[index] CentreCOM AR100 シリーズ コマンドリファレンス 2.3

専用線/概要・基本設定

対象機種:AR130、AR160


  - 基本設定
   - 物理インターフェース
   - TDMグループ(タイムスロット情報)の作成
   - データリンク層とのインターフェース


ここでは、BRIインターフェースを使って、専用線に接続するための方法について説明します。

 

基本設定


 

物理インターフェース

本製品を専用線に接続するときは、BRIインターフェースを使います。

BRIインターフェースを専用線(64Kbps、128Kbps)との接続に使用する場合は、SET BRIコマンドで常時起動のTDM(専用線)モードに切り替える必要があります。また、すべてのタイムスロットをTDM用に設定する必要があります。BRIインターフェースのデフォルト設定はISDNモードです。

BRIインターフェース「0」を専用線モードに切り替えるには次のようにします。


Note - BRIインターフェースをTDMモードに切り替えるときは、回線速度に関係なく、すべてのタイムスロットをTDMモードに設定してください。BRIインターフェースの場合は、例のように1〜2の全スロットをTDMモードに切り替えます。一部のスロットだけをTDMモードに変更すると、残りのスロットはISDNモードのままとなりますが、日本国内では同一回線上でISDNの回線交換と専用線接続を行えるサービスがありませんので、誤動作を避けるためにも専用線使用時はすべてのスロットをTDMモードに変更してください。

 

TDMグループ(タイムスロット情報)の作成

BRIインターフェースで専用線に接続するときは、タイムスロットの管理を担当するTDM(Time Division Multiplexing)モジュールの設定が必要です。具体的には、TDMグループを作成し、インターフェース上で使用するタイムスロットを指定します。

■ TDMグループはCREATE TDMコマンドで作成します。GROUPパラメーターには任意の名前を指定します。また、INTERFACEパラメーターで物理インターフェース(BRI)を、SLOTSパラメーターで使用するスロットを指定してください。スロットの指定は接続する回線の速度によって異なります。1スロットは64Kbpsに相当します。次に例を示します。

64Kbps専用線の場合(BRI)


128Kbps専用線の場合(BRI)


 

データリンク層とのインターフェース

専用線上で使用できるデータリンク層プロトコルはPPPのみです。専用線上でPPPを使用するときは、CREATE PPPコマンドのOVERパラメーターでTDMグループ名を指定します。

■ TDMグループ「remote」上にPPPインターフェース「0」を作成するには次のようにします。CREATE PPPコマンドのOVERパラメーターには「TDM-groupname」の形式でTDMグループ名を指定してください。「TDM-」はTDMグループであることを示す固定文字列、「groupname」はグループ名です。

















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