[index] AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.5
モード: インターフェースモード
カテゴリー: PPP / 一般設定
(config-if)# ip tcp adjust-mss <64-1500>
(config-if)# no ip tcp adjust-mss
対象PPPインターフェースを通過するTCPパケットのMSS値書き換えを有効にする。
no形式で実行した場合はMSS値書き換えを無効にする。
初期設定は無効。
本製品は、本機能が有効なIPインターフェースでTCPのSynおよびSyn+Ackパケットを監視し、該当TCPパケットのMSSオプション値が本コマンドの指定値を超えていた場合は、指定値に書き換える。MSS値が指定値以下の場合は書き換えない。
<64-1500> |
書き換え後のTCP MSS値(Byte) |
■ ppp0インターフェースを通過するTCPパケットのMSS値を1414に書き換えるよう設定する。
awplus(config)# interface ppp0 ↓ awplus(config-if)# ip tcp adjust-mss 1414 ↓ |
awplus(config)# interface ppp1 ↓ awplus(config-if)# no ip tcp adjust-mss ↓ |
■ 本コマンドはPPPインターフェース(pppX)でのみ有効。
■ 本機能はIPv4接続のPPPインターフェースでのみサポート。IPv6接続のPPPインターフェースでは未サポート。
■ 書き換え後のTCP MSS値として指定すべき値が不明な場合は、いったん本コマンドなしでPPPインターフェースの設定を行ってPPP接続を確立した後に「show interface pppX」(XはPPPインターフェース番号)を実行し、表示された「mtu 値 - 40」以下の値をMSS値として設定する。
interface (グローバルコンフィグモード)
|
+- ip tcp adjust-mss(インターフェースモード)
mtu(インターフェースモード)
show interface(非特権EXECモード)
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