Swim Manager: インストールガイド

インストールガイド

1 はじめに

このたびはCentreNET Swim Manager(以下、Swim Manager と表記します)をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。インストールガイドでは、Swim Manager をご使用いただくための動作環境、インストール方法、環境設定、起動方法などについて説明しています。インストールの前に必ずご一読ください。

2 ライセンスの種類

本製品をご利用になる前に、ご購入されたライセンスの種類をもう一度ご確認ください。

Swim Manager Ver.3.x のライセンスには、以下の種類があります。

CentreNET Swim Manager Ver.3.x ライセンス Swim Manager 新規購入用のライセンスです。

Note
これらのライセンスには、ソフトウェア本体は同梱されていません。ソフトウェア本体は、アライドテレシスのWebページよりユーザー登録いただくことで、ダウンロード可能となります。

3 動作環境

Swim Manager の動作環境を以下に示します。Swim Manager は、サーバ機能とビューワ機能に大きくわけられます。ビューワはWebブラウザのInternet Explorer(以下、一部IEと表記)上で動作します。

3.1 サーバPC

ハードウェア

DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ

CPU

Pentium 550MHz以上推奨

対応OS

  • Windows XP Professional
  • Windows XP Professional x64 Edition
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 x64 Edition
  • Windows Server 2003 R2
  • Windows Server 2003 R2 x64 Edition
  • Windows Vista
  • Windows Vista 64ビット版
  • Windows Server 2008 (x86)
  • Windows Server 2008 (x64)
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows 7 32ビット版
  • Windows 7 64ビット版

Note
Windows NT、Windows 98/98SE/Me、Windows 2000、Windows XP Home Edition、Windows Vista Home Basic / Home Premium、Windows 7 Starter / Home Premiunは未サポートです。

Note
各OSは日本語版のみのサポートです。

Note
64ビット版 Windows では、WOW64サブシステム(32ビットエミュレータ)上で動作します。

メモリ(RAM)容量

256MB以上推奨(お使いのOSの種類や環境に依存します。)

ディスプレイ

640 x 480ドット以上、256色以上

ハードディスク容量

インストール時:120MB以上、初期動作時:80MB以上

Note
ログの保存やタスクの作成を行うには別途HDD容量が必要です。

Note
リモート接続時のクライアントには、30MB以上必要です。

Note
Web Optionのインストール・動作には、サーバ側にさらに8MB必要です。

Webサーバ

サーバとビューワを別々のPCで動作させる場合には、サーバPCに以下のWebサーバが必要となります。

  • Internet Information Services(IIS) 5.x、6.x、7.x

Webブラウザ

ビューワには、Internet Explorer(上記のOSに付属のもの、またはそれ以上のバージョン)が必要です。他のブラウザには対応しておりません。

3.2 ビューワPC

ビューワ機能を、サーバPCとは別のPCからリモート接続して利用する場合、ビューワPCとして以下の環境が必要です。

ハードウェア

DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ

対応OS

  • Windows XP Professional
  • Windows XP Professional x64 Edition
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 x64 Edition
  • Windows Server 2003 R2
  • Windows Server 2003 R2 x64 Edition
  • Windows Vista
  • Windows Vista 64ビット版
  • Windows Server 2008 (x86)
  • Windows Server 2008 (x64)
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows 7 32ビット版
  • Windows 7 64ビット版

Note
Windows NT、Windows 98/98SE/Me、Windows 2000、Windows XP Home Edition、Windows Vista Home Basic / Home Premium、Windows 7 Starter / Home Premiunは未サポートです。

Note
各OSは日本語版のみのサポートです。

Note
64ビット版 Windows では、WOW64サブシステム(32ビットエミュレータ)上で動作します。

メモリ(RAM)容量

256MB以上推奨(お使いのOSの種類や環境に依存します。)

ディスプレイ

640 x 480ドット以上、256色以上

ハードディスク容量

30MB以上

Webブラウザ

Internet Explorer(上記のOSに付属のもの、またはそれ以上のバージョン)

4 セットアップの流れ

インストールの準備から、各種コンポーネントのインストール、環境設定、Swim Manager の使用開始までの大まかな流れは次のようになります。

なお、旧バージョンからアップグレードする場合も手順は変わりません。旧バージョンをアンインストールせず、新規インストールと同じ手順でセットアップを行ってください。 ただし、若干の注意事項がありますので、アップグレードインストールをよくお読みのうえ、セットアップを行ってください。

4.1 サーバPCのセットアップ手順

images/ServerSetupStep.png

4.2 ビューワPCのセットアップ手順

images/ViewerSetupStep.png

5 Swim Manager のインストール

ここでは、Swim Manager をインストールする方法について説明します。

5.1 インストールの前に

Swim Manager のインストールをはじめる前に、以下の各項目について確認してください。

Note
Swim Manager をインストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがSwim Manager のセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。

5.1.1 必要動作環境の再確認

インストール先のコンピュータが、必要動作環境の要件を満たしているかどうか、動作環境でもう一度お確かめください。

5.1.2 .NET Framework のインストール

Swim Manager をインストールするためには .NET Framework(2.0以降)をインストールしておく必要があります。

Windows Update、またはマイクロソフト社のWebサイト(http://msdn.microsoft.com/ja-jp/vstudio/aa496123)より、以下のモジュールの最新版をダウンロード/インストールしてください。

Note
Windows Vista、Windows Server 2008 の場合は、「コントロールパネル」−「プログラム」−「プログラムと機能」の「Windows の機能の有効化または無効化」で「.NET Framework 3.0」をチェックすることでインストールできます。
Windows 7 の場合は、「コントロールパネル」−「プログラム」−「プログラムと機能」の「Windows の機能の有効化または無効化」で「.NET Framework 3.5.1」をチェックすることでインストールできます。

Note
.NET Framework 4 を使用する場合は、以下のリンクに掲載されている「.NET Framework 4」と「.NET Framework 4 Language Pack」の「フルセット」版をダウンロード/インストールしてください。「Client Profile」版では正しく動作しません。
http://www.microsoft.com/ja-jp/net/netfx4/download.aspx


5.2 アップグレードインストール

旧バージョンからアップグレードする場合、旧バージョンをアンインストールせずに、そのまま新規インストールの手順に従ってセットアップを進めてください。旧バージョンで使用していたユーザーデータはインストール後も保持されます。

Note
アップグレードインストールの注意事項は、リリースノートの 「注意事項/制限事項」をご参照ください。

5.2.1 手動でのアップグレードインストール

Swim Manager Ver.2.x 以降では、最新のMIB/アイコンファイルを提供しています。旧バージョンからアップグレードする場合、以前から使用していたMIB/アイコンファイルが最新のものに置き換えられます。

以前から使用していたMIB/アイコンファイルは、インストーラーによって自動でバックアップが行われます。手動でMIB/アイコンファイルのバックアップおよびリストア(復元)を行うには、以下の手順を実行します。

  1. Swim Manager サーバが起動している場合は停止します。
  2. Swim Manager バックアップユーティリティを起動し、バックアップを実行します。バックアップファイル(.cab)が作成されます。

    Note
    Swim Manager がインストールされていない場合は、その旨を告げるダイアログが表示され、「OK」ボタンをクリックするとプログラムが終了します。

  3. 既存Swim Manager のアンインストールを行います。
  4. 新しいバージョンのSwim Manager のセットアッププログラムを実行し、インストールを行います。
  5. Swim Manager リストアユーティリティを起動します。
  6. 手順2で作成したバックアップファイル(.cab)を指定して、リストアを実行します。「MIB情報をリストアする」「アイコン情報をリストアする」のそれぞれがチェックされていることを確認してください。
  7. 以上でSwim Manager データの復元は完了です。

バックアップユーティリティ/リストアユーティリティの起動・使用方法の詳細は、ユーザーズガイド「バックアップ/リストア」をご参照ください。

5.3 新規インストール

Swim Manager の新規インストールは次の手順で行います。

Note
Swim Manager のインストールは、サーバとして使用するPCにのみ必要な作業です。ビューワPCとサーバPCが異なる場合は、ビューワPCにインストールする必要はありません。ビューワプログラムは、はじめてIEからサーバに接続したときにダウンロードされ、ビューワPCのハードディスクに格納されます。2回目以降は、ビューワPC上に格納されているビューワプログラムが使用されますので、ダウンロードは行われません。

5.3.1 インストーラーの起動

  1. Windows を起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrator権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. Swim Manager のインストーラー本体を実行します。
  3. Swim Manager 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

    images/sm0.png

    Note
    ここでのインストールの説明では、Ver.3.1 pl 1の画面例を示します。

5.3.2 Swim Manager のインストール

  1. Swim Manager 本体のインストールが開始されます。「次へ」をクリックしてください。

    images/sm1.png

  2. 使用許諾契約の各条項をよくお読みになり、同意されるなら「はい」をクリックしてください。

    images/sm2.png

  3. インストールする機能を選択し、「次へ」をクリックしてください。

    images/sm2_1.png

  4. お手持ちのライセンスに付属の「シリアル番号」(S/N)と「認証キー」(A/K)を入力します。

    images/sm3.png

  5. Swim Manager のインストール先ディレクトリを指定し、「次へ」をクリックします。

    images/sm4.png

  6. プログラムフォルダを選択し、「次へ」をクリックします。

    images/sm5.png

  7. 「次へ」をクリックします。

    images/sm6.png

  8. ファイルのコピーが行われます。

    images/copyfiles.png

  9. MIBファイルのコンパイルが行われます。

    images/compileMIB.png

  10. 次のダイアログが表示されたらインストールは終了です。

    images/EndInstall.png

6 サーバ環境の設定

Swim Manager のサーバとビューワを異なるPCでご使用になる場合は、以下の手順に従って、サーバ環境の設定を行ってください。

Note
サーバとビューワを同じPCで実行する場合は、サーバ側に特別な設定は必要ありません。ビューワ環境の設定にお進みください。

6.1 Swim Manager 用ユーザーの作成

サーバとビューワを別のPCで実行する場合、サーバPC上にSwim Manager 用のユーザーアカウントを作成する必要があります。

サーバPCにWindows の管理者権限でログオンし、「ユーザーマネージャ」等でSwim Manager 用のユーザーを作成してください。リモートPCからSwim Manager サーバにログインするときは、このユーザー名を使用します。

Note
本ユーザーアカウントにはAdministrator権限を付与する必要があります。

Note
登録するユーザー名は、ドメインのものと重複しないようにしてください。

以下に、ユーザーの追加手順を説明します。
  1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順に進みます。

    images/wmiacc2.png

  2. 「コンピュータの管理」の下の「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。

    images/smu_2.png

  3. 「新しいユーザー」ダイアログにて、適当な「ユーザー名」「パスワード」「パスワードの確認」を入力し、「作成」ボタンをクリックします。

    images/smu_3.png

  4. 右ペインから作成したユーザーを選択したあと、右クリックし「プロパティ」を選択します。

    images/smu_4.png

  5. 「所属するグループ」タブにて「追加」ボタンを選択します。

    images/smu_5.png

  6. 「グループの選択」ダイアログにて、「詳細設定」→「今すぐ検索」ボタンをクリックし、名前の一覧から「Administrators」を選択したあと、「OK」ボタンをクリックすると設定は完了です。

    images/smu_6.png

6.2 Webサーバの設定

Swim Manager をリモートから使用する場合は、サーバPCにWebサーバがインストールされており、正しく設定されている必要があります。

Note
同一PC上でのみSwim Manager をご使用になる場合(サーバとビューワを同じPC上で実行する場合)は、Webサーバ製品をインストールする必要はありません。

6.2.1 WebサーバのインストールとWebアクセスの確認

使用できるWebサーバは次の通りです。(これらはSwim Manager がサポートしているすべてのWindows に標準で添付されています。)

各Webサーバのインストールについては、各製品付属のドキュメントをご参照ください。

Webサーバのインストール終了後にWebサーバを起動し、別のPC上でIEを立ち上げて、サーバ上のWebページを参照できることを確認してください。Webページへのアクセスに失敗する場合は、ネットワーク接続、Webサーバの設定等を確認して問題を解決してから、次の作業に進んでください。

Webサーバが正しく動作していない状態では、リモートからSwim Manager を使用することができません。

6.2.2 「SwimManager」ディレクトリの設定

サーバとビューワを異なるPC上でご使用になる場合は、Swim Manager のインストール先ディレクトリを、Webサーバの仮想ディレクトリに設定する必要があります。以下、Webサーバごとに手順を説明します。

Note
Swim Manager のインストール前に、すでにWebサーバがセットアップ済みの場合、Swim Manager インストール時に自動で設定を行うことができますので、こちらの設定は不要になります。

6.2.2.1 IIS 5.x、6.x の場合
  1. 「コントロールパネル」の「管理ツール」から、「インターネット サービス マネージャ」(または「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」)を起動します。「Internet Information Server」のサーバマシンの「規定のWebサイト」を選択し、「動作」メニューか右クリックメニューから「新規作成」→「仮想ディレクトリ」を選択してください。

    images/iis4_1.png

  2. 「この仮想ディレクトリにアクセスするために使用されるエイリアス」に「SwimManager」と入力し、「次へ」をクリックします。

    images/iis4_2.png

  3. 「発行する内容を含むディレクトリの物理パスを入力してください」にSwim Manager のインストール先ディレクトリ(例:E:\Program Files\Allied Telesis\SwimManager)を入力し、「次へ」をクリックします。

    images/iis4_4.png

  4. 「読み取りアクセスを許可する」のチェックボックスにチェックがついていることを確認し、「完了」をクリックします。

    images/iis4_5.png

  5. 「規定のWebサイト」の下に「SwimManager」が追加されていることを確認してください。

    images/iis4_6.png

  6. IIS 5.x の場合は、以上で設定は完了です。IIS 6.x の場合は、以下の設定も行ってください。

6.2.2.2 追加設定(IIS 6.x の場合)
  1. 「SwimManager」ディレクトリのプロパティを開きます。「HTTPヘッダー」タブを選択後、「MIMEの種類」ボタンをクリックします。

    images/iis6_001.png

  2. 「MIMEの種類」ダイアログで、「新規追加」ボタンをクリックします。

    images/iis6_002.png

  3. 拡張子に「sm1」、MIMEの種類に「application/x-swimmanager」を入力して「OK」ボタンをクリックします。

    images/iis6_003.png

    MIMEの種類が登録されます。

    images/iis6_004.png

  4. 同様に、「新規作成」をクリックして以下の情報を登録します。

    以上で設定は完了です。

    images/iis6_005.png

6.2.2.3 IIS 7.x の場合
  1. 「コントロールパネル」−「システムとメンテナンス」−「管理ツール」から、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」を起動します。

  2. サーバマシンのWebサイトの「Default Web Site」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの表示」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの追加」を実行します。

    以下の情報を追加します。

    images/iis7_001.png

  3. 「Default Web Site」の下に「SwimManager」が追加されていることを確認してください。

  4. 次に、「Default Web Site」の下の「SwimManager」を選択して、「操作」から「MIMEの種類の追加」を実行します。(Windows Server 2008、Windows 7 の場合は、「機能ビュー」を表示し、「MIMEの種類」を選択し、「操作」ビューで「機能を開く」を選択します。)

    以下の情報を登録します。

    以上で設定は完了です。

    images/iis7_002.png

6.3 共有フォルダの設定

必須ではありませんが、Swim Manager をリモートから使用する場合は、以下の設定を行っておくと便利です。(以下に示す画面例はOSにより多少異なります。)

6.3.1 マップフォルダの共有設定

Swim Manager のマップ機能(SwimMap)は、マップ情報をサーバのマップフォルダ(Swim Manager のインストール先ディレクトリ下のmapsディレクトリ)に保存します。Swim Manager をリモートから使用する場合は、マップフォルダを共有するよう設定しておくと、リモートからマップを保存するときに、保存ダイアログのデフォルト保存先がサーバのマップフォルダとなり便利です。

  1. エクスプローラなどで、Swim Manager のインストール先ディレクトリの下にあるmapsディレクトリ(例:C:\Program Files\Allied Telesis\SwimManager\maps)を右クリックし、「共有とセキュリティ」を選択します。

    images/sconf_1.png

  2. 「このフォルダを共有する」を選択し、「共有名」に「SwimMaps」を指定して「OK」ボタンをクリックします。

    images/sconf_2.png

  3. 続いて、「アクセス許可」ボタンをクリックし、「SwimMaps のアクセス許可」ダイアログを表示します。

    images/sconf_3.png

  4. 「追加」ボタンをクリックし、「ユーザー または グループの選択」ダイアログを表示します。

    images/sconf_4.png

  5. 「詳細設定」→「今すぐ検索」の順にクリックし、「Swim Manager 用ユーザーの作成」にて作成したユーザーを追加します。

    images/sconf_5.png

  6. 追加したユーザーに「フルコントロール」のアクセス許可を付与し、「OK」ボタンをクリックします。

    images/sconf_6.png

  7. これで共有設定は完了です。共有されたフォルダには、手のマークがつきます。

    images/sconf_7.png

6.4 WMIの設定

Swim Manager サーバにリモートからアクセスしたい場合は、サーバPC上であらかじめ以下の設定を行っておく必要があります。

Note
Swim Manager Web Optionをご利用になる場合は、以下の設定を行わずに、「Swim Manager Web Optionインストールガイド」に記載の設定を行ってください。

  1. 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順に進みます。

    images/wmiacc2.png

  2. 「サービスとアプリケーション」の下の「WMIコントロール」を選択し、「操作」メニューまたは右クリックメニューの「プロパティ」を選択します。

    images/wmiacc5.png

  3. 「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログが表示されるので、「セキュリティ」タブを選択し、「Root」ツリーをクリックして「AlliedTelesis」-「SwimManager」を展開します。「SwimManager」を選択後、「セキュリティ」ボタンをクリックします。

    images/wmiacc9.png

  4. セキュリティのダイアログで、「追加」ボタンをクリックします。

    images/wmiacc10.png

  5. リモートログインを許可するユーザーを選択して「追加」ボタンをクリックします。追加が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。

    images/wmiacc11.png

  6. 追加したユーザーの「アクセス許可」を設定します。「許可」の各項目にすべてチェックしてください。「OK」ボタンをクリックすると、設定が完了します。

    images/wmiacc13.png

6.5 トラブルシューティング

インストール後、サーバ環境が正常に動作しない場合の対処法について説明します。

6.5.1 Web サーバと接続できない

[現象]
  1. Swim Manager のホームページが表示できない
  2. ログインすると「ページを表示できません」と表示される
  3. マップを起動すると、「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示される
[原因]
  1. PCが起動していません。または、Web サーバが停止しています。
  2. IIS の設定が正しく行われていません。
[対処法]
  1. PINGを送信し応答があることを確認してください。
  2. 他のWebページが表示できることを確認してください。
  3. IISの設定を確認してください。

    (a) 「Default.htm」がデフォルトドキュメントに指定されていることを確認してください。

    (b) 「SwimManager」仮想ディレクトリが正しく登録されていることを確認してください。

    (c) IIS 6.x, 7.x の場合は、上記仮想ディレクトリのプロパティにおいて、「HTTPヘッダー」に拡張子「sm1」「smm」が登録されていること確認してください。

  4. Windows ファイアウォールが有効のとき、「World Wide Web」が例外リストでチェックされているか確認してください。

6.5.2 リモートPCと接続できない

[現象]

ビューワのログインで以下のメッセージが表示される

「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x800706ba)」

[原因]
  1. リモート接続先が見つかりません。接続先PCが起動していないか、名前が誤っています。
  2. ユーザーアカウントの認証ができません。
  3. アカウントがGuest に変換されています。
[対処法]
  1. PINGを送信し、応答があることを確認してください。
  2. サーバPCで、リモート接続時のユーザーアカウントに対して共有フォルダを公開し、同フォルダが接続元PCからアクセスできることを確認してください。
  3. 接続先PCでユーザーアカウントを確認してください。
    • (a) アカウント/パスワードを再設定します。
    • (b) パスワードが「次回ログオン時にパスワードの変更が必要」になっていないかチェックします。
  4. (Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 の場合)以下の手順で、ローカルユーザーが Guestとして認証される設定になっていないか確認してください。
    • (a) Windows スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
    • (b) 「gpedit.msc」と入力して、Enterキーを押します。
    • (c) MMCコンソールのツリーから「ローカルコンピュータポリシー」/「コンピュータの構成」/「Windows の設定」/「セキュリティの設定」/「ローカルポリシー」/「セキュリティオプション」を選択します。
    • (d) 右ペインから「ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティ モデル」をダブルクリックします。
    • (e) リストボックスで、「クラシック: ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する。」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
    • (f) PCを再起動します。
  5. Windows ファイアウォールが有効のとき、「Windows Management Instrumentation」または「WMI」が例外リストでチェックされているか確認してください。

  6. リモート監視」→「サーバ側の設定」の項目2を設定してください。

6.5.3 ユーザーアカウントが拒否される

[現象]

ビューワのログインで以下のメッセージが表示される

「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x80070005)」

[原因]
  1. ユーザーアカウントの設定に誤りがあります。
  2. ビューワPCのOSがサポート対象外です。
  3. ビューワPCのOSに、Administrator権限のないユーザーアカウントでログオンしています。
  4. ビューワPCが、サーバPCと同じドメインまたはワークグループに参加していません。(正常にログインできないことがあります。)
[対処法]
  1. サーバPCで、リモート接続時のユーザーアカウントに対し、共有フォルダを公開し、同フォルダが接続元PCからアクセスできることを確認してください。
  2. サーバPCでユーザーアカウントを確認してください。
    (a) アカウントおよびパスワードを再設定してください。
    (b) WMIコントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
  3. Windows 2000 以前の OS (例: Windows Me)ではログインできません。対応OSからログインを行ってください。
  4. ビューワPCのWindows にログオンしているユーザーにAdministrator権限があることを確認してください。
  5. サーバPCと同じドメインに参加しているビューワPCからリモート接続する場合、以下のいずれかの方法でログインしてください。
    (a)サーバPCで、WMIコントロールで名前空間 AlliedTelesis\SwimManagerにアクセス許可を設定したユーザアカウントがサーバPCのローカルアカウントで、そのローカルアカウントを使用してログインする場合、ユーザ名、パスワードのほかに、「ドメイン名」にサーバPC名を指定してログインすることで接続できる場合があります。
    (b)ドメインのユーザアカウントを利用する場合は「現在のユーザでログイン」でログインしてください。
  6. サーバPCとビューワPCを、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください。(同じドメインに所属している場合、ビューワPCからは、ドメインのユーザアカウントを利用してログインできます。)
  7. サーバPCと同じワークグループに参加しているビューワPCからリモート接続する場合、以下の方法を実行すると、現象が解決する場合があります。
    (a)ビューワ側PCに、そのサーバで作成したユーザと同じ名前・同じパスワードでAdministratorsグループのユーザを作成し、そのユーザでビューワ側PCにログオンし、リモート接続を行ってください。
    (b)接続できない場合、さらに、サーバ側PCで、Swim Manager 用のユーザでログインし、アプリケーション版のサーバを起動してから、リモート接続を行ってください。

6.5.4 Swim Manager (サーバ)と接続できない

[現象]

ビューワのログインで以下のメッセージが表示される

「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x00000000)」

[原因]
  1. Swim Manager (サーバ)が起動していません。
  2. Swim Manager (サーバ)が正常に動作していません。
[対処法]
  1. コントロールパネル「Swim Manager のシステム設定」で「サーバ状態」を確認してください。
  2. Swim Manager を終了し、PCを再起動してください。

6.5.5 マップが起動できない

[現象]

マップを起動すると、以下のメッセージダイアログが表示される

『共有フォルダ SwimMaps が見つかりませんでした。「マップフォルダの共有設定」を参照してください。ローカルディレクトリを保存先とします。』

[原因]
  1. mapsディレクトリがネットワーク共有されていません。
  2. mapsディレクトリの共有名が「SwimMaps」になっていません。
  3. mapsディレクトリに対するアクセス権がありません。
[対処法]
  1. 「サーバ環境の設定」→「共有フォルダの設定」を参考に、サーバ上のmapsディレクトリを共有するように設定してください。
  2. サーバPCとビューワPCの両方で、「コントロールパネル」→「Windows ファイアウォール」→「例外」タブの「ファイルとプリンタの共有」がチェックされていることを確認してください。

6.5.6 Webオプションに接続できない

[現象]

Web Option にログインすると、「0x80041003 アクセスは拒否されました SWbemLocator 」と表示される

[原因]
  1. Web のセキュリティの設定が正しく行われていません。
  2. WMI のユーザーアカウントの設定が正しく行われていません。
[対処法]
  1. IIS 6.x の場合は、IISマネージャで「Web サービス拡張」を選択し、「すべての不明なISAPI拡張」「ASP.NET」を「許可」に設定してください。
  2. 匿名アクセス許可の設定を確認してください。
    (a) 「SwimManager」仮想ディレクトリを選択し、プロパティを表示します。
    (b) 「ディレクトリ セキュリティ」タブを選択し、「認証とアクセス制御」の「編集」ボタンをクリックします。
    (c) 「匿名アクセスを有効にする」のチェックを外します。(*1)
    (d) OKボタンをクリックします。
  3. WMIコントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
  4. IIS 7.x の場合は、「Windows プログラムの有効化または無効化」「Internet Information Service」「World Wide Webサービス」「アプリケーション開発機構」で、「.NET拡張機能」「ASP」「ASP.NET」「ISAPIフィルタ」「ISAPI拡張機能」がチェックされていることを確認してください。
    また、仮想ディレクトリ「SwimManager」があること、その下の「Web」がアプリケーションとして追加されていることを確認してください。

(*1) 「匿名アクセスを有効にする」をチェックした場合は、その下のユーザー名に対し、WMIのアクセス許可設定を行ってください。

6.5.7 ビューワからマップが起動できない

[現象]

ビューワからマップを起動したとき「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示され、マップを開けない

[原因]
  1. レジストリ情報が壊れています。
  2. Default.smm ファイルがないか、壊れています。
  3. IIS 6.x/7.x のセキュリティ設定に問題があります。
[対処法]
  1. Swim Manager を再インストールしてください。
  2. インストールガイドを参照し、IIS 6.x/7.x で拡張子「smm」に MIME の設定を行ってください。

6.5.8 リモート接続でマップが起動できない

[現象]

ビューワをリモート接続しているときにマップを起動すると、「セキュリティのためにサイトを登録してください」という内容のメッセージダイアログが表示される。そのあとマップ表示のURLを登録すると、IEが終了し、マップを再び起動しようとしても「すでに起動しています」と表示され、起動できない。

[原因]

マップの起動に失敗したためです。

[対処法]

ビューワを再起動し、そのあとにマップを起動してください。

6.5.9 Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でビューワを起動できない

[現象]

Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効なとき、ビューワを起動すると「Swim1.sm1」を開くか保存するかを示すダイアログが表示され、どれを選択してもビューワを実行できない

[原因] Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効な場合、ビューワを起動するには管理者権限が必要です。
[対処法]
  1. リモート接続の場合、IEを「管理者権限として実行」で起動したあと、ビューワを起動してください。
  2. ローカル接続の場合、以下のいずれかの方法で実行してください。
    • Swim Manager サーバのタスクトレイアイコンを右クリックして、表示されるメニューからビューワを起動します。
    • スタートメニューの「Swim Manager(ビューワ)」をマウスでポイントしてから右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
    • スタートメニューの「Swim Manager(ビューワ)」をマウスでポイントしてから右クリックし、「プロパティ」を選択し、「Swim Manager(ビューワ)のプロパティ」ダイアログで「詳細設定」ボタンをクリックすると、「詳細プロパティ」ダイアログが表示されるので、「管理者として実行」チェックボックスをチェックして「OK」ボタンをクリックします。
  3. 64ビットOSの場合、起動するIEが32ビット版であることを確認してください。
  4. ビューワの起動(ローカル/リモート接続 共通設定)」の設定内容を確認してください。

6.5.10 ビューワ側IEでローカルイントラネットゾーンとして認識されない

[現象]

接続しようとしているサーバが、ビューワ側IEでローカルイントラネットゾーンとして認識されない

[原因]

ビューワ環境が正しく設定されていません。

[対処法]

ビューワ環境の設定」に従って設定を行ってください。Webサイトの設定では、「このゾーンのサイトにはすべてのサーバの確認(https)を必要とする」のチェックが外れていることを確認してください。

6.5.11 ビューワをインストールできない

[現象]

リモートPCのIEから「ログイン」をクリックしても、ビューワをインストールできず、ログイン画面が表示されない

[原因]
  1. ビューワ環境の設定が正しく行われていません。

  2. ビューワPCが、サーバPCと同じドメインまたはワークグループに参加していません。

[対処法]
  1. ビューワ環境の設定」の設定内容を確認してください。

  2. サーバPCとビューワPCを、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください。(同じドメインに所属している場合、ビューワPCからは、ドメインのユーザアカウントを利用してログインできます。)

6.5.12 リモート接続で切断される

[現象]

ワークグループ環境でリモート接続しているとき、ビューワが接続されたまま放置してしばらく経ってからビューワを操作すると、「サーバとの通信に失敗しました(PUT)」または「サーバとの通信に失敗しました(GET)」というメッセージが表示される

[原因]

ワークグループ環境で、クライアントOSにログオンしているアカウントがサーバ側に存在しません。(ユーザ名・パスワードが同じアカウントです。)

[対処法]

以下のいずれかの方法を行ってください。

  1. サーバ側に作成したSwim Manager 用のアカウント(ユーザ名・パスワードが同じで「Administratorsグループ」に所属しているもの)をクライアント側にも作成します。そのアカウントでWindows にログオンします。Swim Manager ビューワでサーバに接続するときもそのアカウントを使用して接続します。

  2. クライアントOSにログオンするときに使用するアカウントをサーバ側にも作成します。(ユーザ名・パスワードが同じで「Administratorsグループ」に所属しているもの)

6.5.13 Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でリモートPCと接続できない

[現象]

サーバに接続してもログインダイアログが出ずログインできない。「サーバとの接続に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=80070005)」と表示されログインできない。ログインできても、ログが表示されない。

[原因]

Swim Manager に必要な通信が、Windows Firewallで拒否されている。
UACのリモート制限により、リモートアクセスが制限されている。

[対処法]

Windows Firewall が有効な場合

  1. Windows Firewallで必要な通信を許可する(以下は、Windows Vista SP1で導入された「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」での説明となります。Windows Vista SPなしでは「Windows ファイアウォールの設定」で同様の設定を行ってください)

    「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」で、以下の通信を「許可」します。手順は以下の通りです。(これは、Windows 7 の場合です)

    (a)「ローカルコンピュータのセキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」の「プロパティ」で、(変更したいプロパティの)「受信接続」が「ブロック(既定)」 / 「送信接続」が「許可(既定)」となっていることをご確認ください。

    (b)「受信の規則」で「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)」を選択・ダブルクリックして「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)のプロパティ」ダイアログを表示します。「全般」タブで、「有効」チェックボックスにチェックします。「詳細設定」タブの「プロファイル」を、適用したいものにチェックします。

    (c)「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)」「Windows Management Instrumentation (WMI 受信)」「Windows Management Instrumentation(非同期受信)」についても、上記と同様に操作します。

  2. Windows Firewallを無効にする

    「コントロールパネル」「システムとセキュリティ」「Windows ファイアウォール」「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」を選択し、変更したいプロファイルについて「Windows ファイアウォールを無効にする」を選択します。

ユーザアカウント制御が有効な場合

  1. Windows ドメインに参加している場合(サーバPC・ビューワPCともにドメインに参加する必要があります。
    ※どちらかのPCがドメインに参加しているだけでは、リモート接続できません。)

    Swim Manager のリモート接続用に使用するユーザーを「Domain Admins」グループに追加します。こうすることで、UACが有効のままでも、リモート接続できるようになります。

  2. Windows ドメインに参加していない場合

    ユーザアカウント制御のリモート制限を無効にするか、ユーザアカウント制御を無効にします。

    ユーザーアカウント制御のリモート制限を無効にするには、マイクロソフト社のページをご参照ください。

    http://support.microsoft.com/default.aspx/kb/947232/ja?p=1

    • Windows Vistaの場合は、回避策の「Fix it」を実行してください。
    • Windows Server 2008 / Windows 7 の場合は、回避策の「自分で解決する」の手順に従ってください。

上記設定を行ったのち、サーバPC / ビューワPC ともに再起動する必要があります。

7 ビューワ環境の設定

Swim Manager のサーバとビューワを異なるPCでご使用になる場合は、ビューワPC上で以下の作業を行っておく必要があります。Swim Manager を使用する前に、以下の手順に従って、ビューワ環境の設定を行ってください。

Note
サーバとビューワを同じPCで実行する場合は、ビューワ側に特別な設定は必要ありません。起動方法にお進みください。

7.1 IEの設定

Swim Manager のビューワプログラムはActiveXで作成されており、初回起動時にサーバからビューワPCにダウンロードされます。ビューワプログラムをダウンロードして実行するには、IEの設定を一部変更する必要があります。Swim Manager をご使用になる前に、以下の手順に従ってIEの設定をしておいてください。

  1. 「ツール」→「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブと進み、「信頼済みサイト」アイコンを選択して「サイト」ボタンをクリックします。

    images/ie5_2.png

  2. 「このゾーンのサイトにはすべてのサーバの確認(https)を必要とする」のチェックを外し、「次のWebサイトをゾーンに追加する」にWebサーバのホスト名を入力して「追加」をクリックします。

    images/ie5_addSite.png

  3. 「Webサイト」にホスト名が表示されていることを確認し、「OK」ボタンをクリックします。

    images/ie5_addedSite.png

7.1.1 メニューバーの設定(IE7以降)

IE7またはそれ以降では、ビューワを起動した際、デフォルトでメニューバーが非表示のため、メニューからの操作を行えません。「F10」を押すことによって、一時的に表示させることは可能です。永続的にメニューバーを表示させるためには、「表示」メニュー→「ツールバー」→「メニューバー」を選択する必要があります。また「表示」メニューはビューワでカスタマイズしているため、IEを単独起動してから操作する必要があります。

8 起動方法

8.1 サーバの起動

サーバがインストールされているPC上で、「スタート」→「すべてのプログラム」→「CentreNET Swim Manager」→「Swim Manager(サーバ)」を選択してください。

Note
サーバを起動するにはAdministrator権限が必要です。Administratorsグループ所属のユーザーでログオンしてから、Swim Manager サーバを起動してください。

Note
サーバの起動は、「コントロールパネル」→「Swim Manager のシステム設定」→「サーバ状態」タブからも可能です。

Note
Windows からログオフすると、Swim Manager サーバも終了してしまいますのでご注意ください。

Note
Windows XP、およびWindows Server 2003の場合、IPv6を利用するには、あらかじめOSにIPv6プロトコルをインストールして有効にしてください。

8.2 ビューワの起動

ビューワの起動方法は、ローカルからアクセス(サーバと同じPC上でビューワを起動)する場合と、リモートからアクセス(サーバとは異なるPC上でビューワを起動)する場合で手順が異なります。

Note
ビューワの起動は、サーバを起動したあとで行ってください。

8.2.1 ローカルでの起動

サーバPC上でビューワを起動するには、次の手順に従います。

  1. 「スタート」→「すべてのプログラム」→「CentreNET Swim Manager」→「Swim Manager(ビューワ)」を選択してください。
  2. IEが起動し、Swim Manager のスタートページが表示されますので、「ログイン」ボタンをクリックしてください。
  3. 「ログイン」ダイアログボックスが表示されたら、「現在のユーザーでログイン」がチェックされていることと、「接続するサーバ」が「ローカル」であることを確認し、「OK」ボタンをクリックしてください。

8.2.2 リモートでの起動

サーバPCとは異なるPC上でビューワを起動するには、次の手順に従います。

Note
お使いのOSによっては、「Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、それ以降のOSへの対応」をご覧ください。

  1. Administrator権限のあるユーザでWindows にログオンします。

    Note
    Administrator権限のないユーザでログオンしている場合、ビューワを利用することはできません。

  2. IEを起動します。
  3. 「アドレス」にサーバマシン上のSwim Manager 仮想ディレクトリのURL(http://サーバ名/SwimManager)を入力します。

    Note
    Webサーバ上で、URLファイル名省略時のデフォルトドキュメントの設定がされていない場合(「SwimManagerディレクトリの設定」を参照)は、URLで明示的に「Default.htm」を指定する必要があります(http://サーバ名/SwimManager/Default.htm)。

  4. Swim Manager のスタートページが表示されますので、「ログイン」ボタンをクリックしてください。
  5. 初回起動時のみ、ビューワプログラムのダウンロードが行われます。
  6. 「ログイン」ダイアログボックスが表示されたら、「現在のユーザーでログイン」のチェックを外し、ユーザー名、パスワード、ドメインを入力します。「接続するサーバ」では「リモート」を選択し、テキストボックスにSwim Manager サーバのホスト名を入力して、「OK」ボタンをクリックしてください。

9 関連ツールのインストール

9.1 Web Optionのインストール

Swim Manager Web Option(以下Web Option)は、Swim Manager サーバに HTTP経由でのリモートアクセス機能を追加する付属ソフトウェアです。 Swim Manager サーバとして動作しているコンピュータにWeb Option をインストールすると、(ActiveX対応のIEだけでなく)一般的なWebブラウザを使用してSwim Manager サーバの情報にアクセスできるようになります。

9.2 SwimViewのインストール

Swim Manager は、CentreNET SwimViewに対応しています。SwimViewは、アライドテレシスが販売するネットワーク機器をGUIで管理するためのソフトウェア製品です。必要に応じ、ビューワPCにインストールしてご使用ください。

Note
SwimSuite ライセンスにはCentreNET SwimViewのライセンスが1ライセンス付属しています。複数のライセンスをご利用になりたい場合、またはSwim Manager のライセンスのみをお持ちの場合は、別途SwimViewのライセンスをご購入ください。

Note
SwimViewのインストール方法の詳細は、SwimViewのマニュアルを参照してください。SwimViewのマニュアルは、アライドテレシスのWebサイト(http://www.allied-telesis.co.jp/)からもご覧いただけます。

Note
SwimViewは、Swim Manager のビューワから起動することができますが、そのためには、ビューワPC上にSwimViewをインストールしておく必要があります。SwimViewはWeb対応しておりませんので、Swim Manager サーバと同じPCにインストールしても、別のPCからはご使用になれませんのでご注意ください。

10 アンインストール / 再インストール

10.1 アンインストール方法

Swim Manager のアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行ってください。

Note
Swim Manager をアンインストールしても、SwimViewはアンインストールされません。SwimViewのアンインストールについては、SwimViewのマニュアルをご参照ください。

10.2 再インストール方法

Swim Manager を再インストールする場合は、いったんアンインストールを行ったのち、再度インストールの手順に従ってインストールを行ってください。

Note
Swim Manager をアンインストールせずにセットアッププログラムを実行すると、アンインストーラーが起動してしまいます。再インストール時は、必ず一度アンインストールしたうえで、再度セットアッププログラムを実行してください。

11 Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、それ以降のOSへの対応

Windows XP Service Pack 2以降、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、およびそれ以降のOSでは、大幅にセキュリティ機能が強化されています。(以下、まとめてSP2と記載しています。)これによって影響するSwim Manager の機能は以下の通りです。

11.1 サーバの起動

11.1.1 自動探索

SP2ではWindows ファイアウォールの機能強化によって、ICMPダイレクトブロードキャストに対する応答がドロップされます。このため、Swim Manager で「ダイレクトブロードキャストアドレスを使用」した自動探索を利用することができません。

この方法で自動探索を実行するには、Windows ファイアウォールに関する以下の設定が必要です。

Note
Windows Vistaなど一部のOSでは、ユーザーごとにWindows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、Swim Manager を利用する各ユーザーに対して必要になります。

11.1.1.1 Windows XP Service Pack 2、Windows Server 2003 Service Pack 1の場合
  1. スタートメニューの「設定」から「コントロールパネル」を起動し、「Windows ファイアウォール」を選択します。

  2. 「Windows ファイアウォール」ダイアログの「全般」タブより「無効」を選択します。

  3. 「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

なお、探索条件に「個別のアドレスをシーケンシャルに使用」、または「PING の代わりにシードファイルを使用」を選択した場合、本設定を行う必要はありません。

11.1.1.2 Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 の場合
  1. スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」を起動します。

  2. 「受信の規則」を選択し、「操作」の「新規の規則...」を選択します。

  3. 「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「カスタム」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「プログラム」ステップで「このプログラムのパス」を選択し、「<Swim Manager インストールディレクトリ>\bin\SwimManager.exe」を指定します。

  5. 「サービス」の「カスタマイズ」をクリックして、「すべてのプログラムとサービスに適用する」が選択されていることを確認します。「OK」ボタンをクリックし、「次へ」をクリックします。

  6. 「プロトコルおよびポート」ステップにおいて、「プロトコルの種類」に「ICMPv4」を指定し、「カスタマイズ」をクリックします。

  7. 「ICMP設定のカスタマイズ」ダイアログで、「特定の種類のICMP」を選択し、「この種類のICMP」の「種類」に「0」、コードに「任意」を選択して「追加」をクリックします。追加された種類がチェックされているのを確認して「OK」ボタンをクリックし、「プロトコルおよびポート」に戻り、「次へ」をクリックします。

  8. 「操作」ステップで、「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。

  9. 「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(Swim Manager 以外で必要がない場合は「ドメイン」「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。

    Note
    「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。

  10. 「名前」ステップで、任意の名前を入力します。「完了」をクリックすると設定が完了します。

11.1.2 トラップ受信

Windows ファイアウォールが有効になっている場合、デフォルトの状態ではトラップを受信できません。トラップを受信するには、以下の設定を行ってください。

Windows Server 2008 の場合

Windows 7 の場合

11.2 ビューワの起動

SP2でビューワを起動するためには、以下の設定を行う必要があります。

なお、ローカル接続で使用する場合とリモート接続で使用する場合で設定内容が異なります。

11.2.1 ビューワの起動(ローカル/リモート接続 共通設定)

SP2に付属しているIEでは、デフォルトの設定でアクティブコンテンツの実行が許可されていません。

Swim Manager のビューワはアクティブコンテンツを含んでいるため、デフォルトの設定のままでは、毎回起動時に“情報バー”が表示され、実行の許可を行わなければなりません。

起動時の許可設定を不要にするためには、以下の設定を行ってください。

  1. IEの「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。

  2. 「インターネットオプション」ダイアログにて「詳細設定」タブの 「マイコンピュータのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する」 にチェックを入れます。

  3. 「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

IE 6.0 以降の場合は、以下の設定を行ってください。

  1. IEの「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。

  2. 「インターネットオプション」ダイアログにて、「セキュリティ」タブの「ローカルイントラネット」(リモート接続の場合は「信頼済みサイト」)を選択して、「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックします。

  3. 「セキュリティ設定」ダイアログで、以下の設定を行います。

  4. 「OK」ボタンをクリックして、「このゾーンの設定を保存しますか?」と表示されたら「はい(Y)」をクリックします。

  5. 「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

11.2.2 ビューワの起動(リモート接続のみ)

SP2に付属しているIEのデフォルトの設定では、Swim Manager のビューワに必要なモジュールをリモートPCからダウンロードすることができないため、ビューワが正常に起動できません。

リモートPCからSwim Manager のビューワをダウンロード、起動するためには、「ビューワ環境の設定」を行ったうえで、以下の設定を行ってください。

  1. 以下の手順で、グループ ポリシーの「Windows ファイアウォール: ローカル ポートの例外を許可する」設定が有効になっていることを確認します。

  2. 以下の手順で、DCOMポート(TCP:135)を開くように設定します。

    「Windows ファイアウォール」の場合

    「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」の場合

  3. Windows ファイアウォールの例外リストにビューワを追加します。

  4. ビューワの再起動を行います。

11.3 リモート監視

サーバとビューワを別PCで動作させるリモート監視を行う場合、SP2のデフォルト設定では正常に監視を行うことができません。 リモート監視を行う場合は、ビューワ側とサーバ側で以下の設定を行ってください。

Note
Windows Vista など一部のOSでは、ユーザーごとにWindows ファイアウォールの設定が保持されているため、ファイアウォールの設定は、Swim Manager を利用する各ユーザーに対して必要になります。

11.3.1 サーバ側の設定

  1. WMIの設定を行います。

  2. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、「gpedit.msc」を入力し、 「グループ・ポリシーオブジェクトエディタ」を起動します。

    Windows XP / Windows 2003 の場合

    Windows Vista / Windows 2008 / Windows 7 の場合

    Note
    上記「グループ・ポリシーオブジェクトエディタ」での設定は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することでも可能です。
    netsh firewall set service RemoteAdmin

  3. 「ファイル名を指定して実行...」 にて、「dcomcnfg.exe」 を 起動します。

  4. Windows Vista / Windows 2008 / Windows 7 の場合は以下の設定を確認します。

11.3.2 ビューワ側の設定

  1. 上記「サーバ側の設定」2番目の設定を行います。

  2. トラブルシューティング「リモートPCと接続できない」 の、[対処法] 4番目を設定します。

  3. WMI コントロールの設定を行います。

  4. 「ファイル名を指定して実行...」 にて、「dcomcnfg.exe」 を 起動します。

  5. Windows ファイアウォールの例外リストにビューワを追加します。

  6. ビューワの再起動を行います。

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