SwimLogReporter: インストールガイド

インストールガイド

1 はじめに

本マニュアル(CentreNET SwimLogReporter インストールガイド)では、CentreNET SwimLogReporter(以下、SLR と略します)をご使用いただくために必要な動作環境、インストール方法、環境設定およびライ センスの登録方法について説明しています。インストール前に必ずご一読くだ さい。また、「CentreNET SwimLogReporter リリースノート」も合わせてお読みくださいますようお願い申し上げます。

Note - SLR がすでにインストールされている場合は、アンインストールしてからインストールを行ってください。


2 動作環境

SLR の動作環境を以下に示します。

2.1 Windows

ハードウェアDOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ、256MB以上のメモリ搭載(512MB以上推奨)
CPUPentium 466MHz以上(1GHz以上推奨)
対応OS Windows 2000 (SP4 以降)
Windows XP Professional (SP1 以降)
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows XP Professional x64 Edition
Windows Server 2003 x64 Edition
Windows Vista 64ビット版
ディスプレイ1024X768ドット以上、256色以上
インストールに必要なハードディスク容量140MB以上の空き領域(インストール中は一時的に250MB以上必要)

※Windows Vista Home Basic / Home Premiumは未サポートです。各OSは日本語版のみのサポートです。64ビット版Windowsでは、WOW64サブシステム(32ビットエミュレータ)上で動作します。

2.2 Solaris

ハードウェアSolarisTM SPARC®
対応OS日本語Solaris 8、9、10
漢字コード EUC(ログイン時に”ja”を選択)
ディスプレイ256色以上
インストールに必要なハードディスク140MB以上の空き領域、起動時には最低60MBのスワップ領域(インストール中は一時的に250MB以上必要)

※Solarisの64ビット版はサポートしていません。

2.3 Javaについて

SLR では以下の Java を使用しています。

Javaのバージョン(Windows、Solaris)1.6.0_02


Note - JRE(Java Runtime Environment)が SLR のインストール時に一緒に インストールされますので、JDK(Java Development Kit)キットまたはJREキッ トのインストールをお客様が行う必要はありません。また、他のバージョンの Javaに置き換えないようにしてください。

2.4 UDPポート

SLR ではsyslog受信のためのUDPポートとして、Windowsの場合にはデフォルトで514番、Solarisの場合にはデフォルトで1024番を設定しています。このポート番号がすでに使用されている場合には、他の番号に変更してください。
変更は、すでに使用しているプロセスを終了し、SLR起動後、環境設定ダイアログから設定してください。

Note - Solarisにおいて、syslogデーモンの代わりにSLRをご使用になることはできますが、SLRをインストールしているシステム自身のsyslogを受信することはできません。他システムからのsyslogは受信できます。もし、自システムのsyslogを保存する場合には、例えば、syslogdをポート514に割り付け、SLRをポート1024に割り付けることにより、自システムはsyslogd、他システムはSLRで受信できます。

2.5 最大受信 IP アドレス数

SLR で受信できる syslog の送信元 IP の数は最大 100 IP アドレスです。101 個目以降の IP アドレスから syslog を受信した場合は破棄し、データベースには保存しません。

3 インストール

SLR のインストール方法および環境設定について示します。

基本的なインストール手順は Windows、Solaris で共通です。

3.1 インストール手順

  1. Windowsの場合には管理者権限を持つアカウントでログインしてください。

    ウイルス検知ソフトなどのセキュリティソフトが起動している場合、インストーラの起動、実行に非常に時間がかかることがあります。できるだけ停止させてからインストールしてください。

  2. セットアップファイルを実行します。

    セットアップファイルの名前はバージョンによって異なります(例:バージョン 1.1 pl 1 のインストールキットは、Windows 用は sr11p1w.exe、Solaris 用は sr11p1s.bin というファイル名になります)。以降の説明では、ファイル名やバージョン番号を適宜読み替えてください。

    Windows の場合
    セットアップファイル(sr11p1w.exe)をダブルクリックして実行します。

    Solarisの場合
    セットアップファイル(sr11p1s.bin)を実行します。

    すでにSLR がインストールされている場合は、インストールを行うことはできません。インストーラーを起動する前に、あらかじめアンインストールを行ってください。

    インストール実行に十分なハードディスク容量がない場合、

    「ファイル書込みエラー = 一時ディスク・スペースが足りない可能性があります。もっと多くのディスク・スペースがある区画で一時ディレクトリを使用するには、-is:tempdirを使用してみてください。」
    と表示されます。この場合は、コマンドプロンプトから以下の例のようにオプションを指定して再度実行してください。


    Windows の場合
    sr11p0w -is:tempdir C:\十分なスペースのあるディレクトリ名
    Solarisの場合
    sr11p0s -is:tempdir /xxx/yyy (十分なスペースのあるディレクトリ)


    SLRインストーラ

    SLR インストーラが開始されますので、[次へ] をクリックして処理を続けます。

  3. プログラムご使用条件に同意いただいた後 [同意する] を選択し、[次へ] をクリックします。


    プログラムご使用条件

  4. シリアル番号を入力するダイアログが表示されますので、 お手持ちのシリアル番号と認証キーを入力します。


    シリアル番号・認証キー入力画面

  5. (Windows のみ)SLR のプログラムアイコンをインストールするフォルダを指定します。

    ここで指定した名前のフォルダが、Windows のスタートメニューに追加されます。初期設定では、“CentreNET SwimLogReporter”が指定されます。


    プログラムアイコン用フォルダー指定画面

  6. SLR のプログラムをインストールするフォルダーを指定します。

    ここで指定した名前のフォルダーに、SLR のプログラム本体とドキュメントがインストールされます。初期設定では、

    Windows の場合
    “C:\Program Files\Allied Telesis\SwimLogReporter”

    Solarisの場合
    “/opt/SwimLogReporter”

    が指定されます。

    Note - フォルダー名を初期設定から変更する場合、名前には半角英数文字のみを使用するようにしてください。全角文字を使用すると、アンインストールが正常に行えなくなる可能性があります。


    プログラムフォルダー指定画面

  7. 確認画面が表示されますので、[次へ] をクリックしてインストールを開始します。


    インストール確認画面

    ファイルのコピーが終了した後、SLR のインストールが完了します。

  8. Solarisの場合には、環境変数のコマンドパスに、SLRの実行ファイルの場所(SLRのインストールディレクトリーの中の bin ディレクトリー)を追加します。

    Solarisの設定例(C シェルの場合):

      setenv PATH ${PATH}:/opt/SwimLogReporter/bin


4 インストール後の設定

ここでは、SLR インストール後に必要な初期設定について解説します。

4.1 Windows Vistaの設定

SLRをWindows Vistaへインストールした際には、以下の設定を行う必要があります。

  1. 以下のディレクトリーに移動してください。

    C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\CentreNET SwimLogReporter

    上記パス内「CentreNET SwimLogReporter」はインストール時に指定した名前によって変化しますのでご注意ください。

  2. 以下の画面のように、ショートカット「SwimLogReporter」をマウスで選択し、右クリック→「プロパティ」を選択してください。


    ショートカット「SwimLogReporter」のプロパティ

  3. 開かれた「SwimLogReporterのプロパティ」ダイアログにて、「ショートカット」タブ内の「詳細設定」ボタンを押してください。


    「SwimLogReporterのプロパティ」ダイアログ

  4. 以下のように「詳細プロパティ」ダイアログが表示されます。 この中にある「管理者として実行」にチェックを入れ「OK」ボタンを押してください。


    「詳細プロパティ」ダイアログ

  5. 「SwimLogReporterのプロパティ」ダイアログに戻りますので、「OK」ボタンを押してください。

5 ライセンスについて

ここでは、ライセンスについて説明します。

5.1 お試し版

弊社Webサイトでは、SLRのお試し版を無償で提供しています。お試し版ライセンスは、インストール後30日間を過ぎた時点で使用できなくなります。

ライセンス(正式版)をご購入いただくと、弊社よりシリアル番号および認証キーを入手できます。入手したシリアル番号および認証キーを入力していただくと、正式にSLRをご使用いただけます。すでにお試し版をインストール済みの場合、アンインストールを行わずに正式版へ移行できます。

ライセンスの種類に関する詳細やご購入方法については、弊社Webサイトをご参照ください。

http://www.allied-telesis.co.jp/

5.2 正式版への移行

お試し版から正式版(ご購入いただいたライセンス)への移行は、以下の手順で行います。

  1. SLR を起動してください。
  2. メニューバーから「ヘルプ」→「ライセンス登録」の順に選択してください。
  3. 「ライセンス登録」ダイアログが表示されます。リスト内に登録されているお試し版のシリアル番号を選択して「削除」をクリックしてください。リストからお試し版シリアル番号が削除されます。


    お試し版の削除

  4. 「シリアル番号」、「認証キー」に正式版のシリアル番号、認証キーを入力し、「追加」をクリックしてください。


    正式版の登録

  5. 「OK」をクリックして「ライセンス登録」ダイアログを閉じてください。

6 アンインストール

SLR のアンインストール手順について説明します。

6.1 Windows でのアンインストール

Windows でのアンインストールは、インストール時と同じユーザーでログオンし、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」 から行ってください。


6.2 Solaris でのアンインストール

  1. インストールディレクトリ直下の“MySQL/bin”ディレクトリで以下のMySQLデーモンの終了コマンドを実行してください。

    ./mysqladmin --user=mysql --password=mysql shutdown
    

    Note - すでにアンインストールしてしまった場合は、killコマンドでMySQLデーモンを終了させてください。

  2. インストール時と同じユーザーでログインし、SLRのインストールディレクトリにある _uninst/uninstall.bin を実行してください。

  3. GUIのアンインストーラーが起動します。画面上の案内に従って処理を行ってください。

    Note - インストールディレクトリ直下の“_uninst”ディレクトリ、およびSLRの起動により作成されたファイルは削除されません。不必要であれば削除してください。

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