minimail は、ANM 付属の簡易メール送信クライアントです。「トラップ受信」や「しきい値超過」といったイベント発生時のアクションとして指定しておけば、任意のメールアドレスに通知メールを送信することができます。携帯電話などでメールを受信することで、どこにいてもネットワーク上でのイベント発生を知ることができます。
Note
minimail は、ANM のインストール時にサーバーが動作する PC にインストールされます。サーバーとビューアーが別々の PC の場合は、ビューアー上では起動できません。
Note
minimail は、コマンドラインから起動する送信のみ可能な簡易的なメールクライアントソフトです。メールの受信機能は持っておりません。また、パラメーター書式以外のエラーチェック機能はありません。
Note
イベント発生時のアクションとして minimail を指定する場合は、あらかじめ指定内容と同じコマンドをコマンドプロンプトから手入力して実行し、正常に送信が行われ、相手が受信できることを確認しておいてください。
minimail はコマンドラインから実行して使用します。手動でコマンドを入力して使うこともできますが、ANM においては、イベント発生時のアクションとして指定する方法が有効です。
Note
minimail はコンソールアプリケーションなので、ANM から起動された場合であっても、送信エラーが発生したり、パラメーターに間違いがあった場合などには、コマンドプロンプトウィンドウが開き、エラーメッセージなどが表示されます。ANM から呼び出された場合で、なおかつ、正常に終了した場合は、コマンドプロンプトウィンドウは開きません。
以下にコマンドの指定方法を示します。
AlliedDir\bin\minimail SMTPServer <Parameters...>
C:\Progra~1\Allied~1\AlliedMa~1\bin\minimail smtp.suke.co.xx -from allied@buu.suke.co.xx -to admin@pote.suke.co.xx -subject "Test Mail Part1" -mailfile c:\tmp\testmail.txt |
minimail に指定できるパラメーターを以下に示します。(必須)とあるものは、必ず指定しなくてはならなりません。
各パラメーターは、パラメーター名とその値を1個以上の空白で区切って指定します(SMTP サーバー名を除く)。
また、 -mailfile パラメーターと -mailbody パラメーターは、どちらか一方のみを指定してください。
パラメーター名 |
説明 |
---|---|
SMTPServer |
(必須) SMTP サーバーの名前を指定します。必ず第1パラメーターとして指定してください。 |
-from addr |
メール送信者(自分)のメールアドレスを指定します。 |
-to addr [,addr..] |
(必須) メール受信者(相手)のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。 |
-cc addr [,addr..] |
カーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。 |
-bcc addr [,addr..] |
ブラインドカーボンコピー送信先のメールアドレスを指定します。カンマ区切りで複数指定可。 |
-replyto addr |
メール受信者が返信する場合に使う返信先(自分)を指定します。 |
-subject string |
(必須) メールのタイトルを指定します。 Note |
-mailbody "content" |
( -mailfile パラメーターの指定がない場合のみ必須) 送信するメールの内容(本文)をダブルクォート(")で囲んで指定します。改行は「\n」で指定します。 -mailfile パラメーターが指定されている場合は、指定できません。 Note |
-mailfile filename |
(
-mailbody
パラメーターの指定がない場合のみ必須)
送信するメールの内容(本文)が格納されているファイルの名前を指定します。 |
-attach filename |
添付ファイルの名前を指定します。 |
-encode {Base64|UUENCODE} |
添付ファイル送信時の変換コード体系を Base64 または UUENCODE のいずれかから指定します。省略時は Base64 になります。 |