終端抵抗切り替えスイッチ
Q.1
  終端抵抗のON/OFFはどのように設定するのですか?  
A.1
 
S/T 点に接続するディジタル通信機器(G4 FAX など)や外部 DSU を使用するかどうかによって設定が異なります。
  1. AR100 の内蔵 DSU を使用する場合は、常にAR100 の終端抵抗切り替えスイッチを「ON」に設定してください。

    内蔵 DSU を使用する場合、DSU 切離しスイッチを「ON」に設定し、電源アダプターの回線ポートを ISDN 回線またはディジタル専用線に接続してください。

    • AR100 の内蔵 DSU を使用し、S/T 点に何も接続しない場合は、終端抵抗切替スイッチを「ON」に設定してください。


      図1 S/T 点に何も接続しない例

    • AR100 の内蔵 DSU を使用し、S/T 点にディジタル通信機器を 1 台接続する場合は、終端抵抗切替スイッチを「ON」に設定してください。ディジタル通信機器の終端抵抗も「ON」に設定してください。


      図2 S/T 点にディジタル通信機器を 1 台接続した例

    • AR100 の内蔵 DSU を使用し、S/T 点にディジタル通信機器を 2 台接続する場合は、終端抵抗切替スイッチを「ON」に設定してください。S/T 点に接続されている配線の長い方のディジタル通信機器の終端抵抗を「ON」に設定してください。


      図3 S/T 点にディジタル通信機器を 2 台接続した例

  2. 外部の DSU を使用する場合は、S/T 点に接続するディジタル通信機器、DSU の接続状況によって設定が異なります。

    外部 DSU を使用する場合、DSU 切離しスイッチを「OFF」に設定し、電源アダプターの回線ポートには何も接続しないでください。

    • 外部 DSU を使用し、S/T 点には他のディジタル通信機器を接続しない場合は、終端抵抗切替スイッチを「ON」に設定してください。


      図4 S/T 点に DSU だけを接続する例

    • 外部 DSU を使用し、S/T 点に 1 台のディジタル通信機器を接続する場合は、終端抵抗切替スイッチを「OFF」に設定し、接続したディジタル通信機器の終端抵抗を「ON」に設定してください(DSU から見たとき、一番遠い装置の終端抵抗を「ON」にします)。


      図5 外部 DSU を使用し、S/T 点に 1 台のディジタル通信機器を接続する例

    • 外部 DSU との接続にローゼットが介在する場合、ローゼットが終端抵抗内蔵型であるか、そうでないかによって設定が異なります。
      ローゼットが終端抵抗を内蔵していない場合、終端抵抗切替スイッチを「OFF」に設定し、接続したディジタル通信機器の終端抵抗を「ON」に設定してください。
      ローゼットが終端抵抗を内蔵している場合、終端抵抗切替スイッチを「OFF」に設定し、接続したディジタル通信機器の終端抵抗も「OFF」に設定してください。
      図5 外部 DSU との接続にローゼットが介在する例(ローゼットは終端抵抗を内蔵していないと仮定した図)
 
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