SwimLogReporter: ユーザーズガイド
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1 概要

SwimLogReporter(以下、SLRと略す)は、機器から送信されるsyslogをDBに保存し、各種の視点に基づいてsyslogの数をカウントすることが可能です。カウントデータに基づきグラフ表示などを行うことができ、レポート作成を容易に行うことを助けます。また、定義されたルールに基づきsyslogの内容を監視し、特定のアクションを行うことも可能です。


特徴を以下に示します。

(1)DBを備えており、大量のデータを保存できます。

(2)DBデータに対して各種の検索およびカウントを行えます。

(3)ルール定義により、目的のsyslog受信時にアクションを実行できます。

(4)統計情報機能を備えており、syslog数の変化を簡単に把握できます。

(5)グラフは、グラフそのものをファイルとして保存したり、グラフのデータをCSV形式などで保存できますので、お客様がレポートを作成する際にグラフ/データを取り込むことにより容易にレポートを作成できます。

(6)検索結果を各種グラフおよびテーブル形式に瞬時に切り替えて参照できます。

(7)グラフ表示では、カウント数の多い上位n個の表示が可能です。

(8)ルール定義やグラフの表示形式のデータをSLRをインストールしている他のPC環境などでも使用できます。これにより、同じ定義を共用することができます。

(9)本来syslogデータ中にはない送信元のベンダー名、機種名を付加します。また、IPアドレスに対応した任意の名前(表示名)を定義することもでき、より簡単に対象機器を認識できるようになります。

(10)DBに保存したsyslogをテキストに出力することができます。

(11)定時レポート機能により、定期的に指定のデータをファイルに保存できます。

(12)Trapを受信し、syslogとして保存することができます。

(13)syslogを他のsyslogサーバーに転送することができます。


SLRは、大きく3つの機能から構成されています。

(1)受信機能

syslogを受信し、DBに保存します。また、ルールに従ってsyslogをチェックし、アクションを起こします。

(2)モニタ機能(LogView)

syslogを受信するごとにテーブル形式でデータを表示します。また、統計情報も表示できます。

(3)レポート機能(Reportツール)

検索結果を各種グラフまたはテーブル形式で表示します。

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