このたびはCentreNET Swim Manager(以下、Swim Manager と表記します)をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。インストールガイドでは、Swim Manager をご使用いただくための動作環境、インストール方法、環境設定、起動方法などについて説明しています。インストールの前に必ずご一読ください。
本製品をご利用になる前に、ご購入されたライセンスの種類をもう一度ご確認ください。
Swim Manager Ver.3.x のライセンスには、以下の種類があります。
CentreNET Swim Manager Ver.3.x ライセンス | Swim Manager 新規購入用のライセンスです。 |
Note
これらのライセンスには、ソフトウェア本体は同梱されていません。ソフトウェア本体は、アライドテレシスのWebページよりユーザー登録いただくことで、ダウンロード可能となります。
Swim Manager の動作環境を以下に示します。Swim Manager は、サーバ機能とビューワ機能に大きくわけられます。ビューワはWebブラウザのInternet Explorer(以下、一部IEと表記)上で動作します。
ハードウェア |
DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ |
CPU |
Pentium 550MHz以上推奨 |
対応OS |
Note Note Note |
メモリ(RAM)容量 |
256MB以上推奨(お使いのOSの種類や環境に依存します。) |
ディスプレイ |
640 x 480ドット以上、256色以上 |
ハードディスク容量 |
インストール時:120MB以上、初期動作時:80MB以上 Note Note Note |
Webサーバ |
サーバとビューワを別々のPCで動作させる場合には、サーバPCに以下のWebサーバが必要となります。
|
Webブラウザ |
ビューワには、Internet Explorer(上記のOSに付属のもの、またはそれ以上のバージョン)が必要です。他のブラウザには対応しておりません。 |
ビューワ機能を、サーバPCとは別のPCからリモート接続して利用する場合、ビューワPCとして以下の環境が必要です。
ハードウェア |
DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ |
対応OS |
Note Note Note |
メモリ(RAM)容量 |
256MB以上推奨(お使いのOSの種類や環境に依存します。) |
ディスプレイ |
640 x 480ドット以上、256色以上 |
ハードディスク容量 |
30MB以上 |
Webブラウザ |
Internet Explorer(上記のOSに付属のもの、またはそれ以上のバージョン) |
インストールの準備から、各種コンポーネントのインストール、環境設定、Swim Manager の使用開始までの大まかな流れは次のようになります。
なお、旧バージョンからアップグレードする場合も手順は変わりません。旧バージョンをアンインストールせず、新規インストールと同じ手順でセットアップを行ってください。 ただし、若干の注意事項がありますので、アップグレードインストールをよくお読みのうえ、セットアップを行ってください。
ここでは、Swim Manager をインストールする方法について説明します。
Swim Manager のインストールをはじめる前に、以下の各項目について確認してください。
Note
Swim Manager をインストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがSwim Manager のセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。
インストール先のコンピュータが、必要動作環境の要件を満たしているかどうか、動作環境でもう一度お確かめください。
Swim Manager をインストールするためには .NET Framework(2.0以降)をインストールしておく必要があります。
Windows Update、またはマイクロソフト社のWebサイト(http://msdn.microsoft.com/ja-jp/vstudio/aa496123)より、以下のモジュールの最新版をダウンロード/インストールしてください。
Note
Windows Vista、Windows Server 2008 の場合は、「コントロールパネル」−「プログラム」−「プログラムと機能」の「Windows の機能の有効化または無効化」で「.NET Framework 3.0」をチェックすることでインストールできます。
Windows 7 の場合は、「コントロールパネル」−「プログラム」−「プログラムと機能」の「Windows の機能の有効化または無効化」で「.NET Framework 3.5.1」をチェックすることでインストールできます。
Note
.NET Framework 4 を使用する場合は、以下のリンクに掲載されている「.NET Framework 4」と「.NET Framework 4 Language Pack」の「フルセット」版をダウンロード/インストールしてください。「Client Profile」版では正しく動作しません。
http://www.microsoft.com/ja-jp/net/netfx4/download.aspx
旧バージョンからアップグレードする場合、旧バージョンをアンインストールせずに、そのまま新規インストールの手順に従ってセットアップを進めてください。旧バージョンで使用していたユーザーデータはインストール後も保持されます。
Note
アップグレードインストールの注意事項は、リリースノートの
「注意事項/制限事項」をご参照ください。
Swim Manager Ver.2.x 以降では、最新のMIB/アイコンファイルを提供しています。旧バージョンからアップグレードする場合、以前から使用していたMIB/アイコンファイルが最新のものに置き換えられます。
以前から使用していたMIB/アイコンファイルは、インストーラーによって自動でバックアップが行われます。手動でMIB/アイコンファイルのバックアップおよびリストア(復元)を行うには、以下の手順を実行します。
Note
Swim Manager がインストールされていない場合は、その旨を告げるダイアログが表示され、「OK」ボタンをクリックするとプログラムが終了します。
バックアップユーティリティ/リストアユーティリティの起動・使用方法の詳細は、ユーザーズガイド「バックアップ/リストア」をご参照ください。
Swim Manager の新規インストールは次の手順で行います。
Note
Swim Manager のインストールは、サーバとして使用するPCにのみ必要な作業です。ビューワPCとサーバPCが異なる場合は、ビューワPCにインストールする必要はありません。ビューワプログラムは、はじめてIEからサーバに接続したときにダウンロードされ、ビューワPCのハードディスクに格納されます。2回目以降は、ビューワPC上に格納されているビューワプログラムが使用されますので、ダウンロードは行われません。
Windows を起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
Note
Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。
Note
ここでのインストールの説明では、Ver.3.1 pl 1の画面例を示します。
インストールする機能を選択し、「次へ」をクリックしてください。
ビューワをサーバ以外のPCで使用する場合は「リモート管理」を選択してください。
さらに、Swim Manager Web Option(HTTP経由でのリモートアクセス機能)を使用する場合は選択してください。
Swim Manager のサーバとビューワを異なるPCでご使用になる場合は、以下の手順に従って、サーバ環境の設定を行ってください。
Note
サーバとビューワを同じPCで実行する場合は、サーバ側に特別な設定は必要ありません。ビューワ環境の設定にお進みください。
サーバとビューワを別のPCで実行する場合、サーバPC上にSwim Manager 用のユーザーアカウントを作成する必要があります。
サーバPCにWindows の管理者権限でログオンし、「ユーザーマネージャ」等でSwim Manager 用のユーザーを作成してください。リモートPCからSwim Manager サーバにログインするときは、このユーザー名を使用します。
Note
本ユーザーアカウントにはAdministrator権限を付与する必要があります。
Note
登録するユーザー名は、ドメインのものと重複しないようにしてください。
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順に進みます。
「コンピュータの管理」の下の「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。
「新しいユーザー」ダイアログにて、適当な「ユーザー名」「パスワード」「パスワードの確認」を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
右ペインから作成したユーザーを選択したあと、右クリックし「プロパティ」を選択します。
「所属するグループ」タブにて「追加」ボタンを選択します。
「グループの選択」ダイアログにて、「詳細設定」→「今すぐ検索」ボタンをクリックし、名前の一覧から「Administrators」を選択したあと、「OK」ボタンをクリックすると設定は完了です。
Swim Manager をリモートから使用する場合は、サーバPCにWebサーバがインストールされており、正しく設定されている必要があります。
Note
同一PC上でのみSwim Manager をご使用になる場合(サーバとビューワを同じPC上で実行する場合)は、Webサーバ製品をインストールする必要はありません。
使用できるWebサーバは次の通りです。(これらはSwim Manager がサポートしているすべてのWindows に標準で添付されています。)
各Webサーバのインストールについては、各製品付属のドキュメントをご参照ください。
Webサーバのインストール終了後にWebサーバを起動し、別のPC上でIEを立ち上げて、サーバ上のWebページを参照できることを確認してください。Webページへのアクセスに失敗する場合は、ネットワーク接続、Webサーバの設定等を確認して問題を解決してから、次の作業に進んでください。
Webサーバが正しく動作していない状態では、リモートからSwim Manager を使用することができません。
サーバとビューワを異なるPC上でご使用になる場合は、Swim Manager のインストール先ディレクトリを、Webサーバの仮想ディレクトリに設定する必要があります。以下、Webサーバごとに手順を説明します。
Note
Swim Manager のインストール前に、すでにWebサーバがセットアップ済みの場合、Swim Manager インストール時に自動で設定を行うことができますので、こちらの設定は不要になります。
IIS 5.x の場合は、以上で設定は完了です。IIS 6.x の場合は、以下の設定も行ってください。
「SwimManager」ディレクトリのプロパティを開きます。「HTTPヘッダー」タブを選択後、「MIMEの種類」ボタンをクリックします。
「MIMEの種類」ダイアログで、「新規追加」ボタンをクリックします。
拡張子に「sm1」、MIMEの種類に「application/x-swimmanager」を入力して「OK」ボタンをクリックします。
MIMEの種類が登録されます。
同様に、「新規作成」をクリックして以下の情報を登録します。
拡張子:「smm」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
拡張子:「ini」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
以上で設定は完了です。
「コントロールパネル」−「システムとメンテナンス」−「管理ツール」から、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」を起動します。
サーバマシンのWebサイトの「Default Web Site」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの表示」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの追加」を実行します。
以下の情報を追加します。
仮想パス:「/SwimManager」
仮想ディレクトリ:Swim Manager のインストール先ディレクトリ(例:C:\Program Files\Allied Telesis\SwimManager)
「Default Web Site」の下に「SwimManager」が追加されていることを確認してください。
次に、「Default Web Site」の下の「SwimManager」を選択して、「操作」から「MIMEの種類の追加」を実行します。(Windows Server 2008、Windows 7 の場合は、「機能ビュー」を表示し、「MIMEの種類」を選択し、「操作」ビューで「機能を開く」を選択します。)
以下の情報を登録します。
ファイル名拡張子:「smm」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
ファイル名拡張子:「sm1」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
ファイル名拡張子:「ini」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
以上で設定は完了です。
必須ではありませんが、Swim Manager をリモートから使用する場合は、以下の設定を行っておくと便利です。(以下に示す画面例はOSにより多少異なります。)
Swim Manager のマップ機能(SwimMap)は、マップ情報をサーバのマップフォルダ(Swim Manager のインストール先ディレクトリ下のmapsディレクトリ)に保存します。Swim Manager をリモートから使用する場合は、マップフォルダを共有するよう設定しておくと、リモートからマップを保存するときに、保存ダイアログのデフォルト保存先がサーバのマップフォルダとなり便利です。
Swim Manager サーバにリモートからアクセスしたい場合は、サーバPC上であらかじめ以下の設定を行っておく必要があります。
Note
Swim Manager Web Optionをご利用になる場合は、以下の設定を行わずに、「Swim Manager Web Optionインストールガイド」に記載の設定を行ってください。
インストール後、サーバ環境が正常に動作しない場合の対処法について説明します。
[現象] |
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[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される 「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x800706ba)」 |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される 「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x80070005)」 |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される 「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x00000000)」 |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
マップを起動すると、以下のメッセージダイアログが表示される 『共有フォルダ SwimMaps が見つかりませんでした。「マップフォルダの共有設定」を参照してください。ローカルディレクトリを保存先とします。』 |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
Web Option にログインすると、「0x80041003 アクセスは拒否されました SWbemLocator 」と表示される |
[原因] |
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[対処法] |
(*1) 「匿名アクセスを有効にする」をチェックした場合は、その下のユーザー名に対し、WMIのアクセス許可設定を行ってください。 |
[現象] |
ビューワからマップを起動したとき「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示され、マップを開けない |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
ビューワをリモート接続しているときにマップを起動すると、「セキュリティのためにサイトを登録してください」という内容のメッセージダイアログが表示される。そのあとマップ表示のURLを登録すると、IEが終了し、マップを再び起動しようとしても「すでに起動しています」と表示され、起動できない。 |
[原因] |
マップの起動に失敗したためです。 |
[対処法] |
ビューワを再起動し、そのあとにマップを起動してください。 |
[現象] |
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効なとき、ビューワを起動すると「Swim1.sm1」を開くか保存するかを示すダイアログが表示され、どれを選択してもビューワを実行できない |
[原因] | Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効な場合、ビューワを起動するには管理者権限が必要です。 |
[対処法] |
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[現象] |
接続しようとしているサーバが、ビューワ側IEでローカルイントラネットゾーンとして認識されない |
[原因] |
ビューワ環境が正しく設定されていません。 |
[対処法] |
「ビューワ環境の設定」に従って設定を行ってください。Webサイトの設定では、「このゾーンのサイトにはすべてのサーバの確認(https)を必要とする」のチェックが外れていることを確認してください。 |
[現象] |
リモートPCのIEから「ログイン」をクリックしても、ビューワをインストールできず、ログイン画面が表示されない |
[原因] |
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[対処法] |
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[現象] |
ワークグループ環境でリモート接続しているとき、ビューワが接続されたまま放置してしばらく経ってからビューワを操作すると、「サーバとの通信に失敗しました(PUT)」または「サーバとの通信に失敗しました(GET)」というメッセージが表示される |
[原因] |
ワークグループ環境で、クライアントOSにログオンしているアカウントがサーバ側に存在しません。(ユーザ名・パスワードが同じアカウントです。) |
[対処法] |
以下のいずれかの方法を行ってください。
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[現象] |
サーバに接続してもログインダイアログが出ずログインできない。「サーバとの接続に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=80070005)」と表示されログインできない。ログインできても、ログが表示されない。 |
[原因] |
Swim Manager に必要な通信が、Windows Firewallで拒否されている。 |
[対処法] |
Windows Firewall が有効な場合
ユーザアカウント制御が有効な場合
上記設定を行ったのち、サーバPC / ビューワPC ともに再起動する必要があります。 |
Swim Manager のサーバとビューワを異なるPCでご使用になる場合は、ビューワPC上で以下の作業を行っておく必要があります。Swim Manager を使用する前に、以下の手順に従って、ビューワ環境の設定を行ってください。
Note
サーバとビューワを同じPCで実行する場合は、ビューワ側に特別な設定は必要ありません。起動方法にお進みください。
Swim Manager のビューワプログラムはActiveXで作成されており、初回起動時にサーバからビューワPCにダウンロードされます。ビューワプログラムをダウンロードして実行するには、IEの設定を一部変更する必要があります。Swim Manager をご使用になる前に、以下の手順に従ってIEの設定をしておいてください。
IE7またはそれ以降では、ビューワを起動した際、デフォルトでメニューバーが非表示のため、メニューからの操作を行えません。「F10」を押すことによって、一時的に表示させることは可能です。永続的にメニューバーを表示させるためには、「表示」メニュー→「ツールバー」→「メニューバー」を選択する必要があります。また「表示」メニューはビューワでカスタマイズしているため、IEを単独起動してから操作する必要があります。
サーバがインストールされているPC上で、「スタート」→「すべてのプログラム」→「CentreNET Swim Manager」→「Swim Manager(サーバ)」を選択してください。
Note
サーバを起動するにはAdministrator権限が必要です。Administratorsグループ所属のユーザーでログオンしてから、Swim Manager サーバを起動してください。
Note
サーバの起動は、「コントロールパネル」→「Swim Manager のシステム設定」→「サーバ状態」タブからも可能です。
Note
Windows からログオフすると、Swim Manager サーバも終了してしまいますのでご注意ください。
Note
Windows XP、およびWindows Server 2003の場合、IPv6を利用するには、あらかじめOSにIPv6プロトコルをインストールして有効にしてください。
ビューワの起動方法は、ローカルからアクセス(サーバと同じPC上でビューワを起動)する場合と、リモートからアクセス(サーバとは異なるPC上でビューワを起動)する場合で手順が異なります。
Note
ビューワの起動は、サーバを起動したあとで行ってください。
サーバPC上でビューワを起動するには、次の手順に従います。
サーバPCとは異なるPC上でビューワを起動するには、次の手順に従います。
Note
お使いのOSによっては、「Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、それ以降のOSへの対応」をご覧ください。
Note
Administrator権限のないユーザでログオンしている場合、ビューワを利用することはできません。
Note
Webサーバ上で、URLファイル名省略時のデフォルトドキュメントの設定がされていない場合(「SwimManagerディレクトリの設定」を参照)は、URLで明示的に「Default.htm」を指定する必要があります(http://サーバ名/SwimManager/Default.htm)。
Swim Manager Web Option(以下Web Option)は、Swim Manager サーバに HTTP経由でのリモートアクセス機能を追加する付属ソフトウェアです。 Swim Manager サーバとして動作しているコンピュータにWeb Option をインストールすると、(ActiveX対応のIEだけでなく)一般的なWebブラウザを使用してSwim Manager サーバの情報にアクセスできるようになります。
Swim Manager は、CentreNET SwimViewに対応しています。SwimViewは、アライドテレシスが販売するネットワーク機器をGUIで管理するためのソフトウェア製品です。必要に応じ、ビューワPCにインストールしてご使用ください。
Note
SwimSuite ライセンスにはCentreNET SwimViewのライセンスが1ライセンス付属しています。複数のライセンスをご利用になりたい場合、またはSwim Manager のライセンスのみをお持ちの場合は、別途SwimViewのライセンスをご購入ください。
Note
SwimViewのインストール方法の詳細は、SwimViewのマニュアルを参照してください。SwimViewのマニュアルは、アライドテレシスのWebサイト(http://www.allied-telesis.co.jp/)からもご覧いただけます。
Note
SwimViewは、Swim Manager のビューワから起動することができますが、そのためには、ビューワPC上にSwimViewをインストールしておく必要があります。SwimViewはWeb対応しておりませんので、Swim Manager サーバと同じPCにインストールしても、別のPCからはご使用になれませんのでご注意ください。
Swim Manager のアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行ってください。
Note
Swim Manager をアンインストールしても、SwimViewはアンインストールされません。SwimViewのアンインストールについては、SwimViewのマニュアルをご参照ください。
Swim Manager を再インストールする場合は、いったんアンインストールを行ったのち、再度インストールの手順に従ってインストールを行ってください。
Note
Swim Manager をアンインストールせずにセットアッププログラムを実行すると、アンインストーラーが起動してしまいます。再インストール時は、必ず一度アンインストールしたうえで、再度セットアッププログラムを実行してください。
Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、およびそれ以降のOSでは、大幅にセキュリティ機能が強化されています。(以下、まとめてSP2と記載しています。)これによって影響するSwim Manager の機能は以下の通りです。
SP2ではWindows ファイアウォールの機能強化によって、ICMPダイレクトブロードキャストに対する応答がドロップされます。このため、Swim Manager で「ダイレクトブロードキャストアドレスを使用」した自動探索を利用することができません。
この方法で自動探索を実行するには、Windows ファイアウォールに関する以下の設定が必要です。
Note
Windows Vistaなど一部のOSでは、ユーザーごとにWindows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、Swim Manager を利用する各ユーザーに対して必要になります。
スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
「Windows ファイアウォール」ダイアログの「全般」タブより「無効」を選択します。
「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
なお、探索条件に「個別のアドレスをシーケンシャルに使用」、または「PING の代わりにシードファイルを使用」を選択した場合、本設定を行う必要はありません。
スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」を起動します。
「受信の規則」を選択し、「操作」の「新規の規則...」を選択します。
「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「カスタム」を選択して、「次へ」をクリックします。
「プログラム」ステップで「このプログラムのパス」を選択し、「<Swim Manager インストールディレクトリ>\bin\SwimManager.exe」を指定します。
「サービス」の「カスタマイズ」をクリックして、「すべてのプログラムとサービスに適用する」が選択されていることを確認します。「OK」ボタンをクリックし、「次へ」をクリックします。
「プロトコルおよびポート」ステップにおいて、「プロトコルの種類」に「ICMPv4」を指定し、「カスタマイズ」をクリックします。
「ICMP設定のカスタマイズ」ダイアログで、「特定の種類のICMP」を選択し、「この種類のICMP」の「種類」に「0」、コードに「任意」を選択して「追加」をクリックします。追加された種類がチェックされているのを確認して「OK」ボタンをクリックし、「プロトコルおよびポート」に戻り、「次へ」をクリックします。
「操作」ステップで、「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。
「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(Swim Manager 以外で必要がない場合は「ドメイン」「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。
Note
「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。
「名前」ステップで、任意の名前を入力します。「完了」をクリックすると設定が完了します。
Windows ファイアウォールが有効になっている場合、デフォルトの状態ではトラップを受信できません。トラップを受信するには、以下の設定を行ってください。
スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
「Windows ファイアウォール」ダイアログの「例外」タブで、「SNMP Trap」をチェックします。「OK」ボタンをクリックすると設定が完了します。
Windows Server 2008 の場合
スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」を選択します。
「許可されたプログラムおよび機能」で「SNMP Trap」にチェックをします。「OK」ボタンをクリックすると設定が完了します。
Windows 7 の場合
スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」を選択します。
「設定の変更」をクリックし「SNMP Trap」の「ホーム/社内」にチェックをします。「OK」ボタンをクリックすると設定が完了します。
Note
「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。
SP2でビューワを起動するためには、以下の設定を行う必要があります。
なお、ローカル接続で使用する場合とリモート接続で使用する場合で設定内容が異なります。
SP2に付属しているIEでは、デフォルトの設定でアクティブコンテンツの実行が許可されていません。
Swim Manager のビューワはアクティブコンテンツを含んでいるため、デフォルトの設定のままでは、毎回起動時に“情報バー”が表示され、実行の許可を行わなければなりません。
起動時の許可設定を不要にするためには、以下の設定を行ってください。
IEの「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。
「インターネットオプション」ダイアログにて「詳細設定」タブの 「マイコンピュータのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する」 にチェックを入れます。
「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
IE 6.0 以降の場合は、以下の設定を行ってください。
IEの「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。
「インターネットオプション」ダイアログにて、「セキュリティ」タブの「ローカルイントラネット」(リモート接続の場合は「信頼済みサイト」)を選択して、「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックします。
「セキュリティ設定」ダイアログで、以下の設定を行います。
「ActiveX コントロールに対して自動的にダイアログを表示」:「有効にする」
「スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」:「有効にする」
「未署名の ActiveX コントロールのダウンロード」:「有効にする」
「OK」ボタンをクリックして、「このゾーンの設定を保存しますか?」と表示されたら「はい(Y)」をクリックします。
「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
SP2に付属しているIEのデフォルトの設定では、Swim Manager のビューワに必要なモジュールをリモートPCからダウンロードすることができないため、ビューワが正常に起動できません。
リモートPCからSwim Manager のビューワをダウンロード、起動するためには、「ビューワ環境の設定」を行ったうえで、以下の設定を行ってください。
以下の手順で、グループ ポリシーの「Windows ファイアウォール: ローカル ポートの例外を許可する」設定が有効になっていることを確認します。
スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、「グループ・ポリシーオブジェクトエディタ」を起動します。
「ローカル コンピュータ ポリシー」の下で、「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」→「ドメイン プロファイル」を選択します。
「Windows ファイアウォール: ローカル ポートの例外を許可する」を右クリックし、「プロパティ」または「編集」を選択します。
「有効」をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。
以下の手順で、DCOMポート(TCP:135)を開くように設定します。
「Windows ファイアウォール」の場合
スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。
「Windows ファイアウォール」ダイアログの「例外」タブで「Windows Management Instrumentation (WMI)」の項目にチェックをし、「OK」ボタンをクリックします。
※項目がない場合は、下記手順を行ってください。
「ポートの追加」をクリックします。
「名前」ボックスに DCOM_TCP135 と入力し、「ポート番号」ボックスに 135 と入力します。
「TCP」をクリックし選択します。
「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」の場合
スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を選択します。
左側のペインで「受信の規則」を選択し、中央の「受信の規則」欄で「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)」を選択、ダブルクリックします。
「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)のプロパティダイアログ」の「全般」タブで「有効」がチェックされていること、「操作」で「接続を許可する」がチェックされていることを確認します。「詳細設定」タブの「プロファイル」で適用したいものをチェックし、「OK」ボタンをクリックします。
以下の2つについても同様の設定をします。
Windows ファイアウォールの例外リストにビューワを追加します。
ビューワからサーバにリモートログインを行います。
ログイン時に、「Windows セキュリティの重要な警告」ダイアログとして以下の名前が表示された場合、「ブロックを解除する」を選択します。
Swim Manager (Viewer) for Windows
SwimMap.exe
Windows Management Instrumentation
ビューワの再起動を行います。
サーバとビューワを別PCで動作させるリモート監視を行う場合、SP2のデフォルト設定では正常に監視を行うことができません。 リモート監視を行う場合は、ビューワ側とサーバ側で以下の設定を行ってください。
Note
Windows Vista など一部のOSでは、ユーザーごとにWindows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、Swim Manager を利用する各ユーザーに対して必要になります。
WMIの設定を行います。
スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、 「グループ・ポリシーオブジェクトエディタ」を起動します。
Windows XP / Windows 2003 の場合
ツリーから「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→ 「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。
リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。
「Windows ファイアウォール:リモート管理の例外を許可する」を右クリックし、 「プロパティ」または「編集」を選択します。
「設定」タブの「有効」ラジオボタンを選択し、「要請されない着信メッセージを 許可するアドレス」に許可したいPCのIPアドレスを入力します。
(例)192.168.1.1, 192.168.1.0/24
設定が完了したらOKをクリックします。
Windows Vista / Windows 2008 / Windows 7 の場合
ツリーから「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→ 「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」を選択します。
リモート接続用ユーザーがドメインに所属していない場合は「標準プロファイル」を選択します。
リモート接続用ユーザーがドメインに所属している場合は「ドメインプロファイル」を選択します。
「Windows ファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」を選択し「有効」にチェックをします。
オプションの「要請されない着信メッセージを許可するIPアドレス」欄に許可したいPCのIPアドレスを入力します。
(例)192.168.1.1, 192.168.1.0/24
設定が完了したらOKをクリックします。
Note
上記「グループ・ポリシーオブジェクトエディタ」での設定は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することでも可能です。
netsh firewall set service RemoteAdmin
「ファイル名を指定して実行...」 にて、「dcomcnfg.exe」 を 起動します。
「コンポーネント サービス」 にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
→「コンポーネント サービス」→「コンピュータ」
「マイ コンピュータ」 のプロパティを開きます。
「COM セキュリティ」にて、「起動とアクティブ化のアクセス許可」 内の 「制限の編集...」 をクリックします。
「追加」 をクリックし、リモート接続用ユーザアカウントを追加します。
「リモートからの起動」 の「許可」をチェックし、適用します。
「COM セキュリティ」にて、「アクセス許可」内の「制限の編集」をクリックします。
リモート接続用ユーザアカウントに対して「リモートアクセス」の「許可」をチェックし、適用します。
Windows Vista / Windows 2008 / Windows 7 の場合は以下の設定を確認します。
Windows Firewall が有効な場合、トラブルシューティングの「Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でリモートPCと接続できない」の「対処法」に記載されている「Windows Firewall が有効な場合」の「1.」または「2.」の設定を行ってください。
ユーザアカウント制御が有効な場合、トラブルシューティングの「Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でリモートPCと接続できない」の「対処法」に記載されている「ユーザアカウント制御が有効な場合」の設定を行ってください。
上記「サーバ側の設定」2番目の設定を行います。
トラブルシューティング「リモートPCと接続できない」 の、[対処法] 4番目を設定します。
WMI コントロールの設定を行います。
「マイ コンピュータ」 を右クリックし、 「管理」 を選択します。
「コンピュータの管理」 にて、[+] アイコンを「サービスとアプリケーション」→「WMI コントロール」の順番でクリックします。
※Windows Server 2008の場合は、「コンピュータ」 を右クリックし、 「管理」 を選択します。(または、「スタートメニュー」−「管理ツール」−「サーバマネージャ」を選択します。)「サーバマネージャ」で、「構成」の「WMI コントロール」を選択します。
「WMI コントロール」 のプロパティを開きます。
「セキュリティ」にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
→「Root」→「DEFAULT」
「セキュリティ」 ボタンをクリックします。
「追加」 をクリックし、「ANONYMOUS LOGON」 を追加します。
「リモートの有効化」 をチェックし、適用します。
「ファイル名を指定して実行...」 にて、「dcomcnfg.exe」 を 起動します。
「コンポーネント サービス」 にて、[+] アイコンを以下の順番でクリックします。
→「コンポーネント サービス」→「コンピュータ」
「マイ コンピュータ」 のプロパティを開きます。
「既定のプロトコル」タブで、「DCOM プロトコル」の一覧の「接続指向 TCP/IP」をクリックし、「プロパティ」をクリックします。
「COM インターネット サービスのプロパティ」ダイアログ ボックスで、「追加」をクリックします。
「ポート範囲」に「4000-4010」を入力して、「OK」ボタンをクリックします。
「ポート範囲の割り当て」および「既定の動的ポート割り当て」のオプションで、「インターネットの範囲」が選択されているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
「COM セキュリティ」タブで、「起動とアクティブ化のアクセス許可」 内の 「制限の編集...」 をクリックします。
「追加」 をクリックし、「ANONYMOUS LOGON」 を追加します。
「リモートからの起動」 の「許可」をチェックし、適用します。
「COM セキュリティ」タブで、「アクセス許可」内の「制限の編集」をクリックします。
「ANONYMOUS LOGON」に対して「リモートアクセス」の「許可」をチェックし、適用します。
Windows ファイアウォールの例外リストにビューワを追加します。
ビューワからサーバにリモートログインを行います。
ログイン時に、「Windows セキュリティの重要な警告」ダイアログとして以下の名前が表示された場合、「ブロックを解除する」を選択します。
Swim Manager (Viewer) for Windows
SwimMap.exe
Windows Management Instrumentation
ビューワの再起動を行います。