SLRはデータをSLRというDB名のDBに保存しますが、最大100万件に達するか、指定された時間になった時に、DBを切り替えます。切り替えた後のDB名は、YYYYMMDDhhmm9
となります。YYYYは年、MMは月、DDは日、hhは時間、mmは分、9は0〜6までの数字です。
時間間隔
1時間単位で切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss1となります。
毎日
毎日指定された時刻に切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss2となります。
曜日毎
指定された曜日に切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss3となります。
毎月
毎月指定された日の0時00分に切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss4となります。
月初
毎月1日の0時00分に切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss6となります。
指定日時
指定された日時に切り替えます。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss5となります。指定日時の切り替えが実行された後は、『指定なし』と同じになります。
指定なし
DBのデータ数が100万件以上になった時点で切り替えます。チェックは8分間隔で行いますので、100万件+α件になった時点で切り替わる場合があります。DB名はslr_YYYYMMDDhhmmss0となります。
DNS変換
IPアドレスをDNSサーバに問合せ、ホスト名に変換します。
ドメイン名削除
ホスト名のドメイン名部分を削除します。
syslog受信ポートを指定します。デフォルトはWindowsの場合は514、UNIXシステムの場合は1024です。
すでにポートが使用されている場合には受信することができません。その場合には、空いているポート番号に設定しなおしてください。
Note - ポートを変更した場合には、SLRを再起動する必要があります。
IPアドレスに対応して、機種名と表示名を定義することにより、対応するIPアドレスの機種名と表示名を求めて表示/保存します。表示名は、デバイスに依存しない論理的な名前を付けたい場合に有効となります。例えば、『本館5階ルータ1号機』などのように定義できます。
追加
IPアドレス、機種名、表示名を入力し、追加ボタンをクリックすると一覧に追加されます。
更新
一覧上でIPアドレスをクリックすると、IPアドレス、機種名、表示名がテキストフィールドに表示されますので、機種名、表示名を修正し、更新ボタンをクリックすると修正された情報が一覧に反映されます。
削除
一覧上でIPアドレスをクリックして選択し、削除ボタンをクリックすると、情報が削除されます。
機種名、ベンダー名、フォーマットを定義することにより、IPアドレス定義で定義した機種に対応するベンダー名、表示名を求めて表示/保存します。フォーマットは、機種が使用するsyslogのフォーマットを指定します。機種定義で定義されていない機種の場合には、SLRフォーマットが適用されます。機種名、ベンダー名は、LogViewに表示した時やReportツールでグラフ/テーブル表示した時の項目名などに利用でき、分類のキーとして有効となります。
機種名
機器に対応した名前を指定します。
ベンダー名
機器の製造元の名前を指定します。
フォーマット
RFC3164に準拠している場合には、RFC3164を選択し、それ以外のフォーマットの場合には、SLRフォーマットを指定してください。SLRフォーマットの場合には、syslog中のプライオリティ情報より後の文字列は全てContentとして扱われます。
追加
機種名、ベンダー名、フォーマットを入力し、追加ボタンをクリックすると一覧に追加されます。
更新
一覧上で機種名をクリックすると、機種名、ベンダー名、フォーマットがテキストフィールドに表示されますので、ベンダー名、フォーマットを修正し、更新ボタンをクリックすると、修正された情報が一覧に反映されます。
削除
一覧上で機種名をクリックして選択し、削除ボタンをクリックすると情報が削除されます。
環境設定の設定データを保存/取り込みできます。設定データは、以下の4つのファイルに保存されます。
syslogview.xml
vendor.xml
ip.xml
rule.xml
保存先ディレクトリ
保存先のディレクトリを指定してください。
取り込み
保存した4つのxmlファイルの存在するディレクトリを指定してください。
Note - ポートタグでUDPポートを変更して保存したファイルを読み込んだ場合には、SLRを再起動する必要があります。
DBが溜まっていくと、ディスクの容量が減少し、予期せぬ結果を招くことがあります。そのような状況を回避するために、ディスク残量警告機能を利用できます。
残量警告には、警告と受信停止の2種類があります。
警告
警告を示す場合のディスク残量をMB単位で指定してください。ディスク残量が指定した残量以下になった時の警告方法をダイアログ表示または外部コマンドから選択してください。
警告によるダイアログ表示または外部コマンド起動は、連続しては実行されません。一度警告を検知すると、一旦警告状態でない状態(ディスクに余裕のある状態)になり、再び警告状態となった時にダイアログ表示または外部コマンドを実行します。続けて警告状態を検知しても2回目以降は、ダイアログまたは外部コマンドは実行されません。
受信停止
受信を停止させる場合のディスク残量をMB単位で指定してください。ディスク残量が指定した残量以下になった時の警告方法をダイアログ表示または外部コマンドから選択してください。SLRが受信停止を検知すると、syslogの受信を停止します。受信を停止した場合には、一旦SLRを終了させ、ディスク残量を増やしてから再起動してください。
Note - ディスク残量チェックは、SLR内部で5分間隔でチェックを行います。万一、5分間の間に大量のデータがディスクに書き込まれた場合を想定し、残量値には余裕を持った値を設定してください。
SLRのヘルプはHTML形式で提供されており、参照するためにはWebブラウザが必要となります。デフォルトの設定以外の指定をしたい場合には、ここで設定してください。
重大なエラーが発生した場合に、設定した宛先にメールを送信します。
メール送信のためには、この画面で「SMTPサーバ名」と「宛先」の両方を設定する必要があります。
SMTPサーバ名
メールの送信に使用するSMTPサーバを指定します。
送信者名
送信者名(Fromの文字列)を指定します。
送信元
送信元(Fromのメールアドレス)を指定します。
宛先
宛先(Toのメールアドレス)を指定します。
テスト送信
ボタンをクリックすると設定内容に従って実際にメールを送信します。
メール通知機能は、以下の場合にメールを送信します。
事象 | 送信メッセージ |
---|---|
DBへの書き込み時に致命的なエラーが発生した場合 | データベースにデータを書き込むことができませんでした。 アプリケーションを終了します。 |
syslog受信時に致命的なエラーが発生した場合 | データを受信することができませんでした。 アプリケーションを終了します。 |
データベースを切り替えることができなかった場合 | データベースを切り替えることができませんでした。アプリケーションを終了します。 |
データベースのデータをクリアできなかった場合 | データベースをクリアできませんでした。アプリケーションを終了します。 |
ディスク停止容量を下回った場合 | ディスクが停止容量を下回ったのでアプリケーションを終了します。 |