SwimAdminCentral: ユーザーズガイド
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1 概要

SACは、複数の弊社ネットワーク機器(スイッチ、ルーター)に対して、ファームウェアや設定ファイルの更新(機器への転送)、設定ファイルのバックアップ(機器からの転送)、情報の収集などを一括して行うためのソフトウェアです。

Note
対応機器とファームウェアバージョンについては、リリースノートをご覧ください。

SACは、ユーザーが作成した「タスク」の内容に基づき、IPネットワーク経由で対象機器に Telnet 接続し、さまざまな操作を同時に最大10カ所に対して自動実行します。

操作内容(実行したコマンド、コマンドの出力など)はログとしてデータベースに記録されるため、あとで確認することも容易です。

また、指定した日時にタスクを実行する「スケジューラ」機能を利用すれば、定期的に設定ファイルをバックアップしたり、情報を収集したりすることも可能です。

SACを使うと、おもに次のようなことができます。

機器情報の取得
ファイル一覧、使用中のファームウェア、インターフェース状態、メモリー空き容量などの情報を取得することができます。
設定ファイルのバックアップ
使用中の設定スクリプトファイル(起動時設定ファイル)を機器から吸い上げてローカルディスクに保存できます。また、機器から取得した設定スクリプトファイルは差分のあるもののみを保存することができます。
設定ファイルの更新
ローカルディスク上に用意した設定ファイルを機器に転送できます。転送したファイルを使って再起動させることもできます。
ファームウェア(リリースファイル、パッチファイル)の更新
機器にリリースファイル、パッチファイルを転送し、次回から新しいファームウェアやパッチファイルで起動するよう設定できます。必要に応じてリリースライセンスの付与も可能です。また、転送後新しいファームウェアで起動させることもできます。
フィーチャーライセンスの付与
ローカルディスク上に用意したライセンス情報ファイルの内容に基づき、各機器にフィーチャーライセンスを付与できます。
スケジューラーによる処理の自動実行
指定した日付や曜日、時刻に上記の処理を自動実行することができます。
ログ収集項目設定
タスク実行でログ収集を行う場合の実行コマンドを、機種ごとに設定できます。
コンフィグ生成
コンフィグファイルの生成・編集を行えます。
ジョブ
作成したタスクを組み合わせて一連の処理を構成することができます。
SNMPトラップの受信・転送
SNMPトラップを受信することができます。受信したトラップを他のホストに転送したり、管理対象機器の IP アドレス情報を自動的に更新したりすることも可能です。
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