ネットワーク監視: ユーザーガイド
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3.3 アイコンの管理

「アイコンの管理」は、ビューアーやマップ上に表示される機器のアイコンを追加・変更するためのユーティリティです。ANM は、オブジェクト ID (sysObjectID)によってデバイスの機種を判別しますが、本ユーティリティではオブジェクト ID とアイコンの対応を指定することにより、アイコンの追加や変更を行います。また、ビューアー・マップで機器の Web 設定画面などを表示する際の URL を指定できます。

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3.3.1 アイコンの追加

アイコンの追加は、次の手順で行います。

  1. アイコンファイル(.ico)を用意します。

    Note
    本製品には、アイコンエディタは含まれておりません。別途、ご用意ください。

  2. 「コントロールパネル」→「ネットワーク監視機能のシステム設定」→「ユーティリティ」タブ→「アイコン管理ユーティリティの起動」の順に選択し、「アイコンの管理」を起動します。
  3. 「新規作成」ボタンをクリックします。

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  4. 「アイコン情報の新規作成」ダイアログが表示されます。「識別情報」タブの識別名に適当な名前を入れ、「アイコン」フィールドの「有効 / 無効」にチェックを入れ「参照」ボタンをクリックします。

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  5. 「アイコンの参照」ダイアログが開き、ANM インストールディレクトリ下の icons ディレクトリ(以下、「icons ディレクトリ」)にあるアイコンファイル(.ico)の一覧が表示されます。

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  6. 「オブジェクト ID の一覧」タブの「追加」ボタンをクリックします。

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  7. 機器のオブジェクト ID を入力し、「OK」ボタンをクリックします。複数のオブジェクト ID を1つのアイコンに関連付けるときは、手順 6〜7 を必要なだけ繰り返してください。

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    Note
    オブジェクト ID はビューアー上で確認できます。ツリー上で目的の機器を選択すると、メインビューの「機種名」にオブジェクト ID が表示されます。

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  8. 対象機器がルーティング/スイッチング機能を持つことが事前にわかっているときは、「機能パラメーター」タブで「ルーティング(スイッチング)機能を自動判別しない」にチェックを入れ、「ルーティング(スイッチング)機能を持つ」をチェックします。デフォルト状態では、ルーティング/スイッチング機能を自動判別します。また、「メーカー」から機器の製造元を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

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  9. ビューアー・マップで機器の Web 設定画面などを表示するとき、デフォルトでは「http://x.x.x.x」を指定して Web ブラウザーを起動します。デフォルトでない URL を指定しなければならない機器の場合ここで指定してください。例えば、「https://x.x.x.x/admin」といった場合です。IP アドレスが入る部分には「%ip」と指定してください。例「http://%ip/admin」

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  10. ネットワーク監視サーバーを起動し、ビューアーを立ち上げると、指定したオブジェクト ID を持つ機器が、新しいアイコンで表示されるようになります。

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3.3.2 アイコンの変更

アイコンの変更は、次の手順で行います。

  1. アイコンファイル(.ico)を用意します。
  2. 「コントロールパネル」→「ネットワーク監視機能のシステム設定」→「ユーティリティ」タブ→「アイコン管理ユーティリティの起動」の順に選択し、「アイコンの管理」を起動します。
  3. 「オブジェクト ID 情報の一覧」から、変更したい機器のアイコンを選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。
  4. 「アイコン情報のプロパティ」ダイアログが表示されるので、各タブの情報や機器の Web ページの URL を適宜変更し、「OK」ボタンをクリックします。

3.3.3 「アイコン情報のプロパティ」ダイアログ

「アイコン情報のプロパティ」ダイアログには次の4つのタブがあります。

3.3.3.1 「識別情報」タブ

機器のアイコンを変更します。

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項目

内容

識別名

本ユーティリティ上でアイコンを管理するための名前です。任意の名前を付けられます。

有効/無効

対象機器に専用アイコンを割り当てるときは、このボックスにチェックを入れ、「ファイル名」でアイコンファイルを指定します。無チェックの場合は、汎用のアイコンが使用されます。

ファイル名

アイコンファイル名を指定します。通常は、「参照」ボタンをクリックして選択します。

3.3.3.2 「オブジェクト ID の一覧」タブ

ANM がこの機器を識別するために用いるオブジェクト ID(sysObjectID)の一覧を編集します。

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項目

内容

オブジェクト ID の一覧

対象機器を見分けるために使用されるオブジェクト ID の一覧です。ANM は、一覧内のオブジェクト ID を持った機器を見つけると、それを「識別情報」タブで指定されたアイコンで表示します。

追加

「オブジェクト ID の一覧」に ID を追加します。

削除

「オブジェクト ID の一覧」で選択した ID を削除します。

3.3.3.3 「機能パラメーター」タブ

対象機器が持っている機能のうち、あらかじめわかっているものを ANM に設定できます。

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項目

内容

ルーティング機能を自動判別しない

対象機器検出時に、ルーティング機能の有無を自動判別しないようにします。デフォルトでは自動判別します。

ルーティング機能を持つ

対象機器がルーティング機能を持っていると無条件で判断します。「ルーティング機能を自動判別しない」にチェックを入れたときだけ選択できます。

スイッチング機能を自動判別しない

対象機器検出時に、スイッチング機能の有無を自動判別しないようにします。デフォルトでは自動判別します。

スイッチング機能を持つ

対象機器がスイッチング機能を持っていると無条件で判断します。「スイッチング機能を自動判別しない」にチェックを入れているときだけ選択できます。

メーカー

対象機器の製造元を選択します。

3.3.3.4 「URL」タブ

機器の Web 設定画面などのURLを指定し、ビューアー・マップで機器の Web ブラウザーを表示します。

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項目

内容

URL

ビューアー・マップで機器の Web 設定画面などを表示するとき、デフォルトでは「http://x.x.x.x」を指定して Web ブラウザーを起動します。デフォルトでない URL を指定しなければならない機器の場合ここで指定してください。例えば、「https://x.x.x.x/admin」といった場合です。IP アドレスが入る部分には「%ip」と指定してください。例「http://%ip/admin」

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