信・無線送信バイト数 グラフ  

チャンネルブランケット

Note
チャンネルブランケットはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403のみサポートしています。

AWC計算履歴

AWC計算履歴

表 8
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
管理グループ名  
計算日時  
対象AP数  
管理グループ  

AWC計算結果

表 9
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
機器名  
チャンネルの表示  
送信出力  
フロアマップ  
MACアドレス  

ログ管理

表 10
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
機器名  
IPアドレス  
受信日時  
Severity  
内容  

リモートモニター

Note
リモートモニター機能については、無線APの機種によるサポート可否の違いはありません。

AP別サポート項目一覧 / 無線設定



管理グループ

Note
管理グループについては、無線APの機種によるサポート可否の違いはありません。

AP共通設定

共通設定

表 1
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
設定名  
モデル  
設置場所 × × × × × × × × ×  
アンテナ型番 × × × × × × × × × × × 本項目は未サポートとなります。
カントリーコード  
シリーズ  
管理グループ  

AP本体

表 2
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
ユーザー設定 × ×  
  ログインユーザー名 × ×  
ログインパスワード × ×  
個別APユーザー設定 × ×  
ユーザー情報 × × × × × × × × ×  
  ログインユーザー名 × × × × × × × × ×  
ログインパスワード × × × × × × × × ×  
個別APユーザー設定 × × × × × × × × ×  
タイムゾーン  
  タイムゾーン名 × × × × × × × × ×  
夏時間  
  開始日  
終了日  
オフセット  
NTPクライアント  
  NTPサーバー IPアドレス/ホスト名  
NTP同期間隔 × × × × ×  
Syslogクライアント  
  Syslogサーバー IPアドレス/ホスト名  
ポート番号 × ×  
ログ重要度  
SNMPエージェント  
  バージョン ×  
  v1/v2c  
  読み込み専用のコミュニティー名 × ×  
読み込み専用のコミュニティー名 / トラップのコミュニティー名 × × × × × × × × ×  
ポート番号  
SNMPリクエストの送信元を制限 × ×  
次に示すホストまたはサブネットのみを許可する × ×  
トラップのコミュニティー名 × ×  
v3 ×  
  ポート番号 ×  
ユーザー名 ×  
パスワード ×  
生成トラップ  
  Cold Start  
Link Up/Down  
Authentication  
トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名 1/2/3  
MACアドレスリスト  
LED  
  PoE給電時のLED × × × × × × × × × AT-TQ6602/TQ6602 GEN2/TQ6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2以外の機種では、PoE給電時のLED色は橙色(固定)となります。
USB × × × × × × × × × ×  
Web認証用仮想IPアドレス × × ×  
クライアントパケットの解析 × × × × ×  
STOAT × × × × × × × × ×  
  STOAT送信先 × × × × × × × × ×  
IPアドレス/ホスト名 × × × × × × × × ×  
キー × × × × × × × × ×  

有線設定

表 3
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
LAN 2 ポート × × × × × × ×  
  スタティックLAG × × × × × × ×  
カスケード × × × × × × ×  
LACP × × × × × × × × × × ×  

無線設定

表 4
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
無線送信  
モード  
使用帯域幅  
使用条件  
無線クライアント間の通信遮断  
エアタイムフェアネス AT-TQ3403/6403 GEN2/TQ6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm3403/6403 GEN2/TQ6602 GEN2/6702 GEN2では、本項目を「手動」に設定した場合、「VAP(マルチSSID)設定」にて個別のVAPに対し「エアタイムの割当率」を設定する必要があります。
管理フレーム保護 × AT-TQ1402/5403/5403e/6602/6702 GEN2/6702e GEN2、AT-TQm1402/5403/6702 GEN2では、「VAP(マルチSSID)設定」にて、個別のVAPに対して設定可能です。
自動チャンネル選択  
最大クライアント接続数  
レガシーレートセット  
マルチキャスト送信レート AT-TQ1402/5403/5403e、AT-TQm1402/5403は固定レート設定のみサポートとなります。
RTSしきい値  
バンドステアリング  
DTIM間隔 × AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6602/6702 GEN2/6702e GEN2/6702 GEN2-R/7403/7403-R、AT-TQm1402/3403/5403/6602 GEN2/6702 GEN2では、「VAP(マルチSSID)設定」にて、個別のVAPに対して設定可能です。
Wi-Fiマルチメディア(WMM) × ×  
APSD × ×  
近隣AP検出  
  スキャン方法 × × × × × ×  
  スキャン間隔 × × × × × ×  
スキャン時間 × × × × × ×  
スキャン結果保持時間 × × × × × ×  
MU-MIMO × × × × × ×  
OFDMA × × × × ×  
Zero Wait DFS × × × × × × × × 本項目は無線2にのみ表示されます。
ストリーム数 × × × × × × × × × × 本項目は無線2にのみ表示されます。

VAP(マルチSSID)設定

表 5
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
VAPステータス  
VLAN ID × ×  
SSID  
  ブロードキャスト  
セキュリティー 無し  
スタティックWEP × モードでIEEE 802.11nを含むものが選択されている場合は使用できません。また、各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。
  キーの長さ 64bit ×
128bit ×
キーのタイプ ASCII ×
16進数 ×
キーインデックス ×
セキュリティーキー(WEPキー) ×
WEP認証方式 オープンシステム ×
共有キー ×
Enhanced Open × × × × × × × ×  
  OWE × × × × × × × ×  
管理フレーム保護 × × × × × × × ×  
Enhanced Open 移行モード × × × × × × × × 無線1/2のVAP 1/2でのみ設定できます。また、VAP 1はEnhanced Open未対応の、VAP 2はEnhanced Open未対応の無線クライアント向けのVAPとして設定されます。VAP 1ではOWE、管理フレーム保護は無効となります。
  OWE × × × × × × × ×
管理フレーム保護 × × × × × × × ×
WPAパーソナル  
  セキュリティーキー(WPA-PSK)  
WPAバージョン WPA3 WPA3とWPAを同時に選択することはできません。
WPA3選択時は、暗号化プロトコルとしてTKIPを選択することはできません。また、管理フレーム保護は「必須」のみ選択できます。
WPA2
WPA
暗号化プロトコル CCMP  
TKIP  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔  
WPAエンタープライズ  
  RADIUS Server Primary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
事前認証 ×  
WPAバージョン WPA3 AT-TQ1402、AT-TQm1402では、WPA3は無線2でのみ選択できます。WPA3とWPAを同時に選択することはできません。
AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403、AT-TQ6602では、WPAはWPA2と同時に選択する必要があります。WPA2は単独で選択できます。また、WPA3は単独で選択する必要があります。
AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6602 GEN2、AT-TQ6702 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ7403、AT-TQm6403 GEN2、AT-TQm6602 GEN2、AT-TQm6702 GEN2では、WPAはWPA2と同時に選択する必要があります。WPA2は単独で選択できます。WPA3は単独またはWPA2と同時に選択できます。
WPA3選択時は、暗号化プロトコルとしてTKIPを選択することはできません。また、管理フレーム保護は「必須」のみ選択できます。WPA選択時は、管理フレーム保護は「無効」のみ選択できます。
WPA2
WPA
暗号化プロトコル GCMP × WPAバージョンにWPA3を選択している場合のみ設定可能です。
CCMP WPAバージョンにWPA3以外を選択している場合のみ設定可能です。
TKIP  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔  
セッションキー更新間隔  
セッションキー更新時の動作  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
RADIUSアカウンティング  
RADIUSアカウンティングポート番号  
RADIUSタイムアウト × × × × × ×  
RADIUS再送回数 × × × × × ×  
プライマリーへの復帰間隔 × × × × × ×  
ダイナミックVLAN  
OSEN × × × × × × × × ×  
  RADIUS Server Primary IPアドレス × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット × × × × × × × × ×  
RADIUS Server ポート番号 × × × × × × × × ×  
事前認証 × × × × × × × × ×  
WPAバージョン WPA3 × × × × × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403では、WPAはWPA2と同時に選択する必要があります。WPA2は単独で選択できます。また、WPA3は単独で選択する必要があります。
WPA3選択時は、暗号化プロトコルとしてTKIPを選択することはできません。また、管理フレーム保護は「必須」のみ選択できます。
WPA2 × × × × × × × × ×
WPA × × × × × × × × ×
暗号化プロトコル CCMP × × × × × × × × ×  
TKIP × × × × × × × × ×  
管理フレーム保護 × × × × × × × × ×  
ブロードキャストキー更新間隔 × × × × × × × × ×  
ダイナミックVLAN × × × × × × × × ×  
Web認証  
  外部RADIUS  
  認証ページプロキシー  
RADIUS Server Primary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
RADIUSアカウンティング ×  
  RADIUSアカウンティングポート番号 ×  
認証後リダイレクト  
ウォールドガーデン  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × ×  
Web認証用仮想IPアドレス × ×  
セッションタイムアウト  
セッションタイムアウト時の動作  
クリックスルー × ×  
  認証ページプロキシー × ×  
認証ページ言語 × × × × × ×  
利用規約 × × × × × ×  
認証後リダイレクト × ×  
ウォールドガーデン × ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × × × ×  
Web認証用仮想IPアドレス × ×  
セッションタイムアウト × ×  
セッションタイムアウト時の動作 × ×  
外部ページリダイレクト × ×  
  外部ページURL × ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス × ×  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット × ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス × ×  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット × ×  
RADIUS Server ポート番号 × ×  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
RADIUSアカウンティング × ×  
  RADIUSアカウンティングポート番号 × ×  
認証後リダイレクト × ×  
ウォールドガーデン × ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × × × ×  
Web認証用仮想IPアドレス × ×  
セッションタイムアウト × ×  
セッションタイムアウト時の動作 × ×  
MACアクセス制御 × ×  
  MACアドレスリスト  
  選択中のリスト  
Web認証との2ステップ認証 × × × ×  
外部RADIUS  
  RADIUS Server Primary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
RADIUSタイムアウト × × × × × ×  
RADIUS再送回数 × × × × × ×  
プライマリーへの復帰間隔 × × × × × ×  
User-Name Format 区切り文字  
User-Name Format 大文字/小文字  
User-Password Format 形式  
User-Password Format パスワード  
ダイナミックVLAN × × × × × × ×  
Web認証との2ステップ認証 × × × ×  
サービスタイプ × × × × × × × × ×  
Vista Manager EX IPアドレス × × × × × × × × ×  
Vista Manager EX 共有パスワード × × × × × × × × ×  
MACアドレスリスト + 外部RADIUS × ×  
  選択中のリスト × ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス × ×  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Primary シークレット × ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス × × × × × ×  
  ローカルRADIUSサーバーを使用する × × × × × × × × ×  
RADIUS Server Secondary シークレット × × × ×  
RADIUS Server ポート番号 × ×  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
RADIUSタイムアウト × × × × × ×  
RADIUS再送回数 × × × × × ×  
プライマリーへの復帰間隔 × × × × × ×  
User-Name Format 区切り文字 × ×  
User-Name Format 大文字/小文字 × ×  
User-Password Format 形式 × ×  
User-Password Format パスワード × ×  
ダイナミックVLAN × × × × × × ×  
Web認証との2ステップ認証 × × × ×  
AMFアプリケーションプロキシー × 本バージョンではSecondary IPアドレス/シークレットは未サポートとなります。
  AMFアプリケーションプロキシーサーバー Primary IPアドレス ×  
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Primary シークレット ×  
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Secondary IPアドレス × × × × × × ×  
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Secondary シークレット × × × × × × ×  
AMFアプリケーションプロキシーサーバー ポート番号 ×  
RADIUSパケットの検証 × × × ×  
クリティカルモード ×  
Web認証との2ステップ認証 × × × ×  
高速ローミング × ×  
  高速移行 × ×  
分散システム × ×  
モビリティドメイン × ×  
PMK-R0 保持時間 × ×  
AES Key × ×  
802.11k RRM × ×  
802.11v WNM × ×  
無線クライアント間の通信遮断 × × 本項目は、「無線設定」の「無線クライアント間の通信遮断」が無効に設定されている場合のみ設定を変更できます。
AT-TQ5403/5403eでは、チャンネルブランケットとVAP別の無線クライアント間の通信遮断の併用は未サポートとなります。AP共通設定のVAP(マルチSSID)設定の無線クライアント間の通信遮断はデフォルトのままにしてください。
無応答端末切断タイマー  
多重接続要求 ×  
ローミング通知  
DTIM間隔  
プロキシーARP ×  
  未学習のARPパケットを透過 × × × × × ×  
マルチキャストをユニキャストに変換 × × × ×  
エアタイムの割当率 × × × ×  
未認証端末リストの収集 × × × × × × × × ×  
Passpoint × ×  

ネットワーク設定

Note
ネットワーク設定はAT-TQ6702 GEN2-R/7403-Rのみサポートしています。

CB共通設定

Note
CB共通設定はAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403のみサポートしています。
表 6
項目名 AT-TQ 備考
5403/5403e 6403 GEN2 6602 6602 GEN2
6702 GEN2
6702e GEN2 7403
無線  
VAP  
チャンネル  
VAPステータス  
VLAN ID  
SSID  
  ブロードキャスト  
セキュリティー 無し AT-TQ7403では無線1/無線2でのみ設定可能です。
スタティックWEP × × × × × 各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。また、チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定では、モードにIEEE 802.11nを含まないものを選択してください。
  キーの長さ 64bit × × × × ×
128bit × × × × ×
キーのタイプ ASCII × × × × ×
16進数 × × × × ×
キーインデックス × × × × ×
セキュリティーキー(WEPキー) × × × × ×
WEP認証方式 オープンシステム × × × × ×
共有キー × × × × ×
Enhanced Open × × × × ×  
  OWE × × × × ×  
管理フレーム保護 × × × × ×  
WPAパーソナル  
  セキュリティーキー(WPA-PSK)  
WPAバージョン WPA3 × ×  
WPA2  
WPA  
暗号化プロトコル CCMP  
TKIP ×  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔 × × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
WPAエンタープライズ  
  RADIUS Server Primary IPアドレス  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
事前認証 × × × × × × CB VAPでは事前認証は未サポートとなります。
WPAバージョン WPA3 × ×  
WPA2  
WPA  
暗号化プロトコル CCMP  
GCMP × ×  
TKIP ×  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔 × × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RADIUSアカウンティング × × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RADIUSアカウンティングポート番号 × × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RADIUSパケットの検証 × ×  
RADIUSタイムアウト × ×  
RADIUS再送回数 × ×  
プライマリーへの復帰間隔 × ×  
ダイナミックVLAN × ×  
Web認証 ×  
  外部RADIUS ×  
  認証ページプロキシー ×  
認証ページ言語 × ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス ×  
RADIUS Server Primary シークレット ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス ×  
RADIUS Server Secondary シークレット ×  
RADIUS Server ポート番号 ×  
RADIUSパケットの検証 × ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × ×  
セッションタイムアウト ×  
セッションタイムアウト時の動作 ×  
クリックスルー ×  
  認証ページプロキシー ×  
認証ページ言語 × ×  
利用規約 × ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × ×  
セッションタイムアウト ×  
セッションタイムアウト時の動作 ×  
外部ページリダイレクト ×  
  外部ページURL ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス ×  
RADIUS Server Primary シークレット ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス ×  
RADIUS Server Secondary シークレット ×  
RADIUS Server ポート番号 ×  
RADIUSパケットの検証 × ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × ×  
セッションタイムアウト ×  
セッションタイムアウト時の動作 ×  
MACアクセス制御  
  MACアドレスリスト  
  選択中のリスト CB VAPの設定画面では本項目は表示されません。
チャンネルブランケットに所属する無線APに適用されたAP共通設定にて設定されたMACアドレスリストが適用されます。
Web認証との2ステップ認証 × ×  
外部RADIUS  
  RADIUS Server Primary IPアドレス  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
RADIUSパケットの検証 × ×  
RADIUSタイムアウト × ×  
RADIUS再送回数 × ×  
プライマリーへの復帰間隔 × ×  
User-Name Format 区切り文字  
User-Name Format 大文字/小文字  
User-Password Format 形式  
User-Password Format パスワード  
ダイナミックVLAN × ×  
Web認証との2ステップ認証 × ×  
MACアドレスリスト + 外部RADIUS × 個別の設定項目は上記のMACアドレスリスト、外部RADIUSをそれぞれご確認ください。
高速ローミング × × × × × × 設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
  高速移行 × × × × × ×
分散システム × × × × × ×
モビリティドメイン × × × × × ×
PMK-R0 保持時間 × × × × × ×
AES Key × × × × × ×
802.11k RRM × × × × × ×
802.11v WNM × × × × × ×
無線クライアント間の通信遮断 AP共通設定の無線設定における「無線クライアント間の通信遮断」よりCB VAPごとの「無線クライアント間の通信遮断」設定が優先され、チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定の「無線クライアント間の通信遮断」設定は無視されます。
無応答端末切断タイマー × × × × × × CB VAPでは、デフォルト(300)からの設定変更は未サポートです。
再送超過時切断 × × AT-TQ5403/6602では本項目は表示されません。「有効」に設定した場合と同様に動作します。
多重接続要求 × × × × × CB VAPでは、多重接続要求の設定変更はAT-TQ5403/5403e ファームウェアバージョン 6.0.1-6.1以降でサポートします。それ以前のファームウェアでは、デフォルトの設定値のままお使いください。
ローミング通知  
DTIM間隔 セル型VAPでは、AP共通設定の「無線設定」にて設定します。
RSSIしきい値  
送信出力 セル型VAPでは個別設定にて設定します。
チャンネルブランケット使用時に個別設定において送信出力を変更した場合、個別設定が優先されます。
プロキシーARP  
  未学習のARPパケットを透過 × ×  
パワーセーブの強制解除 × AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RX ADDBAリクエストの拒否 × × × × ×  

SC共通設定

Note
SC共通設定はAT-TQ5403/5403e/6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm5403のみサポートしています。

AP登録・設定

無線AP詳細

表 7
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
基本情報 管理状態  
IPアドレス  
MACアドレス  
管理グループ  
割当ファームウェア  
AP事前設定用のAMF設定  
  ネットワーク名  
エリア名  
ノード名  
ポート番号  
フロアマップ  
設定情報 AP本体 AP共通設定  
CB共通設定 × × × × CB共通設定はAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403のみサポート(AT-TQm5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2は未サポート)
SC共通設定 × × × × × × × AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2は未サポートとなります。
緊急用VAP ×  
設定状態  
ユーザー設定 ×  
  ログインユーザー名 ×  
ログインパスワード ×  
無線設定 チャンネル  
送信出力  
WDSモード  
AWC最小送信出力制限  
無線送信の無効化  
インターフェース設定 インターフェース名 × × × × × × × × ×  
IPアドレス × × × × × × × × ×  
WDS設定 無線送信 × ×  
接続用無線インターフェース × ×  
MACアドレス × × × × × × × × × × ×  
WDSモード × ×  
SSID × ×  
セキュリティー × ×  

基本機能

表 8
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
手動で登録  
CSVから登録  
ゲストノードから登録 ×  
CSV出力  
タグ編集  
AP共通設定の割当  
削除  
設定適用  
再起動 ×  
ファームウェア更新 ×  

情報表示

表 9
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
機器名  
管理状態  
設定状態  
IPアドレス  
MACアドレス  
AP共通設定  
管理グループ  
タグ  

無線AP編集

表 10
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
機器名  
管理グループ  
タグ  
AP事前設定用のAMF設定  
  有効 ネットワーク名  
エリア名  
ノード名  
ポート番号  
無効 IPアドレス  
MACアドレス  

無線設定

表 11
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
機器名  
AP共通設定  
チャンネル(無線1)  
送信出力(無線1)  
チャンネル(無線2)  
送信出力(無線2)  
チャンネル(無線3) × × × × ×  
送信出力(無線3) × × × × ×  

AWC設定

表 12
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
管理グループ名  
AWC計算設定 送信出力 カバーエリア  
チャンネル 管理外AP影響度  
検出 近隣管理AP検出  
AWC動作設定   即時適用  
イベントトリガー AP離脱  
AP復旧  

MACアドレスリスト

表 13
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
リスト名 ×  
アクション ×  
管理グループ ×  
割当AP共通設定数 ×  
エントリー MACアドレス ×  
コメント ×  

無線コンシェルジュ

Note
無線コンシェルジュは全機種がサポートしています。
なお、AT-TQ1402/3403/6403 GEN2、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2ではAWC-CBは未サポートのため、CB最適化はサポート対象外となります。

AP別サポート項目一覧 / 無線メンテナンス



ファームウェア登録

登録

表 1
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
ファームウェアファイル  
管理グループ  
シリーズ  
機器種別  
  自動検出  
バージョン  
  自動検出  

スケジュール登録

オペレーションのタイプ

表 2
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
設定適用  
ファームウェア更新  
AWC計算結果適用  

AP別サポート項目一覧 / 機器検索

表 1
項目名 AT-TQ AT-TQR 備考
1402/
m1402
5403/
m5403
5403e 6602 6602
GEN2/
m6602
GEN2
6702
GEN2/
m6702
GEN2
6702e
GEN2
6403 GEN2/
m6403 GEN2
7403 3403/
m3403
6702
GEN2-
R
7403-
R
CSV出力  
機器名  
機器種別  
管理グループ  
ファームウェア  
IPアドレス  
MACアドレス  
その他情報  
タグ  

ウィンドウ構成 / ウィンドウ構成



AWCプラグインは、AVM EXと連携し、AVM EXの管理機能の一部として提供されます。
AWCプラグイン使用時の画面は「メニュー欄」、「コンテンツ欄」、「管理欄」の3つに分かれています。

メニュー欄

通常モードのメニュー欄はAVM EXの管理画面と共通です。AVM EXのメインメニューの「AWCプラグイン」から、AWCプラグインの各種機能にアクセスします。

一般ユーザーアカウントは、「無線モニター」、「無線設定」、「機器検索」メニューが表示されます。
管理者アカウントは、一般ユーザーアカウントのメニュー項目に加え「ユーザー管理」、「システム設定」メニューが表示されます。

メニュー欄上部の「メニュー」をクリックすると、メニュー欄が折りたたまれアイコンのみの表示となります。
折りたたまれた状態から通常の状態に戻す場合は、メニュー欄の一番上の横3本線をクリックしてください。

各メニュー項目の画面詳細については、AWCプラグイン編「画面リファレンス」の各節をご覧ください。

コンテンツ欄

各種設定情報やメニューで選択した情報などが表示されます。

■ フロアマップ画面例

管理欄

コンテンツ欄の下部に「ポーリング」ボタン、「通知」ボタンが表示されます。

ポーリング

無線管理ログ、機器検索の無線クライアント情報をポーリングにより取得し、最新の情報に更新します。
ポーリング中はコンテンツ欄右下のステータス欄に「ポーリング中…」と表示されます。ポーリングは15分ごとに自動で行われます。
ポーリング終了後に、フロアマップ一覧、フロアマップ詳細以外を参照する場合はWebブラウザーの再読み込みを行ってください。

通知

通知メッセージを表示します。
AMFネットワークに未登録の無線APが接続された場合や無線APの自動設定適用(オートリカバリー)が行われた場合などに、「通知」ボタンに検出されたイベントの数をバッジ表示します。
「通知」ボタンをクリックすると、通知メッセージがポップアップ表示されます。
通知メッセージの右上の「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックすると、確認済みの通知メッセージを消去できます。
また、通知メッセージポップアップの下の「全て削除」をクリックすると、通知メッセージを消去できます。

各種操作 / システムデータの管理 / サーバーIPアドレス、ポート番号の変更



AWCプラグインサーバーのIPアドレスの変更方法について説明します。
Note
AT-VST-APL版AWCプラグインでは、AWCプラグインサーバーのポート番号の変更は未サポートです。
Note
サーバーの起動、サーバーのIPアドレス変更を実行後、疎通が不可能な無線APの管理状態には前回取得された情報が表示されます。一度でも疎通が可能になったあとは正しい管理状態が反映されます。

サーバーのIPアドレス変更

AT-VST-APL上のWireless Controllerアプリケーション(AWCプラグイン)のIPアドレスを変更します。変更の際は、「AT-VST-APL リファレンスマニュアル」を併せてご覧ください。
  1. AT-VST-APLの設定画面にログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller」をクリックします。
  3. Wireless Controllerの管理画面が表示されますので、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の右端にある「停止」ボタンをクリックします。
  4. 「状態」項目が「停止中」になります。「状態」項目が「停止済み」になるまで、しばらく待ちます。
  5. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」行の左端にあるiアイコンにマウスポインターを当て、表示される「インスタンス状態」画面の「設定」ボタンをクリックします。
  6. 「アプリケーション設定」パネルが表示されたら、「ネットワーク」項目をクリックして展開し、「IPv4アドレス」欄に、新しいIPアドレスとサブネットマスク長を「xxx.xxx.xxx.xxx/xx」形式で入力します。
    また、必要に応じてゲートウェイアドレスを入力します。
  7. 「アプリケーション設定」パネル右下の「適用」ボタンをクリックし、パネルを閉じます。
  8. Wireless Controllerの管理画面に戻りますので、画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。
  9. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の右端にある「起動」ボタンをクリックします。
  10. 「状態」項目が「実行中」になり、「起動」ボタンが「停止」ボタンに変わります。
AT-VST-APL管理画面でのIPアドレスの変更手順は以上です。
Note
IPアドレスの変更後、AWCプラグインメニューから各画面にアクセスするには、AVM EXの「プラグイン管理」画面でAWCプラグインを登録し直す必要があります。詳しくは、「AT-Vista Manager EX ベースリファレンスマニュアル」を参照してください。

サーバーのポート番号変更

Note
AT-VST-APL版AWCプラグインではAWCプラグインサーバーのポート番号の変更は未サポートです。

各種操作 / システムデータの管理 / AWCプラグインシステムの初期化

システムの初期化は、データベース、AWCプラグインのコンフィグレーション、フロアマップのマップ画像を出荷時状態に戻します。
AWCプラグインの初期化を行う際、AVM EXのAMF機器情報の管理には影響しません。

Note
システムの初期化は、管理者アカウントのみ行えます。
Note
システムの初期化を行う場合は、初期化後にWebブラウザーのキャッシュも削除してください。Webブラウザーのキャッシュが残っているとキャッシュの情報を表示してしまい、新しい情報が表示されない場合があります。
Note
システムの初期化、システムデータのリストアを実行後、疎通が不可能な無線APの管理状態には前回取得された情報が表示されます。一度でも疎通が可能になったあとは正しい管理状態が反映されます。
  1. AVM EXのWeb管理画面に管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「システム設定」を選択します。
  3. システム管理の「初期化」ボタンをクリックします。
  4. 「AWC Plug-in の初期化」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンをクリックします。

各種操作 / システムデータの管理 / AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア



AWCプラグインのバックアップ、リストアの手順について説明します。
Note
AWCプラグインのバックアップファイルのリストア時、バックアップファイルの参照先ディレクトリーまたはパスにはマルチバイト文字(全角文字など)が含まれないように指定してください。
Note
AWCプラグインのWeb管理画面にてリストア可能なバックアップファイルのサイズは1000MB(1024000KB)以下となります。
バックアップファイルのサイズが上記を超える場合、リストアに失敗してしまいます。
取得したバックアップファイルのサイズが上記を超える場合は、次の方法でサイズを抑えてバックアップファイルを取得し直してください。

システムデータのバックアップ

システムデータには、AWCプラグインによる無線APの管理設定、アカウント設定などのデータ情報が含まれます。
Note
AWCプラグインのバックアップには、AVM EXによるAMF機器情報やライセンス情報、SNMPプラグインによるSNMPノードの管理情報は含まれません。
AVM EXによるAMF機器情報の管理データ、SNMPプラグインによるSNMPネットワークの管理データのバックアップおよびリストアは、AVM EX、SNMPプラグインにてそれぞれ独立して行う必要があります。
AWCプラグインのバックアップ作成時には、別途、AVM EX、SNMPプラグインでもバックアップの作成を行っておくことをお勧めします。
Note
バックアップはこまめに取得していただくことをお勧めします。
AT-VST-APL版では、「システム設定」画面からバックアップやリストアを行えます。
Note
AT-VST-APL版AWCプラグインには、バックアップおよびリストアを行うための外部ユーティリティーは付属しません。
  1. AVM EXのWeb管理画面に管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「システム設定」を選択します。
  3. 「システム管理」の「バックアップ」ボタンの右側の「ログデータを含む」チェックボックスを適宜設定します。
    ログデータを合わせてバックアップファイルとしてダウンロードしたい場合はチェックボックスにチェックをつけます。
    ログデータは不要な場合は、チェックボックスのチェックを外します。
  4. 「システム管理」の「バックアップ」ボタンをクリックします。
  5. バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
    Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
    ファイル名の形式は「config_atawc-X.X.X_-YYYYMMDDhhmmss.zip」です。

システムデータのリストア

Note
以前のバージョンのバックアップファイルをリストアした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。
Note
AT-VST-APL版AWCプラグインでは、スケジュール登録のオペレーション名にマルチバイト文字を含むバックアップファイルのリストアは未サポートとなります。
Note
AWC管理グループに対するユーザーの管理グループ権限情報はAVM EX本体で保持しています。
AWCプラグインのバックアップファイルのリストアの際は、AWCプラグイン関連のデータが一旦初期化されるため、AVM EXの後からAWCプラグインをリストアすると、AWC管理グループに対するユーザーの管理グループ権限情報は削除され、リストア後も正しく関連付けられない場合があります。
AWCプラグインの後にAVM EXのリストアを行うと、AWC管理グループに対するユーザーの管理グループ権限情報は正しく復元されます。
運用中のAVM EXに対して、AWCプラグインのバックアップファイルのみをリストアする場合は、リストア後、再度ユーザーの管理グループ権限の設定を行ってください。
Note
異なるプラットフォームで取得したバックアップファイルのリストアは未サポートです。
AT-VST-APL版では、「システム設定」画面からバックアップやリストアを行えます。
Note
AT-VST-APL版AWCプラグインには、バックアップおよびリストアを行うための外部ユーティリティーは付属しません。
  1. AVM EXのWeb管理画面に管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「システム設定」を選択します。
  3. バックアップファイルからシステム設定をリストアする場合は、「システム管理」の「復元」にて、「システム情報をリストアする」にチェックを入れます。
    システム設定には、次の項目が含まれます。
  4. 「システム管理」の「復元」ボタンをクリックします。
    「復元」ダイアログが表示されます。
  5. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして、バックアップファイルを選択します。
  6. 「実行」ボタンをクリックします。
  7. 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
  8. リストアが完了すると、リストア完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

各種操作 / ユーザーアカウント / パスワードの変更

パスワードの変更について説明します。

Note
AWCプラグインのアカウント情報はAVM EXのものと共通です。本操作はAVM EXの管理者アカウントでのみ行えます。
  1. AVM EXに管理者アカウントでログインします。
  2. メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
  3. ユーザー一覧から変更したいアカウントの列を選択します。
    選択したユーザーのアカウント情報が表示されます。
  4. 「編集」ボタンをクリックします。
    ユーザー編集画面が表示されます。
  5. 「パスワード」欄の「パスワードを変更」ボタンをクリックします。
    「パスワード」と「パスワード(確認)」の入力欄が表示されます。
  6. 「パスワード」に新しいパスワードを入力します。
    パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
  7. 確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
  8. 「保存」ボタンをクリックします。

各種操作 / ユーザーアカウント / アカウント作成、編集、削除



アカウントの作成、編集、削除の手順を説明します。
Note
AWCプラグインのアカウント情報はAVM EXのものと共通です。本操作はAVM EXの管理者アカウントでのみ行えます。

アカウント作成

  1. AVM EXに管理者アカウントでログインします。
  2. メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
  3. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「新規ユーザー」画面が表示されます。
  4. ユーザーID、ユーザー名、メールアドレスを入力します。

    表 1:アカウント設定 1
    項目名 説明
    ユーザーID ログインに使用するユーザーIDを指定します。入力文字数に制限はなくいずれも半角の英字・数字・記号を使用できます。
    Note
    一度登録したユーザーIDは変更できません。
    Note
    一度登録したことのあるユーザーIDは、その後該当アカウントを削除しても、別のアカウントとして再度使用することはできません。
    アカウントの作成前に、作成ポリシーなどを慎重にご検討ください。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    ユーザー名 フルネームなど、ユーザーの表示名を指定します。1~25文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)で入力します。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    Note
    2つ以上連続した半角スペースを入力した場合、実際には2つ以上の半角スペースを識別しているにもかかわらず、画面上は1つの半角スペースのみが表示されることがあります。混乱を避けるためにも2つ以上連続した半角スペースを入力することは推奨しません。
    メール ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知に使用する、有効なメールアドレスを指定します。
    Note
    メールアドレスを登録したアカウントを削除した場合、別のアカウントのメールアドレスとして再度登録することはできません。
  5. パスワードを入力します。
    また、確認のため、「パスワード(確認)」に「パスワード」と同じパスワードを入力します。
    表 2:アカウント設定 2
    項目名 説明
    パスワード パスワードを指定します。パスワードは8文字以上の、いずれも半角の英字・数字・記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)で指定します(大文字小文字を区別します)。また、いずれかの英字・数字・記号を最低1文字ずつ含む必要があります。
    パスワード(確認) パスワードと同じ文字列を入力します。
  6. アカウントタイプを「管理者」または「一般ユーザー」から選択します。
    アカウントタイプを「一般ユーザー」に設定した場合、AMFエリアごとに権限を設定します。
    また、AWCプラグインを登録している場合は、AWCプラグインの管理グループに対するアクセス権限の設定を行います。
    表 3:アカウント設定 3
    項目名 説明
    アカウントタイプ アカウントの種類を選択します。
    • 管理者
      ユーザー設定やシステム設定を含む、AVM EXの全機能を使用できます。
      AWCプラグインにおいては、すべてのワイヤレス管理機能を使用できます。
    • 一般ユーザー
      許可されたAMFエリア、サイト、グループのノードに対して、状態や設定の変更または確認のみができます。
      AWCプラグインにおいては、ワイヤレス管理機能のうち、下記の設定または閲覧は行えません。
      • 管理グループの作成
      • AWC計算結果適用のログ
      • システムの初期化、バージョン情報の確認
      一般ユーザーには、管理グループごとに、設定、閲覧の権限を割り当てることができます。
    CLI権限 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AMFデバイスへのCLI接続の権限を指定します。デフォルトは「オフ」です。
    • オン
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対して、CLI接続できるようになります。
      Note
      CLI上の操作には、AVM EX上の権限制御は適用されません。
    • オフ
      管理グループ権限が「読み取り/書き込み」に設定されたAMFエリアのAMFデバイスに対しても、CLI接続できなくなります。

    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのAMFエリアのAMFデバイスに対してCLI接続できます。
    AWC 管理グループ AWCプラグインが登録されている場合、アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントの利用者に対し管理を許可する管理グループのチェックボックスにチェックを付けます。
    • チェックあり:
      選択した管理グループに対して、次の操作ができるようになります。
      • 管理グループの設定(AWC管理グループ名、ネットワーク名、AMFエリア名)の閲覧
      • 所属する管理下APの閲覧、追加、編集、削除
      • 所属するフロアマップの閲覧、作成、編集、削除
      • AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定の作成、編集、削除
    • チェックなし:
      このアカウントによるログインセッションでは、該当の管理グループに所属するフロアマップ、AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、管理下APは表示されません。
      なお、管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面には、管理の許可の有無にかかわらず、AWCプラグインに登録されたすべてのAWC管理グループ名が表示されます。

    管理グループは、事前にアカウントタイプが「管理者」のアカウントで作成しておく必要があります。
    Note
    アカウントタイプが「一般ユーザー」のアカウントに対し、所属するフロアマップ、AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、管理下APの閲覧のみを許可することはできません。
    Note
    アカウントタイプが「管理者」の場合、本項目は表示されません。すべての管理グループの編集や所属するフロアマップ、無線AP、共通設定の管理を行えます。
    機能別権限 アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、AVM EXの一部の機能について、権限を指定します。
    • 読み取り専用
      該当機能の結果の閲覧のみ可能です。
    • 読み取り/書き込み
      該当機能の閲覧、設定変更、削除が可能です。

    個別設定が可能な機能には次のものがあります。
    • アクティブファイバーモニタリング
    • サービスモニタリング

    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。「読み取り/書き込み」と同等の権限を持ちます。
    サイトとグループ サイトとグループに対して、個別に管理グループ権限を設定できます。デフォルトでは個別の設定はありません。
    グループには、自動的に登録されたAMFネットワークの各AMFエリアが含まれ、これらのグループ名の横には「ネットワーク」のバッジが表示されます。
    各種管理グループはタイプに関わりなく文字コード順に表示されます。

    アカウントには、各サイト、グループに対する次のいずれかの権限を付与できます。
    • 読み取り/書き込み
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧または設定を変更できます。
      設定には、デバイスのAMFバックアップの実施、AMFデバイスへのCLI接続、デバイスやイベントのメモの編集、AMFマスター上のバックアップ設定の変更などが含まれます。
    • 読み取り専用
      該当のサイトまたはグループの状態を閲覧のみできます。
      管理グループおよびデバイスのトポロジーマップ、デバイス情報、デバイスやイベントのメモ、Abnormal(軽微なイベント)またはNormal(正常)のイベントのログを閲覧できます。
    いずれの権限にもチェックがない場合は、管理グループの情報は表示されません。
    Note
    管理欄のユーザーIDから表示する「マイアカウント」画面にはいずれの権限もないサイトやグループ名は表示されません。

    デバイスが複数のサイトやグループに所属する場合、その中でより強い権限の設定に従います。

    アカウントタイプを「管理者」に設定した場合は、この項目は表示されません。すべてのサイトおよびグループに対して設定の確認および変更が可能です。
  7. AWCプラグインを使用する場合は、各種ステータスの更新間隔、無線APの設定で初期設定として用いる国コードを設定します。
    表 4:アカウント設定 4
    項目名 説明
    更新間隔 AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインの以下の管理項目にて画面の更新を自動で行う間隔(単位:秒)を指定します。

    • 管理下AP(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ(無線ステータス)(デフォルト:60(秒))
    • フロアマップ(無線クライアント)(デフォルト:5(秒))
    • フロアマップ(スマートコネクト)(デフォルト:5(秒))
    国コード AWCプラグインが登録されている場合、AWCプラグインでAP共通設定を作成する際に選択される国コード(無線周波数帯の規制区域)の初期設定を指定します。デフォルトは「なし」です。
  8. Web管理画面の言語とセッションタイムアウトを設定します。
    表 5:アカウント設定 5
    項目名 説明
    言語 Web管理画面の表示言語を設定します。
    自動検出(デフォルト)、英語、日本語から選択できます。「自動検出」に設定すると、Webブラウザーの表示言語設定に従って自動的に決定されます。
    タイムアウト セッションタイムアウトを指定します。
    無操作状態でタイムアウトに設定した時間が経過した場合に、自動的にログインセッションを終了し、ログイン画面に戻ります。
    タイムアウトは5分、10分、20分、30分、1時間、制限なしから選択でき、制限なしに設定した場合は無操作状態が続いても自動的にログアウトしません。
    デフォルトは5分です。
  9. イベントルールのメール受信設定と、必要に応じて、このユーザーに割り当てるデフォルトのネットワークトポロジーレイアウトを選択します。
    表 6:アカウント設定 6
    項目名 説明
    イベント/Syslogルール メール通知を受信 イベントルール、Syslogルールにてメール通知を行うよう設定されている際、該当のアカウントにメール受信を行うか否かをトグルスイッチで設定します。
    ネットワークトポロジーレイアウト 初回ログイン時にネットワークマップに適用する、またはそれ以降に適用を許可するレイアウトを1つ選択します。
    2回目以降のログイン時に選択されるレイアウトは、直前のセッションで選択していたレイアウトが維持されます。
    また、アカウントタイプが「一般ユーザー」の場合、管理者アカウントによって指定されたレイアウトを適用したり、指定されたレイアウトをテンプレートにして新たなレイアウトとして保存したりできます。
    レイアウトはAVM EXのネットワークマップにて作成できます。項目名の下の青字のリンクをクリックすると、ネットワークマップ画面に遷移できます。
  10. 「保存」ボタンをクリックします。

アカウント編集

  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
  3. ユーザー一覧から編集したいアカウントの列を選択します。
  4. アカウント情報が表示されるので、「編集」ボタンをクリックします。
  5. ユーザー編集画面が表示されるので、必要な項目を変更し、「保存」ボタンをクリックします。

アカウント削除

  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. メインメニューから「ユーザー管理」を選択します。
  3. ユーザー一覧から編集したいアカウントの列を選択します。
  4. アカウント情報が表示されるので、「削除」ボタンをクリックします。
  5. 「ユーザー削除」ダイアログが表示されるので、削除して問題なければ、再度「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / 無線管理 / 管理グループの作成、編集、削除



ここでは、管理グループの作成、編集、削除の方法について説明します。
無線APを監視するためには、登録した無線APを管理グループに割り当てる必要があります。管理グループの作成、編集、削除は、アカウントタイプが「管理者」のユーザーのみが行えます。

管理グループの作成

Note
1つの管理グループでサポート可能な無線APの台数は最大350台までです。1つの管理グループあたり50台以下での運用を推奨します。
なお、AT-TQm1402/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2の管理可能数は、上記の条件と合わせ、AWCプラグイン全体で最大100台までとなりますのでご注意ください。
Note
作成する管理グループ数は100個までにしてください。
  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」を選択します。
  3. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  4. 「管理グループ作成」ダイアログが表示されます。

    表 1:「管理グループ作成」ダイアログ
    項目名 説明
    管理グループ名 管理グループ名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    ネットワーク名 管理するAMFネットワークを選択します。
    エリア名 AMFネットワーク内のエリア名を、下の一覧から選択します。
    「AMFエリアを検索」にAMFエリア名の一部を入力して対象を絞り込むこともできます。
    また、「All」にチェックを入れると、AMFネットワーク内のすべてのAMFエリアにチェックが入ります。
    「追加」ボタン 管理グループを追加します。
    「キャンセル」ボタン 管理グループの追加を止めます。
  5. 管理グループ名を入力します。
  6. 管理の対象とするAMFネットワークとAMFエリアを選択します。
    AMFネットワークおよびAMFエリアを選択することで、無線APの登録の際、AMFゲストノードとして設定された無線APを、接続されたAMFノードのポート番号から選択することも可能です。
  7. 「追加」ボタンをクリックします。

管理グループの編集

  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」を選択します。
  3. 管理グループ一覧から編集する管理グループの列右にある「編集」アイコンをクリックします。
  4. 「管理グループ編集」ダイアログが表示されます。
  5. 編集したい情報の編集を行います。
  6. 「保存」ボタンをクリックします。

管理グループの削除

Note
削除する管理グループに所属していた無線APやフロアマップは「Default Group」の所属となります。
Note
最後のページを表示中にページのすべてのエントリーを削除した場合、ページ自体は削除されず、エントリーのないページが表示されます。ページの移動か画面の再読み込みにより削除後のページ数が反映されます。
  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「管理グループ」を選択します。
  3. 管理グループ一覧から編集する管理グループの列右にある「削除」アイコンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。

管理グループのアクセス許可

アカウントタイプが「一般ユーザー」に設定されたユーザーに対して、作成された管理グループのアクセスを許可します。
  1. 管理者アカウントでログインします。
  2. メニューから「ユーザー管理」を選択します。
  3. アカウントリストから管理グループのアクセス許可を編集したい一般ユーザーアカウントを選択します。
  4. アカウント情報が表示されるので、「編集」ボタンをクリックします。
  5. ユーザー編集画面が表示されますので、「管理グループ」にて、選択した一般ユーザーにアクセスを許可する管理グループ名にチェックを付けます。
  6. 変更が完了したら「保存」ボタンをクリックします。

各種操作 / 無線管理 / MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除



ここでは、MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除の方法について説明します。
AP共通設定には、無線APへの接続を許可または拒否するMACアドレスのリスト(ホワイトリスト/ブラックリスト)を、いずれか1つ割り当てることができます。
該当のAP共通設定を割り当てられたAT-TQシリーズ無線APでは、MACアドレスリストに基づくMACアクセス制御の有効/無効をVAPごとに設定できます。

MACアドレスリストの作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「MACアドレスリスト」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「MACアドレスリスト新規作成」画面が表示されます。

    表 1:MACアドレスリスト新規作成画面
    項目名 説明
    コンテンツ欄上部
    「追加」ボタン MACアドレスリストの設定およびエントリーを登録します。
    「キャンセル」ボタン MACアドレスリストの設定およびエントリーの登録を中止します。
    リスト設定
    リスト名 MACアドレスリストのリスト名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    アクション MACアドレスリストに登録されたMACアドレスに対するアクションを選択します。
    「許可」を選択すると、MACアドレスリストに登録されたMACアドレスからの通信を許可し、その他のMACアドレスからの通信をブロックします(ホワイトリスト)。
    「ブロック」を選択すると、MACアドレスリストに登録されたMACアドレスからの通信をブロックし、その他のMACアドレスからの通信を許可します(ブラックリスト)。
    デフォルトは「ブロック」です。
    管理グループ AP共通設定に設定する管理グループを選択します。「Default Group」のチェックを外すことはできません。(必須)

    • 管理グループを検索:検索したいキーワードを入力します。
      現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    MACアドレスリスト
    「CSVから追加」ボタン 「CSVから追加」ダイアログを開きます。
    CSVファイルを選択してMACアドレスリストに追加することができます。

    ■ 「CSVから追加」ダイアログ


    • 「ファイルを選択」ボタン:MACアドレスリストに読み込むMACアドレスを列記したCSVファイルを選択します。

      CSVファイルは、下記の項目順で作成してください。
        1列目:MACアドレス
        2列目:コメント
      ※2列目以降は何も記入しないでください。

    • 「追加」ボタン:選択したCSVファイルを読み込みます。
    • 「キャンセル」ボタン:CSVファイルの読み込みを中止します。
    MACアドレス リストに追加するMACアドレスを入力、または表示します。
    コメント 該当のMACアドレスについてのコメントを入力します。32文字以内で、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    「追加」ボタン 入力したMACアドレスとコメントをMACアドレスリストのエントリーに追加します。
    一覧のエントリーを選択し、「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると、「保存」ボタンに変化します。
    「クリア」ボタン MACアドレスとコメントの入力欄を空欄に戻します。
    一覧のエントリーを選択し、「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると、「キャンセル」ボタンに変化します。
    「保存」ボタン (エントリー編集時のみ)
    入力したMACアドレスとコメントをMACアドレスリストのエントリーに反映します。
    「キャンセル」ボタン (エントリー編集時のみ)
    MACアドレスとコメントの入力欄を空欄に戻します。
    X エントリー MACアドレスリストに追加されたMACアドレスのエントリー数を表示します。
    エントリーを検索 検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「MACアドレス」「コメント」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    チェックボックス 複数のエントリーを削除する際に、チェックボックスにチェックを入れて「削除」ボタンをクリックします。
    MACアドレス リストに登録されたMACアドレスを表示します。
    コメント 該当のMACアドレスについてのコメントを表示します。
    「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 選択したエントリーのMACアドレスとコメントを入力欄に表示します。
    「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン) 選択したエントリーを削除します。
  4. リスト名を入力します。
  5. 「アクション」にて、MACアドレスリストに登録されたMACアドレスに対するアクションを「許可」または「ブロック」から選択します。
  6. 「管理グループ」にて、MACアドレスリストを適用する管理グループを選択します。
  7. 「MACアドレスリスト」項にて、MACアドレスのエントリーを追加します。

    ■ CSVからMACアドレスエントリーを追加する場合
    1. 「MACアドレスリスト」項上部の「CSVから追加」ボタンをクリックします。
    2. 「CSVから追加」ダイアログが表示されます。
      「ファイルを選択」ボタンをクリックし、MACアドレスリストに読み込むMACアドレスを列記したCSVファイルを選択します。
      CSVファイルは、下記の項目順で作成してください。
        1列目:MACアドレス
        2列目:コメント
      ※2列目以降は何も記入しないでください。
    3. 「追加」ボタンをクリックします。

    ■ 手入力でMACアドレスエントリーを入力する場合
    1. 「MACアドレスリスト」項上部の「MACアドレス」欄に登録するMACアドレスを入力します。
      MACアドレスは「xx:xx:xx:xx:xx:xx」、「xx-xx-xx-xx-xx-xx」、「xxxx.xxxx.xxxx」の表記形式で入力できます。
    2. 必要に応じて、「コメント」欄に、MACアドレスに対するコメントを入力します。
    3. 「追加」ボタンをクリックします。
    4. さらにMACアドレスのエントリーを追加する場合は、手順1から繰り返します。
  8. コンテンツ欄上部の「追加」ボタンをクリックします。
  9. MACアドレスリスト一覧画面に戻ります。
    作成したMACアドレスリストが一覧に追加されます。

MACアドレスリストのCSV出力

MACアドレスリストに登録されたMACアドレスのエントリーをCSVファイルに出力することができます。
CSVファイルは、下記の項目順で出力されます。
  1列目:MACアドレス
  2列目:コメント
Note
MACアドレスリストのリスト名、アクション、適用される管理グループは記録されません。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「MACアドレスリスト」を選択します。
  2. MACアドレスリスト一覧から編集するMACアドレスリストをクリックします。
  3. MACアドレスリストの設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「CSV出力」ボタンをクリックします。
  4. CSVファイルがダウンロードされます。
    ファイル名は「vista _mac_address_list_YYYYMMDD-hhmmss.csv」です。
    Webブラウザーの表示に従ってCSVファイルを保存、または開くことができます。

MACアドレスリストの編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「MACアドレスリスト」を選択します。
  2. MACアドレスリスト一覧から編集するMACアドレスリストをクリックします。
  3. MACアドレスリストの設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  4. 編集したい情報の編集を行います。
  5. コンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

MACアドレスリストの削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「MACアドレスリスト」を選択します。
  2. MACアドレスリスト一覧から削除するMACアドレスリストをクリックします。
  3. MACアドレスリストの設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「削除」ボタンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / 無線管理 / AP共通設定の作成、編集、削除



ここでは、AP共通設定の作成、編集、削除の方法について説明します。
Note
AT-TQシリーズ無線APの「LLDP、イーサネット設定、HTTP/HTTPS設定」の設定は、無線APのWeb設定画面にて行います。「無線APのWeb設定画面からの変更」に記載されている手順で設定してください。
なお、AT-TQシリーズ無線APのWeb設定画面で設定する項目の説明は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
Note
AWCプラグインのWeb GUI上で設定されたAP共通設定・個別設定は無線APに即座に適用されません。無線APに適用されるタイミングは以下の通りです。

AP共通設定の作成

Note
無線APを監視するためには、登録した無線APにAP共通設定を割り当てる必要があります。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」を選択します。
    「設定機能/AP共通設定一覧」画面が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが表示されます。

    表 1:「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログ
    項目名 説明
    カントリーコード カントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を選択します。
    AVM EXの「ユーザー管理」画面にて「国コード」を設定している場合、設定された国コードがデフォルトとして選択されます。
    シリーズ APのシリーズを選択します。

    • TQ Series:
      AT-TQシリーズ用のAP共通設定を作成します。
      Note
      本バージョンでは、AT-TQ2450、AT-TQ3200、AT-TQ3400、AT-TQ3600、AT-TQ4400、AT-TQ4400e、AT-TQ4600の管理は未サポートとなります。AP共通設定の適用モデルとしてAT-TQ2450、AT-TQ3200、AT-TQ3400、AT-TQ3600、AT-TQ4400、AT-TQ4600の設定機能を残していますが、旧バージョンのバックアップファイルとの互換性のための機能となります。ご了承ください。

    • TQ Series - SDN/OpenFlow
      Note
      本バージョンでは、SDN/OpenFlow対応AT-TQシリーズの管理は未サポートとなります。AP共通設定の適用モデルなどの設定機能を残していますが、旧バージョンのバックアップファイルとの互換性のための機能となります。ご了承ください。
    モデル AP共通設定の適用対象とするモデルを選択します。
    • AT-TQシリーズ
      • ATーTQ3403 / AT-TQm3403
      • AT-TQ7403
      • AT-TQ7403-R
      • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
      • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2
      • AT-TQ6702e GEN2
      • AT-TQ6702 GEN2-R
      • AT-TQ6602
      • AT-TQ5403 / AT-TQm5403
      • AT-TQ5403e
      • AT-TQ1402 / AT-TQm1402
      次の項目については旧バージョンのバックアップファイルとの互換性のためのものです。選択しないでください。
      • AT-TQ4600 / AT-TQ4400 / AT-TQ4400e
      • AT-TQ3600 / AT-TQ3400 / AT-TQ2450
      • AT-TQ4400e (with External Antenna)
      • AT-TQ3200

    • AT-TQシリーズ(SDN/OpenFlow対応ファームウェア)
      Note
      本バージョンでは、AT-TQシリーズ(SDN/OpenFlow対応ファームウェア)の管理は未サポートとなります。
    設置場所 モデルに「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403e」を指定した場合のみ、無線APを設置する場所(屋内/屋外)を選択します。
    「OK」ボタン 選択したモデルのAP共通設定を追加します。
    「キャンセル」ボタン AP共通設定の追加を止めます。
  4. カントリーコードを「JP - Japan」に設定します。
    Note
    「JP - Japan」以外を選択した場合、該当のAP共通設定をAT-TQシリーズ無線APに適用することはできません。
  5. 設定を適用するAPのシリーズに合わせてシリーズを選択します。
  6. APの機種に合わせてAP共通設定の対象モデルを選択します。
  7. 手順6で「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403e」を選択した場合は、上記に加えて、リストの左側に表示される「設置場所」を「屋内」または「屋外」から選択します。

  8. 「OK」ボタンをクリックします。
  9. AP共通設定の設定画面に切り替わります。

    AP共通設定の設定項目は、上記で選択した無線APのシリーズ、モデルによって異なります。次の画面は、シリーズに「TQ Series」、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」を選択した場合の例です。

    コンテンツ欄上部から、設定を行う無線バンドを切り替えたり、AP共通設定の変更の保存、キャンセルを行えます。
    表 2:AP共通設定 ヘッダー
    項目名 説明
    画面上部
    無線1/無線2/無線3ボタン 以下の設定のうち、「無線設定」、「VAP(マルチSSID)設定」を行う無線バンドを選択します。
    AP共通設定のモデルに応じて、表示されるボタンと無線バンドが異なります。

    • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R
      • 無線1:2.4GHz帯の設定を行います。
      • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)の設定を行います。
      • 無線3:6GHz帯(UNII-5)の設定を行います。
    • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
      • 無線1:2.4GHz帯の設定を行います。
      • 無線2:5GHz帯(W52/W53)の設定を行います。
      • 無線3:6GHz帯(UNII-5)の設定を行います。
    • AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e
      • 無線1:2.4GHz帯の設定を行います。
      • 無線2:5GHz帯(W52/W53)の設定を行います。
      • 無線3:5GHz帯(W56)の設定を行います。
    • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
      • 無線1:2.4GHz帯の設定を行います。
      • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)の設定を行います。
  10. 情報を設定します。
  11. コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。

共通設定

「共通設定」にて、選択したモデルなどを確認し、AP共通設定の設定名と、適用対象とする管理グループを設定します。

表 3:AP共通設定 共通設定
項目名 説明
設定名 AP共通設定名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
Note
AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
モデル 手順6で選択したAP共通設定の対象モデルが表示されます。
設置場所 手順7で選択した、設置場所(屋内/屋外)が表示されます(AT-TQ5403e、AT-TQ6702e GEN2のみ)。
アンテナ型番
Note
本項目は未サポートとなります。
カントリーコード 手順4で選択した、カントリーコードが表示されます。
シリーズ 手順3で選択した、AP共通設定を適用するAPのシリーズが表示されます。
管理グループ AP共通設定に設定する管理グループを選択します。「Default Group」のチェックを外すことはできません。(必須)
  • 管理グループを検索:検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

AP本体

「AP本体」にて、無線APの動作機能を設定します。

表 4:AP共通設定 AP本体
項目名 説明
ユーザー設定
または
ユーザー情報
無線APの管理に用いるユーザー設定を行います。
モデルにより、任意で設定する「ユーザー設定」と、必ず設定が必要な「ユーザー設定」に表示が分かれます。
  • ユーザー設定
    必要に応じて、無線APのWeb設定画面にログインする際のログインユーザー名、ログインパスワードを一括して設定するか否かを選択します。
    また、このAP共通設定を適用する無線APに対して、個別にユーザー設定を指定できるようにするか否かを設定します。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
    「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。
    • ログインユーザー名
    • ログインパスワード
    • ログインパスワード(確認)
    • 個別APユーザー設定

  • ユーザー情報
    無線APの管理のために必要な、無線APのCLIにログインする際に用いるログインユーザー名、ログインパスワードを設定します。
    また、このAP共通設定を適用する無線APに対して、個別にユーザー情報を指定できるようにするか否かを設定します。
    次の項目を設定します。
    • ログインユーザー名
    • ログインパスワード
    • 個別APユーザー情報
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。

詳しくは、後述の「ユーザー情報 設定項目」をご覧ください。
タイムゾーン タイムゾーンをリージョン名と都市名で表示します(例:「(UTC+09:00) Asia/Tokyo」)。デフォルトは未設定です。
ドロップダウンリスト上部の検索フィールドにタイムゾーン名の一部を入力して、表示対象を絞り込むこともできます。
Note
タイムゾーン「(UTC+09:00) Asia/Tokyo」に夏時間はありません。

いずれかのタイムゾーンを選択すると、モデルに応じて、次の項目が追加で表示されます。
  • AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-Rのみ
    • タイムゾーン名

  • 全タイプ共通
    • 夏時間
      (夏時間を有効に設定した場合)
      • 開始日
      • 終了日
      • オフセット
詳しくは、後述の「タイムゾーン 設定項目」をご覧ください。
NTPクライアント NTP(ネットワークタイムプロトコル)サーバーによる時刻の同期を使用するか否かの設定を行います。
  • 有効にすると、無線APの日時をNTPサーバーに同期します。正しい日時とのずれを最小に、また複数の本製品の日時をほぼ同一に保つことができます。
  • 無効にした場合は、無線APの管理時にAVM EXおよびAWCプラグインがインストールされているPCの時刻を無線APに設定します。
NTPサーバーが利用できない場合は、無効を選択してください。ただし、時間が経つにつれて、正しい日時とのずれや、無線AP間の日時のずれが大きくなっていきます。また、無線APはリアルタイムクロック機能(電池によってバックアップされる時計)を持たないため、電源のオフや再起動によってシステム時刻は設定前の状態(Wed Jan 01 2014 09:00:00 JST)に戻ります。デフォルトは「無効」です。

「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。
  • NTPサーバーIPアドレス/ホスト名
  • NTP同期間隔
詳しくは、後述の「NTPクライアント 設定項目」をご覧ください。
Syslogクライアント Syslogクライアント機能を使用するか否かの設定を行います。Syslogクライアントを有効にすると、無線APのログメッセージをSyslogサーバーに送信することができます。
「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。
  • SyslogサーバーIPアドレス/ホスト名
  • ポート番号
  • ログ重要度
詳しくは、後述の「Syslogクライアント 設定項目」をご覧ください。
SNMPエージェント SNMPエージェント機能を使用するか否かの設定を行います。「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。
  • バージョン
  • 読み取り専用のコミュニティー名
  • ポート番号
  • ユーザー名
  • パスワード
  • SNMPリクエストの送信元を制限
  • 次に示すホストまたはサブネットのみを許可する
  • トラップのコミュニティー名
  • 生成トラップ
  • トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名
詳しくは、後述の「SNMPエージェント 設定項目」をご覧ください。
MACアドレスリスト 接続を許可するMACアドレスリスト(ホワイトリスト)または拒否するMACアドレスリスト(ブラックリスト)を選択します。
ドロップダウンリストをクリックすると、「MACアドレスリスト選択」ダイアログが表示されます。

詳細な設定方法については、「各種操作」/「認証」/「MACアクセス制御」の「AWCプラグインのMACアドレスリストを使用する場合」をご覧ください。また、MACアドレスリストの作成方法は、「MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除」をご覧ください。

本項目の設定対象はお使いのモデルによって異なります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2:
    本項目はチャンネルブランケットを併用する際にCB VAPに適用するMACアドレスリストとして設定します。VAPごとに適用するMACアドレスリストは、「VAP(マルチSSID)」設定にて個別に設定します。チャンネルブランケットを使用しない、または、CB VAPにてMACアクセス制御を使用しない場合は、本項目の設定の必要はありません。

  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602、ATーTQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    VAPまたはCB VAPに適用するMACアドレスリストとして設定します。この場合、MACアドレスリストによるMACアクセス認証を有効にしたVAPおよびCB VAPには、全て同じMACアドレスリストが適用されます。
デフォルトは空欄です。
選択したMACアドレスリスト内のMACアドレス総数 「AP本体」および「VAP(マルチSSID)設定」の「MACアクセス制御」で使用するMACアドレスリストに含まれるMACアドレスエントリーの総数を表示します。
設定可能なMACアドレスリストのMACアドレスエントリー総数の上限は3072個となります。
同じMACアドレスが異なるMACアドレスリストに重複して含まれている場合は、1エントリーとしてカウントされます。重複するエントリーを持つMACアドレスリストのアクションが許可であるかブロックであるかは考慮しません。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
LED LEDを点灯するか否かの設定を行います。
LEDを点灯させる場合は「点灯」、消灯させる場合は「消灯」を選択します。
デフォルトは「点灯」です。
また、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQ6602」を選択した場合は、本項目を「点灯」に設定すると、「PoE給電時のLED」が追加で表示されます。
詳しくは、後述の「LED 設定項目」をご覧ください。
Web認証用仮想IPアドレス Web認証を有効にする場合、キャプティブポータルを表示する際に仮想IPアドレスを使用するか否か。
有効にすると、キャプティブポータルを表示するのに使用するIPアドレスを指定できます。
無効にすると、このAP設定が適用された無線AP自身に割り当てられたIPアドレスを使用してキャプティブポータルを表示します。
デフォルトは無効です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
クライアントパケットの解析 無線クライアントの通信を解析し、無線クライアントの接続状態を詳細なログに記録したり、無線クライアントのホスト名やOSを取得、無線クライアント情報として表示したりします。
クライアントパケットの解析を有効に使用するには、次の条件があります。
  • DHCPを使用して無線クライアントにIPアドレスを割り当てている
  • 次のDHCPオプションが有効に機能している
    • DHCPオプション12(ホスト名)
    • DHCPオプション55/60(OS)
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
Note
本機能を有効にする場合は、AVM EXの基本機能にて使用可能な管理機能に制限があります。詳しくは、「概要」/「AWCプラグインについて」の「無線クライアントの接続履歴管理とクライアントパケット解析」をご確認ください。
Note
本機能を有効にすると、無線クライアントを接続した時にネットワーク接続についてのログが表示されるようになります。ログの詳細については、「画面リファレンス」/「無線モニター」/「ログ管理」をご覧ください。
STOAT AMF PlusのSTOAT(Standardized Topology Organizer and Transport)によるデバイスディスカバリー機能を使用するか否か。
STOATを使用することで、この無線APに接続した無線クライアントの情報を上位のAMF Plus機器に通知し、AVM EXのデバイス一覧やエンドポイント一覧に反映することができます。
「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。
  • STOAT送信先
    • IPアドレス/ホスト名
    • キー
詳しくは、後述の「STOAT 設定項目」をご覧ください。注:本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。

ユーザー設定 設定項目

モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合は、無線APのWeb設定画面にログインするためのユーザー名、パスワードを上書きして設定できます。
表 5:ユーザー設定 設定項目
項目名 説明
ログインユーザー名 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するユーザー名を入力します。
ログインパスワードを指定した場合には、ログインユーザー名の設定は必須となります。いずれも空欄にした場合は、無線APに設定されたユーザー名、パスワードから変更されません。
1~12文字の半角英数字で入力し、ユーザー名は英字から始まる必要があります。
ログインパスワード 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するパスワードを入力します。
ログインユーザー名を指定した場合には、ログインパスワードの設定は必須となります。いずれも空欄にした場合は、無線APに設定されたユーザー名、パスワードから変更されません。
AP共通設定にて一度でもログインパスワードを設定した場合は、「変更済み」が表示されます。
0~32文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # % ( ) + , - . / ; = ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。
大文字小文字は区別されます。
入力したパスワードは「●」で表示されます。
ログインパスワード(確認) 確認のため、ログインパスワードを再入力します。入力したパスワードは「●」で表示されます。
個別APユーザー設定 「無線AP個別設定」によって無線APごとにユーザー設定を変更できるか否かを設定します。
「無効」にチェックを入れると、個別設定が禁止され、AP共通設定に指定した同じユーザー設定が、このAP共通設定の適用されたすべての無線APに設定されます。
チェックを外すと、個別設定が有効となります。
デフォルトはチェックなしです。

ユーザー情報 設定項目

モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、AWCプラグインから管理・設定を行うために、無線APに設定済みのCLIにログインするためのユーザー名、パスワードを指定する必要があります。
表 6:ユーザー情報 設定項目
項目名 説明
ログインユーザー名 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するユーザー名を入力します。
ログインパスワードを指定した場合には、ログインユーザー名の設定は必須となります。いずれも空欄にした場合は、無線APに設定されたユーザー名、パスワードから変更されません。
1~64文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。
大文字小文字は区別されます。
また、ユーザー名は英字から、または上記の使用可能な記号のうちプラス(+)を除いたものから始まる必要があります。
ログインパスワード 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するパスワードを入力します。
1~32文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。
大文字小文字は区別されます。
入力したパスワードは「●」で表示されます。
個別APユーザー情報 「無線AP個別設定」によって無線APごとに使用するユーザー情報を指定できるか否かを設定します。
「無効」にチェックを入れると、個別設定が禁止され、AP共通設定に指定した同じユーザー情報が、このAP共通設定の適用されたすべての無線APに使用されます。
チェックを外すと、個別設定が有効となります。
デフォルトはチェックなしです。

タイムゾーン 設定項目

表 7:タイムゾーン 設定項目
項目名 説明
タイムゾーン名 指定したタイムゾーンに相当するタイムゾーン名(タイムゾーン略語:日本標準時の場合「JST」など)を3~6文字の任意の文字列で指定します。
夏時間 「夏時間」の有効または無効を設定できます。
これを「有効」にすると、夏時間を設定するための以下の項目が表示されます。デフォルトは「無効」です。
開始日 (24時間表記) ポップアップメニューで夏時間を開始/終了する週、曜日、月、時、分を選択します。この項目は、「夏時間」が「有効」のときに表示されます。
終了日 (24時間表記)
オフセット 夏時間のオフセット(分)を次から指定します。
モデルによって指定のしかたは異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    ドロップダウンメニューから、15、30、45、60、75、90、105、120のいずれかを選択します。

  • AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R
    1~180の値を入力します。
デフォルトは60(分)です。
この項目は、「夏時間」が「有効」のとき表示されます。

NTPクライアント 設定項目

表 8:NTPクライアント 設定項目
項目名 説明
NTPサーバー IPアドレス/ホスト名 参照するNTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名(FQDN)を入力します。
(例)ntp.your.domain.com、12.34.56.78
Note
FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
ラベルのみの入力はできません。必ずピリオドと連結したFQDNのフォーマットで指定してください。
NTP同期間隔 NTPサーバーと同期を行う間隔を1~9999の数値(分)で設定します。デフォルトは「10」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQ6702e GEN2」「AT-TQ6602」を選択した場合に表示されます。
Note
AWC機能を使用する場合は、NTP同期間隔をデフォルトの「10」より大きい値に設定しないでください。

Syslogクライアント 設定項目

表 9:Syslogクライアント 設定項目
項目名 説明
Syslogサーバー IPアドレス/ホスト名 ログメッセージを送信するSyslogサーバーを指定します。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    IPアドレスまたはホスト名(FQDN)を入力します。
    (例)syslog.your.domain.com、12.34.56.78
    Note
    FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
    各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
    ラベルのみの入力はできません。必ずピリオドと連結したFQDNのフォーマットで指定してください。
  • AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R
    IPアドレスを入力します。ホスト名(FQDN)は使用できません。
ポート番号 Syslogサーバーのリスニングポート番号を入力します。デフォルトは「514」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
ログ重要度 Syslogサーバーに送信するログメッセージの重要度を選択します。デフォルトは「7 : Debug」です。
ログメッセージの重要度は0~7の数字で示され、数字が小さいほど重要な情報となります。
  • 0 : Emergency: システムは使用不能であることを通知するメッセージ。
  • 1 : Alert: 直ちにアクションを行う必要があることを通知するメッセージ。
  • 2 : Critical: 非常に危険な状態であることを通知するメッセージ。
  • 3 : Error: エラーが発生したことを通知するメッセージ。
  • 4 : Warning: 注意すべき事象が発生したことを通知するメッセージ。
  • 5 : Notice: 正常ではあるが重要なメッセージ。
  • 6 : Informational: システム運用に関する情報を提供するためのメッセージ。
  • 7 : Debug: 障害調査用のメッセージ。

SNMPエージェント 設定項目

表 10:SNMPエージェント 設定項目
項目名 説明
バージョン SNMPのバージョンを「v1/v2c」または「v3」から選択します。デフォルトは「v1/v2c」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
読み取り専用のコミュニティー名 読み取り専用のSNMPコミュニティー名を入力します。1~256文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . /)を指定できます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択し、SNMPエージェントのバージョンに「v1/v2c」を指定したとき、またはモデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択したときのみ表示されます。
読み取り専用のコミュニティー名 / トラップのコミュニティー名 読み取り専用のSNMPコミュニティー名 / SNMP通知メッセージ(トラップ)の通知先コミュニティー名を入力します。
1~20文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。大文字小文字を区別します。
デフォルトは「public」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択し、SNMPエージェントのバージョンに「v1/v2c」を指定したときのみ表示されます。
ポート番号 SNMPエージェントのリスニングポート番号を入力します。デフォルトは「161」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
Note
SNMPプラグインにて無線APを管理する場合は、本項目の設定を変更する必要はありません。
ユーザー名 SNMPv3ユーザー名を入力します。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    1~12文字の半角英数字で入力します。(大文字小文字を区別します)
  • AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R
    1~20文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。(大文字小文字を区別します)
Note
本項目は、SNMPエージェントのバージョンに「v3」を指定した場合のみ表示されます。
パスワード SNMPv3認証パスワードを入力します。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    8~32文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # % ( ) + , - . / ; = ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)で入力します(大文字小文字を区別します)。
  • AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R
    1~20文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。(大文字小文字を区別します)
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」または「AT-TQ5403e」を選択し、かつSNMPエージェントのバージョンに「v3」を指定した場合のみ表示されます。
SNMPリクエストの送信元を制限 SNMPエージェントに対しSNMPリクエストを送信可能なSNMPマネージャーを制限するか否かの設定を行います。
Note
モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択し、SNMPエージェントのバージョンに「v1/v2c」を指定したとき、または、モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択したときのみ表示されます。
次に示すホストまたはサブネットのみを許可する SNMPマネージャーのIPアドレスまたはホスト名(FQDN)を入力します。
(例)snmpmgr.your.domain.com、172.16.1.100、192.168.1.0/24
本項目は「SNMPリクエストの送信元を制限」が有効に設定されている場合のみ表示されます。また、本項目は1つのみ設定可能です。
Note
FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
モデルが「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」の場合、ラベルのみの入力はできません。必ずピリオドと連結したFQDNのフォーマットで指定してください。
Note
モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択し、SNMPエージェントのバージョンに「v1/v2c」を指定したとき、または、モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択したときのみ表示されます。
トラップのコミュニティー名 SNMP通知メッセージ(トラップ)の通知先コミュニティー名を入力します。
1~256文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % ( ) * + , - . /)を指定できます。大文字小文字を区別します。
デフォルトは「public」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択し、SNMPエージェントのバージョンに「v1/v2c」を指定したとき、またはモデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択したときのみ表示されます。
生成トラップ 生成するSNMP通知メッセージを選択します。
対応するSNMP通知メッセージは次の通りです。
  • Cold Start: SNMPエージェントが起動したとき
  • Link Up/Down: 無線インターフェースがアップまたはダウンしたとき
  • Authentication: SNMP認証が失敗したとき
トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名
または
トラップ送信先 IPアドレス
トラップホストのアドレスを指定します。
指定可能なアドレスの形式はモデルによって異なります。
  • トラップ送信先 IPアドレス/ホスト名
    ホスト名(FQDN)またはIPアドレスを指定します。
    (例)manager.your.domain.com、12.34.56.78
    Note
    FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
    各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
    ラベルのみの入力はできません。必ずピリオドと連結したFQDNのフォーマットで指定してください。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
  • トラップ送信先 IPアドレス
    IPアドレスを指定します。
    (例)12.34.56.78
    ホスト名(FQDN)の指定はできません。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
ホストは3つまで登録でき、それぞれに有効・無効を設定できます。

LED 設定項目

Note
本設定はAT-TQ6602 ファームウェアバージョン 7.0.1-3.1以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.2-0.1にてサポートします。
表 11:LED 設定項目
項目名 説明
PoE給電時のLED 無線AP本体にPoEによる給電が行われている際のPoE LEDの点灯色を「橙色」または「緑色」から選択します。
デフォルトは「橙色」です。

STOAT 設定項目

表 12:STOAT 設定項目
項目名 説明
STOAT送信先 検出デバイス情報を通知するSTOATコレクターを設定するか否かを「有効」または「無効」から選択します。
デフォルトは「無効」です。
Note
本バージョンでは、AT-TQRシリーズでのSTOATコレクター機能は未サポートとなります。STOATソースとしてのみ動作するため、STOAT送信先は必ず有効に設定してください。
STOAT有効先を「有効」に設定すると、追加で「IPアドレス/ホスト名」、「キー」が表示されます。
IPアドレス/ホスト STOATコレクターのIPv4アドレスまたはホスト名(FQDN)を1~253文字で指定します。
本設定はSTOAT送信先を「有効」に設定した場合に表示されます。
キー STOATコレクターの認証キーを8~80文字の半角英字・数字・記号(スペース、スラッシュ(/)以外)で入力します。
本設定はSTOAT送信先を「有効」に設定した場合に表示されます。

有線設定

「有線設定」にて、LAN1/PoEポート、LAN2ポートの動作に関する項目を設定します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」を選択した場合に表示されます。

表 13:AP共通設定 有線設定
項目名 説明
LAN 2 ポート AT-TQ5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2のLAN1/PoEポート、LAN2ポートのリンクアグリゲーションまたはカスケード設定を行います。
  • スタティックLAG:
    AT-TQ5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2のリンクアグリゲーション機能が有効になります。接続先のスイッチでは手動設定のトランクグループを設定する必要があります。

  • カスケード:
    カスケード機能が有効になり、LAN2ポートがカスケードポートとして使用できます。

  • LACP:
    AT-TQ6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2のLACP機能が有効になります。接続先のスイッチにてLACPが有効な場合、トランクグループが自動設定されます。
    Note
    本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択した場合に表示されます。

  • 無効:
    リンクアグリゲーションまたはカスケード機能を使用しません。LAN2ポートは無効となり、LAN1/PoEポートのみでの接続を行います。

無線設定

「無線設定」にて、無線APの無線電波の出力に関する設定を行います。
「モデル」で選択した機器に応じて、設定する無線バンド(無線1/無線2/無線3)を画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタン、「無線3」ボタンで切り替えることができます。
Note
画面上部にはモデルに対応する無線バンドのボタンのみが表示されます。


表 14:AP共通設定 無線設定 AT-TQ6602
項目名 説明
無線送信 選択した周波数帯の無線電波を送受信するか否か。
送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。(必須)
デフォルトは、すべての無線帯域で「有効」です。
ただし、選択したカントリーコード、モデルによっては、法令に従って「有効」が選択できないものもあります(例:カントリーコードに「JP - Japan」、モデルに「AT-TQ5403e」、設置場所に「屋外」を選択した場合は、無線2(W52/W53)は「無効」のみとなります)。
Note
すべての無線送信が無効なAP共通設定の場合、タイプが異なる無線APへも適用が成功しますが、必ず正しいタイプのAP共通設定を割り当ててください。
周波数帯
Note
本項目は未サポートとなります。
モード サポートするモード(通信プロトコル)を選択します。モデルにより選択可能なモードが異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403・AT-TQ7403・AT-TQ7403-R
    • 無線1: b/g、b/g/n、b/g/n/ax(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n、a/n/ac、a/n/ac/ax(デフォルト)
    • 無線3: ax(デフォルト)
    Note
    設定モード「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」では、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11axを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
    • 無線1: b/g、b/g/n、b/g/n/ax(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n、a/n/ac、a/n/ac/ax(デフォルト)
    • 無線3: a、a/n、a/n/ac、a/n/ac/ax(デフォルト)
    Note
    IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11axを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2・AT-TQ6702e GEN2・AT-TQ6702 GEN2-R
    • 無線1: b/g、b/g/n、b/g/n/ax(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n、a/n/ac、a/n/ac/ax(デフォルト)
    Note
    設定モード「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQ6702e GEN2」では、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11axを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ6602
    • 無線1: b/g、b/g/n/ax(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n/ac/ax(デフォルト)
    Note
    IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11axを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ5403 / AT-TQm5403
    • 無線1: b/g、b/g/n(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n/ac(デフォルト)
    • 無線3: a、a/n/ac(デフォルト)
    Note
    IEEE 802.11n、IEEE 802.11acを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ5403e
    • 無線1: b/g、b/g/n(デフォルト)
    • 無線2: なし
    • 無線3: a、a/n/ac(デフォルト)
    Note
    IEEE 802.11n、IEEE 802.11acを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
  • AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    • 無線1: b/g、b/g/n(デフォルト)
    • 無線2: a、a/n/ac(デフォルト)
    Note
    IEEE 802.11n、IEEE 802.11acを使用するためには、「Wi-Fiマルチメディア (WMM)」が「有効」でなければなりません。
使用帯域幅 使用する帯域幅を指定します。

IEEE 802.11ax(AT-TQ3403/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702 GEN2-R/6702e GEN2/7403、AT-TQm3403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2)、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11nを含むモードを選択している場合、隣接する2つまたは4つのチャンネルを合わせ、40MHzまたは80MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
また、6GHz帯の無線3を使用可能な機種では、IEEE 802.11ax対応を含むモードを選択している場合は、160MHz帯域幅のチャンネルとして使用できます。
  • IEEE 802.11nでは、「20MHz」、「40MHz」を選択できます。
  • IEEE 802.11acでは、「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」を選択できます。
  • IEEE 802.11axでは、無線バンドによって選択できる使用帯域幅が異なります。
    • 無線1:「20MHz」、「40MHz」
    • 無線2:「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」、「80+80MHz」(AT-TQ6602のみ)
    • 無線3 AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2:「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」、「160MHz」(AT-TQ340/7403/7403-R、AT-TQm3403のみ)
デフォルトは「20MHz」です。

「40MHz」、「80MHz」、「80+80MHz」、「160MHz」を選択すると、より高い通信レートを得られますが、多くの帯域を使用するので空きチャンネルを減らします。
使用条件 無線機能を使用する条件を指定します。
無線機能を常に使用する場合は「常時」、緊急モードが有効のときのみ使用する場合は「緊急モードのみ」を指定します。デフォルトは「常時」です。
緊急モードの有効化については、「緊急モードの有効化」をご覧ください。
Note
チャンネルブランケット機能と緊急モードの併用は未サポートとなります。チャンネルブランケットを緊急用の無線LANネットワークとして提供することはできません。
チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定において、チャンネルブランケットを使用する無線バンドでは、本設定を「緊急モードのみ」に設定しないでください。
無線クライアント間の通信遮断 該当無線バンドのすべてのVAPに対し、接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
本機能の動作は、モデルによって異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R:
    AP内のすべてのVAPに接続した無線クライアント同士の通信を遮断する場合は「AP内」、同一のVAPに接続した無線クライアント同士の通信を遮断する場合は「VAP内」、通信を遮断しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
    本製品を「無効」に設定すると、VAP(マルチSSID)設定の「無線クライアント間の通信遮断」にて、VAPごとに「AP内」「VAP内」「無効」の設定を行えます。本項目を「AP内」または「VAP内」に設定すると、VAP(マルチSSID)設定の「無線クライアント間の通信遮断」にて、それぞれ「AP内」または「VAP内」のみが表示されます。

  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    通信を許可する場合は「無効」、しない場合は「有効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
    本項目を「無効」に設定すると、VAP(マルチSSID)設定の「無線クライアント間の通信遮断」にてVAPごとに有効・無効の設定を行えます。本項目を「有効」に設定すると、すべてのVAPにて、同じVAPに接続している無線クライアント間の通信遮断が有効になります。

  • その他:
    通信を許可する場合は「無効」、しない場合は「有効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
    本項目を「有効」に設定すると、すべてのVAPにて、同じVAPに接続している無線クライアント間の通信遮断が有効になります。
    VAPにて個別に設定を行うことはできません。
エアタイムフェアネス 通信スピードにかかわらず接続されているすべての無線クライアントに同じ通信時間(エアタイム)を提供するか否かを指定します。
選択肢はモデルによって異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R
    次の3つから選択します。
    • 「手動」を選択すると、VAP(マルチSSID)設定にて、それぞれのVAPに対して優先して割り当てるエアタイムを設定できます。
      VAPのすべての接続クライアントには、VAPごとのエアタイムの割当率を等分にしたエアタイムが提供されます。
      同じ無線バンド内の各VAPのエアタイムは合計して100%を超えないように設定する必要があります。
      また、同じ無線バンド内の各VAPに優先して割り当てるエアタイムを差し引いた残りの帯域は、割り当てられたエアタイムの比率によって案分されます。つまり、エアタイムの割当率に0%を設定したVAPは、他のVAPが消費するエアタイムの合計が100%に達するときは通信できなくなります。
    • 「均等」を選択すると、無線バンド内のすべての接続クライアントに均等なエアタイムが提供されます。
    • 「無効」を選択すると、接続クライアントに提供するエアタイムの調整を行いません。
      低速な無線クライアントと高速な無線クライアントが同時に大きなデータを受信しようとした場合、低速な無線クライアントにはより多くの時間が割かれ、高速な無線クライアントの通信機会を奪い、ネットワーク全体が低速化する場合があります。
    Note
    エアタイムフェアネスの手動設定を使用するには、無線APに次のファームウェアが適用されている必要があります。
    • AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-0.1
    • AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.4-1.1
    • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-3.1
    • AT-TQ7403 ファームウェアバージョン 10.0.4-0.1
    • AT-TQ6702 GEN2-R AlliedWare Plus ファームウェアバージョン 5.5.4-2.1
    • AT-TQ7403-R AlliedWare Plus ファームウェアバージョン 5.5.4-2.1
  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    • 「有効」を選択すると、無線バンド内のすべての接続クライアントに均等なエアタイムが提供されます。
    • 「無効」を選択すると、無線クライアントに提供するエアタイムの調整を行いません。
      低速な無線クライアントと高速な無線クライアントが同時に大きなデータを受信しようとした場合、低速な無線クライアントにはより多くの時間が割かれ、高速な無線クライアントの通信機会を奪い、ネットワーク全体が低速化する場合があります。
自動チャンネル選択 無線通信で使用するチャンネルを指定します。デフォルトはすべてが選択されています。
5GHz/6GHzの無線バンド(無線2、無線3)で使用帯域幅に「80MHz」「160MHz」を指定した場合は、「36ch/40ch/44ch/48ch」のように、の4つの隣接するチャンネルを1つのグループとして、有効、無効を指定します。使用帯域幅に「80MHz」「160MHz」を選択した場合は最低1つのグループを自動チャンネル選択の対象として有効に設定する必要があります。

また、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」を選択した場合、無線3では「優先スキャンチャンネル」ボタンが表示されます。
「優先スキャンチャンネル」ボタンをクリックすると、選択している使用帯域幅に応じてPSCを含む隣接チャンネル帯が選択された状態になります。
Note
優先スキャンチャンネル(PSC:Preferred Scanning Channel)は、無線クライアントが6GHz帯上で無線APを検出するため、優先的にアクティブスキャンを実施するチャンネルを指します。
    PSC:5ch、21ch、37ch、53ch、69ch、85ch
6GHz帯では使用できるチャンネル数が多いことから、PSCを優先的にスキャンします。
PSC以外を使用した場合、無線クライアントによっては無線APを検出できなかったり、接続性の問題を引き起こしたりする恐れがあるため、PSCでの運用をおすすめします。
最大クライアント接続数 接続可能な無線クライアント数を設定します。無線APに接続できる無線クライアント数は、無線バンド(無線1~無線3)ごとの値です。
「0」に設定した場合、無線クライアントはその周波数帯で接続されません。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
    無線1、無線2:0~500の数値で設定します。デフォルトは「500」です。
    無線3:0~256の数値で設定します。デフォルトは「256」です。

  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R
    0~500の数値で設定します。デフォルトは「500」です。

  • AT-TQ6602
    0~320の数値で設定します。デフォルトは「200」です。

  • AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    無線1:0~120の数値で設定します。デフォルトは「120」です。
    無線2:0~200の数値で設定します。デフォルトは「200」です。

  • 上記以外のモデル
    0~200の数値で設定します。デフォルトは「200」です。
レガシーレートセット 通信プロトコルがIEEE 802.11b/g、IEEE 802.11aの場合のレート(通信速度)を設定します。
接続してくるステーション(無線クライアントや他のアクセスポイント)が、管理下APへの接続を許されるために最低限サポートしていなければならないレートを下記から選択します。
ステーションがサポートするレートが、この設定のうち1つでも欠けていると接続は許されません。選択するレートにチェックを入れてください。
デフォルトは、サポートするすべての速度が選択されています。
  • 2.4GHz:
    54 48 36 24 18 12 11 9 6 5.5 2 1(Mbps)
    Note
    モデルにAT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402を設定している場合は、IEEE 802.11b無線クライアントの通信のために、上記のうち11、5.5、2、1(Mbps)のいずれか1つ以上を有効にしておく必要があります。
    モデルにAT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-Rを設定している場合は、11、5.5、2、1(Mbps)のいずれか1つ以上を有効にする制限はありません。ただし、これらのすべてが無効に設定されている場合は、IEEE 802.11b無線クライアントは接続できません。
  • 5GHz:
    54 48 36 24 18 12 9 6(Mbps)
マルチキャスト送信レート IEEE 802.3マルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。
選択可能な送信レートはモデルによって異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403
    • 無線1:
      11 5.5 2 1(Mbps)
    • 無線2、無線3:
      24 12 6(Mbps)

  • AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R
    • 無線1:
      54 48 36 24 18 12 11 9 6 5.5 2 1(Mbps)
    • 無線2、無線3:
      24 12 6(Mbps)

  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    • 無線1:
      54 48 36 24 18 12 11 9 6 5.5 2 1(Mbps)
    • 無線2、無線3:
      54 48 36 24 18 12 9 6(Mbps)
RTSしきい値 IEEE 802.11b、g、aによる通信において、RTS(送信要求)パケットの送信しきい値を0~2347(単位:バイト)の数値で指定します。
送信しようとしているパケットがこのサイズよりも大きな場合に、パケットの送信前にRTSパケットを送信します。
「2347」を設定するとRTSパケットを送信しません。
デフォルトは「2347」(送信しない)です。

RTSしきい値を低く設定すると、頻繁にRTSパケットが送信されます。これは、より多くの無線バンドを消費し、スループットを下げますが、通信トラフィックが多い、または干渉を受けているネットワークにおいては、コリジョンや干渉が改善されることがあります。通常はRTSしきい値の変更はお勧めしません。
IEEE 802.11n、acによる通信では、この設定にかかわりなくRTSパケットを送信します。
Note
設定モードが「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」の場合、モードに「IEEE 802.11a/n/ac」を指定すると、IEEE 802.11aで接続されている無線端末に対しても、RTSパケットを送信しません。本設定は無視されます。
バンドステアリング バンドステアリングの有効、無効を選択します。
  • 有効にすると、2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、より混雑していない無線バンドへの接続を優先するよう促し、全体の混雑緩和を試みます。

  • 無効にすると、異なる無線バンドへの誘導を行いません。2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントであっても、接続時に使用した無線バンドでの通信を続けます。

デフォルトは「無効」です。

この項目は「無線1」(2.4GHz帯)のみに表示されます。この機能を使う場合は、2.4GHz(無線1)および5GHz(無線2、無線3)の両方を有効にし、それぞれの帯域にてSSIDとセキュリティーを同一に設定したVAPを作成してください。
Note
チャンネルブランケット機能とバンドステアリングの併用は未サポートとなります。チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定では、バンドステアリングは「無効」に設定してください。
Wi-Fiマルチメディア (WMM) Wi-Fiマルチメディア(WMM)の有効、無効を選択します。
Wi-Fiマルチメディアを有効にすると、アクセスポイントのビーコンにWMM情報を含めます。これにより、映像、音声などのストリーミングやVoIP通信のフレーム送信間隔を短くし、通信品質を保つことができます。
デフォルトは「有効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
Note
IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11axを使用するためには、本設定が「有効」でなければなりません。
APSD APSD(Automatic Power Save Delivery)の有効、無効を選択します。
APSDを有効にすると、モバイル端末(VoIP)の消費電力を抑え、通話時間を延ばすことができます。モバイル端末側でもAPSD(U-APSD)に対応している必要があります。
デフォルトはモデルにより異なります。
  • AT-TQ6602:
    有効

  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    無効
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
近隣AP検出 近くに設置されている無線APの検出の有効、無効を選択します。
近隣AP検出を有効にすると、無線バンドの使用中のチャンネルと他のチャンネルをスキャンし、AWC計算に使用します。この際、現在使用しているチャンネルを周期的に停止するため、無線APのサービスのパフォーマンスが若干低下します。
近隣AP検出を無効にすると、検出を行いません。この場合、AWC計算に周囲の管理外APの影響が正しく反映されなくなることがあります。
デフォルトは「有効」です。
また、モデルが「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」の場合、近隣AP検出を有効にすると、スキャン方法が追加で指定できます。
詳しくは、後述の「近隣AP検出 設定項目」をご覧ください。
  • スキャン方法
  • スキャン間隔
  • スキャン時間
  • スキャン結果保持時間
Note
無線AP本体のWeb設定画面にて近隣AP検出の設定をサポートしている場合(AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403 ファームウェアバージョン5.3.1以降、AT-TQ1402、AT-TQm1402 ファームウェアバージョン 6.0.0-0.2以降、AT-TQ6602 ファームウェアバージョン7.0.0以降)、AWCプラグイン管理下にて本機能を「有効」に設定したあと管理下から離脱すると、近隣AP検出の設定が「有効」のままになります。
本体のWeb設定画面にて本機能の設定適用がサポートされていない無線APでは、AWCプラグイン管理下から離脱した際に、本機能が無効になります。
Note
AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2では、近隣AP検出時に約20秒の間、最大3秒(ファームウェアバージョン8.0.3-0.1以降)または最大10秒(ファームウェアバージョン8.0.2-x.x以前)のパケットロスや通信遅延が4回ほど発生することがあります。一時的なパフォーマンス低下が許容できない環境では、モデル「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」のAP共通設定では、近隣AP検出を無効にしてください。
近隣AP検出機能が無効の場合、AWCプラグインの次の機能に影響があります。
  • AWC計算にて管理外の無線APの電波状況を考慮したチャンネル選択ができません。
MU-MIMO MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)の有効、無効を選択します。
MU-MIMOは複数の無線クライアントの同時通信(上下方向)が可能になるため通信速度が向上します。デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」を選択し、無線設定のモードに「ac」「ax」を含む項目を選択した場合に表示されます。
OFDMA OFDMA(直行周波数分割多元接続)の有効、無効を選択します。
OFDMAはチャンネルを複数のRU(リソースユニット)に分割することで、複数の無線クライアントの同時通信を可能にします。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」を選択し、無線設定のモードに「ax」を含む項目を選択した場合に表示されます。
Zero wait DFS Zero wait DFSの有効、無効を選択します。
Zero Wait DFS機能を「有効」にすると、気象レーダーと見なされる波形を検知した際に変更するチャンネル候補のチャンネルを常時監視しレーダー検知時に即座にチャンネル候補のチャンネルへと切り替えます。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に、「無線2」にのみ表示されます。他のモデルでは本設定は表示されません。
ストリーム数 使用するストリーム数を、4ストリームまたは8ストリームから選択します。デフォルトは8ストリームです。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択した場合に、「無線2」にのみ表示されます。他のモデルでは本設定は表示されません。

近隣AP検出 設定項目

表 15:近隣AP検出 設定項目
項目名 説明
スキャン方法 近隣AP検出を有効にした際、スキャンの対象とするチャンネルを指定します。
  • 全チャンネル
    同じ無線バンドのすべてのチャンネルを近隣AP検出の対象として実行します。
    これは、従来の無線APの近隣AP検出と同じスキャン方法です。近隣AP検出では、自身の電波出力を停止して周囲の電波出力の有無を検知します。近隣の無線APが異なるチャンネルを使用している場合などもその存在を検出できる一方、1チャンネルだけの近隣AP検出を行う場合に比べて停波時間が長くなり、パケットロスや通信遅延が伴います。
    一時的なパフォーマンス低下が許容できない環境では、1チャンネルのみのスキャンを指定するか、近隣AP検出機能自体を無効に設定してください。
    なお、近隣AP検出機能が無効の場合、AWCプラグインの次の機能に影響があります。
    • AWC計算にて管理外の無線APの電波状況を考慮したチャンネル選択ができません。

  • 1チャンネル
    現在使用しているチャンネルのみを対象に近隣AP検出を行います。
    全チャンネルを対象にする場合に比べ短時間で済みますが、例えば5チャンネルと6チャンネルなど、電波帯に重複のある隣接チャンネルによる影響の有無を検知することはできません。このため、AWC計算にて管理外の無線APの電波状況を考慮したチャンネル選択ができません。
    Note
    本設定を使用するには、無線APに次のいずれかのファームウェアが適用されている必要があります。
    • AT-TQ7403 ファームウェアバージョン 10.0.4-3.1以降
    • AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-3.1以降
    • ATーTQ6602 GEN2/6702 GEN2、ATーTQm6602 GEN2/6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.4-1.1以降
    • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-3.1以降
デフォルトは「全チャンネル」です。
「1チャンネル」を選択した場合は、スキャン間隔、スキャン時間、スキャン結果保持時間を追加で設定します。
スキャン間隔 スキャン間隔を30~120(単位:秒)の範囲で指定します。
デフォルトは「60」(秒)です。
本項目は、近隣AP検出のスキャン方法を「1チャンネル」に設定したときのみ表示されます。
スキャン時間 スキャン時間を10~2000(単位:ミリ秒)の範囲で指定します。
デフォルトは「50」(ミリ秒)です。
本項目は、近隣AP検出のスキャン方法を「1チャンネル」に設定したときのみ表示されます。
スキャン結果保持時間 スキャン結果の保持時間を1800~7200(単位:秒)の範囲で指定します。
デフォルトは「3600」(秒)です。
本項目は、近隣AP検出のスキャン方法を「1チャンネル」に設定したときのみ表示されます。

VAP(マルチSSID)設定

「VAP(マルチSSID)設定」にて、バーチャルアクセスポイント(VAP)の設定を行います。
「モデル」で選択した機器に応じて、設定する無線バンド(無線1/無線2/無線3)を画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタン、「無線3」ボタンで切り替え、それぞれの無線バンドに対してVAPを作成します。
Note
画面上部にはモデルに対応する無線バンドのボタンのみが表示されます。


表 16:AP共通設定 VAP(マルチSSID)設定
項目名 説明
VAP一覧 設定済みのVAPの一覧が表示されます。
VAP一覧では、VAPの状態、VLAN ID、SSID、セキュリティーの設定状態を確認できます。
+ VAP追加 新規のVAPを作成します。

VAP名は1から順に自動で番号が付与されます。作成可能なVAPの数はモデルによって異なります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
    無線バンド(無線1、無線2、無線3)ごとに16個まで
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602
    無線バンド(無線1、無線2)ごとに16個まで
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    無線バンド(無線1、無線2、無線3)ごとに8個まで

Note
VAPは、無線バンドごとに、セル型のVAP、ブランケット型のCB VAPを合わせて5個以内にすることをお勧めします。
VAP ステータス VAPの有効/無効を設定します。
  • 「有効」にすると、AP共通設定が適用された無線APで、該当のVAPが常に有効になります。
  • 「無効」にすると、該当のVAPは使用されません。
  • 「緊急」にすると、無線APの管理グループの緊急モードが有効にされた場合にのみ、該当のVAPが有効になります。
VAP 1では、無線設定の使用条件が「常時」に設定されている場合は「有効」、「無効」のラジオボタンが、無線設定の使用条件が「緊急モードのみ」に設定されている場合は「無効」、「緊急」のラジオボタンが表示されます。
VAP 2以降では、VAP ステータスには「有効」、「無効」、「緊急」のラジオボタンが表示されます。

デフォルトは「有効」です。
Note
チャンネルブランケット機能と緊急モードの併用は未サポートとなります。チャンネルブランケットを緊急用の無線LANネットワークとして提供することはできません。
チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定において、チャンネルブランケットを使用する無線バンドの、CB VAPに使用する番号のVAPでは、本設定を「緊急」に設定しないでください。
VLAN ID 該当のVAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
Note
本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
SSID 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)を入力します。

このSSIDは指定したVLAN IDに対応付けられます。1~32文字の半角英数記号で入力します。
デフォルトは「Default-X」(X:VAP番号)です。(必須)
ブロードキャスト 該当のVAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否か。
  • 「有効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みます。任意の無線クライアントの接続設定において、接続の候補として無線APのSSIDが自動的に表示されます。また、無線クライアントのANY接続を許可します。

  • 「無効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みません。無線クライアントの接続設定で、無線APのSSIDは表示されません。無線クライアントを無線APに接続するためには、無線クライアントに無線APと同じSSIDを手入力しなければなりません。また、無線クライアントのANY接続を拒否します。
デフォルトは「有効」です。
Note
「ANY接続」は、SSIDが「ANY」または未設定の無線クライアントによる接続です。ANY接続が許可されても、キーを知らなければそのアクセスポイントを使うことはできません。
セキュリティー セキュリティーを選択します。
「無し」、「スタティックWEP」、「Enhanced Open」、「Enhanced Open 移行モード」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」、「OSEN」から選択します。
デフォルトは「無し」です。
  • 無し:
    認証および暗号化を行いません。誰でも自由にVAPに接続することができます。
    Note
    ゲスト用のホットスポットを用意するなどの目的でこれを選択する場合、ネットワーク全体のセキュリティーを考慮する必要があります。

  • スタティックWEP:
    固定キーを基にRC4アルゴリズムによる暗号化を行います。無線クライアント個別の認証は行いません。WEPは脆弱なため、固定キーで運用するなら「WPAパーソナル」の使用をお勧めします。
    Note
    モードでIEEE 802.11nを含むものが選択されている場合は「スタティックWEP」は表示されません。また、各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。
    Note
    「スタティックWEP」は、モードに「b/g」または「a」を選択した場合に、各無線バンドのVAP1でのみ設定できます。

  • Enhanced Open:
    オープン認証にて接続を行うためユーザーIDやパスワードを入力することなくネットワークに接続を行うことができますが、オープン認証後の無線APと無線クライアント間のデータはOpportunistic Wireless Encryption(OWE)プロトコル(128-bit CCMP/AES)で暗号化されます。
    Note
    「Enhanced Open」は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」を選択した場合に表示されます。

  • Enhanced Open 移行モード:
    無線クライアントのEnhanced Openのサポート有無を気にすることなく設定可能なモードで、VAP1とVAP2を使用します。Enhanced Open対応クライアントはオープン認証後にOWEプロトコルを使用して暗号化されたVAP2で、Enhanced Open未対応クライアントはオープン認証後にOWEの暗号化なしのVAP1で本製品との通信を行います。
    Note
    VAP1のセキュリティーを「Enhanced Open 移行モード」に設定すると、VAP2のセキュリティーが「Enhanced Open 移行モード」に設定され、VAPステータスが「有効」になります。また、この際、VAP2のブロードキャストは「無効」に設定されます。
    Note
    「Enhanced Open 移行モード」は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」を選択した場合に「無線1」「無線2」でのみ表示されます。

  • WPAパーソナル:
    事前共有キー(PSK)を基に無線クライアント個別のキーを生成し、本製品と無線クライアント間で認証と暗号化を行います。暗号アルゴリズムにはCCMP(AES)またはTKIPを使用します。

  • WPAエンタープライズ:
    RADIUSサーバーで無線クライアント個別のキーを生成し、本製品と無線クライアント間で認証と暗号化を行います。暗号アルゴリズムにはCCMP(AES)またはTKIPを使用します。

  • OSEN:
    オンラインサインアップ用のVAPで使用し、OSUサーバーとの通信時におけるセキュリティーの設定を行います。
    Note
    「OSEN」は、モデルに「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。

「なし」以外のいずれかを選択した場合、それぞれのセキュリティー方式に準じた設定項目が追加で表示されます。
詳しくは、後述の「セキュリティー 設定項目」をご覧ください。
Web認証 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。

いずれかのオプションを選択すると、該当のVAPに接続した無線クライアントは、WebブラウザーでいずれかのWebページにアクセスしようとした際に、使用許諾などの文言や認証ダイアログを含むページ(キャプティブポータル)に誘導されるようになります。AP共通設定を適用した無線APは、本項目で指定したオプションに従い、無線クライアントの使用を許可または拒否します。一度認証に成功した無線クライアントは、一定時間経過するまでVAPを介した通信を継続できます。
  • 外部RADIUS:
    無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。

  • クリックスルー:
    RADIUS認証を行う代わりにクリックスルー(中継)ページを表示します。クリックスルーページには、利用規約として文言を指定、または、外部ページに誘導します。

  • 外部ページリダイレクト:
    SNSなどの第三者機関のWeb認証を使用して接続できるようになります。

  • 無効:
    Web認証を適用しない場合に選択します。
デフォルトは「無効」です。
「外部RADIUS」、「クリックスルー」または「外部ページリダイレクト」を選択すると追加の設定項目が表示されます。
詳しくは、後述の「Web認証 設定項目」をご覧ください。
Note
「外部ページリダイレクト」は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
Note
WDSが設定されている無線インターフェース上でWeb認証を使用しないでください。
MACアクセス制御 該当のVAPに対して適用するMACアクセス制御の方式選択します。
  • MACアドレスリスト:
    画面上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストに従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。

  • 外部RADIUS:
    無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。

  • MACアドレスリスト + 外部RADIUS:
    画面上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストと外部RADIUSサーバーの両方に従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。
    認証はまずMACアドレスリストで行い、接続不可となった場合に外部RADIUSサーバーで認証を試み、認証が通ると接続できます。初めにMACアドレスリストで接続可能となった場合は、外部RADIUSサーバーでの認証が不可でも接続できます。

  • AMFアプリケーションプロキシー:
    弊社のAMF-SECurityコントローラー AT-SecureEnterpriseSDN Controller(AT-SESC)やAMF Security miniのホワイトリスト、ブラックリストに照会し、無線APに接続を試みたクライアント端末の接続許可・拒否・隔離、接続済み端末の切断やVLAN変更といったアクションが行えます。

  • 無効:
    MACアクセス制御は適用されません。
デフォルトは「無効」です。

「MACアドレスリスト」、「外部RADIUS」または「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」を選択すると追加の設定項目が表示されます。
詳しくは、後述の「MACアクセス制御 設定項目」をご覧ください。
Note
「MACアドレスリスト」「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」は、選択し、「AP本体」の「MACアドレスリスト」を選択した場合のみ有効となります。
Note
「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
Note
「AMFアプリケーションプロキシー」は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
高速ローミング 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
デフォルトは「無効」です。
「有効」を選択した場合、次の項目が追加で表示され、各種無線ネットワーク規格による高速ローミングの設定を行うことができます。
  • 高速移行
  • 分散システム
  • モビリティドメイン
  • PMK-R0 保持時間
  • AES Key
  • IEEE 802.11k RRM
  • IEEE 802.11v WNM
詳しくは、後述の「高速ローミング 設定項目」をご覧ください。
Note
本項目は、VAPのセキュリティーを「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」または「OSEN」に設定した場合に表示されます。
また、モデルに「AT-TQ6602」を選択し、かつWPAバージョンを「WPA3」または「WPA3」と「WPA2」に設定した場合は、本機能は「無効」のみとなります。
無線クライアント間の通信遮断 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。
本項目の選択肢は、モデル、および、「無線設定」の設定により変化します。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R:
    • 無線バンド全体の「無線クライアント間の通信遮断」が「AP内」または「VAP内」に設定されている場合は、本項目にはそれぞれ「AP内」または「VAP内」のみが表示されます。
    • 無線バンド全体の「無線クライアント間の通信遮断」が「無効」に設定されている場合は、本項目にて個別のVAPにおける無線クライアント同士の通信を許可するか否か指定できます。
      AP内のすべてのVAPに接続した無線クライアント同士の通信を遮断する場合は「AP内」、同一のVAPに接続した無線クライアント同士の通信を遮断する場合は「VAP内」、通信を遮断しない場合は「無効」を指定します。
      デフォルトは「無効」です。

  • AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e:
    • 無線バンド全体の「無線クライアント間の通信遮断」が「有効」に設定されている場合は、本項目には「有効」のみが表示されます。
    • 無線バンド全体の「無線クライアント間の通信遮断」が「無効」に設定されている場合は、本項目にて個別のVAPにおける無線クライアント同士の通信を許可するか否か指定できます。同じVAPに接続した無線クライアント同士の通信を許可する場合は「無効」、しない場合は「有効」を指定します。
      デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
無応答端末切断タイマー 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を5~65535の値(単位:秒)で指定します。
また、15の倍数で指定してください。15の倍数でない値を指定したときは、指定値より大きい直近の倍数に変換されます。
デフォルトは「300」(秒)です。
Note
OpenFlow機能と本機能の併用は未サポートです。デフォルトの設定値のままお使いください。
Note
モデルに「AT-TQ6602」を選択した場合、本項目は任意のVAPで設定した値が、同じ無線バンドのすべてのVAPに適用されます。
Note
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合、無線1の本設定は未サポートとなります。デフォルトの設定値のままお使いください。
多重接続要求 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
「切断する」を選択すると、切断してから接続を受け入れます。
「無視する」を選択すると、切断処理を行わずに通常のプロセスで接続します。
デフォルトは「切断する」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
Note
OpenFlow機能と本機能の併用は未サポートです。デフォルトの設定値のままお使いください。
Note
「管理フレーム保護」が「有効」に設定されている場合、この項目の設定にかかわらず「切断する」を使用します。
ローミング通知 ローミング通知を行うか否かを設定します。
「有効」にすると、無線クライアントが本製品に接続した時、本製品の管理VLANに設定されているネットワークへ通知のブロードキャストフレームが送信されます。本フレームを受信したアクセスポイントは自身の無線クライアント接続情報を更新します。
デフォルトは「無効」です。
を選択した場合に表示されます。
Note
本機能を使用するためには、同一サブネット上の無線APで、互いにローミング通知が「有効」に設定されている必要があります。
DTIM間隔 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を1~5の整数で設定します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
デフォルトは1です。1はビーコンを送信するたびにDTIMを挿入します。

例えばDTIM間隔を2に設定すると、ビーコンを2回送信するうちの1回にDTIMを挿入します(DTIMを持つビーコンと持たないものが交互に送信されます)。

DTIMは、無線クライアントが省電力モードで動作しているとき、無線クライアント宛てに送信すべきパケットが存在することを無線クライアントに通知します。無線クライアントが通信可能な状態になれば、アクセスポイントは無線クライアント宛てにパケットを送信します。
この値を大きくすると省電力の効果は高くなりますが、応答が悪くなります。
プロキシーARP プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
  • 「有効」を選択すると、管理下の無線APの接続クライアントへのARP要求に対して、該当のクライアントとの接続を持つ無線APがARP応答を代理送信し、このクライアントの接続を持たない無線APはARP要求を破棄して、不要なトラフィックを抑えます。
    また、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。

    • 未学習のARPパケットを透過

    上記以外の無線APでは、プロキシーARPを有効にした場合、「未学習のARPパケットを透過」を無効にした時と同様、未学習のARPパケットは破棄されます。
    詳しくは、後述の「プロキシーARP 設定項目」をご覧ください。

  • 「無効」を選択すると、プロキシーARPを使用しません。ARP要求はすべての無線APから配下のクライアントに対しブロードキャストされ、クライアント自身でARP応答を送信することになります。
    デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
マルチキャストをユニキャストに変換 マルチキャストパケットをユニキャストパケットに変換するか否かを指定します。
デフォルトは「無効」です。
「有効」を選択すると、接続されている無線クライアントにブロードキャスト/マルチキャストパケットを送信する際、各クライアントのユニキャストアドレスに変換して送信し、対象外のクライアントにパケットが送信されるのを防ぎます。
Note
本機能を有効に設定すると、スループットが低下することがあります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
エアタイムの割当率 無線設定のエアタイムフェアネスを「手動」に設定した場合、VAPに優先して割り当てる通信時間(エアタイム)を設定します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択し、無線設定のエアタイムフェアネスを「手動」に設定した場合に表示されます。
未認証端末リストの収集 IESにおいて、RADIUSサーバーの認証に失敗した未登録のエンドポイントのリストを取得するか否かを指定します。
デフォルトは「無効」です。
有効を選択すると、AVM EX上で未登録のエンドポイントの接続を許可・拒否できるようになります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
Passpoint Passpoint(Hotspot 2.0)機能を使用するか否かを選択します。
Passpoint機能はWi-Fiアライアンスにより策定された、シームレスなネットワークを実現するための機能です。Passpointを実装している無線クライアントを使用することにより、Passpoint対応のネットワーク内では、ネットワークごとにサインアップを行うといった煩雑な作業をしなくても自動でサインアップやローミングを行います。また、Passpoint対応エリアに入ると自動でネットワークに接続します。
有効を選択すると、Passpointの設定項目が追加されます。
詳しくは、後述の「Passpoint 設定項目」をご覧ください。
Note
Passpointを使用するには、セキュリティーにWPAエンタープライズを使用します。本項目を有効にした場合、セキュリティーをWPAエンタープライズに変更するか否か、確認メッセージが表示されます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。

セキュリティー 設定項目

■ スタティックWEP 設定項目
セキュリティーにて「スタティックWEP」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 17:セキュリティー スタティックWEP 設定項目
項目名 説明
キーの長さ WEPキーの強度を選択します。デフォルトは「128bit」です。
  • 64bit:
    16進数では、10桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、5文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
  • 128bit:
    16進数では、26桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、13文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
キーのタイプ WEPキーの生成方法を選択します。デフォルトは「16進数」です。
  • ASCII:
    任意の文字列からWEPキーが自動生成されます。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されます。
  • 16進数:
    16進数(0~9、A~F、a~f)でWEPキーを直接入力します。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されません。
キーインデックス 選択したキーインデックスでキーを設定します。デフォルトは「1」です。
セキュリティーキー(WEPキー) 「キーの長さ」と「キーのタイプ」に合わせてWEPキーを入力します。
通信を行うためには、無線クライアントでも「送信するWEPキーの番号」で選択したキーと同じWEPキーを設定する必要があります。
WEP認証方式 通常は「オープンシステム」を選択します。デフォルトは「オープンシステム」です。
セキュリティー対策のためには、「オープンシステム」にすることをお勧めします。
  • オープンシステム:
    無線クライアントが正しいWEPキーを持っているか否かに関係なく、任意の無線クライアントの接続を許可します。しかしながら、無線クライアントは接続を許可されただけであり、アクセスポイントとトラフィックの交換を行うためには、正しいWEPキーを使用してデータを暗号化・復号化しなければなりません。
    この認証アルゴリズムは、「None」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」でも使用されます。
  • 共有キー:
    無線クライアントがアクセスポイントに接続する際に、正しいWEPキーを要求します。クライアントが誤ったWEPキーを持っている場合、アクセスポイントに接続できません。

■ Enhanced Open 設定項目
セキュリティーにて「Enhanced Open」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 18:セキュリティー Enhanced Open 設定項目
項目名 説明
OWE Opportunistic Wireless Encryption(OWE)プロトコルを使用して暗号化を行います。オープン認証後の無線クライアントと無線AP間のデータは128-bit CCMP/AES暗号化が行われます。「有効」以外の選択はできません。
管理フレーム保護 IEEE 802.11管理フレームを保護します。「必須」以外の選択はできません。

■ Enhanced Open 移行モード 設定項目
セキュリティーにて「Enhanced Open 移行モード」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 19:セキュリティー Enhanced Open 移行モード 設定項目
項目名 説明
OWE Opportunistic Wireless Encryption(OWE)プロトコルを使用して暗号化を行います。オープン認証後の無線クライアントと無線AP間のデータは128-bit CCMP/AES暗号化が行われます。
VAP1では「無効」、VAP2では「有効」以外の選択はできません。
管理フレーム保護 IEEE 802.11管理フレームを保護します。VAP2にのみ表示され、「必須」以外の選択はできません。

■ WPAパーソナル 設定項目
セキュリティーにて「WPAパーソナル」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 20:セキュリティー WPAパーソナル 設定項目
項目名 説明
セキュリティーキー(WPA-PSK) 暗号キーを設定します。8~63文字の半角英数記号を入力します。大文字、小文字は区別されます。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。
異なるWPAバージョンの無線クライアントが混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、より古いバージョンのみを選択した場合と同じレベルになります。
モデルによって、選択可能なオプションは異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R:
    • WPA3
    • WPA3 / WPA2
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e:
    • WPA3
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
デフォルトは「WPA2」です。
暗号化プロトコル 使用する暗号化プロトコルを選択します。
モデルと、選択したWPAバージョンによって、本項目の選択可能なオプションは異なります。
モデル WPAバージョン 選択可能なオプション
AT-TQ3403 / AT-TQm3403
AT-TQ7403
AT-TQ7403-R
AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2
AT-TQ6702e GEN2
AT-TQ6702 GEN2-R
WPA3
WPA3 / WPA2
WPA2
CCMP
WPA2 / WPA CCMP / TKIP
AT-TQ6602
AT-TQ5403 / AT-TQm5403
AT-TQ5403e
WPA3
WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
AT-TQ1402 / AT-TQm1402 WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
管理フレーム保護 管理フレームを保護するか否かを指定します。
管理フレーム保護の選択肢は、モデルにより異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e
    WPAバージョンの選択によって、次のように設定されます。

    • WPA3:「必須」に固定設定されます。
    • WPA3・WPA2:「利用可能」に固定設定されます。
    • WPA2:利用可能、または、無効から選択します。デフォルトは「利用可能」です。
    • WPA2・WPA:「無効」に固定設定されます。

  • AT-TQ6602、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    管理フレームを保護する場合は「有効」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「有効」です。
ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。

■ WPAエンタープライズ 設定項目
セキュリティーにて「WPAエンタープライズ」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 21:セキュリティー WPAエンタープライズ 設定項目
項目名 説明
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
ポート番号 外部RADIUSサーバー(プライマリー、セカンダリー両方)のポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
事前認証 「有効」にすると、無線クライアントが現在使用しているアクセスポイントから、対象となるアクセスポイントに、事前認証情報を中継します。デフォルトは「有効」です。これにより、無線クライアントがローミングしたときの認証をスピードアップします。
Note
本項目はモデルに「AT-TQ6602」以外を選択した場合のみ設定できます。
Note
モデルが「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQ6702e GEN2」「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」の場合、本項目は各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。「有効」にした場合、すべてのVAPで本機能が有効になります。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。
異なるWPAバージョンの無線クライアントが混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、より古いバージョンのみを選択した場合と同じレベルになります。
モデルによって、選択可能なオプションは異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R:
    • WPA3
    • WPA3 / WPA2
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e:
    • WPA3
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
デフォルトは「WPA2」です。
暗号化プロトコル 使用する暗号化プロトコルを選択します。
モデルと、選択したWPAバージョンによって、本項目の選択可能なオプションは異なります。
モデル WPAバージョン 選択可能なオプション
AT-TQ3403 / AT-TQm3403
AT-TQ7403
AT-TQ7403-R
AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2
AT-TQ6702e GEN2
AT-TQ6702 GEN2-R
WPA3 CCMP または GCMP(デフォルト)
WPA3 / WPA2
WPA2
CCMP
WPA2 / WPA CCMP / TKIP
AT-TQ6602
AT-TQ5403 / AT-TQm5403
AT-TQ5403e
WPA3 GCMP
WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
AT-TQ1402 / AT-TQm1402 WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
管理フレーム保護 管理フレームを保護するか否かを指定します。
管理フレーム保護の選択肢は、モデルにより異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e
    WPAバージョンの選択によって、次のように設定されます。

    • WPA3:「必須」に固定設定されます。
    • WPA3・WPA2:「利用可能」に固定設定されます。
    • WPA2:利用可能、または、無効から選択します。デフォルトは「利用可能」です。
    • WPA2・WPA:「無効」に固定設定されます。

  • AT-TQ6602、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    管理フレームを保護する場合は「有効」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「有効」です。
ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
セッションキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントの各々に送信するユニキャストのセッションキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、セッションキーを更新しません。デフォルトは「0」です。
キーは、セッションごとに新たに生成されますので、「WPAエンタープライズ」でCCMPのような強力な暗号を使用している場合、更新はほぼ不要です。更新間隔を短くすると無線APの処理速度を低下させます。
セッションキー更新時の動作 セッションキー更新時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「利用可能」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を必須条件としては要求しません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「利用可能」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
RADIUSアカウンティング ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録するか否かを指定します。記録する場合は「有効」を、記録しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
RADIUSアカウンティングポート番号 RADIUSアカウンティングを「有効」に設定した場合のみ、使用するポート番号を設定します。デフォルトは「1813」です。
RADIUSタイムアウト RADIUS認証要求(RADIUS Access-Request)のタイムアウト時間を1~29の値で指定します(単位:秒)。
RADIUSサーバーへのパケット送信から本設定の値を超えても応答がない場合は、認証要求を再送、または、認証失敗として処理します。
この際、プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーに対して所定の回数(初回+RADIUS再送回数)の送信を行う一連の流れが29秒以下になるように設定してください。例えば、次のように計算します。
  • セカンダリーRADIUSサーバーを使用せず、RADIUS再送回数を「4」に設定した場合:
    プライマリーRADIUSサーバーに最大5回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「5」以下に設定します。
  • プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーを使用し、RADIUS再送回数を「2」に設定した場合:
    各RADIUSサーバーに3回、合計して最大6回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「4」以下に設定します。
デフォルトは「3」(秒)です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
RADIUS再送回数 RADIUSサーバーに対する認証要求の再送回数を0~8の値で指定します(単位:回)。
初回の送信を合わせて、RADIUSサーバーに対して最大で本設定+1回の認証要求が行われます。
プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーが設定されている場合は、プライマリーRADIUSサーバーに対して本設定+1回の認証要求が送信されたあとに、セカンダリーRADIUSサーバーに対して同様に本設定+1回の認証要求が送信されます。
そのいずれの認証要求にも応答がないときは、認証失敗として処理します。
デフォルトは「1」(回)です。つまり、プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーにそれぞれ最大2回、認証要求が行われます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
プライマリーへの復帰間隔 プライマリーRADIUSサーバーへの通信に失敗し、セカンダリーRADIUSサーバーに認証の要求先をフォールバック(交代)した後、再びプライマリーRADIUSサーバーに復帰するまでの時間を0~600の値で指定します(単位:秒)。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
ダイナミックVLAN 「有効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
「無効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報の設定にかかわらず、VAPに設定されたVLANが適用されます。
デフォルトはモデルによって異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602
    デフォルトは「無効」です。
  • AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    デフォルトは「有効」です。

■ OSEN 設定項目
セキュリティーにて「OSEN」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 22:セキュリティー OSEN 設定項目
項目名 説明
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
ポート番号 外部RADIUSサーバー(プライマリー、セカンダリー両方)のポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
事前認証 「有効」にすると、無線クライアントが現在使用しているアクセスポイントから、対象となるアクセスポイントに、事前認証情報を中継します。デフォルトは「有効」です。これにより、無線クライアントがローミングしたときの認証をスピードアップします。
Note
本項目は各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。「有効」にした場合、すべてのVAPで本機能が有効になります。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。
「WPA3」のみ、「WPA2」のみ、または「WPA」「WPA2」の両方を選択することができます。
「WPA3」を「WPA2」または「WPA」と同時に選択することはできません。また、「WPA」は「WPA2」と組み合わせた場合のみ選択できます。
デフォルトは「WPA2」です。WPAとWPA2が混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、WPAと同じレベルになります。
Note
WPAは、IEEE 802.11iのドラフト段階における機能の実装です。WPA2は、IEEE 802.11iが正式なものとなったあとの、IEEE 802.11iの必須機能のすべての実装です。
暗号化プロトコル 「CCMP」のみ、または「TKIP」「CCMP」の両方を選択することができます。
デフォルトは「CCMP」です。
「TKIP」は、WEPと同様にRC4で暗号化しますが、暗号キーは無線クライアントごとに異なったものとなり、また一定回数使用すると、新たなものに変更されます。
「CCMP」は、米国商務省の承認した標準技術を用いた暗号化を行います。この暗号化方式は、強力なアルゴリズムを持ちます。
Note
WPA規格では、TKIPは必須項目、CCMPはオプション項目ですが、本製品では、TKIP、CCMPとも実装しています。
Note
WPAバージョンに「WPA3」を含む場合、「CCMP」のみが選択できます。「TKIP」は表示されません。
Note
WPAバージョンに「WPA2」のみ、または「WPA2」と「WPA」を選択している場合、「TKIP」は必要に応じて選択できます。
管理フレーム保護 管理フレームを保護するか否かを指定します。
WPAバージョンの選択によって、次のように設定されます。

  • WPA3:「必須」に固定設定されます。
  • WPA3・WPA2:「利用可能」に固定設定されます。
  • WPA2:利用可能、または、無効から選択します。デフォルトは「利用可能」です。
  • WPA2・WPA:「無効」に固定設定されます。
Note
モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を選択し、WPAバージョンに「WPA2」のみを使用する場合、「必須」に設定しないでください。
ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
ダイナミックVLAN 「有効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
「無効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報の設定にかかわらず、VAPに設定されたVLANが適用されます。
デフォルトは「有効」です。

Web認証 設定項目

■ 外部RADIUS 設定項目
Web認証にて「外部RADIUS」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 23:Web認証 外部RADIUS 設定項目
項目名 説明
認証ページプロキシー 外部のページを代わりに表示するか、無線AP自体による認証ページを表示するかを指定します。
  • 有効:
    外部のページを表示します。表示する外部ページは、別途「ベースURL」にて指定します。
    • ベースURL:
      Web認証に使用する外部のページのベースURLを指定します。
      指定のページにクライアントを直接接続する代わりに、無線APのプロキシー機能を使用します。
      認証ページのHTMLファイルの名前は「radius_login.html」です。
      無線APのプロキシーは、「(ベースURL)/radius_login.html」に掲載されたファイルを取得して無線クライアントの認証画面として表示します。
      例えば、ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合、「http://www.example.com/captive_portal/radius_login.html」の内容を表示します。
      radius_login.htmlに必要な記述については、「各種操作」/「認証」/「キャプティブポータルによるWeb認証」をご参照ください。
  • 無効:
    無線AP自体による認証ページを表示します。
    モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を指定した場合は、認証ページの表示言語を別途設定します。
    • 認証ページ言語:
      Webブラウザーに表示する認証ページの言語を「English」または「日本語」から選択します。デフォルトは「English」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
RADIUSアカウンティング RADIUSアカウンティングを使用するか否かを指定します。
  • 有効:
    RADIUSアカウンティングを使用します。ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に試用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、外部RADIUSが提供する機能なども使用することができます。別途、「RADIUSアカウンティングポート」を指定します。
    • RADIUSアカウンティングポート:
      外部RADIUSサーバーのアカウンティングポートのポート番号を0~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1813」です。
  • 無効:RADIUSアカウンティングを使用しません。
デフォルトは無効です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL:
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。1~128文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
  • 無効:
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。
  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
Web認証用仮想IPアドレス 「AP本体」の「Web認証用仮想IPアドレス」にて指定した内容が表示されます。また、リンクアイコンをクリックすると、該当の設定欄に移動します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

■ クリックスルー 設定項目
Web認証にて「クリックスルー」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 24:Web認証 クリックスルー 設定項目
項目名 説明
認証ページプロキシー 外部のページを代わりに表示するか、無線AP自体による認証ページを表示するかを指定します。
  • 有効:
    外部のページを表示します。表示する外部ページは、別途「ベースURL」にて指定します。
    • ベースURL:
      Web認証に使用する外部のページのベースURLを指定します。
      指定のページにクライアントを直接接続する代わりに、無線APのプロキシー機能を使用します。
      認証ページのHTMLファイルの名前は「radius_login.html」です。
      無線APのプロキシーは、「(ベースURL)/radius_login.html」に掲載されたファイルを取得して無線クライアントの認証画面として表示します。
      例えば、ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合、「http://www.example.com/captive_portal/radius_login.html」の内容を表示します。
      radius_login.htmlに必要な記述については、「各種操作」/「認証」/「キャプティブポータルによるWeb認証」をご参照ください。
  • 無効:
    無線AP自体による認証ページを表示します。
    モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を指定した場合は、認証ページの表示言語および利用規約として文言を別途設定します。
    • 認証ページ言語:
      Webブラウザーに表示する認証ページの言語を「English」または「日本語」から選択します。デフォルトは「English」です。
    • 利用規約:
      無線APの認証ページに表示する利用規約の文言を最大1024文字で作成します。
      改行は1つにつき4文字として数えます。
      書式(文字の大小、色など)を指定することはできません。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」、「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合に表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL:
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。1~128文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
  • 無効:
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。
  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
Web認証用仮想IPアドレス 「AP本体」の「Web認証用仮想IPアドレス」にて指定した内容が表示されます。また、リンクアイコンをクリックすると、該当の設定欄に移動します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

■ 外部ページリダイレクト 設定項目
Web認証にて「外部ページリダイレクト」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 25:Web認証 外部ページリダイレクト 設定項目
項目名 説明
外部ページURL リダイレクトさせるURLを1~128文字の半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。(必須)
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
RADIUSアカウンティング RADIUSアカウンティングを使用するか否かを指定します。
  • 有効:
    RADIUSアカウンティングを使用します。ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、外部RADIUSが提供する機能なども使用することができます。別途、「RADIUSアカウンティングポート」を指定します。
    • RADIUSアカウンティングポート:
      外部RADIUSサーバーのアカウンティングポートのポート番号を0~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1813」です。
  • 無効:
    RADIUSアカウンティングを使用しません。
デフォルトは無効です。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL:
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。1~128文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
  • 無効:
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。
  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
Web認証用仮想IPアドレス 「AP本体」の「Web認証用仮想IPアドレス」にて指定した内容が表示されます。また、リンクアイコンをクリックすると、該当の設定欄に移動します。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
モデルに「AT-TQ1402 / AT-TQm1402」を選択した場合にも表示されますが、未サポートとなります。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

MACアクセス制御 設定項目

■ MACアドレスリスト選択時・MACアドレスリスト + 外部RADIUS選択時
表 26:MACアクセス制御 MACアドレスリスト・MACアドレスリスト + 外部RADIUS 表示項目
項目名 説明
選択中のリスト 接続を許可するMACアドレスリスト(ホワイトリスト)または拒否するMACアドレスリスト(ブラックリスト)を表示します。
本項目の設定対象はお使いのモデルによって異なります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2:
    VAPごとに適用するMACアドレスリストを選択できます。
    ドロップダウンリストをクリックすると、「MACアドレスリスト選択」ダイアログが表示されます。

    MACアドレスリストの作成方法は、「MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除」をご覧ください。

  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602、ATーTQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402 / AT-TQm1402:
    AP共通設定編集画面上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリスト名が表示されます。
    Note
    無線1/無線2/無線3、または複数のVAPで、個別のMACアドレスリストを割り当てることはできません。すべてに共通のMACアドレスリストが使用されます。
Web認証との2ステップ認証 Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
  • 「有効」を選択すると、Web認証とMACアクセス制御の両方の認証に成功した無線クライアントのみが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
  • 「無効」を選択すると、Web認証またはMACアクセス制御のいずれかの認証に成功した無線クライアントが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。

■ 外部RADIUS選択時・MACアドレスリスト + 外部RADIUS選択時
表 27:MACアクセス制御 外部RADIUS・MACアドレスリスト + 外部RADIUS 設定項目
項目名 説明
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合は、「ローカルRADIUSサーバーを使用する」チェックボックスにチェックを入れることで、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定することができます。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
RADIUSタイムアウト RADIUS認証要求(RADIUS Access-Request)のタイムアウト時間を1~29の値で指定します(単位:秒)。
RADIUSサーバーへのパケット送信から本設定の値を超えても応答がない場合は、認証要求を再送、または、認証失敗として処理します。
この際、プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーに対して所定の回数(初回+RADIUS再送回数)の送信を行う一連の流れが29秒以下になるように設定してください。例えば、次のように計算します。
  • セカンダリーRADIUSサーバーを使用せず、RADIUS再送回数を「4」に設定した場合:
    プライマリーRADIUSサーバーに最大5回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「5」以下に設定します。
  • プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーを使用し、RADIUS再送回数を「2」に設定した場合:
    各RADIUSサーバーに3回、合計して最大6回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「4」以下に設定します。
デフォルトは「3」(秒)です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
RADIUS再送回数 RADIUSサーバーに対する認証要求の再送回数を0~8の値で指定します(単位:回)。
初回の送信を合わせて、RADIUSサーバーに対して最大で本設定+1回の認証要求が行われます。
プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーが設定されている場合は、プライマリーRADIUSサーバーに対して本設定+1回の認証要求が送信されたあとに、セカンダリーRADIUSサーバーに対して同様に本設定+1回の認証要求が送信されます。
そのいずれの認証要求にも応答がないときは、認証失敗として処理します。
デフォルトは「1」(回)です。つまり、プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーにそれぞれ最大2回、認証要求が行われます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
プライマリーへの復帰間隔 プライマリーRADIUSサーバーへの通信に失敗し、セカンダリーRADIUSサーバーに認証の要求先をフォールバック(交代)した後、再びプライマリーRADIUSサーバーに復帰するまでの時間を0~600の値で指定します(単位:秒)。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
User-Name Format 区切り文字 RADIUSサーバーには、ユーザーのMACアドレスは2桁区切りで、ユーザー名(RADIUS User-Name属性)として送信されます。
この際、RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の区切り文字を、「ハイフン」、「コロン」、「なし」から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
User-Name Format 大文字/小文字 RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の大文字、小文字を選択します。デフォルトは「小文字」です。
User-Password Format 形式 RADIUSサーバーに問い合わせるパスワード(RADIUS User-Password属性)の形式を「固定値」または「ユーザー名」から選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
  • 「固定値」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせるMACアドレスにかかわらず、「User-Password Format パスワード」にて設定した文字列をパスワードに使用します。
  • 「ユーザー名」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせる際、ユーザー名と同じ書式のMACアドレスをパスワードとして使用します。
User-Password Format パスワード 「User-Password Format 形式」を「固定値」に設定した場合に、RADIUSサーバーに送信する際のパスワードを設定します。
ダイナミックVLAN 「有効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
「無効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報の設定にかかわらず、VAPに設定されたVLANが適用されます。
デフォルトは「有効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
Web認証との2ステップ認証 Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
  • 「有効」を選択すると、Web認証とMACアクセス制御の両方の認証に成功した無線クライアントのみが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
  • 「無効」を選択すると、Web認証またはMACアクセス制御のいずれかの認証に成功した無線クライアントが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
サービスタイプ RADIUSサーバーにService-Type属性を通知するよう設定するか否か。
「有効」にすると、Service-Type属性としてCall-Check(10)を通知し、MACベース認証を行っていることを示します。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合、かつ、「AP本体」の「STOAT」を有効に設定した場合に表示されます。
Vista Manager EX IPアドレス AVM EXにてインテリジェント・エッジ・セキュリティー(IES)機能を使用する場合、AVM EXのIPアドレスを指定します。
AVM EXにてエンドポイント(無線クライアント)の通信を拒否した際、AVM EXはRADIUSクライアントである無線APに対し、RADIUS Dynamic Authorization(Disconnect)メッセージを送信します。無線APでは、このメッセージが妥当なものであるかを検証するため、AVM EXのIPアドレスと共有パスワードを設定する必要があります。
IES機能を使用しない場合は空欄にします。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合、かつ、「AP本体」の「STOAT」を有効に設定した場合に表示されます。
Vista Manager EX 共有パスワード AVM EXにてインテリジェント・エッジ・セキュリティー(IES)機能を使用する場合、AVM EXの認証に用いる共有パスワードを指定します。
IES機能を使用しない場合は空欄にします。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合、かつ、「AP本体」の「STOAT」を有効に設定した場合に表示されます。
デフォルトの状態、つまり、「User-Name Format 区切り文字」が「ハイフン」、「User-Name Format 大文字/小文字」が「小文字」、「User-Password Format 形式」が「ユーザー名」の場合、ユーザー名、パスワードは以下のようなフォーマットでRADIUSサーバーに送信されます。

■ AMFアプリケーションプロキシー選択時
通信の許可、拒否、または隔離する端末のリストを保持しているAMFアプリケーションプロキシーサーバー(AT-SESC/AMF Security mini)を指定します。
表 28:MACアクセス制御 AMFアプリケーションプロキシー 設定項目
項目名 説明
リダイレクトURL AMFアプリケーションプロキシーサーバーによって被疑端末として検出された無線クライアントを、外部ページURLに転送するか否かを設定します。
  • 「有効」に設定すると、IPフィルターアクションによって被疑端末として検出された無線クライアントを転送するURLを、別途表示される外部ページURLにて指定できます。
  • 「無効」に指定すると、リダイレクトURL機能は使用されません。被疑端末はいずれのページにも接続を許可されません。
デフォルトは「無効」です。
通常、被疑端末のユーザーがWebサイトにアクセスしようとしても、ブラウザーがタイムアウトするだけでアクセス不可の理由を知ることはできませんが、リダイレクトURL機能を利用すれば、該当ユーザーからのWebアクセスをあらかじめ指定したURLにリダイレクトできるため、同URLに状況説明ページを用意しておくことでブロックの理由や問い合わせ先などをユーザーに伝えることができます。
Note
リダイレクトURLで使用するWebページは、機密性の高い情報を扱うサーバー上には置かないでください。
リダイレクトURLを使用すると、無線AP内部のウォールドガーデン情報に、「外部ページURL」に指定したホスト(IPアドレスまたはドメイン)が登録されます。
このため、未認証となった被疑端末でも、パスをWebブラウザーのアドレス欄に入力することで、リダイレクト先のサーバー上の任意のページを参照できます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
Note
リダイレクトURLはWeb認証とは併用できません。
Note
被疑端末がHTTPではなくHTTPSでアクセスを行った場合、「接続がプライベートではありません」「この接続ではプライバシーが保護されません」「Wi-Fiホットスポットに接続する」「Wi-Fi接続」「ネットワークにログイン」などの画面が表示される場合があります。その際は、Webブラウザーの更新、再読み込み、接続ボタンを選択することでリダイレクトURLページに遷移されるようになります。
ただし、Webブラウザーの仕様により更新や接続ボタンを選択してもリダイレクトURLページに遷移されない場合があります。この場合、HTTPでアクセスを行うことでリダイレクトURLページに遷移されるようになります。
外部ページURL リダイレクトさせるURLを1~128文字の半角英数記号(スペースを含む)で入力します。デフォルトは空欄です。
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Primary IPアドレス プライマリーとして使用するAMFアプリケーションプロキシーサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Primary シークレット プライマリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーに接続するための事前共有鍵を128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するAMFアプリケーションプロキシーサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
Note
本バージョンではセカンダリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーは使用できません。
AMFアプリケーションプロキシーサーバー Secondary シークレット セカンダリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーに接続するための事前共有鍵を128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
Note
本バージョンではセカンダリーAMFアプリケーションプロキシーサーバーは使用できません。
AMFアプリケーションプロキシーサーバー ポート番号 AMFアプリケーションプロキシーサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ7403-R」「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2-R」を選択した場合に表示されます。
クリティカルモード クリティカルモードの設定を、「有効」、「無効」から選択します。デフォルトは「無効」です。
  • 「有効」に設定すると、AMFアプリケーションプロキシーサーバーとの接続が失われた場合に、新しい無線クライアントの接続要求をすべて許可します。
    Note
    VAPのセキュリティー方式による認証を併用する場合は、別途セキュリティー方式の認証に成功した無線クライアントのみ通信できます。
  • 「無効」に設定すると、新しい無線クライアントの接続要求をすべて拒否します。
    既に接続していた無線クライアントはそのまま通信できます。
Web認証との2ステップ認証 Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
Web認証とMACアクセス制御の両方の認証に成功した無線クライアントのみが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
AMFアプリケーションプロキシー選択時は、Web認証との2ステップ認証の選択肢は「有効」のみ表示されます。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
Note
WPAエンタープライズのダイナミックVLAN機能を併用する際、RADIUSサーバーからVLANが付与されている場合、無線端末の所属VLANはダイナミックVLANのVLAN IDとなります。
RADIUSサーバーからVLANが付与されていない場合、無線端末の所属VLANはAMFアプリケーションプロキシーサーバーのセキュリティーポリシーに指定されたネットワークのVLAN IDとなります。セキュリティーポリシーにネットワークが設定されていない場合は無線クライアントはVAPのVLAN IDに所属します。
ただし、AMFアプリケーションプロキシーサーバー側のアクションが隔離の場合、ダイナミックVLANのVLAN IDの有無にかかわらず、隔離VLAN IDが適用されます。
Note
WPAエンタープライズのダイナミックVLAN機能を併用する際、AMFアプリケーションプロキシーサーバーのセキュリティーポリシーに指定したネットワークのVLAN IDが変更されても、既に接続中の無線クライアントのVLAN IDは変更されません。
Note
既に隔離VLANに接続した無線クライアントに対し、AMFアプリケーションプロキシーサーバーからセキュリティーポリシーに指定されたネットワークのVLAN IDへの接続を許可された場合は、無線クライアントの所属VLAN IDはセキュリティーポリシーに指定されたネットワークのVLAN IDに変更されます。
ただし、優先度の高いアクションにより、隔離VLANから別の隔離VLAN IDに割り当てられた場合は、無線クライアントの所属VLAN IDは変わりません。
Note
チャンネルブランケットとの併用は未サポートです。チャンネルブランケットを有効にする無線AP上では、本機能を使用しないでください。

高速ローミング 設定項目

表 29:高速ローミング 設定項目
項目名 説明
高速移行 IEEE 802.11r(Fast Basic Service Set Transition)による高速移行を行うか否かを設定します。
「有効」にすると、無線クライアントが接続中の無線APから別の無線APに移動する際IEEE 802.11rによる高速移行が可能になります。
デフォルトは「無効」です。

「WPAエンタープライズ」と「高速移行」を併用したVAPを含むAP共通設定では、次のような挙動となります。
  • このAP共通設定が適用されている無線APが増減した際、該当のAP共通設定が適用されている無線APの設定状態は「変更有」となります。
  • 「無線設定」/「AP登録・設定」画面にて、このAP共通設定が適用された無線APが増減する設定を行った際、該当のAP共通設定が適用されたすべての無線APに対して設定適用を行うかを尋ねるダイアログが表示されます。
    「OK」をクリックすると、該当のAP共通設定が割り当てられた無線APに対して設定適用が行われます。
分散システム 分散システム(DS)を介して認証要求を行うか否かを設定します。
  • 「有効」にすると、無線クライアントは、現在接続している無線APを介して移行先の無線APへ認証要求を行います(Over The DS)。
  • 「無効」にすると、無線クライアントは、無線を介して直接移行先の無線APへ認証要求を行います(Over The Air)。
デフォルトは「無効」です。
Note
AT-TQ7403の無線3では分散システムを有効にした高速ローミングは未サポートです。モデルで「AT-TQ7403」を選択した場合、無線3で高速ローミング機能を使用するときは、本項目を「無効」に設定してください。
モビリティドメイン 高速移行を行う無線APのドメインを4桁の16進数(0~9、A~F、a~f)で設定します。大文字小文字は区別されません。
無線端末は同じモビリティドメインを持つAP間でIEEE 802.11r 高速移行を行えます。
デフォルトは「a1b2」です。
PMK-R0 保持時間 PMK-R0の保持時間を1~65535の値(単位:分)で設定します。
保持時間を超えた場合、IEEE 802.11r 高速移動は行われません。
デフォルトは「10000」です。
AES Key AP間でPMK-R1をやり取りするときの暗号化に用いる鍵を32桁の16進数(0~9、A~F、a~f)で指定します。大文字小文字は区別されません。デフォルトは空欄です。
Note
高速ローミングを利用する場合は必須項目となります。IEEE 802.11kまたはIEEE 802.11vを利用し高速移行(IEEE 802.11r)を利用しない場合でも、必ず設定してください。
802.11k RRM IEEE 802.11k RRM(無線リソース管理)を有効にするか否かを設定します。
デフォルトは「無効」です。

モデルで「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」を選択した場合、VAP1の「802.11k RRM」の設定内容がVAP2~VAP16にも反映されます。
VAP2~VAP16のいずれかで「IEEE 802.11k RRM」を有効で使いたい場合、VAP1で有効に設定してください。
802.11v WNM IEEE 802.11v WNM(無線ネットワーク管理)を有効にするか否かを設定します。
デフォルトは「無効」です。

プロキシーARP 設定項目

表 30:プロキシーARP 設定項目
項目名 説明
未学習のARPパケットを透過 未学習のARPパケットを透過するか否かを設定します。
デフォルトは「無効」で、無線APに接続されていない無線クライアント宛てのARP要求は破棄し、無線出力にフラッディングしません。
プロキシーARPが動作するには無線APが接続されている無線クライアントのIP情報を学習する必要があり、下記のいずれかのフレームによって学習が行われます。
次のフレームを送信しない無線クライアントは無線APのARPテーブルに学習されないため、通信ができなくなります。
  • DHCP Ack ※1
  • ARP Announcement ※2
  • ARP Probe ※2
  • ARP request ※2
  • ARP reply ※2
※1 無線クライアントに対するDHCP Ackが送信されたとき
※2 無線クライアントからの該当フレームが送信されたとき

「有効」にすると、無線APのARPテーブルに学習されていないIPアドレス宛てのARP要求を無線出力にフラッディングし、アドレス解決を試みます。
一部の無線クライアントの学習漏れを防ぐことはできますが、代わりに未学習のIPアドレスの問い合わせが増えると無線帯域を消費します。

Passpoint 設定項目

表 31:Passpoint 設定項目
項目名 説明
Access Network Type ネットワークタイプを指定します。
  • Private network:
    プライベートネットワーク(未認証ユーザーが入れないネットワーク)。
    例:ユーザーアカウントを使用するプライベートネットワークやエンタープライズネットワークなど
  • Private network with guest access:
    ゲストアクセス可能なプライベートネットワーク。
    例:ゲストユーザーもいるエンタープライズネットワーク
  • Chargeable public network:
    課金性パブリックネットワーク(料金を払うことで、誰でもいつでもアクセス可能なネットワーク)。料金形態等は、他の方法で取得可能(IEEE 802.21, http/https redirect or DNS redirection)
    例:コーヒーショップの月額制ネットワーク、ホテルのルームネットワーク
  • Free public network:
    無料のパブリックネットワーク(誰でも無料でアクセス可能なネットワーク)。
    例:空港のホットスポット、市が提供するネットワークサービス
  • Personal device network:
    パーソナルデバイス向けのネットワーク。
    例:写真を印刷するための、カメラとプリンターを接続するネットワーク
  • Emergency service only network:
    緊急サービス(警察・消防)が提供する限定されたネットワーク。
    例:緊急通話用・緊急警報受信用
  • Test or experimental:
    テストまたは実験用ネットワーク。
  • Wildcard:
    ワイルドカードアクセスネットワーク。
Internet Access インターネットに接続するか否かを、有効または無効で指定します。デフォルトは有効です。
Homogeneous ESS Identifier(HESSID) Passpointネットワークの他の無線APと同じESSIDを指定します。フォーマットはMACアドレスをxx:xx:xx:xx:xx:xx形式(xは16進数)で指定します。
デフォルトは「00:00:00:00:00:00」で、無線APにて「値を省略」とみなされます。
Roaming Consortium List オーガナイゼーション識別子(OI)を指定します。
16進数で3~15オクテットで指定(ただし、100オクテット以内)できます。
登録可能なOI数は15個までで、複数指定時はカンマ(,)で区切ります(例:021122,2233445566)。
指定するOIは、必ず偶数桁になるよう入力してください。奇数桁のOIを指定する場合は、先頭に「0(ゼロ)」を補って偶数桁として入力します(例:「1234567」→「01234567」)。また、3オクテット未満の値を指定する場合は、先頭に「0」を補って、6桁以上になるように入力します(例:「123」→「000123」)。
デフォルトは空欄です。
本項目は、モデルに「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」を指定した場合はオプション(任意)設定となります。
Domain Name 証明書に使用されているドメイン名(FQDN形式)で100文字以内で指定します。複数のドメインを指定する場合は、カンマ(,)で区切ります。デフォルトは空欄です。
3GPP Cellular Network Information 3GPPのセルラーネットワークの情報を指定します。デフォルトは空欄です。
NAI Realm Information 1~5
NAI Realm
NAI RealmをFQDN形式で指定します。複数指定時はセミコロン(;)で区切ります。
NAI Realm Information 1~5
EAP Method
同じ番号のNAI Realmで使用するEAP Methodを次から選択します(複数選択可)。
  • EAP-TLS
  • EAP-TTLS/MSCHAPv2
  • EAP-SIM
  • EAP-AKA
Operator Friendly Name サービスを提供しているオペレーター名を、表示言語と文字列で指定します。複数の言語セットを登録できます。
Disable Downstream Group-Addressed Forwarding(DGAF) マルチキャストフレーム、ブロードキャストフレームを送信しないようにするか否かを指定します。
有効を選択するとこれらのフレームを送信しません。
デフォルトは無効です。
L2 Traffic Inspection and Filtering VAP間のL2トラフィック(ARP、ICMP、TDKS)を破棄するか否かを指定します。
有効にすると、これらのトラフィックを破棄します。
デフォルトは無効です。

ネットワーク設定

モデルが「AT-TQ7403-R」、「AT-TQ6702 GEN2-R」の場合、「ネットワーク設定」にて、ブリッジインターフェース上の802.1Qサブインターフェースやブリッジグループの設定を行います。
ここでは、画面上部の「無線1」ボタン、「無線2」ボタン、「無線3」ボタンにかかわらず、すべての無線バンドに渡る設定を行うことができます。

概要

VAPから他のVAPや有線接続された他の機器との通信を行う際、大きく分けて次の2つの方法で、VAPごとの通信を分別します。

■ VAPごとの通信をVLANで区別して通信する
従来のAT-TQシリーズ無線と同様のネットワーク設計となります。
これを実現するには、次のような設定が必要です。
  1. 「ブリッジ設定」にて、VLAN対応ブリッジbr0に対して、VAPインターフェースを割り当てます。
    この際、VAPごとにネイティブVLAN IDを指定し、該当のVAPのタグなしパケットを該当のVLAN所属として扱われるようにします。
  2. 「インターフェース設定」にて、VLAN対応ブリッジbr0に、上記で指定したVLANごとの通信をブリッジングする802.1Qサブインターフェースを作成します。
VLAN対応ブリッジ上の802.1QサブインターフェースへのIPアドレスの割り当ては、別途、「無線AP個別設定」にて行います。
また、VAPからの通信をEthernetインターフェース側に転送する必要がある場合は、別途、EthernetインターフェースをVLAN対応ブリッジbr0に割り当てる必要があります。

■ VAPごとの通信を個別のブリッジに所属させる
こちらは、VLANを使用せず、すべてタグなしパケットとして通信する設計となります。

「ブリッジ設定」にて、任意のブリッジIDのブリッジに対して、VAPインターフェースを割り当てます。
「インターフェース設定」は使用しません。

ブリッジへのIPアドレスの割り当ては、別途、「無線AP個別設定」にて行います。
また、VAPからの通信をEthernetインターフェース側に転送する必要がある場合は、別途、Ethernetインターフェース上に802.1Qサブインターフェースを作成し、各ブリッジグループに割り当てる必要があります。

インターフェース設定

VLAN対応ブリッジbr0に、VLANごとの通信をブリッジングする802.1Qサブインターフェースを作成します。

表 32:AP共通設定 インターフェース設定
項目名 説明
X インターフェース 登録されているVLAN対応ブリッジインターフェースおよび802.1Qサブインターフェースの数を表示します。
インターフェース追加 「802.1Qサブインターフェース追加」ダイアログを表示します。
追加可能な802.1Qサブインターフェースは10個までです。
インターフェース名 VLAN対応ブリッジおよび登録された802.1Qサブインターフェースを一覧します。
デフォルトでは、VLAN対応ブリッジである「br0」のみが表示されます。
VLAN ID 802.1Qサブインターフェースに対応するVLAN IDを表示します。
編集 該当の802.1QサブインターフェースのVLAN IDを変更します。
削除 該当の802.1Qサブインターフェースを削除します。
802.1Qサブインターフェース追加

表 33:AP共通設定 802.1Qサブインターフェース追加
項目名 説明
VLAN ID br0に追加する802.1QサブインターフェースのVLAN IDを1~4094の値で入力します。作成される802.1Qサブインターフェースには、インターフェース名「br0.X」(Xは本項目で指定するVLAN ID)が割り当てられます。
追加 入力したVLAN IDの802.1Qサブインターフェースを作成し、一覧に追加します。
削除 入力を破棄し、ダイアログを閉じます。
802.1Qサブインターフェース編集

表 34:AP共通設定 802.1Qサブインターフェース編集
項目名 説明
VLAN ID br0に追加する802.1QサブインターフェースのVLAN IDを1~4094の値で入力します。変更される802.1Qサブインターフェースには、インターフェース名「br0.X」(Xは本項目で指定するVLAN ID)が割り当てられます。
保存 802.1QサブインターフェースのVLAN IDを変更します。
キャンセル 変更を破棄し、ダイアログを閉じます。

ブリッジ設定

ブリッジグループに各無線バンドのVAPインターフェースを割り当てます。
無線APのコンフィグ上では、VAPインターフェースは、無線バンド、VAP番号の組み合わせで区別されます。この際、コンフィグ上のVAP番号は「AWCプラグイン上のVAP番号-1」となります。例えば、無線バンド「無線1」の「VAP 1」はインターフェース名「vap1.0」が割り当てられます。
ブリッジにこのVAPインターフェースを割り当てることで、他のVAPやEthernetインターフェースとのL2通信を行えるようにします。

表 35:AP共通設定 ブリッジ設定
項目名 説明
ブリッジ一覧 VLAN対応ブリッジ、および、作成されたソフトウェアブリッジが一覧表示されます。
VAPインターフェースを割り当てるには、一覧からブリッジ名をクリックします。
ブリッジ追加 ソフトウェアブリッジを作成します。
削除 選択したブリッジを削除します。
ブリッジID ブリッジのIDを1~255の値で指定します。
ブリッジ名 ブリッジIDを基にしたインターフェース名「brX」(XはブリッジID)が表示されます。
VAPインターフェース
VAPインターフェース追加 ブリッジに割り当てるVAPインターフェースを追加します。
ブリッジ1個に対し追加可能なVAPインターフェースは10個までです。
削除 該当のVAPインターフェースを削除します。
無線 ブリッジにVAPインターフェースとして割り当てるVAPの無線バンドを選択します。
VAP VAPインターフェースとして割り当てるVAPの番号を指定します。
同じ無線バンド、VAP番号を持つVAPインターフェースを複数のブリッジに割り当てることはできません。
VLAN ID VLAN対応ブリッジbr0に割り当てたVAPインターフェースの場合のみ、ネイティブVLANを1~4094の値で設定します。
保護ポート VAPインターフェースのL2通信を保護を行うか否かを、有効または無効から選択します。
デフォルトは無効です。
VAPインターフェースの保護ポート機能を有効にすると、同一ブリッジに所属している他の保護ポートとの間でL2通信(ブリッジング)を行いません。保護ポートと通常ポート(保護ポートを有効にしていないインターフェース)、通常ポートインターフェース同士のL2通信は行われます。
Note
保護ポートの対象はL2通信のみです。ブリッジインターフェースを経由したL3通信の制御は別途ファイアウォールなどで行う必要があります。

AP共通設定の編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」を選択します。
  2. AP共通設定一覧から編集するAP共通設定の「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. AP共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  4. 編集したい情報の編集を行います。
  5. コンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

AP共通設定の複製

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」を選択します。
  2. AP共通設定一覧から複製するAP共通設定のチェックボックスにチェックを入れます。
  3. コンテンツ欄右上の「コピー」ボタンをクリックします。
    選択したAP共通設定が複製されます。
    元のAP共通設定名の末尾に「_copy」が付いたAP共通設定名が仮設定されますので、編集画面から適宜変更してください。
Note
複製されたAP共通設定名が101文字を超える場合、複製は行われません。
その際、複製が行われなかったことを表すダイアログが表示されます。

AP共通設定の削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」を選択します。
  2. AP共通設定一覧から削除するAP共通設定の「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. AP共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「削除」ボタンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / 無線管理 / 無線AP個別設定



ここでは無線APの個別設定について説明します。
Note
無線APの「LLDP」、「イーサネット設定」、「HTTP/HTTPS設定」の設定は、無線APのWeb設定画面にて行います。「無線APのWeb設定画面からの変更」に記載されている手順で設定してください。
なお、無線APのWeb設定画面で設定する項目の説明は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
Note
AWCプラグインのWeb管理画面上で設定されたAP共通設定・個別設定は無線APに即座に適用されません。無線APに適用されるタイミングは以下の通りです。
無線AP個別設定画面は下記の方法で表示できます。

個別設定の変更

Note
インターフェース設定は、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ7403-Rの無線AP個別設定でのみ表示されます。
表 1:無線AP個別設定
項目名 説明
コンテンツ欄上部
無線AP名 無線AP名が表示されます。
AP本体
AP共通設定 無線APのAP共通設定の変更が行えます。クリックすると「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。登録済みのAP共通設定の中から使用するAP共通設定をリストの中から選択し「保存」ボタンをクリックします。
詳細については、後述の「AP共通設定選択」をご覧ください。
緊急用VAPを使用しない AP共通設定にて緊急用VAPが設定されている際、該当の無線APで緊急用VAPを使用しない場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
ユーザー設定 個別の無線APに対して、Web設定画面にログインするためのログインユーザー名、ログインパスワードを設定するか否かを選択します。ユーザー設定を有効にすると、「ログインユーザー名」、「ログインパスワード」、「ログインパスワード(確認)」欄が表示されます。
Note
本項目は、AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2でのみ表示されます。
ユーザー情報 設定を適用するにあたり、無線APにログインするためのユーザー情報を個別に設定するか、AP共通設定にて指定されたユーザー情報で設定を行うかを指定します。
  • 「入力する」を選択した場合は、個別の無線APに対してユーザー情報を指定します。
    ユーザー設定を有効にすると、「ログインユーザー名」、「ログインパスワード」、「ログインパスワード(確認)」欄が表示されます。

  • 「AP共通設定を使用」を選択した場合は、同じAP共通設定を適用した無線APには、すべて同じユーザー情報を作成しておく必要があります。
デフォルトは「入力する」です。
Note
本項目は、AT-TQ6702 GEN2-R/7403-Rでのみ表示されます。
ログインユーザー名 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するユーザー名を入力します。
1~12文字の半角英数字で入力し、ユーザー名は英字から始まる必要があります。
Note
管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
ログインパスワード 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するパスワードを入力します。
使用可能な文字列は無線APによって異なります。
  • AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2
    0~32文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! # % ( ) + , - . / ; = ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。
    大文字小文字は区別されます。

  • AT-TQ6702 GEN2-R/7403-R
    1~32文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ のみ使用可)を入力します。
    大文字小文字は区別されます。
入力したパスワードは「●」で表示されます。
Note
管理下APに対して共通設定と個別設定の両方でログインユーザー名とログインパスワードを設定している場合、個別設定での指定が反映されます。
ログインパスワード(確認) 確認のため、ログインパスワードを再入力します。入力したパスワードは「●」で表示されます。
インターフェース設定
AT-TQ6702 GEN2-R/7403-Rのみ
X インターフェース 登録されているブリッジインターフェース、802.1Qサブインターフェース、VAPインターフェースの合計を表示します。
インターフェース名 登録されているインターフェースの名前を表示します。
IPアドレス インターフェースに設定したIPアドレスを表示します。
編集 該当のインターフェースにIPアドレスを設定したり、設定を解除したりします。「IPアドレス編集」ダイアログが表示されます。
無線設定
チャンネル チャンネルの設定変更が行えます。ドロップダウンリストをクリックするとチャンネル選択のポップアップダイアログが表示されます。
WDSモード WDSを使用する際のモード(ルートAP/サテライトAP)を選択します。
  • 「無効」を選択した場合、WDSを使用しません。
  • 「WDS Parent」を選択した場合、無線APを親(ルートAP)として運用します。
  • 「WDS Child」を選択した場合、無線APを子(サテライトAP)として運用します。
デフォルトは「無効」です。
「WDS Parent」または「WDS Child」を選択した場合、下記の「WDS設定」にWDSの設定項目が表示されます。
Note
本項目は、AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2でのみ表示されます。
送信出力 電波出力強度の設定変更が行えます。
AWC最小送信出力制限 AWC機能による送信出力の最小値をスライダーで設定します。この設定は送信出力を「自動」に設定した場合のみ有効になります。
無線送信の無効化 無線電波の送信を止めるか否かの設定変更が行えます。送受信を止める場合はチェックボックスにチェックを入れます。送受信を行う場合はチェックボックスを空欄にします。
WDS設定
AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2
WDS一覧 WDS設定の一覧がボックス形式で表示されます。
ボックスには、WDSの無効/有効、接続用無線インターフェースの設定、セキュリティーの設定が表示されます。
無線設定にてWDSモードを「WDS Parent」または「WDS Child」に設定した帯域ごとのWDS設定が作成されます。
無線送信 WDSを有効にするか否かを指定します。有効にする場合は「有効」を選択し、無効にする場合は「無効」を選択します。
WDSモード WDSのモード(ルートAP/サテライトAP)を表示します。
  • WDS Parent:
    無線APを親(ルートAP)として運用します。
  • WDS Child:
    無線APを子(サテライトAP)として運用します。
SSID 該当のWDS接続に用いるSSIDを設定します。
接続用無線インターフェース WDSで使用する無線バンド(無線1、無線2、無線3)を表示します。
Note
WDS設定の番号(WDS 1/WDS 2/WDS 3)と無線バンドの番号(無線1、無線2、無線3)は必ずしも同じではありません。WDSを有効に設定した無線バンドから順にWDS設定の番号が割り当てられます。
セキュリティー WDSの通信における暗号化の認証方式を選択します。
  • 「無し」は、暗号化を行いません。

  • 「WPAパーソナル」は、共通の事前共有キーを基に個別のキーを生成、アクセスポイント間で認証と暗号化を行います。
    「WPAパーソナル」を選択すると、下記の項目が表示されます。
    • セキュリティーキー(WPA-PSK):
      事前共有キーを8~63文字の半角英数記号で入力します。
    • WPAバージョン:
      使用するWPAバージョンを選択します。
      • AT-TQ3403/7403、AT-TQm3403:
        • 無線1、無線2:
          「WPA2」のみ、または「WPA2」と「WPA」の両方を選択することができます。「WPA」のみを選択することはできません。
          デフォルトは「WPA2」です。
        • 無線3:
          「WPA3」のみが表示されます。
      • その他:
        「WPA2」のみ、または「WPA2」と「WPA」の両方を選択することができます。「WPA」のみを選択することはできません。
        デフォルトは「WPA2」です。
      WPAとWPA2が混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、WPAと同じレベルになります。
      Note
      WPAは、IEEE 802.11iのドラフト段階における機能の実装です。WPA2は、IEEE 802.11iが正式なものとなったあとの、IEEE 802.11iの必須機能のすべての実装です。
    • 暗号化プロトコル:
      「CCMP」のみ、または「CCMP」と「TKIP」の両方を選択することができます。
      デフォルトは「CCMP」です。
      「TKIP」は、WEPと同様にRC4で暗号化しますが、暗号キーは無線クライアントごとに異なったものとなり、また一定回数使用すると、新たなものに変更されます。
      「CCMP」は、米国商務省の承認した標準技術を用いた暗号化を行います。この暗号化方式は、強力なアルゴリズムを持ちます。
      Note
      WPA規格では、TKIPは必須項目、CCMPはオプション項目ですが、TKIP、CCMPとも実装しています。
    • 管理フレーム保護:
      管理フレームを保護するか否かを指定します。保護する場合は「有効」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「有効」です。
      Note
      本バージョンでは、WDS用VAPにて管理フレーム保護を「有効」にすることは未サポートとなります。
    • ブロードキャストキー更新間隔:
      VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)の値で入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
Note
無線APのWeb設定画面からWDS設定済みの無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AP共通設定を選択し、適用する前に、個別設定によりWDSの設定を再度行う必要があります。
WDS設定が完了する前にAP共通設定を適用した場合、既存のWDSの設定が無効になり、AWCプラグインから管理できなくなる場合があります。
詳しくは、「WDSによるネットワーク間のブリッジ」をご覧ください。
Note
WDSが設定されている無線インターフェース上でWeb認証を使用しないでください。

AP共通設定選択


■ 表示1
表 2:AP共通設定一覧
項目名 説明
AP共通設定を検索 検索したいキーワードを入力します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にしてEnterキーを押下します。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
Note
複数の内容を含む項目の中の区切り文字(「ネットワーク:エリア」の「:」など)は検索対象になりません。ただし、文字列として使用している場合は検索できます。
Note
本ダイアログの検索ではAP共通設定一覧画面と同様のものが検索可能です。
設定名 AP共通設定の設定名が表示されます。
モデル AP共通設定のモデルが表示されます。
  • AT-TQ3403
  • AT-TQ7403
  • AT-TQ7403-R
  • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2
  • AT-TQ6702 GEN2-R
  • AT-TQ6602
  • AT-TQ5403 / AT-TQm5403
  • AT-TQ5403e
  • AT-TQ1402 / AT-TQm1402
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■ 表示2
表 3:AP共通設定 設定内容
項目名 説明
表示2の上部 AP共通設定の設定名とモデルが表示されます。
カントリーコード AP共通設定のカントリーコードが表示されます。
シリーズ 無線APのシリーズが表示されます。
無線1 / 無線2 / 無線3 リストで選択したAP共通設定の無線1、無線2、無線3の設定情報を確認できます。
無線1、無線2、無線3の括弧内は設定されているモードが表示されます。無線1、無線2、無線3のタブをクリックすると、選択した無線バンドの設定の概要を確認できます。選択されている帯域の名前には赤色の下線が表示されます。
無線送信 無線電波を送受信する設定の場合は「有効」、送受信しない設定の場合は「無効」が表示されます。
モード 設定しているモード(通信プロトコル)が表示されます。
VAP VAPの番号が表示されます。
SSID VAPに設定されているSSIDが表示されます。
VLAN ID VAPに設定されているVLAN IDが表示されます。
有効/無効 VAPが有効か無効かが表示されます。
セキュリティー VAPに設定されているセキュリティーが「無し」、「スタティックWEP」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」のいずれかで表示されます。
「選択」ボタン リストで選択したAP共通設定に変更します。
「キャンセル」ボタン AP共通設定の変更を止めます。

IPアドレス編集

Note
IPアドレス編集は、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ7403-Rの無線AP個別設定でのみ行います。
表 4:無線AP個別設定
項目名 説明
固定IPアドレス 選択したインターフェースに割り当てるIPアドレスを指定します。
設定しない 選択したインターフェースにIPアドレスを設定しません。
保存 設定を保存し、ダイアログを閉じます。
キャンセル 設定の変更を破棄し、ダイアログを閉じます。

変更の適用

設定を変更し、すぐに無線APに適用する場合は、個別設定の保存後に「無線APへの設定適用」を行います。
無線APへの設定適用は、下記の手順で行います。
  1. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  2. 設定を適用する無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  3. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  4. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  5. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。
Note
「設定適用」のサポート台数は350台です。
決まった時間に変更を適用したい場合は、設定適用のスケジュールを登録してください。
無線APへの設定適用のスケジュールの登録については「スケジュールの登録、編集、削除」をご覧ください。

各種操作 / 無線管理 / 無線APの登録、情報編集、削除



ここでは、無線APの登録、情報の編集、削除する方法について説明します。

無線APの登録

無線APの登録は、手動登録、CSV登録、ゲストノード登録の3通りの方法で行えます。
無線APの情報編集は、機器名、IPアドレス、MACアドレス、管理グループ、タグについて編集が行えます。
AMFネットワーク側で適切に設定されている場合、AT-TQシリーズ無線APをゲストノードとして登録する際、無線APのIPアドレスの代わりに、ゲストノードを接続しているAMFノードのポート名を指定して、簡単にAWCプラグインの管理下に登録することができます(ゼロタッチコンフィグ)。
この場合、IPアドレスやMACアドレスが変化しても、同一の管理下APとして認識されます。
このため、無線APをネットワークに接続する前に、AWCプラグインに管理情報を事前設定したり、該当の無線APに障害が発生した際に、同一機種に交換するだけで速やかに設定適用し、運用を継続することができます。
ゼロタッチコンフィグを行うには、以下の条件を満たしている必要があります。
AMFゲストノード、DHCP Snoopingの設定については、AlliedWare Plus機器のコマンドリファレンスをご参照ください。
Note
1つの管理グループでサポート可能な無線APの台数は350台までです。
Note
無線APの「LLDP、イーサネット設定、HTTP/HTTPS設定」の設定は、無線APのWeb設定画面にて行います。「無線APのWeb設定画面からの変更」に記載されている手順で設定してください。
なお、無線APのWeb設定画面で設定する項目の説明は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
Note
AMFゲストノードとして動作している無線APを管理する場合は、ゲストノードとしてのコンフィグのバックアップ、手動リカバリー機能の併用は未サポートとなります。

無線APの手動登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーします。
  3. 表示されたメニューから「手動で登録」をクリックします。
  4. 「無線AP登録」ダイアログが表示されます。

    表 1:「無線AP登録」ダイアログ(手動登録)
    項目名 説明
    機器名 無線APの機器名を入力します。100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    空欄とした場合は、後述の「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効に従って自動設定されます。

    • AMF設定無効時
      MACアドレスが自動設定されます。

    • AMF設定有効時
      「(ノード名)-(ポート番号)」の形式で設定されます(例:x230_1-port1.0.1)。
    管理グループ 無線APを所属させる管理グループを指定します。(必須)
    タグ タグを付与する場合は、タグ入力欄にタグを入力しEnterキーを押下します。

    タグ1個には、100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。

    タグを解除する場合は、タグの右側に表示されている×印をクリックします。
    Note
    タグの登録時、コピー&ペーストでタグを登録すると、貼り付け時に全文が表示されません。そのままEnterキーを押下すると、ペーストされた文字列全体がタグとして指定されます。
    Note
    タグ編集時、改行を含む値をペーストすると表示がおかしくなる場合がありますので、タグに改行を含む値をペーストするオペレーションは未サポートです。
    Note
    付与したタグの文字数が多い場合、ノードマップ画面、フロアマップ詳細画面、機器検索画面のタグフィルターリストで全文字を表示することができません。その場合はタグの文字数を減らしてください。
    AP事前設定用のAMF設定 AMFネットワークにゲストノードとして登録されている無線APを、AMF設定によって選択するか否かを指定します。

    • 「無効」を選択すると、AWCプラグインは、無線APのIPアドレスとMACアドレスを使用して管理下APの識別を行います。事前に無線APのIPアドレスの設定が必要となります。

    • 「有効」を選択すると、AWCプラグインは、無線APのAMFゲストノード情報(AMFゲストノードが接続されたAMFネットワーク、エリア、ノード、ポート)を使用して管理下APの識別を行います。
      管理グループに管理可能なAMFエリアを設定していない場合は、「有効」は表示されません。

    デフォルトは「無効」です。

    「AP事前設定用のAMF設定」の選択によって、登録する無線APの情報が異なります。

    • AMF設定無効の場合
      • IPアドレス:
        無線APのIPアドレスを指定します。(必須)
        • DHCPサーバーからIPアドレスを設定する場合は「DHCP」を選択します。
          Note
          DHCPを使用する場合は、事前にDHCPサーバーにてDHCPオプション43の設定が必要です。
          詳しくは、「DHCPを使用する際のサーバー側設定」をご覧ください。
        • 事前にIPアドレスを固定設定している場合は「STATIC」を選択し、無線APに割り当てられたIPアドレスを入力します。
      • MACアドレス:
        無線APのMACアドレスを指定します。(必須)
        MACアドレスの表記形式は「xx:xx:xx:xx:xx:xx」を使用します。
        AT-TQ5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/6702 GEN2-R/7403/7403-R、AT-TQm5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2では、接続しているポートにかかわらず、LAN1ポートのMACアドレスを指定します。
        また、AT-TQ6702 GEN2-R/7403-Rでは必ずLAN1ポートを接続してください。LAN2ポートはAWCプラグインによる管理に使用できません。

    • AMF設定有効の場合
      • ネットワーク名:
        ゲストノードの所属するAMFネットワークを選択します。(必須)
      • エリア名:
        ゲストノードの所属するAMFエリアを選択します。(必須)
      • ノード名:
        ゲストノードの所属するAMFノードを選択します。(必須)
        Note
        無線APをゲストノードとして登録後、AMFネットワーク上にてゲストノードの所属するAMFノードのノード名が変更された場合は、AWCプラグイン上の情報にも反映する必要があります。登録情報の変更については、「無線APの情報編集」をご覧ください。
      • ポート番号:
        ゲストノードの設定されたスイッチポート番号を入力します。(必須)
    「追加」ボタン 設定した情報で無線APを追加します。
    「キャンセル」ボタン 無線APの登録を止めます。
  5. 設定を終えたら「追加」ボタンをクリックします。
  6. 無線APに適用するAP共通設定を指定します。
    AP共通設定の適用手順は、「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。

CSVからの無線AP登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーします。
  3. 表示されたメニューから「CSVから登録」をクリックします。
  4. 「CSVから登録」ダイアログが表示されます。

    表 2:「CSVから登録」ダイアログ
    項目名 説明
    「ファイルを選択」ボタン 事前に作成したCSVファイルを指定します。

    CSVファイルに記述する項目は、後述の「AP事前設定用のAMF設定」の有効/無効によって異なります。

    • AMF設定無効の場合

      CSVファイルは、下記の項目順で作成してください。
      ※行の先頭に「#」を入力した場合、その行に記載された内容は無視されます。
      • 1列目:機器名
      • 2列目:IPアドレス(4列目:DHCPが0か空欄の場合必須)
      • 3列目:MACアドレス
      • 4列目:DHCPを使用するか否か(0:使用しない、1:使用する)
        Note
        DHCPを使用する場合は、事前にDHCPサーバーにてDHCPオプション43の設定が必要です。
        詳しくは、「DHCPを使用する際のサーバー側設定」をご覧ください。
      • 5列目:タグ名(カンマ区切り、CSVエスケープすること)
      ※5列目以降は何も記入しないでください。
      ※AT-TQ5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/6702 GEN2-R/7403/7403-R、AT-TQm5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2では、接続しているポートにかかわらず、LAN1ポートのMACアドレスを指定します。
      また、AT-TQ6702 GEN2-R/7403-Rでは必ずLAN1ポートを接続してください。LAN2ポートはAWCプラグインによる管理に使用できません。

    • AMF設定有効の場合

      CSVファイルは、下記の項目順で作成してください。
      ※行の先頭に「#」を入力した場合、その行に記載された内容は無視されます。
      • 1列目:機器名
      • 2列目:ネットワーク名(必須)
      • 3列目:エリア名(必須)
      • 4列目:ノード名(必須)
      • 5列目:ポート番号(必須)
      • 6列目:タグ名(カンマ区切り、CSVエスケープすること)
      ※6列目以降は何も記入しないでください。

    Note
    中身の形式自体が不正の場合は内容に関係なく1行目の機器名がエラーと表示されます。
    Note
    CSV以外の形式のファイルも指定は可能ですが、未サポートとなります。
    管理グループ 追加する無線APを所属させる管理グループを選択します。
    AP事前設定用のAMF設定 AMFネットワークにゲストノードとして登録されている無線APを、AMF設定によって選択するか否かを指定します。

    • 「無効」を選択すると、登録対象の無線APをIPアドレスとMACアドレスで指定します。
    • 「有効」を選択すると、登録対象を接続ポートを指定して選択することができます。無線APがIPアドレスをDHCPサーバーから取得する設定の場合などに有効です。
      管理グループに管理可能なAMFエリアを設定していない場合は、「有効」は表示されません。

    デフォルトは「無効」です。
    「追加」ボタン 指定したファイルから無線AP情報を読み込んで追加します。
    「キャンセル」ボタン 無線APの登録を止めます。
    Note
    DHCPを使用する場合は、事前にDHCPサーバーにてDHCPオプション43の設定が必要です。
    詳しくは、「DHCPを使用する際のサーバー側設定」をご覧ください。
  5. 設定を終えたら「追加」ボタンをクリックします。
  6. 無線APに適用するAP共通設定を指定します。
    AP共通設定の適用手順は、「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。

ゲストノードからの無線AP登録

Note
選択した管理グループに登録されているAMFネットワーク、エリアに所属するゲストノードが登録候補リストに表示されます。
Note
ゲストノードから登録した無線APは登録候補のリストに表示されなくなります。
Note
AT-TQシリーズをゲストノードとして登録する際、後述のゼロタッチコンフィグ、オートリカバリーを使用しない場合、かつ、無線APの管理用VLANと同じVLANに、DHCPクライアント機能を使用して無線クライアントを接続する場合は、ゲストノードの機器情報取得方法を「static」に設定してください。
ゼロタッチコンフィグ、オートリカバリーを使用する場合は、ゲストノードの機器情報取得方法を「dynamic」に設定に設定する必要があります。この際、DHCPクライアント機能を使用して無線クライアントを接続する場合は、TQシリーズの管理VLANとVAPのVLANには異なるVLAN IDを指定し、無線APの管理用VLANでのみDHCP Snooping機能を有効にして、VAPのVLANではDHCP Snooping機能を有効にしないでください。
Note
無線APをゲストノードとして登録後、AMFネットワーク上にてゲストノードの所属するAMFノードのノード名が変更された場合は、AWCプラグイン上の情報にも反映する必要があります。登録情報の変更については、「無線APの情報編集」をご覧ください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーします。
  3. 表示されたメニューから「ゲストノードから登録」をクリックします。
  4. 「ゲストノードから登録」ダイアログが表示されます。


    ■ 表示1
    表 3
    項目名 説明
    管理グループ 追加する無線APを所属させる管理グループを選択します。
    AP事前設定用のAMF設定 AMFネットワークにゲストノードとして登録されている無線APを、AMF設定によって選択するか否かを指定します。

    • 「無効」を選択すると、登録対象の無線APをIPアドレスとMACアドレスで指定します。
    • 「有効」を選択すると、登録対象を接続ポートを指定して選択することができます。無線APがIPアドレスをDHCPサーバーから取得する設定の場合などに有効です。
      管理グループに管理可能なAMFエリアを設定していない場合は、「有効」は表示されません。

    デフォルトは「無効」です。
    「追加」ボタン 指定した無線APを追加します。
    「キャンセル」ボタン 無線APの登録を止めます。

    ■ 表示2
    表 4
    項目名 説明
    X GUEST ゲストノードの総数が表示されます。
    X 選択中 選択済みのゲストノード(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
    ゲストノードを検索 ゲストノードの検索を行えます。検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「MACアドレス」「管理IPアドレス」「ゲストノード名」「AMFネットワーク名」「AMFエリア名」「親ノード名」「インターフェース名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    「全アイコン」ボタン すべてのゲストノードを一覧に表示します。
    「無線AP」ボタン ゲストノードのうち、無線APのみを一覧に表示します。

    ■ 表示3
    表 5
    項目名 説明
    チェックボックス 選択されているゲストノードのチェックボックスにチェックが入ります。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のゲストノードすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
    MACアドレス MACアドレスが表示されます。
    管理IPアドレス 管理IPアドレスが表示されます。
    ゲストノード名 ゲストノード名が表示されます。
    AMFネットワーク 所属するAMFネットワーク名が表示されます。
    AMFエリア名 所属するAMFエリア名が表示されます。
    親ノード名 親ノード名が表示されます。
    インターフェース ゲストノードのインターフェース名が表示されます。

    ■ 表示4
    表 6
    項目名 説明
    << 最初のリストに戻ります。
    番号 ページ番号です。
    >> 最後のリストに移動します。
  5. 設定を終えたら「追加」ボタンをクリックします。
  6. 無線APに適用するAP共通設定を指定します。
    AP共通設定の適用手順は、「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。

ゼロタッチコンフィグ

AT-TQシリーズ無線APをゲストノードとして登録する際、ゲストノードを接続しているAMFノードのポート名を指定して、簡単にAWCプラグインの管理下に登録することができます。
ゼロタッチコンフィグでは、無線APのIPアドレスおよびMACアドレスを事前に知る必要がありません。また、ゼロタッチコンフィグで運用中の無線APに障害が発生したとき、同じ型番の代替機種をAMFノードの当該ポートに接続し直すだけで、同じ設定を復元して素早く復旧することができます。
詳細な設定や手順については、「各種操作」/「その他の設定」/「ゼロタッチコンフィグとオートリカバリー」をご覧ください。
Note
ゼロタッチコンフィグを行うには、AMFネットワーク側で適切に設定されている必要があります。

無線APの情報編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. リストから編集したい無線APの列右にある編集アイコンをクリックします。
  3. 「無線AP編集」ダイアログが表示されます。

  4. 編集が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。

無線APの削除

Note
最後のページを表示中にページのすべてのエントリーを削除した場合、ページ自体は削除されず、エントリーのないページが表示されます。ページの移動か画面の再読み込みにより削除後のページ数が反映されます。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. 削除したい無線APのチェックボックスにチェックを入れます(複数選択可能)。
  3. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーします。
  4. 表示されたメニューから「削除」をクリックします。
  5. 「確認」ダイアログが表示されます。
  6. 「削除」ボタンをクリックします。

DHCPを使用する際のサーバー側設定

「無線APの登録」において、無線APのIPアドレスが既知でない場合、DHCPサーバーからIPアドレスを取得し、無線APのMACアドレスのみを基に無線APの登録を行うことができます。
IPアドレスをDHCPサーバーから取得するよう設定する場合は、DHCPサーバー側にてDHCPオプション43(ベンダー個別情報)として、AWCプラグインのIPアドレスおよび監視ポート番号(65437)を指定する必要があります。
Note
DHCPオプション43を使用する場合、DHCPサーバーが既に登録してある無線APのIPアドレスと競合するIPアドレスを割り振る設定にしないよう、注意してください。
DHCPオプション43の設定は、DHCPプールに対して一度だけ行います。
DHCPサーバーにて、すべての無線APに割り当てるMACアドレスをスタティックに設定しており、AWCプラグインにもIPアドレスをすべて固定設定する場合は、DHCPオプション43の設定は不要です。
オプションの設定値として渡されるAWCサーバー情報のフォーマットは次の通りです。
次の設定例では、AWCプラグインのIPアドレスを「192.168.1.250」に設定する場合の例を示します。
表 7:DHCPオプション43フォーマット
フィールド名 フィールド長 説明 可変/固定 設定例
内容 16進値
ヘッダー 1オクテット ベンダー個別情報として渡す情報のヘッダーです。 固定 207 CF
オプション1 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインのIPアドレスであることを示します。 固定 1 01
オプション1 値 4オクテット AWCプラグインのIPv4アドレスを指定します。 可変 192.168.1.250 C0A801FA
オプション2 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインの監視ポート番号であることを示します。 固定 2 02
オプション2 値 2オクテット AWCプラグインの監視ポート番号を指定します。 固定 65437 FF9D
AMF機器にてDHCPサービスを実行している場合、AWCプラグインをIPアドレス「192.168.1.250」にインストールしているときは、該当のDHCPプールに以下のような設定を追加する必要があります。
ここでは、設定するDHCPオプション名を「awcserver」、DHCPプール名を「pool1」と仮定しています。

各種操作 / 無線管理 / 無線APの各種情報の表示



ここでは、管理下AP一覧に登録されている無線APの各種情報の表示方法と内容について説明します。
Note
管理失敗となった無線APには、最後に管理中だった際に取得した最新の情報が表示されます。

管理下AP詳細

無線APの実際の管理状態を詳しく表示します。
管理下AP詳細画面は下記の方法で表示できます。

表 1:管理下AP詳細 ヘッダー
項目名 説明
無線AP名 「(無線AP名) [管理下AP詳細]」が表示されます。
歯車アイコン 歯車アイコンにマウスオーバーすると「テクニカルサポート情報の取得」が表示されます。
  • テクニカルサポート情報の取得:
    テクニカルサポート用のファイルが出力されます。
    「テクニカルサポート情報」ダイアログには、テクニカルサポート情報に含まれる情報の種別が表示されます。
    「情報の取得に同意します」チェックボックスにチェックをつけて「ダウンロード」ボタンをクリックすると、該当の無線APのテクニカルサポート情報をダウンロードします。
    トラブルシューティング時など、内部情報の確認が必要な場合を想定したものですので、ご使用に際しては弊社技術担当にご相談ください。
タブ 管理下AP詳細に表示する情報の種別を選択します。
  • 基本情報
  • 無線情報
  • 無線クライアント情報
  • 関連ログ
  • 統計情報
デフォルトでは基本情報タブの内容が表示されます。
「無線AP詳細を見る」ボタン 「無線AP詳細」画面に切り替わります。「無線AP詳細」画面では、無線APに適用された設定を表示します。詳しくは「無線AP詳細」画面をご覧ください。

基本情報


表 2:管理下AP詳細 基本情報
項目名 説明
管理状態 管理状態が表示されます。
設定状態 設定状態が表示されます。
AP共通設定 設定されているAP共通設定が表示されます。リンクをクリックするとAP共通設定詳細画面に切り替わります。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
管理グループ 関連付けている管理グループが表示されます。
割当ファームウェア 無線APに適用予定、または適用済みのファームウェアファイルの対象機種名とバージョンを表示します。
Note
「現在のファームウェア」とは異なる場合があります。
AP事前設定用のAMF設定 AMFネットワークにゲストノードとして登録されている無線APを、AMF設定によって選択するか否かを表示します。
ネットワーク名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFネットワークを表示します。
エリア名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFエリアを表示します。
ノード名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFノードを表示します。
ポート番号 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの設定されたスイッチポート番号を表示します。
機器種別 機器の種別が表示されます。
現在のファームウェア 無線APにて実際に動作しているファームウェアのバージョンが表示されます。
Note
「割当ファームウェア」とは異なる場合があります。
シリアル番号
Note
本項目は未サポートです。
稼働時間 稼働時間が表示されます。
最終管理失敗 直近で無線APがAWCプラグインの管理から外れた日時が表示されます。
フロアマップ図 設定されているフロアマップの図が表示されます。
フロアマップ名 設定されているフロアマップ名が表示されます。リンクをクリックするとフロアマップ詳細画面に切り替わります。
メモリ使用率 最大2日間の無線APのメモリー使用率(単位:%)を30分間隔でグラフ表示します。

無線情報


表 3:管理下AP詳細 無線情報
項目名 説明
無線ステータス
使用チャンネル 無線1、無線2、無線3のチャンネルが表示されます。
使用帯域幅 無線1、無線2、無線3の帯域幅が表示されます。
送信出力 無線1、無線2、無線3の送信出力が表示されます。
レーダー検出チャンネル
検出チャンネル レーダーを検出したチャンネルが表示されます。
使用可能までの時間 レーダーを検出したチャンネルで無線の送受信が可能になるまでの時間が表示されます。
有効VAP
  無線バンドごとの有効VAP数を表示します。ヘッダー右端の「+」「-」をクリックすると、詳細表示・簡易表示が切り替わります。
簡易表示
有効VAP数 無線1、無線2、無線3の有効VAP数が表示されます。
詳細表示
VAP VAP番号が表示されます。
SSID 適用された有効なVAPのSSID名が表示されます。

無線クライアント情報


表 4:管理下AP詳細 無線クライアント情報
項目名 説明
期間指定 無線クライアントの履歴のうち、指定する期間の開始・終了日時をカレンダーコントロールまたは手入力で指定できます。
期間を指定して「検索」ボタンをクリックすると、一覧に反映されます。
デフォルトでは、画面表示の7日前から検出された無線クライアントが表示されます。
無線クライアント一覧
X クライアント 該当の無線APに関連する無線クライアントのうち、現在の表示対象の数が表示されます。
無線クライアントを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「定義名」「MACアドレス」「IPアドレス」「無線」「VAP」「SSID」「受信日時」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
「検索」ボタン 「期間指定」による絞り込み条件に一致する無線クライアントの履歴を検索します。
フィルター 現在の表示対象のうち、無線クライアントの種別を「接続」「切断」「接続失敗」で絞り込むことができます。
複数の項目を指定した場合は、いずれかのフィルターに一致する無線クライアント情報が表示されます(OR検索)。
「クリア」をクリックすると、フィルターが解除されます。
種別 現在の無線クライアントの状態を「接続」「切断」「接続失敗」で表します。
定義名 「フロアマップ詳細 [無線クライアント表示]」の「クライアント定義リスト」にて設定したクライアント名が表示されます。
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
IPアドレス 無線クライアントのIPアドレスが表示されます。
無線 無線バンドが表示されます。
VAP VAP番号が表示されます。
SSID SSIDが表示されます。
受信日時 無線クライアントからの信号を受信した日時が表示されます。
詳細 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。
無線クライアント数
  無線バンドおよびVAPごとの接続/切断済み/接続失敗クライアント数を一覧します。
ヘッダー右端の「+」「-」をクリックすると、詳細表示・簡易表示が切り替わります。
簡易表示
合計 接続/切断済み/接続失敗クライアントの総数が表示されます。
詳細表示
VAP VAPが表示されます。
SSID SSIDごとの接続/切断済み/接続失敗クライアント数が表示されます。
合計 接続/切断済み/接続失敗クライアントの総数が表示されます。
無線クライアント同時接続数
  無線バンド別の無線クライアント同時接続数を積み上げ棒グラフに表します。
タイトルの右側には、一覧に集計した期間が表示されます。

関連ログ


表 5:管理下AP詳細 関連ログ
項目名 説明
無線接続関連ログ
無線接続関連ロググラフ 該当の無線APに関連する無線接続関連のログの件数を、接続、切断、接続失敗の積み上げ棒グラフで表します。
グラフの棒にマウスポインターを合わせると、該当時点での無線接続関連ログ数がポップアップ表示されます。デフォルトでは、直近7日間の日次グラフを表示します。グラフのいずれかの日付の棒をクリックすると該当日の1時間ごとのグラフを、さらにグラフのいずれかの時間の棒をクリックすると該当時間の5分ごとのグラフを表示します。表示中のグラフより掲載期間の長いグラフに戻るには、グラフ左上の期間をクリックします。
ログ一覧
X ログ 該当の無線APの関連ログのうち、現在の表示対象の数を表示します。
ログを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「受信日時」「種別」「内容」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
期間指定 ログ履歴のうち、特定の期間を指定して一覧に表示する場合にチェックを付けます。
チェックを付けると、指定する期間の開始・終了日時をカレンダーコントロールまたは手入力で指定できます。
期間を指定して「検索」ボタンをクリックすると、一覧に反映されます。
「検索」ボタン 「期間指定」による絞り込み条件に一致するログの履歴を検索します。
「クリア」ボタン 「ログを検索」に入力した文字列、または「期間指定」による絞り込み条件をクリアします。
フィルター 現在の表示対象のうち、ログを「管理状態」「設定適用」「メンテナンス」「報告」「無線AP本体」「接続失敗」「接続」「切断」などの種別で絞り込むことができます。フィルター候補は実際に記録されたログの種別に応じて追加されます。
複数の項目を指定した場合は、いずれかのフィルターに一致するログが表示されます(OR検索)
「クリア」をクリックすると、フィルターが解除されます。
関連ログ:基本情報
受信日時 イベントの発生日時が表示されます。
種別 イベントの種別が表示されます。
内容 ログの内容が表示されます。
詳細 「無線APログ詳細」ダイアログが表示されます。
関連ログ:詳細情報
受信日時 イベントの発生日時が表示されます。
種別 イベントの種別が表示されます。
関連情報 イベントに関連する情報が表示されます。
詳細 「無線APログ詳細」ダイアログが表示されます。

無線APログ詳細

選択した無線APのログの詳細を表示します。
表 6:無線APログ詳細
項目名 説明
ログ情報
受信日時 ログの受信日時を表示します。
重要度 ログの重要度を表示します。
種別 ログの種別を表示します。
内容 ログの詳細な本文を表示します。
機器情報
無線APアイコン フロアマップ上での表示に使用される無線APのアイコンを表示します。
MACアドレス 該当無線APのMACアドレスを表示します。
機器名 管理下AP名を表示します。
関連情報
フロアマップ名 フロアマップ名を表示します。
フロアマップ詳細ボタン 該当のフロアマップを表示します。
無線 / VAP / BSSID 該当無線クライアントが接続、切断、または接続に失敗した無線バンド、VAP番号と該当VAPのBSSIDを表示します。
SSID 該当無線クライアントが接続、切断、または接続に失敗したVAPのSSIDを表示します。

統計情報


表 7:管理下AP詳細 統計情報
項目名 説明
通信量グラフ 有線インターフェースで受信したバイト数(縦軸上側)・無線インターフェースで送信したバイト数(縦軸下側)と、これらの差分が折れ線グラフで表示されます。
グラフのプロットにマウスポインターを合わせると、該当時点での通信量がポップアップ表示されます。
デフォルトでは、直近7日間の日次グラフを表示します。グラフのいずれかのプロットをクリックすると該当日の1時間ごとのグラフを、さらにグラフのいずれかのプロットをクリックすると該当時間の5分ごとのグラフを表示します。表示中のグラフより掲載期間の長いグラフに戻るには、グラフ左上の期間をクリックします。

無線AP詳細

無線APに適用された設定を詳しく表示します。
「無線AP詳細」画面は下記の方法で表示できます。
Note
WDS設定は無線AP個別設定にて、WDS設定を行っている際に表示されます。


表 8:無線AP詳細 ヘッダー
項目名 説明
無線AP名 「(無線AP名) [無線AP詳細]」が表示されます。
タブ 無線AP詳細に表示する情報の種別を選択します。
  • 基本情報
  • 設定情報
デフォルトでは基本情報タブの内容が表示されます。
「管理下AP詳細を見る」ボタン 管理下AP詳細画面に切り替わります。管理下AP詳細画面では、無線APの実際の動作状態や接続クライアントに関する情報を表示します。詳しくは「管理下AP詳細」画面をご覧ください。

基本情報


表 9:無線AP詳細 基本情報
項目名 説明
「編集」ボタン 「無線AP編集」ダイアログが開きます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
管理グループ 設定されている管理グループが表示されます。
タグ 無線APの登録の際、無線APに設定したタグが表示されます。
割当ファームウェア 無線APに適用予定、または適用済みのファームウェアファイルの対象機種名とバージョンを表示します。
Note
無線APにて実際に動作しているファームウェアではありません。ファームウェアファイルの適用状況によっては実際に動作しているファームウェアバージョンとは異なる場合があります。
AP事前設定用のAMF設定 AMFネットワークにゲストノードとして登録されている無線APを、AMF設定によって選択するか否かを表示します。
ネットワーク名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFネットワークを表示します。
エリア名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFエリアを表示します。
ノード名 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの所属するAMFノードを表示します。
ポート番号 AP事前設定用のAMF設定が「有効」の場合、ゲストノードの設定されたスイッチポート番号を表示します。
フロアマップ図 設定されているフロアマップの図が表示されます。
フロアマップ名 設定されているフロアマップ名が表示されます。リンクをクリックするとフロアマップ詳細画面に切り替わります。

設定情報


表 10:無線AP詳細 設定情報
項目名 説明
無線AP個別設定
「編集」ボタン 無線APの個別設定編集画面に切り替わります。
AP本体
AP共通設定 設定されているAP共通設定が表示されます。リンクをクリックするとAP共通設定詳細画面に切り替わります。
CB共通設定 設定されているCB共通設定が表示されます。リンクをクリックするとCB共通設定詳細画面に切り替わります。
SC共通設定 設定されているSC共通設定が表示されます。リンクをクリックするとSC共通設定詳細画面に切り替わります。
DCN共通設定 「未設定」が表示されます。
Note
AT-VST-APLではAWC-DCNは未サポートとなります。
緊急用VAP AP共通設定で緊急用VAPを設定している際、無線APの個別設定で緊急用VAPを使用するかどうかを「緊急モード時に使用する」または「使用しない」で表示します。
設定状態 設定状態が表示されます。
ログインユーザー名 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するユーザー名が表示されます。
ログインパスワード 無線APのWeb設定画面にログインする際に使用するパスワードの設定状態が表示されます。
無線設定
無線バンド 無線出力に関する設定状況を無線バンドごとに表示します。
AP共通設定のモデルに応じて、表示される無線バンドが異なります。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、ATーTQ7403-R
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)
    • 無線3:5GHz帯(UNII-5)
  • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e(屋内設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53)
    • 無線3:5GHz帯(W56)
  • AT-TQ5403e(屋外設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線3:5GHz帯(W56)
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ6702e GEN2(屋内設定時)、ATーTQ6702 GEN2-R、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)
  • AT-TQ6702e GEN2(屋外設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W56)
チャンネル 設定したチャンネルの設定が表示されます。
送信出力 設定した送信出力が表示されます。
WDSモード WDSの設定を無効、「WDS Parent」(ルートAP)、「WDS Child」(サテライトAP)で表示します。
AWC最小送信出力制限 AWC機能による送信出力の最小値が表示されます。この設定は送信出力を「自動」に設定した場合のみ有効になります。
無線送信の無効化 無線電波の送信を無効にしている場合、「無効化中」と表示されます。
インターフェース設定(AT-TQ7403-R、AT-TQ6702 GEN2-Rのみ)
X インターフェース 設定されたインターフェースの数を表示します。
インターフェース名 設定されたインターフェース名を表示します。
IPアドレス インターフェースに設定されたIPアドレスを表示します。
WDS設定
WDS一覧 設定済みのWDSの一覧が表示されます。
WDS一覧では、WDSの状態、接続用無線インターフェースの設定状態、セキュリティーの設定状態を確認できます。
無線送信 WDSの有効/無効の状態が表示されます。
接続用無線インターフェース WDSで使用する無線バンドが表示されます。
  • AT-TQ3403 / AT-TQm3403、AT-TQ7403、ATーTQ7403-R
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)
    • 無線3:6GHz帯(UNII-5)
  • AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ5403 / AT-TQm5403、AT-TQ5403e(屋内設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53)
    • 無線3:5GHz帯(W56)
  • AT-TQ5403e(屋外設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線3:5GHz帯(W56)
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2、AT-TQ6702e GEN2(屋内設定時)、AT-TQ6702 GEN2-R、AT-TQ6602、AT-TQ1402 / AT-TQm1402
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W52/W53/W56)
  • AT-TQ6702e GEN2(屋外設定時)
    • 無線1:2.4GHz帯
    • 無線2:5GHz帯(W56)
WDSモード WDSのルートAP/サテライトAPの役割を「WDS Parent」(ルートAP)、「WDS Child」(サテライトAP)で表示します。
SSID WDS接続で使用するネットワーク名(SSID)を表示します。
セキュリティー WDSの通信における暗号化の認証方式が表示されます。セキュリティーには「無線AP個別設定」のWDS設定で設定したセキュリティーが表示されます。

セキュリティーで「WPAパーソナル」が表示されているときは、下記の項目が表示されます。
  • セキュリティーキー(WPA-PSK):事前共有キーが★で表示されます。目の形をしたアイコンをクリックすると設定したキーがポップアップで表示されます。再度クリックすると★表示に戻ります。
    WPAバージョン:使用するWPAバージョン(「WPA2」または「WPA2, WPA」)
    暗号化プロトコル:暗号化に使用するプロトコル(「CCMP」または「CCMP, TKIP」)
    管理フレーム保護:管理フレームを保護するか否か(「有効」または「無効」)
    ブロードキャストキー更新間隔:VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔(秒)
無線設定概要
無線送信 無線バンドごとの無線送信の有効、無効が表示されます。
チャンネル 無線バンドごとの使用チャンネル設定が表示されます。
使用帯域幅 無線バンドごとの無線帯域幅が表示されます。
送信出力 無線バンドごとの無線の送信出力が表示されます。
候補 チャンネル、送信出力のそれぞれについて、設定上の候補を表示します。
設定元 チャンネル、使用帯域幅、送信出力のそれぞれについて、設定の元となっている共通設定やAP個別設定の種別が表示されます。

各種操作 / 無線管理 / 無線APの管理グループ、AP共通設定の変更



ここでは、無線APに設定した管理グループ、AP共通設定を変更する手順について説明します。

管理グループの変更

管理グループを変更する手順を2通りの方法で説明します。

無線設定の登録・設定メニューから管理グループを変更

  1. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  2. 無線AP一覧が表示されるので、管理グループの変更を行いたい無線APの列右にある「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします。
  3. 「無線AP編集」ダイアログが表示されます。
  4. ダイアログ内の「管理グループ」のドロップダウンリストをクリックし、ポップアップメニューから変更する管理グループを選択します。
  5. 「保存」ボタンをクリックすると、手順2の無線AP一覧画面に戻ります。
    Note
    変更前の管理グループと変更した管理グループに関連付けられたAP共通設定が異なる場合、無線AP一覧の「AP共通設定」の項目が「未設定」になります。
    「未設定」と表示された場合は、「無線設定の登録・設定メニューからAP共通設定を変更」の手順2以降を行ってください。
  6. 変更を行った無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  7. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  8. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  9. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。

無線モニターの管理下APメニューから管理グループを変更

  1. AWCプラグインのメニューから「無線モニター」→「管理下AP」をクリックします。
  2. 管理下AP一覧が表示されるので、管理グループの変更を行いたい無線APの列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. 管理下AP詳細画面が表示されます。コンテンツ欄上部の「無線AP詳細を見る」ボタンをクリックします。
  4. コンテンツ欄上部にある基本情報欄の右の「編集」ボタンをクリックします。
  5. 「無線AP編集」ダイアログが表示されます。
  6. ダイアログ内の「管理グループ」のドロップダウンリストをクリックし、ポップアップメニューから変更する管理グループを選択します。
  7. 「保存」ボタンをクリックします。
  8. すぐに無線APに設定を適用したい場合は次の手順を行ってください。
  9. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  10. 無線AP一覧が表示されます。
  11. 変更を行った無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  12. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  13. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  14. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。

AP共通設定の変更(個別変更)

個々の無線APに対してAP共通設定を変更する手順を2通りの方法で説明します。

無線設定の登録・設定メニューからAP共通設定を変更

  1. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  2. 無線AP一覧が表示されます。コンテンツ欄上部の「無線設定」ボタンをクリックします。
  3. 無線AP一覧画面が設定可能な画面に切り替わります。
  4. AP共通設定を変更したい無線APの列にある「AP共通設定」のドロップダウンリストをクリックします。
  5. 「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
    登録済みのAP共通設定の設定名とモデルが一覧表示されます。AP共通設定一覧の行をクリックすると、ダイアログ右側にAP共通設定の概要が表示されます。
    また、必要に応じて、「AP共通設定を検索」にキーワードを入力して、一覧の表示項目を絞り込むこともできます。
    現在の表示対象のうち、「AP共通設定名」「モデル」「管理グループ名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
  6. 登録済みのAP共通設定の中から使用するAP共通設定をリストの中から選択し「保存」ボタンをクリックします。
  7. 手順2の無線AP一覧画面に戻ります。
  8. 変更を行った無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  9. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  10. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  11. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。

無線モニターの管理下APメニューからAP共通設定を変更

  1. AWCプラグインのメニューから「無線モニター」→「管理下AP」をクリックします。
  2. 管理下AP一覧が表示されるので、AP共通設定の変更を行いたい無線APの列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. 管理下AP詳細画面が表示されます。コンテンツ欄上部の「無線AP詳細を見る」ボタンをクリックします。
  4. コンテンツ欄中段にある設定情報欄の右の「編集」ボタンをクリックします。
  5. 無線AP個別設定画面が表示されます。
  6. コンテンツ欄上部のAP本体欄の「AP共通設定」のドロップダウンリストをクリックします。
  7. 「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
    登録済みのAP共通設定の設定名とモデルが一覧表示されます。AP共通設定一覧の行をクリックすると、ダイアログ右側にAP共通設定の概要が表示されます。
    また、必要に応じて、「AP共通設定を検索」にキーワードを入力して、一覧の表示項目を絞り込むこともできます。
    現在の表示対象のうち、「AP共通設定名」「モデル」「管理グループ名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
  8. 登録済みのAP共通設定の中から使用するAP共通設定をリストの中から選択し「選択」ボタンをクリックします。
  9. 手順5の無線AP個別設定画面が表示されます。
  10. 「保存」ボタンをクリックします。
  11. すぐに無線APに設定を適用したい場合は次の手順を行ってください。
  12. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  13. 無線AP一覧が表示されます。
  14. 変更を行った無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  15. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。

AP共通設定の変更(一括変更)

複数の無線APに対してAP共通設定を一括で変更する手順を説明します。
  1. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  2. 無線AP一覧が表示されます。同じ管理グループに所属している、変更を行いたい無線APのチェックボックスにチェックを入れます。
  3. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーします。
  4. 表示されるメニューから「AP共通設定の割当」をクリックします。
  5. 「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。
    登録済みのAP共通設定の設定名とモデルが一覧表示されます。AP共通設定一覧の行をクリックすると、ダイアログ右側にAP共通設定の概要が表示されます。
    また、必要に応じて、「AP共通設定を検索」にキーワードを入力して、一覧の表示項目を絞り込むこともできます。
    現在の表示対象のうち、「AP共通設定名」「モデル」「管理グループ名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
  6. 登録済みのAP共通設定の中から使用するAP共通設定をリストの中から選択し「保存」ボタンをクリックします。
  7. 手順2の無線AP一覧画面に戻ります。
  8. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  9. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  10. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。

変更の適用

AP共通設定の内容を変更し、すぐに無線APに適用する場合は、AP共通設定の保存後に「無線APへの設定適用」を行います。
無線APへの設定適用は、下記の手順で行います。
  1. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
  2. 設定を適用する無線APの列のチェックボックスにチェックを入れます。
  3. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「設定適用」をクリックします。
  4. 「設定適用」ダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
  5. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。
Note
「設定適用」のサポート台数は350台です。
決まった時間に変更を適用したい場合は、設定適用のスケジュールを登録してください。
無線APへの設定適用のスケジュールの登録については「スケジュールの登録、編集、削除」をご覧ください。

各種操作 / フロアマップ / フロアマップの作成、編集、削除



ここでは、フロアマップの作成、編集、削除の方法について説明します。
フロアマップでは、実際の設置場所の図面上に管理下APを配置することで、管理下APの管理を簡便にします。
また、管理下APの無線出力強度を色で示したヒートマップ表示に対応し、設置した空間の無線電波の分布が一目でわかります。
Note
ヒートマップ表示は信号の出力強度から算出される見通しでの到達距離に基づきます。設置場所の状況(遮蔽、反射など)により、実際の通信状態は画面上のヒートマップ表示と異なる場合があります。
Note
1マップあたりに配置できる無線APは120台まで、付与できるタグは20個までです。
Note
フロアサイズが大きいマップに多数の無線APを配置すると、マップの読み込みや無線APの配置に時間がかかる場合があります。

フロアマップの作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「フロアマップ作成」ダイアログが表示されます。

    表 1:「フロアマップ作成」ダイアログ
    項目名 説明
    マップ名 フロアマップの名称を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    マップ画像 フロアマップの背景となる画像を指定します。指定できる画像の形式とサイズは、JPEG、PNG、GIF画像で4MBまでです。
    Note
    4MBより大きいサポート対象外の形式(PNG、JPEG、GIF以外)のファイルを選択した場合にエラーが表示されないことがあります。
    また、アニメーションGIFは未サポートです。指定した場合も静止状態で表示されます。
    Note
    マップ画像に余白が付いていると、フロアサイズが正しく計算されません。マップ画像に余白がある場合は、画像編集ツールを使用して、実際に設置するフロア部分のみを切り抜いておくことをお勧めします。
    フロアサイズ(横)・(縦) 実際の設置場所の大きさを、縦・横の各欄に10~1000の範囲内で入力します(単位:メートル)。
    縦横のいずれかの値を入力すると、マップ画像の縦横比に基づいてもう一方の値が自動的に決定されます。
    フロアサイズは、無線ステータス表示のヒートマップに影響します。
    管理グループ フロアマップを管轄する管理グループを指定します。
    タグ タグを付与する場合は、タグ入力欄にタグを入力しEnterキーを押下します。
    タグ1個には、連続したスペースを除き、100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    1マップあたり、20個までのタグを付与できます。
    タグを解除する場合は、タグの右側に表示されている×印をクリックします。
    Note
    タグの登録時、コピー&ペーストでタグを登録すると、貼り付け時に全文が表示されません。そのままEnterキーを押下すると、ペーストされた文字列全体がタグとして指定されます。
    Note
    タグ編集時、改行を含む値をペーストすると表示がおかしくなる場合がありますので、タグに改行を含む値をペーストするオペレーションは未サポートです。
    Note
    付与したタグの文字数が多い場合、ノードマップ画面、フロアマップ詳細画面、機器検索画面のタグフィルターリストで全文字を表示することができません。その場合はタグの文字数を減らしてください。
    コメント コメントを入力します。このコメントは、フロアマップパネルやフロアマップリストでフロアマップにマウスオーバーすると吹き出しで表示されます。
    コメントには、連続した半角スペースおよび改行を除き、1,000文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    「追加」ボタン フロアマップを作成します。
    「キャンセル」ボタン フロアマップの作成を止めます。
  4. 設定を終えたら「追加」ボタンをクリックします。

フロアマップの編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. フロアマップパネル上にマウスオーバーします。
    フロアマップパネルの右上に「編集」ボタン(鉛筆アイコン)が表示されます。

  3. 「編集」ボタンをクリックすると「フロアマップ編集」ダイアログが表示されます。

    表 2:「フロアマップ編集」ダイアログ
    項目名 説明
    マップ名 フロアマップの名称を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    マップ画像 フロアマップの背景となる画像を指定します。指定できる画像の形式とサイズは、JPEG、PNG、GIF画像で4MBまでです。
    Note
    4MBより大きいサポート対象外の形式(PNG、JPEG、GIF以外)のファイルを選択した場合にエラーが表示されないことがあります。
    また、アニメーションGIFは未サポートです。指定した場合も静止状態で表示されます。
    Note
    マップ画像に余白が付いていると、フロアサイズが正しく計算されません。マップ画像に余白がある場合は、画像編集ツールを使用して、実際に設置するフロア部分のみを切り抜いておくことをお勧めします。
    フロアサイズ(横)・(縦) 実際の設置場所の大きさを、縦・横の各欄にメートル単位で入力します。
    縦横のいずれかの値を入力すると、マップ画像の縦横比に基づいてもう一方の値が自動的に決定されます。
    フロアサイズは、無線ステータス表示のヒートマップに影響します。
    管理グループ フロアマップを管轄する管理グループを指定します。
    タグ タグを付与する場合は、タグ入力欄にタグを入力しEnterキーを押下します。
    タグ1個には、連続したスペースを除き、100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    1マップあたり、20個までのタグを付与できます。
    タグを解除する場合は、タグの右側に表示されている×印をクリックします。
    Note
    タグの登録時、コピー&ペーストでタグを登録すると、貼り付け時に全文が表示されません。そのままEnterキーを押下すると、ペーストされた文字列全体がタグとして指定されます。
    Note
    タグ編集時、改行を含む値をペーストすると表示がおかしくなる場合がありますので、タグに改行を含む値をペーストするオペレーションは未サポートです。
    Note
    付与したタグの文字数が多い場合、ノードマップ画面、フロアマップ詳細画面、機器検索画面のタグフィルターリストで全文字を表示することができません。その場合はタグの文字数を減らしてください。
    コメント コメントを入力します。このコメントは、フロアマップパネルやフロアマップリストでフロアマップにマウスオーバーすると吹き出しで表示されます。
    コメントには、連続した半角スペースおよび改行を除き、1,000文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    「追加」ボタン フロアマップを作成します。
    「キャンセル」ボタン 保存せずにダイアログを閉じます。
  4. 編集が完了したら「保存」ボタンをクリックします。

フロアマップの削除

Note
最後のページを表示中にページのすべてのエントリーを削除した場合、ページ自体は削除されず、エントリーのないページが表示されます。ページの移動か画面の再読み込みにより削除後のページ数が反映されます。
  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. フロアマップパネル上にマウスオーバーします。
    フロアマップパネルの右上に「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)が表示されます。

  3. 「削除」ボタンをクリックすると「確認」ダイアログが表示されます。
  4. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / フロアマップ / フロアマップの検索



ここでは、フロアマップの検索について説明します。

フロアマップの検索

フロアマップ一覧からの検索

コンテンツ欄右側のフロアマップ一覧上部の「フロアマップを検索」欄に検索したいキーワードを入力し、Enterキーを押下します。
現在の表示対象のうち、「フロアマップ名」「管理グループ名」「タグ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
元のリストに戻る場合は空欄にしEnterキーを押下します。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。スペース(半角・全角)は文字列として扱われます。
絞り込まれたフロアマップパネルからいずれかをクリックすることで、該当のフロアマップの詳細画面を表示できます。

管理グループによる絞り込み

コンテンツ欄左上の「管理グループドロップダウンリスト」にて、対象のフロアマップの所属する管理グループ名を指定して、コンテンツ欄のフロアマップ一覧に表示するフロアマップを絞り込むことができます。
絞り込まれたフロアマップパネルからいずれかをクリックすることで、該当のフロアマップの詳細画面を表示できます。
また、いずれかの管理グループ名を指定した状態で、画面右側のフロアマップ一覧にてフロアマップのチェックボックスにチェックを入れることで、複数のフロアマップを3Dで階層表示することもできます。

各種操作 / フロアマップ / タグを付与、解除



AWCプラグインでは、各画面で抽出をしやすくするために、AMFノードや無線APなどにタグを付けることができます。
ここでは、フロアマップでの方法を説明しますが、各項目で方法は共通です。

フロアマップにタグを付与、解除

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の「表示切替」ボタンをクリックし、リスト形式の表示に切り替えます。
  3. タグの追加、解除を行いたいフロアマップのチェックボックスにチェックを入れます。
  4. コンテンツ欄右上の「タグ編集」ボタンをクリックします。
  5. 「タグの付与と解除」ダイアログが表示されます。

  6. タグを付与する場合は、タグ入力欄にタグを入力しEnterキーを押下します。
    タグ1個には、100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    1マップあたり、最大20個までタグを付与できます。
    Note
    タグの登録時、コピー&ペーストでタグを登録すると、貼り付け時に全文が表示されません。そのままEnterキーを押下すると、ペーストされた文字列全体がタグとして指定されます。
    Note
    タグ編集時、タグに改行を含む値をペーストする操作は未サポートです。改行を含む値をペーストすると正常に表示されなくなる場合があります。
    Note
    付与したタグの文字数が多い場合、ノードマップ画面、フロアマップ詳細画面、機器検索画面のタグフィルターリストで全文字を表示することができません。その場合はタグの文字数を減らしてください。
  7. タグを解除する場合は、タグの右側に表示されている×印をクリックします。
  8. タグの付与、解除が完了したら「保存」ボタンをクリックします。

各種操作 / フロアマップ / フロアマップに無線APを配置、保存、削除



フロアマップへの無線APアイコンの配置や保存、削除について説明します。
Note
フロアサイズが大きいマップに多数の無線APを配置すると、マップの読み込みや無線APの配置に時間がかかる場合があります。

フロアマップに無線APを配置、保存

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. フロアマップパネル上にマウスオーバーします。

  3. フロアマップパネル上に表示される「詳細画面を見る>>」ボタンをクリックします。
    コンテンツ欄に該当のフロアマップの無線ステータス表示画面が表示されます。

    フロアマップには先ほど選択したマップ画像が表示されます。マップ画像部分をクリックしたままドラッグすることで、画像の表示位置を動かすことができます。また、マウスのスクロールホイールを動かすことでマップ画像を拡大/縮小表示することができます。
  4. 画面右上の表示内容ドロップダウンメニュー(「無線ステータス表示 ▼」表示)をクリックし、ドロップダウンメニューから「AP配置」を選択します。
    AP配置画面が表示されます。
    コンテンツ欄右のリストに、フロアマップが属する管理グループの管理下APのうち、どのフロアマップにも配置されていないものが一覧表示されます。
    「無線APを検索」にキーワードを入力することで、フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。現在の表示対象のうち、「管理状態」「機器名」「IPアドレス」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

    Note
    別のフロアマップに設置されている無線APはリストに表示されません。
  5. コンテンツ欄右のリストからフロアマップに配置したい無線APを選択します。

    マップ画像の任意の位置に移動しクリックすると配置されます。
    1マップにつき、最大120台までの無線APを配置できます。
    フロアマップに無線APを配置すると、無線APの信号の出力強度とフロアマップに設定したフロアサイズから推定される無線信号の広がりをヒートマップ表示します。
    配置済みの無線APアイコンを別の位置に移動する場合は、ドラッグ&ドロップで移動できます。

    Note
    ヒートマップ表示は信号の出力強度から算出される見通しでの到達距離に基づきます。設置場所の状況(遮蔽、反射など)により、実際の通信状態は画面上のヒートマップ表示と異なる場合があります。
    Note
    無線APの配置や移動などはドラッグ&ドロップのたびに保存されます。

フロアマップ上の無線APを配置解除

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. フロアマップパネル上にマウスオーバーします。

  3. フロアマップパネル上に表示される「詳細画面を見る>>」ボタンをクリックします。
    コンテンツ欄に該当のフロアマップの無線ステータス表示画面が表示されます。
  4. コンテンツ欄右上の「AP配置」ボタンをクリックし、AP配置画面に切り替えます。

  5. 削除したい無線APアイコンをクリックします。
    無線APアイコンの背景に青丸が表示され、選択状態に切り替わります。複数の無線APを選択することも可能です。
    無線APアイコンの選択を解除する場合は、再度、無線APアイコンをクリックし通常の無線APアイコンの状態にするか、コンテンツ欄右上の「選択解除」ボタンをクリックします。

  6. コンテンツ欄右上の「配置解除」ボタンをクリックすると無線APアイコンが消えます。

各種操作 / フロアマップ / 接続クライアントの確認



フロアマップに配置された無線APに接続中のクライアントを確認する方法を説明します。

フロアマップ上の無線クライアントの表示

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「フロアマップ」を選択します。

  2. フロアマップパネル上にマウスオーバーします。

  3. フロアマップパネル上に表示される「詳細画面を見る>>」ボタンをクリックします。
    コンテンツ欄に該当のフロアマップの無線ステータス表示画面が表示されます。

  4. 右上の表示内容ドロップダウンメニューから「無線クライアント表示」を選択します。
    コンテンツ欄に該当のフロアマップの無線クライアント表示画面が表示されます。

各種操作 / 認証 / WPA EnterpriseによるダイナミックVLANの使用



ダイナミックVLAN(Dynamic VLAN Assignment)を使用すると、認証サーバー(RADIUSサーバー)から受け取った認証情報に基づいて、ユーザーの所属VLANを動的に変更することができます。
ダイナミックVLANはWPAエンタープライズ認証、および、MACアクセス制御で使用可能となります。
WPAエンタープライズによるダイナミックVLANを使用する場合は、「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧いただき、WPAエンタープライズを設定して、RADIUSサーバーを指定してください。また、この際、WPAエンタープライズの詳細設定項目にある「ダイナミックVLAN」を有効に設定する必要があります。
Note
Web認証でダイナミックVLANを使用する場合はWPAエンタープライズ認証と併用してください。

RADIUSサーバーの設定

無線APをRADIUSクライアントとして、RADIUSサーバーに登録します。
表 1:RADIUSサーバーに設定するRADIUSクライアント情報
項目名 説明
RADIUSクライアントのIPアドレス 無線APのIPアドレス
 (例)192.168.1.230
シークレット 無線APがRADIUSサーバーを認証するためのパスワード
 (例)"himitsu"
Note
認証処理は無線APが行いますので、認証を行うすべての無線APをRADIUSサーバーに登録する必要があります。
Note
認証サーバーの詳細な設定方法については、ご使用のサーバー製品のマニュアルをご参照ください。
ダイナミックVLANを使用する場合は、ユーザー名、パスワードに加えて、次のようなVLANに関連する属性を登録します。
表 2:ダイナミックVLAN属性
属性名 属性値 備考
User-Name ユーザー名 認証対象のユーザー名(例:"user1", "user2")
User-Password パスワード (PEAP(EAP-MSCHAPv2)、TTLS使用時)
ユーザー名に対応するパスワード(例:"passwd1", "passwd2")
EAP-TLS使用時は不要です(別途、ユーザー電子証明書の用意が必要です)
Tunnel-Type VLAN(13) 固定値。指定方法はサーバーに依存
Tunnel-Medium-Type IEEE-802(6) 固定値。指定方法はサーバーに依存
Tunnel-Private-Group-ID VLAN ID 認証対象のユーザーや機器が認証をパスしたあとに所属させるVLAN ID
(例:100, 200)
Note
無線クライアントのパケットが無線APのイーサネットポートで送受信される際に、RADIUSサーバーから与えられたVLAN IDが自動的に付加されます。
Note
Web認証またはMACアクセス制御と併用する場合はVLANに関する属性はWPAエンタープライズで使用する認証情報に設定してください。
Web認証またはMACアクセス制御で使用する認証情報にVLANに関する属性が登録されていてもこれらは無視されます。
Note
認証方式としてEAP-TLSを使う場合は、RADIUSサーバーの電子証明書と各ユーザーの電子証明書を用意し、各コンピューター上に適切にインストールしておく必要があります。認証方式としてEAP-PEAP、EAP-TTLSを使う場合は、RADIUSサーバーの電子証明書を用意し、各コンピューター上に適切にインストールしておく必要があります。詳細はRADIUSサーバーおよびSupplicant(OSや専用ソフトウェアなど)のマニュアルをご参照ください。

MACアクセス制御・Web認証との併用

WPAエンタープライズ認証とMACアクセス制御を併用する場合、無線クライアントは、WPAエンタープライズ認証の際に決定したVLANを使用します。
すなわち、WPAエンタープライズで参照するRADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
認証情報に所属VLANが設定されていない場合はVAPに指定された「VLAN ID」が、そのまま適用されます。
結果として、MACアクセス制御で参照するRADIUSサーバーの認証情報に設定されたVLAN属性は破棄されます。
Web認証はダイナミックVLANをサポートしていないため、WPAエンタープライズ認証、MACアクセス制御に加えてWeb認証を併用した場合も、WPAエンタープライズ認証の際に決定したVLANを使用します。
Note
Web認証またはMACアクセス制御とWPAエンタープライズ認証を併用した場合は、「MACアクセス制御」→「WPAエンタープライズ認証」→「Web認証」の順で認証処理が行われます。

各種操作 / 認証 / キャプティブポータルによるWeb認証



Web認証は、Webブラウザーを使用して、無線クライアントの認証を行う仕組みです。
Web認証を有効にすると、認証が成立するまでAWCプラグインと無線APはARP、DHCP、DNSを除くすべてのトラフィックをブロックします。無線クライアントからのトラフィックを監視し、無線クライアントが送信した最初のHTTP/HTTPSパケットを検出すると、その無線クライアントからのHTTP/HTTPS通信をキャプティブポータルと呼ばれるページにリダイレクトします。
AWCプラグインで提供可能なキャプティブポータルには、3つの種類があります。
認証に成功すると、初めに指定したURL(セッション維持)、または、VAP設定にて指定した固定URLにリダイレクトすることができます。また、リダイレクトを行わない場合は、認証成功を示す画面が表示されます。次の画面はAT-TQ5403の例です。

IEEE 802.11の認証と暗号化は、IEEE 802.11のレイヤーで処理されますが、Web認証はもっと高いレイヤーで実行されます。
例えば、無線クライアントがアソシエートしているアクセスポイントのWireless NetworkがWPAを使うように設定されていれば、WPAの認証と暗号化は無線クライアントからのデータ送信の前に行われます。WPAネゴシエーションが成功すると、無線クライアントはWPAによって暗号化された経路でARP/DHCPを送信します。それからHTTPパケットが送信され捕らえられると、キャプティブポータルが表示されます。
Note
AT-TQシリーズ無線APでは、クリックスルーページの利用規約の文言は、適用する無線AP個別のWeb設定画面にて設定することができます。
Note
WDSが設定されている無線インターフェース上でWeb認証を使用しないでください。
Note
無線クライアントに割り当てられるIPアドレスから無線APのIPアドレスを参照できるよう、無線APの上位のスイッチ側で適切に設定する必要があります。また、AT-TQシリーズ無線APではキャプティブポータルのTCPポート番号として8080(HTTP)および8443(HTTPS)を使用しますので、上位のスイッチにてアクセスリストを適用している場合は、該当TCPポートの通信を許可する必要があります。
Web認証を使用する場合は、「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧のうえ、VAPのWeb認証を有効にしてください。

中央Web認証

AWCプラグインが管理中の無線APの間で、Web認証の情報を共有することができます。
Web認証をした無線クライアントが別の無線APにローミングしたときに、再度Web認証を行わずに通信を続けることが可能です。
無線クライアントの認証情報は最大5万件まで保存されます。
AWCプラグインを再起動すると、保存された認証情報は削除されます。
Note
中央Web認証はAT-TQ7403ファームウェアバージョン10.0.4-0.x以降、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2ファームウェアバージョン9.0.4-0.x以降、AT-TQ6702e GEN2ファームウェアバージョン9.0.3-0.x以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2ファームウェアバージョン8.0.1-1.x以降、AT-TQ6602ファームウェアバージョン7.0.1-2.x以降、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、または、AT-TQ1402、AT-TQm1402ファームウェアバージョン6.0.0-1.x以降にてサポートします。
また、該当の無線APでは中央Web認証は常に有効となります。
Note
中央Web認証を使用する場合は、無線APのNTPクライアント機能を有効にし、無線APとAWCプラグインがインストールされたサーバーPCの時刻を一致させる必要があります。
Note
中央Web認証が有効な場合、セッションタイムアウト前にローミングによる再接続を行った際、セッションタイムアウト値は更新されません。

RADIUSサーバーの設定

外部RADIUS認証を使用する場合、無線APをRADIUSクライアントとして、RADIUSサーバーに登録します。
表 1:RADIUSサーバーに設定するRADIUSクライアント情報
項目名 説明
RADIUSクライアントのIPアドレス 無線APのIPアドレス
 (例)192.168.1.230
シークレット 無線APがRADIUSサーバーを認証するためのパスワード
 (例)"himitsu"
Note
認証処理は無線APが行いますので、認証を行うすべての無線APをRADIUSサーバーに登録する必要があります。
Note
認証サーバーの詳細な設定方法については、ご使用のサーバー製品のマニュアルをご参照ください。
Note
キャプティブポータルでサポートする認証タイプはPAPのみです。
Web認証を使用するユーザー名、パスワードを登録します。
表 2:RADIUS ユーザー属性
属性名 属性値 備考
User-Name ユーザー名 認証対象のユーザー名(例:"user1", "user2")
User-Password パスワード (PAP使用時)
ユーザー名に対応するパスワード(例:"passwd1", "passwd2")
加えて、RADIUSサーバー側が提供する属性として、セッションタイムアウトをサポートします。セッションタイムアウト属性が付与されていない場合は1時間となります。
表 3:RADIUS 追加属性
属性名 属性値 備考
Session-Timeout セッションタイムアウト ユーザーのネットワークへの接続を許可する時間(秒数)

認証ページプロキシーによる認証ページのカスタマイズ

AT-TQシリーズ無線APでは「認証ページプロキシー」機能をサポートしています。
所定の名前のHTMLファイルを作成し、外部Webサーバーに掲載することで、無線AP内蔵の認証ページを利用する場合より、ページ全体の外観を大きく変更することができます。レイアウトのため、CSSファイルや画像ファイルも使用できます。これらの外部ファイルへのリンクを記述する際は、ファイルへの参照を相対パスで表記します。
無線クライアントを指定のページに直接接続する代わりに、無線APのプロキシー機能によって、キャプティブポータルを表示します。
認証ページプロキシーを使用する場合は、VAPのWeb認証機能の設定項目において、「認証ページプロキシー」を有効に設定し、「ベースURL」を指定します。
ベースURLは、外部RADIUSまたはクリックスルーそれぞれに固定のファイルを掲載するディレクトリまでの絶対URLです(例:http://www.example.com/captive_portal)。
Note
外部Webサーバーには、無線クライアントの認証の度にファイルを要求するため、Web認証を使用する場合は、常に外部Webサーバーを無線APのプロキシー機能に対して公開している必要があります。
Note
外部Webサーバー自体からRADIUSサーバーにアクセスできる必要はありません。また、外部Webサーバーで認証ページが実際に機能する必要はありません。

外部RADIUS

認証ページ


■ HTMLファイル名
外部サーバーに設置する認証ページのファイル名は、必ず「radius_login.html」を使用します。
ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合は、無線APのプロキシー機能は「http://www.example.com/captive_portal/radius_login.html」を参照して、内容を無線クライアントに転送します。

■ HTMLファイルに必要な記述
外部サーバーに設置する認証ページには、次のフォーム要素を含む必要があります。

送信ボタン部分の値は「Connect」である必要はありません、また、フォームの送信が可能であれば、<button>要素でも代替可能です。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。

認証失敗ページ


■ HTMLファイル名
外部サーバーに設置する認証失敗時のページのファイル名は、必ず「radius_login_fail.html」を使用します。
ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合は、無線APのプロキシー機能は「http://www.example.com/captive_portal/radius_login_fail.html」を参照して、内容を無線クライアントに転送します。

■ HTMLファイルに必要な記述
認証ページと同様です。
外部サーバーに設置する認証ページには、次のフォーム要素を含む必要があります。

送信ボタン部分の値は「Connect」である必要はありません、また、フォームの送信が可能であれば、<button>要素でも代替可能です。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。

認証成功ページ


■ HTMLファイル名
外部サーバーに設置する認証成功時のページのファイル名は、必ず「welcome.html」を使用します。
ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合は、無線APのプロキシー機能は「http://www.example.com/captive_portal/welcome.html」を参照して、内容を無線クライアントに転送します。

■ HTMLファイルに必要な記述
特にありません。

クリックスルー

クリックスルーページ


■ HTMLファイル名
外部サーバーに設置するクリックスルーページのファイル名は、必ず「click_through_login.html」を使用します。
ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合は、無線APのプロキシー機能は「http://www.example.com/captive_portal/click_through_login.html」を参照して、内容を無線クライアントに転送します。

■ HTMLファイルに必要な記述
外部サーバーに設置するクリックスルーページには、次のフォーム要素を含む必要があります。

送信ボタン部分の値は「Agree」である必要はありません、また、フォームの送信が可能であれば、<button>要素でも代替可能です。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。

クリックスルー同意後ページ


■ HTMLファイル名
外部サーバーに設置する、クリックスルー契約に同意後のページのファイル名は、必ず「welcome.html」を使用します。
ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合は、無線APのプロキシー機能は「http://www.example.com/captive_portal/welcome.html」を参照して、内容を無線クライアントに転送します。

■ HTMLファイルに必要な記述
特にありません。

ダイナミックVLANとの併用

Web認証単独では、ダイナミックVLANは行いません。ダイナミックVLANを利用する場合は、Web認証に加え、IEEE 802.11の認証方式としてWPAエンタープライズ認証を併用する必要があります。
無線クライアントの接続先VLANは、IEEE 802.11の認証または接続の際に決定したVLANを使用します。
すなわち、WPAエンタープライズによるダイナミックVLANを利用する場合はそのVLANが、ダイナミックVLANを利用しない場合はVAPに指定されたVLANが、そのまま適用されます。
Note
Web認証またはMACアクセス制御とWPAエンタープライズ認証を併用した場合は、「MACアクセス制御」→「WPAエンタープライズ認証」→「Web認証」の順で認証処理が行われます。

各種操作 / 認証 / MACアクセス制御



MACアクセス制御は、無線クライアントとのアソシエートの際、無線クライアントのMACアドレスを使用して認証を行う仕組みです。
RADIUSサーバーを利用して認証を行う場合と、AWCプラグイン自身のMACアドレスリストを利用して認証を行う場合の、2通りの方法があります。
AWCプラグイン自身のMACアドレスリストを利用する場合は、1つのAP共通設定に対して1つ、参照するMACアドレスリストを指定します。AP共通設定に複数のVAPが登録されている場合は、各VAPで共通のMACアドレスリストを参照するか、必要に応じて個別のRADIUSサーバーを指定します。
Note
MACアクセス制御とダイナミックVLANの併用は未サポートです。
Note
MACアクセス制御は、無線クライアントが妥当かどうかを確認する機能であり、通信そのもののセキュリティーを向上する機能ではありません。別途、WPAパーソナルまたはWPAエンタープライズによる暗号化を行うことをお勧めします。
なお、MACアクセス制御とWPAエンタープライズを併用する場合、かつ、ダイナミックVLANを使用する場合は、WPAエンタープライズで参照するRADIUSサーバーの認証情報に所属VLANを指定するようにしてください。
MACアクセス制御を使用する場合は、「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧のうえ、VAPのMACアクセス制御を指定してください。

AWCプラグインのMACアドレスリストを使用する場合

MACアクセス制御に関連する設定手順は、無線APの機種によって大きく次の2つに分かれます。

AT-TQ6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2の場合

これらの機種の場合は、VAPごとに異なるMACアドレスリストを適用することができます。
  1. 「MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除」を参照して、MACアドレスリストを作成します。
    MACアドレスリストのアクションは、「許可」または「ブロック」が選択できます。
    必要に応じて複数のMACアドレスリストを作成します。
  2. 「AP共通設定の作成、編集、削除」を参照して、AP共通設定を作成します。

チャンネルブランケットとMACアドレスリストの併用

チャンネルブランケットでMACアドレスリストを利用する場合は、AP共通設定の「AP本体」の「詳細設定」にて、CB VAPに適用するMACアドレスリストを選択します。
「MACアドレスリスト」ドロップダウンリストをクリックすると、「MACアドレスリスト選択」ダイアログが表示されます。MACアドレスリスト一覧から、このAP共通設定配下のVAPで参照するMACアドレスリストの行をクリックし、「選択」ボタンをクリックします。

また、CB共通設定のうち、MACアドレスリストによる制御を行うCB VAPでは、「MACアクセス制御」にて「MACアドレスリスト」を選択する必要があります。

AP共通設定の「AP本体」、VAP(マルチSSID)設定の「MACアクセス制御」の2つの「MACアドレスリスト」設定の関係は次のようになります。

AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6602/6702 GEN2-R/7403-R、AT-TQm1402/3403/5403の場合

これらの機種の場合は、1つのAP共通設定で複数のVAPに対してそれぞれ異なるMACアドレスリストを指定することはできません。
「VAP(マルチSSID)設定」にてMACアクセス制御の方法として「MACアドレスリスト」を選択したVAPには、全て同じMACアドレスリストが適用されます。
異なるMACアドレス情報を参照する必要がある場合は、外部RADIUSサーバーによるMACアクセス制御を併用する必要があります。

また、チャンネルブランケットを併用する場合も、CB共通設定の「VAP(マルチSSID)設定」にてMACアクセス制御の方法として「MACアドレスリスト」を選択したVAPには、全て同じMACアドレスリストが適用されます。
  1. 「MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除」を参照して、MACアドレスリストを作成します。
    MACアドレスリストのアクションは、「許可」または「ブロック」が選択できます。
  2. 「AP共通設定の作成、編集、削除」を参照して、AP共通設定を作成します。

外部RADIUSサーバーを使用する場合

「AP共通設定の作成、編集、削除」を参照して、AP共通設定を作成します。
その際、「VAP(マルチSSID)設定」のそれぞれのVAPにて、MACアクセス制御の方法として、「外部RADIUS」を選択し、RADIUSサーバーとシークレットを指定してください。

AWCプラグインでは、RADIUSサーバーに対して、MACアドレスをユーザー名として送信します。このため、AWCプラグインとRADIUSサーバーの間で、MACアドレスのフォーマットを統一する必要があります。
Note
認証サーバーの詳細な設定方法については、ご使用のサーバー製品のマニュアルをご参照ください。
表 5:RADIUS属性のMACアドレスフォーマットの設定
項目名 説明
User-Name Format 区切り文字 RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の区切り文字を、「ハイフン」、「コロン」、「なし」から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
User-Name Format 大文字/小文字 RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の大文字、小文字を選択します。デフォルトは「小文字」です。
User-Password Format 形式 RADIUSサーバーに問い合わせるパスワードの形式を「固定値」または「ユーザー名」から選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
「固定値」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせるMACアドレスにかかわらず、「User-Password Format パスワード」にて設定した文字列をパスワードに使用します。
「ユーザー名」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせる際、ユーザー名と同じフォーマットのMACアドレスをパスワードとして使用します。
User-Password Format パスワード 「User-Password Format 形式」を「固定値」に設定した場合に、RADIUSサーバーに送信する際のパスワードを設定します。
デフォルトの状態、つまり、「User-Name Format 区切り文字」が「ハイフン」、「User-Name Format 大文字/小文字」が「小文字」、「User-Password Format 形式」が「ユーザー名」の場合、ユーザー名、パスワードは以下のようなフォーマットでRADIUSサーバーに送信されます。
表 6:デフォルト設定時のMACアドレスフォーマット
属性名 属性値 備考
User-Name ユーザー名 MACアドレス。英数小文字、2桁ハイフン区切り(例:ab-cd-ef-12-34-56)
User-Password パスワード ユーザー名と同じ(例:ab-cd-ef-12-34-56)

RADIUSサーバーの設定

無線APをRADIUSクライアントとして、RADIUSサーバーに登録します。
表 7:RADIUSサーバーに設定するRADIUSクライアント情報
項目名 説明
RADIUSクライアントのIPアドレス 無線APのIPアドレス
 (例)192.168.1.230
シークレット 無線APがRADIUSサーバーを認証するためのパスワード
 (例)"himitsu"
Note
認証処理は無線APが行いますので、RADIUSサーバーに対して、認証を行うすべての無線APをRADIUSクライアントとして登録する必要があります。

MACアドレスリストと外部RADIUSサーバーの併用

AT-TQ1402/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm1402/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2では、無線AP本体の持つMACアドレスリストと、外部RADIUSサーバーによるMACアクセス制御を併用することができます。
AP共通設定のVAP(マルチSSID)設定において、MACアクセス制御を「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」に設定し、それぞれ個別に設定する場合と同様に、MACアドレスリストとRADIUSサーバー設定を行います。
MACアドレスリストと外部RADIUSサーバーを併用する場合、無線クライアントのMACアドレスは、MACアドレスリスト、外部RADIUSサーバーの順に照会され、無線クライアントはいずれかの方式で接続を許可されれば、通信が可能となります。つまり、両方で接続を拒否された場合は、通信できません。

MACアクセス認証とWeb認証の併用

AP共通設定のVAP(マルチSSID)設定において、Web認証、MACアクセス制御の両方に「なし」以外のいずれかの認証方法を指定した場合は、これらを併用することができます。この場合、「MACアクセス制御」→「Web認証」の順で認証処理が行われ、両方の認証に成功した無線クライアントのみ、該当のVAPを介して通信を行えます。

また、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403 ファームウェアバージョン 6.0.3-0.1以降では、Web認証、MACアクセス制御の併用において、両方の認証に成功した無線クライアントのみを許可する2ステップ認証の有効/無効の選択をサポートします。
Web認証、MACアクセス制御の両方に「なし」以外のいずれかの認証方法を指定した場合、MACアクセス制御の追加設定項目に「Web認証との2ステップ認証」が表示されます。
表 8:AP共通設定 VAP(マルチSSID)設定 MACアクセス制御 追加項目
項目名 説明
Web認証との2ステップ認証 Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
  • 「有効」を選択すると、Web認証とMACアクセス制御の両方の認証に成功した無線クライアントのみが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
  • 「無効」を選択すると、Web認証またはMACアクセス制御のいずれかの認証に成功した無線クライアントが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
MACアクセス制御の認証方式に「AMFアプリケーションプロキシー」を選択した場合は、本項目の選択肢は「有効」のみとなります。
Note
本項目は、モデルに「AT-TQ3403 / AT-TQm3403」、「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2 / AT-TQm6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ5403 / AT-TQm5403」、「AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
上記より古いファームウェアを適用したAT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403では、上記の設定にかかわらず「有効」として動作します。

各種操作 / AWC機能 / AWC機能の使用



AWC(Autonomous Wave Control)は、複数の要素を考慮して最適化を行うゲーム理論を用いた無線APの自動制御技術です。
AWCの計算結果を適用することにより常に最適な環境で運用することができます。
AWCの計算は、AWCプラグインの起動直後から1時間後に行われ、2回目以降の計算はその前の計算が完了してから1時間後に開始されます。
Note
AWCの計算および適用は管理グループ単位で行われます。管理下APが他の管理グループで管理されている無線APを検知した場合も、電波干渉として計算されます。
Note
AWCの計算による結果は、無線APの状況や周囲環境に応じて算出されているため、使用環境によっては偏った計算結果となる場合があります。
Note
AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2では、近隣AP検出時に約20秒の間、最大3秒(ファームウェアバージョン8.0.3-0.1以降)または最大10秒(ファームウェアバージョン8.0.2-x.x以前)のパケットロスや通信遅延が4回ほど発生することがあります。一時的なパフォーマンス低下が許容できない環境では、モデル「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQm6702 GEN2 AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQm6602 GEN2」のAP共通設定では、近隣AP検出を無効にしてください。
近隣AP検出機能が無効の場合、AWCプラグインの次の機能に影響があります。
Note
AT-TQ6702 GEN2-RでAWCの計算結果を使用する場合は、AP共通設定の内容を、無線AP本体のCLIまたはWeb管理画面での内容と合わせてください。計算結果を使用しない場合は、デフォルトの状態でAP共通設定を保存してください。
ここではAWC(Autonomous Wave Control)機能を使用する際の事前設定、注意事項、設定方法について説明します。

AWC計算に使用する情報

AWC計算には、次の2通りの方法で採集された近隣無線チャンネルの使用状況を使用します。
AWC計算では、近隣管理AP検出によってシステムが使用しているチャンネルのみをスキャンし、即時性のある検出結果を得ます。さらに、近隣AP検出による全チャンネルのスキャン結果から管理外の無線APによる干渉を加味して、それぞれの管理下APで使用する無線チャンネルや送信出力を決定します。
このため、AWC機能による無線APの自動制御を行う場合は、これら両方の検出機能を有効に設定する必要があります。いずれかの検出機能を無効にした場合、AWC計算に実際の状況が正しく反映されなくなることがあります。
Note
いずれの方法でも、スキャンの際に通信に使用しているチャンネルの出力を停止する必要があるため、無線APのサービスのパフォーマンスは若干低下します。
AWC計算を使用しない場合は、近隣AP検出、近隣管理AP検出機能を無効にすることができます。

AWCを使用する際の事前設定

Note
チャンネルを自動にしている場合、AP共通設定の「自動チャンネル選択」で指定した範囲から選択されます。

AWCの設定手順

ここでは、管理グループに対してAWCによるチャンネル・送信出力の自動調整を定期的に実行するように設定する手順について説明します。
  1. 無線APの登録
    管理グループに無線APを登録・設定し、管理下に置きます。詳細な手順については「クイックツアー」/「セル型無線ネットワークの設定」/「管理グループの作成」から「クイックツアー」/「セル型無線ネットワークの設定」/「無線APの登録」をご覧ください。
    無線APを管理下に置くと、定期的にAWCによる管理グループごとの最適なチャンネル・送信出力が計算されるようになります。
  2. AWC設定編集
    必要に応じて、管理グループごとに、AWC計算における送信出力計算に対するカバーエリア、チャンネル計算に対する管理外APの影響度、計算や適用のタイミング(即時適用、イベントトリガーによるAWC計算の有効/無効)の設定を行います。
    これらの設定については、「AWC設定の編集」をご覧ください。
  3. AWCの計算履歴の確認
    計算された結果は「AWC計算履歴」画面から確認できます。
    AWC計算結果は自動的には適用されず、手順2の「AWC設定編集」にて計算結果の即時適用、または、手順4の「AWCの計算結果の適用」にてスケジュールを設定する必要があります。
    表示内容の詳細については「AWC計算結果の閲覧」をご覧ください。
  4. AWCの計算結果の適用
    AWC計算結果は自動的には適用されず、AWC計算結果を定期的に適用する設定を行う必要があります。
    設定方法には「スケジュールの登録」と「即時適用設定」の2通りの方法があります。
    Note
    即時設定は無効になっていますので、管理グループを作成した場合は必要に応じてスケジュールを登録するか、即時適用を有効にしてください。
    初期状態では、管理グループ「Default Group」のAWC計算結果適用のスケジュールが登録されています。
    Note
    AWC計算結果の適用により無線APのチャンネルが変更される場合、また、無線APの送信出力が変更される場合(一部の機種を除く)は、無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
    手順4が完了すれば、AWCプラグインは管理グループに所属する無線APに設定したタイミングで最適なチャンネル・送信出力を適用するようになります。
  5. 適用結果の確認
    適用結果は無線APの現在のチャンネル・送信出力とログにより確認ができます。

注意事項


■ AWC計算結果の適用が正しく行われないケース
初期状態のまま、AWC計算結果適用のスケジュールが無効または未登録、かつ、AWC計算結果の即時設定が無効の場合は、AWC計算結果の適用は行われません。
また、AWC計算結果の適用時、下記の場合において、AWC計算の適用は正しく行われません。
Note
AWCプラグイン管理下のAT-TQRシリーズ無線APのチャンネルを「自動」に設定している場合に、AWC計算と計算結果の適用が行われ、チャンネル/送信出力に変更が生じると、該当の無線APのランニングコンフィグ/スタートアップコンフィグのチャンネル/送信出力には「自動」ではなく適用されたチャンネル/送信出力が表示されます。
設定は毎時0分、15分、30分、45分に行われるAWCの自動ポーリングが実行されるタイミングでランニングコンフィグ/スタートアップコンフィグに反映されます。

各種操作 / AWC機能 / AWC設定の編集

ここでは、管理下APのAWC(Autonomous Wave Control)機能によるチャンネル・送信出力の最適化について説明します。

Note
AWC計算を行う上で、無線APの共通設定、個別設定で必要な設定項目については、「AWC機能の使用」の「AWCを使用する際の事前設定」を参照してください。
AWC機能の設定は管理グループごとに行います。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AWC設定」を選択します。

  2. コンテンツ欄の一覧から、対象の管理グループの「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします。
  3. 「AWC設定編集」ダイアログが表示されます。

    表 1:「AWC設定編集」ダイアログ
    項目名 説明
    管理グループ名 設定対象の管理グループ名を表示します。
    AWC計算設定 AWC機能による計算の強度・感度をスライダーで調整できます。

    • 送信出力
      • カバーエリア:
        スライダーを右に移動すると、管理グループ内の無線APが出力する電波のカバー範囲が広くなるよう送信出力が計算されます。
        スライダーを左に移動すると、管理グループ内の無線AP同士の干渉がより少なくなるよう送信出力が計算されます。

    • チャンネル
      • 管理外AP影響度:
        管理外の無線APの使用チャンネルに敏感に反応し、管理外の無線APに対しより干渉の少ないチャンネルを選択するようになります。
        スライダーを左に移動すると、管理グループ内の無線AP同士の干渉がより少なくなるチャンネルを選択するようになります。

    • 検出
      • 近隣管理AP検出:
        近隣の管理下APの信号強度を検出するか否かを設定します。
        近隣管理AP検出を有効にすると、管理下のすべてのAPで使用しているチャンネルをスキャンし、AWC計算に使用します。この際、現在使用しているチャンネルを周期的に停止するため、無線APのサービスのパフォーマンスが若干低下します。
        近隣管理AP検出を無効にすると、検出を行いません。この場合、管理下APの影響が正しく反映されなくなることがあります。
        Note
        近隣管理AP検出を無効に設定すると、AWC計算が正しく動作しなくなることがあります。
    AWC動作設定 AWC計算・適用を行うタイミングを設定します。

    • 即時適用:
      有効にすると、AWC機能によるチャンネル・送信出力の計算後、直ちに計算結果を適用します。無効にすると、AWC計算結果適用の実行タイミングをスケジュールにて設定できます。

    • イベントトリガー
      • AP離脱:
        有効にすると、AWC機能による計算結果を使用して運用中の無線APが管理下から離脱した場合に、AWC機能による送信出力のみの再計算が行われ、管理グループ内の無線APに適用されます。チャンネルの変更は行われません。
        Note
        無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
      • AP復旧:
        有効にすると、AWC機能による計算結果を使用して運用中だった無線APが離脱後、再度管理下に復旧した場合に、AWC機能による送信出力のみの再計算が行われ、管理グループ内の無線APに適用されます。チャンネルの変更は行われません。
        Note
        無線APに接続している無線クライアントは切断されます。
  4. AWC設定を編集します。
  5. 「保存」ボタンをクリックし、「AWC設定編集」ダイアログを閉じます。
以上で、AWC設定の編集が完了しました。
次回以降、AWC機能によるチャンネル・送信出力の計算が行われる際に適用されます。また、対象の管理グループに対してAWC計算結果適用のスケジュールが設定されている場合は、スケジュールに設定された実行タイミングにAWC計算結果の適用が行われます。

■ AWC計算の即時適用
AWC計算と適用を直ちに行う場合は、次の手順を行います。
  1. 「AWC設定」画面のコンテンツ欄の一覧から、対象の管理グループのチェックボックスをクリックし、AWC計算と結果の適用を行う管理グループを選択します。

  2. コンテンツ欄右上の「計算・適用」ボタンをクリックします。
  3. 「確認」ダイアログが表示されます。
    無線APに新しいチャンネルが適用された場合、接続している無線クライアントは接続解除されます。
    自動計算と結果の適用を行う場合には、「実行」ボタンをクリックします。

  4. 自動計算と結果の適用が開始されます。
    計算・適用の実行状態は、「AWC設定」画面の「状態」欄に表示されます。

各種操作 / AWC機能 / AWC計算結果の閲覧

ここでは、管理下APのAWC(Autonomous Wave Control)機能による最適なチャンネル・送信出力の計算結果を確認する方法を説明します。

  1. AWCプラグインメニューから「無線モニター」→「AWC計算履歴」を選択します。
  2. コンテンツ欄左側の「管理グループ名」一覧から、対象となる管理グループ名をクリックします。
    「管理グループを検索」にキーワードを入力すると、管理グループの検索を行えます。現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
  3. コンテンツ欄右側に、該当する管理グループのAWC機能の計算履歴が一覧表示されます。

  4. AWC計算履歴の一覧から詳細を確認したい日時の行をクリックします。
  5. AWC計算結果画面が表示されます。
    画面タイトルには、選択した計算日時を表示します。
    画面左側の一覧には、無線バンド(無線1、無線2、無線3)ごとに、管理グループに所属する無線APの最適なチャンネル、送信出力を一覧します。
    一覧上部の「無線」、「詳細」の各ボタンをクリックすると、無線APのAWC計算結果と、無線APのMACアドレスおよび所属するフロアマップ名を表示します。

    表 1:「AWC計算結果」ダイアログ
    項目名 説明
    エントリーを検索 AWC計算エントリーの検索を行えます。
    現在の表示対象のうち、「機器名」「MACアドレス」「フロアマップ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。
    無線
    チャンネル 無線バンドの最適なチャンネルが表示されます。
    送信出力 無線バンドの最適な送信出力が表示されます。
    詳細
    MACアドレス 無線APのMACアドレスが表示されます。
    フロアマップ 該当の無線APが所属するフロアマップ名が表示されます。
    また、一覧から無線APをクリックすると、該当の無線APの無線バンドにおける隣接/管理下AP影響度のグラフを表示できます。


各種操作 / チャンネルブランケット / 概要



AWC-CB(AWC-Channel Blanket)

AWC-CB(AWC-Channel Blanket)は、セル型ネットワークと併用可能な、かつ、特許技術でより効率的に運用可能な、アライドテレシス独自のチャンネルブランケット型無線ネットワークです。

■ セル型無線ネットワーク
従来型のセル型無線ネットワークでは、無線AP1台でカバーできない広いフロアに無線ネットワークを提供する場合、異なるチャンネルで動作する複数台の無線APを用いてフロアを網羅します。
運用する無線APが増加するとチャンネル設計が複雑になるうえ、フロア内の移動には無線AP間のローミングが伴い、パケットロスが生じたり、移動した先に無線APがあるにもかかわらず先に接続した無線APと低品質な電波状況での通信を続けてしまう「スティッキー端末」が発生したりします。


■ ブランケット型無線ネットワーク
これに対し、チャンネルブランケット、または、ブランケット型ネットワークは、複数の無線APを単一チャンネルで運用し、仮想的に巨大な1つのAPとしてネットワークアクセスを提供する技術です。共通の無線チャンネルでフロア全体を包み込むため、ローミングによるパケットロスやスティッキー端末が発生せず、安定した通信が可能となります。また、煩わしいチャンネル設計は不要です。
一方で、チャンネルブランケット配下の無線クライアントは、すべて同じチャンネルで通信を行うため、同時に送信を行える無線APは原則として1台のみとなり、ダウンリンクのスループットは低下します。
AWC-CBでは、特許技術のマルチコミュニケーションテクノロジーにより、ブランケット型での運用時において、互いに電波干渉しない複数の無線端末は、異なるAPを利用して同時に通信できます。

セル型とブランケット型の無線ネットワークには以下の違いがあります。
表 1:セル型とブランケット型の比較
  セル型(従来型) ブランケット型
ローミング ×
端末に依存

ゼロ時間
設置
煩雑なチャンネル設計が必要

同一チャンネルを利用するため
チャンネル設計不要
スループット
複数セルを運用しセルあたりの端末数を抑えることで
高スループットを実現可能
×
同一チャンネルを利用するため
端末数増加時のスループットは低下

■ ハイブリッドワイヤレスシステム
AWC-CBを利用したハイブリッドワイヤレスシステムでは、セル型とブランケット型の双方の利点を組み合わせ、快適なネットワークを簡便に導入することができます。セル型、ブランケット型のネットワークは、それぞれ、AP共通設定、CB共通設定のVAPとして、同じ無線APに設定できます。
例えば、PCなど比較的移動が少なく高スループットの通信を行う固定端末をセル型VAPに、頻繁に移動を行い、かつスループットを重視しない移動端末をブランケット型VAPに収容することで、ネットワークをより効率的に運用できます。

Note
チャンネルブランケットは複数の無線APを仮想的に1つの大きな無線APとして制御するため、チャンネルブランケット内の無線APが協調して順番にビーコン信号を送信します。そのため、端末によっては受信感度が不安定に見える場合がありますが、実際に通信している無線APとビーコン信号を送信する無線APが異なるためであり、通信品質には問題はありません。

必要ライセンス

AWCプラグインにてAWC-CB機能を使用するには、以下のライセンスが必要となります。
無線チャンネルブランケットライセンスは、AWC-CBに所属する無線APの台数に応じて、必要な口数が変化します。無線チャンネルブランケットライセンス 1口で無線AP 10台まで対応し、ライセンスを追加購入することでチャンネルブランケットに所属可能な無線APの台数を拡張することができます。
例えば、セル型のみで運用する無線APが40台、AWC-CBを構成する無線APが25台の場合、以下のライセンス数が必要です。
表 2:必要ライセンス数の例
  セル型 AWC-CB 合計
無線AP台数 40台 25台 65台
AT-Vista Manager EXライセンス 1口 1口
無線LANコントローラーライセンス(10AP) 4口
(最大40AP)
3口
(最大30AP)
7口
無線チャンネルブランケットライセンス(10AP) 3口
(最大30AP)
3口

対応無線AP

AWC-CBに所属できる無線APの具体的な機種は以下の通りです。
Note
AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2/TQ6702e GEN2、AT-TQ7403の混在はできません。
次の機種の組み合わせのみ、同一チャンネルブランケット上に混在できます。

対応可能数

AWCプラグインで管理可能なAWC-CB関連の設定数は以下の通りです。

ハイブリッドワイヤレスシステム導入の流れ

設定は以下の手順で行います。

■ 新規無線APを設定する場合
  1. 無線APを運用するフロアに設置します。
  2. AWCプラグインに無線APを登録します。
    「AP登録・設定」画面にて、無線APをAWCプラグインに登録します。
  3. フロアマップに無線APを配置します。
    「フロアマップ」画面にて、フロアマップを作成し、無線APを配置します。
    手順6で無線APを選択する際に、管理グループ内の無線AP一覧から選択する場合は、フロアマップの作成は不要です。1つの管理グループに多数の無線APを登録している場合は、フロアマップを作成しておくことをお勧めします。
  4. AP共通設定を作成します。
    「AP共通設定」画面にて、共通設定、AP本体設定、有線設定、無線設定に加え、セル型無線ネットワーク用のVAPを登録します。
  5. ブランケット型無線ネットワークの共通設定である、CB共通設定を作成します。
    「CB共通設定」画面にて、CB共通設定名や管理グループを選択し、CB VAP(ブランケット型無線ネットワークのVAP)を作成します。
  6. CB共通設定を適用するチャンネルブランケットを作成します。
    「CB共通設定」画面にて、チャンネルブランケットを作成し、所属する無線APを選択します。
    無線APは、フロアマップに配置した無線APをクリックして視覚的に選ぶ方法と、管理グループ内の無線AP一覧から選ぶ方法の、2通りの方法で選択できます。
    詳細な手順については、「チャンネルブランケットの作成」をご覧ください。
  7. 無線APにAP共通設定を適用します。
    無線APは、AP共通設定を割り当てるまでAWCプラグインの管理下には入りません。
    「AP登録・設定」画面にて、無線APにAP共通設定を割り当てると、無線APの管理が開始され、セル型、ブランケット型の無線ネットワークが提供されます。

■ 既存の無線APを設定する場合
  1. ブランケット型無線ネットワークの共通設定である、CB共通設定を作成します。
    「CB共通設定」画面にて、CB共通設定名や管理グループを選択し、CB VAP(ブランケット型無線ネットワークのVAP)を作成します。
  2. CB共通設定を適用するチャンネルブランケットを作成します。
    「CB共通設定」画面にて、チャンネルブランケットを作成し、所属する無線APを選択します。
    無線APは、フロアマップに配置した無線APをクリックして視覚的に選ぶ方法と、管理グループ内の無線AP一覧から選ぶ方法の、2通りの方法で選択できます。
    詳細な手順については、「チャンネルブランケットの作成」をご覧ください。
  3. 無線APに変更を適用します。
    「CB共通設定」画面にて、CB共通設定を選択して設定適用を行うと、既設のセル型無線ネットワークに加え、ブランケット型の無線ネットワークの提供が開始されます。
    詳細な手順については、「CB共通設定の適用」をご覧ください。

注意事項

VAPの構成にあたっては、次の点にご注意ください。

■ 一般的な事項

■ ネットワーク単位
チャンネルブランケット機能を使用する場合、無線APの存在するサブネット上のスイッチでは次の点にご注意ください。

■ 管理グループ単位
チャンネルブランケット機能を使用する場合、該当の無線APが所属する管理グループでは次の点にご注意ください。

■ 無線AP単位
チャンネルブランケット機能を使用する場合、該当の無線APに適用するAP共通設定、および個別設定を行う際は次の点にご注意ください。

■ 無線バンド単位
チャンネルブランケット機能を使用する場合、適用するAP共通設定、CB共通設定において、チャンネルブランケットを使用する無線バンド(無線1/無線2/無線3)では、次の点にご注意ください。

■ CB VAP単位
チャンネルブランケット機能を使用する場合、適用するCB共通設定では、次の点にご注意ください。

CB VAPサポート項目一覧

CB VAP(チャンネルブランケット用のVAP)の設定は、CB共通設定で行います。
CB VAPと、セル型のAP共通設定で作成するVAPとでは、サポートする項目が異なります。
表 3:セル型/ブランケット型VAPのサポート項目
項目名 AT-TQ 備考
5403/5403e 6602 6602 GEN2
6702 GEN2
6702e GEN2
6403 GEN2 7403
セル型 VAP ブランケット型 CB VAP セル型 VAP ブランケット型 CB VAP セル型 VAP ブランケット型 CB VAP セル型 VAP ブランケット型 CB VAP セル型 VAP ブランケット型 CB VAP
無線 × × × × ×  
VAP × × × × × 本項目は、CB VAPによって上書きされるVAP番号を指します。
チャンネル × × × × ×  
VAPステータス  
VLAN ID  
SSID  
  ブロードキャスト  
セキュリティー 無し 本項目は、AT-TQ7403で無線3を選択している場合は表示されません。
スタティックWEP × × × × × × 各無線バンドのVAP1でのみ設定可能です。また、チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定では、モードにIEEE 802.11nを含まないものを選択してください。
  キーの長さ 64bit × × × × × ×
128bit × × × × × ×
キーのタイプ ASCII × × × × × ×
16進数 × × × × × ×
キーインデックス × × × × × ×
セキュリティーキー(WEPキー) × × × × × ×
WEP認証方式 オープンシステム × × × × × ×
共有キー × × × × × ×
Enhanced Open × × × × × ×  
  OWE × × × × × ×  
管理フレーム保護 × × × × × ×  
WPAパーソナル  
  セキュリティーキー(WPA-PSK)  
WPAバージョン WPA3 × ×  
WPA2  
WPA  
暗号化プロトコル CCMP  
TKIP  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔 × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
WPAエンタープライズ  
  RADIUS Server Primary IPアドレス  
RADIUS Server Primary シークレット  
RADIUS Server Secondary IPアドレス  
RADIUS Server Secondary シークレット  
RADIUS Server ポート番号  
事前認証 × × × × × CB VAPでは事前認証は未サポートとなります。
WPAバージョン WPA3 × ×  
WPA2  
WPA  
暗号化プロトコル GCMP × ×  
CCMP  
TKIP  
管理フレーム保護  
ブロードキャストキー更新間隔 × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RADIUSアカウンティング × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
RADIUSアカウンティングポート番号 × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
ダイナミックVLAN × ×  
Web認証 ×  
  外部RADIUS ×  
  認証ページプロキシー ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス ×  
RADIUS Server Primary シークレット ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス ×  
RADIUS Server Secondary シークレット ×  
RADIUS Server ポート番号 ×  
RADIUSアカウンティング × × × × ×  
  RADIUSアカウンティングポート番号 × × × × ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × × × × × TQ6702e GEN2では未サポートとなります。
Web認証用仮想IPアドレス AT-TQ5403/5403eはファームウェアバージョン6.0.2-0.1にてサポートします。
AT-TQ5403/5403e/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403いずれも、CB共通設定には個別の設定項目はありません。AP共通設定にて設定されたWeb認証用仮想IPアドレスが適用されます。
セッションタイムアウト × ×  
セッションタイムアウト時の動作 × ×  
クリックスルー ×  
  認証ページプロキシー ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × × × × × TQ6702e GEN2では未サポートとなります。
Web認証用仮想IPアドレス AT-TQ5403/5403eはファームウェアバージョン6.0.2-0.1にてサポートします。
AT-TQ5403/5403e/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403いずれも、CB共通設定には個別の設定項目はありません。AP共通設定にて設定されたWeb認証用仮想IPアドレスが適用されます。
セッションタイムアウト × ×  
セッションタイムアウト時の動作 × ×  
外部ページリダイレクト ×  
  外部ページURL ×  
RADIUS Server Primary IPアドレス ×  
RADIUS Server Primary シークレット ×  
RADIUS Server Secondary IPアドレス ×  
RADIUS Server Secondary シークレット ×  
RADIUS Server ポート番号 ×  
RADIUSアカウンティング × × × × ×  
  RADIUSアカウンティングポート番号 × × × × ×  
認証後リダイレクト ×  
ウォールドガーデン ×  
ウォールドガーデン用DNSプロキシー × × × × × × × × TQ6702e GEN2では未サポートとなります。
Web認証用仮想IPアドレス AT-TQ5403/5403eはファームウェアバージョン6.0.2-0.1にてサポートします。
AT-TQ5403/5403e/6602/6602 GEN2/6702 GEN2いずれも、CB共通設定には個別の設定項目はありません。AP共通設定にて設定されたWeb認証用仮想IPアドレスが適用されます。
セッションタイムアウト × ×  
セッションタイムアウト時の動作 × ×  
MACアクセス制御  
  MACアドレスリスト  
  選択中のリスト CB VAPの設定画面では本項目は表示されません。
チャンネルブランケットに所属する無線APに適用されたAP共通設定にて設定されたMACアドレスリストが適用されます。
外部RADIUS AT-TQ5403/5403e ファームウェアバージョン 6.0.1-2.x以降、AT-TQ6602 ファームウェアバージョン 7.0.1-0.1以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.2-1.1以降が必要です。
  RADIUS Server Primary IPアドレス
RADIUS Server Primary シークレット
RADIUS Server Secondary IPアドレス
RADIUS Server Secondary シークレット
RADIUS Server ポート番号
User-Name Format 区切り文字
User-Name Format 大文字/小文字
User-Password Format 形式
User-Password Format パスワード
高速ローミング × × × × × AT-TQ5403/5403e、AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。
  高速移行 × × × × ×
分散システム × × × × ×
モビリティドメイン × × × × ×
PMK-R0 保持時間 × × × × ×
AES Key × × × × ×
802.11k RRM × × × × ×
802.11v WNM × × × × ×
無線クライアント間の通信遮断 セル型VAPでは、AP共通設定の「無線設定」にて設定します。ブランケット型CB VAPではCB VAPごとの設定が優先され、チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定の「無線クライアント間の通信遮断」設定は無視されます。
無応答端末切断タイマー × × × × ×  
多重接続要求 × × CB VAPでの設定変更にはAT-TQ5403/5403e ファームウェアバージョン 6.0.1-6.1以降が必要です。
AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2のCB共通設定では、「無視する」に固定されます。
ローミング通知  
DTIM間隔 セル型VAPでは、AP共通設定の「無線設定」にて設定します。
RSSIしきい値 × × × × ×  
送信出力 セル型VAPでは個別設定にて設定します。
チャンネルブランケット使用時に個別設定において送信出力を変更した場合、個別設定が優先されます。
プロキシーARP  
パワーセーブの強制解除 × × × × × × AT-TQ6602には設定項目は存在しますが、未サポートとなります。

各種操作 / チャンネルブランケット / CB共通設定の作成、編集、削除



ここではCB共通設定の作成、編集、削除の方法について説明します。

CB共通設定の作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログが表示されます。

    表 1:「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログ
    項目名 説明
    APモデル 無線APの機種を選択します。

    • AT-TQ7403:
      AT-TQ7403用のCB共通設定を作成します。

    • AT-TQ6403 GEN2:
      AT-TQ6403 GEN2用のCB共通設定を作成します。

    • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2:
      AT-TQ6602 GEN2、AT-TQ6702 GEN2、AT-TQ6702e GEN2用のCB共通設定を作成します。
      Note
      AT-TQ6602 GEN2、ATーTQ6702 GEN2、AT-TQ6702e GEN2を混在させる場合は次のファームウェアを適用する必要があります。
      • AT-TQ6602 GEN2・AT-TQ6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.5-0.1以降
      • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.5-0.1以降

    • AT-TQ6602:
      AT-TQ6602用のCB共通設定を作成します。

    • AT-TQ5403 / AT-TQ5403e:
      AT-TQ5403、AT-TQ5403e用のCB共通設定を作成します。
  4. 無線APの機種を選択します。
  5. 「OK」ボタンをクリックします。
  6. 「CB共通設定新規作成」画面が表示されます。

  7. 「共通設定」「VAP(マルチSSID)設定」の各項目を設定します。
  8. ここまでの設定を一旦保存する場合は、コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。
    そのままチャンネルブランケット(ブランケット型無線ネットワーク)の作成を行う場合は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「チャンネルブランケットの作成」の手順4から続けます。

共通設定

表 2:共通設定
項目名 説明
CB共通設定名 CB共通設定名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
Note
AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
モデル 「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで選択した無線APの機種が表示されます。
管理グループ CB共通設定を適用できる無線APの管理グループを選択します。「Default Group」のチェックを外すことはできません。(必須)
  • 管理グループを検索:検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

VAP(マルチSSID)設定


表 3:VAP(マルチSSID)設定
項目名 説明
CB VAP一覧 設定済みのCB VAP(チャンネルブランケットVAP)の一覧が表示されます。
CB VAP一覧では、CB VAPの状態、無線バンド、VAP番号、SSID、セキュリティーの設定状態を確認できます。
+ VAP追加 新規のCB VAPを作成します。

CB VAP名は1から順に自動で番号が付与されます。自動で付与される番号と、後述のVAP番号は連動しません。作成可能なCB VAPの数はAPモデルによって異なります。
  • AT-TQ7403:
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)、無線3(6GHz)それぞれ7個、合計21個まで
  • AT-TQ6403 GEN2:
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)それぞれ7個、合計14個まで
    Note
    AT-TQ6403 GEN2の無線3をAWC-CBに使用することはできません。
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2:
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)それぞれ7個、合計14個まで
  • AT-TQ6602:
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)それぞれ10個、合計20個まで
  • AT-TQ5403 / AT-TQ5403e:
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)それぞれ3個、合計6個まで
    Note
    AT-TQ5403、AT-TQ5403eの無線3をAWC-CBに使用することはできません。
Note
VAPは、無線バンドごとに、セル型のVAP、ブランケット型のCB VAPを合わせて5個以内にすることをお勧めします。
無線 CB VAPで使用する無線バンドを選択します。
  • AT-TQ7403
    無線1(2.4GHz)、無線2(5GHz W52)または無線3(6GHz)から選択します。(必須)
  • AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ66602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQ5403e
    無線1(2.4GHz)または無線2(5GHz W52)から選択します。(必須)
Note
無線2のW53、無線2または無線3のW56は使用できません。
Note
AT-TQ6602/TQ6602 GEN2/TQ6702 GEN2/AT-TQ6702e GEN2/AT-TQ7403にCB共通設定を適用する際、AP共通設定の無線2において使用帯域幅80+80MHzを設定している場合は、CB VAPではW53を使用できないため、W52のみを使用します。また、使用帯域幅は80MHzとして動作します。
VAP VAP番号を指定します。(必須)
AT-TQ5403/5403eでは1~8、AT-TQ6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403では1~16の数値で指定できます。
CB共通設定とAP共通設定で同じVAP番号にVAPを作成した場合は、CB共通設定で作成したVAPを優先して管理下APに適用します。
Note
セル型の無線ネットワークを提供する必要がない場合は、AP共通設定にはダミーのVAPをVAP 1に作成し、CB共通設定の本項目にて「1」を指定します。安全のため、ダミーのVAPにセキュリティーを設定しておくことをお勧めします。
チャンネル CB VAPで使用する無線チャンネルを選択します。(必須)
  • 無線1:1ch~13ch
  • 無線2:
    • W52
      36ch、40ch、44ch、48ch
  • 無線3(AT-TQ7403のみ):
    • UNII-5
      1ch、5ch、9ch、13ch、17ch、21ch、25ch、29ch、33ch、27ch、41ch、45ch、49ch、53ch、57ch、61ch、65ch、69ch、73ch、77ch、81ch、85ch、89ch、93ch
    • UNII-6
      97ch、101ch、105ch、109ch、113ch
    • UNII-7
      117ch、121ch、125ch、129ch、133ch、137ch、141ch、145ch、149ch、153ch、157ch、61ch、165ch、169ch、173ch、177ch、181ch、185ch
    • UNII-8
      189ch、193ch、197ch、201ch、205ch、209ch、213ch、217ch、221ch、225ch、229ch、233ch
Note
AP共通設定にて設定した該当の無線バンドの使用帯域幅に合わせてチャンネルを選択してください。
例えば、無線2にて、使用帯域幅が「40MHz」に設定されている場合、無線2のCB VAPを作成する際は、チャンネルは36ch、44chのいずれかから選択してください。40ch、48chの選択は未サポートとなります。
選択可能なチャンネルは、AP共通設定の「自動チャンネル選択」にて確認できます。
Note
AP共通設定の「自動チャンネル選択」にて無効になっているチャンネルを選択することは未サポートとなります。
VAP ステータス CB VAPの有効/無効を設定します。
  • 「有効」にすると、CB共通設定が適用された無線APで、該当のCB VAPが有効になります。
  • 「無効」にすると、該当のCB VAPは使用されません。またAP共通設定で該当VAPが「有効」になっていても無効となります。
デフォルトは「有効」です。
VLAN ID 該当のCB VAPが使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
Note
本AP共通設定を適用する無線APがAMFノードにゲストノードとして設定されており、接続するゲストノードの機器情報を自動取得("discovery dynamic"コマンド)するよう設定されている場合、かつ、無線クライアントのIPアドレスの割り当てにDHCPを使用する場合は、無線APの管理用VLANとは異なるVLAN IDを指定してください。
SSID 該当のCB VAPが使用するSSID(ネットワーク名)を入力します。

このSSIDは指定したVLAN IDに対応付けられます。1~32文字の半角英数記号で入力します。
デフォルトは「Default-X」(X:自動で付与されたCB VAP番号)です。(必須)
ブロードキャスト 該当のCB VAPでSSID(ネットワーク名)をブロードキャストするか否か。
  • 「有効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みます。任意の無線クライアントの接続設定において、接続の候補として無線APのSSIDが自動的に表示されます。また、無線クライアントのANY接続を許可します。
  • 「無効」にすると、ビーコン信号にSSIDを含みません。無線クライアントの接続設定で、無線APのSSIDは表示されません。無線クライアントを無線APに接続するためには、無線クライアントに無線APと同じSSIDを手入力しなければなりません。また、無線クライアントのANY接続を拒否します。
デフォルトは「有効」です。
Note
「ANY接続」は、SSIDが「ANY」または未設定の無線クライアントによる接続です。ANY接続が許可されても、キーを知らなければそのアクセスポイントを使うことはできません。
セキュリティー セキュリティーを選択します。
「無し」、「スタティックWEP」、「Enhanced Open」、「Enhanced Open 移行モード」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」から選択します。
デフォルトは「Enhanced Open」(モデルに「AT-TQ7403」かつ無線バンドに「無線3」を選択した場合)または「無し」です。
Note
CB共通設定のVAP設定でスタティックWEPを選択している場合は、チャンネルブランケットに所属する無線APに適用するAP共通設定では、無線設定のモードにIEEE 802.11nを含まないもの(無線1:b/g、無線2:a)を選択してください。
  • 無し:
    認証および暗号化を行いません。誰でも自由にCB VAPに接続することができます。
    Note
    ゲスト用のホットスポットを用意するなどの目的でこれを選択する場合、ネットワーク全体のセキュリティーを考慮する必要があります。
    Note
    「無し」は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」を選択した場合、かつ、無線バンドに「無線3」を選択した場合は表示されません。
  • スタティックWEP:
    固定キーを基にRC4アルゴリズムによる暗号化を行います。無線クライアント個別の認証は行いません。WEPは脆弱なため、固定キーで運用するなら「WPAパーソナル」の使用をお勧めします。
    Note
    モードでIEEE 802.11nを含むものが選択されている場合は「スタティックWEP」は表示されません。
    Note
    「スタティックWEP」は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」、「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合、かつ、各無線バンドのVAP1でのみ表示されます。
  • Enhanced Open:
    オープン認証にて接続を行うためユーザーIDやパスワードを入力することなくネットワークに接続を行うことができますが、オープン認証後の無線APと無線クライアント間のデータはOpportunistic Wireless Encryption(OWE)プロトコル(128-bit CCMP/AES)で暗号化されます。
    Note
    「Enhanced Open」は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」を選択した場合のみ表示されます。
  • WPAパーソナル:
    事前共有キー(PSK)を基に無線クライアント個別のキーを生成し、本製品と無線クライアント間で認証と暗号化を行います。暗号アルゴリズムにはCCMP(AES)を使用します。
  • WPAエンタープライズ:
    RADIUSサーバーで無線クライアント個別のキーを生成し、本製品と無線クライアント間で認証と暗号化を行います。暗号アルゴリズムにはCCMP(AES)を使用します。
「スタティックWEP」、「Enhanced Open」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」のいずれかを選択した場合、それぞれのセキュリティー方式に準じた設定項目が追加で表示されます。
詳しくは、後述の「セキュリティー 設定項目」をご覧ください。
Web認証 該当のVAPに対してWeb認証を適用するか否かの設定を行います。

いずれかのオプションを選択すると、該当のCB VAPに接続した無線クライアントは、WebブラウザーでいずれかのWebページにアクセスしようとした際に、使用許諾などの文言や認証ダイアログを含むページ(キャプティブポータル)に誘導されるようになります。CB共通設定を適用した無線APは、本項目で指定したオプションに従い、無線クライアントの使用を許可または拒否します。一度認証に成功した無線クライアントは、一定時間経過するまでVAPを介した通信を継続できます。
  • 外部RADIUS:
    無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。
  • クリックスルー:
    RADIUS認証を行う代わりにクリックスルー(中継)ページを表示します。クリックスルーページには、利用規約として文言を指定、または、外部ページに誘導します。
  • 外部ページリダイレクト:
    SNSなどの第三者機関のWeb認証を使用して接続できるようになります。
  • 無効:
    Web認証を適用しない場合に選択します。
デフォルトは「無効」です。
「外部RADIUS」、「クリックスルー」または「外部ページリダイレクト」を選択すると追加の設定項目が表示されます。
詳しくは、後述の「Web認証 設定項目」をご覧ください。
Note
本設定は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」または「AT-TQ6602」を選択した場合に表示されます。
Note
WDSが設定されている無線インターフェース上でWeb認証を使用しないでください。
MACアクセス制御 該当のVAPに対して適用するMACアクセス制御の方式選択します。
  • 外部RADIUS:
    無線APがRADIUSサーバーに問い合わせを行います。
  • MACアドレスリスト:
    AP共通設定のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストに従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。
  • MACアドレスリスト + 外部RADIUS:
    画面上部のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストと外部RADIUSサーバーの両方に従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。
    認証はまずMACアドレスリストで行い、接続不可となった場合に外部RADIUSサーバーで認証を試み、認証が通ると接続できます。初めにMACアドレスリストで接続可能となった場合は、外部RADIUSサーバーでの認証が不可でも接続できます。
  • 無効:
    MACアクセス制御は適用されません。
デフォルトは「無効」です。

「外部RADIUS」または「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」を選択すると追加の設定項目が表示されます。
詳しくは、後述の「MACアクセス制御 設定項目」をご覧ください。
Note
CB VAPにて「外部RADIUS」によるMACアクセス制御を使用する場合、お使いの機種に応じて次のいずれかのファームウェアが必要です。
  • AT-TQ5403/5403e ファームウェアバージョン 6.0.1-2.x以降
  • AT-TQ6602 ファームウェアバージョン 7.0.1-0.1以降
  • AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2 ファームウェアバージョン 8.0.2-1.1以降
  • AT-TQ6702e GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-2.1以降
  • AT-TQ6403 GEN2 ファームウェアバージョン 9.0.4-0.1以降
  • AT-TQ7403 ファームウェアバージョン 10.0.4-2.1以降
Note
「MACアドレスリスト」は、AP共通設定において、「AP本体」の「MACアドレスリスト」を選択した場合のみ有効となります。
Note
「MACアドレスリスト + 外部RADIUS」は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」を選択した場合は表示されません。
高速ローミング 無線クライアントのローミングを高速に行うか否かの設定を行います。
デフォルトは「無効」です。
「有効」を選択すると、各種無線ネットワーク規格による高速ローミングの設定を行うことができます。
  • 高速移行
  • 分散システム
  • モビリティドメイン
  • PMK-R0 保持時間
  • AES Key
  • IEEE 802.11k RRM
  • IEEE 802.11v WNM
詳しくは、後述の「高速ローミング 設定項目」をご覧ください。
Note
本項目は、「セキュリティー」に「WPAパーソナル」または「WPAエンタープライズ」を選択した場合のみ表示されます。
無線クライアント間の通信遮断 同一のCB VAPに接続している無線クライアント同士の通信を許可するか否かを指定します。通信を許可する場合は「無効」、しない場合は「有効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
無応答端末切断タイマー
Note
本バージョンにおいて、CB VAPでは、無応答端末切断タイマー併用は未サポートです。デフォルトの設定値のままお使いください。
無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を5~65535の値(単位:秒)で指定します。
また、15の倍数で指定してください。15の倍数でない値を指定したときは、指定値より大きい直近の倍数に変換されます。
デフォルトは「300」(秒)です。
再送超過時切断 無線APからのパケットに対して無線クライアントからの応答がない場合に、その無線クライアントを切断するか否かを設定します。
「有効」を選択すると、無線クライアントからの応答がない状態が一定回数を超えたときに、無応答端末切断タイマーの設定にかかわらず無線クライアントを切断します。
「無効」を選択すると、無線APからのパケットに対して応答がない場合も、無応答端末切断タイマーの設定時間が経過するまでは無線クライアントを接続したままにします。
デフォルトは「有効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。その他の機種では本項目は表示されません。「有効」に設定した場合と同様に動作します。
多重接続要求 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法を選択します。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2
    「無視する」のみが表示されます。切断処理を行わずに通常のプロセスで接続します。
  • AT-TQ5403 / AT-TQ5403e
    「切断する」「無視する」から選択します。
    • 「切断する」を選択すると、切断してから接続を受け入れます。
    • 「無視する」を選択すると、切断処理を行わずに通常のプロセスで接続します。
    デフォルトは「切断する」です。
    「管理フレーム保護」が「利用可能」に設定されている場合、この項目の設定にかかわらず「切断する」を選択した場合の動作を行います。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」を選択している場合は表示されません。
ローミング通知 ローミング通知を行うか否かを設定します。
「有効」にすると、無線クライアントが本製品に接続した時、本製品の管理VLANに設定されているネットワークへ通知のブロードキャストフレームが送信されます。本フレームを受信したアクセスポイントは自身の無線クライアント接続情報を更新します。
デフォルトは「無効」です。
Note
本機能を使用するためには、同一サブネット上の無線APで、互いにローミング通知が「有効」に設定されている必要があります。
DTIM間隔 アクセスポイントが送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Indication Map)を挿入する割合を、1~5の数値で設定します。
デフォルトは1です。1はビーコンを送信するたびにDTIMを挿入します。

例えばDTIM間隔を2に設定すると、ビーコンを2回送信するうちの1回にDTIMを挿入します(DTIMを持つビーコンと持たないものが交互に送信されます)。

DTIMは、無線クライアントが省電力モードで動作しているとき、無線クライアント宛てに送信すべきパケットが存在することを無線クライアントに通知します。無線クライアントが通信可能な状態になれば、アクセスポイントは無線クライアント宛てにパケットを送信します。
この値を大きくすると省電力の効果は高くなりますが、応答が悪くなります。
Note
サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
RSSIしきい値 CB VAPのビーコン制御に関わるパラメーターを0~91の数値で指定します。
本パラメーターを調整することでチャンネルブランケット環境下における接続・通信状況が向上することがあります。
デフォルトは「30」です。
Note
サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
送信出力 電波出力強度を、「最小」、「弱」、「中」、「強」、「最大」の5段階から選択できます。
デフォルトは「最大」です。
Note
サポート用途で利用する設定項目となります。通常は値を変更しないでください。
Note
無線AP個別設定において送信出力を変更した場合、無線AP個別設定が優先されます。
プロキシーARP プロキシーARPを使用するか否かを設定します。
  • 「有効」を選択すると、管理下の無線APの接続クライアントへのARP要求に対して、該当のクライアントとの接続を持つ無線APがARP応答を代理送信し、このクライアントの接続を持たない無線APはARP要求を破棄して、不要なトラフィックを抑えます。
    この際、チャンネルブランケット下では複数の無線APが該当のクライアントとの接続を持つため、チャンネルブランケットを構成する無線APのうち最も接続が強固な無線APが代表して該当の接続クライアントのARP応答を代理送信します。より接続が希薄な近隣APは、該当の接続クライアントのARP情報を保持している場合でも代理応答を行わないため、同一クライアントのARP応答が複数送信されることを回避できます。
    また、モデルに「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合、次の項目が追加で表示されます。

    • 未学習のARPパケットを透過

    上記以外の無線APでは、プロキシーARPを有効にした場合、「未学習のARPパケットを透過」を無効にした時と同様、未学習のARPパケットは破棄されます。
    詳しくは、後述の「プロキシーARP 設定項目」をご覧ください。

  • 「無効」を選択すると、プロキシーARPを使用しません。ARP要求はすべての無線APから配下のクライアントに対しブロードキャストされ、クライアント自身でARP応答を送信することになります。
デフォルトは「無効」です。
パワーセーブの強制解除 無線クライアントの無線省電力設定(パワーセーブモード)を強制的に解除するか否かを設定します。
  • 「有効」を選択すると、管理下の無線APの接続クライアントに対し、無線省電力設定を強制的に解除します。
    無線省電力設定に起因する不安定な接続性を解消できますが、ノートPCやスマートフォン、タブレットなどの無線クライアントは本設定が無効な場合に比べてバッテリー持続時間が短くなることがあります。
  • 「無効」を設定すると、管理下の無線APの接続クライアントに対し、無線省電力設定の解除を行いません。ノートPCやスマートフォン、タブレットなどの無線クライアントは本設定が有効な場合に比べてバッテリー持続時間が長くなる反面、無線接続が不安定になる場合があります。
本設定は、すべてのCB VAPに共通の設定が適用されます。
デフォルトは「無効」です。
Note
AT-TQ6602は未サポートとなります。
RX ADDBAリクエストの拒否 無線クライアントからのADDBA(Add Block Acknowledgement)リクエストを拒否するか否かを設定します。
「有効」を選択すると、Block ACKによる一括応答の要求を拒否し、無線クライアントからの無線パケットの一括送信を抑止します。
IEEE 802.11n以降を使用している場合、電波が安定しており無線クライアントが少ないときは、無線パケットを一括して受信し、その後まとめてBlock ACKパケットを送ることで、送受信制御の待ち時間を短縮することができます。しかし、多数の無線クライアントが存在する場合や、電波が不安定な場合には、パケットの再送の頻度が高く、Block ACKによる送受信制御の負荷軽減が有効に機能しなくなることがあります。このような環境では、本項目を有効にすることで、パケットの一括送信要求を拒否して、逐次応答を返し、より堅実で安定した通信を行うようにします。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合のみ表示されます。

セキュリティー 設定項目

■ スタティックWEP 設定項目
セキュリティーにて「スタティックWEP」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 4:セキュリティー スタティックWEP 設定項目
項目名 説明
キーの長さ WEPキーの強度を選択します。デフォルトは「128bit」です。
  • 64bit:
    16進数では、10桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、5文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
  • 128bit:
    16進数では、26桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、13文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
キーのタイプ WEPキーの生成方法を選択します。デフォルトは「16進数」です。
  • ASCII:
    任意の文字列からWEPキーが自動生成されます。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されます。
  • 16進数:
    16進数(0~9、A~F、a~f)でWEPキーを直接入力します。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されません。
キーインデックス 選択したキーインデックスでキーを設定します。デフォルトは「1」です。
セキュリティーキー(WEPキー) 「キーの長さ」と「キーのタイプ」に合わせてWEPキーを入力します。
通信を行うためには、無線クライアントでも「送信するWEPキーの番号」で選択したキーと同じWEPキーを設定する必要があります。
WEP認証方式 通常は「オープンシステム」を選択します。デフォルトは「オープンシステム」です。
セキュリティー対策のためには、「オープンシステム」にすることをお勧めします。
  • オープンシステム:
    無線クライアントが正しいWEPキーを持っているか否かに関係なく、任意の無線クライアントの接続を許可します。しかしながら、無線クライアントは接続を許可されただけであり、アクセスポイントとトラフィックの交換を行うためには、正しいWEPキーを使用してデータを暗号化・復号化しなければなりません。
    この認証アルゴリズムは、「None」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」でも使用されます。
  • 共有キー:
    無線クライアントがアクセスポイントに接続する際に、正しいWEPキーを要求します。クライアントが誤ったWEPキーを持っている場合、アクセスポイントに接続できません。
  • 「オープンシステム」と「共有キー」の両方の選択:
    「共有キー」を使うように設定された無線クライアントは、有効なWEPキーを持っていれば、アクセスポイントに接続できます。
    「オープンシステム」としてWEPキーを使用するように設定された無線クライアントは(共有キーは無効)、アクセスポイントに接続できます。

■ Enhanced Open設定項目
セキュリティーにて「Enhanced Open」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 5:セキュリティー Enhanced Open 設定項目
項目名 説明
OWE Opportunistic Wireless Encryption(OWE)プロトコルを使用して暗号化を行います。オープン認証後の無線クライアントと無線AP間のデータは128-bit CCMP/AES暗号化が行われます。「有効」以外の選択はできません。
管理フレーム保護 IEEE 802.11管理フレームを保護します。「必須」以外の選択はできません。

■ WPAパーソナル 設定項目
セキュリティーにて「WPAパーソナル」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 6:セキュリティー WPAパーソナル 設定項目
項目名 説明
セキュリティーキー(WPA-PSK) 暗号キーを設定します。8~63文字の半角英数記号を入力します。大文字、小文字は区別されます。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。
異なるWPAバージョンの無線クライアントが混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、より古いバージョンのみを選択した場合と同じレベルになります。
AWC-CBを使用するAPモデルの選択によって、選択可能なオプションは異なります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2:
    • WPA3
    • WPA3 / WPA2
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQ5403e:
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
デフォルトは「WPA2」です。
暗号化プロトコル 使用する暗号化プロトコルを選択します。

AWC-CBを使用するAPモデルの選択と、選択したWPAバージョンによって、本項目の選択可能なオプションは異なります。
APモデル WPAバージョン 選択可能なオプション
AT-TQ7403
AT-TQ6403 GEN2
AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2
WPA3
WPA3 / WPA2
WPA2
CCMP
WPA2 / WPA CCMP / TKIP
AT-TQ6602
AT-TQ5403 / AT-TQ5403e
WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
管理フレーム保護 管理フレームを保護するか否かを表示します。
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログでの選択により設定項目が変わります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2/ AT-TQ6602 GEN2:
    WPAバージョンの選択によって、次のように固定設定されます。
    • WPA3:必須
    • WPA3・WPA2:利用可能
    • WPA2:無効
    • WPA2・WPA:無効
  • AT-TQ5403 / AT-TQ5403eまたはAT-TQ6602:
    保護する場合は「利用可能」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
    Note
    WPAバージョンが「WPA2」の場合のみ「利用可能」が表示されます。
ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を0~86400(秒)の数値で設定します。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
Note
複数のCB VAP設定を作成するとき、ブロードキャストキー更新間隔はすべてのCB VAPで同じ値が使用されます。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」または「AT-TQ6602」を選択した場合のみ表示されます。

■ WPAエンタープライズ 設定項目
セキュリティーにて「WPAエンタープライズ」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 7:セキュリティー WPAエンタープライズ 設定項目
項目名 説明
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 外部RADIUSサーバー(プライマリー、セカンダリー両方)のポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。
異なるWPAバージョンの無線クライアントが混在する環境では、両方を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、より古いバージョンのみを選択した場合と同じレベルになります。
AWC-CBを使用するAPモデルの選択によって、選択可能なオプションは異なります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2:
    • WPA3
    • WPA3 / WPA2
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
  • AT-TQ6602、AT-TQ5403 / AT-TQ5403e:
    • WPA2
    • WPA2 / WPA
デフォルトは「WPA2」です。
暗号化プロトコル 使用する暗号化プロトコルを選択します。
AWC-CBを使用するAPモデルの選択と、選択したWPAバージョンによって、本項目の選択可能なオプションは異なります。
APモデル WPAバージョン 選択可能なオプション
AT-TQ7403
AT-TQ6403 GEN2
AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2
WPA3 CCMP または GCMP(デフォルト)
WPA3 / WPA2
WPA2
CCMP
WPA2 / WPA CCMP / TKIP
AT-TQ6602
AT-TQ5403 / AT-TQ5403e
WPA2
WPA2 / WPA
CCMP(デフォルト) または CCMP / TKIP
管理フレーム保護 管理フレームを保護するか否かを表示します。
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログでの選択により設定項目が変わります。
  • AT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2/ AT-TQ6602 GEN2:
    WPAバージョンの選択によって、次のように固定設定されます。
    • WPA3:必須
    • WPA3・WPA2:利用可能
    • WPA2:無効
    • WPA2・WPA:無効
  • AT-TQ5403 / AT-TQ5403eまたはAT-TQ6602:
    保護する場合は「利用可能」、しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
    Note
    WPAバージョンが「WPA2」の場合のみ「利用可能」が表示されます。
ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を0~86400(秒)の数値で設定します。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
Note
チャンネルブランケット機能が有効の場合、ブロードキャストキー更新間隔は未サポートです。値を変更しないでください。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」または「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合のみ表示されます。
RADIUSアカウンティング ユーザーを認証した外部のRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録するか否かを指定します。記録する場合は「有効」を、記録しない場合は「無効」を指定します。デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」または「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合のみ表示されます。
RADIUSアカウンティングポート番号 RADIUSアカウンティングを「有効」に設定した場合のみ、使用するポート番号を設定します。デフォルトは「1813」です。
Note
本設定は未サポートです。有効に設定しないでください。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ6602」または「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合のみ表示されます。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「利用可能」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を必須条件としては要求しません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「利用可能」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
RADIUSタイムアウト RADIUS認証要求(RADIUS Access-Request)のタイムアウト時間を1~29の値で指定します(単位:秒)。
RADIUSサーバーへのパケット送信から本設定の値を超えても応答がない場合は、認証要求を再送、または、認証失敗として処理します。
この際、プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーに対して所定の回数(初回+RADIUS再送回数)の送信を行う一連の流れが29秒以下になるように設定してください。例えば、次のように計算します。
  • セカンダリーRADIUSサーバーを使用せず、RADIUS再送回数を「4」に設定した場合:
    プライマリーRADIUSサーバーに最大5回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「5」以下に設定します。
  • プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーを使用し、RADIUS再送回数を「2」に設定した場合:
    各RADIUSサーバーに3回、合計して最大6回の認証要求を試みることになりますので、全体の認証の流れを29秒以下に収めるには、RADIUSタイムアウトは「4」以下に設定します。
デフォルトは「3」(秒)です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
RADIUS再送回数 RADIUSサーバーに対する認証要求の再送回数を0~8の値で指定します(単位:回)。
初回の送信を合わせて、RADIUSサーバーに対して最大で本設定+1回の認証要求が行われます。
プライマリー/セカンダリーのRADIUSサーバーが設定されている場合は、プライマリーRADIUSサーバーに対して本設定+1回の認証要求が送信されたあとに、セカンダリーRADIUSサーバーに対して同様に本設定+1回の認証要求が送信されます。
そのいずれの認証要求にも応答がないときは、認証失敗として処理します。
デフォルトは「1」(回)です。つまり、プライマリー/セカンダリーRADIUSサーバーにそれぞれ最大2回、認証要求が行われます。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
プライマリーへの復帰間隔 プライマリーRADIUSサーバーへの通信に失敗し、セカンダリーRADIUSサーバーに認証の要求先をフォールバック(交代)した後、再びプライマリーRADIUSサーバーに復帰するまでの時間を0~600の値で指定します(単位:秒)。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
ダイナミックVLAN 「有効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
「無効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報の設定にかかわらず、VAPに設定されたVLANが適用されます。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
Note
CB VAPでは、RADIUSサーバーの認証情報に設定されたSession-Timeout属性は未サポートとなります(無線AP側で破棄されます)。

Web認証 設定項目

■ 外部RADIUS 設定項目
Web認証にて「外部RADIUS」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 8:Web認証 外部RADIUS 設定項目
項目名 説明
認証ページプロキシー 外部のページを代わりに表示するか、無線AP自体による認証ページを表示するかを指定します。
  • 有効:
    外部のページを表示します。表示する外部ページは、別途「ベースURL」にて指定します。
    • ベースURL:
      Web認証に使用する外部のページのベースURLを指定します。
      指定のページにクライアントを直接接続する代わりに、無線APのプロキシー機能を使用します。
      認証ページのHTMLファイルの名前は「radius_login.html」です。
      無線APのプロキシーは、「(ベースURL)/radius_login.html」に掲載されたファイルを取得して無線クライアントの認証画面として表示します。
      例えば、ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合、「http://www.example.com/captive_portal/radius_login.html」の内容を表示します。
      radius_login.htmlに必要な記述については、「各種操作」/「認証」/「キャプティブポータルによるWeb認証」をご参照ください。
  • 無効:
    無線AP自体による認証ページを表示します。
    「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」に「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を指定した場合は、認証ページの表示言語を別途設定します。
    • 認証ページ言語:
      Webブラウザーに表示する認証ページの言語を「English」または「日本語」から選択します。デフォルトは「English」です。
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号(スペースを含む)で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。1~128文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
  • 無効
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。

  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」にてAT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本設定は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、または、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

■ クリックスルー 設定項目
Web認証にて「クリックスルー」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 9:Web認証 クリックスルー 設定項目
項目名 説明
認証ページプロキシー 外部のページを代わりに表示するか、無線AP自体による認証ページを表示するかを指定します。
  • 有効:
    外部のページを表示します。表示する外部ページは、別途「ベースURL」にて指定します。
    • ベースURL:
      Web認証に使用する外部のページのベースURLを指定します。
      指定のページにクライアントを直接接続する代わりに、無線APのプロキシー機能を使用します。
      認証ページのHTMLファイルの名前は「radius_login.html」です。
      無線APのプロキシーは、「(ベースURL)/radius_login.html」に掲載されたファイルを取得して無線クライアントの認証画面として表示します。
      例えば、ベースURLに「http://www.example.com/captive_portal」を指定した場合、「http://www.example.com/captive_portal/radius_login.html」の内容を表示します。
      radius_login.htmlに必要な記述については、「各種操作」/「認証」/「キャプティブポータルによるWeb認証」をご参照ください。
  • 無効:
    無線AP自体による認証ページを表示します。
    「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」に「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を指定した場合は、認証ページの表示言語および利用規約として文言を別途設定します。
    • 認証ページ言語:
      Webブラウザーに表示する認証ページの言語を「English」または「日本語」から選択します。デフォルトは「English」です。
    • 利用規約:
      無線APの認証ページに表示する利用規約の文言を最大1024文字で作成します。
      改行は1つにつき4文字として数えます。
      書式(文字の大小、色など)を指定することはできません。
Note
本設定は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」に「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」、「AT-TQ6602」を選択した場合に表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
  • 無効
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。

  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」にてAT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本設定は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、または、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

■ 外部ページリダイレクト 設定項目
Web認証にて「外部ページリダイレクト」を選択した場合、以下の項目を設定します。
表 10:Web認証 外部ページリダイレクト 設定項目
項目名 説明
外部ページURL リダイレクトさせるURLを1~128文字の半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。(必須)
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。
  • セッション維持:
    Web認証開始前にWebブラウザーにて指定したURLを表示します。
  • 固定URL
    別途、Web認証に成功した後に表示するURLを指定します。
  • 無効
    認証成功メッセージ表示後、ページを遷移しません。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能を使用するページのエントリー数を表示します。
ウォールドガーデン機能は、Web認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合には、Web認証ページが再度表示されます。
クリックすると、「ウォールドガーデンリスト」ダイアログが表示されます。

  • ウォールドガーデンリスト
    ウォールドガーデンを使用するアドレスを登録します。
    • アドレス:
      ウォールドガーデンを使用するアドレスを、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で指定します。最大50件まで登録できます。
      「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」にてAT-TQ7403、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2を選択した場合は、ウォールドガーデンエントリーにてFQDNを指定する際、いずれか1か所までワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。
      例えば、「*.example.jp」には、「www.example.jp」、「ftp.example.jp」などがヒットします。同様に、「example.*」には、「example.com」、「example.jp」などがヒットします。ワイルドカードは1つのエントリーに1つまで使用できます。複数のワイルドカード(「*.example.*」など)は指定できません。
    • 「追加」ボタン:
      アドレス欄に入力したアドレスをリストに登録します。
    • 「クリア」ボタン:
      アドレス欄の内容を消去します。
    • 「CSVから追加」ボタン:
      CSVファイルからアドレスを読み込みます。
      CSVファイルには、FQDN、IPアドレス、IPアドレス/マスクのいずれかの形式で記述したアドレスを1行に1エントリー記載します。
    • X アドレス:
      登録されたアドレスのエントリー数を表示します。
    • ウォールドガーデンアドレスを検索:
      入力された文字列を含む登録アドレスをリストに表示します。
    • アドレス:
      登録されたアドレスを表示します。
    • 削除:
      選択したアドレスを削除します。
    • 「保存」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を保存します。
    • 「閉じる」ボタン:
      ウォールドガーデンリストの変更を破棄し、ウォールドガーデンリストダイアログを閉じます。
ウォールドガーデン用DNSプロキシー ウォールドガーデンにDNSプロキシーを行うか否かを指定します。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードを使用したものが1つも登録されていない場合のみ、本項目で「有効」「無効」が選択できます。デフォルトは「無効」です。
  • ウォールドガーデンエントリーにワイルドカードが1つでも使用されていれば、「有効」固定となります。
Note
本設定は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」、または、「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
セッションタイムアウト セッションタイムアウトを0~86400の値で指定します(単位:秒)。
無線クライアントを認証成功後、タイムアウトに設定した時間が経過した際、自動的にセッションを終了します。
デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時の動作を、「再認証」または「切断」から選択します。
デフォルトは「再認証」です。

MACアクセス制御 設定項目


■ MACアドレスリスト選択時・MACアドレスリスト + 外部RADIUS選択時
「MACアドレスリスト」を含むオプション選択すると、AP共通設定のMACアドレスリスト欄で選択したMACアドレスリストに従って、リストに記録されたMACアドレスのみに接続を許可、または接続を拒否します。
CB共通設定画面では、適用するMACアドレスリスト名の表示はありません。

■ 外部RADIUS選択時・MACアドレスリスト + 外部RADIUS選択時
表 11:MACアクセス制御 外部RADIUS・MACアドレスリスト + 外部RADIUS 設定項目
項目名 説明
RADIUS Server Primary IPアドレス プライマリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。(必須)
RADIUS Server Primary シークレット プライマリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。
RADIUS Server Secondary IPアドレス セカンダリーとして使用するRADIUSサーバーのIPアドレスを入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server Secondary シークレット セカンダリーRADIUSサーバーに接続するためのパスワードを128文字までの半角英数記号で入力します。セカンダリーRADIUSサーバーを使用しない場合は空白のままにします。
RADIUS Server ポート番号 プライマリー、セカンダリーそれぞれの外部RADIUSサーバーのポート番号を1~65535の範囲で入力します。デフォルトは「1812」です。
RADIUSパケットの検証 RADIUSパケットの検証を行うか否かを指定します。
  • 「必須」にすると、RADIUSサーバーに対して、常にRADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めます。この場合、RADIUSサーバーがRADIUS Message-Authenticator属性をサポートしている必要があります。
  • 「無効」にすると、RADIUS Message-Authenticator属性の使用を求めません。第三者がRADIUSパケットを偽装した場合、不正なクライアントに接続を許可してしまうことがあります。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
User-Name Format 区切り文字 RADIUSサーバーには、ユーザーのMACアドレスは2桁区切りで、ユーザー名(RADIUS User-Name属性)として送信されます。
この際、RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の区切り文字を、「ハイフン」、「コロン」、「なし」から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
User-Name Format 大文字/小文字 RADIUSサーバーに問い合わせるユーザー名(MACアドレス)の大文字、小文字を選択します。デフォルトは「小文字」です。
User-Password Format 形式 RADIUSサーバーに問い合わせるパスワード(RADIUS User-Password属性)の形式を「固定値」または「ユーザー名」から選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
  • 「固定値」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせるMACアドレスにかかわらず、「User-Password Format パスワード」にて設定した文字列をパスワードに使用します。
  • 「ユーザー名」を選択すると、RADIUSサーバーに問い合わせる際、ユーザー名と同じ書式のMACアドレスをパスワードとして使用します。
User-Password Format パスワード 「User-Password Format 形式」を「固定値」に設定した場合に、RADIUSサーバーに送信する際のパスワードを設定します。
ダイナミックVLAN 「有効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報にユーザーの所属VLANが設定されている場合はそのVLANが適用されます。
「無効」にすると、RADIUSサーバーの認証情報の設定にかかわらず、VAPに設定されたVLANが適用されます。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、「AWC-CBを使用するAPモデルの選択」ダイアログで「AT-TQ7403」、「AT-TQ6403 GEN2」または「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合のみ表示されます。
Web認証との2ステップ認証 Web認証にて「なし」を除くいずれかの認証方式を選択している場合、Web認証とMACアクセス制御の2ステップでの認証を行います。
  • 「有効」を選択すると、Web認証とMACアクセス制御の両方の認証に成功した無線クライアントのみが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
  • 「無効」を選択すると、Web認証またはMACアクセス制御のいずれかの認証に成功した無線クライアントが該当のVAPを介した通信を行えるようになります。
Note
本項目は、AWC-CBを使用するAPモデルの選択にて「AT-TQ6702 GEN2 / AT-TQ6602 GEN2 / AT-TQ6702e GEN2」を選択した場合に表示されます。
デフォルトの状態、つまり、「User-Name Format 区切り文字」が「ハイフン」、「User-Name Format 大文字/小文字」が「小文字」、「User-Password Format 形式」が「ユーザー名」の場合、ユーザー名、パスワードは以下のようなフォーマットでRADIUSサーバーに送信されます。

高速ローミング 設定項目

表 12:高速ローミング 設定項目
項目名 説明
高速移行 IEEE 802.11r(Fast Basic Service Set Transition)による高速移行を行うか否かを設定します。
「有効」にすると、無線クライアントが接続中の無線APから別の無線APに移動する際IEEE 802.11rによる高速移行が可能になります。
デフォルトは「無効」です。
分散システム 分散システム(DS)を介して認証要求を行うか否かを設定します。
「有効」にすると、無線クライアントは、現在接続している無線APを介して移行先の無線APへ認証要求を行います(Over The DS)。
「無効」にすると、無線クライアントは、無線を介して直接移行先の無線APへ認証要求を行います(Over The Air)。
デフォルトは「無効」です。
Note
AT-TQ7403の無線3では分散システムを有効にした高速ローミングは未サポートです。APモデルで「AT-TQ7403」を選択した場合、無線3で高速ローミング機能を使用するときは、本項目を「無効」に設定してください。
モビリティドメイン 高速移行を行う無線APのドメインを4桁の16進数(0~9、A~F、a~f)で設定します。大文字小文字は区別されません。
無線端末は同じモビリティドメインを持つAP間でIEEE 802.11r 高速移行を行えます。
デフォルトは「a1b2」です。
PMK-R0 保持時間 PMK-R0の保持時間を1~65535の値(単位:分)で設定します。
保持時間を超えた場合、IEEE 802.11r 高速移動は行われません。
デフォルトは「10000」です。
AES Key AP間でPMK-R1をやり取りするときの暗号化に用いる鍵を32桁の16進数(0~9、A~F、a~f)で指定します。大文字小文字は区別されません。デフォルトは空欄です。
Note
高速ローミングを利用する場合は必須項目となります。IEEE 802.11kまたはIEEE 802.11vを利用し高速移行(IEEE 802.11r)を利用しない場合でも、必ず設定してください。
IEEE 802.11k RRM IEEE 802.11k RRM(無線リソース管理)を有効にするか否かを設定します。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、AWC-CBを使用するAPモデルの選択にて「AT-TQ6602」または「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。
IEEE 802.11v WNM IEEE 802.11v WNM(無線ネットワーク管理)を有効にするか否かを設定します。
デフォルトは「無効」です。
Note
本項目は、AWC-CBを使用するAPモデルの選択にて「AT-TQ6602」または「AT-TQ5403 / AT-TQ5403e」を選択した場合に表示されます。

プロキシーARP 設定項目

表 13:プロキシーARP 設定項目
項目名 説明
未学習のARPパケットを透過
未学習のARPパケットを透過するか否かを設定します。
デフォルトは「無効」で、無線APに接続されていない無線クライアント宛てのARP要求は破棄し、無線出力にフラッディングしません。
プロキシーARPが動作するには無線APが接続されている無線クライアントのIP情報を学習する必要があり、下記のいずれかのフレームによって学習が行われます。
次のフレームを送信しない無線クライアントは無線APのARPテーブルに学習されないため、通信ができなくなります。
  • DHCP Ack ※1
  • ARP Announcement ※2
  • ARP Probe ※2
  • ARP request ※2
  • ARP reply ※2
※1 無線クライアントに対するDHCP Ackが送信されたとき
※2 無線クライアントからの該当フレームが送信されたとき

「有効」にすると、無線APのARPテーブルに学習されていないIPアドレス宛てのARP要求を無線出力にフラッディングし、アドレス解決を試みます。
一部の無線クライアントの学習漏れを防ぐことはできますが、代わりに未学習のIPアドレスの問い合わせが増えると無線帯域を消費します。

CB共通設定の編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. CB共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  4. 編集したい情報の編集を行います。
  5. コンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

CB共通設定の削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. CB共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「削除」ボタンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / チャンネルブランケット / チャンネルブランケットの作成



CB共通設定に基づいてチャンネルブランケットを作成します。
例えば異なるフロアに同様のネットワークを構築する場合など、1つのCB共通設定を用いて複数のチャンネルブランケットを作成できます。

チャンネルブランケットの作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。

  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
    CB共通設定の設定情報が表示されます。

  3. コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面が表示されます。

  4. コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」右上の設定メニュー(歯車アイコン)から「新規作成」を選択します。

    「チャンネルブランケット新規作成」ダイアログが表示されます。

    表 1:「チャンネルブランケット新規作成」ダイアログ
    項目名 説明
    CB名 チャンネルブランケットの名前を入力します。1~100文字で、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % & ' ( ) ` @ + - , _ = ^ ~ [ ] { } ;)で指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    CB管理VLAN チャンネルブランケットの管理に使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    Note
    CB管理VLANには、無線APの管理用VLAN IDや、VAPのVLAN IDとは異なるVLAN IDを指定してください。
    管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを選択します。CB共通設定にて選択した管理グループのうち、いずれか1つをドロップダウンリストから選択します。(必須)
  5. 設定を終えたら「追加」ボタンをクリックします。

    CB共通設定編集画面のチャンネルブランケット一覧に、新たに作成したチャンネルブランケットが追加されます。

  6. 作成したチャンネルブランケットを一旦保存する場合は、画面右上の「保存」ボタンをクリックします。
    続けてチャンネルブランケットの所属APを選択する場合は、「チャンネルブランケットの所属APの選択」の手順4から続けます。

チャンネルブランケットの所属APの選択

CB共通設定編集画面にて作成したチャンネルブランケットに所属させる無線APを選択します。
「チャンネルブランケットの作成」に続けて無線APの選択を行う場合は、本項の手順4から続けてください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。

  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。

  3. CB共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面が表示されます。

  4. コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、作成したチャンネルブランケットの「AP一覧」ボタンをクリックします。

    「所属AP一覧」ダイアログが表示されます。
    タイトルには、選択したチャンネルブランケット名が表示されます。

    表 2:「所属AP一覧」ダイアログ
    項目名 説明
    X AP チャンネルブランケットに所属する無線APの数を表示します。
    「所属AP編集」ボタン チャンネルブランケットに所属させる無線APを選択します。
    「無線APを追加/解除」ダイアログが表示されます。
    無線APを検索 検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「フロアマップ名」「管理グループ名」「AP共通設定」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
    タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
    Note
    タグを選択するには、一度リストを拡張表示(詳細表示をクリック)する必要があります
    タグ 「無線APを検索」欄の下には、登録されているすべてのタグが表示されます。
    機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。
    CB 該当の無線AP機種がAWC-CBをサポートするかを、「サポート」または「未判別」で表示します。
    Note
    サポート状況は、AWCプラグインが内蔵するサポート機種のMACアドレス範囲情報を基に、選択されたデバイスのMACアドレスを判別して表示します。使用するAWCプラグインバージョンとデバイスの製造時期によっては、正規にチャンネルブランケットをサポートする機種であっても「未判別」と表示されることがあります。
    IPアドレス IPアドレスが表示されます。
    MACアドレス MACアドレスが表示されます。
    フロアマップ名 無線APが配置されているフロアマップ名が表示されます。
    「解除」ボタン(ゴミ箱アイコン) 該当の無線APをチャンネルブランケットの所属APから除外します。
    閉じる 「所属AP一覧」ダイアログを閉じ、CB共通設定編集画面に戻ります。
  5. ダイアログ右上の「所属AP編集」ボタンをクリックします。
    「無線APを追加/解除」ダイアログが表示されます。

    表 3:「無線APを追加/解除」ダイアログ
    項目名 説明
    ダイアログ上部
    「無線AP」ボタン ダイアログを無線AP一覧表示に切り替えます。
    チャンネルブランケットに所属させる無線APを、管理グループ配下の無線AP一覧から選択します。
    「フロアマップ」ボタン ダイアログをフロアマップ一覧表示に切り替えます。
    チャンネルブランケットに所属させる無線APを、管理グループ配下のフロアマップから選択します。
    無線AP選択表示
    無線APを検索 検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「フロアマップ名」「管理グループ名」「AP共通設定」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
    タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
    Note
    タグを選択するには、一度リストを拡張表示(詳細表示をクリック)する必要があります
    タグ 「無線APを検索」欄の下には、登録されているすべてのタグが表示されます。
    チェックボックス 無線APの選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内の無線APすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
    機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。
    CB 該当の無線AP機種がAWC-CBをサポートするかを、「サポート」または「未判別」で表示します。
    Note
    サポート状況は、AWCプラグインが内蔵するサポート機種のMACアドレス範囲情報を基に、選択されたデバイスのMACアドレスを判別して表示します。使用するAWCプラグインバージョンとデバイスの製造時期によっては、正規にチャンネルブランケットをサポートする機種であっても「未判別」と表示されることがあります。
    IPアドレス IPアドレスが表示されます。
    MACアドレス MACアドレスが表示されます。
    フロアマップ名 無線APが配置されているフロアマップ名が表示されます。
    保存 所属させる無線APの選択状態を保存します。
    戻る 所属させる無線APの選択状態を保存せず、「所属AP一覧」ダイアログに戻ります。
    フロアマップ一覧表示
    X フロアマップ フロアマップの総数が表示されます。
    フロアマップを検索 検索したいキーワードを入力します。
    現在の表示対象のうち、「フロアマップ名」「管理グループ名」「タグ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    フロアマップパネル 作成したフロアマップパネルが表示され、フロアマップに属している無線AP数とフロアマップ名が表示されます。
    パネルの上にマウスオーバーすると透過パネルに切り替わり、「詳細画面を見る」の文字が表示されます。パネルまたは「詳細画面を見る」をクリックするとフロアマップの詳細表示画面に移動します。
    表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
    << 最初のリストに戻ります。
    番号 ページ番号です。
    >> 最後のリストに移動します。
    保存 所属させる無線APの選択状態を保存します。
    戻る 所属させる無線APの選択状態を保存せず、CB共通設定編集画面に戻ります。
    フロアマップ詳細表示
    フロアマップ名 フロアマップ名を表示します。
    フロアマップ フロアマップと、配置されている無線APがグラフィカルに表示されます。

    • 無線APにマウスカーソルを置くと、無線APのIPアドレス、MACアドレス、機種名とチャンネルブランケットのサポート可/未判別を示すポップアップが表示されます。

    • 無線APをクリックすると、無線APアイコンの背景に青丸が表示され、選択状態に切り替わります。複数の無線APを選択することも可能です。

    • 無線APアイコンの選択を解除する場合は、再度、無線APアイコンをクリックし通常の無線APアイコンの状態にします。

    • 濃い灰色の無線APアイコンは、他のチャンネルブランケットに所属済みであることを表します。
    保存 所属させる無線APの選択状態を保存します。
    戻る 所属させる無線APの選択状態を保存せず、フロアマップ一覧表示に戻ります。
  6. チャンネルブランケットに所属させる無線APを選択し、「保存」ボタンをクリックします。
    「所属AP一覧」ダイアログに、選択した無線APが表示されます。

  7. 「所属AP一覧」ダイアログの「閉じる」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面に戻ります。
    設定した所属APは、チャンネルブランケットの割当AP数に反映されます。

  8. CB共通設定編集画面の右上の「保存」ボタンをクリックします。
    CB共通設定詳細画面が表示されます。

チャンネルブランケットの作成手順は以上です。
チャンネルブランケットの作成・編集を含む、CB共通設定の変更を無線APに反映するには、CB共通設定の適用を行う必要があります。

チャンネルブランケットの分割、結合

1つのチャンネルブランケットに多数の無線APが所属している場合、無線クライアントのスループットが低下したり、通信が不安定になることがあります。
また、小さなチャンネルブランケットを多数作成した場合、チャンネルブランケット間では無線クライアントの接続情報は共有されないためローミングが発生してしまい、チャンネルブランケットの利点を活用できないことがあります。
適切なチャンネルブランケットの規模になるように、AWCプラグインの提案を利用して分割または結合することができます。



チャンネルブランケットの分割

接続クライアントの動きなどを学習し、チャンネルブランケットを利用環境に応じたグループに分割することで、通信状況を改善することができます。
Note
チャンネルブランケットの分割を行うには、チャンネルブランケットに所属するすべての無線APがフロアマップに配置されている必要があります。

  1. チャンネルブランケット一覧にて、分割を行うチャンネルブランケットにチェックをつけます。
    複数のチャンネルブランケットが登録されている場合は、複数選択できます。

  2. 右上の設定メニュー(歯車アイコン)から、「分割」を選択します。

    「チャンネルブランケットの分割」ダイアログが表示されます。
  3. 「チャンネルブランケットの分割」ダイアログにて、分割の方法、数を指定します。


    AWCプラグインは、配置されたフロアマップ上の位置を考慮して適切なチャンネルブランケット数に分割する例を提案します。複数のチャンネルブランケットを選択した場合は、それらのチャンネルブランケットを一旦結合したものとして、適切な規模となる数、所属APを計算します。

    表 4:チャンネルブランケットの分割
    項目名 説明
    干渉低減の提案 チャンネルブランケットの結合・分割に伴い、新しく提案されるチャンネルブランケットの電波干渉を抑えるよう、チャンネルの割り当てを提案します。
    デフォルトではチェックありです。
    チャンネルブランケット接続履歴の利用 無線クライアント接続履歴が有効に設定されており、かつ、チャンネルブランケットへの接続履歴が1日分以上蓄積されている場合、接続履歴に基づいてチャンネルブランケットの分割を提案します。
    デフォルトではチェックなしです。
    分割数 チャンネルブランケットの分割数を自動、または2~5の値で指定します。
    分割数はデフォルトでは「自動」です。所属APの規模によっては元のチャンネルブランケット数より少なくなる場合もあります。
    2~5の値を手動で選択した場合は、無線APの通信が最適となるよう、指定された個数のチャンネルブランケットに分割します。元の無線APが少ない場合は、単独の無線APからなるチャンネルブランケットが作成されるなど、チャンネルブランケットの利点が得られないこともありますので、この場合は分割数を減らしてください。

    分割後のチャンネルブランケット名は、「ブランケット名_1」「ブランケット名_2」のように、ダイアログ上部の分割前チャンネルブランケット一覧から選択したものの名前に、アンダースコア(_)と枝番を添えたものになります。これらは必要に応じてあとで変更できます。
    それぞれ、使用チャンネルに変更があったチャンネルブランケットでは、分割後のチャンネルが青色・太字で強調表示されます。

    また、「チャンネルブランケットの分割」ダイアログ右上の表示形式ボタンから「フロアマップ」を選択すると、分割後のチャンネルブランケットの所属APのイメージを色分けして確認することができます。

  4. 提案が満足な場合は、「分割」ボタンをクリックします。
    ブランケット一覧に分割後のチャンネルブランケットの情報が反映されます。
  5. CB共通設定編集画面の右上の「保存」ボタンをクリックします。
    CB共通設定詳細画面が表示されます。
チャンネルブランケット定義の分割の手順は以上です。
実際の動作に反映するには、「CB共通設定の適用」を行う必要があります。

チャンネルブランケットの結合

細分化しすぎたチャンネルブランケットを結合することで、より快適なサービスエリアを実現します。
  1. チャンネルブランケット一覧にて、結合を行う複数のチャンネルブランケットにチェックをつけます。

  2. 右上の設定メニュー(歯車アイコン)から、「結合」を選択します。
    「チャンネルブランケットの結合」ダイアログが表示されます。

  3. 「チャンネルブランケットの結合」ダイアログにて、結合先のチャンネルブランケット名を指定します。
    デフォルトは、選択したチャンネルブランケットのうち一番上のものです。
    これは必要に応じてあとで変更できます。

    また、「チャンネルブランケットの結合」ダイアログ右上の表示形式ボタンから「フロアマップ」を選択すると、結合後のチャンネルブランケットの所属APのイメージを色分けして確認することができます。

  4. 提案が満足な場合は、「結合」ボタンをクリックします。
    ブランケット一覧に結合後のチャンネルブランケットの情報が反映されます。
  5. CB共通設定編集画面の右上の「保存」ボタンをクリックします。
    CB共通設定詳細画面が表示されます。
チャンネルブランケット定義の結合の手順は以上です。
実際の動作に反映するには、「CB共通設定の適用」を行う必要があります。

CB共通設定の適用

CB共通設定を無線APに適用し、チャンネルブランケットを運用します。

初期状態の無線APに適用する場合

CB共通設定を適用するためには、無線APにAP共通設定が適用され、AWCプラグインの管理下に置かれている必要があります。
AP共通設定が適用されていない場合は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの登録、情報編集、削除」「各種操作」/「無線管理」/「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」を参考に、無線APにAP共通設定を適用します。
チャンネルブランケットの所属APの場合、無線APにAP共通設定を割り当てると、同時にCB共通設定や、個別設定も適用されます。無線APの管理が開始され、セル型、ブランケット型の無線ネットワークが提供されます。

運用中の無線APに適用する場合

既にAP共通設定が適用されている無線APの場合は、設定機能/チャンネルブランケット設定一覧画面から、設定(CB共通設定、AP共通設定、個別設定)の変更の適用を行えます。
設定適用は、該当のCB共通設定に基づいたいずれかのチャンネルブランケットに所属する無線APすべてに対して、または、特定のチャンネルブランケットに所属する無線APすべてに対して、一括して行われます。

CB共通設定に基づくすべてのチャンネルブランケットに適用する

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    設定機能/チャンネルブランケット設定一覧画面が表示されます。
    コンテンツ欄の一覧には、AWCプラグインに登録されたすべてのCB共通設定が表示されます。

    表 5:CB共通設定一覧
    項目名 説明
    X CB共通設定 CB共通設定の総数が表示されます。
    X 選択中 選択済みのCB共通設定(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
    CB共通設定を検索 CB共通設定の検索を行えます。
    現在の表示対象のうち、「CB共通設定名」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
    検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

    Note
    複数の内容を含む項目の中の区切り文字(複数の管理グループを設定している場合の「, 」など)は検索対象になりません。ただし、文字列として使用している場合は検索できます。
    チェックボックス CB共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のCB共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
    CB共通設定名 CB共通設定名が表示されます。
    管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを表示します。
    割当AP数 CB共通設定を設定した無線AP数が表示されます。
    未適用AP数 設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。
    「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) CB共通設定の詳細画面が表示されます。CB共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「CB共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
  2. 設定適用を行うCB共通設定のチェックボックスをクリックし、チェックを入れます。

  3. コンテンツ欄右上の「設定適用」ボタンをクリックします。
    「設定適用」ダイアログが表示されます。

  4. 「設定適用」ダイアログに表示される無線APの一覧を確認し、「OK」ボタンをクリックします。
  5. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。

特定のチャンネルブランケットに適用する

CB共通設定のうち、個別の無線APに設定が適用されるのは、VAP(マルチSSID)設定のみです。
CB共通設定が複数のチャンネルブランケットに適用されており、そのうちの一部のチャンネルブランケットの構成のみを変更し、VAP設定に変更がないた場合は、該当のチャンネルブランケットに所属する無線APにのみ設定適用が必要となります。その他のチャンネルブランケットに設定適用を行う必要はありません。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    設定機能/チャンネルブランケット設定一覧画面が表示されます。
    コンテンツ欄の一覧には、AWCプラグインに登録されたすべてのCB共通設定が表示されます。

  2. コンテンツ欄上部の「チャンネルブランケット」ボタンをクリックし、チャンネルブランケット一覧を表示します。

    表 6:チャンネルブランケット一覧
    項目名 説明
    X CB チャンネルブランケットの総数が表示されます。
    X 選択中 選択済みのチャンネルブランケット(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
    CB共通設定を検索 CB共通設定の検索を行えます。検索したいキーワードを入力します。
    検索後、元のリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    チェックボックス チャンネルブランケットの選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のチャンネルブランケットすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
    CB名 チャンネルブランケット名が表示されます。
    CB共通設定名 チャンネルブランケットが基とするCB共通設定名が表示されます。
    管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを表示します。
    割当AP数 CB共通設定を設定した無線AP数が表示されます。
    未適用AP数 設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。
    「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) CB共通設定の詳細画面が表示されます。CB共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「チャンネルブランケットの作成」の「チャンネルブランケットの情報の確認」をご覧ください。
  3. 設定適用を行うチャンネルブランケットのチェックボックスをクリックし、チェックを入れます。

  4. コンテンツ欄右上の「設定適用」ボタンをクリックします。
    「設定適用」ダイアログが表示されます。

  5. 「設定適用」ダイアログに表示される無線APの一覧を確認し、「OK」ボタンをクリックします。
  6. 完了のメッセージが表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。
以上で、CB共通設定の変更が無線APに適用されます。また、該当の無線APに適用されたAP共通設定や個別設定に変更がある場合は、同時に無線APの動作に反映されます。

チャンネルブランケットの情報の確認

設定の確認

チャンネルブランケット詳細画面では、AWCプラグインに設定されたチャンネルブランケット設定の状態を確認できます。
チャンネルブランケット詳細画面は下記の方法で表示できます。

■ すべてのチャンネルブランケットの一覧から表示する
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面が表示されます。
  2. コンテンツ欄上部の「チャンネルブランケット」ボタンをクリックします。
    「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面下部の一覧表示がチャンネルブランケット一覧に切り替わります。
    チャンネルブランケット一覧には、AWCプラグインに登録された、すべてのチャンネルブランケットが表示されます。
  3. チャンネルブランケット一覧各行の一番右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
    選択したチャンネルブランケットの詳細画面が表示されます。

■ CB共通設定に基づくチャンネルブランケットの一覧から表示する
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。
    「設定機能/チャンネルブランケット設定一覧」画面が表示されます。
  2. CB共通設定一覧各行の一番右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
    「CB共通設定詳細」画面が表示されます。
    「CB共通設定詳細」画面下部の「チャンネルブランケット一覧」には、選択したCB共通設定に基づくチャンネルブランケットが表示されます。
  3. チャンネルブランケット一覧各行の一番右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
    選択したチャンネルブランケットの詳細画面が表示されます。

表 7:チャンネルブランケット詳細
項目名 説明
チャンネルブランケット設定
CB名 チャンネルブランケット名を表示します。
CB管理VLAN チャンネルブランケットの管理VLANのVLAN IDを表示します。
管理グループ チャンネルブランケットが所属する管理グループを表示します。
CB VAP設定
CB VAP CB VAP番号を表示します。
BSSID チャンネルブランケットのCB VAPに設定されたBSSIDを表示します。
このBSSIDは、AWCプラグインが持つMACアドレスプールから自動選択し、同じチャンネルブランケットに所属する無線APすべてが共通して使用します。
一旦設定されたBSSIDは該当のMACアドレスを持つ無線APが管理下から外れた場合も維持されます。
SSID チャンネルブランケットのSSIDを表示します。
無線AP一覧
「無線AP」ボタン コンテンツ欄の「AP一覧」にて、無線AP一覧を表示します。
デフォルトは無線APが選択されています。
「フロアマップ」ボタン コンテンツ欄の「AP一覧」にて、フロアマップ形式で所属APを表示します。
無線AP一覧表示時
X AP チャンネルブランケットに所属する無線APの数を表示します。
無線APを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 無線APの機器名を表示します。
IPアドレス 無線APのIPアドレスを表示します。
MACアドレス 無線APのMACアドレスを表示します。
管理状態 管理状態が以下の内容で表示されます。
  • 未管理:
    IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

  • 探索中:
    AWCプラグインが無線APを探索している状態

  • 適用中:
    AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

  • 管理中:
    AWCプラグインが無線APを管理している状態

  • 管理失敗:
    AWCプラグインが無線APの管理下から外れた状態
設定状態 設定状態が以下内容で表示されます。
  • 未適用:
    今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

  • 最新:
    無線APに対して最新の設定が適用されている状態

  • 変更有:
    無線APに対して最新の設定が適用されていない状態
フロアマップ名 無線APが配置されているフロアマップ名を表示します。
「詳細設定」ボタン(虫めがねアイコン) 無線APの詳細画面が表示されます。無線APの詳細画面の説明は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの各種情報の表示」をご覧ください。
フロアマップ表示時
X フロアマップ フロアマップの総数が表示されます。
フロアマップを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「フロアマップ名」「管理グループ名」「タグ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フロアマップパネル チャンネルブランケットの所属APが配置されたフロアのフロアマップパネルが表示され、フロアマップに配置された無線AP数、チャンネルブランケットに所属している無線AP数とフロアマップ名が表示されます。

  • X AP 選択中:チャンネルブランケットに所属している無線AP数を表示します。
  • X AP 配置中:フロアマップに配置された無線APの総数を表示します。

パネルの上にマウスオーバーすると透過パネルに切り替わり、「詳細画面を見る」の文字が表示されます。パネルまたは「詳細画面を見る」をクリックすると「無線APを確認」ダイアログを表示します。
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。
「無線APを確認」ダイアログ

運用状況の確認

「監視機能/チャンネルブランケット一覧」画面では、AWCプラグインで管理しているチャンネルブランケットのSSIDごとに、接続クライアント数などの情報を確認できます。
「監視機能/チャンネルブランケット一覧」画面を表示するには、メニューから「無線モニター」→「チャンネルブランケット」を選択します。

表 8:チャンネルブランケット一覧
項目名 説明
X チャンネルブランケット チャンネルブランケットで運用されているVAPの数を表示します。
チャンネルブランケットを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「CB名」「SSID」「CB共通設定名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
CB名 チャンネルブランケット名を表示します。
SSID チャンネルブランケットで運用されているVAPのSSIDを表示します。
CB共通設定名 チャンネルブランケットに適用されているCB共通設定名を表示します。
BSSID チャンネルブランケットで運用されているVAPのBSSIDを表示します。
このBSSIDは、AWCプラグインが持つMACアドレスプールから自動選択し、同じチャンネルブランケットに所属する無線APすべてが共通して使用します。
一旦設定されたBSSIDは該当のMACアドレスを持つ無線APが管理下から外れた場合も維持されます。
割当AP数 チャンネルブランケットの設定が割り当てられた無線AP数を表示します。
一時的に電源がオフになっているなど、実際には運用されていない無線APも含みます。
参加AP数 チャンネルブランケットに参加している無線AP数を表示します。
AWCプラグインにて管理中の無線APのうち、実際にチャンネルブランケットの一員としてVAPのサービスを提供しているもののみを計上します。一時的に電源がオフになっている無線AP、他の無線APとの距離が近くチャンネルブランケットのVAPの信号を出力していない無線APなどは含まれません。
接続クライアント チャンネルブランケットのVAPに接続している無線クライアントの数を表示します。

チャンネルブランケットの編集

チャンネルブランケット名、CB管理VLAN、管理グループを変更します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。

  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。

  3. CB共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面が表示されます。

  4. コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、作成したチャンネルブランケットの「編集」ボタンをクリックします。
    今回は、「チャンネルブランケット一覧」には先ほど作成したチャンネルブランケットが1つだけ登録されていますが、同じCB共通設定を適用するチャンネルブランケットを多数作成している場合は、「チャンネルブランケットを検索」欄にキーワードを入力して、表示対象を絞り込むこともできます。
    現在の表示対象のうち、「CB名」「CB管理VLAN」「管理グループ」「フロアマップ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

    「チャンネルブランケット編集」ダイアログが表示されます。

    表 9:「チャンネルブランケット編集」ダイアログ
    項目名 説明
    CB名 チャンネルブランケットの名前を入力します。1~100文字で、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % & ' ( ) ` @ + - , _ = ^ ~ [ ] { } ;)で指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    CB管理VLAN チャンネルブランケットの管理に使用するVLAN IDを1~4094の数字で入力します。(必須)
    Note
    CB管理VLANには、無線APの管理用VLAN IDや、VAPのVLAN IDとは異なるVLAN IDを指定してください。
    管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを選択します。CB共通設定にて選択した管理グループのうち、いずれか1つをドロップダウンリストから選択します。
    管理グループを変更すると、現在チャンネルブランケットに所属している無線APがすべて解除されます。
    「確認」ダイアログが表示されますので、管理グループを変更する場合は「OK」ボタンをクリックします。
  5. 設定を終えたら「保存」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面のチャンネルブランケット一覧に、チャンネルブランケットの変更が反映されます。

  6. BSSIDを確認します。コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、作成したチャンネルブランケットの「BSSID」ボタンをクリックします。
    「BSSID編集」ダイアログが表示されます。

    表 10:「BSSID編集」ダイアログ
    項目名 説明
    BSSID CB VAPに設定されているBSSIDを表示します。
    「再取得」ボタン 該当のCB VAPに設定するBSSIDを再取得します。
    このBSSIDは、AWCプラグインが持つMACアドレスプールから自動選択し、同じチャンネルブランケットに所属する無線APすべてが共通して使用します。
    一旦設定されたBSSIDは該当のMACアドレスを持つ無線APが管理下から外れた場合も維持されます。
    通常、CB VAPのBSSIDを変更する必要はありません。
    ただし、BSSIDの基となった無線APを管理下から外し、その後同じチャンネルブランケットに戻す予定がない場合は、該当の無線APに基づくBSSIDを新たなネットワークで使用できるよう、他の設定変更を行う際などに、BSSIDの再取得を行って、チャンネルブランケット内に存在しない無線APに基づくBSSIDを解放しておくことをお勧めします。
  7. 確認を終えたら「保存」ボタンをクリックします。
  8. 画面右上の「保存」ボタンをクリックし、チャンネルブランケットの設定変更をCB共通設定に保存します。

チャンネルブランケットの削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「CB共通設定」を選択します。

  2. チャンネルブランケット設定一覧から編集するCB共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。

  3. CB共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面が表示されます。

  4. コンテンツ欄下部の「チャンネルブランケット一覧」にて、作成したチャンネルブランケットの「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックします。

  5. 「確認」ダイアログが開きます。
  6. 「削除」ボタンをクリックします。
    CB共通設定編集画面のチャンネルブランケット一覧に、チャンネルブランケットの変更が反映されます。

  7. 画面右上の「保存」ボタンをクリックし、チャンネルブランケットの設定変更をCB共通設定に保存します。

各種操作 / スマートコネクト / 概要



Note
AWC-SCは、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2ファームウェアバージョン8.0.3-0.x以降にてサポートします。
なお、SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。

AWC-SC(AWC-Smart Connect)

AWC-SC(AWC-Smart Connect)は、AP間の自律的な無線接続により、無線ネットワークの導入や拡張を効率化する弊社独自のソリューションです。
AWC-SCを利用した無線ネットワーク(スマートコネクトネットワーク)では、WDSのようにAP間を無線で接続するため、最上位のルートAPを除き、有線LANへの接続は不要です。
また、WDSでは無線のみで接続されるサテライトAPへの事前設定が必要ですが、AWC-SCではサテライトAPが接続されたサブネットで通信可能なDHCPサーバーを設置し、AWCプラグインにサテライトAPのMACアドレスを登録しておけば、サテライトAP側は工場出荷状態のまま設置して電源を入れるだけでスマートコネクトネットワークに参加できます。
スマートコネクトネットワークでは、周囲の状況に合わせてAP間の無線接続経路を動的に変更するため、最適な経路で通信が行われるとともに、通信経路の冗長化も実現します。

■ 従来型の無線ネットワーク


■ スマートコネクト

無線APの役割

AWC-SCにおいて、無線APの役割は次のように大別されます。


実際の環境では、無線AP間の人や物の動きによって信号の感度も変化し、通信の状態が悪い場合にはサテライトAPの上位接続先を切り替えるよう試みます。


■ AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403の場合
AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403からなるスマートコネクトネットワークでは、ルートAP、コネクターAPともに、最大4台の無線APを下流に直接接続できます。
最も混雑した状況では、ルートAP 1台に対し最大で、コネクターAPが4台、ターミネーターAPが16台まで接続できます。


このサテライトAPの数に対し、ルートAPの数に余裕を持ってネットワークを設計することをお勧めします。
ルートAPの数に余裕がない場合、サテライトAPの設置した順番によって想定する最適な経路とならない場合があります。
例えば、ルートAPとサテライトAP(ここではAP 1とします)の間の通信状態が安定しているものの、電波が非常に弱い場合、サテライトAPはコネクターAPとして他の無線AP(AP 2とします)からのスマートコネクトの接続要求を受け入れることができません。


ルートAPとAP 1との間に、新しい無線AP(AP 3とします)を設置します。
ルートAPに余裕がある場合、まずルートAPとAP 3がより強い電波でスマートコネクトの接続を確立します。その後、接続経路が最適化されることにより、AP 3がコネクターAPとして、AP 3-AP 1間、AP 3-AP 2間を接続できます。


しかし、ルートAPに既に4台のサテライトAPが接続しており、ルートAP-AP1間が電波強度が弱いながらも安定して接続している場合、AP 3がスマートコネクトネットワークに加入できません。


このような場合は、弱い電波で接続しているAP 1を一時的に停止します。これにより、AP 3がルートAP配下に参加することができます。AP 3をコネクターAPとしてAP 2が、さらに再起動したAP 1が、スマートコネクトネットワークに加入できるようになります。


■ AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2の場合
AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2からなるスマートコネクトネットワークの場合は、1台のルートAPに対して、コネクターAP、ターミネーターAPを問わず、最大で21台のサテライトAPが接続できます。
最大2ホップ(ルートAP-コネクターAP-ターミネーターAP)までの中継をサポートします。コネクターAPからさらに異なるコネクターAPに中継することはできません。

Note
サテライトAPを設置する際は、隣接する無線AP数と距離にご注意ください。
無線AP間の距離が短くなるようにサテライトAPを大量に配置すると、スマートコネクトネットワーク全体のスループットが大きく低下することがあります。

使用するVAP

AWC-SCでは、無線AP間での有線ネットワークに代わる通信手段として、2つのVAPを使用します。
Note
AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。

必要ライセンス

AWCプラグインにてAWC-SC機能を使用するには、以下のライセンスが必要となります。
無線スマートコネクトライセンスは、AWC-SCに所属する無線APの台数に応じて、必要な口数が変化します。無線スマートコネクトライセンス 1口で無線AP 10台まで対応し、ライセンスを追加購入することでスマートコネクトに所属可能な無線APの台数を拡張することができます。
また、これらに加えてAWC-CBを併用する場合は、AWC-SC、AWC-CBの両方を適用する無線APと同数の無線スマートコネクトライセンス、無線チャンネルブランケットライセンスが必要となります。
表 1:必要ライセンス数の例
  非スマートコネクト スマートコネクト 合計 ライセンス数
セル型 AWC-CB セル型 AWC-CB
無線AP台数 16台 16台 16台 16台 64台  
AT-Vista Manager EXライセンス 1台 1台 1口
無線LANコントローラーライセンス(10AP) 16AP 16AP 16AP 16AP 64AP 7口(最大70AP)
無線チャンネルブランケットライセンス(10AP)   16AP   16AP 32AP 4口(最大40AP)
無線スマートコネクトライセンス(10AP)     16AP 16AP 32AP 4口(最大40AP)
Note
無線スマートコネクトライセンスの台数は、ルートAP、サテライトAPの両方を合わせたAP数分のライセンスをご用意ください。

対応無線AP

AWC-SCに所属できる無線APの機種は以下の通りです。

対応可能数

AWCプラグインで管理可能なAWC-SC関連の設定数は以下の通りです。
Note
上記の無線AP数は接続可能な上限を示しており、通信品質を保証するものではありません。
通信品質を確保するには、利用環境や利用帯域を考慮して設計してください。

スマートコネクト導入の流れ

設定は以下の手順で行います。

有線接続でスマートコネクトを設定する場合

無線APを登録するに当たり、AWCプラグインに対し、無線APのMACアドレスとIPアドレスの設定が必要です。
なお、無線通信のみで接続を行うサテライトAPでは、設定完了後にUTPケーブルを抜くため、別途、ACアダプターをご用意ください。
  1. 無線APのWeb設定画面にアクセスし、IPアドレスを設定します。
    無線APを設定用PCとUTPケーブルで直接接続、または、スイッチを介してUTPケーブルで接続して、Web設定画面から、無線APに固定のIPアドレスを設定します。
    Note
    ルートAPは、DHCPサーバーから静的に登録したIPアドレスを取得することもできます。
  2. AWCプラグインのWeb管理画面にアクセスします。
  3. 「AP登録・設定」画面にて、無線APを登録します。
    該当の無線APの管理グループ、MACアドレス、IPアドレスを指定します。
  4. AP共通設定を作成します。
    「AP共通設定」画面にて、AWC-SC管理下の無線APと無線クライアントとの通信に用いるAP共通設定を作成します。
    AWC-SC管理下の無線AP間の通信には、追って作成するSC共通設定を使用します。このSC共通設定では、AWC-SCに使用する無線バンドのVAP1、VAP2に、専用のVAPを作成します。
    通常のクライアントサービス用の通信には、異なる無線バンドを使用します。
  5. 必要に応じて、CB共通設定を作成します。
    また、併せてCB共通設定を適用するチャンネルブランケットを作成し、所属する無線APを選択します。
    詳細な手順については、「CB共通設定の作成、編集、削除」「チャンネルブランケットの作成」をご覧ください。
    CB VAPを作成する際には、スマートコネクトに使用する無線バンドとは異なる無線バンドで、手順4で作成したセル型無線ネットワークとして使用するVAPのVAP番号を避けて、CB VAPのVAP番号を指定してください。
  6. SC共通設定を作成します。
    「SC共通設定」画面にて、AWC-SC配下の無線AP同士の通信を行うための、SC共通設定を作成します。
    1つの管理グループに対して、SC共通設定は1つだけ作成できます。複数のスマートコネクトネットワークを作成する場合は、管理グループを分ける必要があります。
    SC共通設定を適用する管理グループや、無線AP同士の通信を行うためのSC管理用SSIDを設定します。また、使用する無線バンドやチャンネルの設定はここで行います。
    詳細な手順については、「SC共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
  7. スマートコネクトネットワークにて管理を行う無線APを選択します。
    「SC共通設定」の無線AP一覧には、SC共通設定の対象に指定した管理グループに所属している無線APがすべて一覧表示されます。無線APごとにスマートコネクトの有効、無効を選択します。
    Note
    同じ管理グループに所属するAWC-SC非対応の無線APは、スマートコネクトを「無効」に設定する必要があります。AWC-SC非対応の無線APのスマートコネクトが「有効」に設定されている場合、使用チャンネルなど、SC共通設定と重複する一部の無線設定が無視されます。
    また、有線ネットワークとのブリッジである「ルートAP」に設定する無線APを選択します。
  8. 手順3で登録した無線APに対し、AP共通設定を割り当てます。
  9. スマートコネクトネットワークの管理範囲内(管理グループ内)のスイッチに、無線APをUTPケーブルで接続します。
  10. 無線APの電源を入れます。
    このとき、最終的にルートAPとして動作させる予定の無線APは、給電方法はPoEでも電源アダプターのどちらでも構いません。
    サテライトAPとして動作させる予定の無線APは、あとの手順でUTPケーブルを抜くため、電源アダプターを使用して給電してください。
    手順8で割り当てられたAP共通設定とともに、SC共通設定、必要に応じてCB共通設定が無線APに設定されます。
    設定が完了すると、「AP登録・設定」画面の管理状態は「管理中」に変化します。
  11. SC共通設定にてチャンネル設定を「自動」に設定した場合は、「AWC設定」画面にて、無線APが所属する管理グループのチェックボックスにチェックをつけて、画面右上の「計算・適用」ボタンをクリックします。
    AWC計算を実行し、適用することで、AWC-SCに使用する無線バンドの使用チャンネルが同じ番号に自動設定されます。
  12. 手順7でルートAPに設定した無線AP以外、つまり、サテライトAPとして動作させる無線APのUTPケーブルを抜きます。
    サテライトAPは、SC管理用SSIDを介して上位のコネクターAPやルートAPと通信を行います。

無線接続でスマートコネクトを設定する場合

工場出荷状態の無線APを、電源を入れるだけでAP間の無線通信のみでAWC-SC管理下に追加します。
ケーブル工事などの工数をかけずに無線ネットワークを拡張・補間することができます。
工場出荷状態の無線APはIPアドレスを割り当てられていないため、ルートAPを介して、DHCPサーバーによるIPアドレスの割り当てが必要になります。
Note
OTA(Over The Air:AP間無線通信)でサテライトAPを追加するには、使用するスマートコネクト対応無線APが工場出荷状態、かつ、次のファームウェアバージョンが適用されていることが条件となります。
また、ファームウェアアップグレード後にOTAでサテライトAPとして追加する場合は、無線APにログイン後、初期化を行ってください。
初期化の手順は対象ファームウェアバージョンのリファレンスマニュアルをご参照ください。
Note
無線APは、手順で指示があるまで電源を入れないでください。
  1. 有線ネットワーク上のDHCPサーバーにて、DHCPオプション43(ベンダー個別情報)として、AWCプラグインのIPアドレスおよび監視ポート番号(65437)を指定しておきます。
    この設定はDHCPプールに対して1回だけ必要になります。
    オプションの設定値として渡されるAWCサーバー情報のフォーマットは次の通りです。
    次の設定例では、AWCプラグインのIPアドレスを「192.168.1.250」に設定する場合の例を示します。
    表 2:DHCPオプション43フォーマット
    フィールド名 フィールド長 説明 可変/固定 設定例
    内容 16進値
    ヘッダー 1オクテット ベンダー個別情報として渡す情報のヘッダーです。 固定 207 CF
    オプション1 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインのIPアドレスであることを示します。 固定 1 01
    オプション1 値 4オクテット AWCプラグインのIPv4アドレスを指定します。 可変 192.168.1.250 C0A801FA
    オプション2 タイプ 1オクテット 続くフィールドがAWCプラグインの監視ポート番号であることを示します。 固定 2 02
    オプション2 値 2オクテット AWCプラグインの監視ポート番号を指定します。 固定 65437 FF9D
    結果、AlliedWare Plus機器にてDHCPサービスを実行している場合、AWCプラグインをIPアドレス「192.168.1.250」にインストールしているときは、該当のDHCPプールに以下のような設定を追加する必要があります。ここでは、設定するDHCPオプション名を「awcserver」、DHCPプール名を「pool1」と仮定しています。

  2. DHCPサーバーにて、ルートAPのMACアドレスに対するスタティックなIPアドレスを設定します。
  3. 「AP登録・設定」画面にて、無線APを登録します。
    該当の無線APの管理グループ、MACアドレスを指定します。
    IPアドレスは、「DHCP」を選択します。
  4. 必要に応じて、AP共通設定を作成します。
  5. 必要に応じて、CB共通設定を適用するチャンネルブランケットを選択または新規作成し、登録した無線APを所属させます。
    詳細な手順については、「CB共通設定の作成、編集、削除」「チャンネルブランケットの作成」をご覧ください。
  6. SC共通設定にて、新規無線APが正しく表示されていることを確認します。
    「SC共通設定」の無線AP一覧には、SC共通設定の対象に指定した管理グループに所属している無線APがすべて一覧表示されます。
    新規に登録した無線APは、自動的にスマートコネクトが「有効」に設定されています。
    無線APをUTPケーブルで接続しないため、有線ネットワークとのブリッジであるルートAPとして動作することはできません。
  7. 手順3で登録した無線APに対し、AP共通設定を割り当てます。
    「AP登録・設定」画面にて、AP共通設定の割り当てを行います。割り当てるAP共通設定を指定すると、該当の無線APの管理状態は「探索中」に変化します。
  8. 「有線接続でスマートコネクトを設定する場合」を参考に、ルートAPを管理下に追加します。
  9. 電源アダプターを使用して、サテライトAPとして使用する工場出荷状態の無線APに電源を入れます。
    工場出荷状態の無線APは、起動が完了すると、AWC-SCの管理下への加入処理を自動的に開始します。
    1. 新規無線APは、各チャンネルを順次受信し、周囲の無線APが送出するSC初期設定用VAPのビーコンを探索し、接続を試みます。
      この際、無線APでは、ビーコン送出に使用している無線バンドに対応するWIRELESS LAN LED(2.4GHz、5GHz 1、5GHz 2)が遅く点滅します(1回/秒程度)。
      Note
      無線APはDFS対象チャンネル(5GHz帯 W53/W56)に対してもビーコンを送出しますが、これらのチャンネルをスマートコネクトで使用することはできません。
    2. AWC-SC管理下の無線APが送出するSC初期設定用VAPに新規無線APが接続すると、SC管理下の無線APは、新規無線APに仮のIPアドレスを割り当てます。
      これと同時に、管理候補の無線APのMACアドレスリストと新規無線APのMACアドレスを照合します。AWCプラグインが加入を許可すると、SC共通設定に定義されたSC管理用VAPが、AWC-SC管理下の無線APを介して、新規無線APに送られ、スマートコネクトネットワークに接続します。AWC-SCによる接続が確立後、正規のDHCPサーバーからIPアドレスとDHCPオプション43(ベンダー個別情報)の情報を取得し、DHCPオプション情報を参照してAWCサーバーの管理下への加入要求を送信します。
      AWCプラグインに新規無線APが加入した際、登録してあるMACアドレスとIPアドレスを関連付けし、割り当てられたAP共通設定、CB共通設定、SC共通設定を新規無線APに転送します。
      この間、AWC-SC管理下のルートAP/コネクターAPとの通信に使用している無線バンドに対応するWIRELESS LAN LED(2.4GHz、5GHz 1、5GHz 2)が速く点滅します(4回/秒程度)。
    3. 各種共通設定の転送が完了すると、無線接続を一旦切断し、設定を適用します。
    設定が完了すると、「AP登録・設定」画面の管理状態は「管理中」に変化します。

注意事項

スマートコネクトの使用にあたっては、以下の点にご注意ください。

各種操作 / スマートコネクト / SC共通設定の作成、編集、削除



ここではSC共通設定の作成、編集、削除の方法について説明します。
SC共通設定では、AWC-SCによるAP間無線通信を行うための設定を行います。

SC共通設定の作成

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
    SC共通設定一覧が表示されます。

  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
    「SC共通設定新規作成」画面が表示されます。
    Note
    登録されている管理グループすべてにSC共通設定が作成されている場合は、「新規作成」ボタンはクリックできません。

    表 1:SC共通設定
    項目名 説明
    SC共通設定
    SC共通設定名 SC共通設定名を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    カントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を選択します。(必須)
    AVM EXの「ユーザー管理」画面にて「国コード」を設定している場合、設定された国コードがデフォルトとして選択されます。
    モデル AWC-SCの管理下に追加する無線APの機種を選択します。
    指定できる機種は次の通りです。
    • AT-TQ6702 GEN2
    • AT-TQ6602 GEN2
    • AT-TQ5403
    • AT-TQ5403e
    • AT-TQm5403
    Note
    AWC-SCは、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2ファームウェアバージョン8.0.3-0.x以降にてサポートします。
    なお、SC共通設定の対象モデルとしてAT-TQ6602が表示されますが、未サポートですので選択しないでください。
    Note
    AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2と、AT-TQ5403/5403eやAT-TQm5403を同一のスマートコネクトネットワークに共存させることはできません。
    管理グループ SC共通設定を適用する管理グループを選択します。(必須)
    既に他のSC共通設定を作成済みの管理グループ名は表示されません。

    • 管理グループを検索:
      検索したいキーワードを入力します。
      現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    SC基本設定
    SC管理用SSID AWC-SCによるAP間無線通信を行うためのSSID(ネットワーク名)を入力します。(必須)
    デフォルトでは、「SC-Default-*****」(*****はランダムな大文字小文字の半角英字5文字)が自動的に設定されます。
    このSSIDはブロードキャストされず、同じSC共通設定が適用された無線AP同士のみで通信を行うため、通常はデフォルトから変更する必要はありません。
    セキュリティキー(WPA-PSK) 暗号キーが63文字のランダムな半角英数字で自動的に設定されます。変更はできません。
    自動認識 新規無線APからのビーコンを自動認識するか否かを「有効」または「無効」で指定します。
    デフォルトは「有効」です。

    • 「有効」を指定すると工場出荷状態の無線APをAWC-SC管理下に参加させることができます。
      新規無線APからのビーコンを自動認識し、ビーコンのMACアドレスがAWCプラグインに登録されている場合はこれを管理下に接続します。
      Note
      自動認識を使用する場合、構築するネットワーク上で、ネットワークアドレス172.31.0.0/24は使用できません。
      Note
      電波環境によっては、自動認識に非常に時間がかかる場合があります。その場合は無線APを直接AWCプラグインの所属するネットワークに接続して設定を行ってください。
    • 「無効」を指定するとビーコンの自動認識を行いません。この場合は、工場出荷状態の無線APをAP間無線通信のみで初期設定することはできません。無線APを有線接続で加入させることのみ可能です。
    SC無線設定
    チャンネル設定 AP間無線通信に使用するチャンネルの選択方式を、「自動」、「固定」から選択します。
    デフォルトは「自動」です。

    • 「自動」を選択した場合、「使用帯域」で指定した帯域に相当するチャンネルからAWCプラグインが自動的に選択します。
      Note
      AP共通設定にて、AWC-SCを使用する無線バンドで特定のチャンネルを指定している場合、SC共通設定ではチャンネル設定を「自動」に設定しないでください。「自動」に設定した場合、AP共通設定で意図したチャンネル以外を使用してしまう場合があります。
      Note
      SC共通設定にてチャンネル設定を「自動」に設定した場合、AWC計算を実行し、適用することで、スマートコネクトネットワークに所属する無線APのSC管理用SSIDが使用する無線チャンネルを同じチャンネルに設定する必要があります。
      該当のSC共通設定を適用する無線APを有線接続で初めて管理下に追加するとき(または設定適用を行うとき)は、管理下に追加後、AWC機能の計算・適用を行ってください。
    • 「固定」を選択した場合、別途「チャンネル選択」で使用するチャンネルを指定します。
    使用帯域 AP間無線通信に使用する無線の帯域を「2.4 GHz」(無線1)、「5 GHz Low」(無線2:W52)から選択します。
    デフォルトは「2.4 GHz」です。
    Note
    AWC-SCを使用する無線バンドでは、他のVAPは自動的に無効に設定されます。
    使用帯域幅 AP間無線通信に使用する帯域幅を選択します。
    「使用帯域」の設定により、選択肢が異なります。いずれの場合も、デフォルトは「20MHz」です。

    • 2.4 GHz:
      「20MHz」、「40MHz」から選択します。
    • 5 GHz Low:
      「20MHz」、「40MHz」、「80MHz」から選択します。
    チャンネル選択 「チャンネル設定」にて「固定」を選択した場合、AP間無線通信に使用するチャンネルを指定します。
    無線AP一覧
      AWC-SCの対象となる無線APを選択します。
    一覧には、「SC共通設定」の「管理グループ」で指定した管理グループ配下の無線APがすべて一覧表示されます。
    詳細については、「各種操作」/「スマートコネクト」/「対象無線APの選択」をご覧ください。
    Note
    管理グループにAWC-SCをサポートする無線APと非サポートの無線APが混在する場合は、SC共通設定編集画面の「無線AP一覧」にて、AWC-SCを非サポートの無線APに対し、スマートコネクトを「無効」に設定する必要があります。
    無線AP一覧にてスマートコネクトが「有効」に設定されていると、スマートコネクト非対応無線APであっても、無線チャンネルなどに意図しない設定を使用してしまう場合があります。
  3. SC共通設定、SC基本設定、SC無線設定の各項目を設定します。
  4. ここまでの設定を一旦保存する場合は、コンテンツ欄右上の「追加」ボタンをクリックします。
    そのままAWC-SCの管理対象とする無線APの選択を行う場合は、「各種操作」/「スマートコネクト」/「対象無線APの選択」の手順4から続けます。

SC共通設定の編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
  2. SC共通設定一覧から編集するSC共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. SC共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  4. 編集したい情報の編集を行います。
  5. コンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

SC共通設定の削除

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
  2. SC共通設定一覧から編集するSC共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. SC共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「削除」ボタンをクリックします。
  4. 「確認」ダイアログが表示されます。
  5. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / スマートコネクト / 対象無線APの選択

SC共通設定に基づいてスマートコネクトネットワークに参加させる無線APを選択します。

Note
管理グループにAWC-SCをサポートする無線APと非サポートの無線APが混在する場合は、SC共通設定編集画面の「無線AP一覧」にて、AWC-SCを非サポートの無線APに対し、スマートコネクトを「無効」に設定する必要があります。
使用可能な無線APは次の機種です。
無線AP一覧にてスマートコネクトが「有効」に設定されていると、スマートコネクト非対応無線APであっても、無線チャンネルなどに意図しない設定を使用してしまう場合があります。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「SC共通設定」を選択します。
  2. SC共通設定一覧から編集するSC共通設定の列右にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックします。
  3. SC共通設定の設定情報が表示されます。コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
    SC共通設定編集画面が表示されます。
  4. コンテンツ欄下部の「無線AP一覧」にて、無線APごとに、スマートコネクトの有効、無効を選択します。
    「有効」をクリックすると「無効」に、「無効」をクリックすると「有効」に切り替わります。デフォルトは「有効」です。
    通常、管理グループにSC共通設定が作成されている場合、管理グループ下の対応無線APは自動的にSC共通設定の適用対象となります。
    スマートコネクトネットワークへの加入を行わず、有線接続で運用したい無線APは、「有効」ボタンをクリックして、「無効」に切り替えます。
  5. ルートAPとして機能する無線APを選択します。

    ■ 一覧からの選択
    無線AP一覧表示では、対象の無線APの「ルート」のチェックボックスをクリックし、チェックを入れます。

    ■ フロアマップからの選択
    無線APをフロアマップに配置してある場合、フロアマップ上の地理的な距離・位置を確認しながらルートAPとなる無線APを選択することもできます。
    1. 「無線AP一覧」の右上の「フロアマップ」ボタンをクリックすると、フロアマップパネル表示に切り替わり、SC共通設定の対象として設定されている管理グループに所属するフロアマップのパネルが表示されます。
    2. いずれかのフロアマップパネルをクリックすると、対象のフロアマップが表示されます。
    3. フロアマップ上の無線APアイコンをクリックすると、ルートAPとして選択されます。
      ルートAPの無線APアイコンの右上には、ルートアイコン(⊥形)が表示されます。
  6. 設定を終えたらコンテンツ欄右上の「保存」ボタンをクリックします。

各種操作 / その他の設定 / スケジュールの登録、編集、削除



ここでは、スケジュールの登録、編集、削除について説明します。

スケジュールの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「スケジュール登録」を選択します。
  2. コンテンツ欄右上の「新規作成」ボタンをクリックします。
  3. 「オペレーションのスケジュール登録」ダイアログが表示されます。

    表 1:「オペレーションのスケジュール登録」ダイアログ
    項目名 説明
    共通
    オペレーション名 スケジュールを管理するための名前を入力します。1~100文字で、いずれも半角の英字・数字・記号(スペース ! # $ % & ' ( ) ` @ + - , _ = ^ ~ [ ] { } ;)で指定できます。(必須)
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    コメント スケジュールのコメントを入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
    「有効」、「無効」ボタン オペレーションを実行する場合は「有効」に、実行しない場合は「無効」を選択します。
    実行タイミング オペレーションの実行タイミングを、1回、毎日、毎週、毎月かを指定します。
    開始 選択した実行タイミングの開始日時を指定します。

    • 1回と毎日を選択した場合は開始する日時を指定します。
    • 毎週を選択した場合は開始する日時と曜日を指定します。
    • 毎月を指定した場合は開始する日時、月、日(任意)、曜日(第何週の何曜日か)を指定します。(必須)
    オペレーションのタイプ 設定適用、ファームウェア更新、AWC計算結果適用の中から実行するオペレーションを指定します。(必須)

    • 設定適用:
      オペレーション実行時に無線APに設定している「AP共通設定」、「無線AP個別設定」の適用を行います。

    • ファームウェア更新:
      無線APのファームウェア更新を行います。

    • AWC計算結果適用:
      無線APにAWC計算結果の適用を行います。
    管理グループ オペレーションを実行する管理グループを選択します。
    「追加」ボタン スケジュールの登録を行います。
    「キャンセル」ボタン スケジュールの登録を止めます。
    オペレーションタイプ:設定適用
    対象無線AP 対象無線APの選択から選択された無線APが表示されます。オペレーションはこのリストに表示された無線APに対して実行されます。
    対象無線APの選択 設定の適用を行う無線APを選択します。(必須)

    • 無線APを検索:
      設定の適用を行う無線APを絞り込み表示します。
      現在の表示対象のうち、「機器名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    オペレーションタイプ:ファームウェア更新
    対象無線AP 対象無線APの選択から選択された無線APが表示されます。オペレーションはこのリストに表示された無線APに対して実行されます。
    対象無線APの選択 ファームウェアを更新する無線APを選択します。(必須)
    Note
    一度にファームウェアを更新できる無線APの数は、AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度によって異なります。
    AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度がそれぞれ1Gbpsの場合、一度にファームウェアを更新できる無線APの数は次の通りです。
    • AT-TQ3403、AT-TQm3403:最大120台
    • AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403:最大200台
    • AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2:最大140台
    • AT-TQ6602:最大100台
    • AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2:最大135台
    • AT-TQ7403:最大135台
    • AT-TQ6702 GEN2-R:最大75台
    • AT-TQ7403-R:最大70台
    • その他の無線AP:最大350台
    それぞれの帯域が他の通信で使用されている場合は、上記の台数よりも少なくなる場合があります。
    Note
    「ファームウェア登録」画面にて事前に登録し対象無線APに割り当てられたファームウェアファイルが適用されます。異なる機種の無線APに対して、同時にファームウェア更新を実施することもできますが、機種ごとに適切なファームウェアファイルを登録し、無線APに割り当てておく必要があります。

    • 無線APを検索:
      設定の適用を行う無線APを絞り込み表示します。
      現在の表示対象のうち、「機器名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    オペレーションタイプ:AWC計算結果適用
    使用するAWC計算結果の算出時刻 使用するAWC計算結果の算出時刻を指定します。(必須)
    AWCプラグインが適用するAWC計算結果は、スケジュールの実行日時から遡って24時間以内の算出時刻と合致する日時を起点に決定します。
    算出時刻と合致する日時から、その2時間前までに存在するAWC計算結果のうち、一番算出時刻に近い日時のAWC計算結果を適用します。

    (例)
    以下の設定でAWC計算結果適用のスケジュール登録を行ったものとします。
    • 使用するAWC計算結果の算出時刻:15:00
    • 実行タイミング:毎日
    • 開始:2017-04-01 03:00:00
    この場合、2017/4/1 3:00のスケジュール実行時は、
     2017/3/31 13:00 ~ 2017/3/31 15:00
    の範囲内で算出時刻(15:00)に一番近い日時のAWC計算結果が適用されます。
    もし、2017/3/31のAWC計算結果が以下のように存在する場合は、
     ・・・ 13:40, 14:40, 15:40, ・・・
    2017/3/31 14:40のAWC計算結果が適用されます。
  4. 共通項目の設定を行います。
  5. オペレーションの設定を行います。オペレーションは、3タイプ(設定適用、ファームウェア更新、AWC計算結果適用)の中から選択します。各オペレーションによりダイアログに表示される項目が異なります。
  6. 「追加」ボタンをクリックします。

スケジュールの編集

  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「スケジュール登録」をクリックします。
  2. スケジュール一覧から編集するスケジュールの列にある「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします。
  3. 「オペレーションのスケジュール編集」ダイアログが開きます。
  4. 編集を行い、編集が完了したら「保存」ボタンをクリックします。

スケジュールの削除

Note
最後のページを表示中にページのすべてのエントリーを削除した場合、ページ自体は削除されず、エントリーのないページが表示されます。ページの移動か画面の再読み込みにより削除後のページ数が反映されます。
  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「スケジュール登録」をクリックします。
  2. スケジュール一覧から編集するスケジュールの列にある「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックします。
  3. 「確認」ダイアログが開きます。
  4. 「削除」ボタンをクリックします。

各種操作 / その他の設定 / 緊急モードの有効化



緊急モードを有効にすると、大規模災害の発生時に、複数の無線APに対して、事前に設定された緊急モード用無線LANネットワークを一括して開放することができます。
緊急モードを有効にするには、大まかに以下の2つの設定が必要です。
Note
チャンネルブランケット機能と緊急モードの併用は未サポートとなります。チャンネルブランケットを緊急用の無線LANネットワークとして提供することはできません。
Note
スマートコネクト機能と緊急モードの併用は未サポートとなります。スマートコネクトを使用する無線バンドでは、他のVAPを緊急用の無線LANネットワークとして提供することはできません。

緊急用VAPの作成

緊急モード有効時に開放する専用のVAPを作成します。
平時に緊急用VAPを作成しておくことで、大規模災害の発生時などに、速やかに無線LANを開放することができます。
今回は、既存の無線APのAP共通設定に緊急用VAPを追加する例を考えます。次の手順と合わせて、「AP共通設定の作成、編集、削除」を参照してください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP共通設定」を選択します。
  2. AP共通設定一覧から編集するAP共通設定をクリックします。
  3. AP共通設定の設定情報が表示されます。

  4. コンテンツ欄右上の「編集」ボタンをクリックします。
  5. 「VAP(マルチSSID)設定」にて、緊急時に無線LANを開放したい無線バンドによって、無線1、無線2、または無線3の「+ VAP追加」をクリックします。

  6. 追加されたVAPに緊急用の設定を行います。

    「VAP ステータス」のラジオボタンから「緊急」を選択します。
  7. 緊急用のVLAN IDを設定します。
    通常用のVAPのVLAN IDと重複しないよう、適切に設定してください。
  8. SSID、バンドステアリング、セキュリティー、Web認証、MACアクセス制御を適宜設定します。

  9. 必要に応じて、手順4から、その他の無線バンドにもVAPを作成します。
  10. コンテンツ欄上部の「保存」ボタンをクリックして、変更を保存します。
以上で、緊急用のVAPの作成が完了しました。
通常、AP共通設定を変更した場合、該当のAP共通設定が適用された無線APに対して、変更の適用を行う必要があります。
緊急モードを直ちに使用する場合は、このまま次の手順に進んでください。以降の手順で緊急モードの有効化を行うと、緊急用VAPを含むAP共通設定が無線APに直ちに適用されます。
緊急モードを直ちに使用する必要がない場合は、「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」を参照し、設定適用を行っておくことをお勧めします。

緊急モードの有効化

  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「緊急モード」を選択します。

    緊急モードの有効化は、管理グループ単位で行うことができます。複数の管理グループで同じAP共通設定を使用している場合も、特定の管理グループに対してのみ、AP共通設定に定められた緊急用VAPを有効化することができます。
    管理グループごとに、緊急モードの「ON」(有効)、「OFF」(無効)を選択します。
    すべての管理グループに属する無線APの緊急モードを有効にする場合は、「All ON」ボタンをクリックします。
  2. 「適用」ボタンをクリックします。
    Note
    緊急用VAPを有効にするため、選択した管理グループに含まれる無線APにAP共通設定が適用されます。これに伴い、一時的に無線APのサービスが停止することがあります。AP共通設定の適用が完了すると、緊急用ではないVAPの運用は通常通りに再開されます。
  3. 緊急モードが有効化されます。
    緊急モードを有効にすると、Web管理画面の管理欄が黄色で強調表示されます。また、メインメニューの「AWCプラグイン」の表示が「AWCプラグイン緊急モード」に変化します。

緊急モードの無効化

緊急用VAPが設定された無線APに対して、緊急用VAPを無効化します。
  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「緊急モード」を選択します。
    緊急モードの有効化は、管理グループ単位で行うことができます。複数の管理グループで同じAP共通設定を使用している場合も、特定の管理グループに対してのみ、AP共通設定に定められた緊急用VAPを有効化することができます。
    管理グループごとに、緊急モードの「ON」(有効)、「OFF」(無効)を選択します。
    すべての管理グループに属する無線APの緊急モードを無効にする場合は、「All OFF」ボタンをクリックします。
  2. 「適用」ボタンをクリックします。
    Note
    緊急用VAPを無効にするため、選択した管理グループに含まれる無線APにAP共通設定が適用されます。これに伴い、一時的に無線APのサービスが停止することがあります。AP共通設定の適用が完了すると、緊急用ではないVAPの運用は通常通りに再開されます。
  3. 緊急モードが無効化されます。
    緊急モードを無効にすると、Web管理画面の管理欄が黄色の強調表示から白色表示に戻ります。また、また、メインメニューの「AWCプラグイン緊急モード」の表示が「AWCプラグイン」に戻ります。

各種操作 / その他の設定 / 無線APの再起動、ファームウェア更新



ここでは、管理下AP一覧に登録されている無線APの再起動方法とファームウェアの更新方法について説明します。
Note
再起動、ファームウェア更新の際に、無線APの起動が始まったあとにAWCプラグインと無線APの間の通信断が発生し、10分以内に無線APの管理ができなかった場合、AWCプラグイン上では失敗と表示されます。

無線APの再起動

Note
一度に操作する無線APの数は350台以下にしてください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. 再起動する無線APのチェックボックスにチェックを入れます(複数選択可能)。
  3. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「再起動」をクリックします。
  4. 「再起動」ダイアログが表示されます。

    表 1:「確認」ダイアログ
    項目名 説明
    「OK」ボタン 無線APを再起動します。
    「キャンセル」ボタン 再起動を止めます。
  5. 「OK」ボタンをクリックします。
  6. 再起動が始まり、完了すると「無線APを再起動しました」とメッセージが表示されます。「閉じる」ボタンをクリックします。

無線APのファームウェア更新

無線APがAWCプラグインの管理下にある場合、AWCプラグインのWeb管理画面から、管理下APのファームウェアを更新することができます。
ファームウェアの更新は、
の3段階で行います。
異なる機種の無線APが混在する場合、機種ごとのファームウェアファイルをAWCプラグインにアップロードし、無線APに適切に割り当てておくことで、異なる機種の無線APに対して一括してファームウェア更新を行うことができます。
なお、本機能の対象となる無線APの更新前のファームウェアバージョンは「概要」/「AWCプラグインについて」の「対象無線AP」をご覧ください。
「対象無線AP」に記載の更新前バージョンより古いファームウェアがインストールされた無線APをお使いの場合は、事前に無線AP固有のWeb設定画面からファームウェアを上記以降のバージョンに更新してください。

ファームウェア登録

無線機器に適用するためのファームウェアファイルをAWCプラグインにアップロードし、無線APに対して適用するファームウェアファイルを割り当てます。
  1. AWCプラグインメニューから「無線メンテナンス」→「ファームウェア登録」を選択します。
    「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面が表示されます。
  2. コンテンツ欄右上の「登録」ボタンをクリックします。
  3. 「ファームウェア登録」ダイアログが表示されます。

    表 2:「ファームウェア登録」ダイアログ
    項目名 説明
    ファームウェアファイル AWCプラグインに登録するファームウェアファイルです。
    「ファイルを選択」をクリックし、システムのファイル選択ダイアログからAWCプラグインにアップロードするファームウェアファイルを選択します。
    1回に選択できるファームウェアファイルは1つです。複数のファームウェアファイルをAWCプラグインに登録する場合は、「ファームウェア登録」ダイアログによる登録操作を繰り返します。
    Note
    登録するファームウェアのファイル名は既存のものから変更しないでください。
    管理グループ 登録されたファームウェアファイルを適用する無線APの管理グループを選択します。「Default Group」の選択を解除することはできません。

    • 管理グループを検索:検索したいキーワードを入力します。
      現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    シリーズ ファームウェアファイルが対応する無線APのシリーズを選択します。

    • TQ Series
    Note
    AT-MWS-APシリーズ、SDN/OpenFlow対応AT-TQシリーズのファームウェア更新は未サポートとなります。
    機器種別 ファームウェアファイルが対応する無線APの機種を選択します。
    通常は、ファームウェアファイルから機種を検出します。
    • 自動検出:選択したファームウェアファイルから、適用可能な無線APの機種を自動で検出します。
    バージョン ファームウェアのバージョンを入力します。
    通常は、ファームウェアファイルからバージョンを検出します。
    • 自動検出:選択したファームウェアファイルから、ファームウェアのバージョンを自動で検出します。
    「追加」ボタン ファームウェアファイルを登録します。
    「追加」ボタンをクリックした際、選択したファイルがファームウェアファイルとして不適切な場合や大きすぎる場合、選択したシリーズと一致しない場合などは、該当の箇所に赤文字でエラーメッセージが表示されます。
    「キャンセル」ボタン ファームウェアの登録を中止します。
  4. ファームウェアファイルを選択します。
  5. ファームウェアを適用可能な無線APの管理グループ、シリーズを選択します。

  6. 「追加」ボタンをクリックします。選択したファームウェアが「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面に表示されます。

ファームウェア編集

ファームウェアが既に登録された環境で、新たに管理グループを登録した場合などに、登録されたファームウェアを適用可能な無線APの管理グループを変更することができます。
Note
登録済みのファームウェアについて、シリーズ、機器種別、バージョンを変更することはできません。これらを変更する場合は、同じファームウェアファイルを登録し直す必要があります。
  1. 「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面にて、該当のファームウェアファイルの行の右側の「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします。

  2. 「ファームウェア編集」ダイアログが表示されます。

    表 3:「ファームウェア編集」ダイアログ
    項目名 説明
    ファームウェアファイル AWCプラグインに登録されたファームウェアファイル名です。
    管理グループ 登録されたファームウェアファイルを適用する無線APの管理グループを選択します。「Default Group」の選択を解除することはできません。

    • 管理グループを検索:検索したいキーワードを入力します。
      現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
      検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
      Note
      大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
    シリーズ ファームウェアファイルが対応する無線APのシリーズを表示します。
    機器種別 ファームウェアファイルが対応する無線APの機種を表示します。
    バージョン ファームウェアのバージョンを表示します。
    「保存」ボタン 管理グループの変更を保存します。
    「キャンセル」ボタン 管理グループの変更を中止します。
  3. ファームウェアを適用可能な無線APの管理グループを選択します。
    Note
    「Default Group」の選択を解除することはできません。
  4. 「保存」ボタンをクリックします。変更が「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面に反映されます。

ファームウェア削除

誤って登録したり、適用が済んで不要になったファームウェアファイルを削除します。
  1. 「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面にて、該当のファームウェアファイルの行の右側の「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックします。

  2. 「確認」ダイアログが表示されます。
    削除してよければ、「削除」ボタンをクリックします。
    削除を中止する場合は、「キャンセル」ボタンをクリックします。

ファームウェア割り当て

AWCプラグインの管理下APのファームウェア適用の際に使用するファームウェアファイルを割り当てます。
  1. 「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面にて、該当のファームウェアファイルの行の右側の「割当」ボタンをクリックします。
  2. 「ファームウェア割当」ダイアログが表示されます。
    ダイアログのタイトルには、「[機器種別: AT-TQxxxx, バージョン:x.x.x.Bxx]」のように、ファームウェアファイルの機器種別とバージョンが表示されます。

  3. 管理下APのリストから、選択したファームウェアファイルを割り当てる無線APの機器名の左にあるチェックボックスをクリックして、チェックを入れます。
    管理下APが多数存在する場合は、「無線APを検索」にキーワードを入力して、表示対象を絞り込むことができます。
    現在の表示対象のうち、「機器名」「現在のファームウェア」「IPアドレス」「MACアドレス」「管理グループ名」「フロアマップ名」「AP共通設定名」「機器種別」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
    Note
    大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

  4. ファームウェアファイルを割り当てる無線APをすべて選択したら、「保存」ボタンをクリックします。
    ファームウェアファイルが、対象の無線APに割り当てられます。
  5. ファームウェアファイルを割り当てた無線APに対して、直ちにファームウェアを適用するかどうか、確認ダイアログが表示されます。
    適用する場合は、「OK」ボタンをクリックすると、「ファームウェア更新」ダイアログが表示されます。「ファームウェア適用」の手順を参照して割り当てたファームウェアを適用します。
    直ちに適用しない場合は「キャンセル」ボタンをクリックし、適用を保留します。
    以後、該当の無線APのファームウェアの適用を手動、またはスケジュール機能により自動で行う際に、選択したファームウェアファイルが適用されます。
    無線APに割り当てられたファームウェアファイルは、「無線AP詳細」画面、または、「管理下AP詳細」画面の基本情報にて確認できます。

ファームウェア割り当て解除

  1. 「無線メンテナンス/ファームウェア登録」画面にて、該当のファームウェアファイルの行の右側の「割当」ボタンをクリックします。
  2. 「ファームウェア割当」ダイアログが表示されます。
    ダイアログのタイトルには、「[機器種別: AT-TQxxxx, バージョン:x.x.x.Bxx]」のように、ファームウェアファイルの機器種別とバージョンが表示されます。

  3. ダイアログ右上の「解除」ボタンをクリックします。
    無線AP一覧に、選択されたファームウェアファイルが適用された無線APが一覧表示されます。
  4. 管理下APのリストから、ファームウェアファイルの割り当てを解除する無線APの機器名の左にあるチェックボックスをクリックして、チェックを入れます。
  5. ファームウェアファイルの割り当てを解除する無線APをすべて選択したら、「保存」ボタンをクリックします。
    対象無線APのファームウェアファイルの割り当てが解除されます。

ファームウェア適用

Note
一度にファームウェアを更新できる無線APの数は、AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度によって異なります。
AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度がそれぞれ1Gbpsの場合、一度にファームウェアを更新できる無線APの数は次の通りです。
それぞれの帯域が他の通信で使用されている場合は、上記の台数よりも少なくなる場合があります。
Note
ファームウェア更新を連続して実施する場合は、ファームウェア更新を実施する無線AP 1台につき30秒程度の時間を置いて実行してください。
Note
利用者の少ない夜間などに一括してファームウェア更新を行う場合は、スケジュール機能のオペレーション種別としてファームウェア更新を選択することができます。
スケジュール機能の設定については、「スケジュールの登録、編集、削除」をご覧ください。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. 管理下APのリストからファームウェアの更新を行う無線APを選択します。
  3. コンテンツ欄右上のスパナアイコンにマウスオーバーし、表示されるメニューから「ファームウェア更新」をクリックします。
  4. 「ファームウェア更新」ダイアログが表示されます。

    表 4:「ファームウェア更新」ダイアログ
    項目名 説明
    機器名 ファームウェアを更新する管理下APの機器名を表示します。
    IPアドレス 管理下APのIPアドレスを表示します。
    MACアドレス 管理下APのMACアドレスを表示します。
    管理状態 管理下APの管理状態を表示します。
    現在のファームウェア 現在、管理下APで動作中のファームウェアの機器種別とバージョンを表示します。
    割当ファームウェア 現在、管理下APに割り当てられているファームウェアの機器種別とバージョンを表示します。
    「OK」ボタン 無線APのファームウェアを更新します。
    「キャンセル」ボタン 無線APのファームウェア更新を中止します。
  5. ファームウェアファイルを指定します。
  6. 「OK」ボタンをクリックします。
  7. ファームウェアの更新が始まり、完了すると「無線APのファームウェアを更新しました」とメッセージが表示されます。「閉じる」ボタンをクリックします。

各種操作 / その他の設定 / 無線APの移設

無線ネットワークの用途や設置環境の変化により運用中の無線APを移設する場合、AVM EXから古い設定を削除するため、無線APのデバイスアイコンを削除してから、新たに接続する必要があります。

Note
本手順を省略した場合、AVM EXにて無線APの管理状態が正しく表示されないことがあります。
  1. 対象の無線APを取り外し、AVM EXのネットワークマップ上でダウン表示になることを確認します。
  2. 取り外した無線APのデバイスアイコンやカスタムリンクを削除します。
    ネットワークマップ上で該当の無線APのデバイスアイコンを選択し、サイドパネルから「削除」ボタンをクリックします。
    Note
    AWCプラグインには無線APの登録が残っているため、アイコンを削除しても数秒後にはネットワークマップにダウン状態のアイコンとして再表示されます。
  3. (ゲストノードとして使用していた場合)元の接続先スイッチ上でゲストノードの設定(switchport atmf-guestlink)を無効にします。
  4. AWCプラグインの「AP登録・設定」画面から、必要に応じてAP事前設定用AMF設定を変更します。
  5. (移設後にゲストノードとして使用する場合)移設先のスイッチでゲストノードの設定(switchport atmf-guestlink)を行います。
  6. 移設先のスイッチに無線APを接続します。
  7. (移設後に非ゲストノードとして使用する場合)AVM EXのネットワークマップでカスタムリンクを設定します。

各種操作 / その他の設定 / 無線APの交換

管理下APに障害が発生し、新しい無線APと交換する場合は、該当する無線AP設定を編集して、MACアドレス、および、必要に応じてIPアドレスを変更します。

Note
該当の無線AP設定にて「AP事前設定用のAMF設定」が有効に設定されている場合は、オートリカバリーによる自動的な登録更新が可能です。詳しくは、「各種操作」/「その他の設定」/「ゼロタッチコンフィグとオートリカバリー」をご覧ください。
事前に、交換用無線APのMACアドレスおよびIPアドレスを確認しておく必要があります。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択します。
  2. 管理下APのリストから、障害が発生した無線APに該当する無線AP設定の行の「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします。
  3. 「無線AP編集」ダイアログが表示されます。
  4. 「MACアドレス」に、交換用無線APのMACアドレスを入力します。
  5. 必要に応じて、「IPアドレス」に、交換用無線APのIPアドレスを入力します。
    交換用無線APに、障害が発生した無線APのIPアドレスを割り当てる場合はそのままにします。
  6. 「保存」ボタンをクリックします。
交換用無線APが正しく認識されると、既存の無線APの設定が交換用無線APに適用され、管理下に追加されます。

各種操作 / その他の設定 / ゼロタッチコンフィグとオートリカバリー



AMFネットワーク側で適切に設定されている場合、AT-TQシリーズ無線APをゲストノードとして登録する際、無線APのIPアドレスの代わりに、ゲストノードを接続しているAMFノードのポート名を指定して、簡単にAWCプラグインの管理下に登録することができます。
事前にAMFネットワーク側、AWCプラグイン側の設定を済ませておくことで、工場出荷状態の無線APをAMFノードに接続するだけで、無線AP側のWeb管理画面に触れることなく、AWCプラグインの管理下APとして登録、運用することができます(ゼロタッチコンフィグ)。

ゼロタッチコンフィグを行った場合、IPアドレスやMACアドレスにかかわらず、同じAMFノードの同じスイッチポートに接続されている無線APを、同一の管理下APとして認識します。このため、無線APをネットワークに接続する前にAWCプラグインに管理情報を事前設定したり、該当の無線APに障害が発生した際も同一機種に交換するだけで速やかに設定を適用(オートリカバリー)し、運用を継続することができます。

ゼロタッチコンフィグおよびオートリカバリーを行うには、以下の条件を満たしている必要があります。

■無線AP側の機能によりAMFゲストノードの自動検出を行う場合
AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403 ファームウェアバージョン6.0.3-0.1以降をお使いの場合、無線AP側の機能によりAMFゲストノードの検出を行います。
■AMF機器のDHCP SnoopingによりAMFゲストノードの自動検出を行う場合
上記以外の機種、またはファームウェアの場合は、DHCP Snoopingを利用してAMFゲストノードの検出を行います。
AMFゲストノード、DHCP Snoopingの設定については、AlliedWare Plus機器のコマンドリファレンスをご参照ください。

ゼロタッチコンフィグ

ゼロタッチコンフィグを行うには、無線APの手動登録、CSVからの登録、または、ゲストノードからの登録の際に、「AP事前設定用のAMF設定」を選択します。
無線APの登録に関する詳細は、併せて「無線APの登録、情報編集、削除」をご覧ください。
Note
上記の要件を満たしている場合、「AP事前設定用のAMF設定」を無効にしてゼロタッチコンフィグを利用せずに登録したあとで、「AP事前設定用のAMF設定」を有効にすることで、以後の管理、交換を簡便にすることもできます。
LLDP、イーサネット設定、HTTP/HTTPS設定など、無線APのWeb設定画面で特別な設定を必要とする場合は、事前に無線APのWeb設定画面で設定を行い、一旦「AP事前設定用のAMF設定」を無効にしてゲストノードとしてAWCプラグインの管理下に登録してください。
Note
無線APをゲストノードとして登録後、AMFネットワーク上にてゲストノードの所属するAMFノードのノード名が変更された場合は、AWCプラグイン上の情報にも反映する必要があります。「無線APの編集」画面から、「ノード名」(親ノード名)を変更後のノード名に更新してください。
登録情報の変更については、「無線APの情報編集」をご覧ください。

手動での登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し、「設定機能/無線AP一覧」画面を表示します。
  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「手動で登録」をクリックします。
  3. 「無線AP編集」ダイアログが表示されます。
  4. 「管理グループ」を指定します。
    管理グループを指定し、AVM EXに設定されたAMFネットワークが認識されると、「AP事前設定用のAMF設定」の選択肢に「有効」が追加されます。
    「AP事前設定用のAMF設定」を有効に設定します。
  5. 「ネットワーク名」ドロップダウンリストからAMFネットワーク名を選択します。
  6. 「エリア名」ドロップダウンリストから管理下に登録する無線APが所属するAMFエリア名を選択します。
  7. 「ノード名」に、管理下に登録する無線APが接続されたAMFノード名を直接入力、またはドロップダウンリストから選択します。
  8. 「ポート番号」に、管理下に登録する無線APが接続されたAMFノード上のスイッチポート名(portx.x.x形式)を入力します。
  9. 「保存」ボタンをクリックします。無線APが管理下APとして登録されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。
  10. AP共通設定および必要に応じて個別設定を適用します。
新しい無線APが正しく認識されると、既存の無線APの設定が新しい無線APに適用され、管理下に追加されます。
指定されたゲストノードが存在しない場合、無線APの管理状態は「接続待機」と表示されます。ポーリングによってゲストノードが認識されると、該当の無線APにAP共通設定、個別設定が適用されます。また、通知欄に次のような通知メッセージが表示されます。

CSVからの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し、「設定機能/無線AP一覧」画面を表示します。
  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「CSVから登録」をクリックします。
    「CSVから登録」ダイアログが表示されます。
  3. 「管理グループ」を指定します。
    管理グループを指定し、AVM EXに設定されたAMFネットワークが認識されると、「AP事前設定用のAMF設定」の選択肢に「有効」が追加されます。
  4. 「AP事前設定用のAMF設定」を有効に設定します。
  5. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして、登録するAPの情報を記載したCSVファイルを選択します。
  6. 「追加」ボタンをクリックします。無線APが管理下APとして登録されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。
  7. AP共通設定および必要に応じて個別設定を適用します。
新しい無線APが正しく認識されると、既存の無線APの設定が新しい無線APに適用され、管理下に追加されます。
指定されたゲストノードが存在しない場合、無線APの管理状態は「接続待機」と表示されます。ポーリングによってゲストノードが認識されると、該当の無線APにAP共通設定、個別設定が適用されます。また、通知欄に次のような通知メッセージが表示されます。

ゲストノードからの登録

  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」を選択し、「設定機能/無線AP一覧」画面を表示します。
  2. 画面右上の歯車アイコンにマウスオーバーして表示されるサブメニューから、「ゲストノードから登録」をクリックします。
    「ゲストノードから登録」ダイアログが表示されます。
  3. 「管理グループ」を指定します。
    管理グループを指定し、AVM EXに設定されたAMFネットワークが認識されると、「AP事前設定用のAMF設定」の選択肢に「有効」が追加されます。
  4. 「AP事前設定用のAMF設定」を有効に設定します。
  5. ゲストノード一覧にて、AWCプラグインの管理下に登録する無線APの行をクリックし、左端のチェックボックスにチェックを付けます。
  6. 「追加」ボタンをクリックします。無線APが管理下APとして登録されます。この段階では、「AP共通設定」には「未設定」、「管理状態」には「未管理」と表示されます。
  7. AP共通設定および必要に応じて個別設定を適用します。
新しい無線APが正しく認識されると、既存の無線APの設定が新しい無線APに適用され、管理下に追加されます。

オートリカバリー

AP事前設定用のAMF設定が有効に設定されたAT-TQシリーズの場合は、障害発生機が接続されたAMFノードの同じスイッチポートに新しい無線APを接続し直すと、自動的にAMFゲストノードとしてAWCプラグインに通知されます。
AWCプラグイン上のデータベースにおいて、該当のスイッチポートに接続されたAMFゲストノードのIPアドレスとMACアドレスが変化すると、新しい無線APに既存の無線AP設定が適用され、管理下に追加されます(オートリカバリー)。
新しい無線APに設定が適用されると、通知欄に次のような通知メッセージが表示されます。

また、事前設定済みの無線APに使用するファームウェアが割り当てられている場合、新しい無線APを接続した際、AWCプラグインに登録されたファームウェアが自動的に適用されます。
ファームウェアの登録および割り当てについては、「無線APの再起動、ファームウェア更新」の「無線APのファームウェア更新」をご覧ください。
Note
AMF設定によるゼロタッチコンフィグやオートリカバリーを行うためには、AMFゲストノードはIPアドレスをDHCPサーバーから取得する必要があります。機器交換がなくIPアドレスの使用時間(リース時間)が経過し、異なるIPアドレスを割り当てられた場合、自動的にAWCプラグイン上に登録されているAPのIPアドレスは新しいものに更新されますが、通知メッセージは表示されません。
運用中に無線APのIPアドレスが自動的に変更されないようにするためには、DHCPサーバーでIPアドレスを固定に設定するか、IPアドレスの使用時間を無期限に設定してください。

各種操作 / その他の設定 / WDSによるネットワーク間のブリッジ



WDS(Wireless Distribution System)を使用すると、無線通信でLAN間(アクセスポイント間)を接続(ブリッジ)することができます。有線でLAN間を接続できないような場合に便利です。
WDSには、以下の制限があります。
AWCプラグイン管理下のネットワークに直接接続された無線APをルートAP、WDS接続を経由してAWCプラグイン管理下のネットワークと通信を行う無線APをサテライトAPと呼びます。
ここでは、下記の構成を仮定します。

ルートAPの設定

AWCプラグイン管理下のネットワークに接続された無線AP、ルートAPから設定を始めます。

■ AP共通設定の作成
はじめに、WDSに使用する無線APに適用するAP共通設定を作成します。
このAP共通設定は、無線クライアントのアクセスを行わず、WDS専用に設定するための、ダミー設定です。
「AP共通設定の作成、編集、削除」を参考に、「VAP(マルチSSID)設定」にて、無線1のVAP1にダミーのVAPを作成します。無線2、無線3は使用しないため、「無線設定」にて無効に設定しておきます。
VAPの作成の際には、以下の点に留意してください。

■ WDSに使用する無線APの登録
「無線APの登録、情報編集、削除」を参考に、WDSに使用する無線APを登録します。
ここでは、先述の構成例に従い、「TQ5403-1F-WDS」として登録しています。

■ 個別設定(AP共通設定、チャンネル、WDS設定)の適用
「無線AP個別設定」を参考に、WDS専用のAP共通設定を適用し、チャンネル設定、WDS設定を行います。
  1. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。
  2. WDSに使用する無線AP(この例では「TQ5403-1F-WDS」)の行の右端にある「詳細」ボタン(虫めがねアイコン)をクリックし、「無線AP詳細」画面を表示します。
    この時点では、「設定情報」の「AP共通設定」は、「未設定」と表示されています。
  3. 「設定情報」の「編集」をクリックし、「個別設定」画面を表示します。
  4. 「AP本体」の「AP共通設定」ドロップダウンリストから、先ほど作成したWDS用のダミー設定を選択します。
  5. 「無線設定」にて、WDS接続に使用する無線のチャンネルを選択します。
    ここでは、例として、無線1の3chを使用するものとします。
    無線2、無線3はAP共通設定によって無線送信を無効にするため、無視します。
  6. 「無線設定」にて、「WDSモード」のラジオボタンから「WDS Parent」を選択します。
    「WDS設定」に新しいWDS設定「WDS1」が作成されます。
  7. 「WDS設定」にて、「無線送信」を「有効」にします。
  8. WDSに使用するSSIDを入力します。
    今回は、「WDS_test」と入力します。
  9. 「セキュリティー」を設定します。
    「セキュリティー」には、先ほどダミーAP共通設定で作成したVAPと同じセキュリティーを選択します。今回は「WPAパーソナル」を選択します。
  10. WDSに使用するSSIDのセキュリティーキーを入力します。
    複数のサテライトAPを登録する場合は、同じセキュリティーキーを使用してください。
    今回は、「himitsu!」と入力します。
  11. 「管理フレーム保護」を「無効」にします。
  12. 画面右上の「保存」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面に切り替わり、無線APへの設定適用が自動で行われます。
ルートAPの設定は以上です。

サテライトAPの設定

ルートAPの対向に接続する無線AP、サテライトAPの設定を行います。
WDS設定が完了していない場合、サテライトAPはAWCプラグインの管理対象として表示できません。サテライトAP側のネットワークに配備する前に、またはサテライトAP側のネットワークで、無線APのWeb設定画面から設定を行う必要があります。
無線APのWeb設定画面での設定方法は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。
手順は次の通りです。

■ サテライトAPへのログイン
  1. サテライトAPと設定用コンピューターをPoEスイッチを介して接続します。
    Note
    無線APがACアダプター(別売)に対応した機種でACアダプターをご使用の場合は、無線APのLANポートと設定用コンピューターを直接接続することができます。詳しくは、無線APのユーザーマニュアルを参照してください。
    Note
    AT-TQ5403e/6702e GEN2は、ACアダプターに対応しておりません。PoEによる給電が必要です。
  2. インターネットブラウザーを使用して、サテライトAPのIPアドレスにアクセスします。
    Note
    コンピューターのIPアドレスは192.168.1.100/255.255.255.0など、本製品と同じネットワークに設定しておく必要があります。
    Note
    設定に使用しているネットワークにDHCPサーバーが存在しない場合に、本製品のIPアドレスは「192.168.1.230」となります。DHCPサーバーが存在すると、本製品はDHCPサーバーからIPアドレスを取得します。
  3. 管理者のユーザー名、パスワードを使用して、ログインします。
    Note
    AT-TQシリーズ無線APの初期設定時における管理者のユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。

■ WDSのSSID・セキュリティーの設定
WDSの設定を行います。
WDSの暗号化方式として「WPAパーソナル」を使用するために、「VAP/セキュリティー」画面で「WPAパーソナル」を選択します。該当の無線APはWDS専用として動作させ、無線クライアントに接続サービスを提供しません。
  1. 「設定」/「VAP/セキュリティー」画面を開きます。
  2. 「無線1」タブ、「VAP0」タブをクリックします。
  3. 「バーチャルアクセスポイント」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
  4. ドロップダウンボックスから「WDS(子機)」を選択します。
  5. 「SSID」設定欄にWDSで使用するVAP(以下、WDS VAP)のSSIDを設定します。
    今回は、「WDS_test」と入力します。
  6. 「VLAN ID」設定欄に、WDS VAPのVLAN IDを設定します。
    今回は、「1」と入力します。
  7. 「セキュリティー」タブをクリックし、「モード」設定欄をクリックします。
  8. ドロップダウンボックスから「WPAパーソナル」を選択します。
  9. 「キー」設定欄にWDS VAPのセキュリティーキーを入力します。
    今回は「himitsu!」と入力します。
  10. 「IEEE 802.11w (MFP)」設定欄をクリックします。
  11. ドロップダウンボックスから「無効」を選択します。
  12. 「保存&適用」ボタンをクリックします。

■ チャンネルの選択
  1. メニューから「設定」/「無線LAN」をクリックします。
  2. 「無線1」タブをクリックします。
  3. 「チャンネル」設定欄をクリックし、ルートAPでWDS用に選択したチャンネルに合わせて、「チャンネル」を設定します。
    ここでは「3」を選択します。
  4. 「ステータス」設定欄をクリックし、ドロップダウンリストから「有効」を選択します。
  5. 「保存&適用」ボタンをクリックします。

■ AWCプラグインへのサテライトAPの登録
以上の設定手順で、WDSによるブリッジングの設定が完了し、AWCプラグインのWeb管理画面からサテライトAPが確認できるようになります。
サテライトAPをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、以下の手順で行います。
Note
無線APのWeb設定画面からWDS設定済みの無線APをAWCプラグインの管理下に追加する場合は、AP共通設定を選択し、適用する前に、個別設定によりWDSの設定を再度行う必要があります。
WDS設定が完了する前にAP共通設定を適用した場合、既存のWDSの設定が無効になり、AWCプラグインから管理できなくなる場合があります。
  1. サテライトAP側のネットワークにて、サテライトAPのIPアドレスを確認しておきます。
  2. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示されます。
  3. 確認したサテライトAPのIPアドレスとMACアドレス(この例では「00:00:5e:00:53:c0」)を使用して、「無線APの登録、情報編集、削除」を参考に、サテライト無線APを登録します。
    ここでは、先述の構成例に従い、「TQ5403-WDS-SAT」として登録します。
    「無線AP登録」ダイアログにて「追加」ボタンをクリックすると、「無線AP詳細」画面が表示されます。
  4. 「AP本体」の「AP共通設定」ドロップダウンリストから、先ほど作成したWDS用のダミー設定を選択します。
    Note
    AP共通設定を選択したあと、WDSの設定が完了するまで、無線AP個別設定画面の「保存」ボタンをクリックしないでください。
  5. 「無線設定」にて、WDS接続に使用する無線のチャンネルを選択します。
    ここでは、例として、無線1の3chを使用するものとします。
    無線2、無線3はAP共通設定によって無線送信を無効にするため、無視します。
  6. 「無線設定」にて、「WDSモード」のラジオボタンから「WDS Child」を選択します。
    「WDS設定」に新しいWDS設定「WDS1」が作成されます。
  7. 「WDS設定」にて、「無線送信」を「有効」にします。
  8. WDSに使用するSSIDを入力します。
    今回は、「WDS_test」と入力します。
  9. 「セキュリティー」を設定します。
    「セキュリティー」には、先ほどダミーAP共通設定で作成したVAPと同じセキュリティーを選択します。今回は「WPAパーソナル」を選択します。
  10. WDSに使用するSSIDのセキュリティーキーを入力します。
    複数のサテライトAPを登録する場合は、同じセキュリティーキーを使用してください。
    今回は、「himitsu!」と入力します。
  11. 「管理フレーム保護」を「無効」にします。
  12. 画面右上の「保存」ボタンをクリックします。
    「無線AP詳細」画面に切り替わり、無線APへの設定適用が自動で行われます。
    Note
    無線APへの設定適用には時間がかかりますので、次の手順を実行する前に、しばらくお待ちください。
  13. サテライトAPが正常にAWCプラグインの管理下に追加されたことを確認します。
    AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    「設定機能/無線AP一覧」画面が表示され、サテライトAPが管理下に追加されたことが確認できます。
サテライトAPの設定は以上です。

多段接続をする場合

AT-TQ3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2は、3台の無線APを利用した2段までの多段接続をサポートします。
Note
AT-TQ1402、AT-TQm1402は、2台の無線APを利用した1対1の接続のみをサポートします。
2段接続を行う場合は、共通のWDS VAPを使用する方法と、異なる無線バンドを使用して個別にWDS VAPを設定する方法の、2通りの設定を行えます。

■ 共通のWDS VAPを使用する
この場合は、中継点となる無線APをWDSのルートAPとして設定し、両端をサテライトAPに設定します。


■ 異なる無線バンドを使用して個別にWDS VAPを設定する
この場合は、個別のWDS VAPに対して、それぞれルートAP、サテライトAPに設定します。
中継点となる無線APでは、両方の機能を果たします。

各種操作 / その他の設定 / 無線APのWeb設定画面からの変更

無線APの設定は、一部の設定を除き、AWCプラグイン側で行います。

Web設定画面で変更を行う場合は、必ず下記の手順により設定変更を行ってください。
それ以外の方法で設定変更を行うとAWCプラグインに正しく認識されず管理できなくなります。
  1. 対象の無線APが所属する管理グループを管理可能なアカウントで、AWCプラグインのWeb管理画面にログインします。
  2. AWCプラグインメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    無線AP一覧が表示されます。

  3. 無線AP一覧にて対象の無線APのチェックボックスにチェックを入れます。

  4. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーし表示されたメニューから「削除」をクリックします。


    対象の無線APが一覧から削除され、AWCプラグインは該当の無線APの管理を終了します。
  5. 無線APがAWCプラグインの管理から外れたことを認識させるため、1分以上、何もせず待ちます。
  6. 無線APのWeb設定画面で設定変更を行います。

  7. 設定変更を終えたら、AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    無線AP一覧が表示されます。

  8. コンテンツ欄右上の歯車アイコンにマウスオーバーし表示されたメニューから「手動で登録」をクリックします。
    無線AP登録ダイアログが表示されます。

  9. 無線AP登録ダイアログで必要事項を入力し、「追加」ボタンをクリックします。
    ※Web設定画面でIPアドレスを変更した場合は変更したIPアドレスで登録します。


    無線AP詳細画面が開きます。

  10. 設定情報欄の右上にある「編集」ボタンをクリックします。


    「無線AP個別設定」画面に遷移し、「AP共通設定選択」ダイアログが表示されます。

  11. AP共通設定の一覧から無線APに割り当てていたAP共通設定を選択し「選択」ボタンをクリックします。


    「無線AP個別設定」画面に戻ります。

  12. 「無線AP個別設定」画面右上の「保存」ボタンをクリックします。

    無線AP詳細画面に戻ります。
    無線APを検出すると、設定の適用が行われます。
    Note
    無線APの検出と設定適用のタイミングによっては、管理状態に「管理失敗」と表示される場合があります。
    この際、正しく登録されている場合は表示にかかわらず設定適用が行われており、画面遷移後に確認状態を確認できます。
  13. AWCプラグインのメニューから「無線設定」→「AP登録・設定」をクリックします。
    無線AP一覧が表示されます。
    無線APの設定状態が確認できます。

手順は以上です。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ



フロアマップを作成し無線APの管理を行えます。
フロアマップパネルをクリックするとさらに詳しい詳細を表示できます。
Note
本画面では定期的に最新の情報に更新され表示されます。
Note
マウスのホイールボタンによるオートスクロール機能は使用しないでください。
Note
フロアマップ名の文字数が多い場合、「フロアマップ一覧(パネル表示、リスト表示)」画面、または「フロアマップ一覧」→「フロアマップ詳細」画面では省略されてしまい、全文字列の確認ができません。
全文字列を確認する場合は、「フロアマップ一覧」→「リスト表示」アイコン→「編集」ボタン(鉛筆アイコン)→「フロアマップ編集」ダイアログにて確認してください。
Note
各リストのソート機能で「IPアドレス」の項目は文字列でソートされます。

フロアマップ一覧



■ 表示1
表 1:フロアマップ一覧 コマンドボタン
項目名 説明
管理グループドロップダウンメニュー 表示対象のフロアマップを絞り込むことができます。デフォルトは「全管理グループ」です。
フロアマップドロップダウンメニュー 設定を行うフロアマップを選択できます。
デフォルトは「全フロアマップ」です。
いずれかのフロアマップを選択すると、コンテンツ欄中央の表示がフロアマップ一覧表示からフロアマップ詳細に切り替わります。
3Dフロアマップ表示ボタン
3Dフロアマップに表示を切り替えます。
管理グループドロップダウンメニューにて「全管理グループ」以外のいずれかの管理グループを選択している場合、3Dフロアマップ表示ボタンが有効になります。
詳しくは、「画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ」の「フロアマップ詳細表示と3Dフロアマップ」をご覧ください。
「タグ編集」ボタン
Note
パネル表示時は「タグ編集」ボタンは使用できません。
タグの編集は、リスト表示時に行います。
「新規作成」ボタン フロアマップを作成するための「フロアマップ作成」ダイアログが開きます。
フロアマップの作成方法は「各種操作」/「フロアマップ」/「フロアマップの作成、編集、削除」をご覧ください。

■ 表示2
表 2:フロアマップパネル
項目名 説明
フロアマップパネル 作成したフロアマップパネルが表示され、フロアマップに属している無線AP数とフロアマップ名が表示されます。
パネルの上にマウスオーバーすると透過パネルに切り替わり、管理者の場合は、パネルの右上に「編集」ボタン(鉛筆アイコン)、「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)が表示されます。パネルをクリックするとフロアマップ詳細画面に移動します。
  • フロアマップパネルが赤色になっている場合は、フロアマップに配置されている無線APに何らかの異常が生じ、管理下から外れていることを示しています。
    管理下から外れたすべての無線APが再度管理中の状態に戻ると、フロアマップパネルは通常状態に戻ります。


    • 「編集」ボタン(鉛筆アイコン)(管理者のみ):
      フロアマップ編集ダイアログが表示され、マップ名、マップ画像、タグの追加、コメントの編集などの変更が行えます。

    • 「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)(管理者のみ):
      フロアマップ削除ダイアログが表示され、当該のフロアマップを削除できます。

    • 詳細画面を見る>>:
      クリックするとフロアマップの詳細画面に移動します。

    • コメント吹き出し(マウスオーバー時):
      フロアマップに設定したコメントが表示されます。

■ 表示3
AWCプラグインに登録されているフロアマップの概要を一覧表示します。
表示されるフロアマップの情報は、後に説明するフロアマップ一覧の拡張表示にて選択した情報の種類によって異なります。デフォルトでは基本情報が表示されます。
表 3:フロアマップ一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される 状態、フロアマップ名、管理グループ名の他に、AP数、タグなどの情報を閲覧可能な拡張表示になります。
フロアマップ一覧 拡張表示状態では、フロアマップパネルは表示されません。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X フロアマップ フロアマップの総数が表示されます。
フロアマップを検索 登録されているフロアマップの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「フロアマップ名」「管理グループ名」「タグ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
基本情報
チェックボックス フロアマップを表示対象として選択する場合にチェックを入れます。
ステータスアイコン フロアマップに配置されている無線APの状態が正常の場合は緑色のチェック印が表示されます。
フロアマップに配置されている無線APに異常がある場合は赤色の三角印で表示されます。
フロアマップ名 フロアマップ作成時に設定したフロアマップ名が表示されます。
管理グループ名 フロアマップ作成時に設定した管理グループ名が表示されます。
マップ情報
チェックボックス フロアマップを表示対象として選択する場合にチェックを入れます。
ステータスアイコン フロアマップに配置されている無線APの状態が正常の場合は緑色のチェック印が表示されます。
フロアマップに配置されている無線APに異常がある場合は赤色の三角印で表示されます。
フロアマップ名 フロアマップ作成時に設定したフロアマップ名が表示されます。
横[m] フロアマップの作成時に設定した横幅を表示します(単位:m)。
縦[m] フロアマップの作成時に設定した縦幅を表示します(単位:m)。
「詳細」ボタンをクリックするとフロアマップ一覧の拡張表示に切り替わります。

表 4:フロアマップ一覧 拡張表示
項目名 説明
詳細 クリックすると、状態、フロアマップ名、管理グループ名の一覧表示に戻ります。
また、コンテンツ欄左側には、フロアマップパネルが表示されます。
X フロアマップ フロアマップの総数が表示されます。
「基本情報」/「マップ情報」ボタン リストの表示内容を切り替えます。
フロアマップを検索 登録されているフロアマップの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「フロアマップ名」「管理グループ名」「タグ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
基本情報
チェックボックス フロアマップのタグを編集する場合にチェックを入れ「タグ編集」ボタンをクリックします。
ステータスアイコン フロアマップに配置されている無線APの状態が正常の場合は緑色のチェック印が表示されます。
フロアマップに配置されている無線APに異常がある場合は赤色の三角印で表示されます。
フロアマップ名 フロアマップ作成時に設定したフロアマップ名が表示されます。
管理グループ名 フロアマップ作成時に設定した管理グループ名が表示されます。
AP数 フロアマップに配置されている無線APの総数が表示されます。
タグ フロアマップに登録されているタグが表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン)(管理者アカウントのみ) フロアマップの編集を行えます。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)(管理者アカウントのみ) フロアマップを削除します。
マップ情報
チェックボックス フロアマップのタグを編集する場合にチェックを入れ「タグ編集」ボタンをクリックします。
ステータスアイコン フロアマップに配置されている無線APの状態が正常の場合は緑色のチェック印が表示されます。
フロアマップに配置されている無線APに異常がある場合は赤色の三角印で表示されます。
フロアマップ名 フロアマップ作成時に設定したフロアマップ名が表示されます。
横[m] フロアマップの作成時に設定した横幅を表示します(単位:m)。
縦[m] フロアマップの作成時に設定した縦幅を表示します(単位:m)。
原点X[m] 3Dフロアマップにおける、フロアマップ画像の原点(左上)の水平位置を表示します(単位:m)。
原点Y[m] 3Dフロアマップにおける、フロアマップ画像の原点(左上)の垂直位置を表示します(単位:m)。
天井高[m] 3Dフロアマップにおけるフロアの高さを表示します(単位:m)。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン)(管理者アカウントのみ) フロアマップの編集を行えます。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)(管理者アカウントのみ) フロアマップを削除します。

フロアマップ詳細表示と3Dフロアマップ

フロアマップ一覧のヘッダーにある管理グループドロップダウンメニューとフロアマップドロップダウンメニューから、表示するフロアマップを選択できます。
同一管理グループ内の複数のフロアマップを選択すると、フロアマップを3Dで階層表示できます。

画面リファレンス / 無線モニター / 3Dフロアマップ [無線ステータス表示]

フロアマップ一覧画面にて、管理グループドロップダウンメニューから特定の管理グループを選択し、右側のフロアマップ一覧からいずれかのフロアマップにチェックを付けると、3Dフロアマップが表示されます。


■ 表示1

表 1:3Dフロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループドロップダウンメニュー 表示対象のフロアマップを絞り込むことができます。
選択中の管理グループを変更すると、3Dフロアマップは解除され、フロアマップ一覧のパネル表示に戻ります。
フロアマップドロップダウンメニュー 3Dフロアマップでは無効となります。
「一覧へ戻る」ボタン
「フロアマップ一覧」画面に戻ります。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するかを、次の選択肢から選択します。
  • 無線1 - 2.4GHz
  • 無線2 - 5GHz
  • 無線3 - 5GHz
  • 無線3 - 6GHz
「無線3 - 5GHz」にはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2、AT-TQm5403/6403 GEN2の無線3が、「無線3 - 6GHz」にはAT-TQ3403/7403、AT-TQm3403の無線3が該当します。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 接続クライアント表示
  • スマートコネクト表示

■ 表示2
選択したフロアマップが階層的に表示されます。
フロアマップの表示角度は、右下の画角調整ボタンで変更できます。
各フロアマップには、個別のフロアマップ詳細画面にて配置した無線APのアイコン、無線APを中心にチャンネルまたは電波の到達距離と強度を色で表すヒートマップ、作成したエリアや壁が表示されます。
ヒートマップの描画モードはフロアマップコントロールの「描画モード」で選択できます。
Note
同じ出力で動作している無線AP同士でも、設置場所などによってヒートマップの出力円の大きさが変わることがあります。
無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
また、無線AP一覧を表示している場合は、マウスポインターを置いた無線APアイコンに該当する行を青色で強調表示します。

■ 表示3
フロアマップ、または、無線APの一覧が表示されます。フロアマップ一覧と無線AP一覧は、一覧上部のタブで切り替えることができます。
フロアマップ一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、階層表示されたフロアマップのうち、該当するフロアマップを強調表示します。
また、無線AP一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、フロアマップ上の該当する無線APアイコンを青い円で強調表示します。
表 2:フロアマップ/AP一覧
項目名 説明
ヘッダー
フロアマップ/APタブ 一覧の表示内容を切り替えます。
フロアマップ一覧表示
X フロアマップ 選択された管理グループに所属するフロアマップの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
3Dフロアマップでは、プログレスバーと併せて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
フロアマップを検索 3Dフロアマップでは、本項目は無効となります。
チェックボックス フロアマップを表示対象として選択する場合にチェックを入れます。
フロアマップ 選択された管理グループに所属するフロアマップ名が表示されます。
原点 設定されたフロアマップ画像の左上の座標を表示します。
天井 設定された天井の高さを表示します。
順番 クリックしたままマウスポインターを上下することで、フロアマップの並び順を変えることができます。
編集ボタン(鉛筆アイコン) 「3Dフロアマップ設定編集」ダイアログを表示します。

■ 3Dフロアマップ設定編集

  • 原点X[m]:
    フロアマップ画像の原点(左上)の水平位置を-1000~1000(単位:m)の整数で調整します。
    画角調整ボタンの水平角の回転軸を基準として、値が大きいほど右に、小さいほど左に移動します。
    デフォルトは0(m)です。
  • 原点Y[m]:
    フロアマップ画像の原点(左上)の垂直位置を-1000~1000(単位:m)の整数で調整します。
    画角調整ボタンの水平角の回転軸を基準として、値が大きいほど下に、小さいほど上に移動します。
    デフォルトは0(m)です。
  • 天井高[m]:
    フロアの高さを1~100(単位:m)の整数で調整します。
    デフォルトは10(m)です。
    本設定は、3Dフロアマップにおける上のフロアとの描画間隔に反映されます。ヒートマップの電波強度のシミュレーションには影響しません。
  • 「保存」ボタン:設定の変更を保存し、3Dフロアマップ設定編集ダイアログを閉じます。
  • 「キャンセル」ボタン:設定の変更を破棄し、3Dフロアマップ設定編集ダイアログを閉じます。
AP一覧表示
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
3Dフロアマップでは、プログレスバーと併せて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
機器を検索 フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「フロアマップ名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 機器名が表示されます。
フロアマップ名 所属するフロアマップ名が表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。

■ 表示4
フロアマップ上の各地点の信号強度、または、チャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。
凡例は、フロアマップの描画モードによって異なります。

■ 表示5

表 3:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「電波強度」または「チャンネル」から選択します。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
Note
壁を作成してある場合、壁の表示を無効にしてあっても、ヒートマップ表示には壁による減衰が反映されます。
表示強度 ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示6
マップの表示を調整します。

画面リファレンス / 無線モニター / 3Dフロアマップ [スマートコネクト表示]

3Dフロアマップ画面にて、表示内容ドロップダウンメニューから「スマートコネクト表示」を選択すると、選択中のフロアマップ上のスマートコネクトの情報が表示されます。


■ 表示1

表 1:3Dフロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループドロップダウンメニュー 表示対象のフロアマップを絞り込むことができます。
選択中の管理グループを変更すると、3Dフロアマップは解除され、フロアマップ一覧のパネル表示に戻ります。
フロアマップドロップダウンメニュー 3Dフロアマップでは無効となります。
「一覧へ戻る」ボタン
「フロアマップ一覧」画面に戻ります。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するかを、次の選択肢から選択します。
  • 無線1 - 2.4GHz
  • 無線2 - 5GHz
  • 無線3 - 5GHz
  • 無線3 - 6GHz
「無線3 - 5GHz」にはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2、AT-TQm5403/6403 GEN2の無線3が、「無線3 - 6GHz」にはAT-TQ3403/7403、AT-TQm3403の無線3が該当します。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 接続クライアント表示
  • スマートコネクト表示

■ 表示2
選択したフロアマップが階層的に表示されます。
フロアマップの表示角度は、右下の画角調整ボタンで変更できます。
各フロアマップには、個別のフロアマップ詳細画面にて配置した無線APのアイコンと、作成した壁が表示されます。AWC-SCにより無線AP間が無線接続されている場合は、無線AP間の接続状態が灰色のリンク線と接続健全性アイコンで表示されます。
接続健全性アイコンは、無線AP間の電波の強度をアイコンの波の数で表します。

表 2:接続健全性アイコン
アイコンの波の数 電波強度
4本 -57dBm以上
3本 -62 ~ -58dBm
2本 -69 ~ -63dBm
1本 -79 ~ -70dBm
0本 -80dBm以下
無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
また、無線AP一覧を表示している場合は、マウスポインターを置いた無線APアイコンに該当する行を青色で強調表示します。

■ 表示3
フロアマップ、または、無線APの一覧が表示されます。フロアマップ一覧と無線AP一覧は、一覧上部のタブで切り替えることができます。
フロアマップ一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、階層表示されたフロアマップのうち、該当するフロアマップを強調表示します。
また、無線AP一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、フロアマップ上の該当する無線APアイコンを青い円で強調表示します。
表 3:フロアマップ/AP一覧
項目名 説明
ヘッダー
フロアマップ/APタブ 一覧の表示内容を切り替えます。
フロアマップ一覧表示
X フロアマップ 選択された管理グループに所属するフロアマップの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。
3Dフロアマップでは、プログレスバーと併せて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
フロアマップを検索 3Dフロアマップでは、本項目は無効となります。
チェックボックス フロアマップを表示対象として選択する場合にチェックを入れます。
フロアマップ 選択された管理グループに所属するフロアマップ名が表示されます。
原点 設定されたフロアマップ画像の左上の座標を表示します。
天井 設定された天井の高さを表示します。
順番 クリックしたままマウスポインターを上下することで、フロアマップの並び順を変えることができます。
編集ボタン(鉛筆アイコン) 「3Dフロアマップ設定編集」ダイアログを表示します。

■ 3Dフロアマップ設定編集

  • 原点X[m]:
    フロアマップ画像の原点(左上)の水平位置を-1000~1000(単位:m)の整数で調整します。
    画角調整ボタンの水平角の回転軸を基準として、値が大きいほど右に、小さいほど左に移動します。
    デフォルトは0(m)です。
  • 原点Y[m]:
    フロアマップ画像の原点(左上)の垂直位置を-1000~1000(単位:m)の整数で調整します。
    画角調整ボタンの水平角の回転軸を基準として、値が大きいほど下に、小さいほど上に移動します。
    デフォルトは0(m)です。
  • 天井高[m]:
    フロアの高さを1~100(単位:m)の整数で調整します。
    デフォルトは10(m)です。
    本設定は、3Dフロアマップにおける上のフロアとの描画間隔に反映されます。ヒートマップの電波強度のシミュレーションには影響しません。
    デフォルトは10(m)です。
  • 「保存」ボタン:設定の変更を保存し、3Dフロアマップ設定編集ダイアログを閉じます。
  • 「キャンセル」ボタン:設定の変更を破棄し、3Dフロアマップ設定編集ダイアログを閉じます。
AP一覧表示
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。
3Dフロアマップでは、プログレスバーと併せて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
機器を検索 フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「フロアマップ名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 機器名が表示されます。
フロアマップ名 所属するフロアマップ名が表示されます。
SC状態 AWC-SCにおける無線APの役割を表示します。
  • ルート:
    配下のコネクターAP/ターミネーターAPや無線クライアントの通信を有線ネットワークとブリッジします。
  • コネクター:
    配下のターミネーターAPや無線クライアントの通信をルートAPとブリッジします。
  • ターミネーター:
    配下の無線クライアントの通信を上位のルートAP/コネクターAPとブリッジします。
  • 不明:
    AWC-SC接続が確立されていません。または、スマートコネクトが有効に設定されていません。

■ 表示4

3Dフロアマップ画面のスマートコネクト表示では、描画モード、凡例、表示強度は無効となります。
表 4:フロアマップコントロール
項目名 説明
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
Note
壁を作成してある場合、壁の表示を無効にしてあっても、ヒートマップ表示には壁による減衰が反映されます。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示5
マップの表示を調整します。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [無線ステータス表示]



フロアマップ一覧のフロアマップパネル、または、フロアマップドロップダウンメニューから特定のフロアマップを選択すると、フロアマップ詳細表示画面に移動します。
コンテンツ欄中央にはフロア図が表示され、コンテンツ欄右側には無線APのリストが表示されます。
Note
管理失敗となった無線APには管理中だった際に取得した最新の情報が表示されます。
Note
無線APアイコンが配置されているフロアマップの背景画像を変更した際に背景画像の範囲外となってしまった無線APアイコンを背景画像内に移動させようとドラッグすると自動で背景画像内に移動してしまい、無線APアイコンとマウスカーソルの位置がずれた状態になります。
本事象が発生した場合は、一度マウスのホールドを解除し、アイコンをホールドし直してください。
Note
フロアマップ詳細を開いているときに、他ユーザーが該当マップを削除した場合に、AP配置を選択すると、Loading画面が出たあとエラーダイアログが表示されずにフロアマップ詳細画面に戻ってしまいます。その際はフロアマップ一覧画面より該当マップの有無を確認してください。

無線ステータス表示

フロアマップ上の無線電波の快適度合い、電波強度、チャンネルをグラフィカルに表示します。

後述のフロアマップコントロールにて、描画モードドロップダウンメニューから快適度合い、電波強度、チャンネルの各モードを切り替えることができます。

共通

快適度合い、電波強度、チャンネルの各モードで共通する表示項目を以下に示します。

■ 表示1
表 1:フロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
スパナアイコン スパナアイコンにマウスオーバーすると、管理下APに対する設定のサブメニューが表示されます。無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れる、または、フロアマップ上の無線APアイコンをクリックして選択すると、次のいずれかの設定を行えます。

  • 設定適用:
    無線設定画面で行った設定変更が無線AP本体に適用されます。

  • 再起動:
    無線APを再起動します。

  • ファームウェア割り当て:
    「ファームウェア割り当て」ダイアログを表示し、該当の無線APに対して、次回ファームウェア更新を行う際に適用するファームウェアを割り当てます。
    ファームウェアは、別途「ファームウェア登録」にて登録します。
    ファームウェアの割り当て方法については、「無線APの再起動、ファームウェア更新」の「ファームウェア割り当て」をご覧ください。
    無線APに割り当てられたファームウェアファイルは、「無線AP詳細」画面、または、「管理下AP詳細」画面の基本情報にて確認できます。

  • ファームウェア更新:
    「ファームウェア更新」ダイアログを表示します。
    適用するファームウェアは、別途「ファームウェア割り当て」にて指定します。
    ファームウェアの更新については、「無線APの再起動、ファームウェア更新」の「ファームウェア適用」をご覧ください。
    Note
    1マップあたりに配置できる無線APは120台までです。
    これに伴い、一度にファームウェアを更新できる無線APの数は最大120台となりますが、AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度や、帯域の使用状況によって、上記の台数よりも少なくなる場合があります。

  • AWC計算・適用:
    現在のフロアマップが所属する管理グループのすべての管理下APに対して、AWC計算の実施、適用を行います。

  • 描画設定の保存:
    現在のフロアマップの表示位置・拡大率をユーザーごとの設定として保存します。
    他のフロアマップや、他のユーザーの閲覧環境には影響を及ぼしません。
    Note
    変更をデフォルトに戻すことはできません。手動で同等の表示位置・拡大率に調整して描画設定を保存しなおすか、別途フロアマップまたはユーザーを作成しなおす必要があります。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するかを、次の選択肢から選択します。
  • 無線1 - 2.4GHz
  • 無線2 - 5GHz
  • 無線3 - 5GHz
  • 無線3 - 6GHz
「無線3 - 5GHz」にはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2、AT-TQm5403/6403 GEN2の無線3が、「無線3 - 6GHz」にはAT-TQ3403/7403、AT-TQm3403の無線3が該当します。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2
無線ステータス表示画面では、「接続健全性アイコン」は無効となります。

表 2:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「快適度合い」「電波強度」または「チャンネル」から選択します。デフォルトは「快適度合い」です。
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 配置済み無線AP一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアエリア 本項目は未サポートとなります。
デバイスカウンター 本項目は未サポートとなります。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
Note
壁を作成してある場合、壁の表示を無効にしてあっても、ヒートマップ表示には壁による減衰が反映されます。
表示強度 ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
快適度合いモードでは本項目は無効となります。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。
■ 表示3
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

快適度合いモード

無線自由度、接続許容度、接続安定性、電波安定性、無線余裕度の5つの快適パラメータを基にフロアを快適度で色分けして表示します。

■ 表示1
AWCプラグインが独自に算出したフロア全体の快適度合いを数値(単位:%)とグラフで表示します。
また、フロアマップ上の任意の地点をクリックすると、該当地点の快適度合いの表示に切り替わります。


■ 表示2
表 3:フロアマップ
項目名 説明
フロア図(背景) フロアマップ作成時に登録したマップ画像が表示されます。フロア図の上にリストに表示されている無線APのアイコンを配置できます。
また、チャンネルや電波の到達距離と強度または快適度を色で表すヒートマップを表示します。
ヒートマップの描画モードはフロアマップコントロールの「描画モード」で選択できます。
Note
同じ出力で動作している無線AP同士でも、設置場所などによってヒートマップの出力円の大きさが変わることがあります。
AWCプラグイン管理下にない無線APはフロアマップに影響を与えません。
無線APアイコン
フロアマップのリストから配置した無線APアイコンが表示されます。
  • AWCプラグイン管理下にある無線APのアイコンの下には現在の状態を表示します。
    • 選択した無線バンドで無線出力を行っている場合:
      接続無線クライアントが存在するか否かによって、現在の状態を簡易に表示します。
      • 接続中の無線クライアントが存在する場合:
        「[使用チャンネル]ch([無線使用率]%), [電波強度]%, [クライアント数] client(s)」の形式
        (例:7ch(50%), 100%, 2 clients)
      • 接続中の無線クライアントが存在しない場合:
        「[使用チャンネル]ch([無線使用率]%), [電波強度]%」の形式
        (例:7ch(50%), 100%)
    • 無線コンシェルジュのAP間引きが有効で、該当の無線APが間引きの対象となっている場合:
      「スタンバイ」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
    • 無線AP個別設定において、無線送信を無効化している場合:
      「無効化中」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
  • 無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
    • AP名
    • MACアドレス
    • IPアドレス
    • 表示中の無線バンドの使用チャンネル、帯域幅、出力強度
    • クライアント数
    • 最終管理失敗(最後に管理下から外れた日時)
管理外APアイコン
管理外APの検出が有効な場合、特に影響の大きい管理外APの推定位置を表します。
アイコンにマウスポインターを置くと、該当の管理外APから送出されたSSID、BSSID、チャンネル、出力強度(RSSI)、検出時刻がポップアップ表示されます。

■ 表示3
ヒートマップ表示の快適度合いモードの凡例です。
フロアマップ上の各地点の快適度を表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。


■ 表示4
表 4:フロアマップ 快適パラメータ詳細
項目名 説明
詳細 快適度合いモードでは無効となります。
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に表示項目を更新したりできます。
快適パラメーターグラフ 次の5つの快適パラメーターをレーダーチャートとして表示します。
  • 無線自由度:
    管理外APとの電波干渉の影響が大きいかどうか。数値が高いほど電波干渉の影響が小さいことを示します。
    Note
    本パラメーターを適切に表示するには、無線侵入検知/防御設定の「不正無線APの検出」、および、AP共通設定の「近隣AP検出」が有効に設定されている必要があります。
  • 接続許容度:
    無線クライアント接続許容数に余裕があるかどうか。数値が高いほど最大クライアント接続数に対して現在のクライアント接続数が少ないことを示します。
  • 接続安定性:
    受信した無線接続関連ログに異常系ログが多いかどうか。数値が高いほど無線接続の異常が少ないことを示します。
  • 電波安定性:
    無線AP配置・電波出力・チャンネル設定が最適になっているかどうか。数値が高いほど無線APの配置や設定が適切であることを示します。
  • 無線余裕度:
    無線使用率が高いかどうか。数値が高いほど無線の通信帯域に対し通信が少ないことを示します。
グラフ全体の色はフロア全体または指定地点の快適度を表します。
グラフの各パラメーターをクリックすると、該当パラメーターをヒートマップ表示の評価対象から除外したり、再び評価に反映したりすることができます。評価から除外されたパラメーター名は灰色で表示されます。
また、快適度が低い場合には、タイトル左側に表示される注意アイコンにマウスポインターを置くと、改善点の提案が表示されます。
管理外BSSID分布 過去1時間におけるフロアマップ上の無線APが検出した管理下AP以外の無線機器が発信した不正APの電波を、横軸にチャンネル、縦軸に出力強度(RSSI)として表示します。
グラフをクリックすると、拡大表示できます。
Note
本グラフを表示するには、無線侵入検知/防御設定の「不正無線APの検出」、および、AP共通設定の「近隣AP検出」が有効に設定されている必要があります。
無線接続関連ログ推移 過去1時間におけるフロアマップ上の無線APに対する無線クライアントの接続などの成功ログ、切断などの失敗ログ、チャンネルブランケットのハンドオーバーなどの情報ログの件数の推移を表示します。

電波強度モード



■ 表示1
表 5:フロアマップ
項目名 説明
フロア図(背景) フロアマップ作成時に登録したマップ画像が表示されます。フロア図の上にリストに表示されている無線APのアイコンを配置できます。
また、チャンネルや電波の到達距離と強度または快適度を色で表すヒートマップを表示します。
ヒートマップの描画モードはフロアマップコントロールの「描画モード」で選択できます。
Note
同じ出力で動作している無線AP同士でも、設置場所などによってヒートマップの出力円の大きさが変わることがあります。
AWCプラグイン管理下にない無線APはフロアマップに影響を与えません。
無線APアイコン
フロアマップのリストから配置した無線APアイコンが表示されます。
  • AWCプラグイン管理下にある無線APのアイコンの下には現在の状態を表示します。
    • 選択した無線バンドで無線出力を行っている場合:
      「[使用チャンネル]ch, [電波強度]%」の形式で表示します。
      (例:7ch, 100%)
    • 無線コンシェルジュのAP間引きが有効で、該当の無線APが間引きの対象となっている場合:
      「スタンバイ」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
    • 無線AP個別設定において、無線送信を無効化している場合:
      「無効化中」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
  • 無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
    • AP名
    • MACアドレス
    • IPアドレス
    • 表示中の無線バンドの使用チャンネル、帯域幅、出力強度
    • クライアント数
    • 最終管理失敗(最後に管理下から外れた日時)

■ 表示2
ヒートマップ表示の電波強度モードの凡例です。
フロアマップ上の各地点の信号強度、または、チャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。


■ 表示3
表 6:フロアマップ 配置済み無線AP一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される 管理状態、機器名、IPアドレスの他に、機器種別、MACアドレス、AP共通設定、タグ、無線バンドごとのチャンネルや送信出力、接続数の情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線AP一覧を更新したりできます。
無線APを検索 フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「管理状態」「IPアドレス」「機器種別」「MACアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
Note
タグを選択するには、一度リストを拡張表示(詳細表示をクリック)する必要があります
タグ 「無線APを検索」欄の下には、登録されているすべてのタグが表示されます。
ステータスアイコン 無線APがAWCプラグインの管理下にある場合は緑色のチェック印が表示されます。AWCプラグインの管理下から外れている場合は赤色の三角印で表示されます。
機器名 機器名が表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。

チャンネルモード



■ 表示1
表 7:フロアマップ
項目名 説明
フロア図(背景) フロアマップ作成時に登録したマップ画像が表示されます。フロア図の上にリストに表示されている無線APのアイコンを配置できます。
また、チャンネルや電波の到達距離と強度または快適度を色で表すヒートマップを表示します。
ヒートマップの描画モードはフロアマップコントロールの「描画モード」で選択できます。
Note
同じ出力で動作している無線AP同士でも、設置場所などによってヒートマップの出力円の大きさが変わることがあります。
AWCプラグイン管理下にない無線APはフロアマップに影響を与えません。
無線APアイコン
フロアマップのリストから配置した無線APアイコンが表示されます。
  • AWCプラグイン管理下にある無線APのアイコンの下には現在の状態を表示します。
    • 選択した無線バンドで無線出力を行っている場合:
      「[使用チャンネル]ch, [電波強度]%」の形式で表示します。
      (例:7ch, 100%)
    • 無線コンシェルジュのAP間引きが有効で、該当の無線APが間引きの対象となっている場合:
      「スタンバイ」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
    • 無線AP個別設定において、無線送信を無効化している場合:
      「無効化中」と表示されます。該当無線APは表示中の無線バンドでは無線出力を行っていません。
  • 無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
    • AP名
    • MACアドレス
    • IPアドレス
    • 表示中の無線バンドの使用チャンネル、帯域幅、出力強度
    • クライアント数
    • 最終管理失敗(最後に管理下から外れた日時)

■ 表示2
ヒートマップ表示のチャンネルモードの凡例です。
フロアマップ上の各地点のチャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。


■ 表示3
表 8:フロアマップ 配置済み無線AP一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される 管理状態、機器名、IPアドレスの他に、機器種別、MACアドレス、AP共通設定、タグ、無線バンドごとのチャンネルや送信出力、接続数の情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線AP一覧を更新したりできます。
無線APを検索 フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「管理状態」「IPアドレス」「機器種別」「MACアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
Note
タグを選択するには、一度リストを拡張表示(詳細表示をクリック)する必要があります
タグ 「無線APを検索」欄の下には、登録されているすべてのタグが表示されます。
ステータスアイコン 無線APがAWCプラグインの管理下にある場合は緑色のチェック印が表示されます。AWCプラグインの管理下から外れている場合は赤色の三角印で表示されます。
機器名 機器名が表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。

配置済み無線AP一覧 拡張表示

フロアマップ詳細画面右側の配置済み無線AP一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、一覧が拡張し機器種別、AP共通設定などの情報を表示できます。
一覧には、無線APのシステム情報、無線情報、接続クライアント情報を切り替えて表示できます。初期状態では、無線APのシステム情報を表示します。


■ 表示1
表 9
項目名 説明
詳細 詳細をクリックするとデフォルトの状態に戻ります。
X AP フロアマップに配置されている無線APの総数が表示されます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線AP一覧を更新したりできます。
無線APを検索 現在の表示対象のうち、「機器名」「管理状態」「IPアドレス」「機器種別」「MACアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
「システム情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APのシステム情報を一覧に表示します。
「無線情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの無線設定を一覧に表示します。
「接続クライアント情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの各無線バンドに接続している無線クライアント数を一覧に表示します。
フィルター 無線APに登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
タグ 「無線APを検索」欄の下には、登録されているすべてのタグが表示されます。
「タグ編集」ボタン リストで選択した無線APのタグの追加や編集を行えます。
フロアマップに同じタグを付ける場合には「フロアマップにもタグを付与する」チェックボックスにチェックを入れます。
Note
タグの登録時、コピー&ペーストでタグを登録すると、貼り付け時に全文が表示されません。そのままEnterキーを押下すると、ペーストされた文字列全体がタグとして指定されます。
Note
タグ編集時、改行を含む値をペーストすると表示がおかしくなる場合がありますので、タグに改行を含む値をペーストするオペレーションは未サポートです。
Note
付与したタグの文字数が多い場合、ノードマップ画面、フロアマップ詳細画面、機器検索画面のタグフィルターリストで全文字を表示することができません。その場合はタグの文字数を減らしてください。
  • タグを付与する場合は、タグ入力欄にタグを入力しEnterキーを押下します。
    タグ1個には、100文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。

  • タグを解除する場合は、タグの右側に表示されている×印をクリックします。

■ 表示2
表 10:フロアマップ 配置済み無線AP一覧 拡張表示
項目名 説明
システム情報
チェックボックス タグを編集する場合にチェックを入れ「タグ編集」ボタンをクリックします。
機器名 機器名が表示されます。
状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
機器種別 機種名が表示されます。
バージョン 無線APに適用されたファームウェアバージョンが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
AP共通設定 無線APに設定したAP共通設定が表示されます。
タグ 無線APに登録したタグが表示されます。
無線情報
機器名 機器名が表示されます。
無線1/無線2/無線3 無線APの各無線バンドで使用している電波の周波数帯を表示します。
チャンネル 無線APの各無線バンドで使用しているチャンネルを表示します。
送信出力 無線APの各無線バンドの電波の送信出力を表示します。
接続クライアント情報
機器名 機器名が表示されます。
無線1/無線2/無線3 無線APの各無線バンドで使用している電波の周波数帯を表示します。
接続数 無線APの各無線バンドに接続している無線クライアント数が表示されます。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [無線クライアント表示]



フロアマップ詳細画面の表示内容ドロップダウンメニューから「無線クライアント表示」を選択すると、無線クライアント表示画面に切り替わります。
フロア上のすべての無線バンドの接続/切断/接続失敗クライアントを一覧したり、接続中の無線クライアントの所属APを確認したりできます。
また、ヘッダーの無線バンドドロップダウンリストから個別の無線バンドを選択した場合は、フロアマップコントロールの「描画モード」に合わせた形式でヒートマップを表示できます。
描画モードごとのヒートマップ表示形式については、「フロアマップ詳細 [無線ステータス表示]」をご覧ください。
Note
ヒートマップ表示を有効にすると、画面描画に時間がかかることがあります。
適宜、「ユーザー管理」画面にて「フロアマップ(無線クライアント)」の更新間隔を調整してください。

無線クライアント所属表示

無線APと接続した無線クライアントの関連を接続線で表示します。


■ 表示1
表 1:フロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
「クライアント定義」ボタン 「クライアント定義リスト」ダイアログを表示します。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するか、無線1、無線2、無線3、または「全ての無線」から選択します。デフォルトは「全ての無線」です。
「全ての無線」を選択すると、すべての無線バンド(無線1、無線2、無線3)の無線クライアント情報が表示されます。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2
表 2:フロアマップ
項目名 説明
フロア図(背景) フロアマップ作成時に登録したマップ画像が表示されます。
無線APアイコン フロアマップに配置した無線APアイコンが表示されます。アイコンの下には接続中、5分以内に切断済み、5分以内に接続失敗の無線クライアント数が「x/x/x client」形式で表示されます。
無線APアイコンをクリックすると、無線クライアント一覧には、該当の無線APに接続中の無線クライアントのみが表示されます。
無線クライアントアイコン 接続中の無線クライアントのアイコンです。無線クライアント一覧にてチェックを入れたものが、フロアマップ上に表示されます。
無線クライアントアイコンが表示される位置は、必ずしもフロアマップ上の地理とは一致しません。
  • AVM EXの「資産管理」画面の「グループ」によって、該当の無線クライアントのMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されている場合は、そのカスタムアイコンが適用されます。
    Note
    カスタムアイコンの反映には、Webブラウザーの再読み込みが必要です。
  • 該当のMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されていない場合は、AVM EXのデフォルトの不明デバイスアイコン(?マーク付き)が適用されます。
  • AVM EXの「ネットワークマップ」画面に反映されていない場合(無線クライアントが無線APに接続した直後など)はノートPCのアイコンが適用されます。
アイコンの右上には、無線クライアントからの受信信号強度(RSSI)をバーの本数で表します。
バーの本数 受信信号強度(RSSI)
4本 -52dBm ≦ RSSI
3本 -62dBm ≦ RSSI < -52dBm
2本 -72dBm ≦ RSSI < -62dBm
1本 -82dBm ≦ RSSI < -72dBm
0本 RSSI < -82dBm
切断/接続失敗状態の無線クライアントは、アイコン左上に赤い×印で示されます。

また、無線クライアントアイコンにマウスポインターを置くと、無線クライアントの位置推定情報がポップアップ表示されます。
項目名 説明
定義名 「クライアント定義」にて入力された無線クライアントの名前を表示します。
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスを表示します。
コメント 「クライアント定義」にて入力されたコメントを表示します。
周波数 無線クライアントが接続している無線バンドの周波数帯を表示します。
チャンネル 無線クライアントが接続しているチャンネルを表示します。
受信信号強度 無線クライアントからの受信信号強度(単位:dBm)を表示します。

■ 表示3
表 3:フロアマップ 無線クライアント一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示されるMACアドレス、IPアドレスの他にホスト名、ユーザー名、接続時間、クライアント名、コメント、SSID、接続先無線AP、受信信号強度、送受信パケット、送受信バイトの情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X クライアント フロアマップで選択した無線APに接続している無線クライアントの総数が表示されます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線クライアント)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは5秒)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線クライアント一覧を更新したりできます。
無線クライアントを検索 フロアマップ上の無線APに接続中の無線クライアントの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「MACアドレス」「IPアドレス」「SSID」「接続先無線AP」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 無線クライアント一覧を無線クライアントの状態で絞り込みます。
  • 接続:
    接続中の無線クライアントを一覧に表示します。選択時は緑色で表示されます。
  • 切断:
    5分以内に切断した無線クライアントを一覧に表示します。選択時は青色で表示されます。
  • 接続失敗:
    5分以内に接続失敗した無線クライアントを一覧に表示します。選択時は赤色で表示されます。
チェックボックス フロアマップに表示する無線クライアントの選択を行います。
チェックボックスにチェックを入れると、無線クライアントが接続している無線APのアイコンの周囲に、無線クライアントのアイコンとMACアドレスを表示します。
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
また、MACアドレスの背景は無線クライアントの状態を表します。
  • 緑色:
    接続中のものを表します。
  • 青色:
    5分以内に切断したものを表します。
  • 赤色:
    5分以内に接続失敗したものを表します。
IPアドレス 無線クライアントのIPアドレスが表示されます。
アイコン フロアマップに示す無線クライアントのアイコンが表示されます。
無線クライアントが接続中の場合は、次のようになります。
  • AVM EXの「資産管理」画面にて該当の無線クライアントのMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されている場合は、そのカスタムアイコンが適用されます。
    Note
    カスタムアイコンの反映には、Webブラウザーの再読み込みが必要です。
  • 該当のMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されていない場合は、AVM EXのデフォルトの不明デバイスアイコン(?マーク付き)が適用されます。
  • AVM EXの「ネットワークマップ」画面に反映されていない場合(無線クライアントが無線APに接続した直後など)はノートPCのアイコンが適用されます。
また、切断済みの無線クライアントについては、ノートPCの左上に赤い×印の付いたアイコンで表されます。
詳細 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。

■ 表示4
クライアント表示の凡例です。
画面下部のフロアマップコントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。


■ 表示5
無線クライアント所属表示画面では、「接続健全性アイコン」、「表示強度」は無効となります。
また、「描画モード」によるヒートマップ表示は、ヘッダーの無線バンドドロップダウンリストで個別の無線バンドを選択した場合のみ反映されます。

表 4:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「快適度合い」「電波強度」または「チャンネル」から選択します。デフォルトは「快適度合い」です。
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 無線クライアント一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアエリア 本項目は未サポートとなります。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示6
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

無線クライアント一覧 拡張表示

フロアマップ 無線クライアント一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、リストが拡張し、フロアマップで選択した無線APに接続している無線クライアントのシステム情報、無線情報、統計などを表示できます。

表 5:無線クライアント一覧 拡張表示
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示されるIPアドレス、MACアドレスの他にSSID、接続先無線AP、接続時間の情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X クライアント フロアマップで選択した無線APに接続している無線クライアントの総数が表示されます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線クライアント)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは5秒)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線クライアント一覧を更新したりできます。
「システム情報」/「無線情報」/「統計」ボタン リストの表示内容を切り替えます。
システム情報
無線クライアントを検索 フロアマップ上の無線APに接続中の無線クライアントの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「MACアドレス」「IPアドレス」「SSID」「接続先無線AP」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 無線クライアント一覧を無線クライアントの状態で絞り込みます。
  • 接続:
    接続中の無線クライアントを一覧に表示します。選択時は緑色で表示されます。
  • 切断:
    5分以内に切断した無線クライアントを一覧に表示します。選択時は青色で表示されます。
  • 接続失敗:
    5分以内に接続失敗した無線クライアントを一覧に表示します。選択時は赤色で表示されます。
チェックボックス フロアマップに表示する無線クライアントの選択を行います。
チェックボックスにチェックを入れると、無線クライアントが接続している無線APのアイコンの周囲に、無線クライアントのアイコンとMACアドレスを表示します。選択は、詳細表示からデフォルトの状態に戻ったときに反映されます。
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
また、MACアドレスの背景は無線クライアントの状態を表します。
  • 緑色:
    接続中のものを表します。
  • 青色:
    5分以内に切断したものを表します。
  • 赤色:
    5分以内に接続失敗したものを表します。
IPアドレス 無線クライアントのIPアドレスが表示されます。
OS 無線クライアントのOS(オペレーションシステム)名を表示します。
「クライアント定義」にてOSが定義されている場合はアスタリスク(*)に続いて定義上のOS名が表示されます。
「クライアント定義」にてOSが定義されておらず、接続中の無線APに適用されたAP共通設定にて「クライアントパケットの解析」が有効な場合は、解析により取得されたOS名が表示されます。
AWCプラグインでは、Windows、Mac OS、iOS、Android、Chrome OSの識別をサポートします。また、無線クライアントがランダムMACアドレスを使用している場合は、RandomMACと表示されます。これら以外のOSの場合は、Unknownと表示されます。
定義名 「クライアント定義」にて入力された無線クライアントの名前を表示します。
ホスト名 無線クライアントのホスト名が表示されます。
NetBIOS名 無線クライアントのNetBIOS名が表示されます。
ユーザー名 セキュリティー方式が「WPAエンタープライズ」の場合、RADIUSユーザー名が表示されます。
接続時間 無線APに接続している時間が表示されます。
Note
閲覧環境のコンピューターとAT-Vista Manager EXサーバーの時計は同じ時刻に設定してください。異なる時刻を設定すると、無線クライアントの接続時間が正しく表示されないことがあります。
コメント 「クライアント定義」で登録したコメントを表示します。
切断 該当の無線クライアントの接続を解除します。
対応する無線APに接続している場合、「切断」が表示されます。「切断」ボタンをクリックすると、無線クライアントの接続を解除します。
Note
複数の無線クライアントを選択して切断を実行することはできません。個別に切断を実行してください。
Note
本機能はAT-TQ1402、AT-TQm1402 ファームウェアバージョン6.0.0-0.x以降、AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403 ファームウェアバージョン6.0.1-1.x以降、AT-TQ6602 ファームウェアバージョン7.0.0以降、またはAT-TQ3403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/6702 GEN2-R/7403/7403-R、AT-TQm3403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2にてサポートします。
Note
クライアント端末が該当SSIDに対して自動接続を行うよう設定されている場合、切断後に再度接続されます。特定のクライアント端末の接続を恒久的に拒否する場合は、MACアクセス制御などを利用する必要があります。
アイコン フロアマップに示す無線クライアントのアイコンが表示されます。
無線クライアントが接続中の場合は、次のようになります。
  • AVM EXの「資産管理」画面にて該当の無線クライアントのMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されている場合は、そのカスタムアイコンが適用されます。
    Note
    カスタムアイコンの反映には、Webブラウザーの再読み込みが必要です。
  • 該当のMACアドレスに対してカスタムアイコンが定義されていない場合は、AVM EXのデフォルトの不明デバイスアイコン(?マーク付き)が適用されます。
  • AVM EXの「ネットワークマップ」画面に反映されていない場合(無線クライアントが無線APに接続した直後など)はノートPCのアイコンが適用されます。
また、切断済みの無線クライアントについては、ノートPCの左上に赤い×印の付いたアイコンで表されます。
詳細 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。
無線情報
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
SSID 無線クライアントのSSIDが表示されます。
接続先無線AP 無線クライアントが接続している無線APの機器名が表示されます。
受信信号強度 無線クライアントからの受信信号強度(単位:dBm)を表示します。
ノイズ強度 無線クライアントとの通信に干渉しているノイズ強度が表示されます。
S/N比 ノイズに対する受信信号の利得の比です。S/N比が大きいほどノイズの影響が少ないことを意味します。
詳細 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。
統計
MACアドレス 無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
送信パケット 無線クライアントに送信したパケット数を表示します。
送信バイト 無線クライアントに送信したバイト数を表示します。
送信破棄パケット 破棄された送信パケット数を表示します。
送信破棄バイト 破棄された送信バイト数を表示します。
受信パケット 無線クライアントから受信したパケット数を表示します。
受信バイト 無線クライアントから受信したバイト数を表示します。
受信破棄パケット 破棄された受信パケット数を表示します。
受信破棄バイト 破棄された受信バイト数を表示します。
詳細 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。
Note
ノイズ強度、S/N比、送信破棄パケット、送信破棄バイト、受信破棄パケット、受信破棄バイトの表示は未サポートとなります。

クライアント定義リスト

フロアマップの無線クライアント表示での識別のためのクライアント名や任意のコメントを定義できます。
クライアント名は、無線クライアント一覧でのみ使用されます。「ログ管理」画面には反映されません。


■ 表示1
表 6
項目名 説明
「CSV出力」ボタン 登録されたクライアント定義をCSVファイルとしてダウンロードします。
「CSVから追加」ボタン 「CSVから追加」ダイアログが表示されます。



  • 「ファイルを選択」ボタン:
    事前に作成したCSVファイルを指定します。
    CSVファイルは、各行ごとに下記の項目順でカンマ区切りで作成してください。
    ※行の先頭に「#」を入力した場合、その行に記載された内容は無視されます。
    • 1列目:MACアドレス
    • 2列目:クライアント名
    • 3列目:OS
    • 4列目:コメント
    Note
    CSV以外の形式のファイルも指定は可能ですが、未サポートとなります。
  • 「追加」ボタン:指定したファイルから無線クライアント名を読み込んで追加します。
  • 「キャンセル」ボタン:無線クライアント名の定義を中止します。
「追加」ボタン 「クライアント定義を追加」ダイアログが表示されます。



  • MACアドレス:
    無線クライアントのMACアドレスを入力します。
  • クライアント名:
    無線クライアントを「無線クライアント一覧」に表示する際の名前を指定します。1~255文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • OS:
    「無線クライアント一覧」や「無線クライアント履歴表示」に表示する無線クライアントのOS(オペレーションシステム)名を入力します。32文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • コメント:
    コメントを入力します。1000文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • 「OK」ボタン:
    無線クライアント名の定義を決定します。
  • 「×」ボタン:
    クライアント定義を中止します。

■ 表示2
表 7:クライアント定義リスト
項目名 説明
X クライアント定義 無線クライアント定義の総数が表示されます。
クライアント定義を検索 登録された無線クライアント名の定義の検索を行えます。現在の表示対象のうち、「MACアドレス」、「クライアント名」、「OS」または「コメント」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
MACアドレス 定義された無線クライアントのMACアドレスが表示されます。
クライアント名 定義された無線クライアント名が表示されます。
OS 無線クライアントで使用すると定義されたOS(オペレーションシステム)名が表示されます。実際の無線クライアントで動作するOSは反映されません。
コメント クライアント定義についてのコメントが表示されます。
「詳細」ボタン 「無線クライアント詳細」画面がWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 「クライアント定義を編集」ダイアログが表示されます。



  • MACアドレス:
    無線クライアントのMACアドレスを入力します。
  • クライアント名:
    無線クライアントを「無線クライアント一覧」に表示する際の名前を指定します。1~255文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • OS:
    「無線クライアント一覧」や「無線クライアント履歴表示」に表示する無線クライアントのOS(オペレーションシステム)名を入力します。32文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • コメント:
    コメントを入力します。1000文字以内の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
    Note
    AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
  • 「OK」ボタン:
    無線クライアント名の定義を決定します。
  • 「×」ボタン:
    クライアント定義を中止します。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン) 該当のクライアント定義を削除します。

無線クライアント詳細

管理下APに接続した、または管理下APへの接続に失敗した無線クライアントの情報を表示します。

Note
基本情報のうち、接続情報以外の項目は無線クライアントが接続中の場合のみ表示されます。
表 8:無線クライアント詳細
項目名 説明
現在の接続情報
接続状態
状態 該当の無線クライアントの現在(画面表示時点)の状態を表示します。
左側に無線クライアント、右側に接続無線APを表示します。それぞれ上から無線クライアントの定義名/無線AP名、アイコン、IPアドレス、MACアドレスを表示します。
中央にはリンクの状態を表し、接続した無線バンド、VAP番号、SSID、セキュリティを示します。
最終接続期間 該当の無線クライアントが管理下の無線APに最後に接続していた際の接続時間、接続開始日時、接続終了日時を表示します。
無線状態 (最終更新日時: YYYY-MM-DD hh:mm:ss)
チャンネル 接続チャンネルを表示します。
受信信号強度 無線クライアントからの受信信号強度(単位:dBm)を表示します。
送信レート 送信レート(単位:kbpsまたはMbps)を表示します。
機器・ユーザー情報
IPアドレス IPアドレスを表示します。
MACアドレス MACアドレスを表示します。
機器名 無線クライアントの名前として、次の情報を表示します。
  • 定義名:
    「クライアント定義」にて入力された無線クライアントの名前を表示します。
  • ホスト名:
    無線クライアントのホスト名が表示されます。
  • NetBIOS名:
    無線クライアントのNetBIOS名が表示されます。
定義名の表示には「クライアント定義」が、ホスト名、NetBIOS名の表示には「クライアントパケットの解析」が有効に設定されている必要があります。
OS 無線クライアントのOS(オペレーションシステム)名を表示します。
「クライアント定義」にてOSが定義されている場合はアスタリスク(*)に続いて定義上のOS名が表示されます。
「クライアント定義」にてOSが定義されておらず、接続中の無線APに適用されたAP共通設定にて「クライアントパケットの解析」が有効な場合は、解析により取得されたOS名が表示されます。
AWCプラグインでは、Windows、Mac OS、iOS、Android、Chrome OSの識別をサポートします。また、無線クライアントがランダムMACアドレスを使用している場合は、RandomMACと表示されます。これら以外のOSの場合は、Unknownと表示されます。
ユーザー名 セキュリティー方式が「WPAエンタープライズ」の場合、RADIUSユーザー名が表示されます。
接続先無線AP設定
接続先無線AP 無線クライアントが接続中の管理下AP名を表示します。
SSID 接続中のSSIDを表示します。
セキュリティ 無線接続のセキュリティー方式を表示します。
モード 無線接続のモードを表示します。
履歴情報
接続情報
期間指定 無線クライアントの履歴情報のうち、指定する期間の開始・終了日時をカレンダーコントロールまたは手入力で指定できます。
期間指定して「検索」ボタンをクリックすると、一覧に反映されます。
デフォルトでは、画面表示の1日前から検出された接続履歴が表示されます。
X 件 指定期間中の無線クライアントの無線接続関連ログ(接続・報告・失敗)の件数を表示します。
「詳細」ボタン 指定期間中の無線クライアントの無線接続関連ログの一覧を拡張表示します。
  • 省略表示:
    開始、終了、SSID、「詳細」ボタンが表示されます。
  • 拡張表示:
    開始、終了、期間、接続先無線AP、無線、周波数、VAP、SSID、ユーザー名、VLAN ID、「詳細」ボタンが表示されます。
履歴を検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「開始」「終了」「期間」「接続先無線AP」「無線」「周波数」「VAP」「SSID」「ユーザー名」「VLAN ID」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
開始 無線接続関連ログに示すイベント(接続など)の開始日時が表示されます。
終了 無線接続関連ログに示すイベント(切断など)の終了日時が表示されます。
期間 イベントの継続期間が表示されます。
接続先無線AP 接続先の無線AP名が表示されます。
無線 接続先の無線バンド(無縁1/無線2/無線3)が表示されます。
周波数 接続先の無線バンドの周波数帯が表示されます。
VAP 接続先のVAP番号が表示されます。
SSID 接続先のSSIDが表示されます。
ユーザー名 セキュリティー方式が「WPAエンタープライズ」の場合、RADIUSユーザー名が表示されます。
VLAN ID 所属VLAN IDが表示されます。
「詳細」ボタン 「接続履歴解析」ダイアログが表示されます。
無線接続関連ロググラフ 表示期間内の無線クライアントの、無線接続関連ログの件数(接続・報告・失敗)を積み上げ棒グラフで表示します。
右上の凡例から系列名(接続・報告・失敗)をクリックすると、非表示・再表示を切り替えることができます。
受信信号強度/ノイズグラフ 表示期間内の無線クライアントの受信信号強度/ノイズの推移を折れ線グラフで表示します。
右上の凡例から系列名(受信信号強度・ノイズ)をクリックすると、非表示・再表示を切り替えることができます。
通信量グラフ 表示期間内の無線クライアントの通信量(バイト数/パケット数)の推移を積み上げ面グラフで表示します。
右上の「バイト数」「パケット数」をクリックすると、グラフに表示する通信量の基本単位を切り替えることができます。デフォルトではバイト数を表示します。
また、凡例から系列名(受信・送信)をクリックすると、非表示・再表示を切り替えることができます。
関連ログ
X ログ 該当の無線APの関連ログのうち、現在の表示対象の数を表示します。
基本情報/詳細情報 一覧に表示するログの内容を切り替えます。
ログを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「受信日時」「種別」「内容」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
期間指定 ログ履歴のうち、特定の期間を指定して一覧に表示する場合にチェックを付けます。
チェックを付けると、指定する期間の開始・終了日時をカレンダーコントロールまたは手入力で指定できます。
期間を指定して「検索」ボタンをクリックすると、一覧に反映されます。
「検索」ボタン 「期間指定」による絞り込み条件に一致するログの履歴を検索します。
「クリア」ボタン 「ログを検索」に入力した文字列、または「期間指定」による絞り込み条件をクリアします。
フィルター 現在の表示対象のうち、イベントを「管理状態」「設定適用」「メンテナンス」「AWC計算」「報告」「AWCシステム」「無線AP本体」「接続失敗」「接続」「切断」などの種別で絞り込むことができます。フィルター候補は実際に記録されたログの種別に応じて追加されます。
複数の項目を指定した場合は、いずれかのフィルターに一致するログが表示されます(OR検索)
「クリア」をクリックすると、フィルターが解除されます。
関連ログ:基本情報
受信日時 イベントの発生日時が表示されます。
種別 イベントの種別が表示されます。
内容 ログの内容が表示されます。
詳細 「無線クライアントログ詳細」ダイアログが表示されます。
関連ログ:詳細情報
受信日時 イベントの発生日時が表示されます。
種別 イベントの種別が表示されます。
SSID 接続または切断が行われたVAPのSSIDが表示されます。
BSSID 接続または切断が行われたVAPのBSSIDが表示されます。
機種名 イベントを検出した管理下APの機種名が表示されます。
フロアマップ イベントを検出した管理下APが配置されたフロアマップ名が表示されます。
詳細 「無線クライアントログ詳細」ダイアログが表示されます。
Note
関連ログは、ログ管理画面に表示される管理ログの中から対象のログを絞り込んで表示します。
なお、全管理ログの上限は500万件となるため、この上限の中に対象のログがない場合は関連ログは表示されません。
Note
一度に表示可能な関連ログは5,000件までです。
対象件数が5,000件を超える場合は、期間指定による絞り込みなどにより最新5,000件より古いログを確認できます。

接続履歴解析


ログから推測される接続状態の履歴をイベントごとに表示します。
表 9:接続履歴解析
項目名 説明
接続状態
フロアマップ名 該当の無線クライアントが接続した無線APのあるフロアマップ名を表示します。
フロアマップ名の右側の外部リンクアイコンをクリックすると、該当のフロアマップが表示されます。
状態 該当の無線クライアントの現在(イベント時点)の状態が表示されます。
左側に無線クライアント、右側に接続無線APを表示します。それぞれ上から無線クライアントの定義名/無線AP名、アイコン、IPアドレス、MACアドレスを表示します。
中央にはリンクの状態を表し、接続した無線バンド、VAP番号、SSID、セキュリティを示します。
接続イベント
種別 ログに記録されたイベントの種別が表示されます。
受信日時 イベントのログを受信した日時が表示されます。
解説
解説 イベントの簡易な解説が表示されます。
「閉じる」ボタン 接続履歴解析ダイアログを閉じます。

無線クライアントログ詳細

選択した無線クライアントのログの詳細を表示します。

表 10:無線クライアントログ詳細
項目名 説明
ログ情報
受信日時 ログの受信日時を表示します。
重要度 ログの重要度を表示します。
種別 ログの種別を表示します。
内容 ログの詳細な本文を表示します。
機器情報
無線クライアントアイコン フロアマップ上での表示に使用される無線クライアントのアイコンを表示します。
MACアドレス 該当無線クライアントのMACアドレスを表示します。
機器名 該当無線クライアントの機器名として、クライアント定義名、ホスト名、NetBIOS名の順に箇条書きで表示します。
関連情報
無線AP ログを記録した管理下AP名を表示します。
無線AP詳細ボタン 該当の無線APの「無線AP詳細」画面をWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示します。
フロアマップ 該当の無線APが配置されたフロアマップ名を表示します。
フロアマップ詳細ボタン 該当の無線APが配置されたフロアマップの「フロアマップ詳細 [無線ステータス表示]」画面をWebブラウザーの新しいタブまたはウィンドウに表示します。
無線 / VAP / BSSID 該当無線クライアントが接続、切断、または接続に失敗した無線バンド、VAP番号と該当VAPのBSSIDを表示します。
SSID 該当無線クライアントが接続、切断、または接続に失敗したVAPのSSIDを表示します。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [スマートコネクト表示]



AWC-SCによるスマートコネクトネットワークをフロアマップ上に構成している場合は、フロアマップ上の無線APの接続状態、役割などを表示することができます。

スマートコネクト表示



■ 表示1
表 1:フロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
スパナアイコン スパナアイコンにマウスオーバーすると、管理下APに対する設定のサブメニューが表示されます。無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れる、または、フロアマップ上の無線APアイコンをクリックして選択すると、無線APの設定を行えます。スマートコネクト表示では設定適用、再起動、ファームウェア割り当て、ファームウェア更新は実行できません。

  • AWC計算・適用:
    現在のフロアマップが所属する管理グループのすべての管理下APに対して、AWC計算の実施、適用を行います。

  • 描画設定の保存:
    現在のフロアマップの表示位置・拡大率をユーザーごとの設定として保存します。
    他のフロアマップや、他のユーザーの閲覧環境には影響を及ぼしません。
    Note
    変更をデフォルトに戻すことはできません。手動で同等の表示位置・拡大率に調整して描画設定を保存しなおすか、別途フロアマップまたはユーザーを作成しなおす必要があります。
無線バンドドロップダウンメニュー スマートコネクト表示では無効となります。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2

■ 表示3
表 3:スマートコネクト無線AP一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される 機器名、SC状態、MACアドレスの他にアクセプター/コネクターAPの送信/受信速度(バイト/秒)、タグの情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X AP フロアマップに配置されている無線APの総数が表示されます。スマートコネクトが有効でない無線APも含みます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を灰色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(スマートコネクト)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは5秒)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線AP一覧を更新したりできます。
無線APを検索 現在の表示対象のうち、「機器名」「SC状態」「MACアドレス」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 機器名が表示されます。
SC状態 AWC-SCにおける無線APの役割を表示します。
  • ルート:
    配下のコネクターAP/ターミネーターAPや無線クライアントの通信を有線ネットワークとブリッジします。
  • コネクター:
    配下のターミネーターAPや無線クライアントの通信をルートAPとブリッジします。
  • ターミネーター:
    配下の無線クライアントの通信を上位のルートAP/コネクターAPとブリッジします。
  • 不明:
    AWC-SC接続が確立されていません。または、スマートコネクトが有効に設定されていません。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。

■ 表示4
スマートコネクト表示画面では、「表示強度」は無効となります。
また、描画モードを「トポロジー」にした場合は「凡例」が、描画モードを「トラフィック」にした場合は「接続健全性アイコン」が、それぞれ無効となります。

表 4:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード フロアマップ上の無線AP間のリンク線があらわす情報を「トポロジー」または「トラフィック」から選択します。
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 AP一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
接続健全性アイコン トポロジー表示において、接続健全性アイコンを表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアエリア 本項目は未サポートとなります。
デバイスカウンター 本項目は未サポートとなります。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示5
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

スマートコネクト無線AP一覧 拡張表示

フロアマップ スマートコネクト無線AP一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、リストが拡張し、スマートコネクトネットワークに参加している無線APの親子関係、上流・下流の通信速度などを表示できます。

表 5:フロアマップ スマートコネクト無線AP一覧 拡張表示
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される機器名、SC状態、MACアドレスの他にアクセプター/コネクターAPの送信/受信速度(バイト/秒)、タグの情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X AP フロアマップに配置されている無線APの総数が表示されます。スマートコネクトが有効でない無線APも含みます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を灰色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(スマートコネクト)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは5秒)。
また、右側の自動更新再開ボタン・停止ボタンをクリックして自動更新の一時停止や再開を指定したり、手動更新ボタンをクリックして強制的に無線AP一覧を更新したりできます。
無線APを検索 フロアマップ上の無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「SC状態」「MACアドレス」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 機器名が表示されます。
SC状態 AWC-SCにおける無線APの役割を表示します。
  • ルート:
    配下のコネクターAP/ターミネーターAPや無線クライアントの通信を有線ネットワークとブリッジします。
  • コネクター:
    配下のターミネーターAPや無線クライアントの通信をルートAPとブリッジします。
  • ターミネーター:
    配下の無線クライアントの通信を上位のルートAP/コネクターAPとブリッジします。
  • 不明:
    AWC-SC接続が確立されていません。または、スマートコネクトが有効に設定されていません。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
アクセプター送信 下流の無線APに送信する通信(ルートAP→コネクターAP/ターミネーターAP、または、コネクターAP→ターミネーターAP)の速度(バイト/秒)を表示します。
アクセプター受信 下流の無線APから受信する通信(ルートAP←コネクターAP/ターミネーターAP、または、コネクターAP←ターミネーターAP)の速度(バイト/秒)を表示します。
コネクター送信 上流の無線APに送信する通信(コネクターAP/ターミネーターAP→ルートAP、または、ターミネーターAP→コネクターAP)の速度(バイト/秒)を表示します。
コネクター送信 上流の無線APから受信する通信(コネクターAP/ターミネーターAP←ルートAP、または、ターミネーターAP←コネクターAP)の速度(バイト/秒)を表示します。
タグ 無線APに登録したタグが表示されます。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [不正AP表示]



フロアマップ 不正AP表示



■ 表示1
表 1:フロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
無線バンドドロップダウンメニュー 不正AP表示では無効となります。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2

■ 表示3
不正AP表示画面では、「更新タイマー」は無効となります。
表 2:フロアマップ 不正AP一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示されるBSSID、受信信号強度、検出時刻の他に不正判定理由、SSID、チャンネル、検出した無線APの情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X ROGUE フロアマップ上の無線APが検出した不正APのうち、指定した時刻、受信信号強度の条件に合うものの数が表示されます。
日時 不正APの検出された日時を指定します。
日付は入力フィールドをクリックして表示されるカレンダーコントロールから選択します。
時刻は1時間単位で選択し、より詳細な時刻(分)は別途、スライダーコントロールにて選択します。
検索 指定した日時で、不正AP検出履歴を検索します。
しきい値フィルタ 信号受信強度の下限を指定します。
管理下APが検知した不正APからの無線信号の受信強度が指定より大きいもののみを一覧およびフロアマップに表示します。
スライダーコントロール 不正APを検出した時刻を、5分刻みで細かく指定します。
不正AP一覧
検出されたBSSID フロアマップ上の管理下APが検出した不正と思われるBSSIDを表示します。
不正APの行をクリックすると、フロアマップ上の、該当する検出無線APが検出したすべての不正APのアイコン表示の有無が切り替わります。
該当の無線APが検出した不正APアイコン表示が有効な場合、本項目の不正APの行にマウスポインターを当てると、フロアマップ上の該当する不正APアイコンが強調表示されます。
受信信号強度 検出した管理下APが検知した不正APからの無線信号の受信強度を表示します。値が大きい(0に近い)ほど信号が強く、検出した無線APに近い場所に設置されていると推測されます。
検出時刻 管理下APが不正APを検出した時刻が表示されます。

■ 表示4
不正AP表示画面では、「描画モード」、「凡例」、「接続健全性アイコン」、「表示強度」は無効となります。

表 3:フロアマップコントロール
項目名 説明
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
詳細 不正AP一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアエリア 本項目は未サポートとなります。
デバイスカウンター 本項目は未サポートとなります。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示5
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

フロアマップ 不正AP一覧 拡張表示

フロアマップ 不正AP一覧のリスト欄の一番上にある「詳細」をクリックすると、一覧が拡張し、フロアマップに配置された無線APが検出した不正と思われる無線APの不正判定理由、SSID、チャンネル、検出した無線APなど、より詳細な内容を表示できます。

表 4:フロアマップ 不正AP一覧 拡張表示
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示されるBSSID、受信信号強度、検出時刻の他に不正判定理由、SSID、チャンネル、検出した無線APの情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X ROGUE フロアマップ上の無線APが検出した不正APのうち、指定した時刻、受信信号強度の条件に合うものの数が表示されます。
不正APを検索する 不正と判定された隣接無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「BSSID」「SSID」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、元のリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
日時 不正APの検出された日時を指定します。
日付は入力フィールドをクリックして表示されるカレンダーコントロールから選択します。
時刻は1時間単位で選択し、より詳細な時刻(分)は別途、スライダーコントロールにて選択します。
検索 指定した日時で、不正AP検出履歴を検索します。
しきい値フィルタ 信号受信強度の下限を指定します。
管理下APが検知した不正APからの無線信号の受信強度が指定より大きいもののみを一覧およびフロアマップに表示します。
スライダーコントロール 不正APを検出した時刻を、5分刻みで細かく指定します。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
不正AP一覧
不正判定理由 検出した隣接無線APを不正APと判定した理由が表示されます。
検出されたBSSID フロアマップ上の管理下APが検出した不正と思われるBSSIDを表示します。
SSID 検出した不正APのSSIDが表示されます。
受信信号強度 検出した管理下APが検知した不正APからの無線信号の受信強度を表示します。値が大きい(0に近い)ほど信号が強く、検出した無線APに近い場所に設置されていると推測されます。
検出した無線AP 不正APを検出した管理下AP名が表示されます。
検出時刻 管理下APが不正APを検出した時刻が表示されます。
タグ 無線APに登録されているタグが表示されます。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [AP配置]

フロアマップ上に無線APを配置します。


■ 表示1

表 1:フロアマップ ヘッダー
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
「選択解除」ボタン 選択中(青丸で囲まれた状態)の無線APの選択を解除します。
「配置解除」ボタン 選択中(青丸で囲まれた状態)の無線APをフロアマップ上から取り除きます。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するかを、次の選択肢から選択します。
  • 無線1 - 2.4GHz
  • 無線2 - 5GHz
  • 無線3 - 5GHz
  • 無線3 - 6GHz
「無線3 - 5GHz」にはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2、AT-TQm5403/6403 GEN2の無線3が、「無線3 - 6GHz」にはAT-TQ3403/7403、AT-TQm3403の無線3が該当します。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2
AP配置の変更(配置、移動、配置解除)は、直ちに反映されます。

■ 表示3
無線AP一覧を表示します。
ここには、フロアマップが所属する管理グループ配下の無線APのうち、いずれのフロアマップにも配置されていないもののみが表示されます。
表 2:フロアマップ 未配置無線AP一覧
項目名 説明
X AP フロアマップが所属する管理グループ配下の無線APのうち、いずれのフロアマップにも配置されていないものの数が表示されます。
無線APを検索 フロアマップに配置されていない無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「管理状態」「機器名」「IPアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 機器名が表示されます。
ステータスアイコン 無線APがAWCプラグインの管理下にある場合は緑色のチェック印が表示されます。AWCプラグインの管理下から外れている場合は赤色の三角印で表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。

■ 表示4
無線ステータス表示またはスマートコネクト表示の凡例です。
直前に表示内容ドロップダウンメニューにて選択していた表示形式に準じて表示されます。

■ 表示5
直前に表示内容ドロップダウンメニューにて選択していた表示形式に準じて表示されます。
表 3:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード 表示内容ドロップダウンメニューにて直前に選択していた表示形式に従い、無線ステータス表示またはスマートコネクト表示の描画モードに準じた動作をします。
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 未配置無線AP一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
接続健全性アイコン 表示内容ドロップダウンメニューにて直前にスマートコネクト表示を選択しており、描画モードにてトポロジー表示を選択している場合、接続健全性アイコンを表示か否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアエリア 本項目は未サポートとなります。
デバイスカウンター 本項目は未サポートとなります。
表示強度 表示内容ドロップダウンメニューにて直前にスマートコネクト表示以外を選択していた場合、ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示6
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

画面リファレンス / 無線モニター / フロアマップ詳細 [壁編集]

フロアマップの部屋やパーティション、柱などによる電波の減衰をヒートマップ表示に反映するため、壁を作成、編集します。


■ 表示1

表 1:フロアマップ
項目名 説明
管理グループ名 / フロアマップ名 所属する管理グループ名と、該当のフロアマップ名が表示されます。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するかを、次の選択肢から選択します。
  • 無線1 - 2.4GHz
  • 無線2 - 5GHz
  • 無線3 - 5GHz
  • 無線3 - 6GHz
「無線3 - 5GHz」にはAT-TQ5403/5403e/6403 GEN2、AT-TQm5403/6403 GEN2の無線3が、「無線3 - 6GHz」にはAT-TQ3403/7403、AT-TQm3403の無線3が該当します。
表示内容ドロップダウンメニュー フロアマップ詳細画面の表示内容を切り替えられます。
  • 無線ステータス表示
  • 無線クライアント表示
  • スマートコネクト表示
  • 不正AP表示
  • AP配置
  • 壁編集
「一覧へ戻る」ボタン 「フロアマップ一覧」画面に戻ります。

■ 表示2
壁を表示、作成します。

■ 表示3
壁一覧を表示します。
表 2:フロアマップ 壁一覧
項目名 説明
X 壁 フロアマップに登録された壁の数が表示されます。
壁名 フロアマップに表示する壁名です。
材質 壁の材質をドロップダウンリストから選択します。壁の材質によって電波の減衰率が変化します。プリセットされた材質とその減衰率は以下の通りです。
  • 硝子:1%
  • 木:30%
  • モルタル:40%
  • 無筋コンクリート:50%
  • 鉄筋コンクリート:75%
  • 金属:99%
該当する材質または減衰率がドロップダウンリストにない場合は、「ユーザー指定」を選択して、減衰率を入力します。
減衰率 選択した材質による電波の減衰率を表示します。
材質に「ユーザー指定」を選択した場合は、実際の壁による減衰に応じて、1~99(単位:%)の値を入力します。
厚さ 壁の厚さを1~32767(単位:mm)の値で指定します。
「追加」/「保存」ボタン 作成、または、編集した壁の設定を保存します。
壁名を入力し、フロアマップ上に壁の折れ線を描画すると、壁を追加できます。壁名は1~64文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
Note
AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
「クリア」/「キャンセル」ボタン 作成中、または、編集中の壁の設定を取り消します。
壁を検索 フロアマップに登録されている壁の検索を行えます。
現在の表示対象のうち、本フィールドに入力された文字列を「壁名」に含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
壁名 画面表示用に指定した壁名が表示されます。
「コピー」ボタン 対象の壁をコピーします。
壁名は末尾に「_copy」を追加したものが設定されます。既存の壁名と重複する場合は、「_copy(1)」のように重複しない連番が追加されます。
壁を示す折れ線はコピー元の右下に同じ形で複製されますので、適宜、移動または変形してください。
「削除」ボタン 対象の壁を削除します。

■ 表示4
無線ステータス表示の凡例です。

■ 表示5

壁編集画面では、「描画モード」「接続健全性アイコン」「フロアエリア」「デバイスカウンター」「表示強度」は無効となります。
表 3:フロアマップコントロール
項目名 説明
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 エリア一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示6
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

画面リファレンス / 無線モニター / 管理下AP



無線APの管理状態、設定状態を確認できます。


■ 表示1
表 1
項目名 説明
歯車アイコン 歯車アイコンにマウスオーバーすると、管理下APに関するサブメニューが表示されます。


■ 表示2
表 2
項目名 説明
X AP AWCプラグインに登録している無線APの総数が表示されます。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
X 選択中 選択済みの無線AP(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
無線APを検索 管理下APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」については、「無線AP詳細」をご覧ください。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
タグ 「無線APを検索」欄の下の「全て見る」をクリックすると、登録されているすべてのタグが表示されます。
通常の状態に戻す場合は「閉じる」をクリックします。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
「システム情報」/「無線情報」ボタン リストの表示内容を切り替えます。

■ 表示4
表 4:管理下AP一覧
項目名 説明
システム情報
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
管理状態 管理状態が以下の内容で表示されます。
  • 未管理:
    IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

  • 探索中:
    AWCプラグインが無線APを探索している状態

  • 適用中:
    AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

  • 管理中:
    AWCプラグインが無線APを管理している状態
設定状態 設定状態が以下内容で表示されます。
  • 未設定:
    設定が完了していない状態

  • 未適用:
    今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

  • 最新:
    無線APに対して最新の設定が適用されている状態

  • 変更有:
    無線APに対して最新の設定が適用されていない状態
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
稼働時間 稼働時間が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 無線APの詳細画面が表示されます。無線APの詳細画面の説明は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの各種情報の表示」をご覧ください。
無線情報
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
無線1 無線1に設定されている規格が表示されます。
無線2 無線2に設定されている規格が表示されます。
無線3 無線3に設定されている規格が表示されます。
接続数(無線1) 無線1に接続中の無線クライアント数が表示されます。
接続数(無線2) 無線2に接続中の無線クライアント数が表示されます。
接続数(無線3) 無線3に接続中の無線クライアント数が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 無線APの詳細画面が表示されます。無線APの詳細画面の説明は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの各種情報の表示」をご覧ください。

■ 表示5
表 5
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

クライアント接続数のCSV出力

指定期間および間隔で、管理下APに接続した無線クライアントの数をCSV形式のファイルに出力します。

表 6:クライアント接続数のCSV出力
項目名 説明
出力設定
期間(from/to) CSV出力期間の開始日時、終了日時を指定します。
期間の開始日時(from)、終了日時(to)の両方を指定します。
日時は、「YYYY-MM-DD hh:mm」形式で直接入力するか、入力フィールドをクリックすると表示されるカレンダーコントロールから選択します。日時の条件をクリアする場合は、入力フィールドの日時をBackspaceキー、Deleteキーで削除するか、カレンダーコントロール下部の「日時指定をクリア」をクリックします。
時間間隔 クライアント接続数の集計の間隔を、5分、15分、30分、60分から指定します。デフォルトは60分です。
対象AP一覧
X AP 対象となる管理下APの数を表示します。
クライアント接続数の集計の対象となる無線APは、管理下APのうち先頭の50台までです。事前に「管理下AP」画面にてフィルターや検索欄を用いて一覧を絞り込んでいる場合は、絞り込み結果の先頭の50台が集計の対象となります。
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
管理状態 管理状態が以下の内容で表示されます。
  • 未管理:
    IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

  • 探索中:
    AWCプラグインが無線APを探索している状態

  • 適用中:
    AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

  • 管理中:
    AWCプラグインが無線APを管理している状態
設定状態 設定状態が以下内容で表示されます。
  • 未設定:
    設定が完了していない状態

  • 未適用:
    今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

  • 最新:
    無線APに対して最新の設定が適用されている状態

  • 変更有:
    無線APに対して最新の設定が適用されていない状態
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
CSV行数計算結果
総数 出力設定(期間、時間間隔)、対象AP数から算出されたCSVファイルの出力行数(ヘッダー行1行を含む)を表示します。
出力行数は次の計算により算出されます。
    AP数×(期間/時間間隔+1)+ヘッダー 1行
この計算に基づいて、出力可能な場合は緑色のチェックが、出力に不適切な場合は赤色の×印が表示されます。最大で200,000行までCSVファイルに出力可能です。
出力 指定した条件でクライアント接続数のCSVファイルを出力します。総数の判定結果が出力に不適切とみなされた場合は薄い水色で無効化表示されます。
キャンセル CSVファイルの出力を中止します。

CSVファイル名は「max_concurrent_connections_[出力日]_[集計開始日時]_[集計終了日時].csv」形式で出力されます。

CSVファイルには、集計間隔ごとの開始日時、無線APの機器名、IPアドレス、MACアドレスに加え、当該無線APに接続した無線クライアントの総数、無線バンドごとの接続クライアント数、無線クライアントごとの最大同時接続数が出力されます。
接続クライアントはMACアドレスを基に計数するため、無線バンドごとの接続クライアント数と最大同時接続数は一致しないことがあります。

画面リファレンス / 無線モニター / チャンネルブランケット

AWCプラグインで管理しているチャンネルブランケットのSSIDごとに、接続クライアント数などの情報を表示します。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
X チャンネルブランケット チャンネルブランケットで運用されているVAPの数を表示します。
チャンネルブランケットを検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「CB名」「SSID」「CB共通設定名」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示2
表 2:チャンネルブランケット一覧
項目名 説明
CB名 チャンネルブランケット名を表示します。
SSID チャンネルブランケットで運用されているVAPのSSIDを表示します。
CB共通設定名 チャンネルブランケットに適用されているCB共通設定名を表示します。
BSSID チャンネルブランケットで運用されているVAPのBSSIDを表示します。
割当AP数 チャンネルブランケットの設定が割り当てられた無線AP数を表示します。
一時的に電源がオフになっているなど、実際には運用されていない無線APも含みます。
参加AP数 チャンネルブランケットに参加している無線AP数を表示します。
AWCプラグインにて管理中の無線APのうち、実際にチャンネルブランケットの一員としてVAPのサービスを提供しているもののみを計上します。一時的に電源がオフになっている無線AP、他の無線APとの距離が近くチャンネルブランケットのVAPの信号を出力していない無線APなどは含まれません。
接続クライアント チャンネルブランケットのVAPに接続している無線クライアントの数を表示します。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線モニター / AWC計算履歴

AWCの計算履歴が表示されます。
AWCの詳細については、「各種操作」/「AWC機能」/「AWC機能の使用」をご覧ください。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
X グループ 登録されているグループの総数が表示されます。
管理グループを検索 管理グループの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X 計算結果 AWC計算を行った総数が表示されます。
from ~ to AWC計算結果の期間を指定して表示できます。
「検索」ボタン from ~ toで指定した期間で検索を行えます。
「クリア」ボタン 検索結果をクリアし全表示に戻します。

■ 表示3
表 3:管理グループ一覧
項目名 説明
管理グループ名 登録されている管理グループ名がリスト表示されます。
管理グループ名をクリックすると、該当の管理グループのAWC計算履歴が表示されます。

■ 表示4
AWC機能による計算履歴を一覧表示します。
一覧の各行をクリックすると、該当日時における無線APごとのチャンネル・送信出力のAWC計算結果がダイアログ表示されます。詳しくは、「各種操作」/「AWC機能」/「AWC計算結果の閲覧」をご覧ください。
表 4:計算結果一覧
項目名 説明
計算日時 AWC計算を行った日時が表示されます。
対象AP数 AWC計算を行った無線AP数が表示されます。
管理グループ AWC計算を行った管理グループが表示されます。
適用時間 AWC計算結果が適用された時間が表示されます。AWC計算結果適用時に使用された計算履歴にのみ表示されます。

■ 表示5
表 5
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線モニター / ログ管理

管理している無線APや関連機器のログが表示されます。
最新のログを確認したい場合は、手動でポーリングを実行後、Webブラウザーの更新を行ってください。

Note
無線APを削除した場合、その無線APのログには機器名とIPアドレスは表示されなくなります。無線APを再登録すれば、再度表示されます。機器名やIPアドレスが非表示のときにCSV出力した場合、CSV上も機器名とIPアドレスは空欄となります。
Note
ログの保存件数は500万件までをサポートします。500万件を超えたログについては、一定の数を超えると、次回のポーリングの際に500万件より古いものが削除されます。


■ 表示1
表 1
項目名 説明
「全てのログ」ボタン AP本体、AP管理関連、無線チャンネル/出力自動調整のログが表示されます。
「AP本体」ボタン AP本体に関するログが表示されます。
「AP管理関連」ボタン AP管理に関するログが表示されます。
「無線チャンネル/出力自動調整」ボタン 無線チャンネル/出力自動調整に関するログが表示されます。
Note
無線チャンネル/出力調整のログは無線管理グループごとに実施されるため、機器名とIPアドレスは空欄で表示されます。
Note
無線チャンネル/出力調整のログは管理者のみが閲覧可能です。
「DCN」ボタン
Note
AT-VST-APLでは未サポートとなります。
「CSV出力」ボタン 表示されているすべてのログをCSV形式で出力します。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X ログ ログの総数が表示されます。
ログを検索 ログの検索を行えます。検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「Severity」「内容」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
from ~ to 期間を指定してログの絞り込みを行えます。
「検索」ボタン 検索キーワードやfrom ~ to指定後に検索ボタンをクリックします。
「クリア」ボタン 検索キーワードやfrom ~ toで指定した日時をクリアしすべてのログが一覧に表示されます。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
機器名 機器名が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
受信日時 ログの受信日時が表示されます。
Severity 「AP本体」のログは、無線APが送信するSyslogのSeverity(Emergency、Alert、Critical、Error、Warning、Notice、Information、Debug)が表示され、その他のログは「information」、「Notice」の2通りで表示されます。
内容 ログの内容が表示されます。
※ログメッセージの括弧内の数字は、システムで管理している番号が表示されます。

■ 表示4
表 4
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。
表示されるログの例を以下に示します。

画面リファレンス / 無線モニター / リモートモニター



リモートモニター画面では、AWCプラグインから疎通可能なAlliedWare Plus機器の無線LANコントローラー、および、その管理下の無線APの状態を集約してモニタリングすることができます。
リモートモニターでの管理可能AP数は「概要」/「AWCプラグインについて」の「管理可能数」をご覧ください。
Note
リモートモニターを使用する場合、AWCプラグイン自体による無線APの直接管理は未サポートとなります。
Note
AlliedWare Plus機器の無線LANコントローラー機能の設定については、各対象機種のリファレンスマニュアルをご参照ください。
Note
CPU負荷やネットワーク通信状況などによっては、無線LANコントローラーから送られるログ情報をすべて表示できない場合があります。
Note
無線LANコントローラーのVista Manager mini上で表示するヒートマップと、リモートモニターで表示するマップでは無線出力の描画が同様にならない場合があります。AWCプラグインは実環境に近い計算式を使用しているため、こちらの描画を参照してください。
Note
ヒートマップ表示は信号の出力強度から算出される見通しでの到達距離に基づきます。設置場所の状況(遮蔽、反射など)により、実際の通信状態は画面上のヒートマップ表示と異なる場合があります。
Note
Vista Manager miniで設定したマップ名のうち、次の記号はアンダースコア(_)に変換して表示されます。
Note
リモートモニター使用時、Vista Manager miniに設定するフロアマップのファイルサイズ(背景画像のファイルサイズを含む)は、合計4MB以下としてください。

リモートモニター

リモートモニター(無線LANコントローラーに対するモニタリング設定)の監視状態を一覧表示します。

表 1:リモートモニター一覧
項目名 説明
ヘッダー
「追加」ボタン リモートモニター(無線LANコントローラーに対するモニタリング設定)を追加するための「リモートモニターの追加」ダイアログが表示されます。
歯車アイコン
歯車アイコンにマウスオーバーすると、ログ出力、削除のサブメニューが表示されます。
削除メニューは、リモートモニター一覧のチェックボックスにチェックを入れると選択できるようになります。

  • ログ出力:
    リモートモニター管理下APの無線クライアントおよび近隣APログをダウンロードします。ファイル名は「awc_lite_log_yyyymmddhhmmss.zip」です。

  • 削除:
    リモートモニター一覧で選択したリモートモニターを削除します。
リモートモニター
ヘッダー
X モニター 登録されたリモートモニター(無線LANコントローラーに対するモニタリング設定)の総数を表示します。
X 選択中 選択済み(チェックボックスにチェックを入れている)のリモートモニターの総数が表示されます。
システム情報/APステータス切り替えボタン 一覧に表示するリモートモニターの情報の種別を選択します。デフォルトではシステム情報が表示されます。
リモートモニターを検索 リモートモニターの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「表示名」「管理グループ」「IPアドレス」「システムの所在」「ファームウェアバージョン」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
システム情報
表示名 「リモートモニターの追加」ダイアログで入力したリモートモニターの表示名です。
稼働状況 該当の無線LANコントローラーの稼働状況を表示します。
管理グループ 該当の無線LANコントローラーの所属する管理グループを表示します。
IPアドレス 該当の無線LANコントローラーのIPアドレスを表示します。
システムの所在 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードの所属するサイトを表示します。
ファームウェアバージョン 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードで動作中のファームウェアバージョンを表示します。
マップ アイコンをクリックすると、フロアマップ画面が表示されます。
Note
リモートモニターのマップ表示では、フロアマップ 配置済み無線AP一覧に表示される更新タイマーは、ページアクセスの1分後に、1度だけ動作します。
GUI アイコンをクリックすると、該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのデバイスWeb GUIを表示します。
ログ アイコンをクリックすると、「リモートモニターログ」画面が表示されます。
編集 アイコンをクリックすると、「リモートモニターの編集」ダイアログが表示されます。
APステータス
表示名 「リモートモニターの追加」ダイアログで入力したリモートモニターの表示名です。
管理下AP数 該当の無線LANコントローラーに登録済みの無線APのうち、ステータスが「管理中」のものの数を表示します。
管理可能AP数 該当の無線LANコントローラーに適用されたライセンスで管理可能な無線APの数を表示します。
登録AP数 該当の無線LANコントローラーに登録済みの無線AP数を表示します。管理下に加わっていない無線APも含みます。
管理外AP数 該当の無線LANコントローラーに登録済みの無線APのうち、ステータスが「未管理」または「管理失敗」のものの数を表示します。
設定中AP数 該当の無線LANコントローラーに登録済みの無線APのうち、ステータスが「適用中」または「設定中」のものの数を表示します。
マップ アイコンをクリックすると、フロアマップ画面が表示されます。
Note
リモートモニターのマップ表示では、フロアマップ 配置済み無線AP一覧に表示される更新タイマーは、ページアクセスの1分後に、1度だけ動作します。
GUI アイコンをクリックすると、該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのデバイスWeb GUIを表示します。
ログ アイコンをクリックすると、「リモートモニターログ」画面が表示されます。
編集 アイコンをクリックすると、「リモートモニターの編集」ダイアログが表示されます。

リモートモニターの追加

無線LANコントローラーをモニタリング対象として登録します。

表 2:リモートモニターの追加ダイアログ
項目名 説明
表示名 一覧に表示する際のリモートモニター(無線LANコントローラーのモニタリング設定)の名前を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
Note
AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
管理グループ 該当の無線LANコントローラーおよびその無線APが所属する管理グループをドロップダウンリストから指定します。指定した管理グループに対する閲覧権限を持っているユーザーのみ、このリモートモニターを参照できます。
IPアドレス 該当の無線LANコントローラーのIPアドレスを入力します。
  • 無線LANコントローラー機能をAMFノードのCLIにて有効化した場合は、無線LANコントローラーモードの「management address」コマンドで指定したIPアドレスを入力してください。
  • 無線LANコントローラー機能をAMFノードのWeb設定画面にて有効化した場合は、該当AMFノードのWeb設定画面の「Vista Manager mini」/「無線管理」/「セットアップ」画面にて「管理IPアドレス」に設定したIPアドレスを入力してください。
ログインID 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのログインIDを入力します。
ログインパスワード 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのログインパスワードを入力します。
ログの受信 無線LANコントローラーからログの受信を行う場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
「追加」ボタン 編集を保存し、リモートモニターを登録します。
「キャンセル」ボタン 編集を破棄し、ダイアログを閉じます。

リモートモニターの編集

リモートモニターの設定内容を編集します。

表 3:リモートモニターの編集ダイアログ
項目名 説明
表示名 一覧に表示する際のリモートモニター(無線LANコントローラーのモニタリング設定)の名前を入力します。1~100文字の、いずれも半角の英字・数字・記号(スペースを含む)を指定できます。
Note
AT-VST-APL版では、全角の英字・数字・かな・漢字・記号(スペース含む)は使用できません。
管理グループ 該当の無線LANコントローラーおよびその無線APが所属する管理グループをドロップダウンリストから指定します。指定した管理グループに対する閲覧権限を持っているユーザーのみ、このリモートモニターを参照できます。
IPアドレス 該当の無線LANコントローラーのIPアドレスを入力します。
  • 無線LANコントローラー機能をAMFノードのCLIにて有効化した場合は、無線LANコントローラーモードの「management address」コマンドで指定したIPアドレスを入力してください。
  • 無線LANコントローラー機能をAMFノードのWeb設定画面にて有効化した場合は、該当AMFノードのWeb設定画面の「Vista Manager mini」/「無線管理」/「セットアップ」画面にて「管理IPアドレス」に設定したIPアドレスを入力してください。
ログインID 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのログインIDを入力します。
ログインパスワード 該当の無線LANコントローラーが動作するAMFノードのログインパスワードを入力します。
ログの受信 無線LANコントローラーからログの受信を行う場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
「保存」ボタン 編集を保存し、リモートモニターの登録を更新します。
「キャンセル」ボタン 編集を破棄し、ダイアログを閉じます。

フロアマップ

無線LANコントローラーのVista Manager mini上でヒートマップが登録されている場合は、リモートモニター一覧にてマップボタンをクリックすると、より実環境に近い計算式を使用するAWCプラグイン形式のヒートマップとして表示することができます。
表 4:リモートモニター ヒートマップ表示形式の違い
Vista Manager mini形式 AWCプラグイン形式
表示形式は、「画面リファレンス」/「無線モニター」/「フロアマップ」メニュー以下の「フロアマップ詳細 [無線ステータス表示]」画面と同様です。

コンテンツ欄中央にはフロア図が表示され、コンテンツ欄右側には無線APのリストが表示されます。


■ 表示1
表 5:フロアマップ
項目名 説明
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するか、無線1、無線2、無線3から選択します。
ヒートマップドロップダウンメニュー 該当の無線LANコントローラーに登録されたヒートマップを切り替えられます。
「一覧へ戻る」ボタン 「リモートモニター」の一覧表示に戻ります。
フロア図(背景) 無線LANコントローラーのヒートマップに登録されたマップ画像が表示されます。
無線APアイコン 無線LANコントローラーのヒートマップに配置された無線APアイコンが表示されます。アイコンの下にはチャンネル情報と送信出力が表示されます。

アイコン説明:
  • 無線LANコントローラー管理下にある無線APには、使用しているチャンネルと電波強度が表示されます。
  • アイコンを中心に、チャンネルまたは電波の到達距離と強度を色で表す、ヒートマップを表示します。
    ヒートマップの描画モードはフロアマップコントロールの「描画モード」で選択できます。
    無線LANコントローラー管理下にない無線APは何も表示されません。
  • 無線APアイコンにマウスポインターを置くと、無線APの管理情報がポップアップ表示されます。
    • 機器名
    • MACアドレス
    • IPアドレス
    • 表示中の無線バンドの使用チャンネル、帯域幅、出力強度
    • クライアント数

■ 表示2
表 6:フロアマップ 配置済み無線AP一覧
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示される機器名、管理状態、IPアドレスの他に、機器種別、MACアドレス、AP共通設定、タグ、無線バンドごとのチャンネルや送信出力、接続数の情報が表示されます。
デフォルトの状態に戻る場合は、再び詳細をクリックします。
X AP フロアマップに登録されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー リモートモニターのフロアマップでは無効となります。
無線APを検索 フロアマップに配置されている無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「管理状態」「IPアドレス」「機器種別」「MACアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
Note
タグを選択するには、一度リストを拡張表示(詳細表示をクリック)する必要があります
タグ リモートモニターのフロアマップでは無効となります。
機器名 無線LANコントローラーにて設定した管理上の機器名が表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。

■ 表示3
ヒートマップ表示の凡例です。
フロアマップ上の各地点の信号強度、または、チャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップコントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。
凡例は、フロアマップの描画モードによって異なります。

■ 表示4
リモートモニターのフロアマップ画面では、「接続健全性アイコン」、「フロアエリア」、「デバイスカウンター」、「壁」は無効となります。

表 7:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「電波強度」または「チャンネル」から選択します。
グリッド フロアマップにグリッド(方眼)を表示するか否か。グリッドを表示する場合はチェックを入れます。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
詳細 配置済み無線AP一覧を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
表示強度 ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示5
拡大/縮小ボタンです。
フロアマップを拡大(+)または縮小(-)表示できます。また、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

配置済み無線AP一覧 拡張表示

フロアマップ画面右側の配置済み無線AP一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、一覧が拡張し機器種別、AP共通設定などの情報を表示できます。
一覧には、無線APのシステム情報、無線情報、接続クライアント情報を切り替えて表示できます。初期状態では、無線APのシステム情報を表示します。


■ 表示1
表 8
項目名 説明
詳細 詳細をクリックするとデフォルトの状態に戻ります。
X AP フロアマップに配置されている無線APの総数が表示されます。
更新タイマー リモートモニターのフロアマップでは無効となります。
無線APを検索 現在の表示対象のうち、「機器名」「管理状態」「IPアドレス」「機器種別」「MACアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
「システム情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APのシステム情報を一覧に表示します。
「無線情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの無線設定を一覧に表示します。
「接続クライアント情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの各無線バンドに接続している無線クライアント数を一覧に表示します。
フィルター リモートモニターのフロアマップでは無効となります。
「タグ編集」ボタン リモートモニターのフロアマップでは無効となります。

■ 表示2
表 9:フロアマップ 配置済み無線AP一覧 拡張表示
項目名 説明
システム情報
チェックボックス タグを編集する場合にチェックを入れ「タグ編集」ボタンをクリックします。
機器名 無線LANコントローラーにて設定した管理上の機器名が表示されます。
管理状態 管理状態が表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
機器種別 機種名が表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
AP共通設定 無線APに設定したAP共通設定(プロファイル)の番号が表示されます。
タグ 無線APに登録したタグが表示されます。
無線情報
機器名 機器名が表示されます。
チャンネル(無線1)
チャンネル(無線2)
チャンネル(無線3)
無線APの各無線バンドで使用しているチャンネルを表示します。
送信出力(無線1)
送信出力(無線2)
送信出力(無線3)
無線APの各無線バンドの電波の送信出力を表示します。
接続クライアント情報
機器名 機器名が表示されます。
接続数(無線1)
接続数(無線2)
接続数(無線3)
無線APの各無線バンドに接続している無線クライアント数が表示されます。

リモートモニターログ

リモートモニターを設定された無線LANコントローラーの関連ログを表示します。
実際には、画面タイトルは「(リモートモニターの表示名)ログ」のように表示されます。
リモートモニターログ画面にログを表示したり、内容を更新したりするには、「from」~「to」欄にて日時を指定して、「検索」ボタンをクリックします。

表 10:リモートモニターログ
項目名 説明
リモートモニターログ ヘッダー
無線隣接AP/接続無線クライアント 切り替えボタン 一覧に表示するリモートモニターの情報の種別を選択します。デフォルトでは無線隣接AP情報が表示されます。
「一覧へ戻る」ボタン リモートモニター一覧画面に戻ります。
無線隣接AP一覧
無線隣接AP一覧 ヘッダー
X AP 該当の無線LANコントローラーの管理下APが検出した隣接APの総数を表示します。
基本情報/追加情報 切り替えボタン 一覧に表示する隣接APの情報の種別を選択します。デフォルトでは基本情報が表示されます。
不正APを検索する 隣接APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「APステータス」「AP MACアドレス」「BSSID」「SSID」「セキュリティーモード」「不正判定理由」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
from ~ to 期間を指定してログの絞り込みを行えます。
「検索」ボタン 検索キーワードやfrom ~ to指定後に検索ボタンをクリックします。
無線隣接AP一覧 基本情報
APステータス 隣接APのステータス(管理下か不正か)を表示します。
AP MACアドレス 隣接APのMACアドレスを表示します。
ログ時刻 無線LANコントローラーが管理下APから情報を受信した時刻を表示します。
検出時刻 無線LANコントローラーの管理下APが隣接APを検出した時刻を表示します。
不正判定理由 隣接APが不正APと判定された場合、その理由を表示します。
BSSID ビーコンフレーム内のBSSIDを表示します。
SSID SSIDを表示します。
無線隣接AP一覧 追加情報
APステータス 隣接APのステータスを表示します。
AP MACアドレス 隣接APのMACアドレスを表示します。
無線ID 隣接APが使用している無線バンドを表示します。
セキュリティーモード 隣接APが送信しているVAPで使用するセキュリティーモードを表示します。
AP受信信号強度 隣接APからの信号強度(%)を表示します。
APシグナル 隣接APからの信号強度(RSSI、単位:dBm)を表示します。
APノイズ 隣接APが使用しているチャンネルのノイズレベル(単位:dBm)を表示します。
検出チャンネル 隣接APが使用しているチャンネル番号を表示します。
接続無線クライアント
接続無線クライアント ヘッダー
X クライアント 該当の無線LANコントローラーの管理下APが検出した無線クライアントの総数を表示します。
基本情報/追加情報 切り替えボタン 一覧に表示する無線クライアントの情報の種別を選択します。デフォルトでは基本情報が表示されます。
検出無線クライアントを検索 検出した無線クライアントの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「ステータス」「クライアントMACアドレス」「SSID」「BSSID」「NetBIOS名」「ユーザー名」のいずれか、またはクライアントのIPアドレスに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
from ~ to 期間を指定してログの絞り込みを行えます。
「検索」ボタン 検索キーワードやfrom ~ to指定後に検索ボタンをクリックします。
接続無線クライアント 基本情報
ステータス 無線クライアントの接続・切断イベントの区別を表示します。
クライアントMACアドレス 無線クライアントのMACアドレスを表示します。
ログ時刻 無線LANコントローラーが管理下APから情報を受信した日時を表示します。
接続 無線クライアントの推定接続日時を表示します。
SSID 無線クライアントが接続している無線ネットワークのSSIDを表示します。
BSSID 接続先BSSIDを表示します。
チャンネル 無線クライアントが使用しているチャンネルを表示します。
無線ID 無線クライアントが接続している無線バンドを表示します。
Vlan 無線クライアントが接続しているVLANを表示します。
接続無線クライアント 追加情報
ステータス 無線クライアントの接続・切断イベントの区別を表示します。
クライアントMACアドレス 無線クライアントのMACアドレスを表示します。
NetBIOS名 無線クライアントのNetBIOS名を表示します。
ユーザー名 802.1X認証を受けたクライアントのユーザー名を表示します。
レート 無線クライアントのデータ送信レート(単位:Mbps)を表示します。
受信信号強度 無線クライアントからの信号強度(RSSI)を表示します。
チャンネルノイズ 無線クライアントが使用しているチャンネルのノイズレベル(単位:dBm)を表示します。
SNR ノイズに対する受信信号の利得の比(Signal-to-Noise Ratio、S/N比)です。SNRが大きいほどノイズの影響が少ないことを意味します。

画面リファレンス / 無線設定 / 管理グループ

無線APの管理を行うには管理グループを作成し無線APを割り当てる必要があります。
一般ユーザーアカウントに管理グループごとの閲覧権限を付与することにより、ユーザーが管理可能な無線APとAP共通設定を制御することが可能です。
デフォルトでは「Default Group」のみが登録されています。「Default Group」は、管理者アカウントのみが閲覧・編集可能です。

Note
1つの管理グループでサポート可能な無線APの台数は350台までです。


■ 表示1
表 1
項目名 説明
「新規作成」ボタン 管理グループを作成するための「管理グループ作成」ダイアログが開きます。
管理グループの作成方法は、「各種操作」/「無線管理」/「管理グループの作成、編集、削除」をご覧ください。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X グループ 管理グループの総数が表示されます。
管理グループを検索 管理グループの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「管理グループ名」「作成日時」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示3
表 3:管理グループ一覧
項目名 説明
管理グループ名 管理グループ名が表示されます。
AP数 管理グループ内の無線AP数が表示されます。
AP共通設定数 管理グループに設定されているAP共通設定数が表示されます。
フロアマップ数 管理グループ内のフロアマップ数が表示されます。
作成日時 管理グループを作成した日時が表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 管理グループの編集を行えます。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン) 管理グループを削除します。
Note
「Default Group」管理グループは削除できません。

画面リファレンス / 無線設定 / AP共通設定

AP共通設定は、複数の無線APに一括して登録する機能項目をまとめたものです。
本画面では、AP共通設定を作成、編集、削除します。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「新規作成」ボタン AP共通設定を作成するための「カントリーコードとAPシリーズとモデルの選択」ダイアログが開きます。
AP共通設定の作成方法は、「各種操作」/「無線管理」/「AP共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
「設定適用」ボタン 「設定適用」ダイアログを表示します。選択したAP共通設定が既に適用されている無線APに対し、該当のAP共通設定の変更を反映できます。


  • X AP:
    該当のAP共通設定が適用された無線APの総数が表示されます。

  • 機器名:
    登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。

  • IPアドレス:
    IPアドレスが表示されます。
    管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。

  • MACアドレス:
    MACアドレスが表示されます。
    管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。

  • 管理状態:
    管理状態が以下の内容で表示されます。
    • 未管理:
      IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

    • 探索中:
      AWCプラグインが無線APを探索している状態

    • 適用中:
      AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

    • 管理中:
      AWCプラグインが無線APを管理している状態

    • 接続待機:
      AWCプラグインが無線APにAMF設定による事前設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態
      または、AWCプラグインが無線APにDHCP設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態

    • 管理失敗:
      無線APがAWCプラグインの管理下から外れた状態

    • 未認証:
      AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を超えているため、無線APが管理できない状態
      または、チャンネルブランケット、スマートコネクトを設定している無線APがそれらのライセンス数を超えているため、無線APが管理できない状態

  • 設定状態:
    設定状態が以下内容で表示されます。
    • 未設定:
      設定が完了していない状態

    • 未適用:
      今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

    • 最新:
      無線APに対して最新の設定が適用されている状態

    • 変更有:
      無線APに対して最新の設定が適用されていない状態

  • AP共通設定 / SC共通設定:
    関連付けているAP共通設定名が表示されます。
    AWC-SCにて、一覧される無線APが所属する管理グループすべてにSC共通設定を作成している場合は、無線APがAWC-SCに対応しているかどうかにかかわらず、所属する管理グループのSC共通設定名が表示されます。

  • 「OK」ボタン:
    無線APにAP共通設定の変更を適用します。
    また、未反映の個別設定がある場合には、併せて反映します。

  • 「キャンセル」ボタン:
    無線APのAP共通設定の適用を中止します。
「コピー」ボタン 選択済み(チェックボックスにチェックを入れている)のAP共通設定を複製します。
複製されたAP共通設定の設定名は、元の設定名の末尾に「_copy」を付けたものになります。この設定名が既に登録されている場合には、「_copy(1)」のように連番が追加されます。
Note
複製されたAP共通設定名が101文字を超える場合、複製は行われません。
その際、複製が行われなかったことを表すダイアログが表示されます。
X AP共通設定 AP共通設定の総数が表示されます。
X 選択中 選択済み(チェックボックスにチェックを入れている)のAP共通設定の総数が表示されます。
AP共通設定を検索 AP共通設定の検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「設定名」「モデル」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
「システム情報」/「無線情報」ボタン リストの表示内容を切り替えます。

■ 表示2
表 2:AP共通設定一覧
項目名 説明
システム情報
チェックボックス AP共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のAP共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
設定名 AP共通設定名が表示されます。
シリーズ AP共通設定のシリーズが表示されます。
モデル AP共通設定の対象モデルが表示されます。
管理グループ 関連付けている管理グループが表示されます。
割当AP数 AP共通設定を設定した無線AP数が表示されます。
未適用AP数 設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) AP共通設定の詳細画面が表示されます。AP共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。
無線情報
チェックボックス AP共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のAP共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
無線1 無線1に設定されている規格が表示されます。
無線2 無線2に設定されている規格が表示されます。
無線3 無線3に設定されている規格が表示されます。
VAP数(無線1) 無線1に設定されているVAPの数が表示されます。
VAP数(無線2) 無線2に設定されているVAPの数が表示されます。
VAP数(無線3) 無線3に設定されているVAPの数が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) AP共通設定の詳細画面が表示されます。AP共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線設定 / CB共通設定

CB共通設定は、チャンネルブランケットに所属させる無線APに共通して適用するVAPなどの設定をまとめたものです。
本画面では、CB共通設定の作成、編集、削除したり、CB共通設定を適用するチャンネルブランケットを構成したりすることができます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「CB共通設定」ボタン CB共通設定の一覧を表示します。
「チャンネルブランケット」ボタン チャンネルブランケットの一覧を表示します。
「新規作成」ボタン CB共通設定新規作成画面を表示します。
CB共通設定の作成方法は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「CB共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
「設定適用」ボタン 「設定適用」ダイアログを表示します。選択したCB共通設定が既に適用されている無線APに対し、設定の変更を反映できます。


  • X AP:
    該当のCB共通設定が適用された無線APの総数が表示されます。

  • 機器名:
    登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。

  • IPアドレス:
    IPアドレスが表示されます。
    管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。

  • MACアドレス:
    MACアドレスが表示されます。
    管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。

  • 管理状態:
    管理状態が以下の内容で表示されます。
    • 未管理:
      IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

    • 探索中:
      AWCプラグインが無線APを探索している状態

    • 適用中:
      AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

    • 管理中:
      AWCプラグインが無線APを管理している状態

    • 接続待機:
      AWCプラグインが無線APにAMF設定による事前設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態
      または、AWCプラグインが無線APにDHCP設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態

    • 管理失敗:
      無線APがAWCプラグインの管理下から外れた状態

    • 未認証:
      AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を超えているため、無線APが管理できない状態
      または、チャンネルブランケット、スマートコネクトを設定している無線APがそれらのライセンス数を超えているため、無線APが管理できない状態

  • 設定状態:
    設定状態が以下内容で表示されます。
    • 未設定:
      設定が完了していない状態

    • 未適用:
      今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

    • 最新:
      無線APに対して最新の設定が適用されている状態

    • 変更有:
      無線APに対して最新の設定が適用されていない状態

  • AP共通設定 / SC共通設定:
    関連付けているAP共通設定名が表示されます。
    AWC-SCにて、一覧される無線APが所属する管理グループすべてにSC共通設定を作成している場合は、無線APがAWC-SCに対応しているかどうかにかかわらず、所属する管理グループのSC共通設定名が表示されます。

  • 「OK」ボタン:
    無線APにAP共通設定、CB共通設定の変更を適用します。
    また、未反映の個別設定がある場合には、併せて反映します。

  • 「キャンセル」ボタン:
    無線APへの設定の適用を中止します。

■ 表示2
表 2:設定機能/チャンネルブランケット設定一覧
項目名 説明
X CB共通設定 CB共通設定の総数が表示されます。
X 選択中 選択済みのCB共通設定(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
CB共通設定を検索 CB共通設定の検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「CB共通設定名」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
CB共通設定一覧
チェックボックス CB共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のCB共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
CB共通設定名 CB共通設定名が表示されます。
モデル 適用対象の無線APの機種名を表示します。
管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを表示します。
割当AP数 CB共通設定を設定した無線AP数が表示されます。
未適用AP数 設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) CB共通設定の詳細画面が表示されます。CB共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「CB共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
チャンネルブランケット一覧
チェックボックス CB共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のCB共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
チャンネルブランケット名 チャンネルブランケット名が表示されます。
CB共通設定名 チャンネルブランケットに適用されたCB共通設定名が表示されます。
管理グループ チャンネルブランケットを構成する管理グループを表示します。
割当AP数 チャンネルブランケットに所属する無線AP数が表示されます。
未適用AP数 設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 「チャンネルブランケット詳細」画面が表示されます。チャンネルブランケット詳細画面の説明は、「各種操作」/「チャンネルブランケット」/「チャンネルブランケットの作成」の「チャンネルブランケットの情報の確認」をご覧ください。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線設定 / SC共通設定

SC共通設定は、AWC-SCによるスマートコネクトネットワークに所属させる無線APに対し、AP間無線通信に使用するVAPなどの共通する設定をまとめたものです。
本画面では、SC共通設定の作成、編集、削除したり、SC共通設定の適用対象として選択した無線APに、設定を適用したりすることができます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「新規作成」ボタン SC共通設定新規作成画面を表示します。
SC共通設定の作成方法は、「各種操作」/「スマートコネクト」/「SC共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。
「設定適用」ボタン 「設定適用」ダイアログを表示します。選択したSC共通設定の対象となる管理グループに所属するすべての無線APに対し、設定の変更を反映できます。
Note
スマートコネクトを無効に設定している無線AP、スマートコネクトをサポートしていない無線APも、スマートコネクト関連を除く最新の設定を適用する対象となります。この動作により、無線通信が一時的に停止しますので、ご注意ください。


  • X AP:
    該当のSC共通設定の対象となる管理グループに所属する無線APの総数が表示されます。

  • 機器名:
    登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。

  • IPアドレス:
    IPアドレスが表示されます。

  • MACアドレス:
    MACアドレスが表示されます。

  • 管理状態:
    管理状態が以下の内容で表示されます。
    • 未管理:
      MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態
      未管理状態の無線APに設定を適用することはできません。

    • 探索中:
      AWCプラグインが無線APを探索している状態

    • 適用中:
      AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

    • 管理中:
      AWCプラグインが無線APを管理している状態

    • 接続待機:
      AWCプラグインが無線APにAMF設定による事前設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態
      または、AWCプラグインが無線APにDHCP設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態

    • 管理失敗:
      無線APがAWCプラグインの管理下から外れた状態

    • 未認証:
      AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を超えているため、無線APが管理できない状態
      または、チャンネルブランケット、スマートコネクトを設定している無線APがそれらのライセンス数を超えているため、無線APが管理できない状態

  • 設定状態:
    設定状態が以下の内容で表示されます。
    • 未設定:
      設定が完了していない状態

    • 未適用:
      今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

    • 最新:
      無線APに対して最新の設定が適用されている状態

    • 変更有:
      無線APに対して最新の設定が適用されていない状態

  • SC共通設定:
    関連付けているSC共通設定が表示されます。

  • 「OK」ボタン:
    無線APに設定(AP共通設定、SC共通設定)の変更を適用します。
    また、CB共通設定、未反映の個別設定がある場合には、併せて反映します。

  • 「キャンセル」ボタン:
    無線APの設定変更の適用を中止します。

■ 表示2
表 2:設定機能/スマートコネクト設定一覧
項目名 説明
X SC共通設定 SC共通設定の総数が表示されます。
X 選択中 選択済みのSC共通設定(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
SC共通設定を検索 SC共通設定の検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「SC共通設定名」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
SC共通設定一覧
チェックボックス SC共通設定の選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内のSC共通設定すべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
SC共通設定名 SC共通設定名が表示されます。
管理グループ スマートコネクトネットワークを構成する管理グループを表示します。
割当AP数 SC共通設定を設定した無線AP数が表示されます。
未適用AP数 該当のSC共通設定が作成された管理グループ内に所属し、設定(AP共通設定、CB共通設定、SC共通設定、個別設定)の変更が適用されていない無線AP数が表示されます。スマートコネクトネットワークに参加している無線APに限定されません。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) SC共通設定の詳細画面が表示されます。SC共通設定の詳細画面の説明は、「各種操作」/「スマートコネクト」/「SC共通設定の作成、編集、削除」をご覧ください。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線設定 / AP登録・設定



無線APの登録・設定を行えます。
無線APの登録、設定変更、削除方法は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの登録、情報編集、削除」をご覧ください。
Note
本画面で検索、ソート、タグフィルターによる絞り込みを行った場合、それ以前の無線APの選択状態は解除されます。
Note
「WPAエンタープライズ」と「高速移行」を併用したVAPを含むAP共通設定では、このAP共通設定が適用されている無線APが増減した際、該当のAP共通設定が適用されている無線APの設定状態は「変更有」となります。
このAP共通設定が適用された無線APが増減する設定を行った際、該当のAP共通設定が適用されたすべての無線APに対して設定適用を行うかを尋ねるダイアログが表示されます。
「OK」をクリックすると、該当のAP共通設定が割り当てられた無線APに対して設定適用が行われます。

基本項目



■ 表示1
表 1
項目名 説明
「無線設定」ボタン 無線設定画面を表示します。
リストに登録されている無線APのAP共通設定の選択、チャンネル設定、送信出力の設定が行えます。
歯車アイコン
歯車アイコンにマウスオーバーすると、手動で登録、CSVから登録、ゲストノードから登録、CSV出力、レポートの出力、タグ編集、AP共通設定の割当、削除のサブメニューが表示されます。
タグ編集、AP共通設定の割当、削除メニューは、無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れると選択できるようになります。

  • 手動で登録 / CSVから登録 / ゲストノードから登録:
    AWCプラグインに無線APを登録します。無線APの登録方法は3通りの方法で行えます。無線APの登録方法は「各種操作」/「無線管理」/「無線APの登録、情報編集、削除」をご覧ください。

  • CSV出力:
    無線AP一覧の情報(機器名、管理状態、設定状態、IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定、管理グループ、タグ)をCSV形式で保存できます。ファイル名は「vista_access_points_yyyymmdd-hhmmss.csv」です。

  • レポートの出力:
    無線APのレポート(無線コントローラーIPアドレス、無線AP IPアドレス、サブネットマスク、DHCP、MACアドレス、製品モデル、管理状態、設定状態、フロアマップ名、無線IP、チャンネル、送信出力、ソフトウェアバージョン、シリアルナンバー)をCSV形式で保存できます。ファイル名は「vista_access_points_report_yyyymmdd-hhmmss.csv」です。

  • タグ編集:
    無線AP一覧で選択した無線APのタグを編集します。

  • AP共通設定の割当:
    無線AP一覧で選択した無線APに対してAP共通設定の割り当てを行います。

  • 削除:
    無線AP一覧で選択した無線APを削除します。
スパナアイコン
スパナアイコンにマウスオーバーすると、設定適用、再起動、ファームウェア更新、テクニカルサポート情報の取得のサブメニューが表示されます。これらのメニューは、無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れると選択できるようになります。
Note
一度に再起動する無線APの数は350台以下にしてください。
Note
一度にファームウェアを更新できる無線APの数は、AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度によって異なります。
AWCプラグインと各無線APとの間の通信速度がそれぞれ1Gbpsの場合、一度にファームウェアを更新できる無線APの数は次の通りです。
  • AT-TQ3403、AT-TQm3403:最大120台
  • AT-TQ5403/5403e、AT-TQm5403:最大200台
  • AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2:最大140台
  • AT-TQ6602:最大100台
  • AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2、AT-TQm6602 GEN2/6702 GEN2:最大135台
  • AT-TQ7403:最大135台
  • ATーTQ6702 GEN2-R:最大75台
  • AT-TQ7403-R:最大70台
  • その他の無線AP:最大350台
それぞれの帯域が他の通信で使用されている場合は、上記の台数よりも少なくなる場合があります。
なお、AT-TQ6702 GEN2-RはAWCプラグインからのファームウェアの更新は未サポートとなります。
  • 設定適用:
    無線設定画面で行った設定変更が無線AP本体に適用されます。

  • 再起動:
    無線APを再起動します。

  • ファームウェア更新:
    「ファームウェア更新」ダイアログを表示します。
    適用されるファームウェアは、別途「ファームウェア登録」にて適用されたファームウェアを使用します。



    • 機器名:
      ファームウェアを更新する管理下APの機器名を表示します。
    • IPアドレス:
      管理下APのIPアドレスを表示します。
    • MACアドレス:
      管理下APのMACアドレスを表示します。
    • 管理状態:
      管理下APの管理状態を表示します。
    • 現在のファームウェア:
      「-」が表示されます。
    • 割当ファームウェア:
      現在、管理下APに割り当てられているファームウェアの機器種別とバージョンを表示します。
    • 「OK」ボタン:
      無線APのファームウェアを更新します。
    • 「キャンセル」ボタン:
      無線APのファームウェア更新を中止します。

  • テクニカルサポート情報の取得:
    選択した無線APのテクニカルサポート情報を一括してダウンロードします。
    最大25台までの無線APのテクニカルサポート情報を同時に取得できます。
    「テクニカルサポート情報」ダイアログには、テクニカルサポート情報に含まれる情報の種別が表示されます。
    「情報の取得に同意します」チェックボックスにチェックをつけて「ダウンロード」ボタンをクリックすると、各無線APのテクニカルサポート情報を集積し、一括してダウンロードします。
    ファイルには、無線AP個別のテクニカルサポート情報を併せて収録しています。
    Note
    いずれかの無線APからのテクニカルサポート情報が取得できなかった場合、ダウンロードに失敗した旨のメッセージが表示されて終了します。
    この場合は、「無線モニター」/「ログ管理」画面にてテクニカルサポート情報の取得ができなかった無線APを確認し、「AP登録・設定」画面で該当の無線APを除外してもう一度テクニカルサポート情報の一括取得を試みてください。
    トラブルシューティング時など、内部情報の確認が必要な場合を想定したものですので、ご使用に際しては弊社技術担当にご相談ください。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X AP 無線APの総数が表示されます。
X 選択中 選択済みの無線AP(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
無線APを検索 無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「AP共通設定」「管理グループ」「フロアマップ名」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
「フロアマップ名」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」については、「無線AP詳細」をご覧ください。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
タグ 「無線APを検索」欄の下の「全て見る」をクリックすると、登録されているすべてのタグが表示されます。
通常の状態に戻す場合は「閉じる」をクリックします。
「基本情報」/「追加情報」ボタン リストの表示内容を切り替えます。

■ 表示3
表 3:無線AP一覧 基本項目
項目名 説明
基本情報
チェックボックス 無線APの選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内の無線APすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
管理状態 管理状態が以下の内容で表示されます。
  • 未管理:
    IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

  • 探索中:
    AWCプラグインが無線APを探索している状態

  • 適用中:
    AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

  • 管理中:
    AWCプラグインが無線APを管理している状態

  • 接続待機:
    AWCプラグインが無線APにAMF設定による事前設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態
    または、AWCプラグインが無線APにDHCP設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態

  • 管理失敗:
    無線APがAWCプラグインの管理下から外れた状態

  • 未認証:
    AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を超えているため、無線APが管理できない状態
    または、チャンネルブランケット、スマートコネクトを設定している無線APがそれらのライセンス数を超えているため、無線APが管理できない状態
また、接続待機状態の場合、表示をクリックすると、待機中の状態に関する詳細なメッセージがポップアップ表示されます。
設定状態 設定状態が以下内容で表示されます。
  • 未設定:
    設定が完了していない状態

  • 未適用:
    今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

  • 最新:
    無線APに対して最新の設定が適用されている状態

  • 変更有:
    無線APに対して最新の設定が適用されていない状態
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
管理状態が「接続待機」の無線APの場合、「取得中」と表示されます。
AP共通設定 関連付けているAP共通設定が表示されます。
管理グループ 関連付けている管理グループが表示されます。
タグ 無線APに設定したタグが表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 「無線AP編集」ダイアログが開きます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 「無線AP詳細」画面に切り替わります。
追加情報
チェックボックス 無線APの選択を行います。リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内の無線APすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
管理状態 管理状態が以下の内容で表示されます。
  • 未管理:
    IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定のいずれかの設定が完了していないため、管理が開始されていない状態

  • 探索中:
    AWCプラグインが無線APを探索している状態

  • 適用中:
    AWCプラグインが無線APに対して設定を適用している状態

  • 管理中:
    AWCプラグインが無線APを管理している状態

  • 接続待機:
    AWCプラグインが無線APにAMF設定による事前設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態
    または、AWCプラグインが無線APにDHCP設定を行い、AP共通設定を割り当てた状態

  • 管理失敗:
    無線APがAWCプラグインの管理下から外れた状態

  • 未認証:
    AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を超えているため、無線APが管理できない状態
    または、チャンネルブランケット、スマートコネクトを設定している無線APがそれらのライセンス数を超えているため、無線APが管理できない状態
設定状態 設定状態が以下内容で表示されます。
  • 未設定:
    設定が完了していない状態

  • 未適用:
    今までにAWCプラグインから設定が適用されたことのない状態

  • 最新:
    無線APに対して最新の設定が適用されている状態

  • 変更有:
    無線APに対して最新の設定が適用されていない状態
CB共通設定 無線APに適用されたCB共通設定が表示されます。
SC共通設定 関連付けている管理グループに作成されたSC共通設定が表示されます。
Note
SC共通設定は、該当無線APのスマートコネクトの有効/無効にかかわらず表示されます。
DCN共通設定 「未設定」が表示されます。
Note
AT-VST-APLではAWC-DCNは未サポートとなります。
フロアマップ名 設定されているフロアマップ名が表示されます。
割当ファームウェア 「ファームウェア登録」にて設定された、無線APに適用予定、または適用済みのファームウェアファイルの対象機種名とバージョンを表示します。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 「無線AP編集」ダイアログが開きます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 「無線AP詳細」画面に切り替わります。

■ 表示4
表 4
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

無線設定

リストに登録されている無線APのAP共通設定の選択、チャンネル設定、送信出力の設定が行えます。
設定変更後は、表示1のスパナアイコンにマウスオーバーし表示されるメニューから設定適用をクリックしてください。


■ 表示1
表 5
項目名 説明
「基本項目表示」ボタン 基本項目画面を表示します。
リストに登録されている無線APアドレスや管理グループの確認の設定が行えます。
歯車アイコン
歯車アイコンにマウスオーバーすると、手動で登録、CSVから登録、ゲストノードから登録、CSV出力、タグ編集、AP共通設定の割当、削除のサブメニューが表示されます。
タグ編集、AP共通設定の割当、削除メニューは、無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れると選択できるようになります。
  • 手動で登録 / CSVから登録 / ゲストノードから登録:
    AWCプラグインに無線APを登録します。無線APの登録方法は3通りの方法で行えます。無線APの登録方法は「各種操作」/「無線管理」/「無線APの登録、情報編集、削除」をご覧ください。

  • CSV出力:
    無線AP一覧の情報(機器名、管理状態、設定状態、IPアドレス、MACアドレス、AP共通設定、管理グループ、タグ)をCSV形式で保存できます。ファイル名は「vista_access_points_yyyymmdd-hhmmss.csv」です。

  • タグ編集:
    無線AP一覧で選択した無線APのタグを編集します。

  • AP共通設定の割当:
    無線AP一覧で選択した無線APに対してAP共通設定の割り当てを行います。

  • 削除:
    無線AP一覧で選択した無線APを削除します。
スパナアイコン
スパナアイコンにマウスオーバーすると、設定適用のサブメニューが表示されます。設定適用メニューは、無線AP一覧のチェックボックスにチェックを入れると選択できるようになります。
  • 設定適用:
    無線設定画面で行った設定変更が無線AP本体に適用されます。

  • 再起動:
    無線APを再起動します。

  • ファームウェア更新:
    「ファームウェア更新」ダイアログを表示します。
    適用されるファームウェアは、別途「ファームウェア登録」にて適用されたファームウェアを使用します。

■ 表示2
表 6
項目名 説明
X AP 無線APの総数が表示されます。
X 選択中 選択済みの無線AP(チェックボックスにチェックを入れている)の総数が表示されます。
無線APを検索 無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「IPアドレス」「MACアドレス」「AP共通設定」「管理グループ」「フロアマップ名」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
「フロアマップ名」「機器種別」「現在のファームウェア」「シリアル番号」については、「無線AP詳細」をご覧ください。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 登録されているタグで絞り込むことができます。
タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
タグ 「無線APを検索」欄の下の「全て見る」をクリックすると、登録されているすべてのタグが表示されます。
通常の状態に戻す場合は「閉じる」をクリックします。

■ 表示3
表 7:無線AP一覧 無線設定
項目名 説明
チェックボックス 無線APの選択を行います。
リストの一番上のチェックボックスにチェックを入れるとリスト内の無線APすべてにチェックが入ります。チェックを外すとすべてのチェックが外れます。
機器名 登録時に設定した機器名が表示されます。ゲストノードから無線APを登録した場合はゲストノード名が表示されます。
AP共通設定 AP共通設定の変更が行えます。AP共通設定の変更手順は、「各種操作」/「無線管理」/「無線APの管理グループ、AP共通設定の変更」をご覧ください。
チャンネル(無線1) 無線1のチャンネル設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、チャンネルを選択するダイアログが表示されます。AP共通設定に対応したチャンネルが表示されるので自動または個別のチャンネルを指定します。
送信出力(無線1) 無線1の送信出力の設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、送信出力を選択するダイアログが表示されます。自動または、最少、弱、中、強、最大の中から指定します。
チャンネル(無線2) 無線2のチャンネル設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、チャンネルを選択するダイアログが表示されます。AP共通設定に対応したチャンネルが表示されるので自動または個別のチャンネルを指定します。
送信出力(無線2) 無線2の送信出力の設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、送信出力を選択するダイアログが表示されます。自動または、最少、弱、中、強、最大の中から指定します。
チャンネル(無線3) 無線3のチャンネル設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、チャンネルを選択するダイアログが表示されます。AP共通設定に対応したチャンネルが表示されるので自動または個別のチャンネルを指定します。
送信出力(無線3) 無線3の送信出力の設定が行えます。ドロップダウンリストをクリックすると、送信出力を選択するダイアログが表示されます。自動または、最少、弱、中、強、最大の中から指定します。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 「無線AP編集」ダイアログが開きます。
「詳細」ボタン(虫めがねアイコン) 「無線AP詳細」画面に切り替わります。

画面リファレンス / 無線設定 / AWC設定

AWC(Autonomous Wave Control)機能の設定を行います。
AWC機能によるチャンネル・送信出力の最適化を行ううえでの無線APのカバーエリアの広さ、チャンネル選択における管理外APの影響度、AWC計算結果の即時適用の有効/無効、無線APの離脱や復旧といったイベントによる再計算の実施の有効/無効を、管理グループごとに設定できます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「計算・適用」ボタン 選択した管理グループのAWC計算の実施、適用を行います。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X グループ 管理グループの総数が表示されます。
無線管理グループを検索 管理グループの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「管理グループ名」に、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示3
表 3:管理グループごとのAWC設定一覧
項目名 説明
管理グループ名 管理グループ名が表示されます。
状態 管理グループのAWC計算の状態が表示されます。
前回の計算時刻 前回のAWC計算日時が表示されます。
前回の適用時刻 前回のAWC計算結果の適用時刻日時が表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) 管理グループのAWC設定の編集を行えます。

画面リファレンス / 無線設定 / MACアドレスリスト

無線APへの接続を許可または拒否するMACアドレスのリスト(ホワイトリスト/ブラックリスト)を作成します。
MACアドレスリストは、ホワイトリスト/ブラックリストにかかわらず、AP共通設定に1つ割り当てることができます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「新規作成」ボタン MACアドレスリストを作成します。
MACアドレスリストの作成方法は、「各種操作」/「無線管理」/「MACアドレスリストの作成、CSV出力、編集、削除」をご覧ください。

■ 表示2
表 2
項目名 説明
X リスト 登録されているリストの総数が表示されます。
MACアドレスリストを検索 MACアドレスリストの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「リスト名」「アクション」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
アクションは、「Deny」または「ブロック」、「Allow」または「許可」のいずれかで指定します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示3
表 3:MACアドレスリスト一覧
項目名 説明
リスト名 MACアドレスリストの名前が表示されます。
アクション MACアドレスに対するアクションが「許可」または「ブロック」で表示されます。
エントリー数 許可またはブロックの対象となるMACアドレス数が表示されます。
管理グループ MACアドレスリストに関連付けている管理グループが表示されます。
割当AP共通設定数 このMACアドレスリストを割り当てられているAP共通設定の数が表示されます。

■ 表示4
表 4
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線設定 / 無線コンシェルジュ



無線コンシェルジュは、同一フロアマップ上の無線APのセル型VAPや、管理下のAWC-CBに加入している無線APのCB VAPのチャンネル、送信出力の最適化を提案します。
最適化の提案には次の3つの種類があり、選択したフロアマップまたは無線APごとに、ユーザーが各項目の提案を選択して要求、適用できます。
また、AWC-SAC(AWC-Smart ACtivation)によるカバレッジの自動補完の設定も行えます。
AWC-SACでは、カバレッジコントロールと管理外AP干渉モニターの2つの機能で運用中の無線出力を定期的に監視、障害を検知します。
これらの設定は、ヘッダーの「設定」ボタンから行います。


無線コンシェルジュはAT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2のみサポートしています。
なお、AT-TQ14023403/、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2ではAWC-CBは未サポートのため、CB最適化はサポート対象外となります。

■ AP間引きとカバレッジコントロールによるカバレッジホールの自動修復
AWC-SACのカバレッジコントロールは、AP間引きの提案と併用し、無線ネットワークの冗長化を簡便に行う機能です。
現用に余裕を持たせた数の無線APを配置するだけで自動的に冗長化構成を構築することができ、綿密なネットワーク設計やサイトサーベイを必要とせず、初期導入や運用のコストを低減できます。
設営時にAP間引きの提案を実行し、「余剰な無線AP」を検出、送信電力0%の待機状態に設定しておきます。これにより、平時は、個別の調整を行わなくても、適切な無線APの密度によるネットワークの運用が行えます。


カバレッジホールが発生した場合、AWC-SACのカバレッジコントロールは、待機状態の無線APの無線出力を再開してカバレッジを補完します。


Note
AP間引きを有効にしたフロアマップの無線APが3台以下の場合、AP間引きは動作しません。
フロアマップに無線APを4台以上配置してから有効にしてください。
Note
特に無線ネットワークの必要性が高い地点では、現用・待機の無線APをそれぞれ別系統の電源やPoEスイッチに接続することをお勧めします。

無線コンシェルジュ


■ 表示1
対象とする管理グループ、フロアマップを選択したり、提案の種類の設定、提案の要求、削除、適用を行います。
表 1:無線コンシェルジュ ヘッダー
項目名 説明
管理グループドロップダウンメニュー 表示対象のフロアマップを絞り込むことができます。デフォルトは「全管理グループ」です。
フロアマップドロップダウンメニュー 設定を行うフロアマップを選択できます。デフォルトは「全フロアマップ」です。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するか、無線1、無線2、無線3から選択します。
3Dフロアマップ表示ボタン / 「一覧へ戻る」ボタン
/
フロアマップ一覧画面から3Dフロアマップに表示を切り替えます。
管理グループドロップダウンメニューにて「全管理グループ」以外のいずれかの管理グループを選択している場合、3Dフロアマップ表示ボタンが有効になります。
また、3Dフロアマップ表示状態では、「一覧へ戻る」ボタンが表示され、クリックすると無線コンシェルジュのフロアマップ一覧画面が表示されます。
「設定」ボタン 「提案 - 設定」ダイアログを開きます。
「提案 - 設定」ダイアログでは、管理下のフロアマップまたはチャンネルブランケットごとに最適化の提案の種類を選択できます。
また、AWC-SACの管理・通知機能についてもこちらで設定します。
「提案」ボタン 「提案 - 実行」ダイアログを開きます。
「提案 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧または無線AP一覧にて選択した対象の周波数別(2.4GHz、5GHz)に、最適化の提案を要求します。
「クリア」ボタン 選択したフロアマップまたは無線APに対する現在の提案の状態をクリアし、「提案待ち」の状態に戻します。
適用済みの提案による変更は取り消されません。
Note
適用済みの提案を取り消す場合は、「クリア」ボタンをクリックして現在の提案の状態を「提案待ち」に戻したあと、必ず「適用」ボタンをクリックしてください。
「クリア」ボタンをクリックしただけでは、既に適用済みの提案による変更は取り消されません。
提案のクリアを適用すると、AP共通設定、CB共通設定など、これまで通りの設定が適用されます。
「適用」ボタン 「適用 - 実行」ダイアログを開きます。
「適用 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧で選択したフロアマップ上の無線AP、または、無線AP一覧にて選択した無線APに対し、最適化の提案を適用します。

■ 表示2
提案対象の選択に応じて、フロアマップ一覧、3Dフロアマップ、詳細表示(2Dフロアマップ)が表示されます。

■ 表示3
提案対象の選択に応じて、フロアマップ一覧、または、無線AP一覧が表示されます。

■ 表示4
3Dフロアマップ、または、2Dフロアマップにおけるヒートマップ表示の凡例です。
フロアマップ上の各地点の信号強度、または、チャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。
凡例は、フロアマップの描画モードによって異なります。

■ 表示5

表 2:フロアマップコントロール
項目名 説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「電波強度」または「チャンネル」から選択します。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
Note
壁を作成してある場合、壁の表示を無効にしてあっても、ヒートマップ表示には壁による減衰が反映されます。
表示強度 ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。

■ 表示6
マップの表示を調整します。

フロアマップ一覧

選択した管理グループに所属するフロアマップの提案の状態を表示します。

表 3
項目名 説明
詳細 フロアマップ一覧では無効となります。
X Floors 現在の表示対象のフロアマップの数を表示します。
「フロアマップを検索」にて絞り込みを行っている場合は一致したフロアマップの数を、絞り込みを行っていない場合は画面上部の管理グループドロップダウンメニューで選択した管理グループに所属するフロアマップの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
3Dフロアマップでは、プログレスバーと併せて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
フロアマップを検索 管理グループに所属しているフロアマップの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、フロアマップ名に本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
Note
3Dフロアマップでは、本項目は無効となります。
フロアマップ 管理グループに所属しているフロアマップ名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、フロアマップ名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
また、フロアマップ一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、3D表示されたフロアマップのうち、該当するフロアマップを強調表示します。
APs 該当のフロアマップに配置された無線APの数を表示します。
状態 該当のフロアマップに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。

無線AP一覧

選択したフロアマップに配置された無線APの提案の状態を表示します。

表 4
項目名 説明
詳細 クリックすると、デフォルトで表示されるフロアマップ名、状態の他に、無線APに適用されたカントリーコード、チャンネル指定、帯域幅、送信出力指定といった無線情報や、機種名、MACアドレス、IPアドレス、AP共通設定、CB共通設定/CB名、SC共通設定といったシステム情報が表示されます。デフォルトの状態に戻る場合は再び詳細をクリックします。
X APs フロアマップに配置されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
無線APを検索 フロアマップに配置された無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「帯域幅」「機種」「MACアドレス」「IPアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名 フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
Note
適用済みの提案を取り消す場合は、「クリア」ボタンをクリックして現在の提案の状態を「提案待ち」に戻したあと、必ず「適用」ボタンをクリックしてください。
「クリア」ボタンをクリックしただけでは、既に適用済みの提案による変更は取り消されません。
提案のクリアを適用すると、AP共通設定、CB共通設定など、これまで通りの設定が適用されます。
状態 該当の無線APに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
チャンネル 選択した無線バンドの無線チャンネルを表示します。
送信出力 選択した無線バンドの送信出力を表示します。

無線AP一覧 拡張表示

無線AP一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、一覧が拡張し機種、AP共通設定などの情報を表示できます。
一覧には、無線APの無線情報、システム情報を切り替えて表示できます。初期状態では、無線APの無線情報を表示します。

表 5
項目名 説明
詳細 クリックするとデフォルトの状態に戻ります。
X APs フロアマップに配置されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
「無線情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの無線設定を一覧に表示します。
「システム情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APのシステム情報を一覧に表示します。
無線APを検索 フロアマップに配置された無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「帯域幅」「機種」「MACアドレス」「IPアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
無線情報
機器名 フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
状態 該当の無線APに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
無線APに設定されたカントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を表示します。
チャンネル指定 選択した無線バンドの無線チャンネルをドロップダウンリストから指定できます。
ドロップダウンリストには、AP共通設定の自動チャンネル選択で選択されたチャンネル候補または自動が表示されます。
チャンネル候補のうち、現在適用されているチャンネルは青色で表示されます。デフォルトは「自動」です。
Note
使用帯域幅が80+80MHzの場合、チャンネルは指定できません。自動で選択されます。
帯域幅 選択した無線バンドの帯域幅を表示します。
送信出力指定 選択した無線バンドの送信出力をドロップダウンリストから選択できます。
ドロップダウンリストには、自動、1%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%が表示されます。
送信出力候補のうち、現在選択されている送信出力は青色で表示されます。
デフォルトは「自動」です。
AP間引き指定 無線バンドの無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の指定を行います。
待機状態の無線APは、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した場合に自動的に無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 自動:
    最適化提案の際のカバレッジ状況に基づいて、自動的に待機状態を決定します。
  • 無効:
    カバレッジ状況にかかわらず、間引きの対象としません。
  • 有効:
    無線APを強制的に待機状態にします。該当の無線APの近隣でカバレッジホールが発生した場合は、カバレッジコントロールにより無線出力を再開します。
システム情報
機器名 フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
機種 無線APの機種名を表示します。
MACアドレス 無線APのMACアドレスを表示します。
IPアドレス 無線APのIPアドレスを表示します。
AP共通設定 無線APに適用されたAP共通設定名を表示します。
CB共通設定/CB名 無線APに適用されたCB共通設定名と、無線APが所属するチャンネルブランケット名を表示します。
SC共通設定 無線APに適用されたSC共通設定名を表示します。

提案 - 設定

「提案 - 設定」ダイアログでは、フロアマップごと、または、管理下のチャンネルブランケットごとに最適化の提案の種類を選択できます。
また、AWC-SACによるカバレッジコントロール、管理外AP干渉モニターの設定もここから行います。

表 6
項目名 説明
セル最適化
フロアマップ 設定対象となるフロアマップ名を表示します。各フロアマップに配置された無線APのセル型VAPに対して、干渉低減、カバレッジ調整、AP間引きの提案の有効、無効を設定します。
干渉低減 チャンネルの最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、管理下の複数のフロアマップに配置された無線APの電波状況を基に、AP間の干渉を極力抑えるようチャンネル構成を提案します。
    また、近隣の管理外APの使用チャンネルとの干渉を回避するよう考慮します。
    Note
    過去3時間の不正APのRSSIデータを使用します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、チャンネルの最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
カバレッジ調整 無線出力の最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、フロアマップ上の同一VAP全体のカバレッジを確保しながら、同一VAPからクライアントに届くビーコンの数が少なくなるよう無線APごとの無線出力を最適化します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、無線出力の最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
AP間引き 無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、フロアマップ上の過密な無線APの無線出力を停止して、待機状態とします。
    別途AWC-SACのカバレッジコントロールが有効な場合、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した際、待機状態の無線APの無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 無効に設定すると、フロアマップ上の無線APが過密な場合でも、無線APの停波は行いません。カバレッジ調整が有効な場合は、カバレッジ調整により最小の無線出力に設定されます。
デフォルトは「無効」です。
AWC-CB最適化
CB共通設定/CB名 設定対象となるチャンネルブランケット名を、CB共通設定とともに表示します。
干渉低減 チャンネルの最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、管理下の複数のフロアマップに配置された無線APの電波状況を基に、ブランケット間の干渉を極力抑えるようチャンネル構成を提案します。
    この際、地理的に隣接する複数のフロアマップに同じCB VAPによるチャンネルブランケットを提供している場合は、これらの無線バンドのチャンネルを同じにして、フロアを移動した際にチャンネル間のローミングが生じないようにします。
    また、近隣の管理外APの使用チャンネルとの干渉を回避するよう考慮します。
    Note
    過去3時間の不正APのRSSIデータを使用します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、チャンネルの最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
重なり低減 無線出力の最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、チャンネルブランケット全体のカバレッジを確保しながら、同一チャンネルブランケットからクライアントに届くビーコンの数が少なくなるよう無線APごとの無線出力を最適化します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、無線出力の最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
AP間引き 無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、フロアマップ上の過密な無線APの無線出力を停止して、待機状態とします。
    別途AWC-SACのカバレッジコントロールが有効な場合、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した際、待機状態の無線APの無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 無効に設定すると、フロアマップ上の無線APが過密な場合でも、無線APの停波は行いません。カバレッジ調整が有効な場合は、カバレッジ調整により最小の無線出力に設定されます。
デフォルトは「無効」です。
AWC-SAC設定
フロアマップ 設定対象となるフロアマップ名を表示します。各フロアマップに配置された無線APに対して、AWC-SACの機能を設定します。
カバレッジコントロール カバレッジの変化を監視し、通知を表示したり、無線出力の調整によりカバレッジの自動補完を行う、カバレッジコントロールの設定を行います。
カバレッジの状態監視は20秒ごとに行います。
  • 「通知のみ」に設定すると、カバレッジの変化をイベントメッセージとして通知します。
  • 「自動実行」に設定すると、運用中の無線APのダウンなどによってカバレッジに問題が発生した場合、周辺の無線APや、待機状態としていた無線APの無線出力を再設定して、自動的にカバレッジホールを補完します。
  • 「無効」に設定すると、カバレッジコントロールを使用しません。カバレッジの変化を監視せず、これによる動的な無線出力の調整なども行いません。
デフォルトは「無効」です。

カバレッジコントロールによって監視の対象となる状態変化には、次の例があります。
  • 無線APの切断
    有線インターフェース側の障害などによる無線APとの通信の喪失
  • 無線APの復旧
    障害APの交換などによる有線インターフェースの機器検出障害の解決
  • 環境の変化
    パーティションなどの遮蔽物による管理AP間の可視性の変化
また、カバレッジコントロールによるカバレッジ状態変化の検知、カバレッジコントロールの実行が行われると、それぞれ画面下部の通知欄にイベントメッセージが発行されます。
Note
カバレッジコントロールを使用する場合は、「無線設定」/「AWC設定」画面にて、管理グループのイベントトリガーのうち「AP離脱」および「AP復旧」を無効に設定しておく必要があります。いずれかまたは両方を有効に設定していると、カバレッジ状態変化検知およびカバレッジコントロールは動作しません。また、上記のイベントトリガーが有効に設定されている場合は、確認メッセージが表示されます。
管理外AP干渉モニター 管理外APによるチャンネル干渉を定期的に監視し、一定のしきい値を超過した場合にイベントメッセージにより通知して最適化の再実行を促す、管理外AP干渉モニターの設定を行います。
管理外APによる干渉の監視は1時間ごとに行います。
  • 感度 - 高:
  • 感度 - 中:
  • 感度 - 低:
    管理外APの干渉が指定した感度のしきい値を超えるとイベントメッセージによる通知を行います。
  • 「無効」:管理外APの干渉を通知しません。
デフォルトは「無効」です。
「OK」ボタン 提案を要求する最適化のタイプの変更を保存し、ダイアログを閉じます。
「キャンセル」ボタン 提案を要求する最適化のタイプの変更を破棄し、ダイアログを閉じます。

提案 - 実行

「提案 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧または無線AP一覧にて選択した対象の周波数別(2.4GHz、5GHz)に、最適化の提案を要求します。

表 7
項目名 説明
周波数 提案を要求する無線の周波数帯を2.4GHz、5GHz、またはその両方から選択します。
提案対象 提案を要求する対象を、セルまたはCBから選択します。
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面の2Dフロアマップの無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態(無線1/無線2/無線3) フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
状態が「提案なし」、「適用待ち」、「適用済み」と表示されていても、現在はまた新たにより適した提案ができることがあります。
「OK」ボタン 提案の要求を実行します。
最適化の提案は「提案 - 結果」ダイアログに表示されます。
「キャンセル」ボタン 提案の要求を中止し、ダイアログを閉じます。

提案 - 結果

「提案 - 結果」ダイアログには、フロアマップまたは無線APの選択した周波数別(2.4GHz、5GHz)の提案結果を表示します。

表 8
項目名 説明
周波数 提案を要求した無線の周波数帯を表示します。
提案対象 提案を要求した対象(セルまたはCB)を表示します。
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面の2Dフロアマップの無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態 フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案なし:
    提案を要求しましたが、現在の状態と異なる提案はありません。
  • 適用待ち:
    提案を要求し、現在の運用状態より適した提案があります。
「OK」ボタン 提案の確認を終了し、「提案 - 結果」ダイアログを閉じます。
提案の適用は無線コンシェルジュ画面上部の「適用」ボタンをクリックして、「適用 - 実行」ダイアログにて行います。

適用 - 実行

「適用 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧で選択したフロアマップ上の無線AP、または、無線AP一覧にて選択した無線APに対し、最適化の提案を適用します。
Note
提案結果の適用後は、他の設定よりも提案結果が優先されます。
Note
無線コンシェルジュの使用を停止する場合は、選択したフロアマップまたは無線APに対し「無線コンシェルジュ」画面上部の「クリア」ボタンをクリックして現在の提案の状態を「提案待ち」に戻したあと、必ず「適用」ボタンをクリックしてください。
「クリア」ボタンをクリックしただけでは、既に適用済みの提案による変更は取り消されません。
提案のクリアを適用すると、AP共通設定、CB共通設定など、これまで通りの設定が適用されます。

表 9
項目名 説明
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面の2Dフロアマップの無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態(無線1/無線2/無線3) フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
対象の無線APには、適用待ちの状態の提案が適用されます。
「OK」ボタン 提案の適用を実行します。「適用 - 実行」ダイアログが閉じ、「無線APの設定を適用中です。」の表示になります。
適用が完了したら、「閉じる」をクリックし、「無線コンシェルジュ」画面に戻ります。
「キャンセル」ボタン 提案の適用を中止し、ダイアログを閉じます。
この時点で適用待ちの提案がある場合には、そのまま保留されます。

画面リファレンス / 無線メンテナンス / ファームウェア登録

AWCプラグインに登録されたファームウェアファイルを表示します。また、手動またはスケジュールによるファームウェア更新の際に各無線APに適用するファームウェアファイルを割り当てることができます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「登録」ボタン ファームウェアを登録します。
ファームウェアの登録方法については、「各種操作」/「その他の設定」/「無線APの再起動、ファームウェア更新」の「ファームウェア登録」をご覧ください。
X ファームウェア リストに表示されているファームウェアの総数が表示されます。
ファームウェアを検索 リスト内のファームウェアの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「ファイル名」「機器種別」「バージョン」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示2
表 2:ファームウェア一覧
項目名 説明
ファイル名 ファームウェアファイル名が表示されます。
機器種別 ファームウェアが対応する無線APの機種名が表示されます。
バージョン ファームウェアのバージョンが表示されます。
ファイルサイズ ファームウェアファイルのサイズが表示されます。
管理グループ ファームウェアを適用可能な管理グループが表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) ファームウェアの管理グループの設定を編集します。
割当 ファームウェアファイルを適用する無線APを割り当てます。
該当の無線APのファームウェアの適用を手動、またはスケジュール機能により自動で行う際に、選択したファームウェアファイルが適用されます。
ファームウェアの割り当て方法については、「各種操作」/「その他の設定」/「無線APの再起動、ファームウェア更新」の「ファームウェア割り当て」をご覧ください。
無線APに割り当てられたファームウェアファイルは、「無線AP詳細」画面、または、「管理下AP詳細」画面の基本情報にて確認できます。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン) ファームウェアを削除します。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線メンテナンス / スケジュール登録

無線APに対して、設定の適用、ファームウェアの更新、AWC計算結果の適用のスケジュールを登録することにより、指定した日時でこれらのオペレーションを実行することができます。


■ 表示1

表 1
項目名 説明
「新規作成」ボタン スケジュールを作成します。
X オペレーション リストに表示されているオペレーションの総数が表示されます。
オペレーションを検索 リスト内のオペレーションの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「オペレーション名」「管理グループ」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

■ 表示2
表 2:オペレーション一覧
項目名 説明
オペレーション名 オペレーション名が表示されます。
管理グループ オペレーションに関連付けている管理グループが表示されます。
AP数 オペレーションの対象となる無線AP数が表示されます。
状態 オペレーションの実行状態が「有効」、「無効」で表示されます。
実行タイミング オペレーションを実行するタイミングが表示されます。
次回の実行時刻 次回のオペレーションの実行日時が表示されます。
前回の実行時刻 前回行ったオペレーションの実行日時が表示されます。
「編集」ボタン(鉛筆アイコン) オペレーションの設定を編集します。
「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン) オペレーションを削除します。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / 無線メンテナンス / 緊急モード

緊急モードは、緊急時用として設定されたSSIDを有効にするモードです。
AP共通設定にて事前に緊急時用のVAPを設定することで、緊急モードの変更画面から一斉に緊急時用ネットワークを有効化することができます。
緊急モードの有効/無効の設定は、管理グループ単位で行います。

表 1:緊急モード
項目名 説明
X グループ 管理グループの総数が表示されます。
All ON すべての管理グループの緊急モードをONにします。
All OFF すべての管理グループの緊急モードをOFFにします。
管理グループ 管理グループ名が表示されます。
現在のモード 無線APの現在のモードを「通常」または「緊急」で表示します。
緊急モードの対象AP数 管理グループ内で、緊急用のVAPが設定されたAPの数を表示します。
緊急モード 無線APの運用モードを「ON」(緊急モード)または「OFF」(通常)から選択します。
「適用」ボタン 緊急モードの有効/無効を管理グループ配下の無線APに適用します。
緊急モードを有効にすると、Web管理画面下部の管理欄が黄色で強調表示されます。また、AWCプラグインメニューの表示が「AWCプラグイン緊急モード」に変更されます。

画面リファレンス / 機器検索

AWCプラグインに登録されたネットワーク内の無線AP、無線APに接続された無線クライアントの情報を表示します。キーワードを入力し、表示対象を絞り込むこともできます。
無線クライアントの情報は、15分ごとに無線APから送信される情報を基に更新されます。
本画面を最新の状態に更新する場合は、手動でポーリングを実行後、Webブラウザーの更新を行ってください。

Note
機器検索では、区切り文字である " , " や " | " は検索対象外となりますので、区切り文字を含んだ文字列の検索は行えません。
Note
ソート機能で「IPアドレス」の項目は文字列としてソートされます。


■ 表示1
表 1
項目名 説明
「全機器」ボタン 「全機器」ボタンをクリックすると無線AP、接続クライアントの両方が表示されます。
「無線AP」ボタン 「無線AP」ボタンをクリックすると無線APのみリストに表示されます。
「接続クライアント」ボタン 「接続クライアント」ボタンをクリックすると接続クライアントのみリストに表示されます。
最新の状態を確認する場合は、手動でポーリングを実行後、Webブラウザーを更新してください。
「CSV出力」ボタン 表示されているリストをCSV形式のファイルで保存します。ファイル名は「vista_devices_yyyymmdd-hhmmss.csv」です。

■ 表示2
表 2:機器一覧
項目名 説明
X 機器 登録されている機器の総数が表示されます。
機器を検索 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示対象のうち、「機器名」「機器種別」「管理グループ」「IPアドレス」「MACアドレス」「その他情報」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
フィルター 機器に登録されているタグで絞り込むことができます。タグのフィルターを有効にする場合は、絞り込み対象のタグをクリックし、解除する場合は再度タグをクリックします。すべて解除する場合は「クリア」をクリックします。
タグ(フィルター) ノードに登録されているタグが表示されます。
機器名 カテゴリーによって以下の内容が表示されます。
  • 無線AP:
    登録時に設定した機器名(ゲストノードから登録した場合はゲストノード名)

  • 無線クライアント:
    MACアドレス
機器種別 機器のカテゴリーが表示されます。
管理グループ 機器が所属する管理グループが表示されます。
ファームウェア 無線APのファームウェアバージョンが表示されます。
IPアドレス IPアドレスが表示されます。
MACアドレス MACアドレスが表示されます。
その他情報 カテゴリーによって以下の内容が表示されます。
  • 無線AP:
    機種名

  • 無線クライアント:
    接続しているSSID
タグ タグが表示されます。

■ 表示3
表 3
項目名 説明
表示件数 リストに表示させる件数を指定します。
<< 最初のリストに戻ります。
番号 ページ番号です。
>> 最後のリストに移動します。

画面リファレンス / システム設定



システム設定では、AWCプラグインのバージョン情報の確認、AWCプラグインシステムの初期化が行えます。
Note
本メニューは管理者アカウントでのみ表示されます。

システム情報


表 1:システム情報
項目名 説明
バージョン情報 AWCプラグインのバージョン情報が表示されます。
ライセンス情報
  • 無線AP:
    AVM EXに登録された無線APライセンス、AWCプラグイン管理下のAPの数が表示されます。
    • ライセンス登録台数:
      AVM EXに登録された無線APライセンスで管理できる最大無線AP数を表示します。

    • 登録/設定AP数:
      現在AWCプラグインの管理下に登録されている無線AP数を表示します。

    • 認証AP数:
      現在AWCプラグインが実際に管理している無線AP数を表示します。

  • チャンネルブランケット:
    AVM EXに登録されたチャンネルブランケットライセンスにより管理可能な無線APとAWCプラグインのチャンネルブランケットの無線APの数が表示されます。
    • ライセンス登録台数:
      AVM EXに登録されたチャンネルブランケットライセンスで管理できる最大無線AP数を表示します。

    • 登録/設定AP数:
      現在AWCプラグインのチャンネルブランケットに登録されている無線AP数を表示します。

    • 認証AP数:
      現在AWCプラグインのチャンネルブランケット機能で実際に運用されている無線AP数を表示します。

  • スマートコネクト:
    AVM EXに登録されたスマートコネクトライセンスにより管理可能な無線APとAWCプラグインのスマートコネクトの無線APの数が表示されます。
    • ライセンス登録台数:
      AVM EXに登録されたスマートコネクトライセンスで管理できる最大無線AP数を表示します。

    • 登録/設定AP数:
      現在AWCプラグインのスマートコネクトに登録されている無線AP数を表示します。

    • 認証AP数:
      現在AWCプラグインのスマートコネクト機能で実際に運用されている無線AP数を表示します。
Note
AWCプラグイン関連のライセンス更新を行った際、更新前のライセンスと更新後のライセンスの両方の管理可能台数が重複して計上されることがあります。更新前のライセンスの猶予期間終了後は正しい表示になります。

システム設定


表 2:システム設定
項目名 説明
データベース設定
「保存」ボタン データベース設定への変更を動作に反映します。
最大メモリ使用量 AWCプラグインのデータベースを展開するために使用するシステムメモリーの最大量です。
Note
AT-VST-APL版のAWCプラグインでは、最大メモリ使用量の設定変更はサポートしません。デフォルトの値で使用してください。
履歴データ保存期間設定
「保存」ボタン 履歴データ保存期間設定への変更を動作に反映します。
無線クライアント 「無線モニター」/「フロアマップ」画面に表示する無線クライアントの履歴の期間を設定します。
  • 設定しない:
    AWCプラグインは無線クライアント情報を保存しません。フロアマップの無線クライアント履歴表示には無線クライアントは表示されません。
  • 設定する:
    AWCプラグインは無線クライアント履歴情報を保存します。保存する日数は1~7日間の範囲で指定します。
    「無線クライアント」を「設定する」にすると、追加で次の「無線クライアント最大履歴数」が表示されます。
Note
本設定を変更しても、無線クライアント履歴情報はすべて保持されます。
Note
無線クライアント履歴の保存期間は、画面上では7日まで設定できますが、設定しないでの運用をサポートします。
なお、AP共通設定における「クライアントパケットの解析」を有効にする場合、7日までの運用をサポートします。
また、「クライアントパケットの解析」機能を有効にする場合は、AVM EXの基本機能にて使用可能な管理機能に制限があります。詳しくは、「概要」/「AWCプラグインについて」の「無線クライアントの接続履歴管理とクライアントパケット解析」をご確認ください。
Note
下記の無線APで無線クライアント履歴を利用する際は、無線APのログ重要度を「information(6)」または「debug(7)」に設定してください。ログ重要度が「notice(5)」より高く(数値が小さく)設定されている場合、本機能は動作しません。
これらの無線AP本体のログ重要度の初期値は「information(6)」であるため、無線APにログの設定を行っていない場合は、本機能はそのまま使用できます。
    対象無線AP:AT-TQ1402/3403/5403/5403e/6403 GEN2/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/7403、AT-TQm1402/3403/5403/6403 GEN2/6602 GEN2/6702 GEN2
ログ重要度は、AP共通設定のSyslogクライアントのログ重要度にて設定できます。
Syslogクライアントのログ機能を無効にした状態で無線クライアント履歴表示を利用したい場合は、一度、AP共通設定の「Syslogクライアント」を「有効」、「ログ重要度」を「6 : informational」に変更して(Syslogサーバー IPアドレス/ホスト名は架空のアドレスで構いません)、このAP共通設定を無線APに適用したのちに、AP共通設定の「Syslogクライアント」を「無効」にして再適用してください。
無線クライアント最大履歴数 無線クライアントの接続・切断・接続失敗の履歴の最大保持数を1,000,000~10,000,000の範囲で設定します。
デフォルトは10,000,000です。
ログ AWCプラグインのログをデータベースに保管する期間を設定できます。
  • 設定しない:
    ログの保存期間を設定しません。ログの件数が「最大ログ数」の設定値以内であれば、記録からの経過日数にかかわらずデータベースに保存したままになります。

  • 設定する:
    ログの保存期間を1~31の範囲の値で指定できます(単位:日間)。記録からの経過日数が本項目での指定を超えたログは消去されます。なお、保存期間内中であっても、最大ログ数を超過したログは古いものから消去されます。
デフォルトは「指定しない」です。また、「設定する」を選択した場合の保存期間のデフォルトは「7」(日間)になります。
最大ログ数 AWCプラグインのログの保存する最大件数を10,000~5,000,000の範囲で指定します。
AWCプラグインのデータベースに記録されたログの件数が本項目の設定値を超えた場合、設定値以内に収まるように古いものから消去されます。
デフォルトは5,000,000(単位:件)です。
ネットワークマップ設定
「保存」ボタン ネットワークマップ設定への変更を動作に反映します。
無線機器トポロジーデータ更新間隔 AVM EXの「ネットワークマップ」画面に表示する無線AP、無線クライアントのトポロジーデータの更新間隔を設定します。
  • 設定しない:
    AWCプラグインは無線機器のトポロジー情報をAVM EXに送信しません。
    この場合は、AVM EXにはAWCプラグインが管理する無線機器は表示されません。また、AWCプラグインの無線AP、無線クライアントの情報とAVM EX側の登録機器情報との照合は行われないため、AVM EX上のカスタムアイコンはAWCプラグインには反映されず、デフォルトアイコンで表示されます。

  • 設定する:
    AWCプラグインは無線機器のトポロジー情報を自動更新します。
    AVM EXにはAWCプラグインが管理する無線機器は表示されます。また、AVM EXにてカスタムアイコンを適用された場合は、AWCプラグインのフロアマップなどの表示にも反映されます。
    また、更新間隔を1~59(単位:分)の値で設定します。無線機器の情報やAWC-SCのAP間のリンク線はこの更新間隔に従ってネットワークマップに反映されます。デフォルトは1(分)です。
    「無線機器トポロジーデータ更新間隔」を「設定する」にすると、追加で次の「対象データ」が表示されます。
対象データ AVM EXの「ネットワークマップ」画面に表示する情報の対象とするデータを「AP・接続クライアント」または「APのみ」から選択します。デフォルトは「AP・接続クライアント」です。
  • 「AP・接続クライアント」を選択すると、無線APのIPアドレス、MACアドレス、管理状態などとともに、接続中の無線クライアントの情報も送信されます。また、AVM EXに該当の無線クライアントが登録されている場合は、AVM EX上で登録した無線クライアントのカスタムアイコンがAWCプラグインのフロアマップにも反映されます。

  • 「APのみ」を選択すると、無線APのIPアドレス、MACアドレス、管理状態などのみが通知され、接続中の無線クライアントの情報は送信されません。この場合は、AVM EXに該当の無線クライアントが登録されていても、AVM EX上で登録した無線クライアントのカスタムアイコンはAWCプラグインのフロアマップには反映されません。
リモートモニター設定
「保存」ボタン リモートモニター設定への変更を動作に反映します。
ポーリング間隔 リモートモニターにて指定された無線LANコントローラーの情報のポーリング間隔を5~30(単位:分)の値で設定します。デフォルトは5(分)です。
ログ保存日数 リモートモニターにて指定された無線LANコントローラーから取得したログの保存日数を1~366(単位:日)の値で設定します。デフォルトは366(日)です。
ログ閲覧日数 リモートモニター画面にて表示するログの日数を1~90(単位:日)の値で設定します。デフォルトは30(日)です。
アクセス許可設定
AMF Security WebAPI 弊社のAMF-SECurityコントローラー AT-SecureEnterpriseSDN Controller(AT-SESC)やAMF Security miniで使用するWeb APIの送信IPアドレスを表示します。複数のIPアドレスが登録されている場合は、スラッシュ(/)区切りで表示します。

アクセス許可設定 (AMF Security WebAPI)

AMF Securityサーバー(AT-SESCまたはAMF Security mini)は、脅威イベントを受信した際、AWCプラグインに対し、Web APIを介して、脅威端末のIPアドレスからMACアドレスを照会します。
この際、正規のAMF Securityサーバーからの照会にのみ応答するため、アクセスを許可するAMF SecurityサーバーのIPアドレスを登録します。
AMF SecurityサーバーのIPアドレスは1,024件まで登録できます。

表 3:アクセス許可設定 (AMF Security WebAPI) ダイアログ
ヘッダー
アクセスを許可するIPアドレス アクセスを許可するAMF SecurityサーバーのIPアドレスを入力します。
「追加」ボタン 入力したIPアドレスをIPアドレス一覧に登録します。
「クリア」ボタン 入力したIPアドレスを消去します。
IPアドレス一覧
X IPアドレス アクセスを許可するIPアドレスの登録数を表示します。
IPアドレスを検索 登録されているIPアドレスの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、本フィールドに入力された文字列を「IPアドレス」に含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
IPアドレス 登録されたAMF Securityサーバー(AT-SESCまたはAMF Security mini)のIPアドレスを表示します。
削除ボタン(ゴミ箱アイコン) 登録されたAMF SecurityサーバーのIPアドレスを削除します。
フッター
「保存」ボタン アクセス許可設定の変更を保存し、ダイアログを閉じます。
「閉じる」ボタン アクセス許可設定の変更を破棄し、ダイアログを閉じます。

システム管理


表 4:システム管理
項目名 説明
キャッシュ削除
「削除」ボタン AWCプラグインのキャッシュを削除します。
テクニカルサポート
「テクニカルサポート」ボタン
Note
これは弊社管理用のボタンのため、クリックしないでください。
バックアップ
「バックアップ」ボタン 現在の設定をバックアップファイルとして外部ファイルに保存します。
バックアップファイルに含める
無線クライアント履歴 チェックをつけると、バックアップファイルに無線クライアント履歴を含めて出力します。デフォルトはチェックなしです。
ログ管理ページのログ チェックをつけると、バックアップファイルにログ管理画面のログデータを含めて出力します。デフォルトはチェックなしです。
リモートモニターのログ チェックをつけると、バックアップファイルにリモートモニターのログデータを含めて出力します。デフォルトはチェックなしです。
復元
「復元」ボタン 外部ファイルとして保存したバックアップファイルから設定を復元します。
システム設定をリストアする チェックをつけると、無線APやフロアマップなどの管理情報とともに、バックアップファイルからシステム設定を復元します。デフォルトはチェックなしです。
システム設定には、次の項目が含まれます。
  • データベース設定
    • 最大メモリ使用量
  • 履歴データ保存期間設定
    • 無線クライアント
    • 無線クライアント最大履歴数
    • ログ
    • 最大ログ数
  • ネットワークマップ設定
    • 無線機器トポロジーデータ更新間隔
「システム設定をリストアする」の文字にマウスポインターを合わせると、上記のシステム設定に含まれる項目がポップアップ表示されます。
初期化
「初期化」ボタン AWCプラグインの設定、履歴などのデータをインストール時の初期状態に戻します。
バックアップ、復元、および初期化の操作方法は、「各種操作」/「システムデータの管理」/「AWCプラグインシステムのバックアップ・リストア」「各種操作」/「システムデータの管理」/「AWCプラグインシステムの初期化」をご覧ください。

付録 / AT-TQ5000/6000/7000シリーズ推奨設定

AT-TQ5403/5403e/6602/6602 GEN2/6702 GEN2/6702e GEN2/7403、AT-TQm5403を使用してセル型またはAWC-CBの無線LANを設計するにあたり安定して無線ネットワークを構築するため、推奨している設定を次に記します。
本表に記載のない設定項目はデフォルト設定を推奨します。これらはあくまでも推奨値であり、環境によっては設定の調整が必要となります。

表 1:AT-TQ5000/6000/7000シリーズ 推奨設定
項目名 設定項目の所在 設定の適用範囲 セル AWC-CB 備考
AT-TQ5403
AT-TQm5403
AT-TQ5403e
AT-TQ6602 AT-TQ6602 GEN2
AT-TQ6702 GEN2
AT-TQ6702e GEN2 AT-TQ7403 AT-TQ5403
AT-TQ5403e
AT-TQ6602 AT-TQ6602 GEN2
AT-TQ6702 GEN2
AT-TQ6702e GEN2 AT-TQ7403
管理グループ 管理グループ 1管理グループあたりの無線AP登録数:50以下  
近隣管理AP検出 AWC設定 無線AP全体 AWC自動計算を使用しない場合:無効 AWC自動計算を使用しない場合:無効 AWC-CB有効時は近隣管理AP検出は動作しない AWC自動計算を使用しない場合:無効  
エアタイムフェアネス AP共通設定 無線バンドごと 無効(デフォルト) 必ず無効(デフォルト)  
レガシーレートセット AP共通設定 無線バンドごと 2.4GHz:1, 2Mbps無効 2.4GHz:1, 2Mbps無効  
RTSしきい値 AP共通設定 無線バンドごと 2347(デフォルト) 必ず2347(デフォルト)  
バンドステアリング AP共通設定 無線AP全体 無効(デフォルト) 必ず無効(デフォルト)  
NoAckサポート 無線バンドごと 無効(デフォルト) 有効(デフォルト) 無効(デフォルト) 無効(デフォルト) 有効(デフォルト) 無効(デフォルト) 単独で使用していた無線APを管理下に追加した場合は、無線AP自体のWeb設定画面(設定 > QoS)から設定を確認して、左記のデフォルトに変更してください。
APSD AP共通設定 無線バンドごと 無効(デフォルト) 有効(デフォルト) 無効(デフォルト) 無効(デフォルト) 有効(デフォルト) 無効(デフォルト)  
近隣AP検出 AP共通設定 無線バンドごと 近隣AP検出(侵入検知/防御機能を含む)を使用しない、かつAWC自動計算低精度または使用しない場合:無効 近隣AP検出(侵入検知/防御機能を含む)を使用しない場合:無効  
MU-MIMO AP共通設定 無線バンドごと 無効(デフォルト) 未サポート(必ず無効(デフォルト)) 無効(デフォルト)  
OFDMA AP共通設定 無線バンドごと 無効(デフォルト) 未サポート(必ず無効(デフォルト)) 無効(デフォルト)  
管理フレーム保護 AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 無効 無効  
ブロードキャストキー更新間隔 AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 0(デフォルト) 未サポート(必ず0(デフォルト))  
RADIUSアカウンティング AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 無効(デフォルト) 未サポート(必ず無効(デフォルト))  
ダイナミックVLAN AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 無効 無効(デフォルト) 未サポート(必ず無効) 無効(デフォルト)  
高速ローミング AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 無効(デフォルト) 未サポート(必ず無効(デフォルト)) 無効(デフォルト)  
無応答端末切断タイマー AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 300(デフォルト) 未サポート(必ず300(デフォルト)) 300(デフォルト)  
多重接続要求 AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 無視する 無視する 無視する 無視する AT-TQ6602 GEN2/6702 GEN2ではCB共通設定で「切断する」を選択した場合も「無視する」を選択した場合と同様に動作します。
ローミング通知 AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと
(AWC-CBの場合、該当の無線バンドのCB VAPすべて)
有効 1VAPのみのローミングが生じない環境:無効
複数VAPのローミングが生じる環境:有効
 
DTIM値 AP共通設定/
CB共通設定
VAPごと 通常:1(デフォルト)
端末バッテリー消費軽減:3
通常:1(デフォルト)
端末バッテリー消費軽減:3
 
プロキシーARP AP共通設定/
CB共通設定
セル型:VAPごと
AWC-CB:CB VAP全体
データ通信:無効
IP電話システム:有効
データ通信:無効
IP電話システム:有効
 
RSSIしきい値 CB共通設定 CB-VAP全体 30  
パワーセーブの強制解除 CB共通設定 CB-VAP全体 無効(デフォルト) 無効(デフォルト)