ip tcp adjust-mss

モード: インターフェースモード
カテゴリー: PPP / 一般設定


(config-if)# ip tcp adjust-mss <64-1500>

(config-if)# no ip tcp adjust-mss


対象PPPインターフェースを通過するTCPパケットのMSS値書き換えを有効にする。
no形式で実行した場合はMSS値書き換えを無効にする。
初期設定は無効。

本製品は、本機能が有効なIPインターフェースでTCPのSynおよびSyn+Ackパケットを監視し、該当TCPパケットのMSSオプション値が本コマンドの指定値を超えていた場合は、指定値に書き換える。MSS値が指定値以下の場合は書き換えない。


パラメーター

<64-1500> 書き換え後のTCP MSS値(Byte)


使用例

■ ppp0インターフェースを通過するTCPパケットのMSS値を1414に書き換えるよう設定する。

awplus(config)# interface ppp0
awplus(config-if)# ip tcp adjust-mss 1414


■ ppp0インターフェースを通過するTCPパケットのMSS値書き換えを無効にする。

awplus(config)# interface ppp1
awplus(config-if)# no ip tcp adjust-mss


注意・補足事項

■ 本コマンドはPPPインターフェース(pppX)でのみ有効。

■ 本機能はIPv4接続のPPPインターフェースでのみサポート。IPv6接続のPPPインターフェースでは未サポート。

■ 書き換え後のTCP MSS値として指定すべき値が不明な場合は、いったん本コマンドなしでPPPインターフェースの設定を行ってPPP接続を確立した後に「show interface pppX」(XはPPPインターフェース番号)を実行し、表示された「mtu 値 - 40」以下の値をMSS値として設定する。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- ip tcp adjust-mss(インターフェースモード)


関連コマンド

mtu(インターフェースモード)
show interface(非特権EXECモード)



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