Web GUI / 準備


Web GUIクライアント要件
Web GUI機能の有効化
Web GUIへのアクセス
画面構成
ナビゲーションバー
メニュー欄
コンテンツ欄


本製品に対する設定は通常 CLI(Command Line Interface)で行いますが、WebブラウザーからGUI(Graphical User Interface)にアクセスして、本製品の動作状態をモニタリングしたり、基本的な機能の設定を行ったりすることも可能です(CLI上で可能な設定がすべてできるわけではありません)。

Note - Web GUI は AT-AR3050S、AT-AR4050S でのみ使用可能です。AT-AR2050V では使用できません。
Note - CLIの詳細については、「運用・管理」/「システム」「運用・管理」/「コマンドラインインターフェース(CLI)」をご覧ください。
Note - CLIにおける制限事項は、基本的にすべてWeb GUIでの操作にも該当します。Web GUI上で各種機能の設定を行うときは、該当機能の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください。
Note - Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、ファームウェアやGUIリソースファイルのバージョンによって変更される可能性があります。

Web GUIクライアント要件

Web GUIは、下記の環境でご使用ください。

Web GUI機能の有効化

Web GUIの機能は、本製品のフラッシュメモリーに保存されたGUIリソースファイルによって提供されます。Web GUIを使う前には、まず、GUIリソースファイルをダウンロードして本製品のフラッシュメモリーにインストールする必要があります。

  1. GUIリソースファイルのインストール
    GUIリソースファイルのインストールはインターネット経由で行います。
    そのためには、本製品にIPアドレスとDNSサーバーアドレスが設定されており、また、インターネットへのDNS通信とHTTPS通信が許可されている必要があります。
    インターネットへの接続方法やIPアドレス、DNSサーバーアドレスの設定方法、ファイアウォール等におけるDNS通信とHTTPS通信の許可方法については、本マニュアルの関連する箇所や設定例集をご覧ください。

    GUIリソースファイルをインストールするには、update nowコマンドでリソース名 webgui を指定します。

    awplus# update webgui now
    

    リソースファイルがインストールされているかどうかはshow resourceコマンドで確認できます。リソース名は「web_gui」です。

    awplus# show resource webgui
    --------------------------------------------------------------------------------
    Resource Name          Status       Version   Interval  Last Download
                                                            Next Download Check
    --------------------------------------------------------------------------------
    webgui                 Sleeping     webgui_v14
                                                  never     Wed  7 Dec 2016 14:03:23
                                                            N/A
    


  2. Web GUIアクセス用のIP設定(オプション)
    インターネット経由でインストールを行った時点で基本的なIP設定は完了しているはずですが、Webブラウザーから本製品にアクセスする上で必要な追加設定がある場合はここで実施してください。

    特にUTM関連機能(ファイアウォールなど)を利用している場合は、Webブラウザーから本製品へのHTTPSアクセスが破棄されないよう、必要に応じて許可ルール等を設定してください。

    Note - Webブラウザーと本製品 Web GUI の間の通信は HTTPS で行われます。


  3. Web GUIログイン用ユーザーの追加(オプション)
    Web GUIにはデフォルトの管理者ユーザー manager でログインできますが、他のユーザーでログインしたい場合は usernameコマンドでユーザーアカウントを追加してください。

    awplus(config)# username webuser privilege 15 password XXXXXXXX
    

    Note - ユーザーアカウントは、複数作成することができます。詳細は、「運用・管理 / ユーザー認証」の概要や、usernameコマンドの説明を参照してください。


  4. HTTPサーバーの有効化
    service httpコマンドでHTTPサーバー機能を有効化してください。

    awplus(config)# service http
    


これでWeb GUI機能が有効になります。

Web GUIへのアクセス

ブラウザーを起動し、Web GUIアクセス用のIPアドレスに対する https: URL を入力してください。ここでは 192.168.10.1 と仮定しています。

https://192.168.10.1


Note - Webブラウザーと本製品 Web GUI の間の通信は HTTPS で行われます。

アクセスに成功すると次のログイン画面が表示されますので、デフォルトのmanagerユーザー、または、前節の手順3で追加したユーザーアカウントでログインしてください。


画面構成

ログイン直後は、Web GUIのホーム画面である Dashboard 画面が表示されます。
Web GUIの基本的な画面構成は次のとおりです。


ナビゲーションバー

画面上部には、各画面共通のナビゲーションバーが表示されます。


各部分の表示や機能は次のとおりです。

メニュー欄

画面左側には、各画面に移動するためのメニューが表示されます。


メニュー項目には、大項目単体でページ移動するものと、大項目で下位の小項目(サブ項目)を開閉し、小項目で各ページに移動するものがあります。

各大項目の機能は次のとおりです。


コンテンツ欄

画面中央右下には、各画面の内容(コンテンツ)が表示されます。表示される内容は画面によって異なります(下記は Dashboard 画面の例です)。

各画面の概要については、これ以降のセクションで説明します。
これらのセクションは、本製品にGUIリソースファイルがインストールされ、Webブラウザーの準備が整っていることを前提に説明していますので、使い始める前に本章を必ずお読みください。


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