本インストールガイドでは、CentreNET SwimRadius(以下、SwimRadius)の動作環境、インストール方法、 環境設定などについて説明します。インストール前に必ずご一読ください。 また、『リリースノート』も合わせてお読みくださいますようお願い申し上げます。
SwimRadiusをインストールする前に、お客様のコンピューター環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。
また、『リリースノート』の『注意事項』などをよくお読みください。
ハードウェア | PC/AT(DOS/V)互換機(OADG仕様)、512MB以上のメモリー搭載(1GB以上推奨) |
CPU※1 | Pentium 2GHz以上 |
対応OS※2 | Windows 2000(SP4 以降)、Windows XP Professional(SP2 以降)、Windows Server 2003(SP1 以降)、Windows Vista、Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003 x64 Edition、Windows Vista 64ビット版 |
ディスプレイ | 1024x768ドット以上、256色以上 |
インストールに必要なハードディスク容量 | 120MB以上の空き領域(インストール中は一時的に300MB以上必要) |
※1 マルチCPUの場合、2CPU(ソケット単位)までの対応です。
※2 Home製品は未サポートです。各OSは日本語版のみのサポートです。64ビット版Windowsでは、WOW64サブシステム(32ビットエミュレータ)上で動作します。ターミナルサービス環境は未サポートです。
ハードウェア | PC/AT(DOS/V)互換機(OADG仕様) |
対応OS※1 | Windows XP(SP2 以降)、Windows Server 2003(SP1 以降)、Windows Vista |
ディスプレイ | 1024x768ドット以上、256色以上 |
インストールに必要なハードディスク容量 | 20MB以上の空き領域(インストール中は一時的に40MB以上必要) |
※1 Home製品は未サポートです。各OSは日本語版のみのサポートです。ターミナルサービス環境は未サポートです。
いわゆるサプリカントではなく、PCのセキュリティチェック機能の状態をチェックするためのアプリケーションです。 802.1X認証のみ行う場合には、本ソフトは必要ありません。 なお、SwimRadiusでは、独自のサプリカントの提供は行っておりません。 Microsoft Windows標準のサプリカントをご使用ください。
標準最大利用者端末数(サプリカント):100
追加ライセンスにより最大500まで拡張可能です。
最大RADIUSクライアント数(NAS数):50
SwimLogReporterとSwimRadiusは同じディレクトリー配下にインストールしてください。
例:C:\Program Files\Allied Telesis\SwimRadius
C:\Program Files\Allied Telesis\SwimLogReporter
SwimRadiusサーバーとSwimRadiusクライアントを同一PCにインストールしないでください。
SwimSuite Sパックに同梱されているSwimAdminCentralのライセンスは、SwimRadiusと同じPCにインストールしてご使用ください。また、SwimAdminCentral をご利用の場合には、SwimLogReporterを先にインストールし、後で SwimAdminCentralをインストールしてください。
いずれかの製品をアンインストールする場合には、3製品すべてを終了させた後、 アンインストールしてください。
SwimRadiusサーバーでは、RADIUSサーバーを利用するためにCygwinを使用しています。そのため、Cygwin本体、または他のCygwinを使用するアプリケーションとは共存できません。
本製品には下記のソフトウェアが変更することなく含まれています。
各ソフトウェアのライセンスについては、インストールされているファイルをご参照ください。
OpenSSL V0.9.8g
インストールされている場所は、<インストールディレクトリー>\SwimRadius\oss\OpenSSL
ソースコードなどは http://www.openssl.org/ から入手可能です。
FreeRadius V1.1.7
インストールされている場所は、<インストールディレクトリー>\SwimRadius\oss\FreeRadius
ソースコードなどは http://www.freeradius.org/ から入手可能です。
JRadius V0.3.7
インストールされている場所は、<インストールディレクトリー>\SwimRadius\oss\JRadius
ソースコードなどは http://jradius.sourceforge.net/ から入手可能です。
SwimRadius(サーバー)のインストール手順について説明します。
Note
以下の説明では、Windows XPでの画面を基本として示しています。
画面や操作手順は、環境によって多少異なります。
Note
sdsXXpYz の XX はバージョン(X.X)、Y はパッチレベル、z は対象 OS(w = Windows)を示しています。
セットアップファイル
SwimRadiusインストーラー
プログラムご使用条件
シリアル番号・認証キー入力ダイアログ
追加ライセンスをお持ちでない方は、何も入力せずに『次へ』をクリックしてください。
Note
追加ライセンスは、インストール後に登録(有効化)することも可能です。
追加ライセンス入力ダイアログ
プログラムフォルダー指定ダイアログ
Note
SwimLogReporterとSwimRadiusが同じ親ディレクトリー(デフォルトの場合はC:\Program Files\Allied Telesis)となるよう指定してください。違うディレクトリー下にインストールすると、SwimRadiusのメニューからSwimLogReporterが起動できなくなります。
インストール先フォルダー指定ダイアログ
インストール確認ダイアログ
インストール終了
Note
本セットアップファイルと同じディレクトリーにドキュメントインストーラーが存在する場合は、引き続き、ドキュメントのインストールが実行されます。
SwimRadiusクライアントのインストール手順について説明します。
セットアップファイルを実行します。
これ以降の詳しいインストール手順は、SwimRadiusクライアントのドキュメント(SwimRadiusクライアント ユーザーズガイド)を参照してください。最新版は弊社Webページ(マニュアル)からもご覧いただけます。
ここでは、SwimRadius インストール後に必要な初期設定について解説します。
SwimRadiusサーバーをSwimLogReporterと連係させ、レポート機能を利用する場合には、 SwimLogReporterをインストール後、以下の設定を行う必要があります。
Note
SwimRadiusサーバー単体ではログの保存機能を持っていません。
ログを保存するには、SwimLogReporterを同時に動作させる必要があります。
SwimLogReporterのインストール方法やリリースノートについては、SwimLogReporterのマニュアルをご覧ください。
SwimLogReporterを起動後、メニューから環境設定を選択し、ダイアログのIPアドレス定義タブを選択してください。
下記情報を設定し、追加ボタンをクリックし、情報がテーブルに追加されたことを確認してください。
IPアドレス
SwimRadiusサーバーのインストールされているPCのIPアドレスを設定してください。
機種名、表示名
任意の名前でかまいませんが、運用時のわかりやすさを考慮し、両方『SwimRadius』に設定することをおすすめします。
IPアドレス定義
次に、同じく環境設定から、機種定義タブを選択してください。
下記情報を設定し、追加ボタンをクリックし、情報がテーブルに追加されたことを確認してください。確認後、OKボタンをクリックしてください。
機種名
上記『IPアドレス定義』で定義した機種名を設定してください。
ベンダー名
『アライドテレシス』と入力してください。
フォーマット名
『RFC3164』を選択してください。
機種定義
Windows XP Service Pack 2 などのOSに搭載されているファイアウォール機能(Windows ファイアウォール)や、その他ファイアウォールの機能を持つアプリケーションが動作しているPCでSwimRadiusを使用する場合、以下の実行プログラム、およびポート番号を通信可能な状態に設定する必要があります。
プログラム名(<%SR%> はインストールディレクトリーを示します。) | 使用UDPポート番号(使用機能) |
---|---|
<%SR%>\oss\FreeRADIUS\usr\local\sbin\radiusd.exe | 1812, 1813(認証、アカウンティングポート) |
<%SR%>\jre\bin\javaw.exe | 8024(セキュリティソフトチェック) |
SwimRadiusをWindows Vistaへインストールした際には、以下の設定を行う必要があります。
スタートメニューから、インストール時に設定した SwimRadius のスタートメニュー(デフォルトでは「CenterNET SwimRadius」)を選択し、「SwimRadius」を右クリックしてプロパティを表示してください。
SwimRadius のスタートメニュー
「SwimRadiusのプロパティ」ダイアログ
「詳細プロパティ」ダイアログ
SwimRadius をアンインストールする方法について説明します。
インストール時と同じユーザーでログオンし、コントロールパネルの『アプリケーションの追加と削除』からアンインストールしてください。
Note
インストールディレクトリーは削除されません。必要に応じ、手動で削除してください。
特にバージョンアップ時は、旧バージョンをアンインストールしたのち、旧バージョンのインストールディレクトリーを手動で削除してから、新バージョンのインストールに進んでください。
デフォルトのインストールディレクトリーは『C:\Program Files\Allied Telesis\SwimRadius』です。