クイックツアー / ステップ1
表 1:初期設定の流れ
Step.1 |
アカウントの作成から管理ネットワークの初期設定まで |
▼ |
Step.2 |
シリアル番号の確認まで |
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Step.3 |
プラグインライセンスの追加とプラグインの登録 |
アカウントの作成からAMFネットワークの登録まで
AVM EXにログインするにあたり、ウィザード画面による初期設定を行います。
AT-VST-APLには、AVM EXを無期限に使用可能な基本ライセンスが付属します。このライセンスは初期設定の際に自動的に適用されます。本ライセンスを使用して、初期設定ウィザードを完了します。
- AVM EXのログイン画面を開きます。

- 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

- 管理者アカウントの登録を行います。
「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。
- ユーザーIDは、初期設定では「manager」が設定されています。
ここでは、デフォルトの「manager」を使用します。
- パスワードは8文字以上で、いずれかの半角数字、英字、記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) のみ使用可)を最低1文字ずつ含む必要があります。
ここでは、「TopSecret0!」を入力します。
- 誤入力防止の確認のため、パスワード(確認)に同じパスワードを入力します。
- メールアドレスは、ログイン情報を忘れた場合の復旧やライセンス有効期限の通知メールの宛先として使用します。有効なメールアドレスを設定してください。
この手順の実行後は、初期アカウント/パスワードは使用できなくなります。
メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。SMTPサーバーの設定を行わないまますべての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
なお、ログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を必要としない場合も、いずれかのメールアドレスを設定してください。

- 「Step 2: ライセンスファイルのアップロード」画面にて、必要に応じて、プラグイン機能の90日間試用ライセンスを適用します。
試用ライセンスを適用すると、AT-Vista Manager EXのすべてのプラグイン機能を90日間お試しいただくことができます。
試用ライセンスと有償の正規ライセンスは同時に適用することはできません。また、正規ライセンスを適用すると、試用ライセンスは期間途中または未使用でも削除されます。
- 試用ライセンスを適用する場合は「90日間試用ライセンスを適用」ボタンをクリックします。
試用ライセンスによるプラグイン機能の試用には以下の注意点があります。
- 一度試用ライセンスを適用すると、試用ライセンスの適用を開始してから90日以内であれば、AVM EXを初期化しても引き続きすべてのプラグイン機能をお試しいただけます。
ただし、いずれかのプラグイン機能の正規ライセンスを適用すると、試用ライセンスは削除され、データベースを初期化しても試用ライセンスを再適用することはできません。
- 初回の初期設定時に試用ライセンスを適用せず、また有償の正規ライセンスも登録しない状態でAVM EXを初期化した場合は、初期化後のウィザード画面にて、再度、試用ライセンスの適用を確認されます。
- 申請した使用開始日より前に正規ライセンスを登録した場合も、試用ライセンスは削除され、使用開始日までの間、プラグイン機能を使用できなくなりますのでご注意ください。
- 正規ライセンスと異なり、試用ライセンスには有効期間満了後の猶予期間はありません。試用期間が満了すると、管理者アカウントの登録メールアドレスに対して、期間終了のメールが送信されます。プラグイン機能の試用はできなくなりますので、有効期限のある正規ライセンスをご購入ください。
- 適用しない場合は、「ステップを省略」をクリックします。
- 管理するAMFネットワークの情報を登録します。
「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のIPアドレスを入力し、「Next」ボタンをクリックします。

- AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のサーバー証明書のフィンガープリントが表示されます。
該当のAMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のCLIにてshow httpコマンドを実行し、表示される証明書のフィンガープリントと照合し、正しい場合には「フィンガープリントの一致を確認」にチェックを入れて「Next」ボタンをクリックします。

- AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のユーザーアカウントを入力し、「Next」をクリックします。
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのユーザーID
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのパスワード
今回は、次の内容を入力します。
- IPアドレス:192.168.1.254
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのユーザーID:manager
- 権限レベル15(特権レベル)ユーザーのパスワード:friend

AMFネットワークの情報を後で設定する場合や、AMFネットワークの管理を行わずプラグイン機能のみを使用する場合は「AMFネットワーク設定を省略」をクリックします。
AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)にて、事前にAVM EXからの管理用の権限レベル15のユーザーアカウントを作成し、AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントと分けることをお勧めします。
AMFコントローラーまたはマスターのコンソール接続に使用するユーザーアカウントをAVM EXからの管理に共用する場合は、AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間(aaa local authentication attempts lockout-timeコマンド)を5分未満、またはロックアウトを使用しないように設定してください。
AMFコントローラーまたはマスターのログイン失敗時のロックアウト時間が5分以上に設定されており、かつ、AMFコントローラーまたはマスターのCLI接続用アカウントをAVM EXからの管理に共用すると、AMFコントローラーまたはマスターへのログインに連続して失敗しアカウントがロックアウトされた場合に、AVM EXからAMFネットワークの状態が取得できないうえ、AVM EXからのトポロジー更新により継続的にロックアウトのタイマーが更新され、該当のユーザーがログインできないままになります。
- AMFコントローラー(またはAMFマスター)との通信の確認、情報の取得が行われます。

- SMTP設定を行います。
「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXサーバーから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
ライセンス期限予告やアカウント復元など、AVM EXサーバーからユーザーに対して通知を行う場合は、ここで設定した送信元アドレスから各ユーザーのメールアドレスに対してメールが送信されます。
SMTPサーバーポート番号の変更は未サポートとなります。

この時点でSMTP設定を行わず、追ってSMTP設定が必要となった場合は、「システム管理」画面の「SMTP設定」にて設定を行うことができます。詳しくは、「SMTP設定」をご覧ください。
- 以上でウィザード画面による初期設定は完了です。
AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXの「ダッシュボード」画面が表示されます。

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