AlliedView NMS Standard Edition: インストールガイド

インストールガイド

1 ライセンス・動作環境

1.1 ライセンスの種類

AVSE のライセンスは、以下の種類があります。

AlliedView NMS Standard Edition 基本パッケージ
 (100ノード、200ノード、500ノード、1000ノード、2000ノード)
新規購入用のライセンスです。
AlliedView NMS Standard Edition 追加パッケージ(100ノード追加) 新規購入用ライセンスにノードを追加するためのライセンスです。
AlliedView NMS Standard Edition お試し版 インストール後、30日間有効のお試し版ライセンスです。
※ライセンス証書はありません。「シリアル番号」と「認証キー」は、弊社 Web サイトにてご確認ください。

Note
基本パッケージ適用後、さらに基本パッケージを適用することはできませんのでご注意ください。
例えば、基本パッケージ 100ノードを適用後、200ノード増やす場合は、追加パッケージ×2 が必要となります。

1.2 動作環境

AVSE の動作環境は下記のとおりです。

ハードウェア

DOS/V 互換機(OADG 仕様)および PC98-NX シリーズ

CPU

Intel Xeon プロセッサー デュアルコア 2GHz 以上(クアッドコア 2.4GHz 以上推奨)または Intel Core i3 プロセッサー以上

対応 OS

  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 x64 Edition
  • Windows Server 2003 R2
  • Windows Server 2003 R2 x64 Edition
  • Windows Vista 32/64ビット版
  • Windows Server 2008 x86/x64(Service Pack 1以降)
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows 7 32/64ビット版
  • Windows 8 32/64ビット版
  • Windows 8.1 32/64ビット版
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2

Note
Windows Vista Home Basic / Home Premium、Windows 7 Starter / Home Premium、Windows 8 / 8.1(Pro / Enterprise は除く)は未サポートです。

Note
各 OS は日本語版のみのサポートです。

Note
64ビット版 Windows では、WOW64サブシステム(32ビットエミュレーター)上で動作します。

メモリー(RAM)容量

2GB 以上(4GB 以上推奨、サーバー OS 使用時は 8GB 以上推奨)

ディスプレイ

1024 x 768ドット以上、256色以上

ハードディスク容量

20GB 以上(40GB 以上推奨)

Web ブラウザー

Internet Explorer (7 〜 11 推奨)

1.3 Java について

AVSE では以下の Java を使用しています。

Windows の Java のバージョン1.8.0_31

Note
Java のバージョンについての最新情報はリリースノートをご参照ください。

Note
JRE(Java Runtime Environment)は、Allied Telesis 環境設定ユーティリティからインストールされます。お客様が JDK(Java Development Kit)キットまたは JRE(Java Runtime Environment)キットのインストールを行う必要はありません。なお、他のバージョンの Java に置き換えないようにしてください。

2 インストールの前に

AVSE のインストールをはじめる前に、以下の項目について確認してください。

Note
AVSE と AlliedView NMS EE を同時に起動することはできませんのでご注意ください。
また、AVSE をインストールすると AlliedView NMS EE のモジュール(AlliedAdminCentral、AlliedDeviceView)が 本製品のモジュールに置き換わる場合がありますのでご注意ください。

AlliedView NMS EE で使用中の AlliedAdminCentral や AlliedDeviceView を置き換えたくない場合は、インストール時の機能選択にて、「デバイスメンテナンス機能」、「デバイスメンテナンス機能 ドキュメント」、「機器ビューアー機能」、「機器ビューアー機能 ドキュメント」のチェックを外してください。

2.1 .NET Framework のインストール

AVSE のインストールには .NET Framework(2.0以降)がインストールする PC にインストールされている必要があります。

Windows Update、または Microsoft 社の Web サイト(http://msdn.microsoft.com/ja-jp/vstudio/aa496123)より、以下のモジュールの最新版をダウンロード/インストールしてください。

Note
.NET Framework 4 を使用する場合は、「.NET Framework 4」と「.NET Framework 4 Language Pack」の「フルセット」版をダウンロード/インストールしてください。「Client Profile」版では正しく動作しません。

Note
Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 に、「.NET Framework 4.5.X」はインストールできませんのでご注意ください。

2.2 インストーラーの準備

AVSE のインストーラーは弊社 Web サイトよりダウンロードいただけます。 インストーラーのダウンロードが完了したら、フォルダー構成を下図と同じにしてからインストール作業を行います。 AVSE インストーラーが必要に応じて ex フォルダー内のインストーラーを順次実行します。

AlliedView NMS SE DVD-R Media Kit (別売り)は、下図のフォルダー構成がデフォルトで組まれています。

Note
ファイル名の XX はバージョン 、Y はパッチレベル、z は対象 OS (w = Windows)を示しています。
例えば、「AlliedView NMS Standard Edition Version 1.1 pl 0」のインストーラー名は「 avs11p0w.exe 」となります。

images/avse_instb_001.gif
フォルダー構成

ファイル名 概要
avsXXpYz.exe AVSE インストーラー
advXXpYz.exe AlliedDeviceView インストーラー
sdbXXpYpz.exe Allied Telesis データベースユーティリティ インストーラー
sreXXpYz.exe Allied Telesis 環境設定ユーティリティ インストーラー
anmXXpYd.exe AlliedNetManager ドキュメントインストーラー
advXXpYd.exe AlliedDeviceView ドキュメントインストーラー
aacXXpYd.exe AlliedAdminCentral ドキュメントインストーラー
alrXXpYd.exe AlliedLogReporter ドキュメントインストーラー

3 インストール

3.1 新規インストール

新規にインストールする場合は、下記の手順に従ってインストールを行ってください。

Note
Swim 製品からリプレイスしインストールする場合は「Swim 製品からのリプレイス」をご覧ください。

Note
AVSE をアップグレードしてインストールする場合は「アップグレードインストール」をご覧ください。

  1. Windows を起動し、Administrators グループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administrators グループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator 権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. ウィルスチェックソフトを無効にし、弊社ソフトウェア製品(Swim シリーズ、AlliedView NMS EE)が起動していないか確認します。起動している場合は終了ます。
  3. AVSE のインストーラー本体( avsXXpYz.exe )を実行します。

  4. 「日本語」を選択し、「OK」をクリックします。
    「English」は未サポートです。

    images/avse_inst_013.gif
    言語選択画面

  5. 開始画面が表示されます。「次へ」をクリックすると「インストール前の確認」ダイアログが表示されますので内容を確認し、「OK」をクリックします。

    images/avse_inst_002.gif
    開始画面

  6. ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_003.png
    ソフトウェア使用権許諾契約書

  7. インストールする機能を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_004.png
    インストールセット

  8. お手持ちのライセンスのシリアル番号と認証キーを入力し、「次へ」をクリックします。

    Note
    追加ライセンスの登録方法は、「追加ライセンスの登録」をご覧ください。

    images/avse_inst_005.png
    シリアル番号・認証キー入力画面

  9. インストール先のディレクトリを指定し、「次へ」をクリックします。ディレクトリ名に日本語文字は指定しないでください。

    images/avse_inst_006.gif
    インストールフォルダー選択画面

  10. プログラムアイコン(ショートカット)の追加先(プログラムフォルダー)を指定し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_007.gif
    ショートカットフォルダー選択画面

  11. サーバーとサービスの連携方法を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_008.gif
    サービス選択画面

  12. 確認画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。インストール処理が開始されます。処理中は進行状況が画面に表示されます。

    images/avse_inst_009.png
    インストール前の要約画面

  13. しばらく待つと次の画面が表示されます。「完了」をクリックするとインストール終了です。

    images/avse_inst_010.gif
    インストール完了画面

3.2 アップグレードインストール

AVSEの旧バージョンからアップグレードする場合、旧バージョンをアンインストールせずに、下記の手順に従ってセットアップを進めてください。旧バージョンで使用していたユーザーデータはインストール後も保持されます。

Note
アップグレードインストールを行う前に、旧バージョンの各種データのバックアップをとっておくことをお勧めします。バックアップ方法は、「ネットワーク監視機能」ユーザーガイドの「バックアップ/リストア」の章をご覧ください。

Note
アップグレードインストールは、旧バージョンでインストールしていた機能のみがインストールされます。本バージョンからサポートされた Web Option 機能や旧バージョンでインストールしていなかった機能を本バージョンから使用する場合は、アップグレードインストール後に「追加インストール」を行い機能を追加してください。

Note
Swim 製品からリプレイスしてインストールする場合は「Swim 製品からのリプレイス」をご覧ください。

  1. Windows を起動し、Administrators グループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administrators グループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator 権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. ウィルスチェックソフトを無効にし、弊社ソフトウェア製品(Swim シリーズ、AlliedView NMS EE)が起動していないか確認します。起動している場合は終了してください。
  3. AVSE のインストーラー本体( avsXXpYz.exe )を実行します。

  4. 「日本語」を選択し、「OK」をクリックします。
    「English」は未サポートです。

    images/avse_inst_013.gif
    言語選択画面

  5. 開始画面が表示されます。「次へ」をクリックすると「インストール前の確認」ダイアログが表示されますので内容を確認し、「OK」をクリックします。

    images/avse_inst_002.gif
    開始画面

  6. ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_003.png
    ソフトウェア使用権許諾契約書

  7. 確認画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。インストール処理が開始されます。処理中は進行状況が画面に表示されます。

    Note
    環境設定、データベース設定、インストールセット、インストールフォルダーなどの設定は、旧バージョンの設定を引き継ぎます。

    images/avse_inst_009.png
    インストール前の要約画面

  8. しばらく待つと次の画面が表示されます。「完了」をクリックするとインストール終了です。

    images/avse_inst_010.gif
    インストール完了画面

3.3 Swim 製品からのリプレイス

Swim 製品からのリプレイスは、下記の手順に従ってインストールを行ってください。

リプレイス可能な Swim 製品は、「Swim Manager」、「SwimAdminCentral」「SwimLogReporter」の特定バージョンです。他の Swim 製品のデータは引き継ぎができませんのでご注意ください。
また、AVSE をインストールすると「Swim Manager」、「SwimView」、「SwimAdminCentral」、「SwimLogReporter」は自動でアンインストールされます。

Note
Swim 製品からリプレイス可能なバージョン:
下記バージョン以外をお使いの場合は、対象バージョンにアップグレードした後に AVSE をインストールしてください。

Swim Manager Version 3.2 pl 4
SwimAdminCentral Version 2.1 pl 1
SwimLogReporter Version 2.0 pl 0

  1. Windows を起動し、Administrators グループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administrators グループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator 権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. ウィルスチェックソフトを無効にし、弊社ソフトウェア製品(Swim シリーズ、AlliedView NMS EE)が起動していないか確認します。起動している場合は終了してください。
  3. AVSE のインストーラー本体( avsXXpYz.exe )を実行します。

  4. 「日本語」を選択し、「OK」をクリックします。
    「English」は未サポートです。

    images/avse_inst_013.gif
    言語選択画面

  5. 開始画面が表示されます。「次へ」をクリックすると「インストール前の確認」ダイアログが表示されますので内容を確認し、「OK」をクリックします。

    images/avse_inst_002.gif
    開始画面

  6. ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_003.png
    ソフトウェア使用権許諾契約書

  7. インストールする機能を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_014.png
    インストールセット

  8. お手持ちのライセンスのシリアル番号と認証キーを入力し、「次へ」をクリックします。

    Note
    追加ライセンスの登録方法は、「追加ライセンスの登録」をご覧ください。

    images/avse_inst_005.png
    シリアル番号・認証キー入力画面

  9. インストール先のディレクトリを指定し、「次へ」をクリックします。ディレクトリ名に日本語文字は指定しないでください。

    images/avse_inst_006.gif
    インストールフォルダー選択画面

  10. プログラムアイコン(ショートカット)の追加先(プログラムフォルダー)を指定し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_007.gif
    ショートカットフォルダー選択画面

  11. サーバーとサービスの連携方法を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_inst_008.gif
    サービス選択画面

  12. 確認画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。インストール処理が開始されます。処理中は進行状況が画面に表示されます。

    images/avse_inst_009.png
    インストール前の要約画面

  13. しばらく待つと次の画面が表示されます。「完了」をクリックするとインストール終了です。

    Note
    Swim 製品から AVSE にリプレイスした場合、Windows コントロールパネルの「プログラムと機能」にリプレイスする前の Swim 製品が残っている場合があります。詳細はリリースノート(弊社 Web サイト掲載)をご覧ください。

    images/avse_inst_010.gif
    インストール完了画面

3.4 追加インストール

AVSE のインストール時にインストールしなかった機能やドキュメントを後でインストールする場合は、下記の手順に従ってインストールを行ってください。

ここでは、初回インストール時に「デバイスメンテナンス機能」、「デバイスメンテナンス機能 ドキュメント」以外をインストールし、 後から「デバイスメンテナンス機能」、「デバイスメンテナンス機能 ドキュメント」をインストールするケースで説明します。

  1. Windows を起動し、インストール時と同じユーザーでログオンします。

    Note
    Administrators グループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator 権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. AVSE、弊社ソフトウェア製品(Swim シリーズ、AlliedView NMS EE)が起動していないか確認します。起動している場合は終了してください。
  3. Windows のコントロールパネルから「プログラムと機能」を選択します。
    ※ Windows Server 2003 をお使いの場合は、「プログラムの追加と削除」を選択します。
  4. 一覧から「AlliedView NMS Standard Edition Version X.X pl Y」 をハイライトしダブルクリックすると、機能追加/アンインストール選択画面が表示されます。

    Note
    製品名の X.X はバージョン、Y はパッチレベルを示しています。

  5. 「機能を追加する」を選択し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_addinst_001.gif
    機能追加/アンインストール選択画面

  6. 表示内容を確認し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_addinst_002.gif
    開始画面

  7. インストールする機能(「デバイスメンテナンス機能」、「デバイスメンテナンス機能 ドキュメント」)を選択し、「次へ」をクリックします。
    通常、インストールされていない機能にはチェックが入っています。

    images/avse_addinst_003.png
    機能選択画面

  8. 画面に表示される指示に従いインストーラーを選択し、「次へ」をクリックします。
    インストーラーのファイル名・概要は、インストーラーの準備をご覧ください。

    images/avse_addinst_004.gif
    インストーラー選択画面

  9. お手持ちのライセンスのシリアル番号と認証キーを入力し、「次へ」をクリックします。

    images/avse_addinst_005.gif
    シリアル番号・認証キー入力画面

  10. インストール処理が開始されます。インストールが完了すると「インストール完了」画面に切り替わります。
    「完了」をクリックし、追加インストールを終了します。

    images/avse_addinst_006.gif
    インストール完了画面

4 インストール後の設定(ローカル)

ここでは、ネットワーク監視機能(ANM)を使用する際に、情報を閲覧したり操作を指示したりするためのビューアー(クライアント)を ANM サーバーと同じ PC 上で使用する場合に必要な設定について説明します。

4.1 Internet Explorer の設定

ビューアープログラムにはアクティブコンテンツが含まれています。そのため、デフォルト設定のままでは、毎回起動時に“情報バー”が表示され、実行の許可を行わなければなりません。
起動時の許可設定を不要にするためには、以下の設定を行ってください。

  1. IE の「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。
  2. 「インターネット オプション」ダイアログにて、「セキュリティ」タブの「ローカル イントラネット」を選択して、「レベルのカスタマイズ」をクリックします。
  3. 「セキュリティ設定」ダイアログで、以下の設定を行います。
  4. 「OK」をクリックし、「このゾーンの設定を保存しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

5 インストール後の設定(リモート)

ここでは、ネットワーク監視機能(ANM)を使用する際に、ANM サーバーとは異なる PC で情報を閲覧したり操作を指示したりするためのビューアー(クライアント)を使用する場合に必要な設定について説明します。

5.1 ANM ユーザーの作成

サーバー PC に Windows の管理者権限でログオンし、「ユーザーマネージャー」等でユーザーを作成してください。リモート PC から ANM サーバーにログインするときは、ここで設定したユーザー名を使用します。

Note
本ユーザーアカウントには Administrator 権限を付与する必要があります。

Note
登録するユーザー名は、ドメインのものと重複しないようにしてください。

以下に、ユーザーの追加手順を説明します。
  1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」の順に進みます。

    images/wmiacc2.png

  2. 「コンピューターの管理」の下の「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。

    images/smu_2.png

  3. 「新しいユーザー」ダイアログにて、適当な「ユーザー名」「パスワード」「パスワードの確認」を入力し、「作成」をクリックします。

    images/smu_3.png

  4. 右ペインから作成したユーザーを選択したあとに右クリックし、「プロパティ」を選択します。

    images/smu_4.png

  5. 「所属するグループ」タブにて「追加」を選択します。

    images/smu_5.png

  6. 「グループの選択」ダイアログにて、「詳細設定」→「今すぐ検索」をクリックし、名前の一覧から「Administrators」を選択したあと、「OK」をクリックすると設定は完了です。

    images/smu_6.png

5.2 Web サーバーの設定

ANM のリモート管理機能を使用するには、サーバー PC に Web サーバー(インターネット インフォメーション サービス (IIS))のインストールや下記項目の設定が正しくされている必要があります。

5.2.1 Web サーバーのインストールと Web アクセスの確認

使用可能な Web サーバーは以下のとおりです。(Windows に標準で添付されています。)

Web サーバーのインストールについては、各 OS のヘルプをご参照ください。

Web サーバーのインストール終了後に Web サーバーを起動し、別の PC 上で IE を立ち上げて、サーバー上の Web ページを参照できることを確認してください。Web ページへのアクセスに失敗する場合は、ネットワーク接続、Web サーバーの設定等を確認して問題を解決してから、次の作業に進んでください。

Web サーバーが正しく動作していない状態では、リモートから ANM を使用することができません。

5.2.2 ディレクトリの設定

ここでは、ANM のインストール先ディレクトリを、Web サーバーの仮想ディレクトリに設定する方法について説明します。

Note
ANM のインストール前に、すでに Web サーバーがセットアップ済みの場合、インストール時に自動で設定を行うことができますので、こちらの設定は不要になります。

IIS 6.x の場合

  1. 「コントロールパネル」の「管理ツール」から、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。「インターネット インフォメーション サービス」のサーバーマシンの「Web サイト」→「規定の Web サイト」を選択し、「動作」メニューか右クリックメニューから「新規作成」→「仮想ディレクトリ」を選択してください。

    images/v1.1_001.png

  2. 「エイリアス」に「NetManager」と入力し、「次へ」をクリックします。

    images/v1.1_002.png

  3. 「この Web サイトのコンテンツを含むディレクトリのパスを入力してください。」に NetManager のインストール先ディレクトリ(例:C:\Program Files\Allied Telesis\AlliedView NMS SE\NetManager )を入力し、「次へ」をクリックします。

    images/v1.1_003.png

  4. 「読み取り」、「ASP などのスクリプトを実行する」のチェックボックスにチェックがついていることを確認し、「次へ」をクリックします。

    images/v1.1_004.png

  5. 「規定の Web サイト」の下に「NetManager」が追加されていることを確認してください。

    images/v1.1_005.png

  6. 「NetManager」ディレクトリのプロパティを開きます。「HTTP ヘッダー」タブを選択後、ダイアログ右下の「MIME の種類」をクリックします。

    images/v1.1_006.png

  7. 「MIME の種類」ダイアログで、「新規作成」をクリックします。

    images/iis6_002.png

  8. 拡張子に「sm1」、MIME の種類に「application/x-swimmanager」を入力し、「OK」をクリックします。

    images/iis6_003.png

    MIME の種類が登録されます。

    images/iis6_004.png

  9. 同様に「新規作成」をクリックし、以下の情報を登録します。

    以上で設定は完了です。

    images/iis6_005.png

IIS 7.x 、IIS 8.x の場合

  1. 「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」から、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。
  2. サーバーマシンの Web サイトの「Default Web Site」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの表示」を選択し、画面右側の「操作」から「仮想ディレクトリの追加」を実行します。

    以下の情報を追加します。

    images/v1.1_007.png

  3. 「Default Web Site」の下に「NetManager」が追加されていることを確認してください。

  4. 次に、「Default Web Site」の下の「NetManager」を選択し、「操作」から「MIME の種類の追加」を実行します。
    (Windows Server 2003 以外のOS の場合は、「機能ビュー」を表示し、「MIME の種類」を選択し、「操作」ビューで「機能を開く」を選択します。)

    以下の情報を登録します。

    以上で設定は完了です。

    images/v1.1_008.png

5.2.3 共有フォルダーの設定

必須ではありませんが、NetManager をリモートから使用する場合は、以下の設定を行っておくと便利です。(以下に示す画面例は OS により多少異なります。)

マップフォルダーの共有設定

NetManager のネットワーク監視マップは、マップ情報をサーバーのマップフォルダー(NetManager のインストール先ディレクトリ下の maps ディレクトリ)に保存します。NetManager をリモートから使用する場合は、マップフォルダーを共有するよう設定しておくと、リモートからマップを保存するときに、保存ダイアログのデフォルト保存先がサーバーのマップフォルダーとなり便利です。

  1. エクスプローラーなどで、NetManager のインストール先ディレクトリの下にある maps ディレクトリ(例:C:\Program Files\Allied Telesis\AlliedView NMS SE\NetManager\maps)を右クリックし、「共有とセキュリティ」を選択します。

    images/v1.1_009.png

  2. 「このフォルダーを共有する」を選択し、「共有名」に「maps」を指定して「OK」をクリックします。

    images/v1.1_010.png

  3. 続いて、「アクセス許可」をクリックし、「maps のアクセス許可」ダイアログを表示します。

    images/v1.1_011.png

  4. 「追加」をクリックし、「ユーザー または グループの選択」ダイアログを表示します。

    images/v1.1_012.png

  5. 「詳細設定」→「今すぐ検索」の順にクリックし、「ANM ユーザーの作成」にて作成したユーザーを追加します。

    images/v1.1_013.png

  6. 追加したユーザーに「フルコントロール」のアクセス許可を付与し、「OK」をクリックします。

    images/v1.1_014.png

  7. これで共有設定は完了です。共有されたフォルダーには、手のマークがつきます。

    images/v1.1_015.png

5.2.4 WMI の設定

Windows Management Instrumentation(WMI)の設定を行います。

Note
Web Option を利用する場合は、以下の設定を行わずに、「Web Option の設定」をご覧ください。

  1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」の順に進みます。

    images/wmiacc2.png

  2. 「サービスとアプリケーション」の下の「WMI コントロール」を選択し、「操作」メニューまたは右クリックメニューの「プロパティ」を選択します。

    images/wmiacc5.png

  3. 「WMI コントロールのプロパティ」ダイアログが表示されるので、「セキュリティ」タブを選択し、「Root」ツリーをクリックして「AlliedTelesis」→「SwimManager」を展開します。「SwimManager」を選択後、「セキュリティ」をクリックします。

    images/wmiacc9.png

  4. セキュリティのダイアログで、「追加」をクリックします。

    images/wmiacc10.png

  5. リモートログインを許可するユーザーを選択して「追加」をクリックします。追加が完了したら、「OK」をクリックします。

    images/wmiacc11.png

  6. 追加したユーザーの「アクセス許可」を設定します。「許可」の各項目にすべてチェックしてください。「OK」をクリックすると設定が完了します。

    images/wmiacc13.png

5.2.5 グループ ポリシー オブジェクトの設定

WMI の設定」完了後に、グループ ポリシー オブジェクト の設定を行います。

  1. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、「グループ ポリシーオブジェクト エディター」を起動します。

    Windows Server 2003 の場合

    1. ツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。
    2. リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
      リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。
    3. 「Windows ファイアウォール:リモート管理の例外を許可する」を右クリックし、「プロパティ」または「編集」を選択します。
    4. 「設定」タブの「有効」ラジオボタンを選択し、「要請されない着信メッセージを許可するアドレス」に許可したい PC の IP アドレスを入力します。

      (例)192.168.1.1 、 192.168.1.0/24

    5. 設定が完了したら「OK」をクリックします。

    Windows Server 2003 以外の OS の場合

    1. ツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。
    2. リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
      リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。
    3. 「Windows ファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」を選択し、「有効」にチェックをします。
    4. オプションの「要請されない着信メッセージを許可する IP アドレス」欄に許可したい PC の IP アドレスを入力します。

      (例)192.168.1.1, 192.168.1.0/24

    5. 設定が完了したら「OK」をクリックします。

    Note
    上記「グループ ポリシー オブジェクト エディター」での設定は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することでも可能です。

    netsh firewall set service RemoteAdmin

    5.2.6 DCOM の設定

    グループ ポリシー オブジェクト の設定」完了後に、DCOM の設定を行います。

    1. 「ファイル名を指定して実行...」にて、「dcomcnfg.exe」を起動します。
    2. 「コンポーネント サービス」にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
      →「コンポーネント サービス」→「コンピューター」
    3. 「マイ コンピューター」 のプロパティを開きます。
    4. 「COM セキュリティ」にて、「起動とアクティブ化のアクセス許可」内の「制限の編集...」をクリックします。
      「追加」をクリックし、リモート接続用ユーザーアカウントを追加します。
      「リモートからの起動」 の「許可」をチェックし、適用します。
    5. 「COM セキュリティ」にて、「アクセス許可」内の「制限の編集」をクリックします。
      リモート接続用ユーザーアカウントに対して「リモートアクセス」の「許可」をチェックし、適用します。

    5.2.7 その他設定

    以下の設定を確認してください。

    5.3 ビューアー側の設定

    ここでは、リモート接続を行うビューアー側の設定について説明します。

    5.3.1 グループ ポリシー オブジェクトの設定

    1. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、「グループ ポリシーオブジェクト エディター」を起動します。

      Windows Server 2003 の場合

      1. ツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→ 「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。

      2. リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
        リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。

      3. 「Windows ファイアウォール:リモート管理の例外を許可する」を右クリックし、 「プロパティ」または「編集」を選択します。

      4. 「設定」タブの「有効」ラジオボタンを選択し、「要請されない着信メッセージを 許可するアドレス」に許可したい PC の IP アドレスを入力します。

        (例)192.168.1.1 、 192.168.1.0/24

      5. 設定が完了したら「OK」をクリックします。

      Windows Server 2003 以外の OS の場合

      1. ツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。

      2. リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
        リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。

      3. 「Windows ファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」を選択し、「有効」にチェックをします。

      4. オプションの「要請されない着信メッセージを許可する IP アドレス」欄に許可したい PC の IP アドレスを入力します。

        (例)192.168.1.1, 192.168.1.0/24

      5. 設定が完了したら「OK」をクリックします。

      Note
      上記「グループ ポリシー オブジェクト エディター」での設定は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することでも可能です。
      netsh firewall set service RemoteAdmin

    2. トラブルシューティング「リモート PC と接続できない」の、[対処法] 4番目を設定します。

    5.3.2 WMI コントロールの設定

    WMI コントロールの設定を行います。

    1. 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」を選択します。
      「コンピューターの管理」にて「サービスとアプリケーション」→「WMI コントロール」を選択、右クリックし、「プロパティ」を開きます。

      ※Windows Server 2008 の場合は、「コンピューター」 を右クリックし、 「管理」 を選択します。(または、「スタートメニュー」→「管理ツール」→「サーバーマネージャー」を選択します。)「サーバーマネージャー」で、「構成」の「WMI コントロール」を選択します。

    2. 「セキュリティ」にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
      →「Root」→「DEFAULT」
    3. 「セキュリティ」をクリックします。
    4. 「追加」をクリックし、「ANONYMOUS LOGON」を追加します。
    5. 「リモートの有効化」にチェックをし適用します。

    5.3.3 DCOM の設定

    DCOM の設定を行います。

    1. 「ファイル名を指定して実行...」にて、「dcomcnfg.exe」を起動します。
    2. 「コンポーネント サービス」にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
      →「コンポーネント サービス」→「コンピューター」
    3. 「マイ コンピューター」 のプロパティを開きます。 「既定のプロトコル」タブで、「DCOM プロトコル」の一覧の「接続指向 TCP/IP」をクリックし、「プロパティ」をクリックします。
      「COM インターネット サービスのプロパティ」ダイアログ ボックスで、「追加」をクリックします。
      「ポート範囲」に「4000-4010」を入力し、「OK」をクリックします。
      「ポート範囲の割り当て」および「既定の動的ポート割り当て」のオプションで、「インターネットの範囲」が選択されているのを確認し、「OK」をクリックします。
    4. 「COM セキュリティ」タブで、「起動とアクティブ化のアクセス許可」内の「制限の編集...」をクリックします。
      「追加」をクリックし、「ANONYMOUS LOGON」を追加します。
      「リモートからの起動」の「許可」をチェックし、適用します。
    5. 「COM セキュリティ」タブで、「アクセス許可」内の「制限の編集」をクリックします。
      「ANONYMOUS LOGON」に対して「リモートアクセス」の「許可」にチェックをし適用します。

    5.3.4 Internet Explorer の設定

    信頼済みサイトの設定

    ANM のビューアーは ActiveX で作成されており、初回起動時にサーバーからビューアー側の PC にダウンロードされます。ビューアーをダウンロードして実行するには、IE の設定を一部変更する必要があります。ANM をご使用になる前に、以下の手順に従って IE の設定をします。

    1. 「ツール」→「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブと進み、「信頼済みサイト」アイコンを選択し、「サイト」をクリックします。

      images/ie5_2.png

    2. 「このゾーンのサイトにはすべてのサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックを外し、「次の Web サイトをゾーンに追加する」に Web サーバーのホスト名を入力し、「追加」をクリックします。

      images/ie5_addSite.png

    3. 「Web サイト」にホスト名が表示されていることを確認し、「OK」をクリックします。

      images/ie5_addedSite.png

    メニューバーの設定

    ビューアーを起動した際に、デフォルト設定ではメニューバーが非表示となり、メニューからの操作が行えません。「F10」を押下することにより、一時的に表示させることができます。永続的にメニューバーを表示させるには、「表示」メニュー →「ツールバー」→「メニューバー」を選択してください。また「表示」メニューはビューアーでカスタマイズしているため、IE を単独起動してから操作する必要があります。

    アクティブコンテンツの設定

    ビューアープログラムにはアクティブコンテンツが含まれています。そのため、デフォルト設定のままでは、毎回起動時に“情報バー”が表示され、実行の許可を行わなければなりません。
    起動時の許可設定を不要にするためには、以下の設定を行ってください。

    1. IE の「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。
    2. 「インターネットオプション」ダイアログにて、「セキュリティ」タブの「ローカルイントラネット」(リモート接続の場合は「信頼済みサイト」)を選択して、「レベルのカスタマイズ」をクリックします。
    3. 「セキュリティ設定」ダイアログで、以下の設定を行います。
      • 「ActiveX コントロールに対して自動的にダイアログを表示」:「有効にする」
      • 「スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」:「有効にする」
      • 「未署名の ActiveX コントロールのダウンロード」:「有効にする」
    4. 「OK」をクリックし、「このゾーンの設定を保存しますか?」と表示されたら「はい(Y)」をクリックします。
    5. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

    5.3.5 Windows ファイアウォールの設定

    Windows ファイアウォールの設定を行います。

    Internet Explorer の設定」 を行ったうえで、下記の設定を行ってください。

    1. グループ ポリシーの「Windows ファイアウォール: ローカル ポートの例外を許可する」設定が有効になっていることを確認します。
      1. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、「グループ ポリシー オブジェクト エディター」を起動します。
      2. 「ローカル コンピューター ポリシー」の下で、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」→「ドメイン プロファイル」を選択します。
      3. 「Windows ファイアウォール: ローカル ポートの例外を許可する」を右クリックし、「プロパティ」または「編集」を選択します。
      4. 「有効」をクリックし、「OK」をクリックします。
    2. DCOM ポート(TCP:135)を開くように設定します。

      Note
      Windows Vista など一部の OS では、ユーザーごとに Windows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、ANM を利用する各ユーザーに対して必要になります。

      「Windows ファイアウォール」の場合

      1. スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
      2. 「Windows ファイアウォール」ダイアログの「例外」タブで「Windows Management Instrumentation (WMI)」の項目にチェックをし、「OK」をクリックします。

        ※項目がない場合は、下記手順を行ってください。

        1. 「ポートの追加」をクリックします。
        2. 「名前」ボックスに DCOM_TCP135 と入力し、「ポート番号」ボックスに 135 と入力します。
        3. 「TCP」をクリックし、選択します。
        4. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

      「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」の場合

      1. スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を選択します。
      2. 左側のペインで「受信の規則」を選択し、中央の「受信の規則」欄で「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)」を選択、ダブルクリックします。
      3. 「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)のプロパティダイアログ」の「全般」タブで「有効」がチェックされていること、「操作」で「接続を許可する」がチェックされていることを確認します。「詳細設定」タブの「プロファイル」で適用したいものをチェックし、「OK」をクリックします。
      4. 以下の2つについても同様の設定をします。
        • Windows Management Instrumentation (WMI 受信)
        • Windows Management Instrumentation (非同期受信)
    3. Windows ファイアウォールの例外リストにビューアーを追加します。
      1. ビューアーからサーバーにリモートログインします。

      2. ログイン時に「Windows セキュリティの重要な警告」ダイアログとして以下の名前が表示された場合、「ブロックを解除する」を選択します。

        • Network Manager (Viewer) for Windows
        • Network Manager (Map) for Windows
        • Windows Management Instrumentation

      6 ANM 機能ごとの設定

      ANM の下記項目の機能を使用する場合は別途設定が必要になります。対象の機能を使用する場合は下記設定を行ってください。

      6.1 自動探索

      ANM で「ダイレクトブロードキャストアドレスを使用」した自動探索を使用する場合は、Windows ファイアウォールに関する以下の設定が必要です。

      Note
      Windows Vista など一部の OS では、ユーザーごとに Windows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、ANM を利用する各ユーザーに対して必要になります。

      Windows Server 2003 SP 1の場合

      1. スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
      2. 「Windows ファイアウォール」ダイアログの「全般」タブより「無効」を選択します。
      3. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

      なお、探索条件に「個別のアドレスをシーケンシャルに使用」、または「PING の代わりにシードファイルを使用」を選択した場合、本設定を行う必要はありません。

      Windows Server 2003 SP 1 以外の OS の場合

      1. スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を起動します。
      2. 「受信の規則」を選択し、「操作」の「新規の規則...」を選択します。
      3. 「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。
      4. 「プログラム」ステップで「このプログラムのパス」を選択し、「<ANM インストールディレクトリ>\bin\SwimManager.exe」を指定します。
      5. 「サービス」の「カスタマイズ」をクリックし、「すべてのプログラムとサービスに適用する」が選択されていることを確認します。「OK」をクリックし、「次へ」をクリックします。
      6. 「プロトコルおよびポート」ステップにおいて、「プロトコルの種類」に「ICMPv4」を指定し、「カスタマイズ」をクリックします。
      7. 「ICMP 設定のカスタマイズ」ダイアログで、「特定の種類の ICMP」を選択し、「この種類の ICMP」の「種類」に「0」、コードに「任意」を選択し、「追加」をクリックします。追加された種類がチェックされているのを確認して「OK」をクリックし、「プロトコルおよびポート」に戻り、「次へ」をクリックします。
      8. 「操作」ステップで、「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。
      9. 「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(ANM 以外で必要がない場合は「ドメイン」、「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。

        Note
        「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。

      10. 「名前」ステップで、任意の名前を入力します。「完了」をクリックすると設定が完了します。

      6.2 トラップ受信

      Windows ファイアウォールが有効になっている場合、デフォルトの状態ではトラップを受信できません。トラップを受信するには、以下の設定を行ってください。

      Windows Vista / Windows Server 2003 の場合

      1. スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
      2. 「Windows ファイアウォール」ダイアログの「例外」タブで、「SNMP Trap」をチェックします。「OK」をクリックすると設定が完了します。

      Windows Server 2008 の場合

      1. スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」を選択します。
      2. 「許可されたプログラムおよび機能」で「SNMP Trap」にチェックをします。「OK」をクリックすると設定が完了します。

      Windows Server 2012 / Windows 7 / Windows 8、8.1 の場合

      1. スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」を選択します。
      2. 「設定の変更」をクリックし、「SNMP Trap」の「ホーム/社内」にチェックをします。「OK」をクリックすると設定が完了します。

        Note
        「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。

      6.3 Web Option

      Web Option は、ネットワーク監視機能のサーバー(以下、ANM サーバー)に HTTP 経由でのリモートアクセスを可能にする機能です。ANM サーバーとして動作しているコンピューターに Web Option の設定を行うと、(ActiveX 対応の Internet Explorer だけでなく) 一般的な Web ブラウザーを使用して ANM サーバーの情報にアクセスできるようになります。

      Note
      Web Option は、ネットワーク監視機能(AlliedNetManager:以下、ANM)のみに対応しています。他の機能やネットワーク監視機能のすべての機能をリモートから確認・操作・設定を行う場合は、Windows リモートデスクトップ機能をご使用ください。

      Note
      Web Option をインストールするためには、あらかじめサーバー PC に ANM がインストールされており、なおかつ、リモートからビューアー(IE)によるアクセスが可能な状態に設定されている必要があります。Web Option の設定を行う前に、ANM のユーザーガイドを参照し ANM サーバーの設定を行ってください。

      ANM の Web Option 機能を使用する場合は、下記の手順に従って設定を行ってください。

      6.3.1 動作環境

      サーバー側

       ANM Version 3.4 pl 0 以上が動作すること。

      クライアント側

       Web ブラウザー(日本語対応、JavaScript および Cookie が使用可能、PNG 形式のファイルが表示可能なこと)

       推奨ブラウザー

      • Microsoft Internet Explorer 7.0 〜 11.0
      • Mozilla Firefox 2 〜 35

      6.3.2 設定方法

      Web Option を使用するためには、ソフトウェアのインストール後、サーバー PC 上でいくつかの設定と確認を行う必要があります。

      Note
      Web Option が正常に動作しない場合は、インストーラーによる自動設定が正常に行われていない場合があります。「ASP.NET のインストール」および「Web 仮想ディレクトリの設定」の設定を確認してください。

      必要な設定・確認事項は次のとおりです。

      ASP.NET のインストール

      Web サーバーに ASP.NET のインストールを行います。

      Web 仮想ディレクトリの設定(自動)

      Web サーバーの仮想ディレクトリ(/NetManager/Web)に対して、実行アクセス権を付与します。

      また、同ディレクトリのデフォルト(既定)ドキュメントとして 「Default.aspx」が設定されているかどうかを確認します。

      ご使用の IIS のバージョンを確認のうえ、いずれかの設定を行ってください。

      Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 6.0)

      Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)

      サーバーの設定

      Web サーバーに関する設定を行います。

      ご使用の IIS のバージョンを確認のうえ、いずれかの設定を行ってください。

      サーバーの設定(IIS 6.0)

      サーバーの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)

      ユーザー権限の設定

      ユーザー権限に関する設定を行います。

      ご使用の IIS のバージョンを確認のうえ、いずれかの設定を行ってください。

      ユーザー権限の設定(IIS 6.0)

      ユーザー権限の設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)


      6.3.2.1 ASP.NET のインストール

      Web サーバーに ASP.NET がインストールされていない場合は、インストールを行います。

      インストール方法

      Windows Server 2003 の場合

      1. コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」→「Windows コンポーネントの追加と削除」を選択します。
      2. 「アプリケーション サーバー」を選択し、「詳細」から、「ASP.NET」を選択します。
      3. 「OK」をクリックし、処理を実行します。

      Windows Server 2008 の場合

      1. コントロールパネルの「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」を選択し、「サーバー マネージャー」を開きます。
      2. サーバー マネージャーのツリーから「機能」を選択し、右側の「機能の追加」を選択すると、「機能の追加ウィザード」が表示されます。「.NET Framework 3.0 の機能」*1 「.NET Framework」をチェックし、インストールを実行します。

      *1 : Windows Server 2008 R2 では「.NET Framework 3.5.1 の機能」にチェックをします。

      Windows Vista / Windows 7 の場合

      1. コントロールパネルの「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」ダイアログを表示し、「Internet Information Service」を開きます。
      2. 「World Wide Web サービス」を有効にします。また、「アプリケーション開発機構」以下の「ASP」、「ASP.NET」を有効にします。(「.NET 拡張機能」、「ISAPIフィルター」、「ISAPI 拡張機能」も同時にチェックされます。)

      Windows Server 2012 / 2012 R2 の場合

      1. コントロールパネルの「プログラム」を開き、「Windows 機能の有効化または無効化」を選択します。

        avse_wo_asp_001.png

      2. 「サーバー マネージャー」の「役割と機能の追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックします。

        avse_wo_asp_002.png

      3. 「役割ベースまたは機能ベースのインストール」ラジオボックスを選択し、「次へ」をクリックします。

        avse_wo_asp_003.png

      4. AVSEがインストールされているサーバーを選択し、「次へ」をクリックします。

        avse_wo_asp_004.png

      5. 「役割」一覧の中から「Web サーバー(IIS)」→「Web サーバー」→「アプリケーション開発」の順にツリーを選択し、「ASP.NET 4.5」にチェックを入れ「次へ」をクリックします。

        Note
        「ASP.NET 4.5 に必要な機能を追加しますか?」と表示される場合があります。その際は他に必要な役割サービスまたは機能も追加してください。

        avse_wo_asp_005.png

      6. 「次へ」をクリックします。

        avse_wo_asp_006.png

      7. インストールする機能を確認し、「インストール」をクリックします。

        avse_wo_asp_007.png

      8. インストールが正常に終了したら設定は完了です。

      Windows 8 / 8.1 の場合

      1. コントロールパネルの「プログラム」を開き、「プログラムと機能」から「Windows の機能の有効化または無効化」を選択します。

        avse_wo_asp_008.png

      2. Windows の機能の有効化または無効化の一覧から「アプリケーション開発機能」のツリーを展開し、「ASP.NET 4.5」にチェックを入れます。

        avse_wo_asp_009.png

      3. 「OK」をクリックします。
      6.3.2.2 Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 6.0)

      通常はインストーラーが自動で設定を行いますので、こちらの設定作業は不要です。
      Web Option が正常に動作しない場合のみ、以下の設定を確認してください。

      Note
      IIS 7.x 、IIS 8.x をご使用の場合は、「Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)」にお進みください。

      Web Option を使用するためには、Web サーバー上の Web Option 用仮想ディレクトリ(/NetManager/Web)に対して実行アクセス権を付与する必要があります。

      また、同ディレクトリのデフォルトドキュメントとして「Default.aspx」が指定されているかどうかを確認する必要があります。

      以下、そのための手順について説明します。

      実行アクセス権の付与

      手順は以下のとおりです。

      1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」の順に選択し、インターネット インフォーメーション サービス(IIS)マネージャーを起動します。
      2. サーバー PC の「規定の Web サイト」の下にある仮想ディレクトリ「NetManager」を展開し、その下にある「Web」フォルダーを右クリックして「プロパティ」を選択します。

        avse_is_wo_001.png

      3. 「Web のプロパティ」ダイアログが開くので、「ディレクトリ」タブを選択し、「アプリケーションの設定」フィールドの「実行アクセス権」から「スクリプトおよび実行可能ファイル」を選択し、「作成」をクリックします。

        avse_is_wo_002.png

      4. ダイアログを開いたまま、「デフォルトドキュメントの設定確認」に進んでください。

      デフォルトドキュメントの設定確認

      1. 「Web のプロパティ」ダイアログを開いたまま、「ドキュメント」タブをクリックします。
      2. 「既定のコンテンツ ページを有効にする」にチェックが入っているか、ファイル一覧に「Default.aspx」が含まれているかを確認してください。一覧に「Default.aspx」がない場合は、「追加」をクリックし、追加してください。

        rn03_settings3.png

      3. 仮想ディレクトリの設定確認は以上で完了です。続いて下記の設定に進んでください。
      6.3.2.3 Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)

      通常はインストーラーが自動で設定を行いますので、こちらの設定作業は不要です。
      Web Option が正常に動作しない場合のみ、以下の設定を確認してください。

      Note
      IIS 6.0 をご使用の場合は、「Web 仮想ディレクトリの設定(IIS 6.0)」にお進みください。

      Web Option を使用するためには、Web サーバー上の Web Option 用仮想ディレクトリ(/NetManager/Web)の設定が行われている必要があります。

      以下、手順を説明します。

      1. 「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」から「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー」を起動します。

        avse_inst_wo_003.png

      2. サーバー PC の「サイト」の下にある「Default Web Site」を右クリックし、「仮想ディレクトリの追加」を選択します。

        avse_inst_wo_004.png

      3. 「仮想ディレクトリの追加」ダイアログの「エイリアス」に「NetManager」、「物理パス」に ANM をインストールしたディレクトリを入力し、「OK」をクリックします。

        avse_inst_wo_005.png

      4. サーバー PC の「アプリケーションプール」を右クリックし、「アプリケーション プールの追加」を選択します。

        avse_inst_wo_006.png

      5. 「アプリケーション プールの追加」ダイアログで以下の設定をし、「OK」をクリックします。
          
        • 「名前」に「NetManagerAppPool」を入力します。

            
        • 「.Net Framework バージョン」を、.NET Framework 4.x がインストールされている場合は「.NET Framework v4.xxxx」に、それ以外の場合は「.NET Framework v2.xxxx」に設定します。

            
        • 「マネージ パイプライン モード」を「クラシック」に設定します。

            
        • 「アプリケーション プールを直ちに開始する」にチェックをします。

            

        avse_inst_wo_007.png

      6. 手順 3 で追加した「NetManager」を右クリックし、「アプリケーションの追加」を選択します。

        avse_inst_wo_008.png

      7. 「アプリケーションの追加」ダイアログの「エイリアス」に「Web」、「アプリケーション プール」に「NetManagerAppPool」、「物理パス」に「AVSE をインストールしたディレクトリ\NetManager\Web」を指定し、「OK」をクリックします。

        avse_inst_wo_009.png

      8. 仮想ディレクトリの設定確認は以上で完了です。続いて、以下の設定に進んでください。
      6.3.2.4 サーバーの設定(IIS 6.0)

      サーバーの設定(IIS 6.0)を行います。

      Note
      IIS 7.x 、IIS 8.x をご使用の場合は、「サーバーの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)」にお進みください。

      最初に行う設定

      1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」から「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー」を起動し、「Web サービス拡張」を選択します。

        avse_inst_wo_010.png

      2. 「すべての不明な ISAPI 拡張」、「Active Server Pages」、「ASP.NET」を「禁止」から「許可」に設定します。

        avse_inst_wo_011.png

        ASP.NET のバージョンは、インストールされている .NET Framework によって異なります。(ANM ではバージョン 2以降が必要です。)

      64ビット版での追加設定

      OS が 64ビット版の場合は、IIS 6.0 を 32ビット(WOW64)モードで動作させるための設定を行います。

      Note
      64ビット版の OS で Web Option Version 3.0 を動作させるには、バージョン2.0以降の .NET Framework が必要です。

      Note
      IIS 6.0 の場合、Web Option Version 3.0 と他の IIS 上で動作する64ビット対応のサービス(CGI や ISAPI 拡張など)とを共存して動作させることはできません。

      1. コマンドプロンプトを開き、IIS 6.0 を 32ビットで動作させるための以下のコマンドを実行します。

        cscript %systemdrive%\inetpub\adminscripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1
        
      2. 続いて、.NET Framework (2.0以上)用の IIS マッピングを32ビットで動作させるため、以下のコマンドを実行します。

        %windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\aspnet_regiis.exe -i
        
      3. IIS マネージャーの Web サービス拡張を開き、「ASP.NET v2.0.50727 (32-bit)」を「許可」に設定します。

        iis6_64_01.png

      4. 以下のコマンドを入力して、IIS 6.0 を再起動します。

        iisreset /restart

        以上で設定は完了です。続いて、以下の設定に進んでください。


      IIS 6.0 を 64ビットモードの動作に戻すには、以下の設定を行います。

      1. コマンドプロンプトを開き、IIS 6.0 を 64ビットで動作させるための以下のコマンドを実行します。
        cscript %systemdrive%\inetpub\adminscripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0
        
      2. 続いて、.NET Framework (2.0以上)用の IIS マッピングを64ビットで動作させるため、以下のコマンドを実行します。
        %windir%\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\aspnet_regiis.exe -i
        
      3. IIS マネージャーの Web サービス拡張を開き、「ASP.NET v2.0.50727 (32-bit)」を「禁止」に設定します。
      4. 以下のコマンドを入力して、IIS 6.0 を再起動します。
        iisreset /restart

      6.3.2.5 サーバーの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)

      サーバーの設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)を行います。

      Note
      IIS 6.0 をご使用の場合は、「サーバーの設定(IIS 6.0)」にお進みください。

      最初に行う設定

      1. 「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。(Windows Vista の場合、「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」から起動できます。)

      2. IIS 欄の「ISAPI および CGI の制限」アイコンをクリックします。

        avse_inst_wo_012.png

      3. 画面右側の操作欄にある「機能設定の編集」をクリックします。

        avse_inst_wo_013.png

        Note
        ASP.NET のバージョンは、インストールされている .NET Framework によって異なります。(ANM ではバージョン 2以降が必要です。)

      4. 「ISAPI および CGI 制限の設定の編集」ダイアログで、「特定できない ISAPI モジュールを許可する(S)」をチェックし、「OK」をクリックします。

        iis7_003.png

      5. 「接続」ツリーで「NetManager」を選択し、画面中央の「ハンドラー マッピング」アイコンをクリックします。

        avse_inst_wo_014.png

      6. 表示される一覧から「ISAPI-dll」を選択し、画面右側の操作欄から「機能のアクセス許可の編集」または「ハンドラーのアクセス許可の編集」をクリックします。

        avse_inst_wo_015.png

      7. 「機能のアクセス許可の編集」または「ハンドラーのアクセス許可の編集」ダイアログで「読み取り」、「スクリプト」、「実行」にチェックが入っていることを確認し、「OK」をクリックします。

        iis7_006.png

        以上で設定は完了です。

      64ビット版での追加設定

      OS が 64ビット版の場合は、IIS 7.x 、IIS 8.x を 32ビット(WOW64)モードで動作させるための設定を行います。

      1. 画面左側の接続欄ツリーから、「アプリケーション プール」を選択します。 次に、画面中央の一覧にある「NetManagerAppPool」を右クリックし、「詳細設定」をクリックします。

        avse_inst_wo_016.png

      2. 「詳細設定」ダイアログで、「32 ビット アプリケーションの有効化」を「True」に設定します。

        avse_inst_wo_017.png

        「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

        以上で設定は完了です。 続いて、以下の設定に進んでください。

      6.3.2.6 ユーザー権限の設定(IIS 6.0)

      ユーザー権限の設定(IIS 6.0)を行います。

      Note
      IIS 7.x 、IIS 8.x をご使用の場合は、「ユーザー権限の設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)」にお進みください。

      ユーザー権限の詳細設定

      以下のどちらかの設定を行ってください。

      匿名ユーザーによるアクセスを行う場合

      1. インターネット インフォメーション サービス マネージャーを表示します。(「コントロールパネル」→「管理ツール」から起動できます。)

      2. サーバー PC の「規定の Web サイト」の下にある仮想ディレクトリ 「NetManager」を右クリックし、プロパティを表示します。

      3. 「ディレクトリ セキュリティ」タブを選択し、認証とアクセス制御欄の「編集」をクリックします。

        avse_inst_wo_018.png

      4. 「匿名アクセスを有効にする」チェックボックスにチェックが入っていることを確認してください。チェックが入っていない場合は、チェックを入れてください。

        iis6_009.png

      5. 確認後、「OK」をクリックし、「NetManager のプロパティ」ダイアログでも「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

      6. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」を開き、「WMI コントロール」を選択し、「プロパティ」を開きます。

        iis6_010.png

      7. 「セキュリティ」タブを選択し、「Root」→「AlliedTelesis」→「SwimManager」を選択し、「セキュリティ」をクリックします。

        iis6_011.png

      8. 以下のダイアログが表示されたら「追加」をクリックします。

        iis6_012.png

      9. 以下のダイアログが表示されるので、「詳細設定」をクリックします。

        iis6_013.png

      10. 表示されたダイアログから、「今すぐ検索」をクリックし、「IUSER_****」を選択します。(**** には、その PC のコンピューター名がつけられています。) そして、選択後「OK」をクリックします。

        iis6_014.png

      11. 処理が終わると、以下のダイアログが表示されるので、「選択するオブジェクト名を入力してください」に、追加したユーザーが追加されていることを確認し、「OK」をクリックします。

        iis6_015.png

      12. 追加したユーザー「IUSER_****」に、アクセス許可のチェックをすべてに付加します。 付加し終わったら、「OK」をクリックします。

        iis6_016.png

        以上で設定は完了です。

      匿名ユーザーによるアクセスを行わない場合

      以下の設定を行うと、Web Option のログイン時にユーザー認証が行われるようになります。

      1. インターネット インフォメーション サービス マネージャーを表示します。(「コントロールパネル」→「管理ツール」から起動できます。)

      2. サーバー PC の「規定の Web サイト」の下にある仮想ディレクトリ「NetManager」を右クリックし、プロパティを表示します。

      3. 「ディレクトリ セキュリティ」タブを選択し、認証とアクセス制御欄の「編集」をクリックします。

        avse_inst_wo_019.png

      4. 「匿名アクセスを有効にする」チェックボックスにチェックが入っていないことを確認してください。チェックが入っている場合は、チェックを外してください。

        iis6_017.png

      5. 確認後、「OK」をクリックし、「NetManager のプロパティ」ダイアログでも「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

      6. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」を開き、「WMI コントロール」を選択し、「プロパティ」を開きます。

        iis6_010.png

      7. 「セキュリティ」タブを選択し、「Root」→「AlliedTelesis」→「SwimManager」を選択し、「セキュリティ」をクリックします。

        iis6_011.png

      8. 以下のダイアログが表示されたら「追加」をクリックします。

        iis6_012.png

      9. 以下のダイアログが表示されるので、「詳細設定」をクリックします。

        iis6_013.png

      10. 表示されたダイアログから、「今すぐ検索」をクリックし、アクセス許可をさせたいユーザー名を指定します。(ここでは、ユーザー名「test」を指定します。) 選択後「OK」をクリックします。

        iis6_018.png

      11. 処理が終わると、以下のダイアログが表示されるので、「選択するオブジェクト名を入力してください」に、追加したユーザーが追加されていることを確認し、「OK」をクリックします。

        iis6_019.png

      12. 追加したユーザー「test」に、アクセス許可のチェックをすべてに付加します。 付加し終わったら、「OK」をクリックします。

        iis6_016.png

        以上で設定は完了です。

      13. 設定終了後、Web ブラウザーから Web Option のログインページにアクセスを行うと、以下のダイアログが表示されます。 追加したユーザーアカウントを使用して、Web Option へログインしてください。

        iis6_021.png

      6.3.2.7 ユーザー権限の設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)

      ユーザー権限の設定(IIS 7.x 、IIS 8.x)を行います。

      Note
      IIS 6.0 をご使用の場合は、「ユーザー権限の設定(IIS 6.0)」にお進みください。

      ユーザー権限の詳細設定

      以下のどちらかの設定を行ってください。

      匿名ユーザーによるアクセスを行う場合

      1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを表示します。(インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーは、「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」から起動します。)

      2. /NetManager/ Web ホームを開きます。

      3. 「機能ビュー」にて認証アイコンをクリックします。

      4. 「匿名認証」を「有効」に設定します。

      5. 「特定のユーザー」を「IUSR」に設定します。

        以上で設定は完了です。

      匿名ユーザーによるアクセスを行わない場合(他の認証方法を使用する場合)

      以下の設定を行うと、Web Option のログイン時にユーザー認証が行われるようになります。

      1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを表示します。(インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーは、「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「管理ツール」から起動します。)

      2. /NetManager/ Web ホームを開きます。

      3. 「機能ビュー」にて認証アイコンをクリックします。

      4. 「匿名認証」を「無効」に設定します。

      5. 使用したい認証を「有効」にし、その認証内容に従って、内容を編集してください。

        ここで使用する認証機能は、「World Wide Webサービス」(コントロールパネルの「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」→「Internet Information Service」)の「セキュリティ」にて有効にする必要があります。様々な認証方法がサポートされています。詳しい設定方法は、IIS 7.x 、IIS 8.x のマニュアルをご覧ください。

        以上で設定は完了です。

      6. 設定終了後、Web ブラウザーから Web Option のログインページにアクセスを行うと、以下のダイアログが表示されます。 追加したユーザーアカウントを使用して、Web Option へログインしてください。

        iis6_021.png

      6.3.3 起動

      Web Option を利用するためには、Web ブラウザーでサーバーに接続しログイン操作を行う必要があります。

      サーバーにアクセスするには、Web ブラウザーで次の URL にアクセスします。 server_name には、ANM サーバーが稼働しているコンピューターのホスト名か IP アドレスを指定してください。

      http://server_name/NetManager/Web/

      サーバーに接続すると下記のようなログイン画面が表示されます。 ログインセッションを開始するには、「ログイン」をクリックします。

      Note
      Web ブラウザーの設定で Cookie を無効にしているとログインできませんので ご注意ください。また、ログイン後にセッションタイムアウトエラーが発生した 場合はログイン画面に戻ります。

      Note
      ログイン画面が表示されない場合はサーバーの設定を確認してください。 サーバーの設定方法については、本インストールガイド および ANM のユーザーガイドをご参照ください。

      wo01_login.png

      7 トラブルシューティング

      インストール後、サーバー環境が正常に動作しない場合の対処法について説明します。

      7.1 Web サーバーと接続できない

      [現象]
      1. NetManager のホームページが表示できない。
      2. ログインすると「ページを表示できません」と表示される。
      3. マップを起動すると、「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示される。
      [原因]
      1. PC が起動していません。または、Web サーバーが停止しています。
      2. IIS の設定が正しく行われていません。
      [対処法]
      1. PING を送信し応答があることを確認してください。
      2. 他の Web ページが表示できることを確認してください。
      3. IIS の設定を確認してください。
        1. 「Default.htm」がデフォルトドキュメントに指定されていることを確認してください。
        2. 「NetManager」仮想ディレクトリが正しく登録されていることを確認してください。
        3. 上記仮想ディレクトリのプロパティにおいて、「HTTP ヘッダー」に拡張子「sm1」「smm」が登録されていること確認してください。
      4. Windows ファイアウォールが有効のとき、「World Wide Web」が例外リストでチェックされているか確認してください。

      7.2 リモート PC と接続できない

      [現象]

      ビューアーのログインで以下のメッセージが表示される。
      「サーバーとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x800706ba)」

      [原因]
      1. リモート接続先が見つかりません。接続先 PC が起動していないか、名前が誤っています。
      2. ユーザーアカウントの認証ができません。
      3. アカウントが Guest に変換されています。
      [対処法]
      1. PING を送信し、応答があることを確認してください。
      2. サーバー PC で、リモート接続時のユーザーアカウントに対して共有フォルダーを公開し、同フォルダーが接続元 PC からアクセスできることを確認してください。
      3. 接続先 PC でユーザーアカウントを確認してください。
        1. アカウント、パスワードを再設定します。
        2. パスワードが「次回ログオン時にパスワードの変更が必要」になっていないかチェックします。
      4. 以下の手順で、ローカルユーザーが Guest として認証される設定になっていないか確認してください。
        1. Windows スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
        2. 「gpedit.msc」と入力して、Enter キーを押下します。
        3. MMC コンソールのツリーから「ローカルコンピューターポリシー」→「コンピューターの構成」→「Windows の設定」→「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」を選択します。
        4. 右ペインから「ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティ モデル」をダブルクリックします。
        5. リストボックスで、「クラシック: ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する。」を選択し、「OK」をクリックします。
        6. PC を再起動します。
      5. Windows ファイアウォールが有効のとき、「Windows Management Instrumentation」または「WMI」が例外リストでチェックされているか確認してください。

      6. グループ ポリシー オブジェクト」の設定をしてください。

      7.3 ユーザーアカウントが拒否される

      [現象]

      ビューアーのログインで以下のメッセージが表示される。
      「サーバーとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x80070005)」

      [原因]
      1. ユーザーアカウントの設定に誤りがあります。
      2. ビューアー PC の OS がサポート対象外です。
      3. ビューアー PC の OS に、Administrator 権限のないユーザーアカウントでログオンしています。
      4. ビューアー PC が、サーバー PC と同じドメインまたはワークグループに参加していません(正常にログインできないことがあります)。
      [対処法]
      1. サーバー PC で、リモート接続時のユーザーアカウントに対し、共有フォルダーを公開し、同フォルダーが接続元 PC からアクセスできることを確認してください。
      2. サーバー PC でユーザーアカウントを確認してください。
        1. アカウントおよびパスワードを再設定してください。
        2. WMI コントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
      3. Windows 2000 以前の OS (例: Windows Me)ではログインできません。対応 OS からログインを行ってください。
      4. ビューアー PC の Windows にログオンしているユーザーに Administrator 権限があることを確認してください。
      5. サーバー PC と同じドメインに参加しているビューアー PC からリモート接続する場合、以下のいずれかの方法でログインしてください。
        1. サーバー PC で、WMI コントロールで名前空間 AlliedTelesis\SwimManager にアクセス許可を設定したユーザーアカウントがサーバー PC のローカルアカウントで、そのローカルアカウントを使用してログインする場合、ユーザー名、パスワードのほかに、「ドメイン名」にサーバー PC 名を指定してログインすることで接続できる場合があります。
        2. ドメインのユーザーアカウントを利用する場合は「現在のユーザーでログイン」でログインしてください。
      6. サーバー PC とビューアー PC を、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください(同じドメインに所属している場合、ビューアー PC からは、ドメインのユーザーアカウントを利用してログインできます)。
      7. サーバー PC と同じワークグループに参加しているビューアー PC からリモート接続する場合、以下の方法を実行すると、現象が解決する場合があります。
        1. ビューアー側 PC に、そのサーバーで作成したユーザーと同じ名前・同じパスワードで Administrators グループのユーザーを作成し、そのユーザーでビューアー側 PC にログオンし、リモート接続を行ってください。
        2. 接続できない場合、さらに、サーバー側 PC で、ANM 用のユーザーでログインし、アプリケーション版のサーバーを起動してから、リモート接続を行ってください。

      7.4 ANM サーバーと接続できない

      [現象]

      ビューアーのログインで以下のメッセージが表示される。
      「サーバーとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x00000000)」

      [原因]
      1. ANM サーバーが起動していません。
      2. ANM サーバーが正常に動作していません。
      [対処法]
      1. コントロールパネル「ネットワーク監視機能のシステム設定」で「サーバー状態」を確認してください。
      2. NetManager を終了し、PC を再起動してください。

      7.5 マップが起動できない

      [現象]

      マップを起動すると、以下のメッセージダイアログが表示される。
      『共有フォルダー maps が見つかりませんでした。「マップフォルダーの共有設定」を参照してください。ローカルディレクトリを保存先とします。』

      [原因]
      1. maps ディレクトリがネットワーク共有されていません。
      2. maps ディレクトリの共有名が「maps」になっていません。
      3. maps ディレクトリに対するアクセス権がありません。
      [対処法]
      1. 「サーバー環境の設定」→「共有フォルダーの設定」を参考に、サーバー上の maps ディレクトリを共有するように設定してください。
      2. サーバー PC とビューアー PC の両方で、「コントロールパネル」→「Windows ファイアウォール」→「例外」タブの「ファイルとプリンタの共有」がチェックされていることを確認してください。

      7.6 Web Option に接続できない

      [現象]

      Web Option にログインすると、「0x80041003 アクセスは拒否されました SWbemLocator 」と表示される。

      [原因]
      1. Web のセキュリティの設定が正しく行われていません。
      2. WMI のユーザーアカウントの設定が正しく行われていません。
      [対処法]
      1. IIS 6.x の場合は、IIS マネージャーで「Web サービス拡張」を選択し、「すべての不明な ISAPI 拡張」「ASP.NET」を「許可」に設定してください。
      2. 匿名アクセス許可の設定を確認してください。
        1. 「NetManager」仮想ディレクトリを選択し、プロパティを表示します。
        2. 「ディレクトリ セキュリティ」タブを選択し、「認証とアクセス制御」の「編集」をクリックします。
        3. 「匿名アクセスを有効にする」のチェックを外します。(*1)
        4. OK をクリックします。
      3. WMI コントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
      4. IIS 7.x 、 IIS 8.x の場合は、「Windows プログラムの有効化または無効化」「Internet Information Service」「World Wide Web サービス」「アプリケーション開発機構」で、「.NET 拡張機能」「ASP」「ASP.NET」「ISAPI フィルター」「ISAPI 拡張機能」がチェックされていることを確認してください。
        また、仮想ディレクトリ「NetManager」があること、その下の「Web」がアプリケーションとして追加されていることを確認してください。

      (*1) 「匿名アクセスを有効にする」をチェックした場合は、その下のユーザー名に対し、WMI のアクセス許可設定を行ってください。

      7.7 ビューアーからマップが起動できない

      [現象]

      ビューアーからマップを起動したとき「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示されマップが開けない。

      [原因]
      1. レジストリ情報が壊れています。
      2. Default.smm ファイルがないか壊れています。
      3. IIS のセキュリティ設定に問題があります。
      [対処法]
      1. ANM を再インストールしてください。
      2. 「a href="N55436">ディレクトリの設定」を参照し、IIS で拡張子「smm」に MIME の設定を行ってください。

      7.8 リモート接続でマップが起動できない

      [現象]

      ビューアーをリモート接続しているときにマップを起動すると、「セキュリティのためにサイトを登録してください」という内容のメッセージダイアログが表示される。そのあとマップ表示の URL を登録すると、IE が終了し、マップを再び起動しようとしても「すでに起動しています」と表示され起動できない。

      [原因]

      マップの起動に失敗したためです。

      [対処法]

      ビューアーを再起動し、そのあとにマップを起動してください。

      7.9 Windows Server 2003 以外の OS でビューアーを起動できない

      [現象]

      OS のユーザーアカウント制御(UAC)が有効なとき、ビューアーを起動すると「Swim1.sm1」を開くか保存するかを示すダイアログが表示され、どれを選択してもビューアーを実行できない。

      [原因] OS のユーザーアカウント制御(UAC)が有効な場合、ビューアーを起動するには管理者権限が必要です。
      [対処法]
      1. リモート接続の場合、IE を「管理者権限として実行」で起動したあと、ビューアーを起動してください。
      2. ローカル接続の場合、以下のいずれかの方法で実行してください。
        1. ANM サーバーのタスクトレイアイコンを右クリックし、表示されるメニューからビューアーを起動します。
        2. スタートメニューの「ネットワーク監視(ビューアー)」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
        3. スタートメニューの「ネットワーク監視(ビューアー)」を右クリックし、「プロパティ」を選択し、「ネットワーク監視(ビューアー)のプロパティ」ダイアログで「詳細設定」をクリックすると、「詳細プロパティ」ダイアログが表示されるので、「管理者として実行」チェックボックスにチェックを入れ「OK」をクリックします。
      3. 64ビット OS の場合、起動する IE が 32ビット版であることを確認してください。
      4. ビューアーを ANM サーバーと同じ PC 上で使用している場合は、「Internet Explorer の設定」の設定内容を確認してください。

        ビューアーを ANM サーバーとは異なる PC で使用している場合は、「Internet Explorer の設定」→「アクティブコンテンツの設定」の設定内容を確認してください。

      7.10 ビューアー側 IE でローカルイントラネットゾーンとして認識されない

      [現象]

      接続しようとしているサーバーが、ビューアー側 IE でローカルイントラネットゾーンとして認識されない。

      [原因]

      ビューアー環境が正しく設定されていません。

      [対処法]

      Internet Explorer の設定」の「信頼済みサイトの設定」、「メニューバーの設定」に従って設定を行ってください。Web サイトの設定では、「このゾーンのサイトにはすべてのサーバーの確認(https)を必要とする」のチェックがはずれていることを確認してください。

      7.11 ビューアーをインストールできない

      [現象]

      リモート PC の IE から「ログイン」をクリックしても、ビューアーをインストールできず、ログイン画面が表示されない。

      [原因]
      1. ビューアー環境の設定が正しく行われていません。
      2. ビューアー PC が、サーバー PC と同じドメインまたはワークグループに参加していません。
      [対処法]
      1. Internet Explorer の設定」の「信頼済みサイトの設定」、「メニューバーの設定」の設定内容を確認してください。
      2. サーバー PC とビューアー PC を、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください(同じドメインに所属している場合、ビューアー PC からは、ドメインのユーザーアカウントを利用してログインできます)。

      7.12 リモート接続で切断される

      [現象]

      ワークグループ環境でリモート接続しているとき、ビューアーが接続されたまま放置してしばらく経ってからビューアーを操作すると、「サーバーとの通信に失敗しました(PUT)」または「サーバーとの通信に失敗しました(GET)」というメッセージが表示される。

      [原因]

      ワークグループ環境で、クライアント OS にログオンしているアカウントがサーバー側に存在しません(ユーザー名・パスワードが同じアカウントです)。

      [対処法]

      以下のいずれかの方法を行ってください。

      1. サーバー側に作成した ANM 用のアカウント(ユーザー名・パスワードが同じで「Administrators グループ」に所属しているもの)をクライアント側にも作成します。そのアカウントで Windows にログオンします。「ネットワーク監視(ビューアー)」でサーバーに接続するときもそのアカウントを使用して接続します。
      2. クライアント OS にログオンするときに使用するアカウントをサーバー側にも作成します(ユーザー名・パスワードが同じで「Administrators グループ」に所属しているもの)。

      7.13 Windows Server 2003 以外の OS でリモート PC と接続できない

      [現象]

      サーバーに接続してもログインダイアログが出ずログインできない。「サーバーとの接続に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=80070005)」と表示されログインできない。ログインできてもログが表示されない。

      [原因]

      NetManager に必要な通信が、Windows ファイアウォール で拒否されている。
      UAC のリモート制限により、リモートアクセスが制限されている。

      [対処法]

      Windows ファイアウォール が有効な場合

      1. Windows ファイアウォールで必要な通信を許可する(以下は、Windows Vista SP1 で導入された「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」での説明となります。Windows Vista SP なしでは「Windows ファイアウォールの設定」で同様の設定を行ってください)。

        「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」で、以下の通信を「許可」します。手順は以下のとおりです(これは、Windows 7 の場合です)。

        1. 「ローカルコンピューターのセキュリティが強化された Windows ファイアウォール」の「プロパティ」で、(変更したいプロパティの)「受信接続」が「ブロック(既定)」 / 「送信接続」が「許可(既定)」となっていることをご確認ください。
        2. 「受信の規則」で「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)」を選択・ダブルクリックし、「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)のプロパティ」ダイアログを表示します。「全般」タブで、「有効」チェックボックスにチェックを入れます。「詳細設定」タブの「プロファイル」を、適用したいものにチェックを入れます。
        3. 「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)」「Windows Management Instrumentation (WMI 受信)」「Windows Management Instrumentation(非同期受信)」についても、上記と同様に操作します。

      2. Windows ファイアウォール を無効にする

        「コントロールパネル」「システムとセキュリティ」「Windows ファイアウォール」「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」を選択し、変更したいプロファイルについて「Windows ファイアウォールを無効にする」を選択します。

      ユーザーアカウント制御が有効な場合

      1. Windows ドメインに参加している場合(サーバー PC、ビューアー PC ともにドメインに参加する必要があります。
        ※どちらかの PC がドメインに参加しているだけでは、リモート接続できません。)

        NetManager のリモート接続用に使用するユーザーを「Domain Admins」グループに追加します。こうすることで、UAC が有効のままでも、リモート接続できるようになります。

      2. Windows ドメインに参加していない場合

        ユーザーアカウント制御のリモート制限を無効にするか、ユーザーアカウント制御を無効にします。

        ユーザーアカウント制御のリモート制限を無効にするには、マイクロソフト社のページをご参照ください。

        http://support.microsoft.com/default.aspx/kb/947232/ja?p=1

        1. Windows Vista の場合は、回避策の「Fix it」を実行してください。
        2. Windows Vista 以外の OS の場合は、回避策の「自分で解決する」の手順に従ってください。

      上記設定を行ったのち、サーバー PC / ビューアー PC ともに再起動する必要があります。

      8 ライセンスについて

      8.1 お試し版

      弊社 Web サイトでは、AVSE のお試し版を無償で提供しています。お試し版ライセンスは、インストール後30日間を過ぎた時点で使用できなくなります。

      ライセンス(正式版)をご購入いただくと、弊社よりシリアル番号および認証キーを入手できます。入手したシリアル番号および認証キーを入力していただくと、正式に AVSE をご使用いただけます。すでにお試し版をインストール済みの場合、アンインストールを行わずに正式版へ移行できます。

      ライセンスの種類に関する詳細やご購入方法については、弊社 Web サイトをご参照ください。

      http://www.allied-telesis.co.jp/

      8.2 正式版への移行

      お試し版から正式版(ご購入いただいたライセンス)への移行は、以下の手順で行います。

      1. Windows のプログラムから「AlliedView NMS Standard Edition」→「ネットワーク監視ツール」→「ライセンス管理」を選択します。
      2. 正式版へ移行する機能のタブをクリックし、リスト内に登録されているお試し版のシリアル番号を選択して「削除」をクリックします。リストからお試し版シリアル番号が削除されます。

        images/avse_lisen_001.png
        お試し版の削除画面

      3. 「シリアル番号」、「認証キー」に正式版のシリアル番号と認証キーを入力し、「追加」をクリックします。
        また、追加ライセンスをお持ちの場合は、ここで同時に登録を行うことができます。

        Note
        ライセンス証書のノード数はデバイス数を意味します。

        images/avse_lisen_002.png
        ライセンス登録画面

      4. 「OK」をクリックし、「ライセンス登録」ダイアログを閉じます。

      8.3 追加ライセンスの登録

      追加ライセンスの登録は、以下の手順で行います。

      1. Windows のプログラムから「AlliedView NMS Standard Edition」→「ネットワーク監視ツール」→「ライセンス管理」を選択します。
      2. 追加するライセンスの機能のタブをクリックします。
        「シリアル番号」、「認証キー」を入力し、「追加」をクリックします。
      3. 「OK」をクリックし、「ライセンス登録」ダイアログを閉じます。

      9 アンインストール

      9.1 アンインストール方法

      下記の手順に従ってアンインストールを行ってください。

      1. Windows を起動し、インストール時と同じユーザーでログオンします。
      2. AVSE、弊社ソフトウェア製品(Swim シリーズ、AlliedView NMS EE)が起動していないか確認します。起動している場合は終了してください。
      3. Windows のコントロールパネルから「プログラムと機能」を選択します。
        ※ Windows Server 2003をお使いの場合は「プログラムの追加と削除」を選択します。
      4. 一覧から「AlliedView NMS Standard Edition Version X.X pl Y」 をハイライトしダブルクリックすると、機能追加/アンインストール選択画面が表示されます。

        Note
        製品名の X.X はバージョン、Y はパッチレベルを示しています。

      5. 「製品をアンインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。

        images/avse_unst_001.gif
        機能追加/アンインストール選択画面

      6. アンインストールの内容を確認し、「アンインストール」をクリックします。アンインストール処理が開始されます。処理中は進行状況が画面に表示されます。

        Note
        アンインストールを実行すると、インストールした機能、ドキュメント、Allied Telesis 環境設定ユーティリティ、Allied Telesis データベースユーティリティがすべて削除されます。

        images/avse_unst_002.png
        アンインストール前の確認

      7. アンインストールが完了したら「完了」をクリックします。

        images/avse_unst_003.gif
        アンインストール完了

      Note
      インストールフォルダーは削除されません。必要に応じ手動で削除してください。
      デフォルトのインストールフォルダーは「C:\Program Files\Allied Telesis\AlliedView NMS SE」です。

      9.2 環境を残してアンインストール

      環境を残しておきたい場合は、AVSE のバックアップを行った後でアンインストールを行ってください。
      AVSE のバックアップ/リストア方法は、「ネットワーク監視機能」ユーザーガイドの「バックアップ/リストア」の章をご覧ください。

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      613-001937 Rev.B